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「イジー・バルタ短編集 Bプログラム」 
2009年 08月 24日 |
新作『屋根裏のポムネンカ』 公開を記念して、イジー・バルタ(Jiří Barta)の短編集も上映中!
私は、Bプログラムを鑑賞。★★★★★



『屋根裏のポムネンカ』 もとっても気に入ったので、どちらかは是非観たかった短編集。
これまた素晴らしくよかったです!
オブジェクトアニメならではの独創性といいい、チェコアニメでお馴染みのシュールさといい。
そう、ポムネンカはわりとメルヘン度が高かったけど、こちらはブラックも満点でニンマリしっぱなし。

チェコアニメは大好きでアレコレ観ているのだけど、短編集は長編作品に比べると、記録と記憶がしっかりとされていなくって、自分の鑑賞作品やお気に入り作品が結構曖昧になったりしがちです。それと、特集の短編のうちの半分は気に入ったけど、半分は印象が薄いかなっていう手ごたえのこともあり。
でも、今回観たバルタの短編のそれぞれは、忘れがたい印象を残すユニークな作品群で、満足度が高かったです。


『謎かけと飴玉』 Ha'danky za bonbo'n d0029596_2332467.jpg
  1978年/8分
飴玉をもらうためには謎かけに答えなければいけない。レリーフ(半立体)を使ったデビュー作。

レリーフちゃんな生き物の愛嬌と形・質感が好き。シンプルなんだけど、見入っちゃう微笑ましさ。


『プロジェクト』
  1981年/6分
団地の図面が広げられ、製図の上に、様々な家庭が描かれた紙が貼り込まれていく。実写のコマ撮りのテンポがユニーク。


単純なものなのに、貼り付けられる絵柄の多彩さがとても面白くって。


『手袋の失われた世界』 Zanikly' svet rukavic d0029596_233525.jpg
  1982年/17分
スプラスティック・コメディから、『ゴジラ』や『未知との遭遇』まで、映画の歴史を手袋たちがパロディとして演じる。

命を吹き込まれるのは、お人形さんばかりじゃないというアイディアにしみじみ感動。
手袋ちゃんたちがまるで人間と同じように行動している姿だけでとても面白いのだけど、それが映画のパロディだとわかるとワクワク感も2倍。


『最後の盗み』 Posledni' lup
  1987年/21分
ある屋敷に盗みに入った泥棒が、不思議な人々に親切にされる。実写のフィルムおよそ5万枚に直接彩色し、幻想的な映像を生み出している。


不気味で美しい、幻想的なシュールさが妖しくも魅惑的。こういう雰囲気が出せるって感動的なほどなんだけど、そんなに手の込んだ作品だったのかぁ。彼らの正体っていうのもいいなぁ。


『見捨てられたクラブ』 Klub odlozenych
  1989年/25分
古いマネキンが置き捨てられた物置に、ある日新しいタイプのマネキン達が運び込まれる。新しいスタイルの人形アニメーション。


人間たちの見ていないところで繰り広げられる捨てられたマネキンたちのドラマっていうアイディアが最高。壊れかけた彼らのぎこちない動きの一つ一つが醸し出すリズム、奇妙なおかしみが絶妙で。お茶目でしゅーる。
「バミリオン・プレジャー・ナイト」の「オー!マイキー」って、このアイディアを取り入れたわけじゃ・・・


『セルフポートレート』
  1988年/2分
イジー・バルタ、パヴェル・コウツキー、ヤン・シュヴァンクマイエルのセルフポートレートの見にオムニバス。

バルタ監督はダンディー


Aプロにも行けばよかったかな。『笛吹き男』が観たいー。

CinemaScape
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by CaeRu_noix | 2009-08-24 01:57 | CINEMAレヴュー | Trackback | Comments(0)
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