かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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「コーラスライン」 ブロードウェイ・ミュージカル
2009年 08月 28日 |
あのブロードウェイ・ミュージカルのリバイバル・来日公演へ。
Bunkamura 20周年記念企画@オーチャードホール



1976年度トニー賞最優秀作品賞、振付賞を含む9部門受賞の栄光に輝く。
オフ・ブロードウェイでの初日1975年4月から1990年まで、ブロードウェイでロングラン記録を樹立したメガヒットミュージカル。
2006年にリバイバル上演されて、ワールドツアーもスタート。

去年、ドキュメンタリー映画の『ブロードウェイ♪ブロードウェイ~コーラスラインにかける夢~』 を見たら、その翌年に予定されている来日公演に足を運ばずにはいられなくなったのだ。
というのも、そちらの記事内にも書いたように、これはこれは私にとっての思い出の初ミュージカル作品だから。

その当時、ブロードウェイ・ミュージカルといったら、数えるほどの演目しか知らなかったと思うのだけど、「コーラスライン」とは縁があったのだよね。
観に行った映画の二本立てのもう1本がたまたま『コーラスライン』だったりして、突然にそのミュージカルに心掴まれた。
初めての海外旅行先、アメリカはNYで、せっかくだからミュージカルでも観ましょうということになって、チケットが買えたのが終幕の日も近かったはずのこの「コーラスライン」。
ミュージカルにはいろんな演目があるけれど、ブロードウェイのダンサーのオーディションを描いた物語をそのブロードウェイで鑑賞するというのが至福。
ロック・ポップス系のコンサートホールなどとは違う雰囲気の会場の雰囲気も心に残っている。
そんなわけで、舞台を観るのは2度目。とはいえ、ブロードウェイでは英語台詞があまり聴き取れなかったし、その時は旅の疲れでウトウト寝ちゃったりで、ちゃんと観たうちに入らないかもしれず。
つまり、ほぼ初体験のような気もするコーラスライン生ステージ体験!
去年のドキュメンタリー映画鑑賞のおかげで、それぞれのキャストへの興味も増幅したし。

とにかく私は、「ONE」が大好きで。
「One!Singular sensation. Ev'ry little step she takes.」のコーラスが始まるやいなや感激。
個性をもった大勢のダンサーたちがこのオーディション会場で、懸命に自分のダンスをアピールしようと、所狭しとステージに広がって、多様な踊りを見せてくれる賑やかな場面にも心は高揚。
大勢が全く同じ振り付けで踊る姿ばかりでなく、バラバラにパフォーマンスする様も見ごたえがあるのだ。

そんなわけで、そのまま大興奮のステージ体験を満喫、と終わらせたかったのだけど、中盤は予想外に物足りなさを感じることになってしまったの・・・。

審査の結果が発表になって、落選者は舞台を去り、ステージ上には17名のダンサーが一直線に並ぶ。
ラインになった彼らが順番に、審査員である演出家に向かい、自分自身について語るのだ。
そう、それが、コーラスラインなのだっていうことは百も承知なのに・・・。
せっかくの奥行あるステージ空間が、長い時間、二次元的に使われてしまうのは、もったいないと感じてしまった。
去年の映画で主要登場人物のドラマは既に堪能しきってしまった感があり、このたびはそれぞれのダンサーの自己紹介を聞き続けるのは少し苦痛で、シリアスに語る場面はもういいよーと途中で思ってしまった。
一番の聴きどころであるはずの、ゲイの彼の独白シーンも長過ぎると感じちゃった。
ドキュメンタリー映画の彼の役のオーディションシーンは感涙ものだったのに、どうしたことでしょう・・・。
演出家とわけありの過去をもつ彼女の話にも少しウンザリしてしまい、そんな複雑な設定はいらないよーって思った。
赤いスポットライトもあまりステキじゃなかったし、ステージが舞台だからそのままでOKとはいえ、舞台装置もレオタードの衣装にしても簡素で、目を楽しませてくれる要素が少なく。

そんな感じで、思い入れのあるミュージカルの生ステージを久しぶりに観たら、期待したほどに楽しめなかったという結果に相成りました。あらあら・・。
まぁ、初めてコーラスラインの映画を観た時、初めてブロードウェイで本公演を観た時は、それまでミュージカルというものをほとんど観たことがなかったわけだから、新鮮な感動がたぶんあったんだよね。
でも、あれから私は、舞台でも「レ・ミゼラブル」や「キャッツ」や「ガイズ&ドールズ」や「CHICAGO」や「ライオン・キング」や「RENT」や「キャバレー」など諸々のミュージカルを観たし、それこそ映画では、大好きなジャンルゆえ、新旧、世界各国のミュージカル映画を貪るように鑑賞した。
多様な素晴らしい演出、楽曲、ダンスのあるミュージカルを多数体感してきた。
そんな今では、「コーラスライン」はスタンダードにシンプル過ぎるし、実は当初感じたほどに、私好みの要素は多くなかったのかもしれない。
若かりし頃の私は、そういえばもっと熱心にブロードウェイそのものに憧れていたんだよな。

1000円で鑑賞した映画『ブロードウェイ♪ブロードウェイ~コーラスラインにかける夢~』には大感動したのに、お高いチケット代を払った生舞台に歓喜することができなかったなんていけませんね・・・。

3度目の「RENT」に行った方がよかったのかも・・・って感じで。
そう、「RENT」の方はキャストが魅力的だったのだけど、こちらの公演のツアーキャストは、2006年再演版のキャストとも違い、それほどに目を引かれる人がいなかったのもアレでした。

でもでも、お待ちかねのラストのキンキラな衣装でのゴージャスなラインダンスは高揚感をもたらしてくれて、後味はよかったな。

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by CaeRu_noix | 2009-08-28 23:59 | Art.Stage.Book | Comments(2)
Commented by tomozo at 2009-08-30 08:10 x
かえるさん♪
おかげさまで復活しました〜。

そしてそして、私も!
昨日、オーチャードホール行ってきました♪

まさしくかえるさんと同じパターンで、
映画がすごく良かったので、
来日公演には迷わず購入、
RENTも買いたかったけど時期が同じ頃だったので、
こちらだけにしたんですが・・・

私もゲイのダンサーのシーンが増長に感じられてしまって
(なんか、当初あの映画のキャストが来日するという情報があったと思ったんだけど)
ダンスも同じ振りを繰り返してるだけだったりと
結構不満点があったのでした。
もしかしてあの映画の日本人の女性がでるかもって
チケット購入時に思ったのですが、
彼女はRENTのほうにでてるんですね〜。
やっぱりRENTも見れば良かったかも。

かえるさんと同じ事ばかりでなんですが(笑)
でも後味は良かったですね〜。
Commented by CaeRu_noix at 2009-08-30 21:41
tomozo さん♪
改めて復活おめでとうございます。
きゃあ、tomozo さんも行かれたのですねー
何らかの舞台を観に行かれるのだなとは思ったのですが、まさかコレとは。
そして、似たようなことを感じられたとのことで嬉しいです。
せっかくの貴重なステージを観に行っておいて、楽しめないのはどうかと思いつつ、嘘は書けませんし・・。

彼の独白シーンは長過ぎでしたよね。
映画ではこの役のシーンに涙したというのに・・
人の苦労話をいちいち聞くのは別段楽しくないんですよね。(笑
私って、そういえば、しっとり系よりも、明るいノリノリ系ミュージカルが好きなんですよ。
コーラスラインはノリノリ系のイメージだったけど、実は明るくポップなノーテンキさが足りなくて、アメリカンものの割にキャラがみんなウダウダしがちなんですよね・・。
そういうキャラは小説や映画でじっくり描かれるのは好きなんですが、ステージでは好みじゃなく。

そう、あの日本人女性は何故か「RENT」のキャストとして来日したんですよね。
私も映画を観た時は、翌年の公演のキャストは映画の人たちだと思いこんでましたよ・・・。
あれれ、残念。
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