かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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「Sintok シンガポール映画祭」鑑賞メモ
2009年 09月 20日 |
シネマート六本木の「Sintokシンガポール映画祭」で観たもの。



5本鑑賞ー

シンガポール映画といえば、しばらくの間は一にも二にも『フォーエバー・フィーバー』だったのだけど、去年からそれ以外のものを知り得るチャンスに恵まれました。やはり、カンヌ映画祭のコンペに初めて選ばれたエリック・クーの功績が大きいのかな。
本映画祭の上映作は、DV-CAMものがほとんどで、映像の質がかなりよくないものもあったりしたのが残念でありましたが、映画のテイスト・内容的には概ね好み系で楽しめました。今回の私が観たものに限っていうと、テーマやタッチが似たような印象のものが多かったりもしたけれど、笑えて切ない普通の人々の日常を描くなんていうのが主流なのだとしたら、それはそれで好感度高し。


『シンガポール・ドリーム』 Singapore Dreaming 2006
監督:コリン・ゴー&ウー・イェンイェン
夫婦共同監督による、シンガポールのどこにでもあるような家庭を描く。両親、長女と夫、長男と婚約者の物語。父親が宝くじを当てたことから、平凡な生活が一変する。お金に翻弄される家族の夢と希望と現実をユーモラスに風刺し、等身大のシンガポール人の姿を浮かび上がらせる傑作かつシンガポール入門的作品。

『愛を探すこどもたち』 Invisible Children  2008
監督:ブライアン・ゴソン・タン
エリック・クー監督が発掘した新鋭監督タンの長編デビュー作。潔癖症の男と隣人のフライト・アテンダント、厳しい母親に反抗する姉弟、なかなか会うことが叶わない軍人とその恋人の3組を中心に、不安な日々を彷徨う市井の人々を描く。エリック・クー監督作『12階』へのオマージュにもなっている。

『ゴーン・ショッピング』 Gone Shopping 2008
監督:ウィー・リーリン
シンガポールの楽しみは食べることとショッピング…それだけ?そんな評判を逆手に取って、ショッピング・センターを舞台にシンガポールの女性、若者、子供の心の隙間を描いた都会のおとぎ話。ウィー監督のポップなセンスが光る、不思議な魅力の作品。

『4:30』  2005
監督:ロイストン・タン(『881 歌え!パパイヤ』)
数々の短編作品で受賞経験のあるタン監督の長編2作目。中国系少年と、彼と同居することになった訳ありの韓国人男性。男性にかまって欲しい少年は、こっそりといたずらをしかけてみる。都会に住むふたりの孤独と心の触れあいを、独特の色彩感覚とリズムで詩的にかつユーモラスに描く。エリック・クーのプロデュースでNHKと共同制作された。

『12階』  12 storeys 1997
監督:エリック・クー
国民の8割強が住むと言われる公共住宅HDBで暮らす人々のある一日の出来事。大都市の疎外感と悲しさを、時には皮肉とユーモアを織り交ぜて映し出す長編2作目。普段と変わらない、いつもの日曜日になるはずが…。その後、監督業で成功するコメディアン、ジャック・ネオの映画初出演作。


エリック・クーの『一緒にいて』 も日本語字幕でもう一回観たかったな。
長編デビュー作『ミーポック・マン』も観たかったのだけど、意地悪なプログラムなんだもの。

映画の説明の中にそんなフレーズがあるように、ショッピングくらいしかやることがなさそうな国なので、観光旅行に行ったこともないし、当面は行く予定もないのだけど、未知の国の人々の生活や文化を眺めるのは興味深いですね。
当り前だけど、香港とも違うし、マレーシアとも違う。
でも、都市生活は日本ともそんなに変わらないかもっていう部分もあるし。

西洋の国の作品の映画祭は、シリアスタッチのものが中心の印象なのだけど、シンガポール映画はコミカルに攻めるものが多いのが特徴なのかなぁ。
公開された『881 歌え!パパイヤ』はビミョウだったけど、今回のものは全体的になかなか気に入りました。
主人公の男の子と同居人をじっくり描いた『4:30』をのぞいて、ほとんどが群像劇スタイルになっていたのも自分好みな感じでした。
というわけで、鮮烈な個性というものもあまりなかった感じで、平均的にみんなよかったといえるのだけど、強いて言うならば、物語的には『シンガポール・ドリーム』が一番面白かったかな。
映像的にはエリック・クー一派に惹かれるものがあり。
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by CaeRu_noix | 2009-09-20 23:59 | CINEMAレヴュー | Trackback | Comments(2)
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Commented by st at 2009-09-25 23:22 x
かえるさん( ゜▽゜)/コンバンハ

シンガポールドリームとゴーンショッピング
シンガポールは説明は省きます
ゴーンはお買いもの中毒ならぬモール中毒w
(どっかのお買いもの中毒な・・とちがって)
なかなかスキな作品です

今度はアンジェリカだ~
Commented by CaeRu_noix at 2009-09-26 07:27
st さん♪
( ゜▽゜)/
『ゴーン・ショッピング』も面白かったですよねー。
あのモールは夜中もやっているんですねぇ。
中毒なコマダムも好演してましたよねー。
あのモールは日本の都会のデパートより楽しそうー。
今回のシンガポール映画が軒並み好きな感じでしたー。
次はケベックだぁー
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