かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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(映画を見るのにいそがしくてブログはもう)
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-2010年4月のしねまとめ-
2010年 04月 30日 |
ちゃんと春がやってくるまでが長かった。



先月に続いての、「アラン・レネ全作上映」 に出かけ、ようやくまとめ記事を書いた次第。

あと今月は、「World Classics @ CINEMA」でマリインスキーバレエの『白鳥の湖』 なども観たよ。
オペラではなくてバレエものを観るのは初めてなんだけど、素晴らしかった。
映画『オーケストラ!』に続いて、チャイコフスキーのステキさを体感。
スクリーンでオペラやバレエは、普通の映画と比べるとチケット代高いけど、生ステージを気軽には見られないものを手軽に映画館体験できるっていうのはすごくよいなって。
バレエの生公演に行けてもそんなにいい席がとれる可能性は低いけど、スクリーンでならこんなにしっかり大きくその舞踊を目に焼き付けることができるわけで。

前に下北でかかっていた時からずっと観たかった 『ホッテントットエプロン-スケッチ-』 をやっとアップリンクで観られたことも嬉しく。
ついつい二度も足を運んでしまった。
そうしたら、ほんのこないだ、IFFに居合わせた七里圭監督に一瞬ご挨拶させていただく機会をもて、七里ファンの私としてはとっても嬉しかった。
ふふふ。ありがとうございました。

そのIFFでは、フォトグラファー、ウィリアム・エグルストンの映像作品『ストランデッド・イン・カントン』を。

ゲルマンの『我が友、イワン・ラプシン』(1984) も観られた。エクセレント。

そして、アテネフランセ「シネマテーク・ジャポネーズ・アーカイヴス・セレクション」にてこれらの貴重な映画も観ることができました。ワンダフル。
 『ポケットの中の握り拳』 1965 マルコ・ベロッキオ
 『一万の太陽』 1967 コーシャ・フェレンツ
 『人形/ラルカ』 1968 ヴォイチェフ・イエジー・ハス
 『砂時計』 1973 ヴォイチェフ・イエジー・ハス

そして、『イタリア映画祭』へー。


で、
2010年4月に
鑑賞した一般公開新作の星取りー。(お気に入り度、満喫度)

(『オーケストラ!』 は3月に入れました。)

★★★★★~★★★★☆ (星4つ半以上) ↓

17歳の肖像

★★★★☆ ~★★★★ (星4つから星4つ半くらい) 

プレシャス
スイートリトルライズ

★★★★   (星4つくらい) ↓

カケラ
ソラニン
アリス・イン・ワンダーランド
狙った恋の落とし方
ジョニー・マッド・ドッグ
月に囚われた男

★★★★ ~★★★☆↓ (星3つ半から星4つくらい) ↓

第9地区
ドン・ジョバンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い
スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド

★★★☆ (星3つ半くらい) ↓

クロッシング
息もできない
タイタンの戦い
時をかける少女 

★★★  (星3つくらい) ↓

ウディ・アレンの夢と犯罪
シャッター・アイランド

★★☆ (星2つ半くらい) 

海角七号 - 君想う、国境の南 -


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『海角七号 』 は封切り時に評判が今ひとつだったのについ観てしまい、そして観たことをやや後悔。ゆうこさんのヒステリックな挙動が耐え難かったり、首を傾げる箇所だらけ。終盤のLIVEシーンはよかったな。

『シャッター・アイランド』 は雰囲気はよかったんだけど、音楽がいいなって思ったんだけど、総じて楽しめず。オチはそんなに気にしない自分とはいえ、鑑賞前に意図せずその謎解きの件をニワカに知ってしまったのもいけなかったのだけど。もっと過程は楽しめると思っていたのに。デカプ主人公っていうのもアレでした・・・

『ウディ・アレンの夢と犯罪』は、『マッチポイント』に近いタイプであるはずなのに、あちらのような魅力的な映画ではなかったな。アレンは着実に撮っている感触はあるんだけど、どうも面白さを感じられなかった。俳優の魅力も感じられなかったし。いつもに比べて音楽も・・・。

『クロッシング』は風景の撮り方などがよかった。ただ、子供を使ったり何だりと、可哀想エピソードがてんこ盛りで逆に興ざめしてしまうところがナキニシモアラズ。これが北朝鮮と脱北者の現実なのであろうから、忠実で真摯に描いた映画といえるのかもしれないけれど、お涙頂戴悲劇の連続はむしろ自分には残念。

『息もできない』は評判の高さを思うとそれほどに自分にはガツンとこなかった。後半はなかなかよかったと思うのだけど、前半の暴力シーンのいかにもな感じに辟易。韓国映画は激しさがウリなのが多いけど、そういうのに心動かされるのはもうキム・ギドクやパク・チャヌクで満腹になってしまったもので。でも、全くもってチンピラにしか見えない主演もこなす監督の俳優力/存在感が素晴らしいなと。

『タイタンの戦い』は2Dで観られてよかった。マッツにレイフとキャストが素晴らしいし、この手のものは美術や衣装などビジュアルだけでかなりワクワクできたかな。エビカニ系の怪獣とかメデューサのニョロニョロ感とか楽しいし。サム・ワーシントンって好きじゃないと思ってたけど、この人の表情にはクラっときちゃうかも。

『時をかける少女』はすごく楽しくて、切ない青春モノになりうる設定の物語であるはずなのに、思ったほどに面白みを感じられなかったかな。TVドラマっぽいノリがどうもダメ。残念。仲さんはもちろん可愛く魅力的だけど、だったら『パンドラの匣』の時の方が断然よかったし。

『スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド』は面白かった。本で読めばいい内容なのだろうけど、解説されている映画のシーンをそのまま見られるのはやっぱりワクワクするよ。とりわけ、リンチ映画を再見したくなること請け合い。映画芸術は欲望を掻き立てるのだ。

『ドン・ジョバンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い』はストーリーの味わいそのものに心動かされはしないのだけど、サリエリやカサノヴァが登場したりという状況にワクワク。そして、とにかくモーツァルトなどの音楽に満ちているからウットリ幸せ。撮影が素晴らしくて、映像も堪能。

『第9地区』は楽しかった。巷の評判に比べると自分は大絶賛というほどでもないんだけど、南ア舞台っていうのはとてもいいし、エビちゃんキャラがとにかく秀逸だったよね。男の子向けという感じはするんだけど。

『月に囚われた男』はその雰囲気、その世界観がとても好みだった。2001年宇宙の旅とかソダーバーグのソラリスとかを思い出すような。ストーリーそのものはSFにはわりとありがちではあったけど、サム・ロックウェルの存在感が素晴らしいし、ハラハラ魅入ってしまったな。

『ジョニー・マッド・ドッグ』には圧倒された。、少年たちの傍若無人な振る舞いを映し出したシーンには、心が痛みつつも、どこかで興奮させられてしまうというか。『シティ・オブ・ゴッド』を体感した時の感じを少し思い出す。非人間的な戦士のマッドドッグが女子と向き合う時には変化が見えるという描写が興味深かったなぁ。

『狙った恋の落とし方』は旅ムービーだったりしたこともあってかなり気に入った。スー・チーはかわいいし、北海道の風景もとてもステキ。知床慕情。中国の杭州西渓湿地もよいし。『緑茶』を思い出すような、駆け引き、会話でゆっくり展開して行く二人の関係性もよかったし。

『アリス・イン・ワンダーランド』はアリス好き、バートン好きとしてはそのビジュアル、世界観がただただ可愛くて楽しいのだ。ストーリーは確かにシンプル過ぎるけど。蛙っちが姿勢良く立っているだけで嬉しくなるじゃないか。

『ソラニン』は高良くんとあおいちゃんのカップルというのが可愛すぎて、少女マンガの世界にはまるように浸れてしまったの。青臭いことを描いているはずなんだけど、結構共感しちゃった大人になりきれない自分。演奏シーン以外は音楽が控えめなところとか語り方も好みだったしね。


お花見の前に、「クリストとジャンヌ=クロード展」@21_21 DESIGN SIGHT/ミッドタウン などに行ったよ。
アピチャッポン・ウィーラセタクン展@SCAI THE BATHHOUSE/谷中 にも足を運んでみた。
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by CaeRu_noix | 2010-04-30 23:35 | 映画月まとめ | Comments(2)
Commented by ぼんべい at 2010-05-17 00:10 x
『狙った恋~』は緑茶チックだったの!?姉がチケットくれたのだけど、どうにも興味が持てず観に行かなかった。。。
でかぷがアレってどれよー。
Commented by CaeRu_noix at 2010-05-18 01:29
ぼんべい さん♪
会話シーンで緑茶をちょいと思い出しました。
まぁ、全体的にはあんなにスタイリッシュな映画ではないんですが。ちょいとベタかも。
でも、無料チケがあったなら行ってもよかったのにー。

でかぷはもうもうアレなんす。
がんばっているなーと思うのだけど、私の観る映画には出ないでほしい。
デカプとかトムクルとかメジャー過ぎるから、どうしても俳優が演技しているとしか見えなくて、いつもどうもハマれないのですもん。
ぼんべいさんもそろそろもっとマイナーなお気に入り俳優を見つけませんかー?
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