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第61回ベルリン国際映画祭受賞結果2011
2011年 02月 20日 |
第61回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門の受賞結果が発表されました。



☆金熊賞d0029596_1215162.jpg

・『Jodaeiye Nader az Simin』(Nader and Simin: A Separation 別離・ナデールとシミン)
- - アスガー・ファルハディ]監督/イラン

~離婚問題などを通じて現代イランの家族のあり方を描く~


<銀熊賞>
☆審査員特別賞

・『A torinói ló』(The Turin Horse)(トリノの馬)
- - タル・ベーラ監督/ハンガリー

~ニーチェの晩年のエピソードからインスパイアされたという物語~

☆最優秀監督賞

・『Schlafkrankheit』(Sleeping Sickness)
- - Ulrich Köhler(ウルリッヒ・コーラー)監督

☆最優秀女優賞

・『Jodaeiye Nader az Simin』の女優たち-Sareh Bayat, Sarina Farhadi, Leila Hatami /イラン

☆最優秀男優賞

・『Jodaeiye Nader az Simin』の男優たち-Peyman Moadi, Ali Asghar Shahbazi, Babak Karimi /イラン

☆芸術貢献賞

<撮影>    ・Wojciech Staron  - 『The Prize』/メキシコ

<プロダクション・デザイン>・Barbara Enriquez  - 『The Prize』

☆最優秀脚本賞

・ジョシュア・マーストン、Andamion Murataj
- - 『The Forgiveness Of Blood』/アメリカ

☆アルフレッド・バウアー賞

『Wer wenn nicht wir 』(If Not Us, Who)
- - Andres Veiel(アンドレス・ファイエル)監督/ドイツ


Official WebSite

一昨年の同映画祭にて『彼女が消えた浜辺』で銀熊賞監督賞を受賞していたイランのアスガー・ファルハディの作品に金熊賞が贈られた!
イラン映画が金熊賞をとるのは史上初めてのことらしい。なにしろ今映画祭は、審査員を務めるはずだったジャファル・パナヒ監督にイランで反体制派として禁固刑が下って、映画祭参加がかなわなかったという無念さをかかえての開幕。ファルハディ監督自身も昨年に発言が不適切だとイランで新作映画製作不許可の処分をうけたらしい。文化・芸術、創作の自由の縛る横暴なイラン当局の姿勢に抗うように、アスガー・ファルハディ監督作に最高賞と女優賞・男優賞の三冠を授与したという流れも納得。もちろん作品そのものも素晴らしかったに違いないけれど。そうでなくても社会派映画の評価が高いベルリンだし。
タル・ベーラの監督賞というのも嬉しい。審査員にガイ・マディンがいたしね。その映像美にスクリーンで会いたいものだ。
脚本賞のジョシュア・マーストンは『そして、ひと粒のひかり』の監督ですから、秀逸なストーリーなんだろうな。
賞にからまなかったコンペティション出品作もミランダ・ジュライとか、レイフ・ファインズとか、3Dアニメーションのミシェル・オスロとか気になるものがたくさん。
コンペ外では、ヴィム・ヴェンダースが手がけたピナ・バウシュ、ヴェルナー・ヘルツォークが撮った洞窟、それぞれの3D作品にも大注目。
日本で見られる日を心待ちにいたします。
そして、フォーラム部門に出品された瀬々敬久監督『ヘヴンズストーリー』の国際批評家連盟賞、NETPAC賞受賞もおめでとうございます。


タル・ベーラ『The Turin Horse』 - Official Trailer

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by CaeRu_noix | 2011-02-20 23:59 | 映画ネタあれこれ | Comments(0)
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