かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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ニッポンの『ロボジー』
2012年 01月 24日 |
ラジニカーントの『ロボット』 が楽しみだよねと思いながら、『ロボジー』を観て思ったことを軽く。



ほほえましい映画であり、充分に楽しめたよ。矢口監督作はあまり追っかけていないものの、『ウォーターボーイズ』が当時かなり好きだったのでその名前は一応チェックしたくなる。だけどその後の『スウィングガールズ』のテンポの悪さに苦笑いした記憶もあって、それに関しては改善の余地はまだまだあった。いや今回は、地味目な家電メーカー社員トリオと老人が主人公なのだから、テンポよく展開するよりもまったりとしたリズムが合っているということなのかもしれないけど。このモタッとした感じがどうしても惜しいと思えてしまう。まぁテンポがどうであれ、こういう導入で物語が運ぶと、嘘がバレやしないかと終始ハラハラさせられて、ヘンに緊張感をうむね。なんか、もうちょっとさーと思いながらも、ロボジー計画がうまくいきますようにと気をもむ応援隊にまんまと取り込まれてしまっているわけで。それはやっぱりウマいってことだよね。

いいんだけど、いいんだけど。それでいいのか?とも思うよね。娯楽映画に頭の固い倫理道徳を持ち込むのはヤボだけどね。電機メーカーが社名を背負ってそんなインチキで世間をあざむいたままコトをうやむやにしてしまうという物語をフジテレビとでんつうとかが製作するなんて。個人レベルの嘘や取り繕いの物語ならば、人間の愚かさとトホホっぷりを受け入れることもできるけれど。企業が一般市民に対して何かを偽装するということをたやすくゆるせないご時世じゃないのかな、今って。直接消費者が購入する商品に偽りがあるわけではないからいいの?悪気があってのことじゃないからいいの?ささやかにハートフルな人間関係と前向きなエネルギーを生むという結果につながったからいいの?ばれなきゃいいの?ずるいよなー。企業の偽装にプラスイメージをもたらすことに意図的なのかと勘ぐりたくなるじゃないか。大ヒットしているだけにちと引っかかったよ。映画はまぁ面白かったけどね。体裁ばかりのニッポンのシステムに負けずに技術力は花開いてほしいよー。
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