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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012<サクル・リュス>
2012年 05月 05日 |
GW恒例のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012に今年も参戦。



いつもと同じく会場の近いイタリア映画祭のついでに立ち寄るという程度ではあったのだけど、今年は久々に満足度の高いものとなりました。

今年のテーマは<サクル・リュス>:「ロシアの祭典」
グリンカ、「ロシア5人組」(バラキレフ、キュイ、リムスキー=コルサコフ、ボロディン、ムソルグスキー)にはじまり、ロシアが誇る大作曲家であるチャイコフスキー、ラフマニノフ、20世紀の音楽界を飾るストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、そしてシュニトケ、グバイドゥーリナ、アルヴォ・ペルトまでロシア音楽の変遷をたどる。
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-公演メモ-

◆テレム・カルテット

2011年に25周年を迎えたロシア民族楽器集団。
アコーディオンのような鍵盤楽器バヤン、マンドリンのような弦楽器ドムラ(2種)、三角形の巨大な弦楽器コントラバラライカから成る。
・アンドレイ・コンスタンチーノフ(ソプラノ・ドムラ)
・アレクセイ・バルショフ(アルト・ドムラ)
・アンドレイ・スミルノフ(バヤン)
・ミハイル・ジューゼ(コントラバラライカ)

ブダーシキン:コンチェルト・グロッソ ト短調
リムスキー=コルサコフ:白鳥の王女(オペラ「サルタン皇帝」より)
リムスキー=コルサコフ:東の歌
チャイコフスキー:煙突のそばのチャイコフスキー
チャイコフスキー:フォンタンカ川に沿って散歩するチャイコフスキー
チャイコフスキー:北部の民族を訪ねるチャイコフスキー
テレム・カルテット:星の王子様
ツィガンコフ:Deux pas “Nadya”
ツィガンコフ:ツィガノーチカ
   *すべてテレム・カルテットによる編曲版


久しぶりにホールBのアットホームなステージが嬉しく。珍しい民族楽器が魅力的で、大きな三角の弦楽器コントラバラライカなどを興味深く見つめずにはいられなかった。ドムラはかき鳴らされ、クラシックとしてお馴染みの曲が軽快にアレンジされていた。思いのほかエキサイティングな演奏でとにかく楽しかった。




◆渋さ知らズオーケストラ(総合見世物芸術楽団)

渋さ知らズがラ・フォル・ジュルネでステージをやるなんて、それは面白すぎる企画だなと思ったわけだけど、期待通りにめちゃめちゃ楽しいステージ体験。渋さはいつもの渋さなのだろうけど、クラシックの祭典LFJでこれはやっぱり異色だよね。それが逆に妙に高揚してしまうのだけど。聴くばかりでなく、握り寿司の髪飾りとかタランチュラふんどしとか、色とりどりへんてこデザインの衣装をまとったパフォーマーたちの前衛的なダンスのようなものも、ループする音楽とマッチして、エラく魅惑的。席が前の方だったのでじっくり見惚れてしまった。一応、サクル・リュスに則って、「一週間」のアレンジなどもやってくれたし。そして躍動し続けるリズム。終盤にはスタンディングで客席も踊ったよ。私の経験においてはラ・フォル・ジュルネの有料公演でスタンディングというパターンは史上初。LFJとしてはあまりにも邪道かもしれないけど、お祭り気分を最高潮に盛り上げてくれた。



◆モスクワ大司教座合唱団
 アナトリー・グリンデンコ (指揮)


作曲者不明:我が魂よ、主を崇めん (16世紀のズナメニ聖歌)
作曲者不明:僧衣の如くに光を纏い (17世紀のロシア正教会典礼ポリフォニー)
作曲者不明:我ら、汝を歌い讃えん (17世紀のロシア正教会典礼ポリフォニー)
ゴンチャロフ:汝の十字架に
ラフマニノフ:聖母小讃詞
ボルトニャンスキー:大提綱(大プロキメン)―誰ぞ比するや、偉大なる神
作曲者不明:鈴の音は単調に鳴り響き(ロシア民謡)
作曲者不明:おお、冬よ冬よ(ロシア民謡)


男性12名編成の合唱団。野太く力強い男性の声の唱和は思いのほか、美しい響きでうっとり。厳かな気持ちにさえなる普段聴くことのない聖歌。できることならこういった簡素なホールではなく、教会で聴くことができたらなおいいのだけど。



ボリス・ベレゾフスキー (ピアノ)

ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第1番 ニ短調 op.28
ラフマニノフ:メロディ ホ短調 op.3-3
クライスラー(ラフマニノフ編):愛の喜び/愛の悲しみ


よみうりホール4列目で鍵盤と手元の見える左側の席だったので大いに堪能。超絶技巧に大興奮。ベレゾフスキー氏は結構風体がよくたくましく、演奏もとても力強くて。それでいてやっぱり音色は滑らかに美しくて。弾けば弾くほどに高揚。アンコールのショパンもステキだった。




シンフォニア・ヴァルソヴィア
アレクセイ・ヴォロディン (ピアノ)


チャイコフスキー:序曲、花のワルツ(「くるみ割り人形」 op.71aより)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番 ト短調 op.40




ムジカ・ヴィーヴァ
タチアナ・ヴァシリエヴァ (チェロ)


グリンカ:幻想的ワルツ ロ短調
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番 ト短調 op.126



映画『イワン雷帝』も鑑賞。



雨模様だったりしたけれど、来日アーティストの少なめだった昨年を思うと、またラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの盛り上がりが戻ってきたという感触は喜ばしく。一般発売日に希望のチケットが買えないことにうんざりして、今回はローソンチケット先行を利用したので、よい席で聴くことができたのもこの祭典を楽しめた要因。生演奏で聴く音楽のステキさを噛みしめたのであった。



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