かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『秘密のかけら』
2006年 01月 13日 |
雰囲気に圧倒されてのおもしろいミステリー。
秘密にご用心。

1972年、ロサンゼルス。野心的な女性ジャーナリストのカレンは、ショウビズ界でタブーとされた15年前のある事件を取材しようとしていた。1957年ハリウッドの人気デュオのラニーとヴィンスの宿泊予定のホテルの部屋のバスルームで若い女性の全裸死体が発見されたという事件。



原作は作曲家・演劇プロデューサーとしても知られるルパート・ホームズのベストセラー小説で黄金期のハリウッドに実在したデュオをモデルにしているもの。

予告を見た時から、アトム・エゴヤン作品らしからぬ華やかさに少し驚いたのだけど、その華やかな世界はきらびやかであっても明るい健全さにはやっぱりほど遠くて、喧騒にあふれていてもそれはまぎれもなくシニカルでクールで妖しいエゴヤン・ワールド。

有名スターには誰にでも多かれ少なかれ表と裏の2つの顔があるのだろうということはわかっているけれど、その裏を目の当たりにする時ー温和なキャラが観客の目の届かないところで一変して激情する姿や、高級ホテルのスイートルームでの淫靡な戯れを見せられてしまうと、交互に差し込まれるきらびやかでエキサイティングなショーの場面の方もやけに虚飾に満ちたものに感じられて息苦しくなってしまうのだった。アメリカの50年代のショウビズ世界や70年代の文化を体感した人ならばもっとその舞台に引きつけられたのじゃないかと思うけれど、そうではない私でも妖しくスリリングな魅惑の世界に引き込まれてしまった。

全裸死体で発見された女性が死に至った理由の謎を解くことに重きをおいたならば、それほどに巧妙なミステリーではないのだけど、ジャーナリストのカレンと共に、15年前に彼らに一体何が起こったのだろうという興味には大いに駆り立てられる。私たちは72年と57年の場面を交互に目にすることによって、謎を追う当事者のカレン以上にその展開と謎解きを楽しめてしまう。初めはジャーナリストとしてその事件の真相を究明するのが目的だったはずなのに、深入りして部外者ではなくなっていくところが面白い。退屈することのない迷宮体験。

「不思議のアリス」は大好きなんだけど、こんなアリスは初めてでドキリ。
妖しさは『エキゾチカ』風味なんだけど、幻想的なエキゾチカに比べるとここにあるのは生々しい官能。

いつもは悪人にさえ透明感を感じるエゴヤン作品の人物描写なのだけど、このたびは彼らが欲望に満ちているせいが人間味がギトギト色濃く、そんなふうに印象的だった主演陣の熱演もすばらしかった。とりわけ、コリン・ファースの貫禄は見事。人気デュオのキャラクターはあくまでもショウとして役割分担されているものだっていうくだりも興味深い。私たちが目にして喜んでいるもののほとんどは真実とは異なった演出されたものなのかもしれない。

"世間的神話と個人的逸話の間の間に生じる矛盾の物語"
"人は他人のプライベートを探ることができると思っている。これはパートナーシップについての映画でもある。"

虚飾だらけの世界だけど、名コンビの間の友情は本物なんだ。
そんな思いやりが真実を封印していたというのは何とも皮肉。
犯人が誰だなんてことより、重層的な人間ドラマとして味わい深い。

秘密のかけら 公式サイト
WHERE THE TRUTH LIES  2005 カナダ.英.米
監督.脚本 アトム・エゴヤン
出演 ケヴィン・ベーコン、コリン・ファース、アリソン・ローマン

(日比谷シャンテ・シネ) 3本目

Audio-Visual Trivia for Movie & Music
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by CaeRu_noix | 2006-01-13 23:16 | CINEMAレヴュー | Trackback(27) | Comments(28)
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タイトル : 『秘密のかけら』
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タイトル : 『秘密のかけら』
秘密のかけら CAST:ケヴィン・ベーコン、コリン・ファース、アリソン・ローマン 他 1972年、ロサンジェルスの野心的な女性ジャーナリスト、カレン(アリソン・ローマン)は、15年前におきたショービジネス界のある事件を取材していた。それは、当時国民的人気を博していたデュオ、ラニー(ケヴィン・ベーコン)とヴィンス(コリン・ファース)に起きた事件だった・・・ 1950年代、古き良き時代のアメリカの国民的人気スターに起きた事件。 謎のまま闇に葬られ世間から忘れられようとしていたその事...... more
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タイトル : 映画「秘密のかけら」
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Tracked from しょうちゃんの映画ブログ at 2007-04-04 15:59
タイトル : 映画「秘密のかけら」
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Commented by 哀生龍 at 2006-01-16 07:48 x
>これはパートナーシップについての映画でもある。
>名コンビの間の友情は本物なんだ
この部分が物凄く好きです。
彼らの深い結びつき。背中合わせの愛情と憎悪。 ケヴィン・ベーコンとコリン・ファースの味わいのある演技が、より一層強い感情の揺さぶりを与えてくれました!
2人の感情の交差が、サスペンスの部分以上に、ワクワクドキドキさせられましたね。
Commented by 睦月 at 2006-01-16 17:03 x
こんにちわ!『カリスマ映画論』管理人の睦月です。TBありがとうございました!
この映画の監督作品は初めて観たのですが、とても不思議な作風が気に入りました。
ケヴィンはいつものことですが、他の役者さんたちの脱ぎっぷりは潔くてすごかったですね。
それにしてたって、睦月的にはR-18にするまでもなかったように感じましたが・・・(笑)
いずれ、大変に良くできたマジカル風味な世界観。満足でした!
Commented by めかぶ at 2006-01-16 19:05 x
私も犯人が誰かはあまり興味がありませんでした。
ケヴィン・ベーコンとコリン・ファースの演技を心行くまで堪能した気分です。真相を隠すべく観ているものを煙に巻くような二人の演技は見応えありましたね。ふたりとも見た目はいつもよりイケてないのにそれを超えて魅力的だったなー。
>虚飾だらけの世界だけど、名コンビの間の友情は本物なんだ。
>そんな思いやりが真実を封印していたというのは何とも皮肉。
コリンの愛が切なくて・・・。(泣)
Commented by 隣の評論家 at 2006-01-16 19:17 x
かえるさま
こんにちわ!TB&コメントありがとうございました。
実は私も「え?ロブスター・プレイって事っ?!」と思いましたよ~。へへへ
『不思議の国のアリス』の登場の仕方もビックリしましたね。正に、観ているコッチが『アリス』の状態でした。あ、でもあんなプレイはしませんけどね(照)。なーに言ってんだろ。
Commented by Ken at 2006-01-16 23:11 x
かえるさん、どうも!
TB&コメントありがとうございます。
この映画の粗筋、ただ時系列で並べたらホントに大したことないお話なんですよね。それを、過去と現在を行ったり来たり、迷宮風味にしてしまうところがエゴヤンの真骨頂!偉いぞアトム!
『スウィート・ヒアアフター』、改めて観たくなってきました・・・。

Commented by ラクサナ at 2006-01-17 00:51 x
かえるさん、TB&コメントありがとうございました。
この作品、エゴヤン監督作の中では娯楽作と言っていいでしょうか。^^
でも、ある出来事に対しての嘘というより、人間というものの思いの違いに又深く思い知らされた気がします。コリンとケヴィンの間、そして幼いカレンとラニーのテレソンでのシーン、ドラマチックで切なかったです。

『エキゾチカ』は未見なので、ビデオのジャケに引くことなくレンタル探してみようと思います。DVDが確か出ていないのが痛いですが・・・(^_^.)
Commented by CaeRu_noix at 2006-01-17 12:44
哀生龍 さん♪
男女ではなく、ケヴィンとコリンの間にあるものにはやはり哀生龍さんの感情の揺さぶられるのですねっ(笑) 2人の繋がりとそこにある思いはこの物語の肝でしたよねー。2人の存在感と巧みな演技が私たちの興味と緊張感を高めてくれました。2人の感情の交差にも2人の肉体の交差にもワクワク?
Commented by CaeRu_noix at 2006-01-17 12:45
睦月 さん♪
ケヴィンはいつものことですが、英国紳士も脱いでてビックリでしたねぇ。
不思議の国のアリス作戦にもドキドキしましたー。
いやしかし、睦月さん的にはまだまだアダルトレベルには達しませんでしたか。
R-18 は逆に客よせ効果もあったりするので、よくわかりませんー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-01-17 12:45
めかぶ さん♪
その時何が起こったのか?を探す中で、事件そのものの追求だけでなくて、謎めいた2人の過去とその関係性や現在の全てに引き込まれていきました。そりゃあもう俳優主義的にも見ごたえ満点でしたねー。そうか、やっぱり見た目はいつもよりいけてなかったのか・・・。ケヴィンは歳をとったなーとか思ってました。魅力的な男性というんではなかったのに、圧倒的なエネルギーを放った魅力キャラでしたよねー。
歯がゆくせつないー
Commented by CaeRu_noix at 2006-01-17 12:45
隣の評論家 さん♪
ロブスター・プレイ を妄想したのは私だけなくてよかったです。(笑)
オチは大したことないと言っている人の多くは、ロブスタープレイやそれ以上の強烈な一夜を想像しちゃったから物足りなく感じたに違いない・・。?
そうですねぇ。まさに私たちが観客の私たちがアリス気分で不思議ワールド入りしていました。
アリスはしませんか・・。じゃあ、赤頭巾ちゃんプレイなんてどうでしょうー?
Commented by あんと夢子のあん at 2006-01-17 18:30 x
上質のサスペンスとして楽しめました。みんな見事な脱ぎっぷりでしたね(^O^)。Tb失礼します。
Commented by margot2005 at 2006-01-17 20:37
かえるさん、コメントありがとうございました。サスペンスものなんですが、見応えのある素晴らしいドラマだったと思います。「綴り字のシーズン」とはしごしたので、「綴り字〜」が霞んでしまいました。
Commented by CaeRu_noix at 2006-01-18 00:29
Ken さん♪
アトムって、ファーストネームだけで呼ぶと不似合いな響き・・。(笑)
大したことなくはないんですが、確かに目新しさがあるわけはないですね。
原作小説の時系列はどうなっているんでしょうかねぇ? おそらくアトムならではの巧妙なプロットになっているに違いない。
『スウィート・ヒアアフター』 の原作小説を前に読んだのですが、小説は登場人物ごとの章にわかれていたんですよね。それをあのトーンで入り交じらせるという構成がお見事でした。
Commented by CaeRu_noix at 2006-01-18 00:30
ラクサナ さん♪
娯楽作でしたよねぇ。アトムの中ではー。
"思いの違い"にはハッとさせられました。同じ局面に立っても、受け止め方や対処の仕方進み方は人それぞれで、よかれと思ってとった行動が皮肉な結果を生んでしまったり。人間そして人と人の間にあるものははやっぱり複雑で一筋縄ではいかないものだばぁとしみじみ。

『エキゾチカ』 もぜひご覧になってみてくださーい。
ジャケのシーンの妖しさも含めて、ウツで幻想的な空気感が素晴らしいです。
ミョーだけどクセになってしまいます。アトムのトラウマの描き方は屈指のものだと思っています。
Commented by nouilles-sautees at 2006-01-18 19:01
こんにちは!パリから飛んできましたnouilles-sauteesです。

TBありがとうございました。
ミステリー仕立てだけれども、謎解きがテーマとなっていない人間ドラマ。過去と現在の交差のさせ方もうまかったですね。

私もTBさせていただきます。

またお邪魔しますね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-01-18 22:10
あんと夢子のあんさん ♪
脱ぎっぷりがよくてエロく乱れているのに、陳腐な感じにならず、
しっかりと物語の上質さを感じさせてくれましたよねー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-01-18 22:15
margot さん♪
サスペンスにグイグイ引っ張られながら、気がつけば謎よりもドラマにハマって堪能できましたよね。ただの事件解決ものより味わい深いです。
綴り字も案外とミステリアスなところが楽しめましたー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-01-18 22:18
nouilles-sautees さん♪
パリからありがとうございます。
最初は事件の真相を追っていたはずなのに、あれこれ楽しみどころが湧き出てきたのがお見事でした。現在と過去の両方から目が離せませんでしたね。
フランスではこういう映画のウケはどうなのか気になります。
ぜひまたいらしてくださいませー
Commented by charlotte at 2006-01-19 15:39 x
こんにちは~!
時空軸を駆使していけるのは映画ならではですもんね。不思議の国を疑似体験できる面白さに結構退屈しませんでした。
活字よりもっと重くシニカル。でも重さが無かったら軽い所ばかり目だって面白さが伝わりにくいかも。さすがエゴヤンワールドですわ~
ウサギはでてきませんでしたよね…(笑)
Commented by CaeRu_noix at 2006-01-20 00:15
charlotte さん♪
過去と現在を行ったり来たりは映画の醍醐味の一つですよね。
俳優たちの演技と音楽やきらびやかな雰囲気に包まれて、退屈することなく不思議ワールドが楽しめましたよね。HEAVYさがまたリアルでいいです。エゴヤンらしからぬ物語でありながら、しっかりエゴヤンワールドという感じでしたねー。ウサギのかわりはロブスターで・・・。
Commented by chatelaine at 2006-01-27 07:39
こんにちは。私も最近観てきました。
>私たちが目にして喜んでいるもののほとんどは真実とは異なった演出されたものなのかもしれない。
なるほど…このあたり、裏テーマっぽいですね。ショウビズ界の裏表やコリン・ファースの二面性が、「秘密」をより秘密めいたものにしていましたね。
エゴヤン監督のほかの作品は未見なので、ぜひ観てみたいと思います。
Commented by CaeRu_noix at 2006-01-28 01:32
chatelaine さん♪
コリン演じるヴィンスの豹変ぶりは怖いほどにインパクトがありました。私たちが普段TVなんかで目にしているタレントもきっとカメラが回っていないところでは違う顔をするんでしょうねぇ。そんな裏表がリアルでおもしろかったし、ミステリーな本筋以外にも多様なテーマが織り込まれているところがよかったですよねー。
今作はエゴヤン作品の中ではやや異質な感じです。
これまでの作品もクセになりますよー。ぜひご覧くださいー
Commented by Puff at 2006-01-28 22:46 x
こんばんは♪
先日は、TB、ありがとうございました。

>雰囲気に圧倒されての・・・
確かに!サスペンス・ミステリーを妖しい雰囲気のオブラートで包んだような映画でしたね。
あの「不思議な国のアリス」にも驚かされましたが。笑
彼女もまたアリスのように不思議な迷宮の世界に入って行った、と言う意味もあるのでしょうかね?
それにしても、男の友情にはじーーんと来ちゃいましたよね。
こういうのを見ると、男の世界は羨ましく思いますね(・・・あ、友情の面でね。ウフ)
Commented by tangerine at 2006-01-29 18:54 x
こんにちは。TBとコメントありがとうございました。
ドラッグでトリップしたカレンとアリスのシーンで、音楽の使い方といい、あまりの幻想さに、カレンの夢だったんじゃないかと思ってしまいましたが、しっかりポラロイド写真が残っていて、見ているほうもドキリとしてしまいました。
あと、あのロブスター、最初はうまそうだなーと思ってましたが、落ちを見たら、やっぱり自分も食べられなくなるだろうなーと実感。
Commented by CaeRu_noix at 2006-01-29 23:08
Puff さん♪
妖しさが何といっても魅力でしたー。
そうそう。カレンも、そして観客の私たちも迷宮入りしたこともアリスが象徴していたようなカンジですよね。
2人の友情(やっぱりそれ以上の特別な関係という説もありますが)と思いやりにはグッときましたよね。名コンビって、実際は仲が悪かったりすることもあるのだろうけど、複雑な感情・関係性が絡み合う中で、この2人の奥底の結びつきは真のものだったという事実にはやられましたー。これが女同士だったら、たぶんまず相談をして、こんな事態にならなかったかもという気がしますー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-01-29 23:09
tangerine さん♪
アリスのシーンはまるで夢であるかのように幻想的でしたよねぇ。夢だったらどんなによかったことが・・・。ドラッグのせいとはいえ、あんな体験をしてしまうのは衝撃的でしたよね。
活きたロブスターも最初は確かに羨ましかったですよね。ホテルのスイートで贅沢三昧はよさげだけど、ドラッグでトリップしての乱痴気騒ぎはちょっと怖いものがありました。表舞台の人気者が裏ではこうやって羽目をはずしていくというのも実にリアル。ある意味気持ちワルくなるほどに濃ゆい妖しい世界を味わえましたよね。
Commented by いわい at 2006-02-09 09:20 x
2人の結びつきが心に残ります。
それにしても、濃厚な人間関係と映像が息苦しかった〜。
サイケなアリスは、ヤバかったですね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-02-09 17:48
いわい さん♪
息苦しさを感じてしまうほどの濃厚な世界でしたよねぇ。
アヤしく強烈なものたちをこれでもかと見せ付けられたからこそ、
2人の絆と思いやりにはジーンときたギャップがよかったです。
こんなアリス作戦には参りましたよ。
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