かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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マチュー・アマルリックがイオセリアーニ作品でグラスを回していた!
2006年 02月 18日 |
個人的に嬉しかったマチュー・アマルリック ネタ。



『ミュンヘン』 のルイ役も印象的だったフランス人俳優マチュー・アマルリックがお気に入りになったのはほんのこの前。フランス映画ツウの人ならとっくに評価していたに違いないけど、普段あまり俳優に注目することのない私なのでお許しをー。日仏学院で観たアルノー・デプレシャンの 『Kings and Queen』(Rois et reine/王と王妃)で主演していた彼のコミカルな魅力にハマる。本作で昨年のセザール賞の主演男優賞をとったのも大いに納得。(その日の感想→1/28アルノー・デプレシャン作品を堪能
『そして僕は恋をする』を観た時は、映画自体はとっても気に入ったものの、主演俳優の名前さえも覚えなかった気がする。去年の「FIGARO japon」の記事とフランス映画祭で観た『髭を剃る男』で認識はしたのだけど。わたし的なブレイクは今年でっす。

そして、今回嬉しかったささやかなこと。
blog「海から始まる!?」の 映画『ミュンヘン』は、『SAYURI』にも匹敵する一大国際プロジェクトでした。 でキャストのフィルモグラフィーが紹介されていたのだけど、マチュー・アマルリックの出演作の中に、私の大好きなオタール・イオセリアーニ監督の『素敵な歌と舟はゆく』 が入っていたのを目にした。ええっ?これに出てたのー?
フランス映画って、日本で公開されていないものが多すぎるから、「IMDb」をしっかりチェックはしていなかったのですよね。「allcinema ONLINE」を見て、『溺れゆく女』 を観なくちゃと思ったくらいだった。allcinema は端役出演データまでは書き込まれないのですよね。というわけで、海から始まる様感謝です。

そういえば、マチューはイオセリアーニ監督とのつながりで映画界に足を踏み入れたというのをどこかで読んだなーと・・・。

マチュー・アマルリック/French Mania
「運命のつくりかた」について/桜子のシネマ・インタビュー

そうかー。マチューの両親とイオセリアーニは友人同士だったんだ。それが縁で息子のマチューが10代の時にイオセリアーニ監督作の『月の寵児たち』(84 Les favoris de la lune)に出演したのが映画デビュー。イオセリアーニは、プロの俳優ではなくて知人を映画に出演させる人だということは知っていたけど、そのおかげでマチュー・アマルリックという人が映画に興味をもつことになったとは。マチュー・アマルリックを育てて魅力を引き出したのは、デプレシャンに他ならないけれど、イオセリアーニが小さなキッカケをつくったという事実とその繋がりが個人的にはとても嬉しい。
オタール・イオセリアーニ/BITTERS END

「IMDb」に記されたマチューの『素敵な~』の役は"A drinker at bar"
え?それって、もしかして・・・。と思いDVDでチェックしました。
ああ、やっぱり。それはこの映画の中で、私のお気に入り場面のベスト3に入るシーン!主人公がBARのカウンターでお酒を飲んでいる時、手に持ったグラスを、腕をひねって体の周囲一回転させる。隣にいた客がおもしろがってそれを真似してみる。なんてことはない場面なんだけど、とてもほのぼのとしていて、世界のあちこちのBARで皆がこんなことをしていたら楽しいだろうなーと思ってしまう幸福感の感じられる大好きなシーン。そのグラス回しを真似するお客がマチューだったなんてー!
他の人にとってはどうでもいいことだけど、私にとっては運命的なものを感じる歓びデシタ。
"映画はつながっている。" だから、やめられない。

『Kings and Queen』 の公開を早くきめてねー。>ギャガさん


この人これにも出ていたんだのロマン・デュリス編!
ロマン・コッポラの『CQ』 に出ていたとはー。ロマンつながり?
"Hippie Filmmaker"役。一場面のみだったけど言葉も発していたし。
ワイルドでアヤしいヒッピーなキャラがばっちりハマってましたね。
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by CaeRu_noix | 2006-02-18 23:19 | 映画ネタあれこれ | Trackback(2) | Comments(8)
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Tracked from on va au cin.. at 2006-02-20 00:26
タイトル : 「そして僕は恋をする」
前にも書きましたとおり、私が初めてマチュー・アマルリックを画面で、そして同時に実物を見た作品です。 一人の男性の日常生活を描いた映画で、この主人公の日記を読んでいるような感じ。 スリリングな事件も起こらないまま3時間というのは長いような気がしますが、時間は気になりません。 第三者の目から見れば、些細な日常生活の出来事も主人公にとっては結構深刻。その辺りをマチュー・アマルリックが繊細に演じています。 この主人公、哲学の分野で大学講師を務める傍ら論文を書き上げようとしているが、いっこうに書...... more
Tracked from on va au cin.. at 2006-02-20 00:27
タイトル : 「ミュンヘン」 フランス人俳優達・1
先日ご紹介した「ミュンヘン」。 パリも舞台の一つとして出てくるので、フランス人俳優が何人か出てましたね。 メジャーな映画で予期せず日本人俳優を見つけたような、そんなうれしい気分になりました。 なんと言ってもうれしかったのは、マチュー・アマルリック。 フランスでの映画紹介の中でマチュー・アマルリックの名前を見たときは、おーっと思ったのですが、結局国際的には主な出演者に名前が入っておらず、たぶんほんのちょい役だろうな(タクシーの運転手とか)と期待するのをやめてました。 それがそれが、...... more
Commented by kusukusu at 2006-02-20 00:00 x
こんばんは。僕は下記の感想を書いた『運命のつくりかた』という作品でマチュ−・アマルリックを面白いと思いました。

http://blue.ap.teacup.com/documentary/501.html

デプレシャンの新作、見たいですねー。
Commented by nouilles-sautees at 2006-02-20 00:23
こんにちは。
マチューについてのコメントありがとうございました。

これまで日本で知ってる人があまりいなくて、独りでファンをやってきましたが、ようやく光が差してきた感じでうれしいです♪

ああこれこれ、「運命のつくりかた」っていうタイトルなんですね、日本語では。コメントのお返事にも書いたのですが、この映画が日本で公開されてないのにはびっくりしました。

絶対受けそうなんですけどね・・・。

またちょくちょくお邪魔しますのでよろしくお願いします。
TBもさせていただきますね!
Commented by CaeRu_noix at 2006-02-20 12:58
kusukusu さん♪
『運命のつくりかた』も観たかったですー。
そうですか。どこかのBLOGで、デプレシャンの演出が素晴らしいので、この映画を観て、皆がマチュ-・アマルリックを好きになるのは当然だというコメントを見かけたのですが、デプレシャン監督作品以外でも充分に魅力を発揮しているってことですよねー。それ以前は知的繊細系の役が多かったらしいですね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-02-20 12:58
nouilles-sautees さん♪
こちらこそ、とても嬉しかったですー。
以前のフランス映画祭に行った人の中には、マチューファンもいるようなんですが、基本的には日本ではかなり無名でした。でも、ミュンヘン出演で人気沸騰です? 実際、『ミュンヘン』を観てマチューがよかったとコメントしていた人は何人かいましたよー。ようやくです。
「運命のつくりかた」は映画祭や特集上映でのみの公開なんですよね。なんででしょう。フランス映画の配給状況がヒジョーによろしくないんですよね。悲しい限り。
おフランスの最新情報を仕入れるべくまた遊びにいきますね。よろしくお願いします。
Commented by [M] at 2006-02-21 10:31 x
こんにちは。
『素敵な~』は好きですが、彼が出ていたことはすっかり忘れて、というより、気にも留めていなかったかもしれません。いい機会ですから、観直してみようかと思います。
Commented by CaeRu_noix at 2006-02-21 18:00
[M] さん♪
誰も気にも留めないようなチョイ役ぶりでした。
でも、あのマチュー・アマルリックだーと思って観るとなかなか感慨深いです。ぜひチェックしてみてください。そして、あのグラス回しを是非マスターして、そこかしこのBARカウンターで実演してみてください♪イオセリアーニ作品はおいしそうなワインが出てきて、酔っ払いが楽しそうなのがいいですよねー。
Commented by シャーロット at 2008-01-20 22:17 x
こんばんはーん。
思いかけず、こちらを読ませていただいてありがとうです♪
イセオリアーニ監督、すごくいい作品作るんですねー。かなり好きです。過去作品見たくて探そうと思ってました。
マチューとイオセリアーニ監督との関係ってホント興味深い繋がりですねー。グラスを回すのですか?DVDでてますかね、、、見てみたーい。
私もマチューはやはりミュンヘンで初めて知った俳優さんでしたが、そんな人がイセオリアーニ監督とそんな関係にあったなんて、ちょっとした驚き。もうマチューは有名人になっちゃったから女装とかしてもらって撮って欲しいなあ。笑
繋がってる・・・って知ったらホントやめられませんね;
この頃、大作系を見てないので世間からは置いてきぼりのような感覚でしたが、こうやって些細なことを知るとマイナーな作品をもっと見たくなってしまうなあ;
本日はあわただしく大変失礼をしました;
今度時間を作りますのでぜひお話をゆっくりいたしましょうねん♪
Commented by CaeRu_noix at 2008-01-21 23:49
シャーロットさん♪
この感動をわかっていただけましたでしょうか。
自分の好きなもの同士が思わぬところで深く繋がっているのって、すんごく嬉しいのですよねー。
イオセリアーニ作品はハマる人はすごくハマると思いますー。
そのじわりと上がった人気により、2004年に特集上映があったりしました。
素敵な、と月曜日ならば、レンタルDVDも出てます。
それ以前のものは、DVDは出てるけど、紀伊國屋書店ものなので、レンタルはないみたい・・・。
「素敵な~」ならば、お貸ししますよー。
マチューの女装はなかなかよさげな感じしますよね。(笑)
女装とは違うけど、『溺れゆく女』のゲイ役はよかったですよ。
大作のおもしろさっていうのは断片的、瞬間的なものが多いですよね。
作家性の強い名だたる監督作品は、あらゆる方向につながりがあって、映画への好奇心を倍増させてくれるのですよ。
そのあたりに感銘を憶えてしまうと、観ている時だけおもしろいエンタメ作品はもうどうでもいいやーって思っちゃうんですよね。
アクション映画観るヒマがあったら、何度でもエルミタージュ幻想体験したーいってな。
そのうち、是非ともじっくり語らいましょうー。
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