かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『クラッシュ』 CRASH
2006年 02月 24日 |
交通事故は天使のいたずらによって起きているのかも。
テーマに沿って見事に紡がれた群像劇にいくつもの感銘を受ける。

クリスマス間近のロサンゼルス、ハイウェイで交通事故が起きて・・・。



群像劇が大好き。
皆がこうやってそれぞれにつまづきながらも生きているんだと実感できるところが好き。

予告を何度も観るたびにその情感がとても好きだった。
ウィンターボトムの『ひかりのまち』のように。
夜の闇に浮かぶ車のライトのやわらかな光。
その街に生きる人々を優しく包み込む優しい音楽とナレーション。

オープニングのドン・チードル扮する刑事グラハムの台詞が
とても印象的だったのだけれど、その彼の言葉はこの物語を象徴していた。
" I think we miss that touch so much, that we crash into each other, just so we can feel something.
「みんな触れ合いたいのさ。衝突し合い、何かを実感したいんだ」"

絡み合う人間模様がおもしろく、どのように彼らがクラッシュするかの成り行きを興味深く見守った。しっとりやわらかいイメージとは異なり、スポットをあてられた彼らは皆それぞれに問題を抱えていた。鬱憤がたまるばかりでイライラし続けて、それが新たなるトラブルを生み出したりする。ヒステリックに差別発言を繰り返す人々。いたたまれない気持ちで彼らの偏見や蟠りを眺め続けた。

とても絶妙なアンサンブル。
登場人物が何らかのアクシデントを通じて、それぞれの間に関わりが持たれていく。よくある群像劇のスタイルでその相関図そのものは目新しくもないし、全部を眺めてしまうとむしろ不自然なほどに絡まりすぎている気もする。秀逸だと感じたのはみなが隈なく繋がっていくことやプロットではなく、一貫したテーマで人間模様が編みこまれていたこと。

移民も多く、多様な人種の人々が暮らす街だからこそ、ひしめく差別と偏見。
銃社会アメリカの中でも際立つ凶悪犯罪都市であり、車での移動が当然の自動車の街。
そんな街で重なるクラッシュ。車の衝突と人間同士のぶつかり合いと触れ合い。
差別、偏見と不信感と復讐心、車と銃が巻き起こす悲劇。

人種差別の入り組み方が複雑でとても興味深かった。
事故現場で興奮する東洋人女性はヒスパニックの女性を「メキシコ女」と罵った。
アフリカ系のグラハムは電話で「白人女と寝ている」と冗談を言い、ヒスパニックの恋人リアは憤慨する。リアは、両親はプエルトリコとエルサルバトルの出身なのだという。アメリカという国で長年差別と闘ってきたアフリカ系の人間であっても、他民族の恋人への理解と思いやりは浅はかなものであったりするのだ。
911以降、差別が強まって暮らしにくいムスリムの人々。アラブ野郎と罵られるファハドは、本当はアラブ人ではなくペルシャ人なのだということに誰も目を向けようとしないんだ。
肌の色、見た目だけで人の対応が変わるいくつもの事例に胸が痛む。

この物語がいいのは、善悪が表裏一体であり、悲喜こもごもであったところ。
同じ車に乗って行動していた二組に対する運命のいたずらが皮肉。
差別社会の被害者であることを言い訳に自暴自棄に犯罪を繰り返すアンソニーは、土壇場で車の持ち主のキャメロンに救われる。ライアン巡査のセクハラ行為に不快感をもったハンセン巡査だったからこそ、再会したキャメロンを助けたかったという恩恵に預かったことを本人は知る由もないだろうけど。
片や、そのライアン・フィリップ扮するハンセン巡査は、人種差別などはしない共感できる人物であったのに、ピーターをピックアップしたという厚意が仇となって悲劇のクラッシュを生んでしまう。日ごろの行動パターンではかれない複雑に作用しあう因果。

そして逆に、偏見に満ちた傲慢な白人が、それまで差別をしていた人間と温かくふれ合う瞬間をもたらしてくれたことはとてもステキだ。階段から落ちることがなかったら、サンドラ・ブロック扮するヒステリーのジーンはずっと家政婦を見下し続けたのかもしれない。マット・ディロン扮するライアン巡査は、際立った差別主義であったけれど、警官として人命救助という局面にたった時に、その主義を超えた行動を起こす。そんな事態に遭遇しなかったら、彼はアフリカ系アメリカ人を抱きしめることなんてなかっただろう。予告宣伝で何度も目にした、そのツーショットなのに、ライアンとクリスティンが抱き合うシーンには感動せずにはいられなかった。

いくつかの予想外の展開の中、最も心に響いたのはやっぱり天使のマントのエピソード。『砂と霧の家』 のように差別意識と不信感が銃の悲劇を招くに違いないと思っていたから。不思議な気分で大きな安堵感に包まれた。フェレシュテ。これは天使の街、ロサンジェルスの物語であったことをこの時に思い出す。なんて心憎いエピソードなんだろう。そして、銃を購入した時のやり取りが伏線になっていたことを後で知り、その気の利いた温かな仕掛けにひざを打つ。素晴らしい。

ロスの街を俯瞰する天使の視界を感じながら、時に愚かで時に優しい人間たちに思いを馳せる。

 -キャスト-
刑事グラハム:ドン・チードル
恋人リア:ジェニファー・エスポジト
警官ライアン巡査:マット・ディロン
ハンセン巡査:ライアン・フィリップ
ディクソン警部補:キース・デヴィッド
ジーン:サンドラ・ブロック
検事リック:ブレンダン・フレイザー
TVディレクタープロデューサーキャメロン:テレンス・ハワード
クリスティン:サンディ・ニュートン
ピーター:ラレンツ・テイト
アンソニー:クリス"リュダクリス"ブリッジス
鍵屋ダニエル:マイケル・ぺニャ
雑貨店経営者ファハド:ショーン・トーブ

 公式サイト
CRASH 2004 アメリカ
監督.脚本 ポール・ハギス  脚本 ボビー・モレスコ 
撮影 J・マイケル・ミューロー 音楽 マーク・アイシャム
(日比谷シャンテ・シネ) 29本目
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by CaeRu_noix | 2006-02-24 23:25 | CINEMAレヴュー | Trackback(56) | Comments(31)
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Tracked from travelyuu とら.. at 2006-02-25 19:31
タイトル : クラッシュ CRASH
サンドラ・ブロック、ドン・チードル、マット・ディロン ジェニファー・エスポジート 主演 豪華な出演者達が織り成す群像劇 人種るつぼのロサンゼルス 白人・アフリカ系・ヒスパニック・ アラブ系・東洋人色々な人種が暮らしています  そこでの人種差別を真正面から描いた映画でした 自動車事故が起き 多様な人々の接点が微妙に関わっていきます アフリカ系で白人敵視をしている アンソニー (ルダクリス) とピーター (ラレンツ・テイト) リック (ブレンダン・フレイザー) とジーン (サンドラ・ブロック...... more
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公式サイト AMC、公開5日目初回です。 レディース・デイということで、この手の映画としては人が入ってました。 で、上映5分間位、幕が完全に引かれていなくスクリーンの両端に少し... more
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タイトル : クラッシュ
連鎖する衝突。そこから繋がっていく人の運命。 ロサンゼルスは孤独な街。人種によって居住区が分かれているこの街で、偶然の事故が人種を絡ませる。そして差別偏見を浮き彫りにさせる。 監督はミリオンダラーベイビーの製作脚本でアカデミー賞ノミネートされたポール・ハギス。この作品で監督デビューを果たす。 この作品には主人公と断言できる人物がいない。逆を言うと誰しもが主人公。短い上映時間の中でその人物達の性格と思考を簡潔に上手く表現し、それぞれのエピソードをパズルを埋めるようにまとめ上げていく。 絡み合って...... more
Tracked from シャーロットの涙 at 2006-02-26 12:32
タイトル : クラッシュ その2
なんとなくあとからじわじわくる作品「クラッシュ」 先日公開後まもなく見てきたのですが、なんとも又見たい気持ちに押されて見てきてしまった。ネタばれなしではありませんからご注意を・・・ 先日見たときの感想はこちら 群像劇だとどうしても印象の薄いものもあると思う。 なんとこれだけの評判の作品にしては途中まで、「なんでこれがノミネートされる作品?」とまで思ったくらい。自分はひねくれているのか?・・・なんて思った。 ところが中盤からの勢いに乗っかってラストまで引きずり込まれ、なるほどなあ~とまず脚本の上手...... more
Tracked from 水曜日のシネマ日記 at 2006-02-26 12:34
タイトル : タイトルに隠された深い意味。『クラッシュ』
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タイトル : *クラッシュ*
{{{    ***STORY***              2005年   アメリカ 冬、クリスマス間近のロサンゼルス。深夜のハイウェイでLAPDの黒人刑事グラハム(ドン・チードル)と同僚でスペイン系の恋人のリア(ジェニファー・エスポジト)は、交通事故に巻き込まれた。車から降り立ったグラハムは、偶然事故現場脇で発見された、若い黒人男性の死体の捜査に引きつけられた...。 夜のウェストウッド。若いアフリカ系黒人のアンソニー("リュダクリス")とピーター(ラレンツ・テ...... more
Tracked from セルロイドの英雄 at 2006-02-26 14:53
タイトル : 【映画】クラッシュ
"Crash" 2005年アメリカ監督)ポール・ハギス出演)ドン・チードル サンドラ・ブロック マット・ディロン ブレンダン・フレイザー テレンス・ハワード クリス・”リュダクリス”・ブリッジス サンディ・ニュートン ライアン・フィリップ ラレンツ・テイト マイケル・ペニャ ショーン・トーブ バハー・スーメク満足度)★★★★☆ (満点は★5つです)シャンテ・シネにて 深夜交通事故にあった刑事グラハム(ドン・チードル)だったが、そこはたまたま死体遺棄事件の捜査現場だった。現場を何気なくぶらつく彼は死体に...... more
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観ている間、自分が映画の登場人物であるかの様な、不思議な感覚で物語に感情移入していた。 この映画は、アメリカの移民社会に暮らしたことのある人間には、まさしく人生に縮図のよ... more
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タイトル : CRASH
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タイトル : クラッシュ
クラッシュ http://www.crash-movie.jp/ ★★★★★ 再びCLASHネタと思いきやCRASHのほう。 今年の映画で自己ベスト更新。(暫定キングコングでした) 人種の坩堝(るつぼ)アメリカという国の今、... more
Tracked from 日っ歩~美味しいもの、映.. at 2006-02-26 21:18
タイトル : クラッシュ
冬のクリスマスが近づいたロサンゼルス。ロス市警の黒人刑事グラハムと同僚で恋人のリアは交通事故に巻き込まれます。グラハムは、その事故現場の脇で発見された若者の死体の捜査現場を目にします。そこから、時は36時間遡り...。 貧しい黒人、裕福な黒人、メキシコ人、中国... more
Tracked from 箱庭綴り at 2006-02-26 21:42
タイトル : クラッシュ CRASH
  人はぶつかり合う。 人は人を傷つける。 それでも人は人を愛してゆく・・・ ★★★★★★☆ 愛が擦れ違い、哀しみが砕け散る、さらに激しい衝突が繰り返されていく・・・。... more
Tracked from ようこそ劇場へ! at 2006-02-26 22:24
タイトル : クラッシュ
CRASH、脚本・監督=ポール・ハギス。 僕の中では、ロバート・アルトマン監督の『ショート・カッツ』を超える群像劇は未だに現われていない。本作では『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本で脚光を浴びたポール・ハギスが、ロスアンジェルスに生きる人たちの人生の断片を交差させ、見応えのある群像劇に仕上げている。 ☆☆☆☆★ ... more
Tracked from 狐の穴にて at 2006-02-26 23:12
タイトル : 『クラッシュ』
人種のるつぼ、ロサンゼルスを舞台に、人々の人生が交錯する36時間を切り取った群像劇。自動車事故(=クラッシュ)で始まり、人と人との衝突(=クラッシュ)が繰り返される。登場人物たちの運命が変わる瞬間を丁... more
Tracked from カリスマ映画論 at 2006-02-27 03:03
タイトル : クラッシュ
【映画的カリスマ指数】★★★★★  ぶつかって傷ついて・・・そして生まれる人間愛   ... more
Tracked from ☆ 163の映画の感想 ☆ at 2006-02-27 17:45
タイトル : 映画館「クラッシュ」
いろんな方のレビューで拝見させていただいていて、観たい観たいとおもっていた作品です。地元のシネコンには、公開されていなかったのですが先週末についに公開されました! 人種差別が軸となって、いろんな人種、職業、生活の人々が織り成す人間模様。人間の嫌な部分...... more
Tracked from 映画を観たよ at 2006-02-28 10:53
タイトル : クラッシュ
またまた重い、けど・・・ たくさんのエピソードは全てが繋がっている。 ほとんどが悲しみの連鎖でした。 誰もが主人公で本当に日常的な日々。 黒人、アジア人、ペルシャ人などと色んな人種がいる。そして今でもある人種差別。 その時は人種差別を扱った映画なのかなぁって思ってました。 ちゃんと十分過ぎるほど扱って今でもこんなんなんだって驚いたけど。 だってもっと少なくなってるかと思ってたから。それはとても悲しかった。 でもホントは群像劇でした。 人種差別を軸にその中でいろいろな人の人生が交錯していきます。 そ...... more
Tracked from のら猫の日記 at 2006-02-28 23:39
タイトル : クラッシュ(2004/アメリカ/監督:ポール・ハギス)
【新宿武蔵野館】クリスマスを間近に控えたロサンジェルス。黒人刑事グラハム(ドン・チードル)とその同僚でヒスパニックの恋人リア(ジェニファー・エスポジート)。銃砲店で不当な差別に憤慨するペルシャ人の雑貨店経営者ファハド(ショーン・トーブ)。白人に敵意を抱く黒人青年アンソニー(クリス... more
Tracked from 我想一個人映画美的女人b.. at 2006-03-01 13:45
タイトル : クラッシュ / CRASH
"サンドラブロック主演"ではありません。 クローネンバーグのでもありません☆ 豪華キャストたちが織り成す、人間ドラマ{/hikari_blue/}{/hikari_blue/} 「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本/製作でアカデミーノミネートされた、 ポール・ハギスが脚本&初監督したこの作品、5月に全米公開されて 9月にはドーヴィル映画祭でグランプリ、先日のゴールデングローブ賞、 脚本賞&助演男優賞ノミネート(マットディロン) アカデミー賞ノミネートも確実との噂。 公式サイト キリスト教徒ではないけ...... more
Tracked from ヨーロッパ映画を観よう! at 2006-03-01 20:49
タイトル : 「クラッシュ」
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Tracked from Dead Movie S.. at 2006-03-02 15:16
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Tracked from 虎党 団塊ジュニア の .. at 2006-03-02 20:29
タイトル : 『クラッシュ』’05・米
あらすじクリスマスを間近に控えたロサンゼルス。黒人刑事グラハム(ドン・チードル)と同僚のヒスパニックの恋人リア(ジェニファー・エスポジート)。ペルシャ人の雑貨店経営者ファハド(ショーン・トーブ)と娘のドリ(バハー・スーメク)。黒人青年アンソニー(クリス...... more
Tracked from 八ちゃんの日常空間 at 2006-03-03 00:41
タイトル : クラッシュ(2回目)
自動車の衝突事故をきっかけに、次々と起こる人間ドラマを描いたものかなぁ、と思っていたら、群像劇だった。1日という短いスパンで人々の連鎖的に起こる「運命」を詩的に表現している。 シーンの移り変わりが自然なくらい、きれいに流れていくのでイマイチどんなつながり...... more
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タイトル : 人種問題がぶつかり合う群像劇◆『クラッシュ』
2月27日(月)TOHOシネマズ木曽川にて 冬、クリスマスも間近のロサンゼルス。深夜、ロス市警の黒人刑事グラハム(ドン・チードル)と、同僚でスペイン系の恋人のリア(ジェニファー・エスポジト)は、交通事故に巻き込まれた。車から降り立ったグラハムは、偶然事故現場脇...... more
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タイトル : ポール・ハギス監督 『クラッシュ / CRASH』 ☆今..
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Tracked from *アンチハリウッド的* .. at 2006-03-09 14:01
タイトル : クラッシュ
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基本情報 「CRASH」(2005、アメリカ) 監督:ポール・ハギス(ミリオン・ダラー・ベイビー:脚本) 脚本:ポール・ハギス、ボビー・モレスコ 製作:ポール・ハギス、ボビー・モレスコ、ドン・チードル他 出演:ドン・チードル(ホテル・ルワンダ)、マット・ディロン(ド..... more
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Tracked from ストーリーの潤い(うるおい) at 2006-04-02 03:32
タイトル : 『クラッシュ』
「この世から犯罪をなくす方法は二つ。ひとつは、この世から人間をなくすこと。もうひとつは、刑法などの法律をなくし、『犯罪』という概念をなくすこと」 と同じように、 「この世から差別をなくす方法は二つ。ひとつは、この世から人間をなくすこと。もうひとつは、『差....... more
Tracked from 徒然なるままに・・・ at 2006-04-08 09:27
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Tracked from Subterranean.. at 2006-07-16 12:39
タイトル : クラッシュ (Crash)
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Tracked from サーカスな日々 at 2006-08-12 12:47
タイトル : N0.163「クラッシュ」(アメリカ/ポール・ハギス監督)
真理は単純かもしれないが、 そこにいたる道筋はとてつもなく複雑系だ。 「天使の街」ロサンゼルスのクリスマス。 車の衝突(クラッシュ)事故が、ひとつの起点となり、連鎖反応のように、人種・性別・階層・年齢を超えて、ドラマが波紋をおこしていく。 登場人物の誰もが、「風が吹けば桶屋が儲かる」とでもいうしかない、偶然とも必然ともいえる、複雑系の因果律にセットされていく。個別の波紋(事件)からは、全体を俯瞰することはできない。 俯瞰できるのは、「クラッシュ」という映画的時間を体験した観客だけである。 しかし、た...... more
Tracked from さるおの日刊ヨタばなし★.. at 2006-10-05 03:21
タイトル : 映画鑑賞感想文『クラッシュ』
さるおです。 『CRASH/クラッシュ』を観たよ。『クラッシュ』という映画はたくさんあるので、えーっと、アカデミー賞3部門を制した2004年のCRASHです。 監督は『MILLION DOLLAR BABY/ミリオンダラー・ベイビー』のポール・ハギス(Paul Haggis)。 出演は『HOTEL RWANDA/ホテ..... more
Tracked from **Sweet Days.. at 2006-10-24 09:36
タイトル : 『クラッシュ』
クラッシュ 監督:ポール・ハギス CAST:ドン・チードル、マット・ディロン 他 第78回アカデミー賞 作品賞 脚本賞 編集賞 授賞 ロサンゼルス。様々な人種が行き交い、衝突し、それぞれに苦悩する様を描いた作品。 人種差別・・・決して解決し得ない人類においての最大の問題。 その重い重いテーマを軸に、様々な人々悲喜を描いた作品。 そう、重い。重かったなぁ・・・。 マイノリティーであっても成功し得る国だと謳うアメリカでも、様々な人種が入り交じってるからこその残酷な差...... more
Tracked from ハサウェイのシネマ!シネ.. at 2006-11-06 14:24
タイトル : 【洋画】クラッシュ
A+  面白い A     ↑ A− B+ B    普通 B− C+ C     ↓ C−  つまらない 『評価』  A (演技5/演出4/脚本5/撮影4/音響4/音楽4/美術3/衣装3/配役4/魅力4/テンポ4/合計44) 『評論』 アカデ... more
Tracked from 映画、言いたい放題! at 2006-11-12 23:47
タイトル : クラッシュ
本命と言われた作品を差し置いて アカデミー作品賞を取ったこの作品。 DVDで鑑賞。 クリスマス間近の<天使の街>ロサンゼルス。 人種差別が渦巻くこの街で起きた1件の自動車事故が 思いもよらない“衝突”の連鎖反応を生み出し、 この街で暮らすさまざまな階層、さ... more
Tracked from 千の天使がバスケットボー.. at 2009-11-01 11:52
タイトル : 『クラッシュ』
「”人種のるつぼ”というのか”人種のサラダボール”というのか」 先日の勤務先の女子たちが話題にした会話である。どちらも米国の人種の多さを表現する言葉であるが、誰も「るつぼ」と「サラダボール」に意味の違いがあることを知らないようだった。人種のるつぼとサラダボールの間には、本当はとてもとても遠い距離があるのだけれど、そんな女子たちにお薦めしたいのが映画の『クラッシュ』。米国社会の人種のサラダボールと、そしてるつぼ化をこれほどわかりやすく映像で表現したのは、まことにお見事っと言うしかない。 クリスマス間近...... more
Commented by Puff at 2006-02-26 00:30 x
こちらも良い映画でしたよねー・・・
ワタクシもかえるさんと同じで群像劇が大好きです。
一つ一つのエピソードが何処かで繋がって、気が付くと大きな一つの輪になっている・・・そんな感じですよね。
この映画が特に心に響くのは、差別を根底にしていて、それに加え、人間をプロトタイプに決め付けず良い面悪い面を描いている、人間の本質を描いているからでしょうか。
でで、やはり一番印象的なのは、天使のエピソードですね。
天使の街で、鍵屋さんも雑貨屋さんも天使の存在を感じる・・・いやー、ホントに心憎い演出、そしてあの展開にも、ビックラしてホッとしたのでした♪
Commented by 隣の評論家 at 2006-02-26 11:05 x
かえるさん、こんにちわ。
TB&コメントありがとうございました。
見終わってから何日経っても、その余韻にひたれる素晴らしい作品です。かえるさんの記事を読んだら、また見たくなってきちゃいました~!DVD化したら必ず購入して、何度も繰り返して見たいと思っています。
Commented by マダムS at 2006-02-26 11:20 x
 >日ごろの行動パターンではかれない複雑に作用しあう因果
R・フィリップのシーンでかなりきました・・運命の皮肉。
唯一の死者になってしまった誰かの弟と、最後にボートピープルかなんか助けちゃう相棒の話 ちょっとした運命のいたずらとしか思えないよね。どれも自分達にはありえなくない話なだけに しみじみとしちゃいました。
もう一度観に行きたいんだけど、結局DVD待ちになってまうかも。
あのペルシャ人の娘が銃器店で、わかっててあの赤い箱を選んだのか、良くわからないので適当にあれを買っちゃったのか、もう一度確かめる為にも(後者だったような気もするが、かえるさんどう観ました?)。
Commented by chalotte at 2006-02-26 12:31 x
こんにちは!あつかましくふたつTBいただいていきます<(_ _)>
かなり入り組んだ伏線を結構見逃していて二回見てやっと納得した感じです。苦笑
天使の透明マント、娘達の父への想いの深さに震えましたわ…
ララ役の子、可愛すぎですよね!
心に痛いもの、哀しみを知らずして人には優しくなれない人の愚かさにも気づき、それでも人が好きだなあと思うこの頃です
Commented by Cartouche at 2006-02-26 13:53 x
ひとつひとつ宝石のようなエピソードが細いクサリでつながって最後大きな感動につかがる素晴らしい映画でした。善悪が表裏一体という言葉。いいですね。この映画のひとつの核心をついていると思います。
Commented by Ken at 2006-02-26 15:03 x
かえるさん、こんにちは!
僕も群像劇大好きです。最初は関係のない様々な人生が共鳴し、一つの物語をつむぐ様が何ともたまらない。人と人は普通に生活していてもどこかで影響しあっているんだ、ということが実感できるところもまたイイ。
この映画も、そんなイイ作品で、すごく気にいってます。
Commented by いわい at 2006-02-26 23:12 x
こんにちは♪
実は、予告編は苦手だったのです。少々メランコリックな印象を持っていました。マントのエピソードも、予告編から深読みしてしまっていて、予想できちゃいました。女の子の「わたしが守ってあげる」には泣かされましたけど。
で、観るのどうしようかと迷ってたんですが、観て良かったです。
抑制のきいた演出が素晴らしかったです。
Commented by CaeRu_noix at 2006-02-27 00:49
Puff さん♪
群像劇はいいですよねぇー♪ お仲間です。
私の映画館通いを加速させるキッカケとなった映画が「マグノリア」だったりするものでこの手のものは大好きですー。だから、かえると名乗ったわけでもないけど、それも含むー。
そうなんですよ。良い面悪い面の両方を描写しているところがいいですよね。アメリカ映画は結構、善い人はずっと善い人、悪い人は悪い人という描き方をするものも多いので、これこそが人間の本来の姿と感じられて染みました。
天使って、キリスト教的な存在ではあるけれど、ペルシャ語にもその概念はあって、同じように天使を思えるんだなーってことにしみじみ感動しました。緊張感漂う衝突の連続の中でのエンジェルの登場にはホントに参りましたー
Commented by CaeRu_noix at 2006-02-27 00:51
隣の評論家 さん♪
余韻が残りますよねー。DVD購入決定ですか。
プロットもおもしろいし、中身が濃かったので何度でも楽しめそうです。
何度も観たくない悲しいシーンもありましたが、2度目3度目に観る時は不思議と悲しいシーンはやり過ごせて、感動的な部分には新発見があったりするんですよね。何度も観てください!
Commented by CaeRu_noix at 2006-02-27 13:01
マダムS さん♪
R・フィリップの姿には、『トレーニング・ディ』のイーサン・ホークを思い出しました。
その葛藤する演技もよく、とても共感できる人だったのに・・・。
ピックアップしてあげたのも他でもない親切心からだったのに。
最も悲運だった彼のクラッシュは痛烈でしたよねぇぇ。
ちょっとした偶然の積み重ねと疑心暗鬼や誤解で結果が大きく変わってしまうことって、この世の中にはきっとたくさんあると思います。自分たちにもありえなくないですよね。
ペルシャ人の娘さんはたぶん英語は読めるんですよね?
だから、意図的にその赤い箱を選んだんじゃないかと思います。
彼らの天使ちゃんは本当は娘たちなんじゃないかと。
Commented by 睦月 at 2006-02-27 14:29 x
かえるさん。TB&コメントありがとうございました。
いっつも思うけど、かえるさんの映画論は素晴らしいなあ。睦月にはこんな風に書けない。ボキャブラリーも感性も貧粗なんだよね。
この作品には、やはり天使の存在は欠かせないという気がします。あの少女のシーンに心があったまった人って多かったんじゃないかな?人間同士だから、差別もあり、偏見もあり、衝突もあるのだけど・・・そんな感情のぶつかり合いも、どこかでふっと天使の存在に気づけたら、お互いにもっと優しい視線と、思いやりのある気持ちで分かり合えるようになるんだろうなあ・・・。
Commented by CaeRu_noix at 2006-02-27 14:46
chalotte さん♪
二度ご覧になったのですねぇ。素晴らしい。
見逃している伏線はきっとあるだろうなぁ。
それどころか前後関係がハッキリしていない場面もあったし。
赤い箱は意図的に選ばれたというのは、二度観たchalotte さんの保証付ということで♪
だとすると娘の愛情が大いに染みますね。そんな機転がステキ。
ララの無垢さには本当に心打たれました。
ちっぽけで愚かな人間たちだからこそまた愛しかったりするのですよね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-02-27 14:47
Cartouche さん♪
それは宝石のよう!でしたね。一つ一つのエピソードにグッとくるものがあり、その繋がりと総体を捉えた時にはより大きな感慨を受けるという見事な構成でした。絶対的な善も絶対的な悪というものもないはずなのに、単純構造の勧善懲悪ストーリーが世にはあふれていますよね。だから、本作の登場人物や出来事の両面性、表裏一体といえるところがとてもよかったんですよね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-02-27 14:47
Ken さん♪
群像劇はイイですよねっ。そうなんですよ。
人と人はどこかで影響しあっているはずなんですよね。
なのに、日常生活の中では、多くの人やものについて無関係だと思ってしまう。
そんな世界の仕組みを思い出させてくれるよい映画でしたよねー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-02-27 14:47
いわい さん♪
予告は観ない主義の私なんですが、クラッシュの予告はずいぶん前から流れていたから、目にしてしまった場面はありました。音楽やナレーションのメランコリックな部分は私は気に入っていたんですが、予告で観たマット・ディロンの抱擁シーンなんかはちょっとクサさが感じられて興ざめでした。でも、本編の前半で彼の横暴な振る舞いを見るにつけ、あのシーンに救いを求める自分もいました。そうか、マントのオチは読めちゃうほどだったんですね。あら、それは残念です。心温まるエピソードの描写はしくこくなくて、お涙頂戴な演出じゃないのがよかったですよね。
Commented by ななな at 2006-02-28 11:11 x
TBありがとうございました。
観ている間は重いけど進むにつれて優しくなれるようなそんなとても不思議な映画でした。
マット・ディロンが女性を助けた時は胸がつまりそうでした。
人間として私達にも分かりそうな感情やちょっとした運命のいたずらで日常に起こってしまいそうな現実味がこの映画をこちら側に近づけていてくれたと思いました。

Commented by CaeRu_noix at 2006-02-28 11:46
睦月 さん♪
やー、とんでもないっす。ほめてくれてありがとうー。
いやいや、睦月さんのレヴューこそ、熱い思いと感動がひしひしと伝わってくる素晴らしい内容でしたよー。こんなに感じられる感性は貧相ではありませんー。(#何かと映画にケチをつけている人を見ると、あんたの感性が乏しいんじゃないのー?とか思うこともある不寛容な私ですが~。)私も何かいつも同じような言い回しをしているよなーと反省します。がんばりましょー。
天使のエピソードにはまんまとノックアウトされちゃった。なるほど。人は、天使の存在に気づくことが大切だぁね。言いこといいますねー。我GAを押し通すことばかりにとらわれているとダメなんですよね。愚かさをも包み込む天使の視点と抱擁を感じて、他者への思いやりを持ちたいなぁ。
Commented by CaeRu_noix at 2006-03-01 23:56
ななな さん♪
重苦しい出来事が続いて涙ながらに悲しい気持ちで観ていたけれど、そこに救いが見える毎に優しい気持ちが広がっていきましたよねぇ。マット・ディロンのあのシーンはまさにそんな優しい気持ちをもたらしてくれるクライマックスでしたよね。私にとっても、2番目に大きく感動したシーンでした。
そうなんですよ。一見、LAならでは、アメリカならでは、人種差別とトラブルの多い場所ならではの物語のようでいて、どこの誰にでも起こりうるような事態や展開が描かれていましたよね。自分の身の上にも起こりうるリアリティに引きつけられました。
Commented by M. at 2006-03-10 14:37 x
かえるさんの名文に涙しました。人種の枠だけに留まらない人と人とのつながり、それにともなう感情を切り取って見せてくれた秀作でしたね。いろいろと深く考えてしまう中で鍵屋さん父娘のエピソードにはホロロ…。わたしにもあの子のような素直な気持ちがあったはずなのにどこへ?
TB失礼いたしますです
Commented by bananafish at 2006-03-10 17:12 x
ようやく観ましたのでお邪魔します。人種差別をテーマにした映画ながら、普遍的なヒューマンドラマになっていますね。
私は人間関係が途中でこんがらがってしまい、細部が理解できなくて困りました(笑)。もう1回観ないといけないようです。TBさせてくださいね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-03-11 14:22
M. さん♪
いや~、そんなぁ~、、ありがとうございますー。
そうなんですよね。人種間にある偏見が多くのクラッシュのきっかけではありましたが、そこから多様な人間模様を見せてくれましたよね。親子関係、恋人夫婦関係・・・。人間は本当に愚かで脆いものなんだなぁと思いつつも、ささやかなことに愛や希望を見出すことができることに救われました。
緊張感が続き、悲しいクラッシュが多かったから、鍵屋の親子のエピソードにはすっかり感動してしまいましたよねぇ。私達は天使のコートをどこに置いてきてしまったのでしょうー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-03-11 14:22
bananafish さん♪
普遍的なテーマでしたよねー。人種間のトラブルが身近ではない日本人にはピンとこない世界というわけではないですよね。
この手の群像劇は見ごたえがあるのですが、時に人物の相関関係がこんがらがってしまいますよね。私は出来事の前後関係が不確かな部分があったような・・・。確かに、また観て整理したいかもしれません。
Commented by hal at 2006-03-14 08:28 x
はじめまして。TBさせていただきました。
良い映画でした。脚本がしっかりしている映画は見応えがあります。
ポール・ハギス、今後も注目したいと思ってます。
Commented by CaeRu_noix at 2006-03-14 12:23
hal さん♪
はじめまして。
ポール・ハギスというと、『ミリオンダラーベイビー』の脚本でその実力は充分に発揮されていたと思うのですが、この原作のないオリジナル脚本においてもその素晴らしさが実感できましたよね。本作のオスカー受賞には驚きましたが、こういった練りこまれたオリジナル作品が評価されるのは嬉しいです。今後も注目しましょう。
Commented by ぼんべい at 2006-03-22 04:18 x
自分の心の中と向き合うきっかけを作ってくれる、よい作品だったと思います。私はかなりはまれたのですが、一方、はまれなかった派の方の気持ちもわかるような。
>この物語がいいのは、善悪が表裏一体であり、悲喜こもごもであったところ
全く共感です。
差別的な行動、発言をする人々に悲しさを感じると同時に、自分は意識的に誰かを差別しているつもりはなくても無意識に大きなくくりで人を否定的に見てはいないか考えずにいられませんでした。
ストーリーが絡みすぎているところとか、ペルシャ人が逆恨みして銃を持ち出すところや裕福な黒人夫妻の部分(妻が自分を助けなかったと夫をなじったり、警官に包囲された時のきれた態度、妻が救出された時)では作り物臭さを感じたので、だめだった方はこういうところで冷めちゃったのかな?とか思いました。
私は問題提起という意味で揺さぶられてしまったのでそれほど気にはならなかったです。
ミモラの件でもう一回。
Commented at 2006-03-22 04:23 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by CaeRu_noix at 2006-03-23 11:00
ぼんべい さん♪
ご覧になったのね。私もかなりハマれました。
おっしゃる通り、イマイチに感じた人の気持ちも察することができます。行動や言動が極端に過激な人が目に付きました。そこで興ざめしてしまう心理は十分にわかります。でも、わたし的にはあり得なくはなかったんですよね。極端な例だけど、鬱憤がたまり追い詰められたら、人はそんなふうに暴走してしまうんだろうなというリアリティは感じました。嘘っぽいと感じて心離れることもなく、ハラドキして気を病んだり、考えたり、感動したりと満喫しました。
そう、映画の物語を直接味わうことが全てではなく、それをキッカケに自分の思考を進めることも映画の面白さに含まれるんですよね。偏見や衝突の概要は一見ありがちだったけど、彼らの台詞により、一つの差別意識も複雑で入り組んでいることに気づかされたりと、ディテールに見所、感じ所が沢山あり。
私も常々自分や他人の差別意識や偏見には興味をもっていたので、様様な思いが喚起されました。こういう映画の感想によく、日本人には理解できないというコメントを見かけるのだけど、私はそういうレベルで眺めるだけじゃもったいないと思い・・
ミモラも楽しんでいただけ何より。
Commented by ハッチ at 2006-06-27 00:51 x
おそばせながら映画の方観てきました。
深い!とても深すぎますねこの映画。
現代社会でも十分に起こってる人種差別。
その問題と向き合い、その中でのさまざまなクラッシュ。。
本当凄い考えさせられましたね。
鍵屋のダニエルが娘にあげた妖精のマント。
本当に泣けました。
是非TBさせてくださいね
Commented by CaeRu_noix at 2006-06-27 11:49
ハッチ さん♪
感じ方は人ぞれぞれだと思うのですが、本作を深いと感じられたのは素晴らしいことだと思います。多様な問題が織り込まれていて、それが絶妙に絡み合っていましたよねー。よその国のとある都市の架空の物語というんではなく、私たちの住む世界の物語なんですよねー。人種差別そのものはニホンジンにはさほど身近ではないけれど、そこに描かれているのは私たちの社会のことですよね。感じること、考えることのたくさんある映画でした。妖精のマントのエピソードはサイコーでしたねー。
Commented by ゴブリン at 2006-09-16 18:13 x
恐らくファハドの娘さんは銃弾を買うとき、それがどういう弾か知っていて買ったのでしょうね。やりきれなくなるような状況の中で、「透明マント」のエピソードはやさしさを感じさせます。

衝突から触れ合いへ。数ある群像劇の中でも出色の出来だと思いました。
Commented by CaeRu_noix at 2006-09-17 23:17
ゴブリン さん♪
銃弾のことは、やはり娘の機転だったのでしょうかね。はじめにそのシーンが映った時は、店主にせかされて、適当に箱を選んだかのような描写だったけれど、英語は読めるでしょうからね。とても気の利いたステキなエピソードでしたねー。
群像劇は多数あれど、クラッシュというテーマでうまくまとめられた秀逸な作品ですよね。
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