かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『ヒストリー・オブ・バイオレンス』
2006年 03月 29日 |
スリルとサスペンスに引き込まれつつ、
テーマ性に富んだ味わい深いドラマを満喫。

アメリカ中西部インディアナ州の小さな町に家族4人で暮すトム・ストールの営むダイナーにある日タチの悪い客が現れて・・・。



世界中に蔓延る暴力。繰り返し起こる暴力。
暴力のない社会の実現は不可能なのだろうか?

映画の中では、ごく一般的なものとなっている暴力。痛みを伴い、肉体を傷つけ、命を奪いさえもする暴力。それが娯楽アクション映画の中で表現されるとカッコイイとさえ思われる。そういう映画なのだから仕方ないとはいえ、人に対して暴力をふるう様を爽快にカッコよく描写してしまったら、観客は無意識にその感覚をすり込んでしまうだろう。だから、本作のように、暴力の残忍さを強調する描写は素晴らしいと思うのだ。その瞬間を直視できないほどに激しく痛ましい一撃。大量の血が飛び散ってゾッとしてしまうことが殺人シーンには必要なんだ。

目に見える暴力の残虐さばかりではなく、心理的に迫り来るスリリングな緊張感も見事。田舎のモーテル前に停められた車と悪そうな2人の男のけだるい会話に始まる冒頭のシークエンスから引きつけられた。その不穏な空気感がとてもきまっている。のどかな田舎町が舞台であることが緊迫感とスリルを際だたせる。何が起こるのだろうと始まるドラマから目が離せないのだった。

謎の2人組のモーテルでの無差別殺人に戦慄を覚えた直後に、優しいパパであるヴィゴ・モーテンセンが映し出される。怖い夢を見て泣いた娘を家族総出で慰める仲睦まじいストール一家。家族は円満であり、夫婦間も超ラブラブ。家庭内イメクラ的なチアガール大作戦にはやや引いたけど、それは夫婦仲が冷えない秘訣なのかもしれない?そして、「10代の頃に出逢いたかった」と言う妻の台詞にトムが即座に同意しなかったことにも後になってみると納得。

原作は「バットマン」シリーズで知られるDCコミックスのVERTIGOレーベルから刊行されているグラフィック・ノベルなのだそうだ。平穏に暮していた普通の男は非道なギャングだったなんていうストーリーはなるほどコミック風味かもしれない。そして、西部劇的な物語でもあるらしい。そんな設定も、素晴らしい俳優達の迫力ある演技と見事な演出によってサスペンスフルでリアルなものとなっていた。実写映像のSEX&Violenceはコミックとは段違いの生々しさがあるのだ。

銃でなくても、暴力が迫り来るのは怖い。息子ジャックが同級生に逆恨みされて、ケンカをけしかけられるシーンにもハラハラ。思い起こせば、暴力というものは学校という場所では避けられないものだったな。人間はどこでそれを行使することを覚えるものなのかに思いを馳せつつ、挑発にのらない冷静なジャックの姿に一度は胸をなで下ろす。しかし、相手はしつこい。後日、意地悪同級生をこてんぱんに叩きのめすのだ。とうとうやってしまったかと残念に思うのと同時に、せっぱ詰まった状況で奴らを黙らせるにはもうそれしか方法はないとも感じた。暴力をもっての幕引きを複雑な思いで受け止めた。

息子の出来事を挟みながら、父の物語は解き明かされていく。トムは本当にジョーイなのか?という謎の答えが見えてきて、ダイナーでの正当防衛殺人の時の身のこなしや銃の扱い方が尋常でないほどにプロフェッショナルだったことに合点がいく。そんな事故が起きて報道というマスコミの暴力にさらされて、過去を知るフォガティ達が尋ねてきたということだったのか。過去を捨て別人になりきって、平穏な生活を築き上げたトムが、過去の暴力への応酬によって、また脅かされるなんて・・・。それを断ち切ることはなんて難しいのだろう。

生まれ変わりたかったという気持ちはよくわかる。そして夫が、長い間自分を偽っていて、過去には残虐な暴力や殺人に手を染めたギャングだったという事実を知ってショックを受ける妻の苦悩もわかる。人間、一つや二つの秘密と嘘は持っているものだろうけど、恐怖とともに、そんな事実を思わぬ状況で知り得てしまったら簡単には受け容れられないだろう。そんな混乱した思いの中での、階段でのセックスシーンはとても痛々しいものだった。暴力的ですらあった行為。上機嫌のラブラブ・チアリーダー・プレイとの格差にその悲痛さが生々しく表れていた。感情を爆発させて夫に不信感をぶつけた妻が、保安官が訪ねて来た時には一転して、泣き落としで夫を守ろうとしたことも印象的。

片目をえぐられた過去のエド・ハリスも存在感があったし、ウィリアム・ハートの恨みのこもったヤクザっぷりもクレイジーなほどに凄みがあった。血を分けた兄がこんなにも弟に憎悪を抱いていることは怖ろしい。逃げおおせてもまた家族に危険が及ぶだろう。ジャックの時と同じようにまた、暴力を連鎖を断ち切るのは暴力しかないのかもしれないと思えてしまうのであった。バイオレンス・シーンの凄絶さに目を奪われながら、簡単には答えの出せないテーマが頭の中をグルグルまわる。

この家族が前の元通りの生活を取り戻せるのかはわからないけれど、娘サラが父の食器を用意したのにはホロリ。サラにとっては優しい大切なパパであることには変わりないんだよね。家庭内暴力をふるうパパより全然いいじゃない。

ヒストリー・オブ・バイオレンス  公式サイト
A HISTORY OF VIOLENCE  2005  アメリカ.カナダ
監督 デヴィッド・クローネンバーグ
脚本 ジョシュ・オルソン
音楽 ハワード・ショア  撮影 ピーター・サシツキー
出演 ヴィゴ・モーテンセン、マリア・ベロ、エド・ハリス、ウィリアム・ハート

(東劇)
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by CaeRu_noix | 2006-03-29 23:57 | CINEMAレヴュー | Trackback(43) | Comments(29)
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クローネンバーグだし、R−15指定ですから・・ やはりかなりショッキングなシーンも・・ しかし、オスカーの助演男優賞にウィリアム・ハートがノミネート、ゴールデン・グローブ賞では作品賞の他、奥さん役のマリア・ベロが助演女優賞にノミネート(他の沢山の賞関係でも..... more
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タイトル : 映画@ヒストリー・オブ・バイオレンス
食堂を経営する夫と弁護士の妻そして2人の子ども 静かで幸せに暮らしていた ところがある日、食堂にやって来た二人組の強盗による 拳銃発砲事件が起きた 彼らを撃退した夫は一躍ヒーローとなり店は大繁盛 しかし、一見平穏な家庭は乱れ出す 得体の知れない男たちが食堂を訪れ、夫につきまとい始めるのだ まず、オープニングから衝撃的だった 蝉が鳴く乾いた風景と二人の穏やかそうな会話、しかしその裏で。。 惨殺された死体の横で、普通に水を汲む男。。 ここから、かなり期待させられる トムの店に突然現れた男 「なぁ、ジョ...... more
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タイトル : ヒストリー・オブ・バイオレンス
   計算された暴力の構図と愛を失っていく過程に感嘆。  冒頭は二人の強盗犯がモーテルらしき所から出てくる所から始まる。  最初はそこら辺にいそうな、二人組と思いきや、ここでアメリカの暴力社会のひとひらをスクリーンに叩きつける。  そ....... more
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タイトル : 【映画】ヒストリー・オブ・バイオレンス
"A History of Violence" 2005年アメリカ監督)デイヴィッド・クローネンバーグ出演)ヴィゴ・モーテンセン マリア・ベロ エド・ハリス ウィリアム・ハート満足度)★★★ (満点は★5つです)東劇にて インディアナ州ミルブルック。このスモールタウンでダイナーを経営し、妻や二人の子供とささやかながらも幸せな家庭を営むトム・ストール(ヴィゴ・モーテンセン)。ある日、トムはダイナーに押し入った強盗2人組を撃退、メディアも大きく取り上げる。そんな彼の元に、不気味な容貌のマフィア・カール・フ...... more
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タイトル : ヒストリー・オブ・バイオレンス
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Tracked from シナリオ3人娘プラス1の.. at 2006-04-21 17:49
タイトル : ヒストリー・オブ・バイオレンス
 デヴィッド・クローネンバーグ監督の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」を観ました。  主人公はヴィゴ・モーテンセン演じるトム・ストール。トムは飲食店のマスターで、弁護士の妻と息子と娘、四人家族で仲良く平和に暮らしています。妻のエディとの関係も良好。とても愛し... more
Tracked from Kinetic Vision at 2006-04-22 18:21
タイトル : ヒストリー・オブ・バイオレンス
過去は後ろに過ぎ去っていくものではない。現実の中に、心の中に、古い地層のようにそれは堆積していく。冒頭の場面で二人の男が話しているとき、田舎の平凡な風景の中には不穏な空気... more
Tracked from the borderland at 2006-04-24 00:21
タイトル : 「ヒストリー・オブ・バイオレンス」
普通のサスペンス作品だと思って、デイヴィッド・クローネンバーグ監督の前作「スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする」を上映時観ました。精神を病んだ主人公の現実か妄想かわからない世界に、ぽかーんとして全く楽しめなかった。友人からはこの監督はクセがあるから、観る人を選ぶかもと言われて、これからは観ないと心に誓ったんですよね(^^; でも今作は予告編がまともそうだったので、行ってきました。 エンドロールとともに、止めてた息を吐き出すほど、終始肩に力が入る作品でしたよ。 【ネタバレです】 暴力シー...... more
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タイトル : ヒストリー・オブ・バイオレンス
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タイトル : 豪華パンフレットは1000円也 「ヒストリー・オブ・バイ..
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Tracked from オイラの妄想感想日記 at 2006-04-28 06:52
タイトル : ヒストリー・オブ・バイオレンス
クローネンバーグって良いな。 因果応報な妄想感想いきます。 ... more
Tracked from 徒然なるままに・・・ at 2006-04-30 10:24
タイトル : 【映画】 ヒストリー・オブ・バイオレンス ★★★☆
ストーリー: アメリカ・インディアナ州の田舎町。 小さなダイナーを経営するトム・ストールは、 妻のエディや2人の子供と共に、愛に満ちた幸せな日々を過ごしていた。 そんなある夜、彼の店が2人組の強盗に襲われてしまう。 そこで隙をついて強盗の銃を奪い取り2人を撃ち倒したトムは、 一躍ヒーローとして扱われることに。 しかし、そのことがきっかけで、彼の過去が明らかとなっていく…。 出演: ヴィゴ・モーテンセン、マリア・ベロ、 エド・ハリス、ウィリアム・ハート 監督: デイヴィッド・クローネンバーグ 「暴...... more
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Tracked from erabu at 2007-05-06 20:50
Commented by charlotte at 2006-03-30 18:56 x
ヴィゴの変わり身の早さに驚きでしたわ。
優しいパパが厳しいお顔になったのにはクラクラでした。笑(隠れファンです)
家族を守ろうとする暴力なら許せるのか。一概に答えはすぐ出せません。(-_-;)妻は果たして受け入れるのか、自分の中では今でも答えが変わってます。多くを語らず見る側に迫ってきますね。
暴力による精神と肉体の崩壊そのものをそのまま見せた手法にうなりました~
Commented by 隣の評論家 at 2006-03-30 19:17 x
かえるさん、こんにちわ!
いやぁ、なかなか深い作品でしたぁ。ラストの食事のシーン、かなり印象深いですよ。妹→お兄ちゃん と、父親を受け入れる振舞いを見せた訳ですが、その後、奥さまはどうするのか?と思った瞬間にブチッと終わりましたよね。それがまた、上手い!と思いました。
Commented by ノラネコ at 2006-03-30 22:19 x
こんばんは。
この映画はちょっと極端だけど、程度の差はあれ、人間の二面性は誰でも持ってますからね~。
この映画みたいな家族の葛藤は誰にとっても他人事じゃないですね。
映画のラストはとても考えさせられました。
娘のピュアさと、蟠りを意識せざるを得ない大人たちの差。
愛が全てを包み込むと信じたいですけど・・・
Commented by pezhetairoi at 2006-03-30 22:36
あの終わり方は色々と考えてしまいますね。
個人的には息子が果たしてこれからどうなるのか一寸心配です。お父さんの過去を知ってしまったことと、彼自身がやったことがこれからの人生にどういう影響を与えていくのか・・・。
Commented by @KOBA at 2006-03-31 00:19 x
こんにちは。
TB&コメントありがとうございます。
デビッド・クローネンバーグにしては、残酷シーンも少なくて
一般受けしそうですネ。
でも、残酷シーンよりも、色々と考えさられる良い映画でした。
Commented by めかぶ at 2006-03-31 00:45 x
暴力シーンがかっこよく撮られているようには思いませんでしたし、それほど壮絶だとも思いませんでした。
むしろ、弱者のような息子にもあった暴力性が爆発する部分や、対照的な甘いラブシーンと仲睦まじい家族の姿を見せることでとても効果的に暴力というものを表現しているように思いました。
自身が暴力そのもののような存在だったジョーイが求めたトムの生活。
決着をつけた後で去るのかと思っていたら家に戻ってきた!
すべてを知られてしまっても受け容れてくれるのならここにいたい・・・。
その是非は難しいところだけどこのジョーイ=トムの気持ちが胸に沁みました。
しっかし、この切なげなヴィゴの目!
超らぶらぶシーンもあったり、ヴィゴ好きには嬉しい作品じゃないすか?
Commented by yanks at 2006-03-31 07:31 x
訪問ありがとうございました。

僕も家庭内暴力するパパよりは、昔はヤバかったけで今はマイホームパパのほうに一票を投じますねぇ。
絶対にトムは良いパパですよね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-03-31 15:02
charlotte さん♪
ヴィゴの2つの表情が見られてよかったですよねー。どっちもステキです。あら、ヴィゴのファンは隠れる必要は全然ないじゃないですか。(時にはファンであることを人には公表しにくい俳優っていうのもいますけどね・・・)私も好きですよ、好み系のルックスです。(笑)
"家族を守ろうとする暴力なら許せるのか"という問いの答えは簡単ではないですが、この物語に限って言えば、トムが暴力で対抗するしかなかったのは、道理の通じない凶悪非道なギャングだったんですよね・・・。ショックと嫌悪感はもつけれど気持ち的に許せないものではないかもしれません。それよりも受け容れにくいのは20年間の偽り生活を続けてきたことの方であるような気がします。
Commented by CaeRu_noix at 2006-03-31 15:10
隣の評論家 さん♪
あらすじ的にはわりとシンプルでしたが、テーマ的には深いものがありましたよねー。その後妻はどうしたのでしょうね?彼女の複雑な表情が心に浮かびます。マリア・ベロって、ヴィゴの妻役としてはちょっとキツめ過ぎるタイプの女性じゃないかと個人的には思っていたんですが、この物語にはやはり自立していて芯の強い妻であることが活きてくると感じられましたわ。クローネンバーグ作品がこんなシーンで終わるのはちょっと意外でしたが、印象的ないいラストでしたよねー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-03-31 15:20
ノラネコ さん♪
二面性は人間誰しもが持っていますよね。仕事場ではやり手の厳しい男が、家では優しいマイホームパパだったりだとか。相手やコミュニティに応じて、自分の中の前面に出す部分を変えるということは多かれ少なかれあると思うし、環境によって人は変わっていくものですよね。だから、別人になれてもそんなに不思議ではなかったです。
それでもって、その葛藤もおっしゃる通り、普遍性がありましたよね。亭主が元ギャングの凄腕殺し屋というのは特異な例ですが、家族や友人恋人が隠していた忌むべき秘密を知ってしまった時、それを平常に受け容れられるかどうかって、他人事ではない局面ですよねー。だから、考えさせられましたよね。
蟠りをなくすのは簡単ではないと思いますが、ピュアな愛のパワーはたぶん暴力より偉大です♪
Commented by CaeRu_noix at 2006-03-31 15:33
pezhetairoi さん♪
さて、どうするんだろう?どうなるんだろう?自分だったら・・・と考えさせられますよねー。
わたし的には息子ジャックのことはそんなに心配じゃなかったです。自ら殺人を行ったショックについてはリハビリを受けるなりした方がいいかもしれませんが。父には理解を示すことができる気がします。父の暴力的な遺伝子を継いだ息子が暴力に目覚めて・・・ということを危惧する人もいたようですが、基本的に彼は理性的だから、習慣化しなければ問題ないと思うし。飛躍させていただくと、息子のその後の人生に影響があるのは、このような出来事よりも、例えば虐待を受けることなどを思い浮かべます。ジャックはきっと強いです。
Commented by CaeRu_noix at 2006-03-31 15:37
@KOBA さん♪
クローネンバーグにしては普通だなーと物足りなさを感じた人もいたようですが、ヘンタイ的に残酷でないところは確かに受け容れやすかったです。(それでいて、いわゆる一般ウケはしない気もします。アラゴルンファンの人などには・・)
クローネンバーグ風味の個性も投入されつつ、多角的にあれこれ考えさせられるのがよかったですよね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-03-31 16:08
めかぶ さん♪
かっこよく?
念のため。my記事の"娯楽アクション映画の中で表現されるとカッコイイとさえ思われる"という表現はハリウッド大作系娯楽アクション映画の暴力描写についてで、それがいかんと私は思っている話。本作は娯楽アクションではないし、暴力シーンを勿論かっこよく撮ってはいない。が、めかぶさんコメントの1行目が私の記事の言葉にかかっているなら、私の表現が紛らわしいということで、場合によっては記事の文章を修正します。そう読めました?
で、暴力描写は痛々しいばかりでした。めかぶさん的にはどうってことのない描写?私には充分直視できないほどの凄惨な暴力シーンでした。ミュンヘンに継ぐほど。タランティーノ作品で見る暴力とは違うリアルさ。
そして、おっしゃる通りラブラブシーンとの対比だとか、角度を変えたいくつものアプローチによって、効果的にそれが表現されてましたね。巧妙な見せ方でした。
ヴィゴのせつない表情を見てしまうと過去なんてどうでもいいじゃんと思ってしまいます。妻にとっては切実なものなんでしょうけどね。フツーの現代劇のヴィゴを久しぶりに見ましたが満喫できましたよね。ラブシーンはもっと普通でいいんだけど・・。(笑
Commented by Puff at 2006-03-31 18:10 x
ドモドモー♪
TB、コメントをありがとうです。
>本作のように、暴力の残忍さを強調する描写は素晴らしいと思うのだ
うんうん、同感です!!
人によっては眉をひそめるかも知れませんが、こういったリアルに近い映像を映し出すことによって、観る方もストレートに痛みを体感出来ると思うのです。
よくあるアクション映画とは一線を引くものがありますよね。
特に冒頭のモーテルでの、淡々と殺害していくシーンは唸るほど良かった!
あのままのタッチで進行して行ってもそれはそれでまた違った作品となって面白かったかも知れないな、などと思いましたです。

ラブラブ・チアリーダー・プレイとその後の階段でのプレイ。
そのあまりに落差のある対比が痛々しかったですね。
この映画は、対比の描き方が上手いですよね・・・しみじみ・・・
Commented at 2006-03-31 20:04 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by CaeRu_noix at 2006-03-31 23:44
Puff さん♪
ドモドモ。同感多謝。リアリティのある眉をひそめてしまうほどの暴力描写は時に大切ですよね。いや、本当は実際にそんなふうに血が吹き出るのかどうか私は知らないのだけど、それに恐怖や嫌悪感を抱くことは大事かなぁと。コンピュータゲームの敵キャラを倒すように痛みを伴わないお手軽なものであってはいけないですよね。

冒頭のモーテルと2人の男の雰囲気はすごくよかったですよね。彼らの物語もあれはあれでじっくり見てみたかったかもしれませんー。何人殺してきたのだろうー?
そのタッチで進行するというのも魅力的な映画だったかもしれませんね。そうすると、優しいパパや仲睦まじい家族が不似合いになってしまうけど。

チアリーダーにはビックリしましたが、ラブラブぶりを表すのには効果的でしたよね?後になって階段との落差を感じるという意図をもっていたと気づいてより効果を実感。息子の出来事と父の出来事の重ね方だとか、家でのパパぶりとフィラデルフィアへ出向いた時の元ギャングぶり・・・。そんな対比や伏線のはられた構成がお見事でした。
Commented by CaeRu_noix at 2006-03-31 23:54
yanks さん♪
ですよねぇー。トムの過去の正体には衝撃を受けてしまうことは仕方ないですが、共に暮した20年間に不信感が感じられたのではないのなら、その今の20年のトムこそが本物だと思います。外で立派な職業人でも家では家族に冷たい父などよりも、トムのような善良で優しく勇敢な夫/パパのトムの方が絶対いいと思えてしまいますー。絆を取り戻してほしいですー。
Commented by Ken at 2006-04-02 23:43 x
かえるさん、こちらにもTBありがとうございます!
いやーあの家庭内イメクラはのけぞりましたね(笑)。
思えば、冒頭のモーテルでのシークエンスのクールな演出に痺れてワクワクしながら観ていた僕が、ちょっとずつノレなくなってきたのはあそこからかもしれませぬ。
それはそれとしてエド・ハリスは相当魅力的でした。
Commented by CaeRu_noix at 2006-04-04 13:21
Ken さん♪
のけぞりましたとも。異様なノリでしたよねぇ。
家庭内イメクラをやるなら、夫の希望も聞いてあげればいいのとか思ったり。(笑)
確かに、このシーンは単独ではビミョウでしたよね。後になってみれば、意味のある場面だったといえるのですが、せっかくの冒頭のクールな長回しが台無しになってしまいそうなテンションでしたね。私は持ち直しましたが、ブライスちゃん好みなKenさんがこんなマリア・ベロタイプに引いてしまうのはわからなくはないですー。
エド・ハリスはいつだって魅力的ですよね。「ジョーイ」の言い方がよかった♪
Commented by Sis.C at 2006-04-08 22:39 x
こんにちは。TB&コメントありがとうございました。
色々考えさせられる作品でした。良い映画である証拠だと思います。題材が暴力のはずですが、全体的にトーンが静かであるという部分が、効果的でした。個人的には暴力云々に加えて、それ以上に、自分の父親・自分の旦那が自分達の知らない一面(それも非常によろしくない一面)を持っていた、という秘密を知ってしまったショックが気になります。
愛する人が、自分達に以上に重要な隠し事をしていた、しかもそれが明らかになった時、隠そうとした・・・それをどうやって乗り越えますか?
疑心暗鬼に襲われ続けるだろうな・・・と思ったりして。本当に深い撮り方をしていると思いました。
Commented by CaeRu_noix at 2006-04-10 13:29
Sis.C さん♪
そうですね。多角的に重層的に考えさせられる映画でしたよね。私もそういう映画が好きだし、評価できる作品だと思いました。このトーンもとてもよかったですよね。暴力シーンは酷さと鋭さをもっているんですが、決して派手ではなく、大仰でもなく。
父親/夫が隠していた知られざる過去にどう向き合っていくかというのも非常に興味深いテーマでしたよね。自分だったらどういうふうに思うかを考えてみたりしました。かなりショックですよね。でも、ギャング抗争の中の暴力と殺人であったというのはささやかな救いかなぁとも思いました。快楽殺人者なら困りますが・・。
妻としては、過去にそういう人間であったことそのものよりも、全てを隠そうとしたことに不安感をもってしまうような気もします。20年間も暴力性の片鱗が見えなかったのであれば、過去よりもその20年間の彼を信じたい思えるような気もするのですが、理性では片づけられない心のわだかまりは残るかもしれないし・・。まず、法的に犯罪を償うべきだという意見の方もいました。
赦せるような気がしても、もう元通りにはならないかもしれませんよね。本当に難しいテーマだと思います。だからこそスバラシイです。
Commented by ねむりねこ at 2006-04-14 04:20 x
はじめまして、ねむりねこと申します。
この映画、上っ面は現代風西部劇なんですが、奥に深い闇が垣間みれる傑作だと思います。
また、遊びにきます。
Commented by CaeRu_noix at 2006-04-14 11:59
ねむりねこ さん♪
はじめまして。よろしくです。
なるほど、現代風西部劇仕立てなんですね。
それでいて、パターンどおりではない深みがありましたよねー。
奥深いです。完成度の高い作品だと思いました。
ぜひまたいらしてくださいー。
Commented by borderline-kanu at 2006-04-24 00:44
こんばんは。
現実的に考えると、この家族の今後は先行き暗いとは思いますが、娘の食器を準備するところは、グッときますよね。それだけ良い親だったこと証だったんでしょうね。 カヌ
Commented by CaeRu_noix at 2006-04-25 01:07
カヌさん ♪
先行きは暗いですかねぇ? 現実的に考えると、犯罪に問われたりしないのかとかあれこれ・・・。でも、家族の心の内の問題に関してはそんなに暗いとも思えないんですよねぇ。優しいパパの姿は偽りではないはずだから。
Commented by ミチ at 2006-06-29 21:28 x
こんにちは♪
ラスト、娘と息子はパパを受け入れましたが、エディのまなざしが気にかかります。
暴力を否定しつつも暴力を使うしか方法がなかった、しかも相手は「悪」。
この場合は暴力を肯定したい気分になっちゃいます(汗)
いろいろ考えちゃいましたね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-06-30 12:01
ミチ さん♪
複雑な表情をしていましたよね。妻の立場ならば、葛藤をしてしまうのはよくわかります。でも私も、客観的には、やむを得ない状況だったと思ってしまうんですよね。暴力を容認することはなくても、だからといって彼を拒絶するという選択はしたくない気がします。何もなかったことにはできないけれど、優しいパパに戻ってほしいなぁと思ったりします。とても複雑で考えさせられる手ごたえのある作品でした。
Commented by はっち at 2006-09-19 21:16 x
TBどうもでした~♪
ラスト、サラが皿を用意するシーンは、ちょっと涙でそうになりましたが、アレでよかったんでしょうか?あの家族、これからも一緒に暮らしていけるのでしょうか?
Commented by CaeRu_noix at 2006-09-19 23:38
はっちさん♪
コメントありがとうございます。
ラストはウルっときましたよねー。刑罰を受けるべしという話はおいとくとして、家族の問題としてはあれでよかったと思いますー。妻の不信感が拭えるかが難しいところですが、サラはパパのことが大好きなのですから、再生の可能性はありますよねー。
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