かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『美しき運命の傷痕』 L'enfer
2006年 04月 15日 |
見ごたえのある美しくも濃厚なフランス映画。
キェシロフスキ・ワールドに溺れて低温やけど。

三姉妹とその母の現在と過去の物語。



ポーランドの巨匠、クシシュトフ・キェシロフスキの遺稿、「天国」「地獄」「煉獄」の三部作の2作目「地獄」HELL。

アムールの国の豪華キャストがキェシロフスキ世界を熱演。
三姉妹と母の物語ということで、血のつながりある女たちの間に愛憎劇が繰り広げられるのかと思っていたら、姉妹はなかなかからまない。アンサンブル・ドラマの形で物語は進み、愛憎と情念がぶつかり合うのは男と女の間であった。別々に生きる姉妹の姿、暮らしぶりは三者三様で似ているところはない。愛する人へアプローチの仕方も、哀しみの色あいも違う。そして一体何が、彼女たちを結びつけるのだろうか?と 三者それぞれに起こっているドラマに引きつけられ、同時に彼女たちの過去もサスペンスに満ちて、重層的なおもしろさが広がっていく。

愛を失いかけた女は怖い生き物なのだ。とりわけ圧倒されたのは、赤い色のイメージの長女に扮するエマニュエル・ベアール。気づかぬふりなんてせず、泣いてすがってみるのでもなく、証拠をキッチリと掴み、まずは静かに警告をする。余計なことは言わずに「手を切って」とただ一言を冷静に発する美しい人妻の迫力。そして、濡れた裸体のままで夫の横たわるベッドに入る姿はあまりにも印象的。哀しいのに渦巻く情念にドキリとさせられたそんなシーンはベアール自身のアイディアだという。演じる女優自身が作りだした赤の女ソフィの存在感の強さ。その鬼気迫る姿は一番母に似ているのかもしれない。キャロル・ブーケの白髪と車椅子姿にも凄みがあった。過去の母の父に対する行動と現在のソフィの夫への態度が重なる瞬間にはドキリ。

"美しき運命の傷痕"だなんて、仰々しい邦題だと思っていたけど、ある意味内容を適切に表しているかもしれない。キェシロフスキが常に追究していた運命についての物語、運命を左右する傷痕についての物語、それはあくまでも美しく物語られる。こんなにも情念があふれドロドロとしているのに、安っぽくはならない。絵コンテを描くというタノヴィッチのカットは均整がとれていてとても美しいから。アンヌの盲目的な恋も、彼女の部屋の幻想的な照明がそれを甘くロマンチックなものに感じさせてくれる。それは修羅場なのに、ホテルの見上げる螺旋階段もとても美しい。そして、キェシロフスキと共に俯瞰して見れば、嫉妬や憎悪という負の感情でさえも、人間の生の証としての美の輝きをもっているかのようだ。万華鏡で見たものが象徴しているように刹那的に美しい。

ようやく三姉妹それぞれが抱える今の不幸に、過去の出来事が影響しているとわかって来てますます目が離せない。直接父を目撃をした次女が恋愛さえできないでいることや父の思い出さえない三女が恋人に父親をだぶらせることに合点がいく。サスペンスとしては徐々に謎が紐解かれていきながら、細部は予定調和へは向かわない。そこがやっぱり面白い。キェシロフスキのドラマとタノヴィッチ監督作品とは初めはイメージが結びつかなかったのだけど、次第に甘さを抑えたシニカルさに通じるものがあると感じられた。意地悪ですらあるシニカルな展開。
セリーヌは彼の訪問で思い切って服を脱いだのに。ソフィは浮気する夫の相手のあえぎ声を聴いて嗚咽してドアを叩いたのに・・・。車掌は彼女が寝ている間の置き手紙作戦を思いついたのに。そして、父の身に起こった22年前の真実。
押し寄せる皮肉な運命の大波小波が冷たくも極上。

セリーヌの隣室の女性ののぞき見もいかにもキェシロフスキ的で。オマージュとして、ジャック・ペラン扮する教授が"偶然と運命"についての講義をする場面があったのも嬉しい。何度となく運命と偶然について思いを馳せる。他の卵を巣から落とすカッコウのヒナのように王女メディアのように残酷な生もある。彼女たちの抱えてきた悲劇もすべて運命と呼ぶべきものなのだろうか。
母の力強い筆の運びには戸惑ったけれど、それでもとにかく、一つの疑念が晴れたことは何より。姉妹の交流が始まるのかもしれない。ため息混じりで一呼吸。ただ運命を受け容れるだけ。

-キャスト-
長女ソフィ--エマニュエル・ベアール
次女セリーヌ--カリン・ヴィアール
三女アンヌ--マリー・ジラン
母--キャロル・ブーケ
フレデリック教授--ジャック・ペラン
ピエール--ジャック・ガンブラン
セバスチャン--ギョーム・カネ
父--ミキ・マノイロヴィッチ
ジュリー--マリアム・ダボ)
ルイ--ジャン・ロシュフォール

美しき運命の傷痕 公式サイト 美しき運命の傷跡
L' ENFER / HELL  2005  フランス/
監督.脚色 ダニス・タノヴィッチ
原案 クシシュトフ・キェシロフスキ、 クシシュトフ・ピエシェヴィチ
脚本 クシシュトフ・ピエシェヴィチ
撮影 ローラン・ダイヤン   美術アリーヌ・ボネット
音楽 ダニス・タノヴィッチ 、ダスコ・セグヴィッチ

(渋谷Bunkamura ル・シネマ)
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by CaeRu_noix | 2006-04-15 02:05 | CINEMAレヴュー | Trackback(35) | Comments(42)
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Tracked from シャーロットの涙 at 2006-04-15 12:17
タイトル : 美しき運命の傷痕
原題…「HELL」地獄  1996年3月13日に54歳で他界したポーランドの巨匠クシシュトフ・キェシロフスキの遺した三部作「天国」「地獄」「煉獄」の第二章をダニスタノヴィッチが作品化。 原題そのままの方が良かったのでは?と個人的には思うけど… 地獄=修羅場 どこか破滅的な女性達の傷痕は、偶然というより必然性を持って運命を操っているように感じた。 「運命と偶然」 最初の鳥の巣のシーン。 万華鏡をのぞいたような映像の演出から、複雑な作品を予感させる。 そして言わずと知れたカッコウの卵のエピソードを挿...... more
Tracked from とにかく、映画好きなもので。 at 2006-04-15 19:06
タイトル : 美しき運命の傷跡
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Tracked from 映画通の部屋 at 2006-04-15 19:26
タイトル : 美しき運命の傷痕
「美しき運命の傷痕」L'ENFER / HELL / 製作:2005年、フランス... more
Tracked from It's a wonde.. at 2006-04-16 01:44
タイトル : 「美しき運命の傷痕」
 2005年/フランス・イタリア・ベルギー・日本  監督/ダニス・タノヴィッチ  出演/エマニュエル・ベアール      カリン・ヴィアール      マリー・ジラン      キャロル・ブーケ  巨匠キェシロフスキの遺稿の映画化。ちなみに英題は「HELL」。・・・地獄・・・確かにねえ。  22年前に父親を失った三姉妹。彼女達は今、それぞれに問題を抱えていた。長女は夫の浮気を疑い、次女は孤独に母の看病をし、三女は大学教授と不倫・・・。誰一人幸せな人間がいない。  この作品は...... more
Tracked from 試写会帰りに at 2006-04-17 01:59
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Tracked from てんびんthe LIFE at 2006-04-17 09:05
タイトル : 「美しき運命の傷痕」
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原題【L’ENFER】が示す通り、原案は、ポーランドの故クシュトフ・キェシロフスキ監督が、ダンテの『神曲』の【地獄篇】からインスパイアーされた遺稿で、ダニス・タノヴィッチ監督が脚色し、映画化した。☆☆☆☆ ... more
Tracked from ヨーロッパ映画を観よう! at 2006-04-17 21:14
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「L'Enfer」2005 フランス/イタリア/ベルギー/日本 主演の三姉妹にエマニュエル・べアール(恋は足手まとい/2005)、カリン・ヴィアール(年下の人/1999)、マリー・ジラン(さよならモンペール/1991)。三姉妹の母親にキャロル・ブーケ(美しすぎて/1989)。原案は「トリコロール」3部作のクシュシュトフ・キェシロフスキ。監督は「ノーマンズ・ランド/2001」のダニス・タノヴィッチ。 「トリコロール」3部作は大好きな作品なので、この作品も期待していたが、女性たちの描き方が少々狂気じみ...... more
Tracked from カリスマ映画論 at 2006-04-18 22:45
タイトル : 美しき運命の傷痕
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Tracked from 平気の平左 at 2006-04-21 14:50
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評価:75点{/fuki_suki/} 美しき運命の傷痕 昼ドラか?ってくらいのドロドロっぷり。 いつ「この泥棒猫!!」ってセリフが飛び出すかと思いましたよ(昔、昼ドラを偶然観ていた時に、このセリフを聞いたときは大笑いしましたが)。 基本的には、ベタなドロドロ愛憎劇なんですが、過程はベタでも、結果はベタじゃないところがすごいです。 終始陰鬱な気分にさせられ、爽やかさのかけらもありゃしません。 いや、一部爽やかさのかけら(車掌さんのナンパとか)はあるんですが、ことごとく砕け散ってしまいます...... more
Tracked from セルロイドの英雄 at 2006-04-22 23:08
タイトル : 【映画】美しき運命の傷痕
"L'Enfer" 2005年フランス/イタリア/ベルギー/日本監督)ダニス・タノヴィッチ出演)エマニュエル・ベアール カリン・ヴィアール マリー・ジラン キャロル・ブーケ ジャック・ペラン ジャック・ガンブラン ギョーム・カネ ジャン・ロシュホール満足度)★★★☆ (満点は★5つです)銀座テアトルシネマにて 夫の浮気に苦しむ長女ソフィ(エマニュエル・ベアール)、介護施設に入院している母親を献身的に見舞う孤独な次女セリーヌ(カリン・ヴィアール)、妻子ある年上の男を激しく愛する三女アンヌ(マリー・ジラン...... more
Tracked from I N T R O+blog at 2006-04-24 17:24
タイトル : 「美しき運命の傷痕」/女の強さと美しさと恐ろしさと
『美しき運命の傷痕』(2005 / 仏=伊=ベルギー=日本 / ダニス・タノヴィッチ) Text By 仙道 勇人  ポーランドの巨匠クシシュトフ・キェシロフスキが、惜しまれつつ世を去ってから今年で丁度十年になる。それに合わせたのか単なる偶然か、後に残された「天国」「地獄」「煉獄」三部作の遺稿の一つ...... more
Tracked from Puff's Cinem.. at 2006-04-24 18:33
タイトル : 「美しき運命の傷痕」
公式サイト 銀座テアトルシネマ、公開2週目初回です。 ハァーハァー、、20分前に着いて人はちらほら。 でも次第に人が入って来て、最終的には7-8割程度の入場数でした。 ... more
Tracked from シロの日めくり at 2006-05-01 21:03
タイトル : 美しき運命の傷痕(2005年・仏)
昨日、銀座で見てまいりました。 トリコロールシリーズで知られるキェシロフスキ監督の遺稿となったダンテの「神曲」を原案とした三部作「天国」「地獄」「煉獄」の中の「地獄」を「ノー・マンズ・ランド」のダニス・タノヴィッチ監督が映画化したもの。 そして、出演者がエマニュエル・ベアール、カリン・ヴィアール、マリー・ジラン、キャロル・ブーケといった女優陣を軸に、ジャック・ペラン、ジャック・ガンブラン、ギョーム・カネ、ジャン・ロシュフォールといった男優陣が脇を固めるといった超豪華版。 ヨーロッパ映画ファン...... more
Tracked from 映画評論家人生 at 2006-05-02 03:11
タイトル : 美しき運命の傷痕
動物園前シネフェスタ スクリーンでエマニュエル・ベアールを久しぶりに見た。もう10年くらい前になる... more
Tracked from Days of Book.. at 2006-05-03 10:40
タイトル : 『美しき運命の傷痕』のキャロル・ブーケ
主役の娘3人の母親役を演ずるキャロル・ブーケの存在感に圧倒された。おかっぱの白髪... more
Tracked from 映画雑記 at 2006-05-04 13:32
タイトル : 美しき運命の傷痕
エマニュエル・ベアールが好きだし、 監督はノーマンズランドのダニス・タノヴィッチだし、 キェシロフスキ・コレクションも観てないけど購入してあるし・・・(笑) っていう事で、観に行ってきました。 キェシロフスキの遺稿三部作の「天国」「地獄」「煉獄」、 その二章「地獄」を映像化した作品です。 一章の天国も「ヘヴン」として映像化されていたのは、知りませんでしたが・・・(汗) 久しぶりに、また観たいと思った作品で、近日中に観に行ってこようと思います。 気にいった点を書くと、かなりネタばれになってしまうので...... more
Tracked from Addicted to .. at 2006-05-06 23:12
タイトル : 美しき運命の傷痕
■ 銀座テアトルシネマにて鑑賞 美しき運命の傷痕/L' ENFER 2005年/フランス・イタリア・ベルギー・日本/102分 監督: ダニス・タノヴィッチ 出演: エマニュエル・ベアール/カリン・ヴィアール/マリー・ジラン/キャロル・ブーケ 公式サイト ソフィ、セリーヌ...... more
Tracked from とんとん・にっき at 2006-05-08 13:14
タイトル : 「美しき運命の傷痕」を観た!
先日、渋谷へ行ったついでに、東急Bunkamuraの映画館「ル・シネマ」で、「美しき運命の傷痕」を観ました。久しぶりの映画、それもフランス映画でした。実は、映画の内容もまったく分からないままに、ちょうどいい時間だったので、飛び込みで入ったようなものでした。「ル・シネ... more
Tracked from モヴィエ日記 at 2006-05-10 01:15
タイトル : 運命の傷痕は美しいんですってにー
というわけで「美しき運命の傷痕」です。 クシシュトフ・キエシロフスキの残した企画を映画化したものでして。 キエシロフスキの作品って、彼の生前にはあまり好きではなかったんですよねえ、実は。 「デカローグ」シリーズとか、「トリコロール」3部作とか、 なんか企画に凝りすぎてるだけのように感じられて、 今ひとつ感心しなかったりして。 「ふたりのベロニカ」は、あれはNHKのBSで見たんですけど、 最初に放送されたときは、途中で地震情報のために中断してしまって、 おいおい、なんでやねんって。 地震なんて局地的なも...... more
Tracked from Casa de lapi.. at 2006-05-15 23:45
タイトル : 美しき運命の傷跡
            *公式HP 2005年/フランス・イタリア・ベルギー・日本/102分 監督:ダニス・タノヴィッチ 原案:クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピエシェヴィッチ 脚本:クシシュトフ・ピエシェヴィッチ 出演:エマニュエル・ベアール 、カリン・ヴィアール 、マリー・ジラン 、キャロル・ブーケ 、ジャック・ペラン この映画、私は監督のダニス・タノヴィッチに引かれて見たいと思った。何と言っても強烈な印象をもたらしたノーマンズ・ランド の監督だもの!一緒に見...... more
Tracked from 週刊電影報告 at 2006-05-22 23:19
タイトル : 丙戌年皐月弐ノ壱 美しき運命の傷痕
美しき運命の傷痕@Bunkamuraル・シネマ 2005/フランス・イタリア・ベルギー・日本/ダニス・ダノヴィッチ/L'enfer  幼少時代に父親を目の前で失った三姉妹。その後成長した娘達は、それぞれ悩みを抱えている。  長女ソフィ(エマニュエル・ベアール)は写真家の夫と2人の子供と暮らすが、夫が浮気をしていると疑う。 次女のセリーヌ(カリン・ヴィアール)は、身体が不自由にない療養所にいる母の面倒を一人で診る。父のことがあり男性に対してトラウマがある。三女のアンヌ(マリー・ジラン)は大学生。父ほ...... more
Tracked from bananafish@a.. at 2006-06-29 20:41
タイトル : 「キェシロフスキ特集」至福の2本立て@吉祥寺バウス・シアター
   ……運命とは約束されたものだ。偶然とは純粋に確率の問題でしかない。                       『美しき運命の傷痕』より 夫の浮気に苦悩する長女ソフィ。夫の心は離れてしまっている。捨... more
Tracked from ネタバレ映画館 at 2006-07-10 01:37
タイトル : 美しき運命の傷痕
 こういったストーリーには意外な結末というモノがつきものだが、一番驚いたのは協賛企業に“evian”ではく“naive”とクレジットされていたことだった・・・... more
Tracked from ミチの雑記帳 at 2006-07-10 09:01
タイトル : 映画「美しき運命の傷痕」
映画館にて「美しき運命の傷痕」 産まれたばかりのグロテスクなカッコウのヒナが本能的に孵化前の卵を巣から落とす。その様子が万華鏡のように映し出され、あまりにショッキングなオープニング映像と音楽にこれから始まるストーリーがただ事ではないことを知らされる。 22年前に父親を亡くしそれぞれに問題を抱える3姉妹。長女ソフィー(エマニュエル・ベアール)は夫の不倫に苦しみ、次女セリーヌは母の介護をする独身、三女アンヌは大学教授と不倫をしている。 このあまりにもドロドロの話はいかにもフランス映画。亡き父親が関係...... more
Tracked from mimiaエーガ日記 at 2006-07-26 00:01
タイトル : 『美しき運命の傷痕』
★★★☆原題:『L'enfer /Hell 』=地獄クシシュトフ・キェシロフス... more
Tracked from パピ子と一緒にケ・セ・ラ.. at 2006-09-14 11:55
タイトル : 美しき運命の傷痕
ポーランドが生んだ巨匠キェシロフスキ。その彼が生前に構想を温めていた三部作のうち「地獄」を、『ノーマンズ・ランド』でアカデミー外国語映画賞を受賞した新鋭ダニス・タノヴィッチが映画化したのがこの作品だ。キエシロフスキがダンテの『神曲』に想を得て構想した三...... more
Tracked from いつか深夜特急に乗って at 2006-09-17 05:03
タイトル : 美しき運命の傷痕
「美しき運命の傷痕」★★★★ (京都シネマ3)2005年 フ... more
Tracked from ○o。1日いっぽん映画三.. at 2006-09-19 17:00
タイトル : 美しき運命の傷跡
ダニス・ダノヴィッチです。「美しき運命の傷跡」です。 巨匠キェシロフスキの遺稿をエマニュエル・ベアールほか、ヨーロッパ... more
Tracked from とんとん亭 at 2006-09-24 10:22
タイトル : 美しき運命の傷痕
「美しい運命の傷痕」 2006年 仏/日/伊 他 ★★★★ ストーリーは、悲劇的に作りこんでいるものの単調です。が、 この作風がとっても気に入りました♪  プロローグで、小鳥の巣にカッコウが卵を何個か産み落とします。 カッコウは他の鳥に育てさせる...... more
Tracked from working titl.. at 2006-10-13 21:54
タイトル : 美しき運命の傷痕
美しき運命の傷痕  (2005)  ダニス・タノヴィッチ監督  愛の地獄。そしてかすかな光。  巨匠キェシロフスキの遺稿「天国」「地獄」「煉獄」のうち「地獄」を、「ノー・マンズ・ランド」で世界に衝撃を与えたダニス・タノヴィッチ監督が映画化した作品。  その一行で、心ひかれるような、疑問を持つような。  私としては、キェシロフスキとタノヴィッチ監督が、今ひとつ結びつかない気がしたり、邦題やスチール写真のエマニュエル・ベアールが狙いすぎに思えたり、ル・シネマが苦手だったりして、行きそびれていま...... more
Tracked from 利用価値のない日々の雑学 at 2007-01-06 21:25
タイトル : 美しき運命の傷痕 ~Hotel Theater~
実は、筆者は年末から正月三が日を箱根で過ごすのが通例になっていて、言わば一家の年中行事のひとつみたいなものである。何故、箱根かという理由は簡単で、関東大学駅伝を父が大好きだからである。但し、本年は筆者が正月2日にイベントの仕事が入っているのと、長女が受験の関係で2日から塾が始まるということもあって、例年より短く、2日に両親家族を置いて先に帰京となった、少し慌しい正月だった。つまり、この何日かは例年映画とは無縁であったにも係わらず、何と今年はいつも常宿にしているホテルの各客室に「Room Theater...... more
Tracked from 真紅のthinkingd.. at 2007-04-02 14:52
タイトル : 阿修羅のごとく〜『美しき運命の傷痕』
 ポーランドの巨匠、故・クシシュトフ・キェシロフスキの遺した三部作『天国』『地獄』 『煉獄』のうち、『地獄』を映画化した作品。『天国』は『ヘヴン』として、ドイツの 俊英トム・ティクヴァが映画化している。本作の原題... more
Tracked from 茸茶の想い ∞ ~祇園精.. at 2007-04-07 02:27
タイトル : 映画『美しき運命の傷痕』
原題:L'Enfer "evian"を逆から読めば、確かにナイーブ、ここで使われるナイーブの意味は、 "お人好し"の意味、お店でわざわざお金を払って水を何杯も飲んでる人のこと ダンテの「神曲」に発想を得た「天国」「地獄」「煉獄」の3部作・・この物語は... more
Commented by charlotte at 2006-04-15 12:17 x
こんにちは~
>意地悪ですらあるシニカルな展開。
・・・ほんと展開や映像テクニックはある意味均整が取れていて、美しかったです。そういわれてみれば邦題も納得できるかな。
感情的になる女という生き物は怖くて強いですなあ~笑
Commented by CaeRu_noix at 2006-04-15 19:03
charlotte さん♪
邦題は実際ステキではないんですが、キャッチコピー的に内容を表しているような気がしました。「美しき」っていう言葉はともかく、キェシロフスキの物語には静かな美を感じずにはいられないんですよね。一義的には醜く悪徳なものも、表裏一体の強い美しさを持ち合わせていると感じさせられるというか・・・。
女の怖さもかなり大きな見所でしたよねぇ。人間の感情というのは本当に興味深いですー。
Commented by orange at 2006-04-15 19:12 x
こんばんわ☆
おぞましいまでの展開に驚きながらも興味深く観る事が出来ました~
母の血筋が三女にどのような運命を残したか・・・ラストの一言で表すあたりは凄かったですね。母のエゴによって、運命を翻弄されていく三姉妹のそれぞれの物語は、どれもハラハラしながら引き込まれてしまいました♪
Commented by 隣の評論家 at 2006-04-15 19:33 x
かえるさん、こんにちわ。
TB&コメントありがとうございました。
>母の力強い筆の運びには戸惑ったけれど、それでもとにかく、一つの疑念が晴れたことは何より。姉妹の交流が始まるのかもしれない。
そうですね、きっと姉妹の交流が始まるんですよ!そして、長い時間をかけて、母親も憎しみを溶かしていって欲しいです。っと、フィクションでしたね。何だか、かなりハマったようです、アタクシは。
長女・ソフィのシーン。エマニュエル自身のアイデアなんですか!恐れ入った、本当にスゴイ女優さんですわ!
Commented by mayumi-68 at 2006-04-16 01:49
こんばんは。TBさせていただきました。
エマニュエル・ベアールの女の情念を感じさせるような演技は素晴らしかったですね。特に旦那が家に入れないようにドアの前に家具を移動させるシーン。凄かったです。
Commented by CaeRu_noix at 2006-04-16 23:59
orange さん♪
ギョッとするようなおぞましさがありましたが、それゆえに物語展開はおもしろかったですよねー。極端なんだけどリアルな感情が描かれていたからかなぁ。一つ一つがとても興味深かったです。現在の彼女たちに起こる出来事と抱えている過去のトラウマの謎ときの両方をハラハラと楽しむことができました。母の凄まじさには驚きつつも、圧倒される力強い物語に満足ですー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-04-17 00:01
隣の評論家 さん♪
そんなにハマっていただけて嬉しいですー。フィクションだから突き放して観てしまうのではなく、登場人物たちに生命が感じられ、先々のことまで思い浮かべてしまうほどの物語に出逢えるのは何より。
いわゆるハッピー・エンドじゃないので、戸惑う部分もあったのですが、じゃあバッド・エンドなのかというとそうでもない。母の姿には最後までおぞましさが残るのだけど、それでも一件落着はしたといえますよね。三姉妹の一つの誤解が解けたことはやっぱりとても重要だよなぁと前向きさを感じることもできました。
劇場ロビーに貼ってあった雑誌記事を読んだのですが、脚本には初め、浮気をして帰宅した夫に、妻がコップの水をかけると書かれていたそうです。でも、ベアールは、それはリアルじゃないと言い、かの鮮烈な妻の行動を提案したのだそうです。ベアール自身が作り上げたソフィーというキャラクタなんです。お見事。
Commented by CaeRu_noix at 2006-04-17 00:03
mayumi さん♪
スバラシイかったですよねぇ。夫に裏切られた時にこんなにも怖ろしい執念深い行動をとってしまうというのが、ベアールのような美しさをもっている女性だからこそハマっていました。他のそのへんの女優だったら、泣いたり懇願したりするという行動の方が自然だったかもしれません。エマニュエル・ベアールだからこそのソフィーに圧倒されました。夫婦がぶつかり合うシーンの一つ一つが緊迫して、迫力ありましたよねぇ。テーブルひっくり返すところなんかもすごかった。
Commented by たろ at 2006-04-17 12:19 x
こんにちは。お久し振りです。
弊ブログへのトラックバック、ありがとうございました。
こちらからもコメントとトラックバックのお返しを失礼致します。

この作品は、三姉妹と母を取り巻く重層的な物語展開や大きな効果を発揮している細やかな仕掛けに強い吸引力を感じさせられ、映画が終わった後のストーリー展開を色々と考える事が出来る見応えのある一本でありました。
それから、原題から変更した邦題の方がこの作品の内容を良く表していると僕も思います。

また遊びに来させて頂きます。
改めまして、今後共よろしくお願い致します。
ではまた。
Commented by margot2005 at 2006-04-17 23:34
ヴォン・ソワでございます。ラティンの血が騒ぐ映画でありました。
“アムール”を生き甲斐としているフランス人の感性を理解しようと思っても無理があるジャポネのわたくしでございます。
まあ良いではないの...のノリで...
エマニュエルが来日の舞台挨拶で、“皆さんフランスに移住して来て下さい!”と言うコメントに、ただ、ただ納得、フランスを知りたければ、フランスに住むよりないって事でしょうか???
Commented by CaeRu_noix at 2006-04-18 13:16
たろ さん♪
お久しぶりですー。丁寧にありがとうございます。
見ごたえありましたよねぇ。そうなんですよ、細やかな仕掛けの数々にうならせられ、どっぷり楽しめてしまいました。ちょっとした小道具や映像が多様な意味を暗示しているようで、何もかもが見逃せなかったです。多くの解釈もできるところが魅力ですよね。邦題はセンスよくつけられたとは言いがたいんですが、とりあえず物語を表していることは確かですよね。配給会社としては「地獄」なんてタイトルにはできないでしょうから、努力賞はあげたいです。
こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
Commented by CaeRu_noix at 2006-04-18 14:39
margot さん♪
やっぱりアムールはおフランス映画ですよねぇ。濃厚でございました。自称パリジェンヌのこの私も、この熱情は身近ではないですね、やっぱり。そうですかぁ、フランスに移住する必要があるんですねぇ?!キェシロフスキもタニノヴィッチもフランス人ではないのに、このおフランス女優達によって、フランス映画ならではのものがつくられたのは感慨深いですー。いや、むしろ、フランス人じゃないからこそ、そういった世界を表現してみたくなるのかな。こういうタイプの映画って意外と少なくなっているので胸焼けするほどに満喫できましたっ。
Commented by Ken at 2006-04-22 23:25 x
かえるさん、こんにちは!
TB頂いていたものの、反応が遅くてスミマセン。
見ようによっては結構アブノーマルに見えてしまうような3姉妹(というか長女と三女)の行動ですが、なぜか優雅に、可憐に思えてしまう。いやー、フランス映画でした。これを日本で作って同じ味を出すとしたら、どんなキャストになるんだろう??・・・(3分経過)・・・真面目に考えてここに書こうと思ったのですが、ホントに思いつきませんでした(笑)。
Commented by CaeRu_noix at 2006-04-24 01:08
Ken さん♪
呑みんぐ生活お疲れさまでした。
美しいおフランス女優は何をやっても可憐なのかもしれませんね。アブノーマル度が高かったのは、長女が忍び込んで寝ている女の隣に横たわったことなどでしょうか・・・。でも、それ以外はそんなに常軌を逸脱した行動でもないように思いました。わりとフツー。(笑) でも、やっぱりそこらの女が同じ事をやったら優雅さの欠片もなくって、ただ単に怖いって感じなんでしょうね。
これって、フランス版「阿修羅のごとく」(向田邦子)ともいえるらしいですよ。フカキョンはおいといて、大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里の姉妹です。ありがち。もっとおもしろそうなキャスティングを考えておいてくださーい。
Commented by Puff at 2006-04-24 18:51 x
ドモドモー♪
TB、コメントをありがとうございます。

いやー、ワタクシも観る前は、「何て仰々しい題なんだろう、大袈裟じゃん?」と思っていたのですが、観終わってからだとあの邦題でも納得いきますよね。
それだけ濃厚な愛憎劇だという事なのでしょうね。
でで、この映画、かえるさんが仰るように、ふとした映像が素晴しいのです。
ホテルの見上げる螺旋階段・・・
これなどは、建造物の美しさと共に不安感を的確に映し出していましたね。
オープニングのカッコウのヒナのシーンは、これから起きるであろう運命と偶然の末路を予感させる、凄い映像だと思いましたです。
唸るほどに女性の心理を巧みに描いた作品でしたね、、素晴しかったです。
Commented by CaeRu_noix at 2006-04-25 12:00
Puff さん♪
センスのいいタイトルとは言いがたいですが、親切邦題ですよね。『変態村』なんかよりだいぶ良心的かなぁと。常用外漢字な「痕」づかいもあっていたと思いますー。傷痕って、傷跡よりも深くって時々ズキズキと痛みそうな感じ。ドロリーンと濃厚でございました。
ええ、映像美にもかなり満足でっす。螺旋階段映像は映画のツボです。あんなホテルがあるなんてさすがおフランス。そうなんです、螺旋のぐるぐるが不安な心理にぴったりハマっていました。彼女達の運命そのものを表しているかのようでもあり。で、地獄の巻でありながら、高い場所での場面もなかなか印象的でした。次女の部屋の窓ショットや三女の部屋のバルコニーからの景色がまたステキ。全ての場面がきまっていましたよね。ドロドロドラマなのにたびたびウットリ。
とにかくもうオープニングの映像から心をワシヅカミにされましたよねぇ。あれは素晴らしかったです。戦場の男達の映画を撮っていた監督が、こんなにも見事に女たちの物語を紡いでくれるとはビックリでした。才気を感じますー。ワンダフル。
Commented by 冨田弘嗣 at 2006-05-02 03:16 x
 いつもトラックバック、ありがとうございます。書く人が違うとここまで丁寧に掘り下げるのかと思います。私には本作を観て評を書く才がなく、うらやましい。特に、フランス映画は書けないで困り果てます。良い評論を読ませていただき、ありがとえございました。これからも宜しくお願い致します。  冨田弘嗣
Commented by CaeRu_noix at 2006-05-02 12:15
冨田弘嗣 さん♪
とんでもない。こちらこそ、ありがとうございますー。フランス映画もそうだし、恋愛ものや人間ドラマに関しては、一般的には男性よりも女性の方が感じるものが多いかもしれませんね。(社会的な題材はたぶん男性の方が得意ですよね。) 私も、書くことがあんまりないなーっていう映画もありますよー。でも、自分の気に入っている監督の作品や大きな感銘を受けた作品については、できるだけちゃんと言葉にしてみようと四苦八苦しつつ頑張ってみていますー。(評論という類ではありませんが、)この映画のここがよい!っていうのをちゃんと書き記したいと思っているわけです。というわけで、そんなふうにおっしゃっていただけると、取り組んだ甲斐があったなぁと嬉しいです。どうぞ今後ともよろしくお願いしますー。
Commented by tonton3 at 2006-05-08 13:15 x
「美しき運命の傷痕」を観た!トラックバックさせていただきます。よろしくお願いします。
Commented by CaeRu_noix at 2006-05-09 10:26
tonton3 さん♪
観たかっ♪どうもです。
こちらこそよろしくお願いします。
Commented by ぽんぽこ山 at 2006-05-10 01:21 x
はじめまして。TBありがとうございました~。
とても読み応えありましたです。ちょっと自分の見方は表面的すぎたかなあ、なんて思いましたわ。
あの車掌さんはあの後どうなったのかも気になったりして。
Commented by CaeRu_noix at 2006-05-10 23:42
ぽんぽこ山 さん♪
はじめまして。コメントありがとうございまーす。
メッセージやテーマは直接的に明確に描かれていたようではないので、感じ方は人それぞれになってしまいますよねぇ。私はその断片たちがしっくりきたような気がしたのですが。
車掌さんはよかったですよねぇ。彼の登場は数少ない心安らぐシーンでした。せっかく勇気を振り絞ったのに、意地悪な脚本ですよねぇ。でも、きっと、次女はこれからも母に会いには行くはずだから、またそのうちお近づきのチャンスがあるんじゃないでしょうか♪
Commented by sabu at 2006-05-12 01:24 x
TBありがとうございました!
全体的に暗い印象のなか、場を和ませてくれた車掌さんに感謝♪
長女も三女も新しい一歩を踏み出したのだから、次女にも車掌さんのような素敵なパートナーが現れることを願ってやみません。
Commented by なつめ at 2006-05-12 01:33 x
ども、TBとコメントありがとうございました。かえるさんのレビューを読んで、あらためてベアールの女優魂に唸らされました。うん、あのシーンよかったですよね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-05-13 12:22
sabu さん♪
車掌さんの存在には心安らぎましたよねー。父への不信感が晴れて、次女はこれから素直に男性と向き合えるようになるかもしれませんよね。きっとステキなパートナーに出逢えるでしょう。やっぱり車掌さんが最有力かな。
コメントありがとうございました。
Commented by CaeRu_noix at 2006-05-13 12:22
なつめ さん♪
さすがのエマニュエール・ベアールですよね。ベアールのような美しい妻がいるのに、浮気をするなんて・・・と最初は思ったのですが、美しい妻だからこそ夫は息苦しいんだと感じられるハマり役でした。あのシーンもベアールだからこそのインパクトがありましたよね。
Commented by rubicone at 2006-05-16 00:13 x
こんばんは!TBありがとうございました。心にズシーンとくる凄い映画でした。とにかく一瞬たりとも目を離せない展開でどきどきしてしまいました。映像もすばらしかった!しかし、出てくる男の情けないことったら・・・女性は揺るがない、強い!魅力的でした。
Commented by CaeRu_noix at 2006-05-17 17:28
rubicone さん♪
目の離せない展開でしたよねぇー。とっても見ごたえありました。昼ドラにもなりそうな設定なのに、こんなに美しく格調高く物語られて満足でした。男たちはちょっと情けなかったですね。でも、彼らも彼らで格闘していましたよね。でも、やっぱり女の強さが見どころでしたよね。コメントありがとうございます。
Commented by みつこ at 2006-05-22 23:29 x
かえるさん
コメント&TBありがとうございます。
フランス人じゃないからこそできる、フランス映画の真髄、という映画でしったね。
内容はもちろんのこと、美しいカットと色使いがとても印象的でした。
Commented by CaeRu_noix at 2006-05-23 12:29
みつこ さん♪
フランス人監督だったら、おそらくこんな風にコテコテにはしないですよね。フランス人ではない監督ならではのフランス映画らしさが濃厚で味わい深かったですー。
カットの美しさは格別でしたよね。。画コンテを書く監督の作品は構図がきまっているから好きです。
Commented by bananafish at 2006-06-28 21:50 x
毎度のことながら反応が遅くてすみません。やっと観ました。
かえるさんの映画評っていつも的確にしてストレートでいいですね。読んでいて、本当に映画が好きな方なんだなあとリアルに伝わってきます。そして、感じたこととは違うアングルの発見もあったりして、なるほど〜とうなってしまいます。この映画を観たのは東京の地方都市、吉祥寺でだったのですが、たしかに息もつかせぬ展開で、プールで泳いだあとだったのにもかかわらずちっとも眠くなんてなりませんでした。なかなかどうしてあなどれませんね。この映画。
Commented by CaeRu_noix at 2006-06-29 01:08
bananafish さん♪
いえいえ、公開初日にご覧になる方から、二番館でご覧の方、レンタルVIDEOでご覧の方、観る時期は人それぞれなので、記事の時期がずれても全然問題ないと思いますー。記憶が薄れてしまうというのがナンですけれどね・・・。
わわ、ありがとうございます。的確がどうかはわからないですが、私の映画に対する愛を感じ取っていただけて嬉しいです!?こういう映画はみなさんそれぞれの感じ方や解釈があるからおもしろいんですよねー。私も後になって気づくことうなること多しです。
バウスシアターには魅力的な特集上映(オゾン作品とかトリアー作品とか)があった際にでかけた憶えがあります。二番館としても魅力的なラインナップですよね。プールの後に映画というのもステキですね。そうそう、眠くなるヒマもない見ごたえのある映画でした。煉獄にも期待。
Commented by ミチ at 2006-07-10 09:03 x
こんにちは♪
TBありがとうございました!
母親のキッチリした筆跡すら印象的です。
光の見えたようなラストでしたが、それがまた万華鏡風にゆがんでいったので、まだまだこれからの人生一波乱も二波乱もあるのかも?なんて思いました。
「煉獄」もあるのかしら。
さらに凄そう~!
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-10 12:40
ミチさん♪
キャロル・ブーケの母は怖いほどの存在でしたが、とにかくその力強さには圧倒されましたよねー。
ラストで幸せが訪れたわけではないけれど、一つの誤解が解けたことと、姉妹の交流が復活したことはささやかによかったと思うんですよね。もちろん人生にはこれからも波乱が待っているでしょうけど、ゆがんだような印象は受けませんでした。万華鏡から見えるものは本当は美しいものなんですー。
「煉獄」もきっと作られると思います。『ヘブン』も未見でしたら、どうぞー。
Commented by mimia at 2006-07-25 23:59 x
恋愛最前線にいる方の感想はなるほど~と思いました。私はもっと辛辣で阿修羅な世界を思い描いていたのですが、でもひょっとしたらこの「地獄」は理解してもらえなかった父、行き場のない男たちなのかもしれないなぁと思い返しているところです。
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-26 23:24
mimia さん♪
誰?誰?最前線にいる人って。(笑)
充分に激しくドロドロしていたような印象があったんですが、それはエピソードがいくつも重なっているからそう感じただけであって、確かに直接的な絡まりはそれほどに阿修羅な地獄絵図ではなかったですね。もっとも地獄の苦しみを味わったのはやっぱり父ですよね。巣から落ちたヒナを拾い上げる姿にも哀愁が漂っていました。男たちのHELLなのかもしれませんね。
Commented by sabaha at 2006-10-13 22:02
こんばんは、ちょっと古め?ですが、お邪魔します。
こちらでも書かれていますが、キェシロフスキとタノヴィッチ?結びつくの?という先入観から、なんとなく見送っていましたが、いやいや、観てよかったです。
見送った遠因には、この邦題もありました。大きく外れてはいないけれど、やっぱり「地獄」の文字は欲しかった気もします。
タノヴィッチ監督、2本観て、改めて素晴らしい監督と思いました。今後も楽しみですね。
キェシロフスキ、実は殆ど観ていないので、はい、ゆっくりこちらも攻めていきたいと思っております。ひそかに映画祭開催中(笑)。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-14 14:00
わかばさん♪
DVDリリースされたんですよねー。
そうなんです。キェシロフスキとタノヴィッチというのは異質な組み合わせですよね。しかーし、誰が監督するのであろうとキェシロフスキの脚本作品は観に行かずにはいられません。(そんなに力量のない監督に話がいくことは恐らくないだろうと信じて・・) イメージを歪曲する邦題など問題もありですが、とにかくご覧いただきよかったですー。
映画の関連記事を読む中で、ベアールがタノヴィッチ監督を絶賛していたのが非常に印象的だったんですが、それも納得の実力でしたよね。男達のドラマも女達のドラマも描けるなんてすごい。今後もまたイメージを覆すよな映画を作り上げてほしいですー。
そして、キェシロフスキ映画祭ですね♪ キェシロフスキはもう絶対はずせませんぜ。世界の著名な映画監督たちにも、アツく支持されていた方です。『デカローグ』も『トリコロール』もみんなみんな大好きです。うなりますー。
Commented by sabaha at 2006-10-15 22:38
こんばんは。
どうでもいいことですが、ちなみに、ギンレイで観ました。新作のうちはDVDレンタルしない、根っからセコイ人間です(笑)。
私は、「ヘヴン」がイマイチ好きでなかったので、二の足踏んでました。それと、さらにちなみに、キェシロフスキは、人気があるので、避けてました(笑)皆が支持しているので逆に(苦笑)。まあ、出会い方なんですけどね。巨匠になる前に出会ってると、素直に入れるんですが。
なるべく観てる人が少なそうな作品ばかり、探してしまうんですよね~。これだけは観ておけ!みたいに言われると、つい観る気がうせてしまうのでした。(なので、「ヘヴン」から入ってみたんですけどね…ま、タノヴィッチ監督が取り戻してくれたので、やっと入り口が見つかりました)
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-16 12:31
わかばさん♪
あ、すみません。それは大事ー。
私も新作はレンタルしませんー。当日返却ができる近所のレンタル屋なら準新作になってから、つたやんだったら、旧作になってから。大概は半額の時にー。
そうでしたか。私は『ヘヴン』も大好きですー。その恋の物語的には、違和感を感じる部分がなかったとは言い切れないんですか、トスカーナの美しさに魅了されました。エンディングの美しさも屈指です。『ヘヴン』も今作も、キェシロフスキが監督していたら全然違う感じになったんでしょうけどね。
人気ものを避けてしまうという気持ちはわかりますが、ミニシアター系部門の中ではむしろミーハーな私です。全米だとか日本の大衆全般の話題作なんかには見向きもしませんが、映画を愛する人たちの支持が高いキェシロフスキなんかはやはり外せないですわ。
ともあれ、ようやく興味をもっていただけたのは嬉しいですー。
Commented by 真紅 at 2007-04-02 14:57 x
かえるさま、こんにちは。
一年前にご覧になっているのですね、今頃ですがTBさせて下さい。
私も三姉妹の中で愛憎劇が繰り広げられるのかと思っていたのですが、全然違ってよかったです。
『ヘヴン』に感動してこの作品も観たのです。『煉獄』も映画化されるのでしょうか?
期待してしまいます。
キェシロフスキの映画は三部作もベロニカも未見なので、是非是非観たいと思っています。
ではでは~。
Commented by CaeRu_noix at 2007-04-03 12:42
真紅 さん♪
そうなんです。三姉妹がなかなか交わらなくて、これがどう展開していくのかとおもしろく見られました。
おおお、私も『ヘヴン』は大好きですー。確か、劇場に二回観にいきましたわ。その年のベストの上位にランクインしたはずです。美しい映画でしたよねー。
『煉獄』もきっときっと映画化されると信じています。誰がメガホンをとるのかもまた楽しみ。
キェシロフスキはホントに素晴らしいです。ぜひぜひあれこれご覧ください。トリコロールは私は青が一番好きかな。全部いいけれど。私もデカローグを全部観なくては。
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