かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
latchodrom.exblog.jp
(映画を見るのにいそがしくてブログはもう)
Top
『愛より強く』 Gegen die Wand
2006年 05月 20日 |
パンクは死んじゃいない!映画のパワーに魂が震える。
痛烈にハートをえぐられて。ココロが大動脈出血。

ドイツのハンブルクに住むトルコ系移民のジャイトとシベルの物語。R-18!



d0029596_243439.jpg

とびきり魅力的なラインナップだった4/29公開の東京ミニシアター作品。その中で、私が最も期待に胸を膨らませていたのは何を隠そう、第54回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞したこの『愛より強く』だったわけで。(2番目に楽しみだったのは僕コレ。3番目のブロ・フラはやや消化不良に終わり。) そして、期待は裏切られず!! 1973年生まれのトルコ系ドイツ人ファティ・アキン監督の才能に出逢えたことが嬉しいよー。『太陽に恋して』もベスト候補なステキなロードムービー。夢のような2作に興奮しちゃった。

ファティ・アキンの才覚と手腕にしびれると共に、主演男優ビロル・ユーネル-Birol Ünel-に惚れたっ!フライヤーの写真を見た時から、ちょっとジャック・ガンブラン風味な感じでいいかもって思っていたんだけど、映像の彼は思った以上にイイ!危なっかしくワイルドでセクシーですんごく魅力的なんだな。鋭い眼ヂカラはマチュー・アマルリックにも通じるものがあるし、後半は表情によってロマン・デュリスに似ているような気もしてきた。『真夜中のピアニスト』のトムの焦燥感を思い出したからだろうか。この主人公ジャイトはトムの何倍も荒んでいるんだけど。そのいかれっぷりがたまらない。強い眼差しと寂しげな表情がいい。歩き方も好きだな。今年のmy主演男優賞最有力候補!

旬なことに!今開催中のカンヌ映画祭のクロージング作品となっている、我が愛するトニー・ガトリフ監督作の『Transylvania』に、このビロル・ユーネルが出演しているじゃないかー。主演ではないけれど。『愛より強い旅』の監督が『愛より強く』の主演俳優を起用したのだね。『Transylvania』 も早く観たーい。愛より強っ

ジャイトの粗暴さに真夜ピのトムを思い出し、また、ジャイトとシベルのカップルには、『愛より強い旅』の奔放で根無し草な2人に通じる熱いものを感じた。私の中ではみな繋がっているんだな。ダテに愛より強いわけじゃない。(ちなみに、この邦題は気に入っていないけどー)

原題の意味は、壁に向かって、壁に抗して。ジャイトが車でまさに「壁」に激突する場面が象徴的で印象深い。そんな激突のエネルギーと痛みがそこら中にあふれている。無為な日常のやるせなさをビートのきいた音楽が彩り、高揚感と息苦しさをもたらす。パンク魂がぶつかるそのビート感がすごくいいんだよね。そんな勢いにグッと引き寄せられて、ジャイトとシベルの破天荒ないかれっぷりに心は釘付け。何度も何度も痛みを共有してしまう。ああ、苦しい。

移民の雇用状況は厳しいのだろうし、ジャイトには辛い別れもあったらしいけれど。それにしたって、荒みすぎているよ。ドラッグにアルコール漬けのどん底生活。散乱した部屋で素っ裸で眠る。ビールを飲んで、ビールばかり飲んで、ドラッグを吸い、踊りまくる。手にした物は投げる。ガラスは割るものであるし、感情は暴発してしまうもの。救いようのない粗暴な行動の数々なのに、それが映画の大いなる魅力になっている。
d0029596_2441814.jpg

ハネケやギドクの描くものとはまた違うタッチの暴力や痛み。壊すのも切るのも殴るのもスピーディでその行為に驚かされて肉体の痛みに呼吸が止まる。肉体を痛めつける瞬間にもみなぎる熱いビート。血は熱く流れているから、鮮やかに飛び散るんだ。心の痛みと肉体の痛みが重なって押し寄せてくる。パンクだ。私の心臓にガラスの破片が突き刺さったまま、ジャイトとシベルに囚われ続ける。

あらゆる要素がR-18指定なのかもしれない。血の流れる激烈なバイオレンスも荒れ果てた生活も。そして、女友達との濃厚なセックスシーンにもドキリ。欲望を満たすためだけのその行為は、荒々しくて痛々しい。その激しさは官能的どころが見ていて怖くなるものさえあった。ああ、だから、シベルとの再会のイスタンブールのホテルでのベッドシーンはとびきりSWEETだったな。何もかもが鮮やかな印象を残す。

極端な行動を繰り返す激しい主人公の2人だけど、厳しいイスラム家庭の抑圧や、移民の生活の困難と居場所のない孤独感がそうさせてしまうのだろうと思わせられる。魅力的な男と女だから、奇異な行動に距離をおくこともなく気持ちがつかまれて。年齢も離れている2人の、偽装結婚という奇妙な始まりでさえ、運命なのだと思えてしまう。渇望する孤独な2人の魂はふれ合うべくしてふれ合ったんだよね。障害が互いを求める思いをより熱いものする。
d0029596_2444182.jpg

それなのに・・・。せつないせつないバスの発車。傷口が痛い。
荒れた激しい場面が多かったからこそ、共に暮し始めた頃の数少ないハッピーな時間が甘美に思い出される。ウェディング・ドレスのシベルが道を歩いている姿が一瞬スローになったステキなシーン。母に習った手料理で食事をした温かなヒトトキの笑顔。
それらはもうボスボラス海峡の彼方。

ジャイトとシベルのことを思うと今もなお胸が痛くなる・・・。
だけど、2人のことを思わずにはいられない。鮮烈で圧倒的な魅力!

愛より強く  公式サイト
HEAD-ON / Gegen die Wand 2004 ドイツ/トルコ
監督.脚本 ファティ・アキン
出演 ビロル・ユーネル、ジーベル・ケキリ、カトリン・シュトリーベック、グーヴェン・キラック

(シアターN渋谷)

愛ゆえに、人は。/I N T R O+blog
『愛より強く』の自由と帰属、死と生、あるいは彷徨と安住/存在の耐えられない軽さ
愛より強く/They All Laughed!
Audio-Visual Trivia for Movie & Music
真性ゴス男 /映画×ロケンロー備忘録
.
愛より強く スペシャル・エディション



.
[PR]
by CaeRu_noix | 2006-05-20 02:30 | CINEMAレヴュー | Trackback(38) | Comments(54)
トラックバックURL : http://latchodrom.exblog.jp/tb/3113988
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from 映画雑記 at 2006-05-21 22:15
タイトル : 愛より強く
劇中である事件が起こった時点で、 ラストシーンはこうなってしまうんだろうなって鑑賞していたら、 やっぱりその通りのラストシーンで終わりました(笑) 想像以外の展開を期待していたんですが、 でも、やっぱりこの結末しかないんだろうと思いますし、 違う展開で終われば、きっとイマイチだと思ってます。 主演女優のシベル・ケキリは、非常に魅力的でしたが、 それ以上に、主演男優ビロル・ユーネルが、いかした中年役を演じていました。 後、この作品、R-18指定ですが、 モザイクとかぼかしで...... more
Tracked from 【待宵夜話】++徒然夢想++ at 2006-05-22 02:51
タイトル : 『愛より強く』を観たよ。
 惜しい。後半、失速。 『愛より強く』 原題:"GEGEN DIE WAND" 英題:"HEAD-ON" 参考:愛より強く@映画生活 愛より強く-FLiXムービーサイト 2004年・ドイツ/トルコ・121分 監督・脚本:フ... more
Tracked from cultyシネマ行状記 at 2006-05-22 04:50
タイトル : 愛より強く
2004年のベルリン国際映画祭でドイツ映画としては18年ぶり?となる金熊賞を受賞した作品は、新鋭ファティ・アキン、30代前半の若手監督である。なるほど勢いある疾走映画であった。それは英語タイトルにHead-Onとあるように真向勝負の青春事変である。これがまた堂々たるR18..... more
Tracked from 日っ歩~美味しいもの、映.. at 2006-05-22 07:11
タイトル : 愛より強く
何とも激しい男女の物語です。 妻を亡くし、人生に絶望したジャイトは、自殺未遂をおこします。収容された病院で、ジャイトは、トルコ系ドイツ人で、イスラム教への信仰が厚い保守的な家族から自由になりたがっているシベルと出会います。シベルは、自分の家から出るためジャイ... more
Tracked from working title at 2006-05-22 21:34
タイトル : 愛より強く
愛より強く (2004) ファティ・アキン監督  最近、個人的にアタリの映画に出会うことが多くて、嬉しいけれど不要な贅沢をしているようで戸惑います。というのもなぜか最近(GWにあわせてなのか)カンヌの出品作とかがまとめて公開されているので(本作はベルリンの金熊)、大きくはずれることはないにしても。でも賞を取っても好みじゃない作品も結構あるのですが、なぜか最近ピシャリとハマる作品が立て続けで、微妙に消化不良なような、もったいないような…貧乏性な私。  この作品も、ちょっと忘れられなくなりそうな、大切な作...... more
Tracked from 気ままに映画日記☆ at 2006-05-23 00:06
タイトル : 愛より強く:愛を失い、魂を失う シアターN渋谷
こいつの後編の「太陽に恋して」の予告編がおもしろそうだった。 この監督は「愛より強く」で認められてこれを撮ったらしい、なになにキム・キドクを抑えて金熊賞? やっぱり順番に見たほうがいいかな。とりあえずどんな映画か見てみました。 フランクフルトに住む40歳..... more
Tracked from Casa de lapi.. at 2006-05-23 00:09
タイトル : 愛より強く
             *公式HP 2004年/ドイツ/121分 監督:ファティ・アキン 出演:ビロル・ユーネル/シベル・ケキリ/カトリン・シュトリーベック/グーヴェン・キラック/メルテム・クンブル 原題:HEAD-ON/GEGEN DIE WAND とどのつまり人が生きてゆくエネルギーの源泉は「愛」なんだと思う。偽装結婚から始まったトルコ系ドイツ人のジャイトとシベルは傷つけ合い、さ迷い続けた末に愛を見出す。が、その後に待ち受ける辛すぎる運命。 観ている時よりその後のほうがじわじわと心に沁み...... more
Tracked from Films, Sport.. at 2006-05-24 01:56
タイトル : 旧ユーロ・スペースにて、ドイツ映画「愛より強く」
 こんばんわ。  やっとこさ、Detroit PistonsがEAST CONFERRENCEのセミ・ファイナルを4勝3敗で勝ち抜きました。イチローちゃんが3安打の猛打賞。そして日曜は千葉ロッテ渡辺俊介3勝目。Sportsについてはまあまあの週スタートです。  で、今回は映画の話です。日曜日に渋谷のシアターNというミニシアターに行って来ました。ここは昨年くらい(?)までユーロスペースという映画館だったんですが、ユーロスペースは同じ渋谷のもうちょっと奥まったところに引越しして、ここは今...... more
Tracked from Puff's Cinem.. at 2006-05-24 16:51
タイトル : 「愛より強く」
公式サイト シアターN、公開7日目初回です。 シアター2(102席)、10数人です、少ないですね。 30分前に着いて2番でござりました。 ... more
Tracked from NAO-C☆シネマ日記 at 2006-05-28 14:45
タイトル : 【愛より強く】
5/24(水) シアターN渋谷にて、『愛より強く』を観る。 2004年 ベルリン映画祭 金熊賞受賞作品だそうです{/face_en/} <<あらすじ>> 妻を亡くし人生に絶望し自殺未遂を起こす男ジャイト。 保守的なイスラム教徒の家から逃れたい女シベル。 そんなシベルは結婚すれば家から解放されると思い、 同じトルコ系ドイツ人のジャイトと偽造結婚をする。 結婚後は、自由奔放に遊びまわるシベルにジャイトは徐々に惹かれていくが・・ ある事件が起こり・・・・・ **********************...... more
Tracked from Muses at 2006-05-30 14:27
タイトル : 愛より強く
「愛より強く」見てきました。公式サイトはこちら 。 各所で見た人が絶賛してたので... more
Tracked from Leidende Fru.. at 2006-06-04 19:06
タイトル : 映画『愛より強く』
「おっ、このままいけば5月は毎日更新だわっ」と思っていたのに、無理だった。数か月に一度やってくるスランプ。いつも同じことで、考えたところでいい結論なんて出ないものなのに、これがやってくると他のことが手につかなくなる。この数日したことといえば、一日数回のどしゃぶりを眺めるだけ。 kazumiから郵便が届く。ありがとーっ!「恐ろしくタイミングのずれた頃」なんかじゃなく、ピッタリのタイミングです。おかげで元気になったよー!愛してるよーっ! 元気になったのでDVDを見る。勉強しろよって...... more
Tracked from 映画と文庫とMDと at 2006-06-05 00:14
タイトル : 『愛より強く』
シアターN渋谷にて、ファティ・アキン監督。 妻を亡くして人生に絶望し、自殺未遂を起こして精神病院に収容された40歳のジャイト(ビロル・ユーネル)。 そこで出会った、親元から離れたいトルコ系ドイツ移民女性シベル(シベル・ケキリ)の願いを聞き、彼は偽装結婚する。 やがてジャイトは彼女に惹かれていることに気づくが… ジャイトのほうも、シベルのような厳格なイスラム教の家庭ではないがトルコ系のドイツ人という設定で、2人とも実際のトルコ系ドイツ人が演じている。 ベルリン映画祭金熊賞受賞作とのことだが、ヨーロッパ...... more
Tracked from Driftingclouds at 2006-06-05 00:22
タイトル : 愛より強く
監督:ファティ・アキン 2004年 ドイツ=トルコ 最愛の妻を失い絶望したトルコ系移民のジャイト(ビロル・ユーネル)は自殺に失敗し、精神科でシベル(シベル・ケキリ)という若い娘に出会う。 シベルは保守的なイスラム家庭から逃れるためにジャイトに偽装結婚してくれ...... more
Tracked from 狐の穴にて at 2006-06-14 10:16
タイトル : 『愛より強く』
痛々しいほど激しい愛が心に突き刺さった。... more
Tracked from It's a wonde.. at 2006-06-16 01:37
タイトル : 「愛より強く」
 2004年/ドイツ  監督/ファティ・アキン  出演/ビロル・ユーネル      シベル・ケキリ  2004年ベルリン映画祭金熊賞の作品。  自殺未遂をはかり、病院に収容されたジャイトは、そこでシベルという女性に出会う。トルコ移民である彼女は保守的で厳しい家族から解放されたくて、ジャイトに偽装結婚してほしいと頼むのだが・・・というお話。  破滅型の二人が出会い、愛し合うようになるのだが、その気持ちに気付くのが遅すぎた。特に、自由になったことにより、タガが外れたように遊びま...... more
Tracked from アロハ坊主の日がな一日 at 2006-06-17 22:12
タイトル : [ 愛より強く ]激しさとせつなさ
[ 愛より強く ]@渋谷で鑑賞。 去年、ロマン・デュリス 主演の[ 愛より強い旅 ]を観た。 テーマは異なるが、音楽が重要な役割を占めているのは どちらの作品にも共通している。 第54回ベルリン国際映画祭金熊賞をはじめ、世界各地の映 画賞に輝いた究極の愛の物語。本作が長編5作目となるド イツの監督ファティ・アキンが自らの体験をもとにトルコ とドイツの文化衝突といった側面を、ハンブルグ、イスタ ンブールを舞台にリアルに表現する。 本作は、大きくわけて2部構成になっている第1章は...... more
Tracked from シネクリシェ at 2006-06-28 05:59
タイトル : 愛より強く
 主人公のジャイトのキャラクターがよい。本人のすさみ具合もよし、住処の荒れ具合もまたよし。まさに絵に描いたような無頼派です。  最近で観た映... more
Tracked from Welcome aboard at 2006-07-02 00:38
タイトル : 愛より強く
2003年のベルリン映画祭、ドイツ映画としては18年ぶりの金熊賞受賞作品。烈 かなりハードなラブストーリーということで観てきましたが、さすがに心に痛く響く、余韻の残る作品でした。 この邦題、以前観たロマン・デュリス主演の『愛より強い旅』に被りま..... more
Tracked from パピ子と一緒にケ・セ・ラ.. at 2006-07-22 14:58
タイトル : 愛より強く!!
イスタンブールからハンブルグを舞台に、傷つけあい愛し合う二人の切ない激しすぎる運命!・・・・自分がいったい誰を愛しているかに、気づくのは簡単なようで実は難しい。生きる意味を敢えて考えなければ生きられなくなってしまったジャイトを、この世に繋ぎ止めておいて...... more
Tracked from 存在の耐えられない軽さ at 2006-08-28 15:20
タイトル : 『愛より強く』の自由と帰属、死と生、あるいは彷徨と安住
1限終了後、渋谷へ。 シアターNで『愛より強く』を観た。 上映前って、ふつう、映画のサントラがかかっていることが多いが、今日は、Depeche Modeの"I Feel You"がかかっていた。Depeche Modeの中でも、最もヘヴィーかつダウナーな曲が使われているって、どんな映画なんだろう、と思っていると・・・ キタ、キマシタ。 心のいちばん柔らかい部分を鷲掴みにされたような感じ。 痛くて、暴力的で、危なっかしくて、死の匂いすらするのに、すごく小さな優しさや愛の芽が無限に広がりそうな力強さを感...... more
Tracked from Happy Together at 2006-09-22 11:48
タイトル : 『愛より強く』(04ドイツ)
こんなにも痛々しく、切ない愛の物語、なかなかありません。 ... more
Tracked from しまねこ日記 at 2006-10-21 07:30
タイトル : 愛より強く
40歳になるジャイトは最愛の妻を無くし、酒と麻薬に溺れる人生を過ごしていた。彼は自殺未遂を起こすが死にも見放され、精神科クリニックに入院させられる。 若くて美しいトルコ系ドイツ人のシベルは、信仰心が厚く保守的な家族から逃れるため自殺未遂をする。 そ...... more
Tracked from シネマ de ぽん! at 2006-10-21 10:20
タイトル : 愛より強く
愛より強く公開中ストーリー ☆☆☆☆映画の作り方☆☆☆☆総合評価  ☆☆☆☆ す... more
Tracked from ★試写会中毒★ at 2006-10-22 09:50
タイトル : 愛より強く
満 足 度:★★★★★★ (★×10=満点)  監  督:ファティ・アキン キャスト:ビロル・ユーネル 、シベル・ケキリ 、カトリン・シュトリーベック 、グヴェン・キラック 、メルテム・クンブル ■ストーリー■  人生に絶望し、自殺未遂を起こしたジャイト(ビロル... more
Tracked from シネマでキッチュ at 2006-10-23 21:56
タイトル : 愛より強く~ 出た!今年マイベストワン音楽&男優
(第54回ベルリン国際映画祭 金熊賞&コンペティション部門批評家賞 R-18指定作品) シアターキノにて鑑賞。 ガッツーン!刺激的でパワフル!! そして、せつない。。 トルコ音楽とパンクな音楽の融合もいいわ♪ ニュージャーマンシネマに異文化のスパイスをいっぱい持ち込んだら新しい独創的な映画が出来ちゃったという感じかしら。 ヨーロッパ諸国をめぐる移民問題も声高でなく意識させられるものの、全体として... more
Tracked from 詩はどこにあるか(谷内修.. at 2006-11-08 19:41
タイトル : ファティ・アキン監督「愛より強く」
 ファティ・アキン監督 出演 シベル・キケリ、ピロル・ユーネル  トルコの音楽が「章」の幕間に流れる。海峡をバックに男6人の楽団が演奏し、女性歌手が歌う。非常に魅力的である。  トルコの歌については何も知らない。この映画でつかわれる歌の歌詞には繰り返しが多い。その繰り返しが、まるで自分で言ったことを確認するために自分で繰り返すことばのように聞こえる。相手がその歌を受け止めるというより、ただひとり、自分自身のために歌っているように切なく聞こえる。  愛のことばは相手に届くとき美しいが、自分自身で繰り返...... more
Tracked from ヨーロッパ映画を観よう! at 2007-02-06 23:13
タイトル : 「愛より強く」
「Gegen die wand」...aka「Head-on」2004 ドイツ/トルコ 監督、脚本はファティ・アキン。 主演のジャイト役はターキッシュ俳優のビロル・ユーネル。シベル役はジャーマン俳優のシベル・ケキリ。 ドイツ、ハンブルグとトルコ、イスタンブールが舞台の果てしなく激しいラヴ・ストーリー。 ベルリン国際映画祭・銀熊賞受賞/2004 全米批評家協会賞・外国語映画賞受賞/2005 ヨーロッパ映画賞・作品賞受賞/2004 愛する妻カタリーナを亡くして以来、生き甲斐を無くしたジャーマ...... more
Tracked from Sweet* Days .. at 2007-04-30 07:43
タイトル : 『愛より強く』
愛より強く スペシャル・エディション CAST:ビロル・ユーネル、シベル・ケキリ 他 ベネチア映画祭金獅子賞受賞 STORY:ドイツ、ハンブルグ。40歳のジェイト(ビロル・ユーネル)は最愛の妻を亡くし自暴自棄な日々を送り、ついに自殺を図る。そして入院していた病院で、ジェイトと同じトルコ系の若い女性シベル(シベル・ケキリ)に突然求婚される・・・何気なく借りてみたけどなかなか良かった。高く評価されるのも納得かな。 とても激しくてそして切ない愛の物語です。 主人公はドイツにすむトルコ人...... more
Tracked from レザボアCATs at 2007-05-02 23:16
タイトル : #65.愛より強く
先日UPした、『クロッシング・ザ・ブリッジ 〜サウンド・オブ・イスタンブール』のファティ・アキン監督。'04年、ベルリン映画祭銀熊賞受賞。なぜだか、理由は分からないにしろ、このラブストーリーは、「本物だ」ってにおいがしてた。... more
Tracked from シャーロットの涙 at 2007-08-27 23:07
タイトル : 愛より強く 
DVDにて... more
Tracked from Cartouche at 2007-09-08 00:56
タイトル : *愛より強く*
{{{   ***STORY***              2004年  ドイツ=トルコ 最愛の妻を亡くし絶望のどん底にあった中年男ジャイトは自殺を図り、未遂に終わったものの精神科クリニックに入院させられる。そんな彼に、同じく入院していた若く美しいトルコ系ドイツ人のシベルが偽装結婚を持ちかける。厳格なイスラム教徒の家族から自由になるには、同郷の男と結婚して家を出るしかないのだと。ジャイトは不承不承同意し、2人は挙式後ただの同居人として暮らし始める。しかし、いつからかお互いに惹かれ合うようにな...... more
Tracked from 真紅のthinkingd.. at 2007-09-12 11:41
タイトル : 呼び合う魂〜『愛より強く』
 GEGEN DIE WAND  何かを得ようとしたり、何かから逃げようとしたり−−例えばグリーンカード だとか、家族だとかお見合いだとか。互いの思惑が一致して偽装結婚した男女が いつの間にか恋に落ちる、そ... more
Tracked from I am invinci.. at 2007-10-22 06:31
タイトル : 愛より強く
飲酒運転で壁に激突し入院中のジャイト(ビロル・ユーネル)は、ブレーキを踏んでいない事から自殺と見なされ精神科へ。 そこで同じく入院患者のシベル(シベル・ケキリ)から、突然結婚して欲しいと言われる。... more
Tracked from 虎党 団塊ジュニア の .. at 2007-11-13 22:04
タイトル : 『愛より強く』'04・独・トルコ
あらすじ最愛の妻を亡くし、絶望のどん底にあった中年男ジャイトは、自殺を図るが未遂に終わる。病院で、同じく入院していた若く美しいトルコ系ドイツ人のシベルに、偽装結婚を持ちかけられる・・・。感想2004年のベルリン国際映画祭で、独映画としては18年ぶりに金...... more
Tracked from とんとん・にっき at 2008-01-13 16:52
タイトル : ファティ・アキン監督の「愛より強く」を観た!
この映画「愛より強く」、原題は「壁に対して?(Gegen die Wand)」、なんの変哲もないありふれた、まったく注意を喚起するようなタイトルではありません。たまたま僕はTUTAYAの「ベルリン国際映画祭金熊賞」受賞作のならんでいる棚で見つけました。内容はよくわからずに... more
Tracked from 千の天使がバスケットボー.. at 2008-05-07 18:22
タイトル : 『愛より強く』
「偽装結婚をきっかけに真実の愛や人生を見いだすも、波乱の運命を迎える男女の姿をせつなく描き出す」 これはあるIT系企業の公式サイトの作品紹介から引用したのだが、邦画のタイトル「愛より強く」といい、この”せつなく”という大衆に媚びた安易なコピーからは想像もつかないパンクな映画である。なんたって愛をテーマーにしたドイツ映画を日本で放映するには、当然18禁◎◎!、お子様は問答無用なディープさ搭載映画である。 冒頭、はねたばかりの舞台が映される。小さなステージや客席に散らかった紙くずや飲み物のボトル、...... more
Tracked from ポコアポコヤ 映画倉庫 at 2008-06-24 08:23
タイトル : 「太陽に恋して 」「愛より強く」 ファティ・アキン監督
まずは、「太陽に恋して」 から。 好きな映画でした^^ ラブコメディ+ロードムービー+アクション という、なんか色々なものが入ってるんだけれど、めまぐるしく変わる展開に、全く飽きることなく、笑ったぎ..... more
Commented by わかば at 2006-05-21 16:13 x
 はじめまして。ブログに書き込みありがとうございました。
 「愛より強く」本当に私もシビれました。日が経つにつれて、ますますこの映画への心が高まる今日この頃です。で、「太陽に恋して」も見てきました。これも本当に本当に素晴らしかった!(拙ブログに感想あげました。熱くなってて読みにくいですがよかったらどうぞ)
 ビロル・ユーネル、私もかなりヤラれちゃっています。
 さらに私もガトリフ監督の大ファンです(こちらはlachodromなのですね♪ステキ)。「Transylvania」観られるのは1年くらい先ですかねえ…(溜息)。カンヌのサイトでスチールを見てますます心高まっております。その写真だとロマン君に雰囲気確かに似ていますね。
 アキン監督、他の作品もどんどん公開して欲しいです。この才能に触れないのは大損ですよね。
 「君とボクの虹色の世界」も大好きですし、「ぼくを葬る」も心揺さぶられました(私が観たときは笑ってる人はいなかったです。ので、こちらの文章を読んで、あ、そうなんだ、と思いました。私はものすごく美しいシーン!と思ったのですが)。あと私も「サンティアゴ…メッカ」大お気に入りです♪ 
Commented by MAR at 2006-05-21 22:49 x
家族にヒンシュク買いながら、映画を観にいってますが・・・(笑)
同監督の「太陽に恋して」は、近日中に観に行こうと思ってます。
この「愛より強く」でのラストシーンは、必然で・・・
こうなるしかないよなって思ってます。

ビロル・ユーネル、トニー・ガトリフ監督作品に登場ですか、
早く日本で公開して欲しいですが、早くて来年でしょうね(苦笑)

尚、gooでの使い勝手がよくなかったので、ブログ移転してます。
Commented by CaeRu_noix at 2006-05-22 01:36
わかば さん♪
しびれる映画でしたよね。ジャイトとシベルの熱さに思いきりやられてしまいました。下手したら彼らの行動は不快に感じられてもおかしくないはずなのに。俳優の魅力と演出の巧みさなのでしょうか。ダヴィンチコードだとかを観に行くのはやめて、またこれをもう一回観たいくらいですー。『太陽に恋して』もご覧になりましたか。こちらも楽しくてすごくよかったですよね。2作のタイプはまるで違うのにどちらも素晴らしいんですもの。アキン監督の実力を確信しましたよ。通常、監督をお気に入りとするには3作くらい観てから判断するんですけど、この人は2作で太鼓判を押したいです。他の作品も全部観たーい。
そして、ビロル・ユーネルも一緒に追っかけましょう!更に、ガトリフ監督の大ファンとは嬉しいかぎりですー。部分的に映画の好みが一致する人はたくさんいますが、わかばさんとはちょっと読んだだけでかなりかなり共感するもの好みの合うものがたくさん見つかって非常に嬉しいです♪
わかばさんのブログはトラックバックができないようになっていましたが、よろしければこちらにはトラックバックもぜひ送ってくださいませ。また遊びに行きますねー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-05-22 01:43
MAR さん♪
家族サービスも忘れないようにしてくださいねぇ。(笑
しかし、観たい映画はやっぱり何が何でも観たいですよねー。
『太陽に恋して』も楽しんでくださーい。
個人的には殿堂入りもののお気に入りロードムービーとなりました。

本作のラストシーンは、うーん、必然とまではいかないかなぁ。
シベルは行く覚悟もあったと思うので・・・。
でも、2人が順風満帆にいくとは限らないから、結末としてはふさわしいかもしれませんね。

カンヌからみであろうとも、ヨーロッパ作品の日本での公開は遅いですよね。来年でしょうねぇぇ。
お引っ越しお疲れさまでしたー
Commented by rubicone at 2006-05-22 20:21 x
こんばんは!
見てから何日も経っているのに、ひりひりする痛さを感じます。主役の二人にすっかり参った!!特にジャイトの一途さに胸打たれました。

でも、でも、
>『愛より強い旅』の監督が『愛より強く』の主演俳優を起用したのだね
なんですか!た~のしみ、です♪
Commented by わかば at 2006-05-22 21:39 x
かえるさん>
 ありがとうございます。私も、かえるさんのラインナップやコメント拝見して、すごく自分と近いものを感じています♪
 で、TB送らせていただきました。正直TBがよくわかっていないのと(汗)迷惑TBが来たのとで面倒になってTB制限していました。とりあえずオープンにしましたのでよかったら今後ともよろしくです。(また迷惑が多かったらハズすかもですが。様子見てみます)
 ホント、アキン監督は、私も「太陽に恋して」で確信を持ちました。この人はタダモノではないですよね。新作はまだのようですが、過去作品もぜひ観たいですね♪(音楽ドキュメンタリーも撮っているのですよね。ぜひぜひ観てみたい~)
 ビロル・ユーネル、とりあえず「スターリングラード」でも観て、姿を探してみようかと思っております(笑)
 あ、私も邦題気に入ってません!(ついでに「愛より強い旅」も…)。でも「太陽に恋して」は、なかなか的を得ているのでよいと思っています。
 またお邪魔いたします。
Commented by CaeRu_noix at 2006-05-23 12:30
rubicone さん♪
そうなんですよ、ヒリヒリします。胸が締めつけられちゃう感じなんです。詰め込むようにガンガン映画を観続けると、一つの作品に心が囚われることって、めったにないのですが、これはキマシタよ。素行の悪さは困ったちゃんでしたが、ホントに魅力的なふたりでしたよね。粗暴な投げやり男ジャイトが目覚めた姿には心打たれましたー。私もジャイトが忘れられなーい。
『Transylvania』、日本公開はかなり先でしょうけれど、楽しみですね。たくさん登場しているといいのですがー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-05-23 12:31
わかば さん♪
ふっふっふ。ですよねぇ。かなり好みがかぶっていますよね。嬉しいです♪ 未見作品のセレクトなどには、好みの合う方の感想が参考になるので、今後も頼りにさせていただきますー。
トラックバックは後ほど送らせていただきますねー。そうそう、迷惑トラックバックがあるので困りますよね。でも、トラックバックで世のブロガーさんと映画を共有している気分になったり、トラックバックをたどって未知のナイスブログにたどり着くこともあったりするので、せっかくの繋がれる機能は利用しようという感じです。
ただものではないですよね、ファティ・アキン!映画というものをわかっているよなぁって思いました。人間をリアルに繊細に描き出せるのに、バイオレンスシーンにもキレがあり、カーチェイスなんかも迫力があるんですもの。俳優を魅力的に撮ることにも長けているし、音楽の使い方もクールだし。べた褒めー。
私も『スターリングラード』を観てみようかな。
原題の意味を無視して、邦題に「愛」だの「恋」だのを入れることを禁止してほしいと真剣に思っている今日この頃です。愛より強い旅も真夜中のピアニストも許せん!『太陽に恋して』 はストーリーに合ってますよね。
Commented by わかば at 2006-05-23 22:21 x
かえるさん>
こちらこそよろしくです♪ 私も色々参考にさせていただきます(僕コレ、も迷った末行ってないのですが、やはり行けたら行きたいなーと思いました)。
TBありがとうございます。今後も迷惑なのが来ないことを祈ります。
アキン監督については、全くおっしゃる通り、同感同感、大絶賛です。暴力や流血は得意ではないけれど、それらにも作法というか言語というか、そういうのがある気がするのですが、その切れ味がハンパじゃないですよね。流れているのは血なんだけど、本当に流れ溢れているのは心だっていうのがわかるの。あれは心が流している血なんですよね。なーんて、語りすぎ(汗)でも語りたくなっちゃう嬉しさがあります。
私も邦題には思うところありありです。これもキツイけど「愛より強い旅」は特にゆるせーん!!(映画の意味まで変わってきちゃうっ)「真夜中の…」は怒りというよりへなへなとその場にへたりこむ感じ(苦笑)その辺の意見も合って嬉しいです。
また、他のところにもお邪魔させてください♪
Commented by SHIROMI at 2006-05-24 01:49 x
こんばんわ。トラバとコメントありがとうございました。こちらかなりコアな好みの方が集まっておられるようで楽しそうですね~(笑)。私はそれほど沢山本数こなせないのでメジャーから単館まで広く浅くですが。またうかがいます。この映画は、ドイツ映画の無骨でゴツゴツした感じを久し振りに味わえてよかった。でも、これまでのドイツ映画にはあまりない疾走感もあって。(あ、「ラン・ローラ・ラン」って観なかったけどドイツでしたっけ?・・・笑)もちろんビロル・ユーネル、あの眼、サイコーです。
Commented by Puff at 2006-05-24 17:11 x
先日は、TB、コメントをありがとうございました。
相変わらず亀の歩みでアリマス。

>ハネケやギドクの描くものとはまた違うタッチの暴力や痛み
ですよねー・・・、今まで観た作品の中では無いような(・・・今ちと思い当たりませぬが)激しくヒリヒリしたものを感じましたデス。
ドイツに住むトルコ系移民の現状や立場など、普段特に考えたことが無かったけれど、映画を通じて少し分かったような気がしますー
あ、、そうそう、イスタンブールって、ワタクシ、もっと違う風に想像していたのですけど、ビルが林立しているのですね(・・・おとぎ話の世界から脱していないのかも。笑)
ビロル・ユーネル、今年のイイ男に確定ですね~♪
琥珀色の酒が似合う渋い男、、バスの窓から見つめる切ない目が忘れられません・・・・・。
Commented by CaeRu_noix at 2006-05-25 00:07
わかば さん♪
僕コレは余裕がありましたら是非。
私も実は、流血系は得意じゃないんですよ。内臓系もダメ。だから、シベルの突然のカッティングには心臓止まりそうになりました。それで一気に興奮状態になって、映画への感銘を増幅させたような気もします。あの痛みの描写はすごかった。おっしゃる通り、暴力描写の作法みたいなものはきっとあると思います。決して爽快にかっこよく描いてはいけないものですよね。痛みを強く感じるぞっとするようなものであるべき。本作はそんな強烈な肉体の痛さと心の痛みが共振している感じでしたよね。素晴らしい。(ハネケの描く暴力は、物語的な必然性より、観客に対する挑発としてあるっていう感じなのに比べ。)暴力と性の描写の激しさから、鼓動、血液、肉体に宿る生を、私たちは感じてしまうんですよね。
大体「愛より強い」って意味わからんーって感じ。そもそも愛を強さで表すのが間違っていると思います。強いイコール優れているの概念自体がイマイチ。どちらかというと愛は深さで広さで測ってほしいー。「真夜中のピアニスト」には絶句しましたよね。去年の邦題ワースト3は確実。
またじゃんじゃん語ってくださーい。
Commented by CaeRu_noix at 2006-05-25 00:09
SHIROMI さん♪
ポピュラーな話題よりも、コアなお話の方が楽しいですよー。(笑) 
普通に映画好きな人はネット上にたくさんいらっしゃるのですが、やっぱりメジャーなものが優勢でこういう映画を観ている人はどうしても少ないんですよね。だから私は、いそいそとお仲間探しに出向いているのですー。
沢山の本数をこなせないのなら、なおさら作品選びが大事になってくるかもしれませんね。これからもよい映画を厳選してくださいませませ。
ドイツ映画もいろいろありますが秀作が多いです。そうそう、「ラン・ローラ・ラン」は疾走感ありましたよね。
ビロル・ユーネル、これからもご一緒に注目していきましょうー
Commented by CaeRu_noix at 2006-05-25 12:33
Puff さん♪
亀は最後に勝つのです♪ ぜんぜんOKです。
速さより何より、Puff さんの丁寧なコメントが嬉しいでーす。

こんなに心に沁みるヒリヒリ感は久しぶりだった気がします。
似たように激しい恋愛ものはあるし、痛い映画もいくらでもあるから、こういうタイプも目新しくはないのですが、なぜか新鮮な衝撃でした。主人公の魅力や演出の切れ味によるのかしら。

ドイツのトルコ系の物語はたぶん初めて観ました。ドイツで暮らすトルコ人はドネルケバブ屋さんばかりじゃないのですね。移民たちの物語は興味深いですよねー。『堕天使のパスポート』の主人公もトルコ出身という設定でしたよね。
トルコという国もエキゾチックで大好きですー。どこの国も首都はみんな近代的ですよね。EU加盟を目指しているんですもの。東部の方には素朴な暮らしをしている人たちもいるのでしょうけどね。イスタンブールの宮殿やモスクはやっぱり御伽っぽいですし。
ビロル・ユーネルあっての本作ですよね!筋金入りのドランカー。ウイスキーが似合うと思いつつ、飲んでいたのはビールが多かったですね。水のように。 
Commented by わかば at 2006-05-25 23:29 x
何度もお邪魔します^^;
でもかえるさんが、私が言いたくてうまく言えないことをあまりに的確に言ってくださったので、ちょっと嬉しくなってもう一言だけ。
>決して爽快にかっこよく描いてはいけないものですよね。痛みを強く感じるぞっとするようなものであるべき。本作はそんな強烈な肉体の痛さと心の痛みが共振している感じでしたよね。
↑!!そうなんですよ、ギドクやハネケの血とは違う。あちらは(それはそれで表現方法だけれど)もっと観念的な血という気がします。この作品に流れる血は、皮膚の下を熱く流れている血なんですよね。皮膚を裂いて初めて血が流れていると知るような。痛みや熱さを伴う血なんですよね。
最初のシベルの流血で、私もジャイトと一緒に彼女に取り込まれてしまった気がします。彼女の激しさと苦しさに共鳴してしまった。
だからこそ、後半とあのラストが、ますますしみてくるのです。
またしてもうまく言えません。が、かえるさんに触発されて、語れて嬉しいです。
邦題については、配給会社の方も苦労されているのでしょうが、せっかくいい映画を買い付ける目をお持ちなのだから、邦題のセンスも磨いていただきたいですよね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-05-27 13:04
わかば さん♪
ギドクやハネケの描く血はもっと観念的な血っていうのはなるほど納得です!
ハネケよりはギドクの方が、体温を感じる痛みを描いていると思うのですが、それでもやっぱり観念的な感じはありますよね。そのテーマに重きをおいているせいか。だから、映画を観ている最中に、物語の登場人物から心が離れて、監督の視点で眺めてしまったりするんですよね。でも、アキン監督は暴力についての映画を撮ろうとしているわけではないから、私たちはずっとジャイトとシベルの気持ちに寄り添ったまま、飛び散る血を目の当たりにするから、その衝撃は強く心をとらえるんですよね。肉体の痛みに動揺しつつも、心の痛みにその気持ちになお歩み寄りたいと思う。そうなんですよ。私もジャイトと共にシベルに惹かれていった気がします。だから、彼女の行動にも胸が痛むばかりでした。破天荒な女だからといって突き放せない。あんなに激しい女だったシベルが行き着いた生活だと思うから最後の選択も理解できるし。理解はできるし、正しいとも思えるからこそ、ジャイトのことを思うとよりせつないしー。
作品比較考察などは私も好きなので、何かありましたらまたレポートしてくださいー。
Commented by NAO at 2006-05-28 15:06 x
はじめまして♪
TBさせてもらいました~

とても痛く切なく激しく・・・な作品でした。
後半の髪を切りサングラスのスーツ姿のジャイトの渋いこと。。
時間があったら、もう1度観たいかも~って思うくらいです。

この日はもう1本のドイツ映画「サージェント・ペッパーぼくの友だち」を観て、大人と子供のLOVEを堪能しました~
Commented by CaeRu_noix at 2006-05-29 11:18
NAO さん♪
はじめまして。よろしくです。
ベルリン映画祭の金熊賞ものだっていうのに、有名な監督や俳優の作品でもなけりゃ、宣伝もあまりされていないから、観た人が少ないんですよね。この素晴らしき作品に共鳴したお仲間が増えて嬉しいです♪
前半のジャイトの粗暴さも魅力的ではあったけれど、後半のビシッとキメた姿はホントにカッコよかったですよね!哀愁がたまらないー。私はかなり本気でもう一度観に行く構想をしていますぅ。
ああ、「サージェント・ペッパーぼくの友だち」も気になっているんですよね。日本で公開されるドイツ映画はかなりレベル高いと思いますー。ステキなドイツ映画な1日でしたねー。
Commented by contessa at 2006-05-30 14:48 x
こんにちは。こちらで初めまして。
Muses管理人のcontessaです。TB有難うございました。
ユーネル氏にヤラレてしまった時点でもう冷静なレビューなど望めなくなってしまった私ですが(笑)
でも映画としての出来も、徹底的に容赦のない(!)監督の姿勢が随所で利いていて秀作だと思いました。あと、暴力の嵐の裏からにじみ出てくる「現実」に、注ぐ監督の目が、どこかとてもあたたかいのも良かった。
これだけイタい映画ですが、私も人に勧めまくっていますv
Commented by CaeRu_noix at 2006-05-31 23:28
contessa さん♪
ようこそー。
いやはや、ヤラれましたよね。冷静ではいられませーん。
それでいて、俳優にノックアウトされたから公正に映画を見られないというわけでもなく、ここまで俳優の魅力を見せつけた作品そのものもやっぱり素晴らしいってことを感じますー。(contessaさんもお好きなオダギリジョーが『メゾンドヒミコ』ではめちゃめちゃステキだったのに、『SHINOBI』ではまるでどうってことなかったという例を思い出しつつ、俳優に惚れてしまうのも作品力があってこそだと。)
なるほど。物語の随所に暴力があふれていたけれど、監督のまなざしは温かかったですね。なんとなく、ジャイトの叔父役を務めた友人が監督の分身であるような気がしたり。監督が信じているもの・愛しているものが悲しい物語の根底に感じられるような・・・。そんなわけで、普及活動をがんばりましょうー。
Commented by kusukusu at 2006-06-01 02:25 x
今晩は。僕はこの映画の展開は納得できません。
偶然の悲劇やすれ違いは仕方がないけれども、後半部、もう少し、頑張って恋愛をしてほしかったかなあ・・。せっかく愛せる相手にめぐりあえたのに、お互いをたかめるとか、自分を変えていこうとするとかいう面がなしに、傷つけあうばかりでは痛すぎます。

でも、よく知らないのですが、トルコ系のきびしい家庭環境の背景があるのでしょうか。このヒロインはそうした家庭の中で崩れちゃった人間なのかもしれません・・。
Commented by kusukusu at 2006-06-01 10:30 x
こんにちは。
昨晩は見たものを消化しきれずについ否定的に書きましたが、これはきびしい家庭に育ち、家庭的なものから逃れようとしていたヒロインが家庭を受け入れるまでの話・・という風にも見えますね。そう考えると、あのラストもありなのかなあ・・という気もしてきたのだけれどもー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-06-02 01:34
kusukusu さん♪
あまりにも悲恋過ぎるという感じはするんですが、私からみたら仕方のない流れではありました。もう少し早く互いの思いに気づいて意思疎通ができていたらよかったんですけどね。ジャイトがシベルを好きだと自覚してほどなく事件を起こしてしまったし、シベルの方はそうなってから初めてその恋心に気づいたという感じでしたよね。本当はそこでシベルには彼の出所までがんばって待っていてほしかったんですけどね。でも、虚しくやるせない日常を誤魔化すために乱れた生活をしてしまうのも、それまでの彼女の生き方からして自然な流れにも見えました。まっとうに暮らせる人たちから見たらどうしようもなく弱すぎる行動なんですけどね・・。
しっかりと互いの気持ちを確認しての両思いの日々があったなら、互いを高めあう恋愛に移行することもできたと思うのですが、そこに至る前に離ればなれになってしまったという感じじゃないかなぁ。相手のために自分を変えようという努力なんてしなかったかもしれないけど、シベルに出会って生き返ったというジャイトの言葉はやっぱり何にも代え難いです。そこまでの気持ちがあったのに、無念なんですが・・・。
Commented by CaeRu_noix at 2006-06-02 01:47
シベルが戒律の厳しいイスラム家庭で育ったことも大きなポイントですよね。家庭を逃れて、家庭に行き着くというのはメインテーマというわけではないと思うんですが、やっぱり彼女のような奔放なタイプでも安らぎの家庭は大切なものになっていたのでしょうね。窮屈な厳しい家庭に育ったから、新しい家庭の居心地のよさは格別だったのかもしれないし。恋愛感情だけだったら、ジャイトを選んだと思うんですが、もはや子どもとパパとの安らかな時間を壊すことなんてできなかったんですよね。そのへんは宗教や生い立ちも関係ないように感じられました。あれほどに自由を求めた彼女が、全く違う方向へ落ち着いてしまったのもやるせないですが。
Commented by kusukusu at 2006-06-02 16:29 x
>シベルの方はそうなってから初めてその恋心に気づいたという感じでしたよね。

シベルがいつからジャイトに恋愛感情を抱いていたのかを考えていたのですが、結局、そういうことなのでしょうか。
ただその前にシベルが「寝たら本当に夫婦になってしまう」と言ってセックスを断るシーンがありましたので、なんらかの意識はしていたのではないかと思ったのですが。もともと偽装結婚とはいえ、いきなりそうしたことを申し出たのはジャイトに好意なりシンパシーなりを感じるものがあったとは思うんですね。全然、嫌いな相手だったら偽装結婚とか愛人にもならないのではないでしょうか。(たとえばお金のために愛人になる場合でもある程度は相手の男を選択したりするものなのではないだろうか?)
まあ、シベルの中でも意識がはっきりしてなかったのかもしれないけれども。
でもそうすると、まさに一番、まずいタイミングで事件が起こってしまったということなのでしょうか。
Commented by kusukusu at 2006-06-02 16:34 x
この映画は人物の突発的な行動とか、突発的な展開とかで驚かせるシーンがしばしばあるのですが(そこが観客の予測を裏切りリアルさを感じさせるのだと思いますが)、それが起きるタイミングがまた練られているので、物語としてスリリングなものになっているのではないかと思います。そこが新鮮なのでしょうね。
ただ僕が釈然としないのは、それだけ突発的な展開でドキドキさせてくれたのに最後は収まるべきところに収まったという感じがしたからかもしれません。たしかにああいう展開になるのは仕方がないと納得する面もあるのですが、けっこう突破的な展開にドキドキしていた観客としては最後に物語が失速してしまったような印象を受けたんです。

まあ、こんな屁理屈ばかり言っていないで、『太陽に恋して』のほうも近日中に見てみますが。
ところで、雑誌『國文學』(學燈社)6月号にアキン監督についての文が載っていますよ。
Commented by CaeRu_noix at 2006-06-03 12:25
kusukusu さん♪
そうですね。シベルは初めからジャイトに好意をもっていたと思います。シンパシーを感じていたんでしょうね。(彼も同じく自殺を試みて入院をしたんだと知ったのならなおさら) 若くて魅力的なシベルに対して、ぶっきらぼうな態度だったことがむしろ信用に値したのだろうし、年齢が離れていることで特殊な甘え方ができたのだと思います。どちらかというと、初めは父や兄に対するような甘えと親しみをもっていたように思うんです。(といっても、本当の家族である父や兄とはそのような関係性を持つことはなかったのでしょうけど。)とにかく初めは全然男女間の恋愛感情はなかったのじゃないかな。シベルはそれまでもちゃんとした恋愛をしたことがなかったのかなぁとも思います。自由のない厳格な家庭で育って、当初はただ、いろんな男達にチヤホヤされたりするのが楽しい時期だったという感じ。ジャイトへの興味と好意もあったけれど、それはしばらくは格別なものでもなく、やっぱりちゃんと本気の恋愛感情を自覚したのは事件の前後だったと思うわけです。美容院を営む彼女がシジャイトと関係していることをシベルに言った時の嫉妬の表れでかなり意識されたのかな。
Commented by CaeRu_noix at 2006-06-03 12:26
そして、ほとんどその直後にあの事件が起きてしまったのだから、タイミング的には無念という他ありません。

テンポのよさと、タイミングのうまさはありましたよね。バイオレンスなシーンは、観客がその成り行きを予測する一歩前にスピーディに炸裂するという感じで、ドキドキ感が高まりました。そのスリルがドラマへの吸引力にもなっていたのかな。そうなんですよ。物語も演出も一つ一つは目新しくもないのですけど、トータルでは新鮮な感銘がありました。予測を裏切るスリルっていうのがポイントだったんでしょうかね。
前半に比べて後半が物足りなかったという感想もどこかで見かけました。確かにあのテンポとスリルが魅力だから、失速したという感じは否めませんよね。私としては、待つことのじれったさ、後悔して落ちていく虚無感が広がるイスタンブールだったので、その失速感もちょうど合っていたように思えたのですが。シベルが路上で刺されてから家庭をもつまでの過程が見えないことがズルいなぁと思えるのだけど、そこがわからないからこそラストも自然で必然に感じられもしました。
ありがとうございます。「國文學」チェックしてみます。今までそんな本を手に取ったことはないですー。
Commented by ふぇあるーざ at 2006-06-08 22:24 x
前の晩の楽しさを引きずりながら、朝一で大流血を観ました。
『太陽に恋して』では「やってやるぜ!」って顔がいちいちアップになるのが好きだったんですけど、こちらではそういうのはないんですね。
「やってやるぜ!」の「や」の字を発する前に全て終わってしまってました。
ところが、感情から行動を起こす人間と行動そのものが感情の人間って、字面で感じるほどの違いはないな、と色合いのかなり異なる2作品を観て思いました。
5回くらい出てくる歌のお姉さんは『太陽』のメレク役の人?歌、すごく効きました。御伽噺ちっくというとちょっと違うんですけど、すごくリアルで血生臭い神話でも聞いているような感じ。
どっぷりつかちゃいました。。

いやー、アキン監督の父上と母上が出会っていてくれて良かった!
30年以上も前の異国のある一組のカップルにこんなに感謝するなんて。(笑)
Commented by CaeRu_noix at 2006-06-09 11:30
ふぇあるーざ さん♪
朝イチは衝撃が格別な感じですが、こちらもご覧いただき嬉しく。
なるほど、それはおもしろい考察ですな。
『太陽に~』の方は主人公が優柔不断の理論派タイプゆえか、確かに"やってやるぜ!"的な決意表明が見える表情が映し出されていたかも。こちらのジャイトは、頭で考えるよりもまず先に手が出ちゃうんですよね。そんな激しい野性的なところにしびれちゃったわけで。ダニエルの方の迷ってから決断する様にもほほえましく共感したし。そんな違いも、なるほど結果的には大した違いじゃないのかもしれませんねー。人間のタイプとしては正反対の印象なのだけど、人間を強く突き動かすものって同じなのかもしれませんね。全く異なる作品から見えてくるものがあるなんて、アキンワールドもふぇあるーざワールドもステキ♪
え?歌のお姉さん?はメルク似でした。幕ごとの音楽の演奏も不思議な感じでしたが、欠かせない味付けをしてくれましたよね。イスタンブールの風景が御伽な雰囲気も演出してくれ、心に沁みる音楽でした。あの音楽が世俗的な悲劇を、神秘的なものへ昇華させてくれたような感じでしたよね。アキン万歳。
Commented by いわい at 2006-06-14 10:15 x
わたしもやられちゃいましたー、ビロル・ユーネル。
荒んだ雰囲気と切ない目。バスの発車が辛かった。
ヒリヒリと痛くて、熱くて。
> あらゆる要素がR-18指定なのかもしれない。
確かに、全てが生々しかったです。
轟音パンクとか、トルコ音楽とか、音楽の使い方も効いていました。
Commented by CaeRu_noix at 2006-06-15 00:25
いわい さん♪
やっぱり!!観た人はもれなくビロル・ユーネルの魅力にやられちゃいますー。
あの目にはクラッときちゃいますよね。鋭かったり、哀しげだったり。
肉体の痛いシーンも併せて、ヒリヒリ感がたまりませんでした。大人映画です。そして、私も音楽の使い方が気に入ってます。パワフルでした。エキゾチックなトルコ音楽もクセになりそうですよねー。
Commented by ラクサナ at 2006-07-02 00:49 x
かえるさん、こんばんは♪
ビロル・ユーネル本当に良かったですよね。
すさんだ生活による疲れた顔に、彼女を愛していると気づく辺りから、自分を押さえ込む一抹の理性も漂わせて、大人の男の魅力を久しぶりに私も見た気がします。シベルも良かったし・・・彼らの友人たちの存在、特にジャイトの友人のおっさんも素敵でした。
トニー・ガトリフ監督作のビロル・ユーネルも楽しみですね!^^
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-02 21:53
ラクサナ さん♪
ビロル・ユーネルを評価してくださる方がまたひとり♪嬉しいですー。
気持ちの変化によって、あるいは髪型や服装によって、実に多様な表情を見せてくれましたよね。あんなに荒んでいても、何だか魅力的なんですよね。ハリウッド俳優にはいないタイプの大人の男ぶりにしびれましたよねー。シベルの魅惑的でしたよね。そうそう、ジャイトのおじさん役をひきうけた友人の熱い友情にもジーンとさせられました。いい人でしたね。
トニー・ガトリフワールドにおけるビロル・ユーネルというのも非常に楽しみですねー。その起用自体もすごく嬉しかったしー。
Commented by リーチェン at 2006-09-22 11:56 x
こんなに激しくて突き刺さる愛の映画はなかなかないですね。

自分が体験できることではないからこそ、食い入るように見てしまいました。そこまでボロボロにならなければ分からないこと、得られないものがきっとあるんだろうな・・・と思いながら。
あのトルコ音楽が妙に耳に残っていて、何かの映画でも使われていたような気がするんだけどな・・・

ジャイト、しびれましたね~~~ でも、どうしようもなく情けなかったけれど、かわいいというのが男なのかもなんて思ったりもして。

見終わった後もず~~~んと響く映画、次回作が楽しみだ~~~
Commented by CaeRu_noix at 2006-09-23 12:14
リーチェン さん♪
こちらもご覧になっていただき嬉しいですー。
もうこれもサイコー!痛烈に胸に突き刺さる激しい愛と情熱でした。
恋愛映画って、等身大の主人公の身近さに共感してこそハマるというパターンも多いんですが、自分とはかけ離れていてもそこにある物語に魅力があれば、グイグイとひかれてしまうものなんですよね。2人の行動は理性的には、大人げないことだらけなんですが、止まらない暴走に必然を感じてうたれてしまいますー。ジャイドったら、どーしようもない男なのに、すんごく魅力的でしたー。
ガトリフ作品、『トランシルヴァニア』ではどんな演技を見せてくれるのでしょうー。
それから、このアキン監督の音楽ドキュメンタリー「クロッシング・ザ・ブリッジ」は来年あたり公開されるんですが、11月の大阪ヨーロッパ映画祭でも上映されるみたいですね。多彩なトルコ音楽が聴けるらしい。いいなー。
Commented by しまねこ at 2006-10-21 07:29 x
はじめまして
コメント&TBありがとうございました。
かえるさんの深いレビュー、いつもこっそり拝見しています。
これからも参考にさせていただきます。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-21 14:28
しまねこ さん♪
はじめましてー。ようこそ♪
わーい、ありがとうございます。他にもご覧いただいていたとは嬉しいです。こそーりとは言わず、じゃんじゃんステキな映画たちを共有いたしましょうー。これからもよろしくお願いしますー。
Commented by betty at 2006-10-23 22:00 x
かえるさん
ビロル・ユーネルに私はすっかり骨抜きにされてしまいましたよお。
セクシーです。
腰砕け状態。もっといっぱいいっぱい彼の映画がみたいですう。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-24 12:21
betty さん♪
やはり、bettyさんのハートも射抜いたようで嬉しいでっす。
骨抜きにされますよねー。
私ももっとビロルの出演映画が観たいですー。
『トランシルヴァニア』がとっても楽しみだー。
Commented by margot2005 at 2007-02-06 23:24
こんばんは!
40才のパンクoyajiクール!!でしたよね!!
ビロル・ユーネル最高!!!
ジャック・ガンブラン...ロマン・デュリスですか?
私は最初ビロルはミック・ジャガーとかぶって、シベルはセリーヌ・ディオンとかぶりましたわ。
ホント残念でした。コレはシアターで是非観るべきでしたね。
ラストはなんとなく想像してましたが、あのバスに乗ったパンクojisan哀れでした。
シベルが母に教わって作ったピーマンの肉、コメ詰め料理を二人で食べるシーン良かったですわ。あれ作ってみようかと思いました。滅茶美味しそうでしたもの。
Commented by CaeRu_noix at 2007-02-08 11:15
margot さん♪
ビロル・ユーネル最高でしょー。
oyajiとは呼びませんよー。いや、でも、大人の男の魅力ですよね。
フライヤーの写真がジャック・ガンブラン風味なんですよ。
ロマン・デュリス似の表情があったように感じたのは気のせいかしら・・。
そのワイルドさはミック・ジャガーっぽいですね。確かに。
セリーヌ・ディオンの顔は浮かばないんだけど。
はいはい。ピーマン詰め料理の食卓シーンはよかったですよね。あれはホントにおいしそうでした。トルコ料理ってなかなか好きです。是非チャレンジしてくださいー。私にも食べさせてくださいっ
Commented by とらねこ at 2007-05-02 23:33 x
こんばんは、かえるさん。
この記事、とてもかえるさんがアツく語られていらっしゃったのですね!
ピロル・ユーネル、私はパンクにしたジャン・ユーグ・アングラードのようだなんて思ったのですが、確かに『真夜中のピアニスト』のロマン・デュリスのようでもありましたよね~♪
私もオヤジとは言いません!w 表情がどんどん変わっていくところがまた良かったですよね。
『太陽に恋して』も見たくなってしまいました。まだ見ていないんです。
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-03 00:16
とらねこ さん♪
これはもうもう熱く語らずにはいられなかった心揺さぶる映画でした。
はいはい、ピロル・ユーネルはジャン・ユーグ・アングラードにも似ていますよねー。アングラードは好みですー♪ そんなふうに表情によって、自分の好きないろんな俳優に似ているように見えちゃうのでした。前半と後半は全然雰囲気違ったし。中年の色気がありましたよね。
『太陽に恋して』はうって変わって楽しいモードの映画です。すんごいおもしろいのに、こちらはDVDになっていないのですよね・・・。
アキン監督はカンヌ映画祭のコンペに出品ですよ。新作もじゃんじゃん届けてほしいー
Commented by めかぶ at 2007-05-21 23:03 x
痛いラブストーリーだよねえ。ドラッグ、アルコール、セックス、流血、荒んだ暮らし、描写的にはR指定をくらうかもしれないが、この映画の場合そのどれもが犯罪を匂わせる感じがしないんですよね。二人の激しく痛々しい感情の表現なんだなと。
私、アメリカのドラッグで荒んだおばかちゃんたちのガキどもの映画ではまったくそういう風には見られないし、全然好きになれないんだけどー。
状況的には同じなのにこんなに違うのはヨーロッパの空気のせい?演じる俳優の魅力のせい?

>ビロル・ユーネル
>ちょっとジャック・ガンブラン風味
>鋭い眼ヂカラはマチュー・アマルリック
>後半は表情によってロマン・デュリス
私は「輝ける女たち」のジェラール・ランヴァンとやっぱりマチューを思い起こしました。くわっ、ほんとにしびれるわ~♪

ずーっと前にどこかで、かえるさんに「これはめかぶさんは気に入ると思う」と言われた記憶があって気にはしていたのです。やっと観ることになったのですが、知ってる俳優もいないのに、どちらかといえば苦手な荒んだ主人公の話なのに。痛いほどのラブストーリーにぐさぐさきてしまいました。ものすごく好きだわ。大正解!
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-22 17:34
めかぶ さん♪
だんけしぇーん。いや去年私が、めかぶさんにも気に入っていただけるはずとアピールしたのは、俳優ビロル・ユーネルのことだったと思うんですよ。そう、これはちと荒んで痛々しすぎるから、ドラマそのものはめかぶさんにオススメとは思っていなかったんじゃないかな。でも、もちろんビロルの魅力はわかってもらえ、作品そのものも気に入ってもらえたなんて嬉しい限りー。痛いんだけど、引いてしまうのではなく、むしろググッと心掴まれますよね。
そうそう、アメリカ映画だと、同じような行為をやっていてもノリが軽いんですよね。飲んだくれるにしても、ドラッグ漬けになるにしても、暴力をふるうにしても。最近、ブライアン・ジョーンズ~を観たのだけど、やはりセックス&ドラッグは典型的な描写だった印象・・。アメリカ映画は、ジャンルがキッチリ分けられすぎているから、ジャンキー映画と恋愛ものが両立せず、つくり手の愛情はジャンキー主人公に注がれていないことが多いような。こっちはもっと本気な感じ。俳優の魅力と監督のセンスと力量といってしまえばそれまでなんだけど何が違うのでしょ?
ビロル出演作がまた夏にやってくるので、よろしければ観てやってくださーい。
Commented by マダムS at 2007-06-29 20:46 x
かえるさんや わかばさんに遅れること一年~ 私もやっとDVDで観ましたよん~♪ 感想書けてませんが(書いてないの一杯;) いや~かえるさんの感想からゲストさんのコメントまで全部読ませて頂きましたー! 皆さん熱く語ってますねー  自分がもうこういう愛の世界とはすっかりオサラバしちゃった身なのでここで熱く語られていらっしゃる方ほどの突き刺さり方は無かったものの やっぱりこの監督の才能には痺れました。
そしてビロルですねえ! 私もマチューを崩してダメ系にした感じと思いました(笑) 前半のグダグダが半端じゃなかっただけに出所してビシっときめた時のカッコ良さはすんばらしー。今後も注目ですね^^で、その「トランシルバニア」はどうなっちゃったんでしょう?
Commented by CaeRu_noix at 2007-06-30 09:56
マダムS さん♪
わーい。ご覧くださったんですねー。
コメントまで読んでいただき嬉しいです。結構な量ですよね・・。
オサラバ以前に私だって、自分自身の体験でいったら、こういう情熱的に激しい愛の世界に足を踏み入れたことはないような気もするんですが、身近さとは別の部分でその痛みにやられちゃったのでした。ジャイドったら、もういい歳なわけで、一般的にはこういう情熱的な恋愛ものの主人公になり得る年代でもないんですよね。日本人の物語ならまずあり得ん。そういうのが新鮮だったのな。でも、マダムにはもっとしっとり系の恋愛がお好みなのかもしれませんね。心掴まれるよりも、共感できん、ついていけないと一歩引いてしまった人もいるようですし。でも、とにかくファティ・アキン作品を味わってもらえて嬉しいです。『太陽に恋して』もやっとDVD化されるんですよ!
『トランシルヴァニア』はめでたく8月あたりにイメフォで公開予定です。ちらしは出回っていますよー。ビロルに会えるのが楽しみです。マダムも気が向いたら観に行ってやってくださいー。
Commented by シャーロット at 2007-08-27 23:03 x
ああああ、劇場体感したかった;;
今頃すんません。
もう今更コメントすることも皆さんが書かれてしまっているので、お恥ずかしいのですが・・・ビロル好きだ。笑 もうマットなんかふっとびました。笑
(実はもうイライラ募るこの頃、家を抜け出しトランシルヴァニアを見に行っちゃいました;)
彼は放っておけない危険なパンク野郎ですが、とても純真で一途で愛がいっぱいすぎで、いい奴なのにー。ああ、シベルに嫉妬。笑
もうラストなんてあんなに頬がこけちゃって、でもカッコよくきめちゃって。(バスがエンコすりゃよかったのに。。。)
それにしてもあの詩的さな映像にクラクラ~。。。
なんか、これ見ちゃうとどれもみんなかすんでしまいます。
でもトランシルヴァニアはすっごく気に入りましたよー。なんかラストで、ジャイト(いえ、チャンガロ)が報われた気分にさえなり・・・。
感想書かねばならんのに、「愛より強く」思い出してます。
またそのうちトランシルヴァニアに参上します。
Commented by CaeRu_noix at 2007-08-28 19:16
シャーロットさん♪
劇場体感してほしかったー。
何で観に行かなかったんですか?(笑)
私なんて二度も観に行ったというのにー。
マットもそういえば、クラッシュで評価されたりしていましたが、アングロサクソンの俳優さんには、なかなかこういう色は出せないですよね。
野性的で粗暴な男ほどにピュアな一面をもっているというのは言葉にしちゃうと定番なカンジですが、そういう人間味を見事に体現してくれるビロルですよね。後半は別人のようにキリリとカッコよかった。こんなにいろんな表情を見せてくれるなんてすごいです。あ、"詩的さ"って、アリ?
『太陽に恋して』もようやく9月7日にリリースされます。わき役なんだけど、アヤしいビロルが出ているので是非こちらもご覧あれー。ダークな役づいているモーリッツ・ブライプトロイが純朴青年なんですー。
次は、トランシルヴァニアー
Commented by 真紅 at 2007-09-12 11:48 x
かえるさま、こんにちは。本当に遅れ馳せながらTBさせていただきました。
この作品、かえるさんの2006年度ベストの第三位なのですね。熱いレビューに感動です。
(画像が貼られている記事は珍しいのでは?)
私にとっても激震映画でした。素晴らしい。。
こういう作品に接すると、どうしても「魂」っていう言葉を使いたくなってしまうのです。
陳腐かもしれないけど、ジャイトも使っていましたよね。
それから↑のコメントレスで、かえるさんの第二位だった『太陽に恋して』も先日リリースされたとか。
これは絶対、観なくちゃですね。
また参ります。ではでは!
Commented by CaeRu_noix at 2007-09-13 00:36
真紅 さん♪
ご覧くださり嬉しいですー。
そうなんですよ。バカみたいな本数観ている私の2006年度ベスト3です。大興奮しちゃった作品でした。画像はですねぇ、レヴューエントリ時にはほとんど入れてないんですけど、後で追加するものもあるので、ここ1年ほどのものは5作中2作くらいは画像有りです。自分が眺めて嬉しい画を入れるっていう感じ。
ええ、わかります。魂っていう言葉を使いたくなる感じ。心っていう表現じゃちょっと生やさしいというか。そして血が騒ぐのですー。
そうそう、『太陽に恋して』もようやくお目見えですー。必見ですよ。ぜひぜひー。私もまた観たくなりましたー。
Commented by 哀生龍 at 2007-10-22 06:39 x
やっと見ました!
冒頭からジャイト(というビロル?)の魅力に捕らえられ、案の定彼中心に見てしまいました。

>手にした物は投げる。ガラスは割るものであるし、感情は暴発してしまうもの
彼女が部屋を綺麗にしてくれた後のシーンで、怒りに任せて壊して割ったものを、ちょっと間をおいて冷静になってから自分で掃除しましたよね。
一人の時は、部屋で物を壊してもきっと寝る場所がなくなるまでそのままにしていたと思われる彼がとったそんな行動1つにも、愛&哀を感じてしまいました。

>鋭い眼ヂカラはマチュー・アマルリックにも通じるものがあるし
何処かマチューに似ていると思ったのですが、そう感じたのが哀生龍一人じゃなくて本当に良かった(笑)
Commented by CaeRu_noix at 2007-10-28 12:44
哀生龍 さん♪
ビロル・ユーネルの魅力を知っていただき嬉しいですー。
恋愛ものは女子側の気持ちに寄り添って観ることの方が私は多いような気がしますが、本作に関しては、私もジャイトの方だったかと思います。時には彼のやるせない思いに共感したり、スクリーンのこちらから眺める目線で、ひたすらジャイト/ビロルの姿に惚れ惚れしたりーという感じだったかな。

散らかしたものを掃除するシーンもせつない感がありましたね。そう、1人で暮らしている時の部屋はめちゃめちゃ汚かったのに・・・。こういうのにクラッとするのは単純なんだけど、日頃からキレイ好きなマメ男がそういう姿を見せても何ら映画のインパクトはないけど、荒くれ男のささやかな変化は、実にドラマチックなんですよね。

ね、ね、マチューに似ている表情、確かにありましたよね!
<< 『僕の大事なコレクション』 E... PageTop ビロル・ユーネル 『愛より強く』 >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Beige Shade by Sun&Moon