かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『13歳の夏に僕は生まれた』
2006年 07月 07日 |
思春期のほろ苦い思いが瑞々しくもリアルに描かれる。
せつなさが心に沁みる味わい深い良作。

北イタリアの小都市ブレシャの父親が小さな会社の社長で裕福な家庭に生まれ育った少年サンドロは、13歳の夏に父親と地中海クルージングに出かけた・・・。



オープニングの曲にしびれる。冒頭にトム・ウェイツの曲を使うそのセンスに期待が膨らむ。「ルビーズ・アームズ」が何を歌った曲かは知らないけれど、オープン・クレジットと共に子どもの描いた絵が映し出されて、トムの歌声を聴くだけで、これから始まる物語から受ける感傷が見えてくる。少年がアルコールを片手にトム・ウェイツの音楽を聴く夜はまだ先のことなのだろうけど、クレヨンで落書きした子ども時代は過去のものとなってしまったんだな。いくつものほろ苦さを噛みしめて僕らは大人への階段を昇るんだ。

同じ地中海を渡る船なのにどうしてこうも違うのだろう。その対比が素晴らしい。リッチなイタリア人のバカンス用のクルーザーがさわやかに大海原を走るのを見た後、密航船にすし詰め状態で甲板に押し込められ、多様な肌の色をした人々が擦り切れ汚れた服を着て不安そうにしている姿を目にするのは痛烈だ。スクリーン越しでもハッとさせられるのだから、その船に乗った少年サンドロはどんなに心をすり減らしただろう。

リアルで瑞々しい描写力に心をつかまれる。多感な思春期における少年サンドロの繊細な心の揺れが具に画面から伝わってきて、終始彼に心より添ってしまう。少年とともに不安になり失望し、時には外側から大人の視点で彼を見つめて苦しくなる。誰もがそうやって経験をふまえて多くのことを知って大人になっていくものなんだと思う反面、少年がこんな危険な出来事に遭遇して傷つくことがやるせない。

だけど、サンドロの経験したこともショッキングではあるけれど、不法移民にならざるを得ないような生活しがたい国々に生まれ育った子ども達はもっと過酷な状況を生きているのだよね。それを思うと、おぼっちゃま育ちのサンドロが身をもって、この世界ではこんな風に生きていくしかない人たちがいることを知り得たことは素晴らしいことなんじゃないのだろうか。冒頭に道ばたで出会ったアフリカ人の行動と呟いた言葉がサンドロの心をとらえたことや、父の経営する工場で働く移民たちの姿が、伏線となって、密航船の経験と重なって響いてくる構成がいい。

やがてずっと気になっていたアフリカの言葉"ソキ・オボタミ・オコキ・・"の意味を知る。「生まれたからには、もう逃げも隠れもできない」という言葉がズシンと響く。生まれてすみませんと書いていた嫌われ松子に教えてあげたい言葉。生きることがどんなに辛く苦しくても生きていかなくてはならないんだ。サンドロとともにその言葉に激しく心揺さぶられた。

親の立場では、こんなに危ない目にあってほしくはないということが一番なのかもしれないけれど、無事に帰って来られたのなら、サンドロはかけがえのない貴重な体験をしたのだと思う。でも、それが貴重な体験だと思うのは人生を俯瞰した時の話で、リアルタイムで少年が体験するには苦すぎる出来事。命を助けてくれた信頼できる友人が生活のためにお金のためにいとも簡単に好意を裏切るなんて。大人の私はそれは彼らの身の上では仕方のないことだと思うけれど、少年サンドロには受け止めきれないショックだろう。心にしこりを残すほどでないといい。強く生きていってほしいと思う。

複雑な思いにとらわれるけれど、後味が悪いわけではなくて、そのほろ苦さがたまらなく素晴らしいと感じられる。『大人は判ってくれない』やケン・ローチの『ケス』、『SWEET SIXTEEN』を思い出す。忘れられない13歳の夏。サンドロはきっと視野の広い大人になってくれるだろう。

13歳の夏に僕は生まれた 公式サイト
Quando sei nato non puoi piu` nasconderti / Once You're Born
2005 イタリア
監督.脚本 マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ
脚本 サンドロ・ペトラリア、ステファノ・ルッリ
原作 マリア・パーチェ・オッティエーリ
 「生まれたからには逃げも隠れもできない──埋もれた民族をめぐる旅」
撮影 ロベルト・フォルツァ
出演 アレッシオ・ボーニ、ミケーラ・チェスコン、ロドルフォ・コルサート、マッテオ・ガドラ

(渋谷 Bunkamura ル・シネマ)
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by CaeRu_noix | 2006-07-07 07:35 | CINEMAレヴュー | Trackback(24) | Comments(40)
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タイトル : 『13歳の夏に僕は生まれた』
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Tracked from Welcome aboard at 2006-08-07 01:09
タイトル : 13歳の夏に僕は生まれた
『輝ける青春』のマルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督、サンドロ・ペトラリアとステファノ・ルッリ脚本の、イタリアでの移民問題を少年の目を通して描いた作品。原作はマリア・パーチェ・オッティエーリ著の「生まれたからには逃げも隠れもできないー埋もれた民族をめぐる..... more
Tracked from シネマでキッチュ at 2006-08-11 08:38
タイトル : 13歳の夏に僕は生まれた
6時間超の素晴らしい映像体験をくれた「輝ける青春」の監督とスタッフが再び集結した!ということですごく待ちわびていました。 「13歳の夏に僕は生まれた」。 少年と少女がぽつねんと佇むラストシーンは切なく尾をひいています。 哀しく美しいラストシーンです。 二人の小さな肩に、世界はあまりにも重くのしかかり、闇が押し寄せていくようで、私までもが途方に暮れるようでした。 少年はイタリアの中産階級の一人息子... more
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タイトル : 13歳の夏に僕は生まれた
衝撃のラスト映像・・・といってもジョディ・フォスター、ブルック・シールズを超えることはできないか。... more
Tracked from working titl.. at 2006-10-21 08:33
タイトル : 13歳の夏に僕は生まれた
13歳の夏に僕は生まれた (2005) マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督  とてもわかりやすく問題提起されている作品だったと思う。 イタリア北部で裕福な暮らしをしているサンドロ少年は13歳。その夏、父と父の友人と3人で、ギリシャの海へヨットで航海に出かける。しかし、サンドロは夜の大海原へ誤って転落。命を失いかけたとき、難民たちで埋め尽くされた船にひきあげられる…。    「ボートピープル」なんて言葉、忘れていたが、この映画で描かれている人々は、まさしく地中海のボートピープル。  つい最近ニュ...... more
Tracked from Happy Together at 2006-12-28 20:59
タイトル : 『13歳の夏に僕は生まれた』(05イタリア)
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Tracked from 心の栄養♪映画と英語のジ.. at 2009-12-21 21:20
タイトル : 「13歳の夏に僕は生まれた」
輝く太陽の光と、その陰影、子役たちの存在感等々、とても印象に残りました... more
Tracked from シネマな時間に考察を。 at 2010-04-16 18:13
タイトル : 『13歳の夏に僕は生まれた』
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Tracked from ノルウェー暮らし・イン・.. at 2010-10-08 02:22
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Commented by mar_cinema at 2006-07-07 19:24
かえるさん、こんばんは。
この作品は、観て良かったって本当に思える作品で、
時間が経つにつれ、好きになっていくような気がします。
なんか、少年が、奇麗事だけでなく、悪い事も含めて、
全てを見つめる強さを身につけたのかなって思ってます。

そういえば、ル・シネマで、エレベータ一緒だった、
50歳位の女性二人組の会話が耳に入ってきましたが、
ちょっと受け付けないような衝撃を受けていたようですね。
Commented by M. at 2006-07-07 20:50 x
こんばんは。TB+コメントありがとうございました。
共感同感のすばらしいレビューを堪能いたしましたです。
 「Ruby's Arms」はトム・ウェイツがその当時つき合っていたリッキー・リー・ジョーンズと別れた際に彼女のことを歌った曲だとどこかで読みました。そんなエピソードを聞いて歌詞を読むと余計恋の歌にも聞こえるけれど、何かに別れを告げないといけない 沁みいるような想いは恋だけではない何かへの思慕にもそのまま重なりますよね。
Commented by Chocolate at 2006-07-08 00:26 x
かえるさん、こんばんわっ。

帰国してまだ日が浅いので疲れが全然取れません。
あー、若くないなーって。(爆)
そんなことやってたらこの映画見逃しました~
今日までの上映だったんですね。
私前売り持ってたのに~~~~~~

ってことでかえるさんのレビューでとりあえず見たつもり。(笑)
レンタルになったら借りて見たいと思います~
はぁ、しかし旅行前の前売り買い溜めは危険ですね。
今回の件で勉強になりました~
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-08 01:24
mar さん♪
とても楽しみにしていた一作だったんですが(の割には観に行くのが遅っ)期待に違わない心に沁みるよい映画でしたね。marさんの上半期ベストの上位にきていたのも納得です。私も6月に観ていたら、ベスト10にくい込んだかもしれないなー。
そうですね。無垢な少年が過酷な体験を通じて知ったことを自分なりに咀嚼して、それを糧にしてたくましく前に進んで行ってくれたら嬉しいです。きっと身につけてくれたでしょう。

衝撃を受けていましたかー。受け付けないというのは残念ですが。でも、本作がルシネマ作品にしては人気がなかったというのは納得しました。ポイントを絞った感動やカタルシスがあるわけでもなく、いまいちピンと来ないという人や物足りないという人も結構いたみたいですね。
でも、私はこういう映画が大好きですー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-08 01:31
M. さん♪
ありがとうございます。共感していただき嬉しいでっす。
いくつかのブログの本作のレヴューを読んでみたのですが、印象を受けるポイントや感じ方の違うものが多かったので、あれれーと思っていたところだったんですが。
「Ruby's Arms」は恋の歌だとどこかの紹介で読みましたが、トム自身の別れを歌った歌だったんですね~。自分のことを歌にしちゃうなんてミュージシャンってすごい。リアルな感情が込められているからか、とてもせつなく響く歌声でした。そうなんです。この物語に描かれていた、訣別しなければいけないものに対する思慕は、失恋のせつなさ苦さに重なりますよねぇ。素晴らしい選曲でもありました。
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-08 01:35
Chocolate さん♪
改めてお帰りなさーい。旅行って、歩きづめだし、飛行機で寝るのも体痛いし、疲れがたまりますよねー。しっかり休んで復活してくださーい。お疲れさま。

あら、前売り券もったいなかったですね。私がもらえばよかった。違うかっ。・・私ももうちょっと長くやると思っていたのであせりました。本当は日曜最終回の1000円の時に観ようと思っていたのに、気づいたら昼間2回だけの上映になっていて、観に行く日にぴあでチケットを購入する羽目になりましたもの。
そうそう、前売り券を買い込むのは禁物です。私はサービスデー利用が多いんだけど、そうじゃない日は、劇場に行く直前にチケット屋に行く習慣になっています。渋谷なら、駅向かいのTSUTAYAの入口で買えるし。(恵比寿ガーシネの特典付き前売りなんかはたまに買っちゃうけど。)
映画は終わってしまって残念でしたが、DVDが出たら是非ご覧くださいねー。
Commented by M&M at 2006-07-08 12:17 x
TB有難うございます。
かえるさんのblogには、私が書きたかったことがきちんと丁寧に書かれていて、共感できました。 こちらからもTBさせて頂きますね。
Commented by かのん at 2006-07-09 08:24 x
TB、コメントありがとうございました。
こういう作品を観た上でW杯を観戦してるとまた違った感情、目線が生まれてくるよう、他国のことを知ってるようで何も知らない自分に気付かされます。

映画としてもとてもセンスがいいと思えるんですが、あまり話題になってなくて残念ですね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-09 09:40
M&M さん♪
ありがとうございます。共感多謝。目に見える物語のあらすじをなぞるだけでなく、できるだけ自分が思ったこと考えたことを書くようにしているので、そうおっしゃっていただけると嬉しいです。
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-10 00:44
かのんさん♪
そうですねー。TVのスポーツ中継では知り得ない世界の国々の一面ですもんねー。こういう映画ばっかり観ていると、先進国以外の国が出場権を手にするだけでも温かい気持ちになったりします。多様な境遇で生まれ育って来た人たちが同じグランドに立って、同じボールを追いかけるってとてもステキですよね。そんなことに私が気づいたのはずいぶん大人になってからですが、サンドロは13歳にしてそんな視点を持つことができたんですよね。
センスのよい映画でしたよねー。
Commented by きらら at 2006-07-10 17:01 x
かえるさん、コメント&TBありがとうございました。
この映画はねー、ワタシが持っている明るいイタリアのイメージと
まったく反対で、こんな問題もあるのか。。。などといろいろ考えさせられました。
サンドロくん、13歳なのだからもうちょっと子供らしく成長してもいいんだよ!とも思いつつ、
この子が今後どんな大人になっていくのか、「映画」だというのに
ずっと見守って行きたいな、、、なんて思ってしまいました。

STAYもTBさせてもらいました。
また遊びに来ますね☆
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-10 23:03
きららさん♪
陽気なイタリアのイメージと正反対のシリアスで重い映画でしたねー。
昔のイタリア映画は社会派リアリズムの著名なものがたくさんあったかと思うんですが、こういうった現代的な問題を描いたイタリア映画はなかなかお目にかかる機会が少ないですよね。イギリス映画やフランス映画では移民(不法移民も含め)について描かれたものはわりとよく観ていたのだけど、イタリアのもは初めてだったのでとても興味深かったですー。
13歳といったら、思いきり無邪気で自分のことしか考えられないなんて子も多いはずなのに、サンドロくんは多感で優しくて、観ている私たちもハラハラと心配だらけでしたよね。サンドロくんの健やかな成長を見守りたいですよねー。物語の先のことを考えずにはいられないほどにハマれる映画はいいですよねー。
ありがとうございます。是非また遊びに来てくださーい。きらきら☆
Commented by charlotte at 2006-07-11 15:53 x
13歳の頃はもっと幼かった気がします。
平和というのは時に年齢を押し下げますよね・・・
欧州作品の子供たちは大人だなあと思う事が多く、それが幸せなのか不幸せなのか一言では言い切れない程です。
私もかえるさんのようにこの作品は子供目線、大人目線と両方で見て、とても自分と重ねちゃったりしましたよ。
重たい映画ですが、映像はすごくイカシテました~
根明じゃなきゃ乗り越えられませんって。笑
輝く太陽の元でヨットなんてー。いいなああ。タイヨウがいっぱい!爆
大人への階段、踏み外しながら大人になってみれば、いまでもよくすっ転んでおりますワタクシでございます。←アホ
Commented by NAO at 2006-07-11 22:38 x
かえるさんTB&コメントありがとうございます♪
とても考えさせられる映画でした。
13歳の少年にはとても厳しすぎるほどの現実でしたね。
最後、明確な答えは見せてくれないけど・・サンドロにとっては大きく成長した貴重な夏になったのでしょうね。。
Commented by マヤ at 2006-07-12 10:37 x
かえるさん、コメント&TBありがとうございます。
ヒットを見込めるような作品ではないですが、見れば見るほど味わい深い作品だと思います。こういう話を真摯に映画にする監督の見識にも敬服しました。あと10年、20年後にはサッカーイタリア代表ももっとルーツが多用なメンバーになるのではないかなと思ったりしました。
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-13 12:37
charlotte さん♪
自分が13歳の頃は、分別のうえでは思いきり子どもでしたよ。大人びた考え方も持ち合わせてくる反面、関心ごとは学校のこととTVの画面に映ることに限られていて。自分のことばかりを考えてましたね。豊かなニッポンの甘やかされた子ども感覚を基準にしていると、時々世界の映画を観て、激しいショックを受けます。強烈だったのは、クルドの子どもを描いた『酔っ払った馬の時間』や『亀も空を飛ぶ』など。安定していない国々と比較すると、確かに平和で豊かな国では甘え甘やかされて幼いままでいてしまいがちかも。それは幸せなことなんでしょうけどね。
欧州の子どもたちみんながみんな大人ということではないと思うけど、多くの日本人より自立の精神をもっている印象を受けるかな。日本映画でも、『誰も知らない』のような大人にならざるを得なかった少年が描かれた秀作がありました。
主人公サンドロくんに感情移入するだけでなく、多様な角度から考えさせてくれるところが素晴らしかったですね。臨場感あふれる船旅映像もよかったし。彼は強いです。ヨットの旅はいいなーっていう思いも本作鑑賞時には萎えました。
大人への階段は踏み外しまくりー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-13 12:38
NAO さん♪
考えさせられましたよねぇ。具体的な問題提起がされているわけではない分、あれこれ思いを馳せることができました。13歳には受け止めきれないほどに厳しい現実ですよね。私だったら、そのショックに耐えられなかったです。それ以前に、溺死かな。リアルタイムでは、いい経験をしたとは思えないでしょうけど、この貴重な体験を忘れないで、ステキな大人になってほしいですね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-13 12:38
マヤ さん♪
日本ではヒットしにくいタイプかもしれませんね。イタリアでもあまりヒットはしなかったようですね。でも、おっしゃるように、とても味わい深い素晴らしい作品だと思いますー。現代のイタリア映画の動向はつかみきれていないのですが、『夜よ、こんにちは』、『家の鍵』、本作と、真摯な姿勢でつくられた手ごたえのある映画が続き、イタリア映画はやっぱりいいなーと実感している2006年です。ジョルダーノ監督作を観るのは3作目ですがやっぱり誠実で実力のある人だと確信しましたよ。
そうですねー。今後イタリア代表も多彩なメンバーになっていくのかもしれませんね。政策次第なのでしょうか。
Commented by orange at 2006-07-13 18:57 x
こんばんわ☆かえるさん。
コメント&TBありがとうございました~!
サンドロは非常に強さと脆さを兼ね備えていましたね。こういう少年の視点を描いた作品として、斬新で深く心に残りました。
ブルジョアという階級に生まれながらも、人に奉仕し、人の優しさの意味を知る少年の姿は観ていて危なっかしい反面。こうも強く生きられたならどんなに良いだろうと羨望の眼差しで観てしまう部分もありました。
かえるさんのおっしゃるように、人生を俯瞰してこの経験を彼が振り返った時、この体験は非常に心に残る有意義な経験だと思います。ただ、この時点での彼にとっては非常に過酷で、嫌な体験。今後の自分の人生の生き方の厳しさに向き合わなければいけない体験だと思います。
ラストでアリーナに手を差し伸べるシーンから、その壁をも越えていこうという静かな意志が感じられジーンと来ました。
サンドロという少年が大人になった時、その意味を振り返る事でしょう。その時の表情を観てみたいなと思わせる作品でした♪
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-14 12:45
orange さん♪
少年の目線で描かれているというのがよかったですよね。深い感銘を受けました。
年齢を思うと心の不完全さや弱さは当然なのですが、サンドロは、その当時の自分と比べ物にならないくらい、優しくて思慮深いですよね。例えば日本人の中学生が密航船に乗せられたら、怖いという思いばかりが強かったんじゃないかと思えます。恐怖で呆然とするばかりで命を助けられたことを感謝する余裕もなかったかも。だけど、サンドロはおっしゃるように、「人の優しさの意味を知る少年」なんですよね。ブルジョア暮らしをしていても、貧しい国の不法移民を見下したり避けたりせず、歩み寄って理解しようとしていた。自分はイタリアのお金持ちに生まれてよかったなぁなんて思わずに、その不条理を真摯に見つめるんですよね。なんていい子なんでしょう。思慮深く、だけれども強く、彼のように生きられたらいいですね。
この体験はリアルタイムでは本当につらくショックなものだったでしょうね。それでも、自分にはどうにもならないことだと突き放したりせずに、アリーナに何とか手を差し伸べようとする彼の姿が嬉しかったです。ジーン。サンドロの健やかな成長を祈らずにはいられませんよね。
Commented by 隣の評論家 at 2006-07-14 21:33 x
かえるさーん、こんにちわー。やっと、やっと。ココログさんの48時間メンテナンスが終了しました。TBもサクッとのるようになりました。だもんで、まとめてお邪魔しにきました。コメントはこちらに。
何故って、かえるさんの記事が素晴らしくて。また、あの感動が鮮明に蘇って参りました。
>複雑な思いにとらわれるけれど、後味が悪いわけではなくて、そのほろ苦さがたまらなく素晴らしいと感じられる。
仰る通りですわ。とても重たいテーマでありながら、忘れられない美しい作品だったと思います。
サンドロ君。きっと、強く生きていってくれると信じています。サンドロ君が興味を持ったアフリカの言葉。その意味に、見ている私も感銘を受けまくりでした。
>「生まれたからには、もう逃げも隠れもできない」
この言葉、きっと忘れません。
Commented by margot2005 at 2006-07-15 01:33
こんばんは!この映画は大好きです!私的に一年の間に観られる映画は限られていますが、これはわたしの中で今年度のベストに入る作品ですね。アレッシオ演じる父親もナイスでありました!
Commented by マダムS at 2006-07-15 21:11 x
こんばんは!トラコメ有難うございました
旅行のお見送りメッセージも有難う♪ 無事帰ってきましただ。
この映画は鑑賞後もうだいぶ経ちますが、しみじみと良かったなと思い出してます。 ブレシャはミラノからヴェローナへ行く途中に通ったかもしれません・・ 北と南の微妙な違いも体感してきましたよ^^
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-17 08:19
隣の評論家 さん♪
メンテナンス終わりましたかー。
こちらからもまとめてTBさせていただきましたー。
きゃあ、ありがとうございます。感動を蘇らせてくださーい。
物語に悪意が満ちあふれていたら、もうちょっと嫌な感覚が残ったのかもしれませんが、彼ら兄妹はただ生きていくことを最優先しているだけに過ぎないわけで。サンドロがたまたま彼らに関わりを持つことがなかったとしても、不法に国にやってくる移民たちは後を絶たずにあのような生き方をきっとしているのですよね。ならばサンドロが、世界の一側面を知ることができてよかったと私は思うんです。これからもまっすぐに強く生きてくれますよね。
私もその言葉の意味には大きなインパクトがありました。豊かな日本では反抗期の子どもが親に「産んでくれなんて頼んでないもん」なんて言ってしまったりするけれど。人間はどんな不幸な境遇に生まれても、逃げも隠れもできない、自分自身で生きていかなければならないんですよね。当たり前のことのようで、彼らの口からその言葉を聞くとショックでもありました。だけど、忘れがたい心に沁みる言葉でしたね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-17 08:19
margot さん♪
お帰りなさい。
ベストに入りますかー。それは嬉しいです。素晴らしかったですよね。アレッシオの役柄はいつも違っていますが、今回の会社経営者の自信にあふれた男というのがまた似合っていましたよね。クルーズが似合う。それゆえに、息子を失った時のショックな姿も落差が印象的でした。いつもよい仕事をしてくれます。
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-17 08:19
マダムS さん♪
お帰りなさい。ご無事の帰国何よりですー。
旅行記も楽しみにしていますー。
映画で、一般的な観光都市でない街のことを知ることができるのは嬉しいです。イタリアの北と南の差は昔からあまり変わらないのでしょうか。北部はやっぱり洗練されている感じですよね。ミラノからナポリまで網羅する旅なんていいですね。私は南の方の雰囲気も好きです。
そして、マダムがこれをご覧になったイタリア映画祭会場で今はドイツ映画祭でーす。
Commented by いわい at 2006-07-20 18:11 x
こんばんは。
観てから時間が経つほど、ジワジワと沁みてくる作品だったと思います。
トム・ウェイツの歌声にしびれながら、映画の世界に入っていきました。
『ピアノ・レッスン』のナイマンの曲を使うのはどうなのー、とも思ったのですが(『ピアノ・レッスン』が大好きだし、イメージが強烈に残っているし)、サンドロが体験する未知の世界を表しているのだよなー、と納得しました。
サンドロの目線でこういうシビアな問題を描いているのが、素晴らしいですね。単なる甘ったれのおぼっちゃまでないのも良かったです。
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-21 10:53
いわい さん♪
余韻が残りました。後から沁みてきますよね。
オープニングもすごーく気に入っています。
トム・ウェイツの歌声って大好きなんですよねー。
『ジャーヘッド』の終わりの方でもせつないトム・ウェイツソングが効果的でよかったんですが、本作ではあえて冒頭に流れるんですよね。そこでもう物語が始まる前から過ぎ去って行く少年期をせつなく偲んでしまうほどでした。
実はナイマンの方はそんなに気にならなかったんですよね。BOW30映画祭で『ピアノ・レッスン』の後にこれを観ていたら拒絶反応がおきたかもしれないけど。先入観さえなければ、場面にマッチした音楽ですよねー。トム・ウェイツとマイケル・ナイマンって、映画にまつわるミュージシャンのmyベストの2人です♪
イタリアの心揺れ動く少年目線の物語ということで、『ぼくは怖くない』に似ている感じも受けました。勇敢で甘ったれすぎず、それでいて繊細なサンドロくんはよかったですね。
Commented by ラクサナ at 2006-08-07 01:07 x
暑中お見舞い申し上げます~!
TB&コメント有難うございました。
そうだ~流れてましたよね、トム・ウェイツの“ルビーズ・アームズ”♪
私もトム・ウェイツの曲にエンディングでやられることが多い覚えですが・・・オープニングに男と女の別れの曲をあの歌声で、どうにもならない現実を見据えるように流すってのには参りますよね。
そうそう・・・『ジャーヘッド』のエンディングも、『ポロック』のエンディングで流れる書き下ろしの“The World Keeps Turning”も良かったですよね~!
>「生まれたからには、もう逃げも隠れもできない」という言葉がズシンと響く

本当にこの言葉もまた、過酷な状況を生きていかねばならない兄妹の状況と、知ったからには目を背けることができないサンドロの状況を、思わせる旨い伏線でもありました。
そんな訳で、あのバター風味のアレッシオ父さんの色気も手伝って・・・マルコ監督の『輝ける青春』に突入してみたいと思います!^^
Commented by CaeRu_noix at 2006-08-07 15:06
ラクサナ さん♪
“ルビーズ・アームズ” 心に沁みました。
昨日観たゴダールの「映画史特別篇」でも使われていました。
これってもともとは「カルメンという名の女」で使われたみたいですね。
『ポロック』のエンディングもトム・ウェイツなんでしたっけ? 忘れてますー。去年は『ドミノ』でトムの曲ばかりでなく、本人の姿が見られて二重の喜びでした。『ジャーヘッド』もよかったですよねー。

「生まれたからには、もう逃げも隠れもできない」という重要な言葉が、まさか冒頭に出てきたあのアフリカ系移民の人のわけのわからないつぶやきにつながるなんて・・・。サンドロとともに衝撃を受けました。出来事に合わせてその言葉の重みを実感できるお見事な使い方でしたよね。

バター風味のアレッシオは、『輝ける青春』では陰りのある役柄なんですよね。これまたステキです。兄弟それぞれに魅力的。見ごたえ満点です。楽しんでくださーい。
Commented by betty at 2006-08-11 10:01 x
こんにちわ、かえるさん
アレッシオボーニの海に向かっての立ちシ○ンシーンのサービスにドキドキしてしまいました(^^;)
「13歳~」と「家の鍵」を二日続きで観まして、良質なものに触れた感動をじわじわと味わってます。
Commented by CaeRu_noix at 2006-08-12 00:30
betty さん♪
そんなサービスショット?もありましたかね。(笑)心ときめくシーンがあってよかったですね♪ 全体的にせつなくドキドキする展開だったから、アレッシオ父さんの輝く笑顔は前半の明るさを盛上げてくれましたよね。
2日連続で良質なイタリア映画をご覧になれて何よりでした。
Commented by sabaha at 2006-10-21 08:41
おはようございます。
またまたちょっと古めのところへお邪魔です。下高井戸鑑賞してまいりました(すでに今年のまとめに入っています(笑))
こちらで、皆さんのコメントざざっと拝見しまして、ホント、人によって受け止め方が違うんだなーと思いました。
ル・シネマにしては、ヒットしなかったのか。私はむしろ、すごくわかりやすい、むしろわかりやすすぎな面も感じたのですが。
個人的には、ラドゥ君の美しさに心射抜かれ、クラクラしながら観てました。そりゃサンドロ君も信用しちゃうよなって(違うか)。もちろんアリーナもすこぶる魅力的で、それが映画の魅力を決定したと私は思いました。
こういう映画を撮れる監督さんが、自国にいたら嬉しいよな、とも思いました。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-22 10:08
わかばさん♪
シモタカは二番館なのに二本立てじゃないのがちと悲しいんですが、良作を確実に押さえているのがいいですよね。BOW特集にはいきたし。
そう、ルシネマにしては人気なかったです。っていうか、イタリア映画ってあんまり人気ないみたいです。岩波の『輝ける青春』は賑わっていましたが、あれは岩波ゆえの人気もあるらしく、渋谷のミニシアターで観たイタリアものはどれもすいていました。
人によって受け止め方は違いますよね。そこに興味や問題意識がなかったら、これはわかりやすいドラマではないと思うんですよね。何が言いたいのかわからんっていう感想になるのも理解はできます。わかりやすいとは思わなかったけれど、感傷的にドラマチック過ぎる部分はあったかな。例えば、終盤のラジカセで音楽を聴かせるシーンなどはいかにも感動的過ぎて、やや残念でした。
ラドゥ君は危うくも魅力的でしたよねー。ルーマニア人が海から不法入国するというのは腑に落ちなかったけど・・。
わかばさんはご覧になっていないかもしれないけど、邦画の『誰も知らない』の少年の思いがこのサンドロの心情に重なった私です。というわけで、自国でこういうアプローチをしてくれそうなのは是枝監督。
Commented by sabaha at 2006-10-22 22:12
こんばんは、うちの方にもコメントありがとうございました。
そちらとあわせて、色々なるほどと思いました。
ヨーロッパの人にとっては移民問題は、日常問題だと思うのですが(サンドロの工場にも学校にもそういう人がいますし)、日本人にとってはまだまだ遠い問題なんですよね。だから、日本では今ひとつピンと来ない人が多いのかと思いました。
また、そういう予備知識がないと、少年の物語としてもピンときにくいのかもしれませんね。私は移民問題を描いた作品ととらえて、逆にそこをわかりやすいと捉えてしまったのだけど(ネガティブな意味ではなく)
「誰も知らない」は、WOWOWで最初の5分くらい観て、挫折してしまって。そのうち観ようと思いつつ…。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-23 15:37
わかばさん♪
レスをしようと思って、わかばさんがいう移民問題とは具体的に何を指しているのだろうとまず躓いてしまいました。(笑) フランスで起きているようなことを指すならば、当然日本人には身近ではないですね。外国人労働者の処遇等の話でもやはり、国や企業が考えることは沢山あるでしょうが、個人には身近ではないだろうし。差別の問題は皆が個人で考えるべきだけど、それは対象が移民のみでもないし。というわけで、日本人的には何が「問題」なのかからして曖昧のような気がしますー。
で、とりあえずは、興味があるかないかだと思うんですよね。社会派映画のとらえ方は、個人の興味と問題意識に左右される気がします。が、日本人がなぜあまり移民関連に興味がないかというと、歴史的に社会的に大きなものではなかったからであり、結局わかばさんのおっしゃる通り、日本人にとってはまだまだ遠い問題だからっていうことになりますね。(笑) なんだ。
わかりやすいというのは、『ホテル・ルワンダ』
『誰も知らない』には少年の過酷な体験をみずみずしくとらえたという共通点を見出しただけで、移民の話とは無関係です。念のため
Commented by リーチェン at 2006-12-28 21:15 x
かえるさん、こんばんは~
遅まきながらTBさせていただきます♪

イタリアが移民問題が深刻であることは知りませんでしたが、当局の対応ぶりなどを見ていると、決して珍しい話ではないみたいですね。
不自由ない暮らしをしてきたラドゥ君。でも父親の工場では移民労働者もいたりして、日本の子のように全く知らない世界でもない。
そんな彼が生死の境を越えた末に体験した出来事を通じて、監督が私たちに見せてくれたもの、伝えたかったこと、『硫黄島~』じゃないけれど、しっかりと受け止めたいですね。

ラストの遠くから二人を見守るようなフェイドアウトもよかったです。

今年はかえるさんのおかげで、たくさんのヨーロッパ映画の良作に出会うことができました!感謝!!!です。
また、来年もヨロシクお願いします~♪♪♪
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-29 11:37
リーチェン さん♪
そうなんです。イタリアの移民問題のことは初めて知りました。欧米ではどこの国でも切実な問題にはなっているのでしょうけど、フランスであった暴動事件のようなものでもないとなかなか注目はしませんよね。
あ、不自由ない暮らしをしてきたのはサンドロくん。日本でも地域によっては、外国人労働者が多かったりもしますけど、日本人の子ども達には身近ではないですよね。それに比べて、サンドロには彼らが身近だったんですよね。それがよい伏線になっていましたよね。外国人と関わったことのない日本人少年があの船に助けられたら、恐怖感だけがわき起こっていたんじゃないかと思えたりして・・・。
ニッポンが描かれていた『硫黄島~』に比べると、本作は一般ウケしなかったんですよね。日本では、犯罪ニュースに登場しがちな外国人には悪いイメージがもたれがちなような気がするんですけど、こういう世界の見方も大切にしたいです。明示されないラストもよかったですよねー。
こちらこそ、リーチェンさんと多くのステキな映画を語り合えて楽しかったです。日本映画と韓流の勢いの強い昨今、ヨーロッパ映画もご贔屓にー。来年もよろしくお願いしますー。
Commented by ノルウェーまだ~む at 2010-10-08 05:44 x
かえるさん、こんばんは☆
古い記事にTBしてすみません~
息子が13歳になったので、ちょっと見てみました。
イタリア映画いいですね!
かえるさんは、フランス映画がお好きなのですよね?
イタリア映画もちょっと雰囲気似てますね。
思い出して泣けてくる、いい映画でした。
Commented by CaeRu_noix at 2010-10-09 00:58
ノルウェーまだ~む さん♪
またまたありがとうございますー。
13歳の息子くん、キラキラですねー☆
はい、フランス映画好きなんですがイタリア映画も好きですよー。ヨーロッパ全般に興味があるし、というか世界の国々の大方に興味ありw
と、移民の物語とか流れ者の物語とか大好きで、だからこそそんなに国にこだわらずというカンジで。
イタリア映画もいろんなタイプのものがありますけど、こういうのって見ごたえありますよねー。
こちらでやっと公開された『ボローニャの夕暮れ』 IL PAPA DI GIOVANNA も素晴らしかったですー。
おそらくロンドンならば、こちらよりもヨーロッパ映画のあれこれが多種多様に見られそうですよね?
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