かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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 -BOW30映画祭- その4 まとめ
2006年 08月 12日 |
7月15日から8月11日まで開催された「BOW30映画祭」が幕を閉じました。



魅力的な作品ばかりの心躍る企画でした。
私は結局、3回券を計3組購入し、9本を鑑賞することができました。
『旅芸人の記録』などは窓口で座席指定券を買った時に、残り十数席と言われ、その日の夕方には席が売り切れていたという際どいところだったりしました。上映回数が限られていて、観たいものをすべて観られるというわけにはもちろんいきませんが、とにかく素晴らしい映画祭に感謝です。

-私の鑑賞したもの-

『ピアノ・レッスン』、『恋の秋』

◆『親愛なる日記』 
CARO DIARIO 93 イタリア 監督:ナンニ・モレッティ
監督自らが主演したとぼけた笑いが楽しい映画。第一章の「ベスパに乗って」で、スクーターに乗ってローマ郊外を走ってお馬鹿なことをやってみたり、映画に向かってつっこんでみたり姿がとてもおかしかった。まさかジェニファー・ビールス登場とはー。

◆『愛のめぐりあい』
Par del les nuages/ Al di la delle nuvole 95 フランス=イタリア
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ
イタリアとフランスの四つの土地に四つの愛の物語を描くオムニバス映画
ヴィム・ヴェンダースも四つの挿話をつなぐ部分を演出。
・第1話 フェラーラ、ありえない恋の物語
・第2話 ポルトフィーノ、女と犯罪
・第3話 パリ、私を探さないで
・第4話 エクス・アン・プロヴァンス、死んだ瞬間(この泥の肉体)
豪華キャストによる美しくも不可解な官能と愛の物語。解釈はしづらいのだけど、そのタッチはとても魅惑的でした。

『黒猫・白猫』

◆『映画史・特別編 選ばれた瞬間』
LES MOMENTS CHOISIS DES HISTOIRE(S) DU CINEMA
05 フランス 監督:ジャン=リュック・ゴダール
ゴダールの頭の中を少しのぞき見ることができて嬉し楽しく刺激的。

『アブラハム渓谷』、『りんご』

◆『旅芸人の記録』
O THIASSOS 74-75 ギリシャ 監督:テオ・アンゲロプロス
一昨年の旧ユーロスペースの特集上映でも観たのですが、瞼が閉じがちでした。
今回も完全に覚醒していたとは言い難いけど、あの時よりも大きなスクリーンで再チャレンジできたことは嬉しく。断片に感銘を受けるのが精一杯ながらも、せつなくも壮大で美しい芸術作品を堪能。


今回の上映作品39作のうち、11作品が未見でしたが、そのうち6作を劇場鑑賞することができ、長年スクリーンで観たかった作品お気に入り作品などもスクリーンで再見できることができました。それはもう幸せ。未見作もまた機会があったら観てみたいですが、どうせなら是非スクリーンで体験したい。
というわけで、またこういう企画をやっていただけることを強く希望します。なんなら、BOW31映画祭、BOW32映画祭、BOW33映画祭というふうに続けてもらいたいくらいです。ヴェンダース監督の、今回登場しなかった監督に悪いから続きもまたやるべきだ、というコメントを本気で尊重してほしいですね。よろしくー。
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by CaeRu_noix | 2006-08-12 10:26 | CINEMAレヴュー | Trackback(1) | Comments(4)
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Tracked from working titl.. at 2006-08-14 22:01
タイトル : BOW30映画祭の感想
 BOW30映画祭公式サイト  BOW30映画祭が終わりました。とても楽しかったです。  全体の感想と、観たけど感想をあげてないものについて、まとめてみます。 【感想アップしたもの】  ・D.I.  ・黒猫・白猫  ・悲情城市   【感想アップしていないもの】 ★ピアノ・レッスン (1993)  ジェーン・カンピオン監督  これは昔BSで観ました。最初はあまり観る気がなくて何かしながら観ていたのですが、始まってすぐに引き込まれました。  そういう見方をしたので、きちんと前半から見...... more
Commented by Stland at 2006-08-12 22:57 x
こんばんわ
今回みたものは

ネコが行方不明
やっぱりこんな感じなんですね
普通にきづくだろ・・ かわそうネコ
ドラマーであやしげなかっこうででてましたね彼

エルスール
やったー
劇場で見れて感無量 やっぱりいい映画だ~

親愛なる日記
モレッティー好きだから~
ウンウンモレッティー節炸裂w
やっぱり好きだ~

ヴィゴ~みたいなと思ったけど(ちょっと驚き)
アタランタ号といっしょじゃないからいいかってとばし
ルノワール~~~も見たかったけどパス・・
ラルジャンもスリなら見たかもって

炎のアンダルシア
歌手がうまい~~
そういえばエジプトにもネットワークがあったんだと
再確認 なかなかいい映画でした~
カリフ次男もなかなか

恋ごころ
最後はセマニフィックといいたい
小麦粉を探してはなかなか!

奇跡みたかったけど都合があわなかったのが残念

りんご~
ちょっと変わったテイストだけど
やっぱりイラン映画~~でしたね
イラン映画好きなので



PS 何故見たいものが午前一番しかなかったのがきつかった・・

ではでは
Commented by CaeRu_noix at 2006-08-13 22:18
Stland さん♪
たくさんご覧になったのですねー。
「猫が行方不明」は可愛くって好きですわ。
そうそう、クラピッシュといえば、ロマン・デュリスなり。

「エル・スール」 いいなぁ。
でも、ニュープリントは間に合わなかったんですよね。
ニュープリントでの上映があったら観に行きたいですー。

ヴィゴも観てみたかったです。
ラルジャンもゲームの規則もー。
炎のアンダルシアもー。

そうそう、10時の1回だけの上映のものに魅力的なものが多かったですよね。
ジャームッシュとかゴダールとかは結構特集上映の機会も多いのだから、めったにそういう機会のないレアものを多く上映してほしかったですー。

「親愛なる日記」と「りんご」にいらしていたのね。
全然気づかなかった。(やせているから?)
「親愛なる日記」は私もずっと観てみたかったんですよ。
でもレンタルとかなくてお預けでした。
ウディ・アレンっていうのも納得の好みの笑いでした。
「りんご」も念願の作品だったんだけど、すばらしかった。
イラン映画は私も大好きなんだけど、マフマルバフがベスト。

またこんな映画祭があるとよいですねー。
Commented by sabaha at 2006-08-14 22:16
こんばんは。
「愛のめぐりあい」は、アントニオーニ監督が、ソフィー・マルソーのヌードになると急に元気になって身を乗り出して撮影に臨んでいた、というエピソードを聞いて(伝聞なので確かではないです)、興味を持ってビデオで観ました(笑)。ディテールは忘れてしまいましたが、確か1話目がすきだった記憶があります。美しい映画ですよね。
「アブラハム渓谷」は日にちがあえば観たかったです。次の機会があるかしら…。
本当に、またこういう企画やって欲しいですね。お客さんも日に日に増えてる感じでしたしね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-08-15 11:11
わかば さん♪(sabahaさん)
そんなエピソードがあったんですがー。アントニオーニ監督なんて、女優のヌードを目にする機会も多かったんじゃないかと思いますが、それでもソフィー・マルソーのそれには身を乗り出してしまうんですね。キム=ロッシ・スチュワート効果か、私も一話目にはとてもグッときました。観念的というか、物語としてのとらえ方は難しいんですけど、空気感はえらく好みでした。官能という言葉さえも不似合いな静かな美しさでした。
「アブラハム渓谷」はなかなか上映されない作品だったんですよね。「クレーヴの奥方」以降の作品はたまに名画座でかかったりしていたと思うんですけど。
お客も増えてきていましたよね。初めの「ピアノ・レッスン」なんて休日でも空席が目立っていたのに。ぜひぜひこういうすばらしきラインナップでの映画祭をまたやってほしいですね。
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