かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『王と鳥』
2006年 08月 13日 |
評判のジブリの原点作品。
アニメーションという自由な表現に改めて感銘。



私の大好きなチェコアニメのカレル・ゼマンも『やぶにらみの暴君』から影響を受けたらしい。

そして、わが国では偉大なるジブリ。1952年製作のフランスのアニメ『やぶにらみの暴君』を観たことが、ジブリの高畑勲監督がアニメーションの道に入るきっかけだったという。「アニメーションでもこんなことができるのか」という驚きと発見をもたらしてくれたのだ。宮崎駿監督も数々の着想を得たと認めている。
そんな偉大な『やぶにらみの暴君』であるが、実は製作の途中で、プロデューサーが勝手に作品として発表してしまったものであった。それに不満を覚えた監督のポール・グリモーは作品の版権を買い戻し、1979年にタイトルを『王と鳥』に換えて完成させるにいたった。

ジブリ作品自体は最近のものを片手で数えるほどしか観たことがない私にも、宮崎監督や高畑監督が携わったアニメーションに心躍らせた記憶が確かにあった。TVで何度も観た『カリオストロの城』の縦横無尽に駆け回るダイナミックな空間映像は忘れられない。(最近知ったのだけど「長靴をはいた猫」も宮崎監督がたずさわっていた作品なんですね。東映まんがまつりかなんかで観たそれは微かに記憶に残っている最初にわくわくした冒険ものアニメ映画かもしれない。ハイジもかー。)アニメにさりげなく反戦メッセージやシニカルな諷刺がこめられているというのもその系譜なのかな。
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そんな『王と鳥』の世界は、影響を受けたというその言葉を隠しようがないほどにどかで見覚えのあるような場面や空間の使い方にあふれていた。52年に世に出た作品だということが信じられないほどに古さを感じさせない洗練された映像。そびえ立つ城、壮大な空間を軽やかに移動する主人公たち。無限に広がる想像力というもののステキさを感じる豊かなアイデアにあふれたアニメーション。今日ではCG技術によって、実写映像のようにそのようなものを取り入れることも可能なのかもしれないが、アニメだからこそ感じられる可愛らしくおとぎめいた独特の味わいがたまらない魅力なのだ。わくわく楽しいダイナミックで夢いっぱいのアニメ。花火がとても気に入った。

絵画から抜け出た羊飼いの娘と煙突掃除の青年が愛し合うなんてロマンチックじゃないか。それどころか主人公の暴君王さえも絵だなんておもしろい。ユーモラスに可愛らしいキャラクターにメルヘンチックな世界なのに、終始不穏で不気味さが漂うのは人間味を感じさせない王の存在によるのだろうか。気に入らないものをじゃんじゃん落とし穴に落としてしまうという場面はとてもコミカルなんだけど、現実世界の独裁者に通じるものがあってゾッとしてしまう。今の私たちならば、金正日などをまず思い出すけれど、アニメ制作の始まったのが47年であったことを思うと、この暴君はまぐれもなくヒトラーがモデルなのだなぁ。独裁者ならではの、人々に王の彫像をつくらせる様は嫌らしくも滑稽なほど。その作業は一部オートメーション化されていたりもして、実写映画でもよく見るような抑圧された管理社会への皮肉が感じられる。

エンディングは何やら腑に落ちない。独裁者の砦が破壊される様にすっきりとした気持ちになるべきなのか?鳥が操縦するロボットが絵の王から絵の青年と娘を救ったことにカタルシスを感じることは難しい。それどころかロボットが動くたびに響く機械音と破壊する音に不快感を覚え、心はざわめき落ち着かない。

「日本でヒットする映画の大半は観客が主人公に寄り添い、難局を切り抜け、最後はハッピーエンドで涙を流す。だが、そういかないのが現実の社会。現実を見つめる、客を突き放すのが、この作品。単調でない別の感動があるんです」と高畑勲氏は述べていた。
そうか、突き放しているからいいんだ。この世界は常に問題を抱えているんだから。

"天高くそびえる高層宮殿は、世界の支配構造(システム)そのものだった!
この国は今、罠だらけだからな。"

王と鳥 公式サイト
1980 フランス LE ROI ET L'OISEAU
監督 ポール・グリモー
脚本 ジャック・プレヴェール/ポール・グリモー
原作 アンデルセン童話「羊飼い娘と煙突掃除人」
日本語字幕翻訳 高畑 勲

(シネマ・アンジェリカ)
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by CaeRu_noix | 2006-08-13 10:14 | CINEMAレヴュー | Trackback(13) | Comments(14)
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”Le Roi et L’oiseau”原作=アンデルセン『羊飼い娘と煙突掃除人』。監督=ポール・グリモー。脚本=ポール・グリモー&ジャック・プレヴェール。音楽=ヴォイチェフ・キラール。挿入歌・作曲=ジェゼフ・コスマ、作詞=ジャック・プレヴェール。日本語字幕翻訳=高畑勲。1952年に『やぶにらみの暴君』として強引に公開された未完成作に満足してないグリモーの執念で、全体の半分を作り変え、『王と鳥』に改題されて1979年に完成した。日本初公開。☆☆☆☆☆... more
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"Le Roi et l'Oiseau"1980年フランス監督)ポール・グリモー満足度)★★★☆ (満点は★5つです)シネマ・アンジェリカにて 孤独な王様シャルル5+3+8=16世の支配する独裁国家タキカルディ王国。天空高く聳え立つその居城の最上階には3枚の絵が飾られている。美しい羊飼いの娘、逞しい煙突掃除の青年、そして意地の悪い王様自身の肖像画。愛し合う娘と青年は王様が寝静まった夜更けに絵を抜け出すが、嫉妬した肖像画の中の王様が彼らを追いかける。 2人は城の屋根に住む鳥の助けを借りて地下に逃げ込むが...... more
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   タキカルディ王国にある高層の宮殿に住む王は、孤独な暴君。人を奈落の底に落とし、欲のままに生きる。その描写は滑稽で痛々しい。  そんな王の楽しみは、自分の秘密の部屋に飾られた羊飼いの少女の絵を眺めること。しかしその羊飼いの少女は隣に掛け....... more
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タイトル : 王と鳥
             *公式サイト 1980年/フランス/87分/ 監督:ポール・グリモー 原作:アンデルセン『羊飼い娘と煙突掃除人』 脚本:ジャック・プレヴェール/ポール・グリモー 台詞:ジャック・プレヴェール 音楽:ヴォイチェフ・キラール/ジョセフ・コズマ   声の出演:パスカル・マゾッティ 王/ジャン・マルタン 鳥/レイモン・ビュシェール 警官長/アニエス・ヴィアラ 羊飼い娘/ルノー・マルクス 煙突掃除人 これが1980年に公開されたの?嘘みた~い!信じられ...... more
Tracked from ネタバレ映画館 at 2006-12-29 19:31
タイトル : 王と鳥
 シャルル5+3+8=16世。宮廷内にはピカソ風の肖像画も飾られていたけど、ピカソの絵の方がましだと思われるくらいに不気味な顔をしていた。 ... more
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あらすじ宮殿最上階の部屋には、美しい羊飼いの娘と煙突掃除の青年、王の肖像画が3枚飾られていた。ある夜、恋する娘と青年が絵の中から抜けだす・・・。感想嘔吐鳥変換ミスった王と鳥なんの面白味にも欠けるタイトルですが独創的なアイデアに溢れるとても面白い作品でし...... more
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タイトル : 王と鳥
スタジオ・ジブリの原点として公開された映画です。 しかも「ゲド戦記 」の公開日と同じ日に。 これが父と子の確執をより想像させてしまって なんだかなーという感じでした。( ^ _ ^; DVDで鑑賞也。 暴君シャルル5+3+8=16世が支配するタキカルディ王国。 わがままで自... more
Commented by pezhetairoi at 2006-08-13 11:26
これがほんとうに半世紀以上前の物なのかと思うくらいなめらかな動きのアニメーションとそれに付けられている音楽を楽しんできました。

あの王国の人々の行く末はどうなったのか、何より羊飼いの少女と煙突掃除の少年はどうなったんだろうとか、見終わってから気になります。また、王様もとんでもない人ですが、鳥もやっていることは結構無茶苦茶だよなあと(ライオンを煽動するときの言い分はなんとも・・・)。ま、そう言うことから色々考えさせられるところもありますが。
Commented by CaeRu_noix at 2006-08-13 22:35
pezhetairoi さん♪
そうなんですよ。半世紀以上前のものだとは信じられないですよね。
技術的にも見事なものだし、アイディア・センスも全く古さを感じさせないからビックリ。なめらかな動きでしたね。
ラストシーンではただ操縦された巨大ロボ?の姿しか見えませんでしたからね。みんなどうしてしまったんだろうと考えたらとめどないです。また別の抑圧された世界が始まるのかもしれないし・・・。
鳥も必ずしも正義のヒーロー的じゃないのがおもしろい存在でしたよね。だからこそ、この清らかではない現実世界を映しだしているということらしいですが。正義の味方が悪をやっつけてメデタシメデタシというアニメに慣れてしまっている私たちには戸惑う部分もありましたが、そこがまた味わい深かったといえますよね。
Commented by Puff at 2006-08-14 09:58 x
いやー、この映画、ワタクシの周りではあまり観た方が居ないので、誰かをとッつかまえてお話したかったのですー
かえるさんは絶対ご覧になれると思っていましたですよ!
それにしても、シネマ・アンジェリカ(・・・この名前にまだ馴れない。笑)は大繁盛ですね。
劇場初日動員新記録、なんて凄いです。
かえるさんが行かれた時も混んでましたか?

感想はかえるさんと同じですー
構図の取り方とか(・・・あの下に伸びる階段の絵が良かった!)何と言うか空気感がイイですよね。
世界観も今の現実社会と被るところがあって、面白いけど、ちょっと怖いですよね。
あそこに出て来る登場人物、動物たちは、現実社会にも居る人たちなんだなー、なんて思いましたです。
Commented by マダムS at 2006-08-14 10:38 x
私が子供のころはディズニーの他にも、中国やロシアのアニメが盛んだったように記憶しているんですが、フランスにこんな素晴らしい作家がいたとは知りませんでしたよー!
なめらかな動きはどうやって絵にしたんでしょうねぇ~(ディズニーは人間の動きそのまま絵にしたようですが)
いつの時代にも通じる人物設定が見事だったですが、そう言えばなんだか最後はスカっとすっきり!って感じじゃなかったですよねえ。。
TB有難うございました~♪
Commented by CaeRu_noix at 2006-08-15 10:57
Puff さん♪
シネマ・アンジェリカ動員新記録ってすごいですよね。アンジェリカになった甲斐がありましたね?シネマソサエティ時代もいつも閑散としてましたもん。レディースデーでもガラッガラでした。それがこないだの水曜は満席ジョウタイでしたよ。大盛況。ジブリの原点という宣伝文句がきいているのか、メディアで取上げられる機会が多く注目を浴びたのかー。と賑わっているわりに、確かにブログで本作のレビューをあげている人は少ないですよね。というわけで、Puffさんと語らえて嬉しいです。やっぱりヨーロッパのアニメはよいですよねー。
そびえる階段は素晴らしかったですよねー。宮崎作品などでも見覚えのあるような映像でしたが、まさにこれに影響を受けていたのだなぁと・・・。アニメならではの構図、スピード感にワクワクするばかりでした。それでいて、怖いんですよね。あんなにラブリーで飄々としたキャラクターばかりなのに、ちょっとゾゾっとしてしまうほど。今も昔もたいして変わらないこの世界を風刺しているところも味わい深いですー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-08-15 10:57
マダムS さん♪
私もこの時代にこのような素晴らしいフランス製アニメがあったとは初めて知りました。以前はアニメといったら8割がたディズニーでしたもんね。あと、ロシアやチェコのものがちょろちょろという感じかな? 今も、「ベルヴィル・ランデブー」、「キリクと魔女」など好みのアニメがあるおフランスですから、不思議なことではないのだけど。知り得て、お目にかかれてよかったですー。
制作を始めてから、いっこうに出来上がらなかったことを思うと、とにかくその労力はハンパなものではないんでしょうね。妥協せずに、この滑らかな動きを実現させたとは素晴らしい。
王制の国の物語というと、一見、身近ではないおとぎの世界のお話に思えるのですが、実際はどこの国にも、どの社会にも通じる部分があるよなーと思わされるんですよね。スッキリせずに考えてしまいましたー。
Commented by Ken at 2006-09-04 00:19 x
かえるさん、こちらにもどうも!
>独裁者の砦が破壊される様にすっきりとした気持ちになるべきなのか?
かえるさんの記事を拝見していて、『マンダレイ』を思い出しました。
良かれと思って破壊した旧秩序は、実は抑圧されている側が望んでいたものだったという・・・。
まるで世界が終わってしまったような城の跡を思い出すと、そんなことを考えてしまいます。
こじつけかもしれませんが、映画を観ていてそこから全く違ったジャンルの作品を連想するのもまた楽しみですよね、うん。
Commented by CaeRu_noix at 2006-09-04 12:41
Ken さん♪
歴史はそんなふうに繰り返されていきますよね。その時は不満でいっぱいだったのに、いざ蜂起して状勢をかえたなら、より世の中は悪くなったりするんですよね。相手が悪であれ、破壊行為そのものに嫌悪感もあったりするし、先のことを思うと喜んでいいようには感じられないスッキリしないエンディングでした。『マンダレイ』は初めから、登場人物を揶揄するような気持ちで見ていたし、一件落着、カタルシスがなくても当然のトリアー作品。片や、こちらはメルヘンな雰囲気いっぱいのアニメなので、ラストの気持ちの宙ぶらりん感は異色だったんですよね。思い切り大人向けな風刺アニメでした。
そうですねー。私も映画から映画への連想はしょっちゅうしてます。そうやって多重に思考するとより味わいも増しますよねー。
Commented by orange at 2006-09-09 16:01 x
かえるさん☆こんにちは。
コメント&TBありがとうございました~!
この作品の存在は公開されるまで知らなかったのですが・・・気になっていたので観賞してきました。
確かに昔のアニメとは思えないほどの斬新な空間と独特の味わいのある作品でしたね。上から下へ繰り広げられる逃亡劇にすっかり魅了されてしまいました。
王が気に入らない人を次々と落とす描写はあっさりしているものの、独裁の単純さ、ホロコーストを彷彿とさせてゾッとしました。コミカルな描写にみせているものの、どこか底はかとない恐怖心をあおるシーンでしたね。
罠ばかりの高層宮殿が罠にはまり込み落ちた国家の崩壊劇はどこか虚ろな感じを覚えます。罠に気付かずに突き進むどこかの国家を表しているかのようでした♪
Commented by CaeRu_noix at 2006-09-11 11:44
orange さん♪
私も今回このアニメの存在を初めて知りました。ゲド戦記は結局観に行っていないんですが、代わりにこのジブリの原点といわれる名作を観ることができてよかったですー。CG技術のめざましい進歩は近年のことであるけれど、セルアニメではこんなにダイナミックで高度なものがずいぶん前に作られていたなんて驚きですよね。上下の空間の使い方は素晴らしかったですよね。
そして、アニメならではの無表情な王は不気味な存在でしたが、気に入らないモノはむかう者を簡単に抹殺してしまう冷酷な独裁者を風刺的に表していましたよね。なるほど、まさにホロコーストですね。そうなんですよ、描写そのものはコミカルな雰囲気なのに、なんだかゾッとしました。ラストもなんとも言いがたい不安感が残りましたよね。現実世界の独裁国家のことを考えずにはいられませんでした。
Commented by rubicone at 2006-10-21 20:09 x
かえるさん、こんばんは~!
バウスも混んでいるかと、どきどきして行ったら案外空いていてよかった~です。
初めてのフランスのアニメーション、いやあ、その美しさと大人の話の展開に心奪われました。
私は結論を押し付けず、ふっと肩透かしをくわせるように、見ているこちらの判断にそれを任せてくるという終わり方をされたのはとてもよかったです。今見ても、新鮮で、今の時代が抱える問題と同じだと感じられました。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-23 00:30
rubicone さん♪
バウスでご覧になったのですねー。すいていましたか。
ホントにさすがフランス映画はアニメもばっちり美しくて芸術的ですよねー。私もそんなにたくさん観ているわけではないんですが、フランス・アニメのテーマの大人ぷりと芸術性には感銘を受けがちですー。
アニメというと、当然子ども達が見てわかりやすいものが主流なので、結末もハッキリわかりやすいものが多いですもんね。そんな中で、このエンディングには、ハッとさせられましたよね。時を経ても世界は大きくは変わっていないことにもドキリ。味わい深かったです。
Commented by latifa at 2007-08-27 11:20 x
かえるさん、こんにちは!
この映画、悲しいことに、どうも私は、ハマれなかったみたいでした・・・。
でも、凄く昔に作られたとは思えないほどの映画でした。
花火は私も気に入った部分のひとつです。
王様の顔の形に出るのが、ジェルジェムを窓に貼ってる感じで可愛かったなー。
あの当時なら(52年でも70年でも)、ハートの形の花火はまだ作られてなかったはずですが、最近は花火大会で、いつもお目見えしてますよね。花火文化も進化してるなぁ~と、変な処に感慨深くなっちゃいました^^

長靴をはいた猫は、私も子供の頃見て、とっても楽しかった思い出があります。
Commented by CaeRu_noix at 2007-08-28 01:33
latifa さん♪
そうですかー。残念でしたー。
なんというか私も、ガツンと感情移入できる対象がいない映画だったんで、この世界にググッとのめり込んで観たというのとは違ったんですけれどね。でも、ホント、こんなに昔に、こういうアニメができていたんだなと感嘆。シュールな王国。
この時代はたぶんそう、そんな形の花火はなかったですよね。現実を先取りしているっていうのがおもしろいです。空から地下まで高さを感じさせる映像にしびれましたー。アニメといえばファンタジックにわくわくできるものの方が好きなので、好き度はそう高くない本作ですけど、記念碑的な感慨深い1本ですー。
長靴!おもしろかったですよねー。最新技術でまた映像化してほしいほど。
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