かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『水の花』
2006年 09月 14日 |
みずみずしい。

幼い頃に母親に捨てられた中学生の美奈子が、母と一緒に町に戻ってきた違う父親をもつ小学1年の妹の優に出会う。
第15回PFFスカラシップ作品



ワンショット、ワンショットがとても印象的でよかった。
冒頭の誰もいない部屋のカーテンが揺らぐ窓に始まり、公園のアスレチックの横移動のスピードにクラッとしてしまった。そして、夜の海辺の花火の美しさったらなかった。
24歳の男性が作り上げた世界の中学生と小学生の少女の台詞や挙動は、私個人的には違和感を感じる部分もあった。口紅を塗るシーンなんかは男の発想だなぁと気恥ずかしくなってしまったし。父と娘2人の割にはリビングルームがきれいに片づき過ぎじゃないかとか、母がその町に戻ってくる必然性がわからないとか、不自然に思えるところは多々あったのだけど、海が見えたあたりから、あまり気にならなくなった。ちょっと強引な設定、運びであったとしても、とにかくこの関係性やこういう微妙なシチュエーションを描きたかったのでしょうね。お人形さんごっこの場面もよいし。おとぎ話なのね。
『花とアリス』のオーデションシーンには負けるけど、美奈子のピアノに合わせて、ゆうちゃんがお庭でバレエを踊る姿は、涙がこぼれてしまうほどにステキだった。そんなシークエンスに出逢えるだけでとても嬉しい。
台詞にはしっくりこないものもあったけど、言葉以外で伝える心情描写にはセンスを感じた。
80年代生まれの監督の時代がやってくるのね。

水の花 2005 日本 公式サイト
監督.脚本  木下雄介
出演 寺島咲、小野ひまわり、津田寛治、田中哲司、黒沢あすか

(渋谷 ユーロスペース)
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by CaeRu_noix | 2006-09-14 23:46 | CINEMAレヴュー | Trackback | Comments(0)
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