かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『西瓜』 天辺一朶雲
2006年 09月 29日 |
クラッとスイカ酔い。ツァイ・ミンリャンの独創的な美学に酩酊。

雨が降らず水不足の台北。シャンチーは、偶然にシャオカンに再会する。



すもものマタにすいかっ!まずはそんな衝撃カットに度肝を抜かれる。邦題が 『西瓜』に決まったのも納得。ベッドにあおむけで横たわる女。半切りの西瓜。面白すぎる鮮烈な画。

過激な性描写が話題になったという。確かに、こんなにじっくりたっぷり丸裸のセックスシーンを見せつけられる映画はそうそうにない。ピンク映画でもないのに、こんなに激しく淫らなあえぎ声が続くものは観たことがない。だけど、それは少しも官能的ではなく、殺伐としていて、居心地の悪さすら感じてしまう。まるでAVみたいな過剰なあえぎ声だと感じて、それはまさにAV撮影のための行為だとわかる。愛なんてもちろんなく、欲望や快楽さえも見えないやっつけ仕事。最初のスイカシーンのイマジネーションは影を潜め、色気のかけらもないオジサンたちが単なる職人として、淡々とセックスシーンを撮影している。激しいからこそ虚しさに襲われてしまう。そんなふうにツァイ・ミンリャンはいつも、奇妙な切り口で孤独感をあぶり出す。
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なんだか空虚で美しくはない性描写とは違って、ミュージカル・シーンには心奪われた。シャンチーとシャオカンの日常のドラマの幕間に、夢の中の出来事のように登場する魅惑の歌とダンス。幻想的であったり、パワフルで豪華であったり、お下劣でヘンテコであったり。独創性に満ちた衣装や演出に釘付けになる。水の中から現れた半漁人風味の哀愁に始まり、マンガチックなスタイルでトイレで群舞なんて楽しいったらありゃしない。寡黙な物語の主人公の気持ちを代弁するかのような歌声に、異色な場所・衣装・振り付けのキッチュなごちゃ混ぜぶりがいい。マサラムービーに負けないアジア色のミュージカルを発見した喜び。西瓜デザインの傘を私も振り回したいな。

強烈なAV撮影が行われている同じ建物の中にシャンチーのような孤独な女がいる。一つのマンションの中に多様な人が暮らし、同じ間取りの部屋でそれぞれに全く異なった行為をしているのは当然のことなんだけど、壁の向こうや天井の上のいくつものドラマに思いを馳せたりして、ただのマンションが宇宙的な広がりをもつのだ。空間の切り取り方がたまらなく好き。トイレというその場所にため息。

日照りの毎日が続き水不足というのは、連日雨が振り続ける『Hole』と逆になっていて、ミンリャン・ワールドのつながりを感じさせてくれる。寡黙な彼女の「まだ時計売りを?」という台詞で、『ふたつの時、ふたりの時間』の続きであることがわかり、嬉しくなってしまう。再会できてよかったね。アスファルトに埋まった鍵をとってくれたのにはジンときた。廊下の壁上りも何だかステキ。

賑やか鮮やかなミュージカルシーンと、虚しくも激しいAVシーンに強いインパクトがあるからこそ、寂しい2人が共に過ごす空間がとても和やかで優しい色を帯びる。2人並んでキッチンに立つシーンが睦まじくて大好き。台湾料理はおいしそうだよね。燃えてしまうもまた楽しい。それから、落としちゃった蟹が床を歩き回るところも最高に好き。孤独感と渇きを忘れるおいしい時間。

2人の関係はどう変化するのかと思ったら、意識なきAV女優がキーパーソンとなるというのがオツ。観客の私たちが交互に見続けた2つの部屋を女たちが順番に足を踏み入れることになるのだな。気を失っているのに無理矢理AV撮影を続けさせられるなんて、痛々しくも滑稽な場面に続き、シャオカンにとっての苦渋の瞬間。こんな姿を彼女に見られるのって、この上なく恥ずかしく辛いものだよね。そして、笑劇的に衝撃的なフィニッシュ。その奇抜さが可笑しくて、だけど、しっかりシャオカンの気持ちが伝わるから、せつなくうたれてしまうんだな。
渇きは潤されたのだろうか。


西瓜 天邊一朶雲 THE WAYWARD CLOUD 公式サイト
浮気雲 LA SAVEUR DE LA PASTEQUE 2005 台湾
監督.脚本 ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)
撮影 リャオ・ペンロン
出演 チェン・シャンチー、リー・カンション、ルー・イーチン、ヤン・クイメイ、夜桜すもも
(渋谷 シアターイメージフォーラム)
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by CaeRu_noix | 2006-09-29 23:59 | CINEMAレヴュー | Trackback(13) | Comments(24)
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タイトル : 西瓜
西瓜を観た。18歳未満は観れません。。。(台湾のツァイ・ミンリャン監督作品は、いままで「愛情万歳」「河」「HOLE」と観てます。「青春神話」も観たかも?) {{{ 台湾の鬼才ツァイ・ミンリャン監督が、「ふたつの時、ふたりの時間」に登場した主人公2人のその 後の再会を綴った異色ラブストーリー。主人公の一人がAV男優との設定で随所に過激な性描写が登 場することから、本国の台湾では審査の基準を巡って社会的な論議が巻き起こった。極限の水不足 が続き、人々が西瓜ジュースでのどの渇きを癒してい...... more
Commented by 隣の評論家 at 2006-09-30 21:53 x
あっ、噂の『西瓜』ですね。
えっ?!ミュージカル・シーンも出てくるのっ?西瓜デザインの傘?私も振り回したーい。
でも本作は観ないです。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-02 13:38
隣の評論家 さん♪
『楽日』よりもエンタメ度の高い西瓜ですー。
ミュージカル・シーンはかなり見ごたえありますよん。鮮やかでへんてこりーん。きゃー、ご覧になって、振り付けを憶えて、一緒に傘を振り回して踊りましょうよー。
Commented by sabaha at 2006-10-07 21:53
こんばんは、やっとスイカレビューしてみました。
ちょっと、入れ込みすぎて、酔ったレビューです(笑)
ちなみに、上海蟹は本当に生きて動くのか?という実験映像?を観たことがあるのですが、あの蟹たち、ホント動き早いんですよね~。食べられてたまるものか!ていう野生にうたれますね(って、本題と違うけど)。
あの春雨?が燃えちゃったのはハプニングぽいですよね。そんなドキュメンタリーチックな二人の場面があるからこそ、最後の落下が凄いのだと思いました。
Commented by Ken at 2006-10-08 22:30 x
かえるさん、こにゃにゃちは!
遅ればせながらTBしようとしたらこちらからもうまく行かんかったです。
NGワードになるような言葉使ってないような気がするんだけどなあ・・・。
『西瓜』は何だか幕の内弁当のような面白さがありましたね。
味付けは相当濃いですが(笑)。
その中で、二人がシャンチーの部屋でご飯作ったりする場面は仰るようにとても和やかでほっと出来ましたです。
西瓜ジュースを飲んだ振りしてニコッとするシャオカンは良かったなあ。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-09 11:50
わかばさん♪(sabaha さん)
お待ちしておりましたっ。ふっふっふ、酔いますよねー。
上海蟹のシーンはめちゃツボにはまりましたー。私は、あの大きさの蟹があんなに速く動くのを見たことがなかったので、楽しいのなんのって。そんなシーンをさらっと入れようと思うセンスがもうもう大好きですわー。野性と根性にうたれますね。でも、食べたーい。そうそう、春雨燃えちゃったのは台本にはなかったでしょうね。でそのハプニングなナチュラルさがいいんですよねー。そうなんです。楽しくて睦まじい時間があったからこそ、ショーゲキのラストも響いてくるんですよね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-09 12:40
Ken さん♪
こにゃにゃ。あう、TBうまくいきませんでしたか・・・。寂しい。
gooはエロサイト系の言葉はNGになるらしいので私の方からできなかったのはその可能性が強いんですが、そちらからこちらへできないのはナゼなんでしょうー。
ホントに、幕の内弁当のように豪華でした。確かにかなり濃ゆい味付けです。時間は淡々と流れていくんですけどね。どのショットにも釘付けでした。
AV撮影のシーンなんかは見ていて気持ちのいいものではないんだけど、それがあるからこそ2人の穏やかな空間がとってもステキなものに感じられるんですよね。
西瓜ジュースが嫌いだって言えない奥ゆかしさがかわいいシャオカンでした。
Commented by Ken at 2006-10-16 00:19 x
かえるさん、やっとTB成功しましたですよ。
あのミュージカル場面の数々は良かったですね!
僕のベストはやっぱり西瓜の傘のやつです。
曲もバカバカしくてよかったなあ。
彼女と待ち合わせたら人間違いだったんだけどデートが終わるまで気付かなくてハッハッハ・・・みたいなやつ。アバンギャルドでしたね(笑)。

冒頭、チェン・シャンチーがボーっとテレビを観てる場面も結構好きだなあ。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-16 12:38
Ken さん♪
ありがとうございます。というわけで、TBを阻止していたのは、AV女優という禁止ワードでした。AV女優なんて言葉は、エロブログのスパムで使われるものであって、まさか映画のレヴューじゃ使わないだろうと決め付けて設定いていたようです。

実は、『ふたりの時、二つの時間』と『西瓜』の間の物語となる短編『歩道橋』の鑑賞と共に、『西瓜』の二度目鑑賞もしてきました。
改めて、ミュージカルシーンの素晴らしさに心躍りました。傘のやつは、ハリウッドミュージカルをパロっているようなところがまたいいですよね。そうそう、はっはっはっ♪がいいんです。ふざけた歌詞なところがまたステキ。こんなアバンギャルドは久しぶり。
チェン・シャンチーが1人部屋で過ごすシーンはみんな好きです。お行儀悪めなところが。
Commented by mar_cinema at 2006-10-21 06:29
かえるさん、おはようございます。
突然シーンが変わるミュージカルシーンも含めて、
エロシーン以外は、好みなのに・・・エロシーン多すぎって、
辟易してましたが、最後の最後でそんな気分も払拭されました。
これは苦笑するしかないし、グロいラストシーンなんだけど、
涙が流れるのを観た時に、美しいなって感動してしまいました。

とりあえず「楽日」は、独りではなく、
自分より好みだろうっていう出不精な妻と行く予定です。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-21 14:23
mar さん♪
AV撮影のシーンは長すぎて苦痛を伴うほどでしたよね。でも、そこを切り取らないで、時間の長さをきっちりと観客にも体感させるところにイミがあるんでしょうー。色気のかけらもない肉体労働。眺めている私たちも辟易するほどですから、シャオカンはさぞつらいんじゃないかと思ってしまいます・・・。
そして、そんなえげつない場面が続くからこそ、合間の日常シーンや衝撃のラストにピュアなものを感じてしまうんですよねっ。
『楽日』は『西瓜』以上に、映画館で体感してナンボの映画ですー。どうぞ浸って来てくださいー。
Commented by ラクサナ at 2006-11-08 22:39 x
お邪魔します♪
ツァイ監督作、ずっと前に『河』を観たのみで、この作品が、『ふたつの時、ふたりの時間』の続きであることは、観賞後に初めて知りました。
だから、時計のことを言ってたんですね・・・。
先に観た『楽日』と二本立てで、なかなか良い取り合わせだったと思います。
何かこの作品も違う意味で、楽しんで撮っている感があって、特にミュージカルシーンには圧倒されましたね~。
二人で楽しく食事をできるようになれば、体の関係よりも男女の繋がりは深い気もして・・・衝撃的なフィニッシュは本当に切なくもあり可笑しくもあり、本当に思いが伝わりましたよね。
ところで、これを上映していた劇場では“西瓜祭り”とかをやっていて、観賞前にくじを引かされたんですけど、当たったのはツァイ監督が、またぐらに半分になった西瓜を挟んだあのシーンのハガキ。(服は着ているオヤジ姿だけど・・・笑)
こんなハガキをバックに忍ばせていたら、アタシもイカレタおばさんになっちゃいそう。(^^;ゞ
そういえば・・・コチラもこの作品にはTBができないみたいでっす。(汗;)
Commented by CaeRu_noix at 2006-11-09 12:57
ラクサナ さん♪
『ふたつの時、ふたりの時間』の続きということを知らなくても問題はないですよねー。ただ、あの2人が再会したのかーって思うとより感慨深いんです。時計売りがなぜAV俳優に?!と思いつつ。『ふたつの時、ふたりの時間』と『西瓜』の間の短編、『歩道橋』も観ることができたのですが、それを観るとさらに再会の喜びが増すのですー。
『楽日』とは全然違う作品ですよねー。それでいてどちらも大いなる個性が感じられる、ミンリャン印のもの。
ミュージカルシーンはサイコーに楽しかったです。ミュージカル映画好きの私ですが、これほどにワクワク面白がれるものって少ないです。何度でも観たいー
キム・ギドク作品とはまた別のスタイルで、そうきたか!と驚き笑い感銘を受けてしまうエンディングでした。いろんな意味ですごいですよね。
きゃー、西瓜祭り楽しそうー。ステキなポストカードが当たってよかったですね。(笑)ぜひぜひお守りにしてください。その真似をしてラクサナさんが写真をとって、よりイカレてほしい気もしますー。
TBできませんでしたか。残念。禁止ワードのAV男優、女優ははずしたのですが・・・。なんだろう。
Commented by まてぃ at 2006-11-10 22:48 x
こんにちは。
ようやく西瓜見てきました。蔡明亮監督は、前に青春神話と愛情萬歳を観たことがあったけど、あまりよく分かりませんでした。そして今度も。。。
スイカの傘のミュージカルや、蟹を床から拾う場面、廊下の壁上りなど、印象的なシーンはいくつかあったけど、かえるさんのようには楽しめませんでした。残念!
Commented by CaeRu_noix at 2006-11-12 18:10
まてぃ さん♪
楽しめませんでしたかー。残念!
あまりにも奇抜な作風なので、広く受け入れられるものでないことは当然なんですけどね。ひねくれものの私はわかりやすい直球な物語よりか、こういう遊びのきいた語り口、演出が大好きなのですが。ホウ・シャオシェン作品のように、素直にそのすてきさを感じられるタイプじゃないでしょうね。わかるわからないでいったら、わかりにくいですよね。好みの問題ですよね。はい。
Commented by Bianca at 2006-11-12 23:31 x
かえるさん、はじめまして
私は、ホウ・シャオシェンは好きなんですが、ツァイ・ミンリャンは苦手という、まさにおっしゃるようなタイプです。私のブログ友人のCCさんは、ホウには退屈、ツァイには居眠りと、両方がいけなかったみたいですが
Commented by CaeRu_noix at 2006-11-13 00:44
Bianca さん♪
はじめまして。いらっしゃいませ。
ツァイ・ミンリャン、苦手ですかー。私も初めて『河』を観た時は、ちょっと暗い気持ちになって、好きだとは思えなかったんですが、観るほどにその個性にはまってしまいました。でも、苦手だという方が多くても納得できますよ。
ホウ作品もエンタメ性は薄いので、退屈だと感じる人も多いでしょうねぇ。そういう感想も大いに理解しつつ、私にとっては台湾映画が大健闘な秋でした。
Commented by mimia at 2006-12-02 20:02 x
こんばんは、ご無沙汰しておりました。今から一気読みいたしま~す。
ツァイ・ミンリャン、苦手なかた多いですね。私も観た直後は「変な映画」だったんですけど、後になってから映像がふいとついて出てくるんですね。長回しの効果で目に焼きついたからでしょうか?あの渇いた映像もう一回観たいなって…。ところでDVDになるのかしら?
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-03 00:03
mimia さん♪
多くの人が観ている映画はどっちでもいいんですが、こういうのは皆さんの感想が気になってしまうのです。やはり、mimiaさんにはツァイ・ミンリャンのよさをわかっていただいているようで嬉しいですー。ホントに万人受けはしないですけどねー。一つ一つのカット、構図や光の加減なんかがべらぼうに美しいですよね。フィックスの長まわしにため息。この映像はやみつきになりますよ。
DVDは2月23日発売ですよー。特典DVD付のお得なBOXセットも同日発売ですー。
Commented by 狗山椀太郎 at 2007-01-25 01:55 x
こんばんは、やっと観てきました。
私も生々しい性描写にはいささか居心地の悪さを覚えましたが(ラストシーンはダメでした)、それとは対照的なミュージカルの演出は大変気に入りました。人なつっこそうなリー・カンションの笑顔が良いですね。ラジニカーント作品に比べると規模は劣るものの、突き抜ける開放感がありました。「アハハハ、オホホホ」という甲高い笑い声が耳について離れません。夏のけだるい空気感も良かった。
本作が『ふたつの時、ふたりの時間』の続編というのは初めて知りました。こちらもエロティックな作品なのでしょうか、またDVDを探してみます。
Commented by CaeRu_noix at 2007-01-25 21:47
狗山椀太郎 さん♪
やっとそちらでも上映されたのですね。
まるで美しくなくて官能的でもない性描写を延々と見せられるのは居心地が悪いですよね。でも、その割に生々しさというものを感じなかったというか、乾いた感じだったからコミカルでもあったんですが。フィニッシュも笑いと紙一重だったんですが、椀太郎さんにはウケなかったんですね・・・。
ミュージカルの方は気に入っていただけて何よりです。すんごいふざけているのに、芸術的なのが素晴しいですよね。『ウィンターソング』のミュージカルシーンは凡庸でしたが、こちらの個性には大いに高揚しましたー。アハハハ、オホホホと一緒に歌いたいー。
『ふたつの時、ふたりの時間』からつながってはいるんですが、いわゆる続編ではありませーん。こちらはエロエロではありません。同性愛なエピソードはちょろっとありますが、かなり真っ当ですよー。
Commented by latifa at 2007-07-20 17:35 x
こんにちは。初めてこの監督の映画を見ました。
色々とユニークな処があって、他の作品も見てみたいな・・って
思いました。
>台湾料理はおいしそうだよね。燃えてしまうもまた楽しい。それから、落としちゃった蟹が床を歩き回るところも最高に好き。
 そうそう、そうでしたよね! 西瓜のジュースを窓から捨てたりする処も、可笑しかったです。
Commented by CaeRu_noix at 2007-07-21 11:17
latifa さん♪
ご覧くださりありがとうございます。
興味をもっていただけて嬉しいです。
かなりかなりユニークですよね。そこが魅力だと思います。ちょいとヘンだったりもするんですけど、他の作品も観たくなりますよねー。是非ドウゾ!
AV撮影シーンに情緒も何もなかったからこそ、2人の部屋でのお料理シーンなんかがすごく楽しげで和みましたよねー。まさかカニが歩くとはー。スイカジュース嫌いなのに、おいしいふりをしてしまうところも健気で笑えました。
Commented by かりおか at 2008-02-08 08:20 x
ツァイ・ミンリャン監督も、気になる人です。この映画、心に強く響いたんですが、どうも上手く感想が書けなくて。。。かえるさんの感想を読んで、なるほどと思いました。違った切り口から描く孤独感、二人の和みのシーンの意味・・・ラストは唖然としましたが、可笑しくも哀しかったですね。
「黒い眼のオペラ」もレンタルあれば(なかなかないです)観たいです!戸惑った感想ですが、TBさせてくださいね。
Commented by CaeRu_noix at 2008-02-09 20:08
かりおかさん♪
おおお、ツァイ・ミンリャンもいける口なのですね♪ それは嬉しいですー。
この監督の個性的な作家性にはハマりまくりー。
感想が書きにくい映画ってありますよねー。私はこれは、こことここが気に入ったー!という思いが明確だったから、そんなに悩まずに書いた方かもしれません。
ツァイ・ミンリャンの映画は孤独感の描き方がすばらしいんですよねー。
そうそう、『黒い眼のオペラ』、観ていただきたいと思ったのですが、今のところまだDVD発売されていないみたいです。一般公開からまもなく1年経つのだからそろそろお願いしたいところですよねー。
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