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『カポーティ』
2006年 10月 15日 |
フィリップ・シーモア・ホフマンの演技にグッと心をつかまれて。
カポーティという作家の姿を通してあぶり出されるものが興味深い。

作家トルーマン・カポーティが、ノンフィクション小説の名作「冷血」を書き上げる取材過程を描く。1959年11月、カンザス州ホルカムで一家惨殺事件起きた・・・。



ただの映画ファンであるはずの自分が、またこうやってアメリカの著名人に興味をもたされる。ハワード・ヒューズのことなんてどうでもよかったのに、アルフレッド・キンゼイのこともジョニー・キャッシュのこともエド・マローのことも知らなかったのに、ボビー・ダーリンにもレイ・チャールズにもさほど興味があったわけではなかったのに・・・。それが映画として世に生まれ出たために、その人の人生を見物して、もっともらしい感想を述べてしまう自分。

トルーマン・カポーティにしても、とりわけ好きな作家というのでもなく(といっても著作を3冊程しか読んでいない中で)、フィリップ・シーモア・ホフマンが主演男優賞をとったその映画を観るためでなかったら、ノンフィクション・ノベルズの「冷血」を今読むこともなかっただろうし、トルーマン・カポーティという人間を凝視することもなかったんだろうな。

死後20年を経て、こんな形で再注目されていることを、彼自身が知ることができたとしたらどう感じるのだろう。「冷血」出版の後、筆をとれなくなっていた自己矛盾に胸を痛めた彼ならば、同じようにそのことに傷つくかもしれない。著作を読むだけならば、繊細な優れた作家という評価だけがのこったのだろうに、私たちはカポーティの人間性の屈折した側面にスポットをあててしまう。犯罪者もそれを裁く者もそれを題材にする小説家も映画製作者も観客も結局は皆"冷血"なのじゃないかとも思う。

それぞれが冷血であると思いながらも、作家の仕事を否定するつもりはしないし、大衆がそれに興味をもつことは必然だと思う。真実に向き合いたい探究したいと思うのが人間なのだ。これは著名な一作家の個人的な物語に過ぎないのではなく、人間と社会の抱える負の要素を描いているというところに心惹かれた。

「冷血」を書くカポーティを描くことは、アメリカのイノセンスの終焉の始まりを表すというような一文を、ベネット・ミラー監督のインタビュー記事で見かけた。それが主題であるということにハッとさせられる。多くの個人は負の部分や矛盾を自覚しているはずなのに、公には相変わらず美辞麗句が並べられ、大義がふりかざされている社会だから。一作家を描いた物語としては物足りなさを感じるかもしれないが、それに限定されないテーマ性、その切り口にはうならされた。

そんな監督とPSHは古くからの友達だというから嬉しいじゃない。予告で目にしていたPSHのクセのある話し方は少しわざとらしいのじゃないかと思っていたが、上映直前に劇場で放送されたカポーティ本人の声を聴いて、その声質はかなり似たものになっていることを知った。素晴らしい。アカデミー賞審査員には、実物のカポーティの姿を目にしたことがある人も多いだろう。それで選ばれたPSHの演技は本物なのだろう。NYの華やかなナイトシーンで、自虐的な下ネタで場に笑いを提供するカポーティの姿がとても印象的だった。セレブな作家でゲイという個性的なカポーティという人をPSHは見事に体現していたのではないかな。でも、PSHがやると、善人色が強くなるかも。

ノンフィクションの形をとっている「冷血」には一人称は出てこない。だから、カポーティ自身が、死刑囚となったペリー・スミスと個人的に言葉を交わしていた場面にはやるせなくなってしまう。孤独なペリーに共感せずにはいられなかったカポーティなのに、執筆した文章の中では、第三者として取材したに過ぎないというあくまでも冷静な視線で、ペリーの姿を描写していたのだから。5年もかけて取材、執筆したというその作品は、死刑執行という結末を待っていたから、完結までにそれだけの歳月がかかったということでもあったのだ。ペリーに親身になりながらも、物語の決着を待ち望む自分自身の矛盾に苦悩するカポーティの姿には同じように苦しくなってしまう。

幼馴染のネルとカポーティとは、その後交流が途絶えたらしい。一緒に取材したネルの"「冷血」は真実とは異なっている"というコメントもあったようだ。また、「アラバマ物語」は実はカポーティ作じゃないかという説もあるらしい。まさに、事実は小説よりも奇なり。小説は小説として楽しめばいいものだし、映画は映画として味わえばそれでいいものなのだけど、多様な角度から掘り下げたり、その裏側をのぞくこともやっぱり面白いものなんだな。

CAPOTE 2005  アメリカ 公式サイト
監督 ベネット・ミラー
脚本 ダン・ファターマン  原作 ジェラルド・クラーク
出演 フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、クリス・クーパー

(恵比寿ガーデンシネマ)
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by CaeRu_noix | 2006-10-15 11:34 | CINEMAレヴュー | Trackback(48) | Comments(35)
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Tracked from 犬儒学派的牧歌 at 2006-10-15 19:00
タイトル : カポーティ:「冷血」になりきれなかった人間の苦悩
★監督:ベネット・ミラー(2005年 アメリカ作品) 京都シネマにて鑑賞。 ★あらすじ(Yahoo!...... more
Tracked from 映画通の部屋 at 2006-10-15 20:21
タイトル : カポーティ
「カポーティ」 CAPOTE/製作:2005年、アメリカ 114分 監督:ベネッ... more
Tracked from Cartouche at 2006-10-16 13:21
タイトル : *カポーティー*
{{{      ***STORY***            2005年      アメリカ ストーリー:1959年11月14日。カンザス州ホルカムでクラッター家の家族4人が、惨殺死体で発見される。翌日、NYで事件のニュース記事を見た作家トルーマン・カポーティ(FS・ホフマン)は、これを次の小説の題材にしようと決心。幼馴染みで彼の良き理解者の女流作家ネル・ハーパー・リー(キャサリン・キーナー)を伴い、すぐさま現地へ向かう。小さな田舎町は前例のない残酷な事件に動揺していたが、やがて2人の青年が...... more
Tracked from 水曜日のシネマ日記 at 2006-10-16 14:58
タイトル : 賞賛を得る為には、あまりにも大きすぎた代償。『カポーティ』
作家トルーマン・カポーティが、ノンフィクション小説の名作「冷血」を書き上げるまでを描いた作品です。... more
Tracked from Brilliant Da.. at 2006-10-16 20:34
タイトル : 『カポーティ』 日比谷シャンテシネにて
フィリップ・シーモア・ホフマンのオスカー演技! しかと観て参りました! 昨年度の各映画賞の主演男優賞を総なめにしたホフマン! さすがでしたね・・唸りました。 ヘップバーンの主演映画『ティファニーで朝食を』の原作者だと知ったのはこの作品のお陰ですが、カポーテ..... more
Tracked from ヨーロッパ映画を観よう! at 2006-10-16 23:22
タイトル : 「カポーティ」
「Capote」2005 カナダ/USA 監督はベネット・ミラー。主演のトルーマン・カポーティに2005年度オスカー主演男優賞に輝いたフィリップ・シーモア・ホフマン。彼の幼なじみで作家のネル・ハーパー・リーにキャサリン・キーナー。刑事アルヴィン・デューイにクリス・クーパー...と個性派俳優の3人。死刑囚ペリー・スミスは「タイガーランド/2000」のクリフトン・コリンズ・Jrが演じている。 この映画に関しては飽きるほど予告を観、カポーティ演じるホフマンが発する台詞が脳裏に焼き付きくほどだった。やっと...... more
Tracked from the borderla.. at 2006-10-16 23:54
タイトル : 「カポーティ」
「ティファニ-で朝食を」で有名なトールマン・カポティ。 当時、小説と言えばフィクションが当たり前のなか、実際に起こった殺人事件を元に小説を書くことを決意する。最高傑作と言われている作品「冷血」を執筆するカポーティの作家としての狂気性や複雑な人格を描き出してる作品です。 カポーティの本読んだことないし、本人もどんな人か知らなかったので、予告編や粗筋聞いただけでは、観るかどうかは悩んだと思います。そう考えたら、アカデミー賞の力は大きい。フィリップ・シーモア・ホフマンの演技はそっくりらしい。でも友達...... more
Tracked from シャーロットの涙 at 2006-10-17 00:36
タイトル : カポーティ
言わずと知れた「冷血」の作者、トルーマン・カポーティ 実際の彼は知る由もないのだけど、フィリップ・シーモア・ホフマンが徹底的に研究したとあっては、スクリーン上にいたのはまさにカポーティ、その人であったのだろう。 予告編で何度も聞いてきた高い声。独特の身振り。 保守的な時代にあってもすでにゲイとしてカミングアウトしていたという彼の素顔に迫る今作品には、多大な期待を寄せていただけに公開が待ち遠しかった。 監督はベネット・ミラー。劇場用映画監督としてはデビュー作となるらしいけど、とても新人という感じには...... more
Tracked from Welcome aboard at 2006-10-17 01:18
タイトル : カポーティ
ノンフィクション・ノベルという新たなジャンルを切り拓いたトルーマン・カポーティの『冷血』。 その完成までの道のりを描き出したカポーティの伝記ドラマ。 カポーティその人の演技を絶賛され、オスカーに輝いたフィリップ・シーモア・ホフマンをどうしても観たい作品で..... more
Tracked from エニカイタ・ブログ at 2006-10-17 19:59
タイトル : 『カポーティ』
小説家トルーマン・カポーティの代表作『冷血』の、執筆から完成に至るまでをたどる。新聞記事の一家惨殺事件に興味を持った人気作家のカポーティは、小説の題材にすべく取材をしに事件のあったカンザスへ。いつもは社交界で人々の中心でおもしろおかしくお喋りをしているイケスカナイ奴だが、その一方、決して幸福だったとはいえない彼自身の幼少時代がある。華やかな都会の光景とカンザスの荒涼とした風景の対比は、カポーティ自身が持つ二重性を象徴している。 やがて犯人のメキシコ系貧困層の二人組が逮捕される。カポーティは彼らに...... more
Tracked from 映画と本と音楽にあふれた.. at 2006-10-17 20:26
タイトル : カポーティ (米国盤DVD)
カポーティ 原題: Capote (2005) 2006年9月30日 日本初公開 公式サイト: http://www.sonypictures.jp/movies/capote/ INDEC定期上映会2006年10月7日(土)プログラム ゴウ先生総合ランキング: A-   画質(スコープ): A   音質(ドルビーデジタル5.1ch): A-/B+   英語学習用教材度: A... more
Tracked from 銅版画制作の日々 at 2006-10-17 20:30
タイトル : カポーティ:CAPOTE
京都シネマにて鑑賞。オードリー・へップバン主演の映画「ティファニーで朝食を」で有名な人気作家、トールマン・カポーティが、ある死刑囚と出会い、現代文学最高の傑作「冷血」を書いたこの映画「カポーティ」はその執筆する経過や体験などの苦悩を綴った物語である。そしてこの「冷血」以降、彼は一冊の本も完成さす事はなかった執筆中にカポーティが見たものは、いったいなんだったのか・・・・その体験が与えたものとは?と同時に奪ったものは? お話1959年、カポーティは新聞の小さな記事に目を止めるカンザス州の田舎町で一家4人...... more
Tracked from It's a Wonde.. at 2006-10-17 21:00
タイトル : カポーティ
個性派俳優フィリップ・シーモア・ホフマンが製作を兼ね主演。 本作ででアカデミー賞主演男優賞を受賞。 小説家トルーマン・カポーティがノンフイクションノベル 「冷血」を書き上げるに至った伝記小説の映画化。 農場で家族を惨殺したとされる犯人の 深層心理を...... more
Tracked from シネ・ガラリーナ at 2006-10-17 22:20
タイトル : カポーティ
<梅田ガーデンシネマにて> 2005年/アメリカ 監督/ベネット・ミラー 1959年、カンザス州で一家4人惨殺事件が発生する。翌日この事件を知った作家カポーティは、これを作品にしようと思い立ち、すぐさま現地へと取材に向かう。同行した幼なじみのネルと共に事件現場や関係者を訪ねるカポーティ。やがて容疑者の一人ペリー・スミスの不思議な魅力に創作意欲を刺激され、面会を重ねる中で次第に彼の信頼を得ていくカポーティだったが…。 実在の人物をモチーフに演技するのと、実在の人物をそのまま演技するのには雲...... more
Tracked from 映画雑記 at 2006-10-18 08:36
タイトル : カポーティ
クロード・モネの作品の中で、「死の床のカミーユ」という作品があります。 愛するカミーユの死後、けして人物画を描いても表情を入れなかった程のモネが、 その愛する妻の死の間際を描かずにはいられなかった故に、生み出されたこの作品。 そのように、優れた作品を作り出せる人は、作家としての業を背負っている為か、 普通の人とはどこか違っている部分があるのではって感じる事があります。 この作品も、そういう視点から鑑賞したので、とても興味深い作品でした。 トルーマン・カポーティが、「ティファニーで朝食を...... more
Tracked from 駒吉の日記 at 2006-10-18 14:53
タイトル : 映画:カポーティ
カポーティ@シャンテシネ 「彼には生きていてもらいたい 彼の話をきくまでは」 全く自分本位で計算高くて性悪な奴~、本当の「冷血」は誰なんだ。 好奇心と名声欲から始めた執筆で相手の懐に入り込み、吐き出させるだけ出させたら、もうさっさと終わりにしろという態度... more
Tracked from Diary of Cyber at 2006-10-19 06:39
タイトル : [Review] カポーティ
ノンフィクション小説『冷血』。これが完成する時、それは、彼 ―トルーマン・カポーティ― が、自らに課した『賭け』に負けることを意味していた。 彼にとって、彼以外の全ては、彼の『欲求』を満たすための糧である。小説の執筆という『欲求』を満たすためだけの存在である。それは、彼自身もよく承知だ。だから、彼は対象物に、自分自身が『のめりこむ』ことは許せても、『取り込まれる』ことは許さない。 でも、時として真実は『取り込まれる』寸前まで『のめりこまない』と、見えてこないこともある。そこで彼は賭けに出る。...... more
Tracked from ようこそ劇場へ! Wel.. at 2006-10-20 16:46
タイトル : カポーティ
”Capote”原作=ジェラルド・クラーク。脚本=ダン・ファターマン。監督=ベネット・ミラー。ノンフィクション・ノヴェルの傑作『冷血』(In Cold Blood)創作過程5年間のカポーティの執念から苦悩に至る、心理の揺らぎが描かれている。フィリップ・シーモア・ホフマンが、この役でアカデミー賞主演男優賞ほか多数の賞を受賞。☆☆☆☆★... more
Tracked from Puff's Cinem.. at 2006-10-20 22:16
タイトル : 「カポーティ」
公式サイト シネマイクスピアリ、公開4日目初回です。 シアター6(204席)、10:10に到着。 一番乗りであります。 都内では連日満席とのことですが、こちらは思ったより空いてました。... more
Tracked from Death & Live at 2006-10-21 00:36
タイトル : 映画 『カポーティ』
フィリップ=シーモア・ホフマンのファンなのでね、 やっと観に行きましたよ。 それにしても、よくぞここまで名優を揃えたもんです。 天晴れです。 『カポーティ』  2005年 原題 : CAPOTE 監督 : Bennett Miller ペリーの失敗は、トルーマン・カポーティを "信頼" してしまったことだね。 人と人の間に "信頼" なんて有り得ない。 人と人の間にあるのは、 相手のことを "許せる" か "許せない" かという心情。 相手のやることなすこと全部を "許せる" か "許せな...... more
Tracked from the borderla.. at 2006-10-21 00:45
タイトル : 「太陽」
観たい観たいと思っていたのに、途中30分ぐらいはしっかり寝てしまいました(^^; 皇室に思い入れがなくても、内容は非常に興味深かったです。ただ、眠りをいざなうかのような色調とテンポは、食事をしたばかりだったこともあり、辛かった。 現人神に祭り上げられる気分ってどんなものなんだろうって思って観てました。 神になりたがる人は多くいても、神であることを自ら降りようとする人はそういないだろう。でも、権力とお金があるようで、どこか監視されてるような生活は嫌だ。自分を押し殺してまで神になりたいとは、やっぱ...... more
Tracked from パピ子と一緒にケ・セ・ラ.. at 2006-10-21 03:24
タイトル : カポーティ
数々のスキャンダラスなゴシップで知られ、アメリカの社交界の頂点に君臨していた人気作家トルーマン・カポーティが、「冷血」を執筆中に見たものとは??。 1950年代末、作家トルーマン・カポーティは輝く光に包まれていた。 「ティファニーで朝食を」で人気作家に...... more
Tracked from ひるめし。 at 2006-10-22 20:49
タイトル : カポーティ(映画館)
何よりも君の死を恐れ、誰よりも君の死を望む。 製作年:2005年 製作国:アメリカ 監 督:ベネット・ミラー 出演者:フィリップ・シーモア・ホフマン/キャサリン・キーナー/クリフトン・コリンズ・Jr/クリス・クーパー 時 間:114分 [感想] ヤバイ・・・ほとんど睡魔との戦いで集中しちゃってたから映画本体に集中しきれなかった~。 トルーマン・カポーティを全く知らないからフィリップ・シーモア・ホフマンがどれだけ似てるからわからないけど、かなりクセがある人だったのね。 「冷血」を書き上げるのにか...... more
Tracked from レザボアCATs at 2006-10-23 06:45
タイトル : 108.カポーティ
『ティファニーで朝食を』、『遠い部屋、遠い声』の作家トルーマン・カポーティが、ノンフィクション小説『冷血』を書き上げるまでの数年間を描いた本作。脇役として面白い存在感をこれまでにも放っていた、フィリップ・シーモア・ホフマンが、初主演、アカデミー賞主演男優....... more
Tracked from 犬も歩けばBohにあたる! at 2006-10-23 13:25
タイトル : 名作が生まれるまでの苦悩【カポーティ】
「ティファニーで朝食を」などの名作を生み出したトルーマン・カポーティが 作家生... more
Tracked from Happy Together at 2006-10-23 21:57
タイトル : 『カポーティ』(05アメリカ)
ノンフィクション小説『冷血』を書き上げるまでの数年間を描いたトルーマン・カポーティの自伝。フィリップ・シーモア・ホフマンがカポーティになりきった姿は圧巻です。 ... more
Tracked from 表参道 high&low at 2006-10-23 22:40
タイトル : capote カポーティ
久しぶりのUA(ユナイテッド・アーチスト社)が作ったcapoteは、トルーマン・カポーティの一生ではなく、名作ノンフィクションの「冷血」(In Cold Blood)が世に生まれるまでを描いたドラマです。 「冷血」の舞台であるカンザスの冷たい景色と、カポーティが住む社交界の舞台のような華やかな世界が上手くまとまり、非常に美しい作品になっています。 風景を写すアングルと色がすばらしく、1枚の写真を見ているようで深く印象に残りました。 Philip Seymour Hoffman(フィリップ・シーモ...... more
Tracked from ヘーゼル☆ナッツ・シネマ.. at 2006-10-24 11:44
タイトル : 『カポーティ』★★★★・
『カポーティ』公式サイト制作データ;2006米/SPE ジャンル;伝記上映時間;114分 監督;ベネット・ミラー出演;フィリップ・シーモア・ホフマン/キャサリン・キーナー/クリス・クーパー/クリフトン・コリンズJr劇場:10/23(月)シャンテ・シネ◆STORY◆1959年11月15日...... more
Tracked from Diarydiary! at 2006-10-24 21:27
タイトル : カポーティ
《カポーティ》 2005年 アメリカ映画 - 原題 - CAPOTE 「ティフ... more
Tracked from 日っ歩~美味しいもの、映.. at 2006-10-24 22:26
タイトル : カポーティ
ノンフィクションノベル、「冷血」 を執筆するカポーティの姿を描いた作品です。 何と言っても、主演したフィリップ・シーモア・ホフマンが光っています。 この声、この仕草で、ずっと生きてきた人に違いないと思わせる見事な化けっぷり。カポーティを演じるというより、... more
Tracked from flicks revie.. at 2006-10-26 17:05
タイトル : 『ブラック・ダリア』
 40年代のロスで発見された女優志望の女性の惨殺体。実際に起きた事件に着想を得てジェームズ・エルロイが書いた小説「ブラック・ダリア」を映画化した作品。  一応“エルロイ・フリーク”のつもりのわたくしですが、... more
Tracked from flicks revie.. at 2006-10-26 17:07
タイトル : 『カポーティ』
 その後自らの最高傑作と謳われることになるトルーマン・カポーティのノンフィクションノベル「冷血」の執筆課程を描いた物語。 「ティファニーで朝食を」の高い評価のあと作品の題材に詰まっていたカポーティはある日新聞... more
Tracked from 俺の明日はどっちだ at 2006-10-27 11:46
タイトル : 「カポーティ」  Capote
まずはともあれ、予告編でも充分伝わってきたフィリップ・シーモア・ホフマンのカポーティへの成りきりぶりは、ある程度予想していた言え、やはり驚嘆もの。 独特の甲高く特徴のある話し方、ゲイならではの身のこなしとファッションセンス(特に衣装は抜群でした)、さらには人を小馬鹿にしたように見えるちょっと頭をそらしたポーズなどなど、カポーティはきっとこんな人間だったに違いないと思わせる説得力充分なそっくりさん的な外面の部分にとどまらず、それをもとにカポーティが持ち続けていたであろう心の葛藤が内面からフツフツと伝わ...... more
Tracked from シネクリシェ at 2006-10-28 08:37
タイトル : カポーティ
 『M:i:Ⅲ ミッション・インポッシブル3』で敵役を好演したフィリップ・シーモア・ホフマンが、予想以上の圧倒的な名演をみせてくれました。 ... more
Tracked from 引き出しの中身 at 2006-10-29 16:24
タイトル : CAPOTE
カポーティ 監督:ベネット・ミラー 出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、クリフトン・コリンズJr、クリス・クーパー、ブルース・グリーンウッド、ボブ・バラバン、エイミー・ライアン、マーク・ペルグリーノ、アリー・ミケルソン、マーシャル・ベル 2005年 アメリカ トルーマン・カポーティ。 彼の最も日本で知られる作品は「ティファニーで朝食を」だが、 「冷血」こそが彼の代表作。 このフィルムはその執筆をカポーティが思い立つ所から始まる。 美しく、静かだが、段々と...... more
Tracked from シネマ de ぽん! at 2006-10-31 08:06
タイトル : カポーティ
カポーティ公開中ストーリー ☆☆☆☆映画の作り方☆☆☆☆総合評価  ☆☆☆☆ す... more
Tracked from ひらりん的映画ブログ at 2006-11-01 04:07
タイトル : ★「カポーティ」
この作品で2005年度のオスカー主演男優賞を取った、フィリップ・シーモア・ホフマン。 名前が長いので、略してF・S・Hとしておこう。 受賞するとは思ってなかったのか、だいぶ経ってからの公開。 この種の映画は、受賞でもしなかったら劇場未公開になってたかもね。 ... more
Tracked from KINTYRE窶儡PAR.. at 2006-11-01 23:09
タイトル : 映画『カポーティ』を観て
原題:Capote(アメリカ)公式HP上映時間:114分鑑賞日:10月21日 シャンテ・シネ(日比谷)監督:ベネット・ミラー出演:フィリップ・シーモア・ホフマン(トルーマン・カポーティ)、キャサリン・キーナー(ネル・ハーパー・リー)、クリフトン・コリンズJr.(ペ...... more
Tracked from 京の昼寝~♪ at 2006-11-03 09:18
タイトル : 『カポーティ』
何よりも君の死を恐れ、誰よりも君の死を望む。     ■監督 ベネット・ミラー■原作 ジェラルド・クラーク■脚本 ダン・ファターマン■キャスト フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、クリス・クーパー□オフィシャルサイト  『カポーティ』 1959年11月15日。 カンザス州ホルカムでクラッター家の家族4人が、惨殺死体で発見される。 翌日、NYで事件のニュース記事を見た作家トルーマン・カポーティ(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、これを次の小説の題材にしようと...... more
Tracked from knockin' on .. at 2006-11-03 20:25
タイトル : カポーティ
Capote 作家トルーマン・カポーティがノンフィクション・ノベル『冷血』を書き上げる過程を追った、ちょっと新鮮な切り口の伝記映画。 淡々とドキュメンタリータッチの作風ということもあり、最近寝不足状態での仕事帰りの観賞にはきつかったです・・・つまり眠気が...... more
Tracked from とんとん亭 at 2006-11-27 21:00
タイトル : カポーティ
「カポーティ」 2006年 米 ★★★☆ 暗い映画でした。 「ティファニーで朝食を」の原作者で脚本も手がけた有名な作家、トルーマン・ カポーティ(ホフマン)が、後年ノンフィクション小説の名作「冷血」を書き上げるまでの6年間を描く。 実在したカポ...... more
Tracked from CinemA*s Cafe at 2007-02-26 22:11
タイトル : カポーティ
公式サイト 私はこの主人公を知らないので、どれほどそっくりなのか分からないのだけど、かなりそっくりらしい。 最近のアカデミー主演賞は実在の人物だった人をどれほどそっくりに演じられるかということにかかっ... more
Tracked from cinema note+ at 2007-03-25 22:39
タイトル : カポーティ
カポーティ コレクターズ・エディションCapote2005年 アメリカなんだか釈然とし... more
Tracked from Subterranean.. at 2007-04-03 14:23
タイトル : カポーティ (Capote)
監督 ベネット・ミラー 主演 フィリップ・シーモア・ホフマン 2005年 アメリカ映画 114分 ドラマ 採点★★★★ 非常に単純な生き物なので、誰かが自分の事を好きでいてくれているってだけで勇気やら自信やらなにやらかにやらモロモロが倍増する私。その反面、いったん誰かを..... more
Tracked from デコ親父はいつも減量中 at 2007-04-07 18:48
タイトル : カポーティ−(映画:2007年43本目)−
監督:ベネット・ミラー 出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、クリフトン・コリンズ・Jr、クリス・クーパー 評価:78点 公式サイト (ネタバレあります) 作家トルーマン・カポーティが、『冷血』を完成させるまでを描いた作品。 カ....... more
Tracked from さるおの日刊ヨタばなし★.. at 2007-04-22 03:20
タイトル : 映画鑑賞感想文『カポーティ』
さるおです。 『CAPOTE/カポーティ』を観たよ。 監督はまだ『The Cruise』しか撮っていないベネット・ミラー(Bennett Miller)、脚本はジェラルド・クラーク(Gerald Clarke)、ということで、"初めて"尽くし。しかし勇気ある作品に仕上がったなぁと、すごいと思います。 出演は..... more
Tracked from Sweet* Days** at 2007-07-15 15:27
タイトル : 『カポーティ』
カポーティ コレクターズ・エディションフィリップ・シーモア・ホフマン (2007/03/16)ソニー・ピクチャーズエンタテインメント この商品の詳細を見る監督:ベネット・ミラー CAST:フィリップ・シーモア・ホフマン、... more
Tracked from 茸茶の想い ∞ ~祇園精.. at 2007-12-26 01:51
タイトル : 映画『カポーティ』
原題:Capote 「ティファニーで朝食を」の作家が、ノンフィクション小説の新たな地平を築き上げるべく野心を持って取り組んだ問題作「冷血」・・ハードでシビアな物語・・・ トルーマン・カポーティ(フィリップ・シーモア・ホフマン)が目に留めた小さな新聞記事、それは195... more
Commented by 狗山椀太郎(旧・朱雀門) at 2006-10-15 20:08 x
こんばんは
>結局は皆"冷血"なのじゃないかとも思う。
鋭いご指摘ですね。どんな血なまぐさい事件であっても、それをエンターテイメント作品として生産or消費するポジションに立つ者は、皆「冷血」にならざるを得ないのでしょう(現代に生きる私たちも含めて)。おそらく、カポーティはそのことに対して誰よりも敏感だったのだと思います。
小説朗読会の席上で「冷血とは、犯人のことであり、貴方のことでもあるのか?」と問われたとき、心の中はすごく割り切れない思いで一杯だったのではないだろうか、と勘ぐってしまいました。
Commented by 隣の評論家 at 2006-10-15 20:26 x
かえるさん、こんにちわ~
おおお!早速、記事にしたかと思ったら。やはり、ズバ抜けて鋭く深く解釈できていらっしゃるので、またまた感服いたしましたよー。私は、全くもって深く読み解けなかった感じでしたから。
>PSHがやると、善人色が強くなるかも
あ!コレは、あるかもしれませんね。
アカデミー賞授賞式での受賞スピーチする際のホフマンさんは、あれ程たくさんの受賞をしてきたくせに緊張しまくっていて。「・・・あーっ、・・・あーっ、・・・」と、言葉がスンナリ出てこずに、オデコの汗を拭き拭きしていました。何か、いい人っぽいですよね~♪ますます好きっ
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-16 12:30
狗山椀太郎 さん♪
椀太郎さんが、カポーティは冷血になりきれなかったと述べているのに対し、誰も彼も冷血だーと思ってしまう私って・・・。
とにかく、カポーティという作家限定の物語としてよりも、ノンフィクションノベルズを書くということや、伝記的な映画をつくるということ、人間や事件について、他人がそれに切り込む行為についてを考えさせられました。報道なんかもそうだし。それにのってしまう読者、観客だってそれに準じているんじゃないいかなぁと思ったりします。でも、多くの人はもっと割り切っているものなのかもしれません。繊細なカポーティは自分の行為の矛盾に折り合いをつけることができなかったんでしょうね。
映画の予告を見た時に、「冷血」とは、ひょっとしてカポーティ自身のことを表しているのかなぁと思いましたが、恐らくそういうシニカルな意味もこめてタイトルをつけたのでしょうね。でも、映画を観た私たちは、故人カポーティの冷血さを確かめるばかりじゃなくて、現在形でそれを考えるべきなんじゃないかと感じました。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-16 12:31
隣の評論家 さん♪
いえいえ、とんでもございませんー。
新訳「冷血」を読んだ直後に観たおかげで、本と映画とでは、同じ時同じ場所が描かれているわりに、カポーティの立ち位置や向き合い方の印象がずいぶん違ったので、その辺に興味をもった次第ですー。

私がPSHをハッキリと認識したのって、『マグノリア』だったので、あの包容力ある温和な看護士のイメージが強いんですよねー。いくらその後で、ヘンタイ役を目にしようが、その優しい人の印象は揺るぎませんー。ホントはヘンな役をやっている方が多いんだけどね。素のPSHも感じのよさげな人ですよねー。
Commented by マダムS at 2006-10-16 20:52 x
トラコメ有難うございました~♪
「冷血」を読まれてからの鑑賞だったのですね? それでは尚更映画に対する思いいれもまた違ってきて当然ですよね~
書かれたものは”冷静な視線”を保ったものでしたか・・ さぞや苦しみながら書いたのに表面は平静を保つのも辛かったでしょうね。。悩む気持ちを持っているうちはまだまだ本当の”冷血”ではないのかもしれませんよね~ 私達が誰しもが持っている複雑な感情を目の当たりにしたような気がしました。
私達は映画を観て色んな人生を疑似体験させてもらい、私の方がマシよと得意になったり、敵わないわと落ち込んだりするわけですが、どっちかというと前者の立場になるように作られてる事のほうが多いかもしれませんよね~ じゃないと誰も見ないもの(笑)
「アラバマ物語」ですが、私が今読んでいるカポーティの伝記ものにも「手伝ったのではないか」様なこと書いてありますね。 どうなんでしょうかしらね。。
Commented by margot2005 at 2006-10-16 23:31
こんばんは!やはり「冷血」お読みになったんですね?過去に本は買ったのですが、途中で挫折...本はすでに本棚にありません。また仕入れて読みたいと思っている毎日です。PSHは良かったですね!あの声は予告で耳にこびりつく感じでありました。予告だとなんかオーヴァーに聞こえたあの声も本編を観たら以外にすんなり入り込めましたね。
トルーマンに関しては、マリリンやエリザベス・テイラーを始めとしたセレヴとの関係。圧巻はアベドンに取らせた死刑囚とのショットでしたね。NYで開かれた新作発表の朗読会...あんな朗読会ってもうないのでしょうが、いや素晴らしい場面でしたわ。
Commented by borderline-kanu at 2006-10-17 00:04
こんばんは。カポーティ批判派のカヌです(^^;
PSHの演技も映画も見応えあるとはおもうのですが、彼自身については、やっぱり好きになれないです。
かえるさんが書かれてる皆”冷血”という言葉にハッとして、映画を観てるときの気持ちを思い出しました。カポーティの中に自分自身の嫌な部分を見た気がしたんですよね。あの涙も、私がカポーティでも泣けるだろうなと思ったんですよ。だから好きになれないんでしょうね(^^;
Commented by charlotte at 2006-10-17 00:35 x
こんばんはー。
う~~と、うなりまくり。私達こそが冷血か。確かに。
伝記ものってやはり側面から正面からいろんなところまで描かなきゃ、わざわざ映画にする必要もないし。
でもカポーティ自身はそれを望んでいたわけでもないとも思うのです。でも捉え方によっては、そういう欲もあったのかとも思われてしまうというか…考えすぎですかね。うわー、私って冷血。
って事は多分、私にも彼と同じ要素があるってことかい?(記事書けなくなるかも。瀕死)イノセンスの終焉の始まり・・・。私もそういう純粋無垢だった頃には戻れないこの頃。。。
ホフマンさん、隣の評論家さんに同じく好きですー。
Commented by ラクサナ at 2006-10-17 01:16 x
>ただの映画ファンであるはずの自分が・・・

本当に私もそう思います。
『冷血』を読もうなんて、この作品を観なければ思いもよらぬ所。
実際、ノンフィクション・ノベルのハシリと言われるこの作品に興味はあっても、今の時代にあって面白いのかどうか疑問が沸くところでもあります。(なかなか読めない言い訳でもあります・・・笑;)

でもって私は、この作品のPSHカポーティーの演技に絶賛はするものの・・・意外にも善人な彼の横顔に物足りなさを感じたのも事実です。
冷血を冷血が描く、後にその自分自身の冷血に心底参ってしまう、底知れぬ怪物な部分のカポーティを、ちょっと期待したせいでもあります。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-17 12:41
マダムS さん♪
「冷血」をがんばって読んでよかったです。読んでいない人やカポーティのことを知らない日本人には、映画だけでは味気ないものにも感じられそうなつくりでしたよね。
「遠い声~」や「草の竪琴」はファンタジックでもあるのに、「冷血」はノンフィクションの形をとっているだけあって、一貫して冷静な語り口なんです。おどけたホフマンの姿とは全く重ならない。
「ホルカム一家惨殺事件」等のわかりやすいタイトルじゃなくて、「冷血」としたことがとにかくとても興味深いです。あの題名を聞き慣れてしまっている私たちはすぐに、誰が冷血なのかっていうところに注目してしまいますが、ゼロからその題名を発想したカポーティの心理を思うと圧倒されてしまいそうです。
>映画を観て色んな人生を疑似体験させてもらい、私の方がマシよと得意になったり、敵わないわと落ち込んだりする
という話はレスし始めると長くなりそうなので、またの機会に・・。何かを悟りたいためじゃなく、優越感をもつことが求められているならちと悲しいですが・・。(笑
「アラバマ物語」をカポーティが書いた、手伝ったとすると、それに対する皮肉もまた複雑に響いてきますよね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-17 12:48
margot さん♪
映画にならなかったら、読まなかったかもしれません。でも、おかげで、両者合わせて味わい深いものとなりました。去年くらいに確か、新約が出たんですよね。ハードカバーですが。こちらの方が読みやすいかもしれませんー。ペリー・スミスの綿密なキャラクター描写がとても印象深かったです。まさか、あんなふうに交流していたとは・・・。
PSHはやっぱり素晴らしいですー。クセのあるキャラクターを演じたらサイコーです。MI3ではフツーでつまんなかったですが。
私はカポーティのセレブな有名人としての一面は全然知らなかったので、そんな人だったのかと知ってビックリです。マリリン・モンローとの交流なども興味深く。むしろセレブな彼の姿がすごく印象に残っていますわ。写真撮影のショットも忘れがたいですー。
Commented by kazupon at 2006-10-17 14:06 x
かえるさん!自分も全く知らなかった人について映画で知る!
って事が多いです。ズボラなんで本がちょっと苦手・・ってのも
あるんですけど^^てな訳で「冷血」これから読もうかと思ってる
んですが(笑)
でもかえるさんの記事を拝見してると「自己」は作品から消しさって
るんですね・・・。あれだけ強烈に彼の人生の一部になっていたと
いうのに・・。結局は自分の為でしょ」
って言うセリフにどきりとした。
でもカポーティ自身も完全に利用してやろう!って当初の気持ちが
映画の中盤からどんどん変ってきている印象が興味深かったです。
先日「ブラック・ダリア」を観たんですけど、この監督がやったら
もっと良かったかも?なんて思いましたよ^^
Commented by マダムS at 2006-10-17 14:24 x
今読み返してみたら、我ながら昨夜はワケのわからんこと書いてますね。。(^^;))すいません!笑い飛ばして気にしないで下さいませ!
私の方は「ティファニーで朝食を」読みましたので、別ブログに記事にしてみました。 良かったら読んでみてね^^
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-17 18:13
カヌ さん♪
この映画を観て、二枚舌で本を仕上げたその作家を好きになれないというのは当然のことだと思いますー。私も好きか嫌いかでいったら、人を利用し欺いてまで、己の成功のことしか考えない人間というのは好きじゃないですよ。ただ、この映画は、カポーティはこんなに酷いヤツだったんだぜぇーっていうことを知らしめるために作られたわけではないと思うので、あまりにもカヌさんが、カポちんに対して敵対心のようなものを示していたことに、私は逆に違和感を感じてしまったんですよ~。いや、嫌いなこと自体は別にいいんです。すみませんー。
涙の件は、ワンタロウさんのところでもコメントされていたようなので、重複しちゃっていたらごめんなさいですが、あの涙は別にウソ泣きとかじゃーないと思います。役者だったわけじゃないと思います。
とにかく、彼の人間性の負の部分はこの人だけの問題というんではなく、自分や多くの人たちが持っているものだと私も思いましたー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-17 18:17
charlotte さん♪
非道な一家惨殺事件の被害者家族や死刑囚を徹底的に取材して、一冊の本を書き上げた作家が冷血だというのなら、その作家の負の部分にスポットをあてて裸にした映画製作者も同じだと思うし、興味本位でそれを観たり読んだりしている私たちも冷血一味じゃないかなーって思うんですよね、はい。
カポーティはもちろんきっと目立ちたがり屋さんっぽいので、自身のことが映画になることは望んだかもしれません。でも、この件には触れてほしくなかったんじゃないでしょうか。本当は、この件に、罪悪感を感じていたならば、後年にそれを告白するような手記を書いてくれたらよかったのに・・・って思いますが、結局は不本意な晩年を送って亡くなってしまったんですよね・・。
終焉って、自分だけは清らかで正しいみたいな顔をするのはもうやめようぜぇってことですかね??
ホフマンはポール・トーマス・アンダーソン組なので、私も贔屓にしていますよー。charlotte さんは長い顔の人が好きなのかと思っていたが・・。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-17 18:17
ラクサナ さん♪
映画のオカゲで、多くの事柄、事件や人物について知ることができている私たち。そのことにはとても感謝していますー。ただ、たまたま、それで興味をもったに過ぎない通りすがり的な観客達が、偏った見方を植えつけられたり、不用意に踏み込んで関係者を傷つけたりすることもあるかもなということにドキッとしたのでした。
さておき、今さらアメリカのこの事件に興味をもつはずもなく、この映画がなかったら、「冷血」を読むこともなかったでしょう。でも、おもしろかったですわ。
私はカポーティがどんな人かは全然知らないんですけど、確かに予告のイメージから、もうちょっとモンスターなキャラを待ち望んでいた部分もあったかも。実際は、ごくフツーな感じでしたよね。そういう面白さを期待してしまう自分がまた酷いよなーって思いつつ・・・。
Commented by mar_cinema at 2006-10-18 08:36
かえるさん、おはようございます。
作り手としての性という観点で、非常に興味深い作品でした。
とりあえず、アマゾンで注文している「冷血」を早く読んでみたいですし、
その後、もう一度観に行きたいですね。

ちなみに、カポーティの事知りませんでした・・・(汗)
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-19 00:15
kazupon さん♪
伝記的なものは映画で知り得ることが多いですよね。よほどの興味がない限り、特定の人物のことを知るために読書をすることは私もないですー。映画で観なかったら、教科書でちらりと読んだレベルの認識しかないままだっただろうな・・・。
ノンフィクションノベルズというスタイルをとるにあたって、取材者である自分の一人称で書くという方法もあったはずですよね。でも、まったくその姿や感情が見えないクールさの貫徹が成功のポイントだったのかもしれませんね。
「冷血」を読んだせいか、私はそんなにあからさまに、カポがペリーを利用したとは感じなかったんですよね。利用するしないではなく、取材対象として近づいていき、予定外に親しくなってしまって、つい二枚舌を使ってしまったというカンジ・・・。結果的には利用したということになるんでしょうけど、欺くつもりだったわけではないだろうなと・・・。
『ブラック・ダリア』は何だか不評ですよね・・・。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-19 00:19
マダムS さん♪
いや、ワケはわかりますけど、簡単に語れることではないですー。境遇のことをいっているのか、行いのことをいっているのかにもよりますしね・・・。というわけで、議論したら長くなるのでやめますー。(笑) わざわざすみません。
おお、「ティファニーで朝食を」を読まれたのですね。オードリーの映画のイメージからはまるで小説に興味はなかったですが、カポーティのことを知って、興味が出てきましたよ。のぞかせていただきますー
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-19 00:25
mar さん♪
作り手のサガというのは興味深いですよね。小説家が知人のプライバシーを侵害するようなネタを書いて裁判沙汰になったりもしていますし。そこまではいかなくても、作品が完成する裏では何かが壊れていたりすることがあるんでしょうね。スクープ写真を撮るために目に前の子どもを助けなかったフォトジャーナリストが非難を浴びて自殺したことなんかも思い出し・・・。
「冷血」読書もがんばってくださーい。
Commented by Cyber at 2006-10-19 07:52 x
はじめまして。TB有難うございます。CaeRu_noixさんのコメント、非常に興味深く拝読させていただきました。

『冷血』に出てくる様々な登場人物、そして映画『カポーティ』を撮影する製作陣。何となく今の日本社会も反映しているように感じがしました。
昨今のいじめとかの事件。家庭内暴力。様々な事件がニュースとして取り上げられていても、まるで他人事のように見てしまうのは、自分の中にも少なからず『冷血』があるのかな、と。

実在の人物『カポーティ』の伝記を描いた映画でありつつも、あらゆる人間の内面に潜む暗いところに訴えかける、というメッセージも込められているのではないかと思います。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-19 17:24
Cyber さん♪
はじめまして。コメントありがとうございます。
カポーティという作家個人のこと、他人事としてとらえるだけでなくて、現代日本の問題なんかに当てはめて考えることもできますよね。ニュースで報道される残酷な事件にも慣れてしまっている私たちは、ずいぶんとドライにそれを受け止めたり、好奇心だけで真実を追求してしまったりしています。決して、助けを求めた犯罪者を利用した作家だけが冷血というんではないと感じてしまいました。
そんなことを含め、ただの伝記映画ではない興味深い切り口の映画でしたよね。おっしゃる通り、"あらゆる人間の内面に潜む暗いところに訴えかける"というところに感慨深さがありました。
Commented by Puff at 2006-10-20 23:51 x
ドモドモ-♪
そうですねー・・・
小説や映画などで少なからず触れておくといいですよね。
この映画のみでは感じ方が薄いかも知れませんね。
例えば、映画では、惨殺シーンが断片的にしか描かれていなかったじゃないですかー
(・・・あの映画ではもちろんその方が良かったですが)
実際はかなり凄惨だったのですよね。
なので、例えば、独房にカポーティが入るシーン。
あそこに二人だけで居るというのはかなり怖いことだと思うんです。
それが出来たということは、カポーティは、ペリーに強く心引かれるものがあったんでしょうね。
小説を書き上げるだけで無く、もっと違うものがあったんだと思います。
二人の間に、友情、いや、それに近いものがあったのかな。
なので、ジレンマに陥る気持ちもとても理解出来たし、ラストで涙したのも分かりました。
キャスティング、演出とも、素晴しい映画でしたね。
予告編ばかり見せられてかなーり待ちくたびれましたが、待った甲斐がありました☆
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-21 12:32
Puff さん♪
多くの伝記物とは違うスタンスで作られたというカンジですよね。「冷血」を前提に物語られているようで、そちらの世界を知っていないと感銘は薄いかもしれないなーと思えるものでした。
一家惨殺事件のことやペリー・スミスのことは多くは語られていなかったですよね。この映画の中のペリーは迷える子羊のような憐れみを感じさせるようなキャラクターだったけれど、小説「冷血」では、繊細で優しい面を持ちながらも、強盗目的で善良な一家を残忍に銃殺してしまうモンスターであるという事実もしっかりと印象を残していました。カポーティはまずペリーの生い立ちの不遇さに親近感をもったというのが大きいのでしょうけど、思慮深さもあるのに冷酷非道な行いのできる二面性にも惹かれたのじゃないかと思えます。ゲイであるカポーティが、ペリーに特別な感情を抱いたという読み方もあるみたいですしね。具体的なところはわかりませんが、とにかく単なる取材対象として割り切ることのできない特別な思いを抱いたのでしょうね。その部分は「冷血」を読んだ時は意識されず、本作によって明らかになったので感慨深かったですー。こういう複雑な思いを描いてくれる映画は素晴らしいー。
Commented by とらねこ at 2006-10-23 06:01 x
>映直前に劇場で放送されたカポーティ本人の声を聴いて、その声質はかなり似たものになっている
おお、そうだったんですね!自分は、全然気づかず、ホフマンが喋っているのだと思ってしまった!凄いですね。
これまでも、独特な嫌悪感を醸し出す、味のある俳優さんとして、とても好きだったのですが、今回は鳥肌が止まりませんでした。

>この映画の中のペリーは迷える子羊のような憐れみを感じさせるようなキャラクターだったけれど、小説「冷血」では、繊細で優しい面を持ちながらも、強盗目的で善良な一家を残忍に銃殺してしまうモンスターであるという事実もしっかりと印象を残していました
>慮深さもあるのに冷酷非道な行いのできる二面性にも惹かれたのじゃないかと思えます

こころの底から共感します!
自分は、冷静にペリーを見つめながら、この人に共感を抱いてしまうことで、非常に優秀で冷徹な頭脳を持つカポーティが、少しづつ次第に深いところから何かに捕らわれてしまう、ということに感嘆しました。
Commented by とらねこ at 2006-10-23 06:01 x
(つづき)

かえるさんは、3冊読んだ程度・・・といいますが読まれたのは、『冷血』以外の作品だったのですね。
自分はこの作家は特別な思い入れのある、大好きな作家の一人です。
ホフマンが素晴らしい演技をしてくれて、何度も鳥肌が立ちました。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-23 18:23
とらねこ さん♪
予告では作りすぎに感じられたあの声も、本物に近いと知ってビックリ。「カポーティの声です」という説明後の場内放送でしたよ。ホフマンはいつも芸達者だけど、先日のトムクル映画では、彼ならではの味わいが感じられずに残念でした。で、その後に、この素晴らしい主演俳優の演技を見ることができて感無量。ほんとに鳥肌ものでしたよねー。名脇役がオスカー主演俳優になっちゃうなんて、少し寂しい気もしましたが、この演技は評価しないわけにはいかないですね。

「冷血」を読むと、取材結果をありのままに書いたに過ぎないというような冷静な語り口だったので、私はとらねこさんのようにすぐに、カポーティはペリーにのめり込んでいるということに着目はしなかったんですよ。徹底的に取材をする完璧主義姿勢なのかなと・・。でも、本映画を観ながら、カポーティが2人の殺人者のうちペリーだけに強い共感を覚えていたことを徐々に思い出しました。理性ではどうにもならないものに、とらわれてしまったんですね。理知的な作家だからこそ、制御できない思いに苦悩したんでしょうね。

特に好きというわけでもなかった作家ですが、前より惹かれてしまいました。
Commented by リーチェン at 2006-10-23 22:04 x
かえるさん、TBありがとうございました!

もっといろんな知識(本を読んだり、本人脚本の作品を見たり・・・)を入れてからみたら、思いいれも強く見ることができたのだろうなと思いながら、ある種報道に近いノンフィクションというジャンルで執筆をする精神的な辛さは感じられました。
願わくば、もう少し幼い頃のエピソードも見たかったような気がします。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-24 12:22
リーチェン さん♪
カポーティに関する知識や思い入れのある人の方がより味わい深いというつくりでしたよね。私も幼年時代の姿も見てみたかったですー。カポーティという作家について考える時、幼年時代の記憶は欠かせないみたいですよね。でも、あえて、「冷血」を書いたカポーティにテーマを絞ったのも、それはそれで興味深かったかも。ノンフィクションノベルを生み出した者の苦悩が伝わってきましたよねー。
Commented by M. at 2006-10-26 17:12 x
かえるさーん、久々のおじゃまなのに変なTB送っちゃいました。
ごめんなさい!!1つ削除をお願いします。とりいそぎ。
夜になったらまた来ます(涙)。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-27 00:00
M.さん♪
お疲れさまでしたー。
あ、ブラックダリアも観てきたので別にいいような気もしますが、消しておきますですー。変呼ばわりされてしまうダリアなのですねぇ。
Commented by sheknows at 2006-10-29 16:27
血も涙も無い、と人に思われる、というのは、結構激しく消耗しますね、実際。自分の野心とか欲とか、立場とか色々なものが、柔らかい感情を押し隠すもしくは押し殺す鎧となるわけですが。
なので、これ、小生には痛みを伴うフィルムでした。
Commented by CaeRu_noix at 2006-10-30 22:48
sheknows さん♪
自覚はしていても、自虐することはあっても、他者に冷血人間と思われるというのはやっぱり傷つきますよね。自分はすべてを承知の上でこんな人間なんだと割り切っているつもりでも、何度でも思い知らされるのですよね。才能稀なるセレブな大作家も一般ピープルもそういうのって同じなのかなと・・・。確かに、スキンとくる映画でしたー。
Commented by sally at 2006-11-03 20:38 x
かえるさん、こんばんは☆
作家も観客も皆「冷血」である、というお言葉に納得ですー。この作品自体、カポーティの取材過程を逆取材してる、ノンフィクションみたいな作りになっているのが面白いというか、それを証明しているかのようですよね。結局、観客は消費する側なのであって・・・。
そういう意味では、すごく考えさせられる映画なのかも。もっと目が覚めてる状態で観たかったー(爆)
そうそう、恵比寿ではカポーティの実声が上映前に流れていましたよね♪あれでほんとにあんな話し方だったんだ・・・とやっと判明しましたー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-11-04 11:08
sally さん♪
ノンフィクションノベルズのやり方をそのまま映画の作り方に応用しているというカンジがおもしろかったですよね。ノンフィクションとうたってはいても、結局は作家の思うままに世界が作り出されているということに改めて気づかされました。そんな風に多重に興味深い作品でした。興味本位にそれを消費する私たち・・・。
確かに、眠くなってしまいそうな淡々とした語り口ではありましたねー。
そうそう、実際のカポーティの声を放送してくれるというのはイキなはからいでしたよね。PSHって、やっぱりすごい!と納得でした。
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