かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『サラバンド』
2006年 11月 05日 |
鋭さにうなりながらもその冷酷さにゾッとしてしまった。

マリアンは離婚後30年ぶりにかつての夫ヨハンのもとを訪れる。近くで暮らす彼の息子のヘンリックとその娘カーリンにも会う。



スウェーデンの巨匠 イングマール・ベルイマンが復活。82年の『ファニーとアレクサンデル』を最後に映画界からは引退していたのだが、2003年に再び新作映画を発表した。1918年生まれのベルイマンの遺作?
ベルイマン作品はほとんど観ていません。すみません。

スウェーデンというと、ロッタちゃんややかまし村の印象が強いので、ほのぼのした映画が主流のように思いこんでいたのだけど、そうではなくて北の国にはシビアな冷たさがハマるのだな。プロローグ、エピローグと第10章からなる構成だったので、北欧デンマークのトリアーの『ドッグヴィル』を思い出した。(あちらは9章) 舞台劇のような会話の応酬によって、人間の暗部が浮き彫りになっていくのだ。しかし、ここでは、ドッグヴィルのような他人同士の共同体ではなくて、親子という近しい間柄において地獄絵図を見せられるのだからより凍りついてしまう。

気候の寒冷さは人間洞察力をもシビアにクールにするものなのだろうか。デンマーク、ポーランド、ロシア、カナダという北の方の国々には冷徹な視点が魅力の映画が多い。そんなキーワードの「北」とは関係ないかもしれないけど、多くのミニシアター系映画は東京の次は、大阪、名古屋と展開するのがお決まりなのに、本作に限っては、西日本よりまず先に、仙台、山形、福島と東北地方で封切られるのが何だかおもしろい。勝手に北つながり。

プロローグ  マリアン
第1章〈マリアン、計画を実行に移す〉 マリアン-ヨハン
第2章〈ほぼ、1週間が経過〉 カーリン-マリアン
第3章〈アンナについて〉 カーリン-ヘンリック
第4章〈約1週間後、ヘンリックは父を訪ねる〉 ヘンリック-ヨハン
第5章〈バッハ〉-教会-  マリアン-ヘンリック
第6章〈申し出〉   カーリン-ヨハン
第7章〈アンナからの手紙〉 カーリン-マリアン
第8章〈サラバンド〉 カーリン-ヘンリック
第9章〈決定的瞬間〉 マリアン-ヨハン
第10章〈夜明け前〉 マリアン-ヨハン
エピローグ   マリアン (マッタ)

4人の登場人物によって織りなされる会話劇。おもしろいのはそれが2者のダイアローグに徹底されていること。登場する2人の会話によって、そこにはいない者の人間性やそこにある関係性が見えてくるという構図が素晴らしい。シンプルなようで巧みな構成にうならされる。

74年の『ある結婚の風景』の続編ということで、夫婦関係の、男と女の物語なのかと思っていたが、それよりもむしろ親子間の確執に圧倒されてしまった。肉親との関係というものが一番手強いものなのかもしれない。親子の物語は映画の定番で、多くの父と息子の確執を見てきたけれど、大概はいつも体よく心通わせてメデタシメデタシと終わるもの。そんなあまっちょろいドラマは幻想に過ぎないとばかりに、父と息子の間あるグラグラと燃えたぎる憎悪が、辛辣な言葉となって容赦なく相手を斬りつける。人間は必ずしも歳をとって角が取れて温和になっていくものではないんだな。身体は衰え、死に近づくほどに、頑固ジジイはパワーアップ。凄まじくも見ごたえのある会話劇。ホラー映画のような緊迫感。

ハネケの『ピアニスト』のことも思い出された。父親のヘンリックと娘カーリンが同じベッドで寝るのを見て、いい歳をしたエリカが母親の隣で寝ている光景が蘇る。娘に大きな期待をかける妄執的な親の束縛。父ヨハンとの不和がヘンリックをそういう親にさせたのか。妻アンナの喪失があまりにも大きな痛手だったのか。その歪みの要因を探りながらも、ただその不健全さに居心地が悪くなる。重苦しい状況の中、カーリンにとっては、マリアンと語らいの機会をもてたことは貴重。ヘンリックの顛末は衝撃的だったけれど、未来あるカーリンが親の呪縛から逃れられたことは肯定したい。荘厳なバッハの無伴奏チェロ組曲第5番は彼らの運命を見据えるように奏でられたのかな。

男達の屈折ぶりとぶつかり合う憎悪のインパクトが強すぎて、ベルイマンの女性賛美の目線を感じるゆとりはあまりなかったのだけど、マリアンの寛容さは冷酷なドラマにおいて救いであった。歳を重ねて、マリアンがカメラ目線で語るように堂々と、しかし穏やかに、関わり合った人々や自らの人生をやわらかに受け止めることができるのはとてもステキだ。"老い"は大らかに迎えられるものではないけれど、どうせ歳をとるならば、エゴイスティックに卑屈な方向へ進まずに、人生経験を糧に悟って、物事を他者を寛容に受け止められる人になりたいものだなぁ。(努力なき希望)

SARABAND 2003 スウェーデン 公式サイト
監督.脚本 イングマール・ベルイマン
出演 リヴ・ウルマン、エルランド・ヨセフソン、ボリエ・アールステット、ユーリア・ダフヴェニウス
 (渋谷 ユーロスペース)
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by CaeRu_noix | 2006-11-05 12:01 | CINEMAレヴュー | Trackback(18) | Comments(14)
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タイトル : 「サラバンド」:東京タワー入口バス停付近の会話
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タイトル : イングマール・ベルイマン監督「サラバンド」
監督 イングマール・ベルイマン 出演 リヴ・ウルマン、エルランド・ヨセフソン、ボリエ・アールステッド、ユーリア・ダフヴェニウス  不思議なシーンがある。リヴ・ウルマンがエルランド・ヨセフソンを訪ねていく。エルランド・ヨセフソンはベランダで昼寝している。それをリヴ・ウルマンが部屋の中から見つめ、カメラに向かって説明する。「1分見つめて、それからベランダへ出ていくわ」とカメラに向かって自分の行動も説明する。「あと10秒」というようなこともことばにして語る。  普通の映画ではありえないシーンである。そうい...... more
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タイトル : サラバンド
解釈の仕方はいろいろあると思う。人間のドロドロが繰り返され、とても憂鬱な気持ちになる。それは映画の進行とともに自分の中のドロドロも見えてくるから。人は誰かのことを愛しているようだけれど、やっぱり自分を一番愛していて、それがすべて。それなのに誰かを愛して、愛されたいと思ってしまうので苦しくなってドロドロしてしまうのかなという気がする。最後に療養所へ娘に会いに行ったマリアンが、初めて娘に触れた気がしたと言っていたけれど、それだってやっぱりマリアンの自己満足じゃないのかと思える。本当はそこに希望を見なくては...... more
Tracked from こだわりの館blog版 at 2007-02-05 10:45
タイトル : 「サラバンド」
すごい、すごい!イングマール・ベルイマン 11/25 ユーロスペース にて 監督・脚本:イングマール・ベルイマン 出演:リヴ・ウルマン、エルランド・ヨセフソン、ボリエ・アールステット、ユーリア・ダフヴェニウス、他 「野いちご」「第七の封印」「叫びとさ... more
Tracked from ミチの雑記帳 at 2007-02-05 23:33
タイトル : 映画「サラバンド」
映画館にて「サラバンド」 イングマル・ベルイマン監督が自身の1974年作品『ある結婚の風景』の続編を完成させた。 『サラバンド』に先駆けて、ミニシアターのベルイマン特集で『ある結婚の風景』を鑑賞した。 『ある結婚の風景』は人気テレビドラマ6話分を約3時間に編集した作品。結婚10年目の夫婦ヨハンとマリアンが、夫の浮気から離婚し、それぞれが再婚するまでを描いている。全編ほとんど夫婦の会話のみで、出て行こうとする夫、すがる妻、戻れそうで戻れない夫婦仲をこれでもかと見せられ、はっきり言ってその緊迫感に息が...... more
Tracked from 銅版画制作の日々 at 2007-03-27 23:09
タイトル : サラバンド/ イングマール・ベイルマン
憎しみは やがて至る、愛の森巨匠イングマール・ベイルマン、最高にして最後の傑作!京都みなみ会館にて鑑賞。映画界を引退していたベイルマンが20年ぶりに、映画を撮った。ゴダールは「誰よりもオリジナリティがある映画作家はいない!」と絶賛。ウディ・アレン、ロバート・アルトマン、ジム・ジャームッシュといった名監督たちも、彼の影響を受けたというくらい・・・・ベイルマンは凄い監督だ。北欧生まれの世界的巨匠 この映画は1974年にベイルマンが撮った『ある結婚の風景』の続編だそうです。キャストも同じです。マリアン演じ...... more
Tracked from 映画と暮らす、日々に暮らす。 at 2007-05-29 21:05
タイトル : サラバンド
とつぜん、それは起きるんです・・・ 私の、劇場に行きたくない症候群。 この間の連休前あたりから発生しまして困ったもんだ、 と思っておりましたの。 理由はわかっているんです。 心に響く作品に久しく逢えていないからです。 ....... more
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タイトル : 「サラバンド」
ベルイマン監督の最後の作品。肉親の人間関係のドロドロ。... more
Commented by sabaha at 2006-11-09 21:32
こんばんは。
この作品、北から順に公開とは知りませんでした。寒冷前線よろしく、日本を凍りつかせる?…て悪口じゃありません(笑)
でも、これから冬って時期にぴったりかもしれません。(でも去年の冬「ある子供」を観たときには、内容の寒さと劇場を出てからの外の寒さで文字通り凍り付いてしまったけど)
「ドッグヴィル」や「ピアニスト」を連想させるっていうのは、わかる気がします。そぎ落とした感とか、同じ欧州でも北の質感なのかもしれませんね。でもその2作(2監督)に比べると、趣味がいい?気がしました(トリアー、ハネケは、悪趣味って感じるときが私はあります。キライじゃないですけど)。でもこの監督が原点なのかしら。私も初体験だったので、これから他の作品観て、この監督が後続に与えた影響を感じてみたいと思いました。
>そこにはいない者の人間性やそこにある関係性が見えてくるという構図
そうそう、4人の物語なのだけど、画面に2人以上登場しないですよね(確か)。その構成がすごく面白かったです。スリリングで。
私はかなり好きな作品でした。美しかったし。
カーリン嬢を演じた方、シャラポワに似てる…と思いながら観てしまいました。
Commented by 隣の評論家 at 2006-11-09 21:32 x
こんばんわん。
かえるさん、さすがー。キッチリとこの作品をご覧になったようですね。私は土下座もんですよ(汗)。意識はとんじゃうし、記事もあらら~な出来になってしまいました。
>2者のダイアローグに徹底されていること。
そうですね。今、気がついた次第。
それでも、私なりに『素敵な年のとり方』なんかを考えていたりしました。私も、マリアンには及ばなくても、寛容な女性を目指したいところですー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-11-10 12:28
わかば さん♪(sabaha)
東北の公開が早いっていうのは珍しいパターンですよね。冬の季節にあう作品ですから、南の方は寒くなる時期に合わせての公開?
監督の個性は多様なので、出身国で一括りにすべきではないとは思うんですが、北特有の質感を感じてしまったのでした。トリアーは悪趣味ですよね。悪趣味と思われることを承知でやっているんだろうけど。ハネケもとても意地悪ですし。ベルイマンのことは詳しくはわからないけど、悪趣味映画を常としているわけではないし、品の良さを感じますよね。ウディ・アレンやアルトマンなどが影響を受けているらしいですね。とりあえず今まで観たことのある 『野いちご』、『ファニーとアレクサンドル』はすばらしかったですー。お亡くなりになってから、その巨匠の偉大さを知るパターンが多かった中、新作劇場鑑賞ができてよかった。
そうそう、一幕に同時に2人以上は登場しないんですよね。4人が一堂に会したら、また違うものが見えてきたと思うんですが、あえて徹底しているのがすごくおもしろいと思いました。舞台劇っぽいんだけど、やっぱり映画ゆえの味わい。
カーリンはシャラポワちっくですね。音楽家っぽくないかも。
Commented by CaeRu_noix at 2006-11-10 12:30
隣の評論家 さん♪
ひんやりと厳かな雰囲気に釘付けになりましたよー。でも、この静かさに意識が飛んでしまうというのもわかりますー。私はこの後に観た、うーるひゃっぱで睡魔に襲われてしまったんですけどね。
ベルイマン監督の「老い」に対する見方・考え方がちゃんと把握できたわけではないけれど、そこに見え隠れするものたちには考えさせられました。それなりにステキに歳をとりたいものですね。立派な人にはなれなくとも、下の世代の足かせになるような人間にはなりたくないなぁと思いますよね。寛容な人を目指しませうー
Commented by charlotte at 2006-11-18 01:14 x
あー、やっとTBが張れました。コメントはどうかな…。先日はコメントまではじかれましたー。泣
頑固ジジィのパワー炸裂でしたね。
年をとると余計に自己主張が激しくなるなのかな。いや、どこの家の子供もそういう点では自己主張するから・・・。個人の問題かしら。
それにしても会話劇というものは、集中力が要りますよー。
音楽にいつも頼ってる見てるのかな・・・。
チェロの演奏は心に染み入りました。
ホント、おっしゃるとおり舞台のようでしたね。
それにしても映像が素晴らしく、色彩のコントラストが良すぎちゃってクラクラでした。なんとなく赤を使ったものが印象的に記憶に残ってます。
Commented by CaeRu_noix at 2006-11-18 12:42
charlotte さん♪
コメントまで反映されなかったのですね。お手数おかけしましたです。申し訳ございませんちめんたる・じゃーにー。
じいさんものなら、ちょっと頑固で偏屈キャラの方が好き、と思っていた私ですが、この爺と息子の対話には凍り付いてしまいましたよ。息子が18,9の頃に反抗的だったことを根にもっているのって怖いです。子どもの方が年をとっても親との関係性に蟠りをもってしまうのは仕方ない気がするんですが。その逆は勘弁してほしい・・・。
具体的な事柄に対しては自己主張するのはいいと思いますが、そういうんではなくて、憎しみに基づいて意地悪発言をしているという感じでしたよね。近くに住んでいるのがそもそもの間違いのような・・。
会話劇は好きですが、集中力を要しますよね。これはそうでもないんだけど、台詞の少ないアート映画ばっかり観ていると、たまにアメリカのスピーディな映画を観た時、会話を内容を頭に入れるのに苦労したりします。ちょっと待って、最初からそんなにべらべらしゃべらないでくれーって思います。
私は粗い画像も好きなのですが、クリアに澄み渡る映像はドラマの空気感にも合った美しさでしたよね。赤?
Commented by マダムS at 2006-11-21 11:05 x
こにちは~♪ エキサイト、暫く調子悪かったようですね?
そのせいではなく、ワタクシの場合は只今いい加減な記事しか書いていないのでこちらからのTB飛ばしは自粛中でございます~(笑)
なので、コメントのみで失礼致しまする・・。
ほとんど屋内での会話劇・・緊張しすぎて少し眠くもなりましたが、見応えのある一品でしたね。
そういえば、 >マリアンの寛容さ
には救われましたね~ 最近、父親と息子の温かい話が多い中で、ちょっと珍しいですよね・・時代に逆行するというか。
私もベルイマン初体験だったのですが、「ある結婚の風景」が貸し出し中で、「ファニー~」を借りてきてみましたが・・その屈折ぶりはさすがでございましたよーー(^^;)
Commented by CaeRu_noix at 2006-11-21 22:26
マダムS さん♪
エキサイトったら、ご迷惑をおかけしましたー。
ひたすら会話ですすめられていく室内劇って意外とおもしろいものですよねー。ドキドキ緊迫感あふれるドラマでした。スリラーというよりはホラーな味わい。音楽は予想より大部少なかったけど、音楽がない方が緊迫感が持続するかもしれませんね。楽器の演奏を聴く代わりに、会話の不協和音に釘付けでした。
男達がどうしようもない父親だったのに比べ、マリアンは聖母のようでした。これがベルイマンの女性観なのでしょうかね?
ヒューマンドラマな映画ではほのぼのな父と息子ものが多いですよね。ここまで非情な関係性はなかなか見ないのでびっくりしました。
『ある結婚の風景』は一応さらっと観たのですが、マリアンもまだ達観していなくて、ドロドロ関係に悩んでおりました。
『ファニー~』は映像に魅せられたので、私には美しい映画という印象なんですよねー。屈折してましたか。
Commented by beat+half at 2007-01-22 10:50 x
いつもお世話になっています。「複数にして単数の映画日記」beat+half です。「サラバンド」ずっとTBがうまく入らなかったのですが、今更新すると上手く入りましたのでおじゃまします。
それにしても、いつも的確なコメントをお書きになるので感心しています。最近では「マリーアントワネット」、付け加えるべきことがありません。
Commented by CaeRu_noix at 2007-01-23 10:07
beat+half さん♪
トラックバック、不具合があるみたいですね。お手数をおかけして、ごめんなさい。
的確と思ってもらえて光栄です。

『リトル・ミス・サンシャイン』のような家族の再生?ものに素直に感動しないのは、『サラバンド』のような手厳しい家族模様が心に根付いているせいなんでしょうか・・・なんてことをふと思いました。
Commented by ミチ at 2007-02-05 23:37 x
こんばんは♪
いや~実の親子が遠慮なく憎悪をむき出しにする姿を見せ付けられるのは辛いものですね~。
気持ちが凍りつきそうになりました。
父親の娘への妄執、偏愛もなんだか居心地が悪かった(汗)
縁を切って遠くに住めばいいのにと思うのですが、そうも行かないからドラマなんですね~。
30年前の「ある結婚の風景」も息が詰まる映画でしたが、「サラバンド」はパワーアップしてました。
Commented by CaeRu_noix at 2007-02-06 11:59
ミチ さん♪
ゾッとしつつもやるせなかったです。親子間の憎悪というのは何とも痛いものがありますよねぇ。父親と息子の不和というのは、世には結構あるものなんでしょうけど、年をとってからも尚こんなにも容赦ない態度でぶつかり合う姿を見せられたら凍りつきますよね。最後には和解する父と息子モノなヒューマンドラマに慣れすぎていたのでショッキングでした。父との関係が娘との関係にも影響を与えているような感じでしたよね。幾重にも興味深くて、居心地が悪いのに突き放せない味わいのある作品でした。
『ある結婚の風景』とは、年齢などの設定がかわっていましたよね。
Commented by viva jiji at 2007-05-29 21:13 x
はじめまして!おじゃまいたします。
楽しく記事、拝読させていただいております。
恥ずかしながら拙記事TBさせていただきました。

あちらの方々はあのようにいがみ合いながらも狭い1つのベッドで眠る。
極東アジア人の、特に横に誰かいると絶対熟睡できない私には全くもって
理解不可能なシーンもございましたが(笑)、劇場鑑賞再燃させてくれた素晴らしい映画でした。
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-31 12:34
viva jiji さん♪
いらっしゃいませ。ありがとうございます。
いやいや、こちらこそ、巨匠ベルイマンのことはあんまりわかっていなくて、本作も私には解釈しきれないものでありました。
狭い1つのベッドで眠るシーンはとてもインパクトがありましたよねー。父と娘の方はちょっとビックリ疑問が残りましたが、元夫婦の方は何もかもを超越したものがありました。理解不能ながらも、何だか感銘を受けてしまうというか。スゴイですよねー。理解できなくても、巨匠のなさることには納得してしまうのでした。(笑)
劇場鑑賞再燃というのは何よりです。映画は劇場で観るのが一番ですよねー。
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