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トークイベント「ツァイ・ミンリャン作品について」 -東京フィルメックス- その3
2006年 11月 28日 |
チェン・シャンチーの話を聴く「2/デュオ」コンビ
無粋にカメラを向けてごめんなさい。いただきっ



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トークイベント「ツァイ・ミンリャン作品について」にはりきって参加!
ちょっと遅れて空港から駆けつけたツァイ・ミンリャン作品の常連主演女優チェン・シャンチーさんのお話に耳を傾けるシネフィル俳優西島秀俊さんと諏訪敦彦監督。

いやー、もうカンゲキでっす。
司会進行役がすすめる舞台上での質疑応答なんかは形式的で堅苦しい感じがあるものだけど、気心の知れている西島さんと諏訪監督による腰掛けてのじっくりトークは、リラックスした雰囲気に包まれて、和やかで楽しいものでした。大好きな映画について語る時の西島さんの表情はとてもいいです。声も話し方も。そして、諏訪監督も穏やかで知的なステキな方ですね。そういえば、『帰郷』に出ていたんですよね。2/デュオコンビは帰郷コンビでもあり。

シャンチーさんが到着する前にはホウ・シャオシェンネタもありました。ホウ・シャオシェン監督の新作「Ballon rouge」に主演したジュリエット・ビノシュは、その薄い台本にただ、「ジュリエットがすばらしいことをする」とだけ書かれているシーンなどがあり、困ってしまったそうです。さすが、ホウ監督!そんなビノシュのつぶやきを、彼女と 『パリ、ジュテーム』で組んだ諏訪監督が楽しく語ってくれました。薄い台本というのがホウ・シャオシェン、ツァイ・ミンリャンという台湾を代表する監督の共通点なんですよね。

ツァイ・ミンリャン監督の台本も一幕につき、一行くらいしか書かれていないそうです。そして、リハーサルもやらないそう。けれども、監督は事前の準備を完璧に行い、空間というものを大事にして、冷静に現場に立ち会うのだそうです。それから、舞台俳優の勉強をして女優になったシャンチーは、ツァイ監督作品に出演するにあたり、それまで学んだことをすべて捨て去ったということです。それほどに独特の世界に染まりきったシャンチーの女優魂と監督との信頼関係に感動してしまいました。そして、会場に登場したシャンチーは、映画の役のイメージとは違って、アイドルのように朗らかで可愛い女性でした。穏やかに話す諏訪&西島とは対照的に、元気なハリのある話し声が心地よく響き、やっぱり女優さんは華があるなーと感じました。この彼女があの彼女なんですよねー、すごいっ。

今年の下半期はアジアな映画にヒットが多く、とりわけ台湾のツァイ・ミンリャン作品とホウ・シャオシェン作品には大きな感銘を受けた私。そんな2人の台湾の監督に熱い思いをもっている西島さんがそれらについて語ってくれるというのは実に嬉しいものでした。思いきり共有しちゃった気分。西島、諏訪、シャンチー、ツァイ、ホウの輪の中に自分も入っているような気分で、ワクワク興味深い60分を過ごすことができました。多謝。

このトークを聞いたことでより 『黒眼圏』 にはまってしまえたのかも。
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by CaeRu_noix | 2006-11-28 02:04 | 映画ネタあれこれ | Trackback(1) | Comments(4)
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Tracked from シネマクロニクル at 2006-12-12 15:03
タイトル : Filmexトーク
「ツァイ・ミンリャン作品について」 自分のための覚え書きですが、 おもしろかったです。... more
Commented by しねまま at 2006-11-28 22:09 x
かえるさん、拙宅へ「ふぃるめ西島」報告、有難うございました♪
トークショーの西島さん、素敵ですね。また痩せた?諏訪監督も素敵なルックスの方だったんですね。『デュオ』でにしじーを鍛えたから、もっと厳しい外見を想像してました(笑)。舞台挨拶よりも内容の濃いトークショー、ご覧になれたかえるさんが羨ましいっす!

フィルメックスは良質なアジア映画をやってくれますよね。去年は『百年恋歌』のオープニングで、審査委員・西島さん達の舞台挨拶とホウ監督の質疑応答を見れて嬉しかったです。

それにしてもかえるさんも西島さんも、本当に映画が大好きなところが、似たもの同士だと思いますよ♪
Commented by CaeRu_noix at 2006-11-28 23:38
しねままさん♪
こちらこそ、早速のご訪問ありがとうございまーす。
なにしろ、にしじーへの興味が増したのはしねままさんのおかげですし。
服装なんかは普段着すぎるんじゃないかと思ったりしましたが、いえその飾らないところがいいんですよねー。細いですよね。痩せたのかしら? 諏訪監督は『帰郷』でドクター役で出ていましたよね。そんな役がはまってしまうほどに知的な雰囲気をもっておりますよね。古いタイプの体育会系監督って感じじゃないですよね。カンヌ派ですもの。
舞台挨拶って、司会進行の人が形式的にすすめるので、なかなか素の表情なんかは見られないですもんね。写真も撮っちゃいけないし。
フィルメックスのラインナップは素晴らしいし、こんな企画があるのも魅力的ですー。去年は西島さん、審査員でしたもんね。今年もまんまと関係者となって、観たい映画を観まくっていたようです。(笑)
そうそう、撮影に行く前に渋谷で映画を観ちゃうなんて話に親近がわきました。にしじーの年間ベストとか聞きたいなー。
Commented by ペリドット at 2006-12-12 15:09 x
かえるさん、おひさしぶりです。
グッドなアングルですね〜。
私もちょい後ろで聴いてました。
と言っても『黒眼圏』観てないのですが…。
チェン・シャンチーさん、はっきりものを言うしっかりした女優さんですね。映画じゃわからない素が観られて、間に合ってくれてほんとよかった(笑)。諏訪監督の授業、受けてみたいです。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-12 23:47
ペリドットさん♪
カタカナですね。
ふふふ、その前に観ていた『世紀の光』のエンドロールが始まるやいなや飛び出して、トークショー待ちの列に並んだおかげでちゃっかり前の方に座ることができました。ペリドットさんもいらっしゃったのですねー。
『黒眼圏』、ご覧になっていないですかー。でも、ツァイ・ミンリャン作品に馴染んでいる人なら、充分に興味深いトーク内容でしたよね。が、きっと中には、ツァイ作品になんて何ら興味のないただの西島ファンも混じっていたんだろうなぁと思ったりしました。(笑)
チェン・シャンチーさん映画の中とはまるで印象が違ってビックリしました。あまりにも可愛くって、さほどファンだったわけでもないのに、とっても感動しちゃいました。滑舌の良さが気持ちよかったです。
私も諏訪監督の授業、受けてみたいー
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