かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
latchodrom.exblog.jp
(映画を見るのにいそがしくてブログはもう)
Top
『黒眼圏』 -東京フィルメックス- その4 (『黒い眼のオペラ』)
2006年 11月 29日 |
またしても奇天烈に素晴らしい!クロージングを飾るにふさわしく。

I Don't Want to Sleep Alone.
舞台は監督ツァイ・ミンリャンの故郷マレーシアでリー・カンションは二役を演じる。



今回のリー・カンションは髪が長くてワイルドだ。片や、もう一役の昏睡状態でベッドに寝たきりの男は剃髪といってよく、見た目は対照的。どっしりと風格のある歩き方をする旅人シャオカンに対し、寝たきりで動かずにされるがままなのである。対照的であるようで、物言わないところは共通であり、設定上は別人物といえども、分身のような存在に感じられる。その動けない男の願望や夢を背負って、シャオカンの生があるように見えるのだ。肉体は2つなのだけど、魂は同一のものであるかのような。

異国のマレーシアというロケーションがまたとてもいい。『シクロ』の空気感を思い出した。東南アジア特有の湿度と労働者たちの賑わいに異質な感触をもつのだけれど、知らず知らずのうちにいつもの蔡明亮ワールドの魅力に取り込まれてしまう。主人公の孤独感はいつものものだけど、異国の地だからこそ、その孤独に飢餓感のようなものが見えるというか、心の奥底で何かを強く求めているように感じられるのだ。流れる歌の歌詞がそれを代わりに伝えてもくれていて。言葉を発しない彼らゆえ、胸の内では肉体と魂のふれ合いを激しく希求しているのだなぁと思えてくる。

階段でシャンチーが運んでいたコーヒーを飲んじゃうシャオカンの行動は面白すぎる。それも1杯じゃなくて・・・。でも、これも、愛情表現なのねーと思ってしまえるのだよね。路上で買ったヒカリモノを彼女に手渡したのには大感激。『楽日』の桃マンを思い出してみた。今年の三度目の2人の姿を見て、映し出されるものはヘンテコなやり取りばかりなのに、この2人はもう本当に必要としあっているんだ、磁石のように吸い寄せ合っているんだなってグッときてしまう。なんて奇天烈なロマンス。マレーシアならではの煙霧被害によるマスク顔も画的に可笑しすぎ。カップ?それでも愛なのだ。

かけがえのない2人だけど、2人だけで成り立ってはいない屈折した世界なのがやっぱりポイント。シャンチーの女主人がシャオカンと関わり、性の開放・肉体の反応が"生"を確かなものにしたのだろうか。女主人が寝たきりの彼のところにシャンチーの手をもってくるという行為はヘンタイ的なんだけど、納得できてしまうのだった。『トーク・トゥ・ハー』のストレートな欲望が起こした奇跡を、直感的にねじって裏返しにした行為に見えたタッチ・ウィズ・ヒム。あくまでも、without talking。とことん無言で人と人が関わり、触れ合う姿というのはとにかくすごいよなって改めて思う。淡々としているのにとても熱い。

看護するシャンチーと対になっていた、旅人シャオカンを助けて面倒を見ていた外国人労働者のラワンの存在も欠かせない。バングラデッシュ人?彼の住まいの蚊帳に包まれた寝床は幻想的でステキ。布を独特の巻き方で衣服がわりにするところが面白い。ギュって絞るところが好き。彼の役割は前半だけかと思いきや、対になっていた看護シーンが伏線になっていたのだと腑に落ちる、圧巻のラストシーンに続くのだなぁ。蚊帳や腰巻きという薄くはためく布地や繊維質のものに惹かれる中、最も大切だったのは重厚な寝具マットレスだった。その上で人は安眠し夢を見る。肉体を休め、時には肉体を交わらせる。そんなマットレスを彼らが何度も運んでいる様がコミカルだったけど、最後には人の力ではないものによって、動いていくんだもんな。やられました。

建設途中のままの廃墟ビルの雰囲気が最高。フィックスで映し出されたカットはどれも抜群の構図で、それが薄暗い小汚い場所であろうとも、すべてが美しく印象的だったけれど、声をあげてしまうほどに魅せられたのは、やはりラストと、途中の蛾の登場する場面。あの蛾の動きは、CGでも機械仕掛けでもない自然なものだったなんて、神がかっているよね。またしても、鬼才ツァイ・ミンリャンには参りました。

黒い眼のオペラ
黒眼圏  I Don't Want to Sleep Alone
2006 台湾
監督 ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)
出演 リー・カンション(李康生)、チェン・シャンチー
(有楽町朝日ホール)

トークイベント「ツァイ・ミンリャン作品について」レポ
.
d0029596_20552185.jpg

.
[PR]
by CaeRu_noix | 2006-11-29 23:35 | CINEMAレヴュー | Trackback(9) | Comments(18)
トラックバックURL : http://latchodrom.exblog.jp/tb/4267689
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from working titl.. at 2006-11-30 21:47
タイトル : 黒眼圏
黒眼圏 (2006) ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督  東京フィルメックス、クロージング作品。蔡明亮監督最新作。  天使さま、あなたの隣で眠らせてください。  来年春には、劇場公開とのこと。よかった、結構早いですね。  というわけで、公開前なので、一応ネタバレしないように、軽めに感想(ていうか賛辞)を。  ※いつにもまして、脳みそが腐った記事ですので、そういうのを気にされない方のみ、以下進んでくださいませ。    舞台はマレーシア。でも登場人物はもちろん小康(シャオカン)こ...... more
Tracked from シネマクロニクル at 2007-02-19 19:39
タイトル : 黒い眼のオペラ
ツァイ・ミン・リャン監督の マレーシアでの初撮影作品。 I don't want to sleep alone。... more
Tracked from シャーロットの涙 at 2007-04-02 22:59
タイトル : 黒い眼のオペラ
どこか優しくあたたかい... more
Tracked from CHEAP THRILL at 2007-04-06 20:59
タイトル : 真・映画日記『黒い眼のオペラ』
3月25日(日) 朝9時半に起きる。 前の日は7時半起きでも十分だったのに、 この日はいくら寝ても足りない感じ。 土日ってスタートが遅いと損した気分になる。 午前中から動くのがベスト。 なんとか11時に外出。 渋谷へ向かう。 午後12時半に到着。 宮益坂方面にある「イメージ・フォーラム」へ。 受付で整理番号をもらう。 5番か。そんなに入らないな。 近くのスタバで時間を潰す。 1時半前に戻り、劇場へ。 ど真ん中の席をとる。 案の定、40人もいない。 ...... more
Tracked from しぇんて的風来坊ブログ at 2007-04-07 21:37
タイトル : 黒い眼のオペラ
言葉が少ないこの作品。 個人的に侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の百年恋歌を観た際と同様、披露疲労していたため、ゆったりとした場面では。、多少うつらうつらしてしまった。 しかし、この蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)作品三作一挙上映を観た感動もそのままに、素晴らしい意欲作でした。 原題の「黒眼圏」は眼を殴られた時の黒痣を意味し、実はマレーシアの政界スキャンダルにされてしまった犠牲についての暗喩であり、映画中で出てくるマットレスもそれの関連なのだとは実は跡後でパンフレットを見て知った。もちろんその事を知...... more
Tracked from 週刊電影報告 at 2007-04-09 23:08
タイトル : 丁亥年卯月壱ノ壱 黒い眼のオペラ
黒い眼のオペラ@シアターイメージフォーラム 2006/台湾・フランス・オーストリア/蔡明亮/黒眼圏  クアラルンプールを旅するシャオカン(李康生)。街中で賭博のトラブルに巻き込まれ袋叩きにあい、傷ついたまま路上に投げ出される。  出稼ぎ労働者のラワン(ノーマン・アトン)はシャオカンを助け、自分の部屋で介抱する。シャオカンは、そのままラワンの部屋に寝泊りするようになる。  街の食堂でウェイトレスをしているシャンチー(陳湘琪)は、食堂の女主人宅の屋根裏部屋に住んでいる。女主人の息子(リー・カンション:...... more
Tracked from Days of Book.. at 2007-04-13 00:17
タイトル : 『黒い眼のオペラ』の豊饒
冒頭。身じろぎもせずベッドに横たわる男の傍らで、窓から風が吹きこみ白いカーテンが... more
Tracked from ソウウツおかげでFLAS.. at 2007-05-13 22:25
タイトル : 黒い眼のオペラ@シアター・イメージフォーラム
初めて一人で行った海外がマレーシアだった。バングラデシュとインドを友人と旅行した際のカルチャーショックも相当だったが、その次にバックパックを背負った時、単身クアラルンプールに降りた覚悟は今も鮮明に覚えている。そこからタイとインドネシアを周遊し、つけた日記を読み... more
Tracked from ~青いそよ風が吹く街角~ at 2007-05-13 23:31
タイトル : 『黒い眼のオペラ』・・・
2006年:台湾+フランス+オーストリア合作映画、ツァイ・ミンリャン監督。... more
Commented by sabaha at 2006-11-30 21:59
どうも♪
力作ですね~(^^)。
私は、一般公開になったらもう一度まとめようかなと、かなりぼやかした、ポエム(笑)を書いてみたのですが、かえるさんに言いたいことはまとめていただいちゃった感じです~(^^)
激しく共感した箇所↓
>肉体は2つなのだけど、魂は同一のものであるかのような。
私も思いました。これは、魂と肉体が分離しているお話ですね。「西瓜」なら、シャンチーとすももさん。
>なんて奇天烈なロマンス。
まさに。あのヒカリモノ、思い出すと泣けてきちゃう(なんか、観た次の日朝飯食べてたら、急にあのヒカリモノ思い出して泣けてきちゃった私…)。
>『トーク・トゥ・ハー』
これも思いました。シャオカン目覚めるか?って(笑)
「布の使い方」、これは美しすぎました。うっとりしました。
「介護シーンの二重性」、これもうまいですよね。
あと、最後(の手前)のシーンで、階上と階下がつながった感じがしたのが「Hole」に近い感覚を覚えました(寝ているシャオカンの涙?水滴?みたいなシーンありましたよね)。
やっぱり、突き抜ける(というか漂う?)最後なのだ。もう、昔の蔡明亮じゃない、なんてことも感じました。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-01 11:15
わかば さん♪
散文詩で語る方がむしろあっているかもしれませんね。
一般公開されたらまた観たいですー。そしたら、感じ方は変わるかもしれないし、新しい発見があるかもしれないし。というわけで、私は初見感想をしたためてみましたー。
共感していただけたようで嬉しいです。感じ方は人それぞれなんでしょうけど、わりとはっきりとそこに描写されているものが伝わってきましたよね。西瓜とは別のアプローチで肉体というものを強く意識させられましたよね。そうすると、自ずから魂も見えてくるカンジ。
ヒカリモノにはやられましたよねー。あれ何ていう名称なのでしょう?ライトなんですかね?形状も好みのタイプでした。あれをあげちゃうっていうのは激しくツボ。泣けますよねぇ。あのさりげなさがには。ヒカリモノには二度も感動させられました。
トーク・トゥ~も屈折していましたが、このねじれ方もすごいですよね。でも、性が生につながってくる感じが感動的なんですよね。
なるほど。階上と階下がつながりましたか。超越というか空間が包括されてしまったような感じでもありました。宇宙だわ。
蔡明亮は重力から解き放たれている存在というカンジー
Commented by sabaha at 2006-12-01 22:15
ちなみに…。
本題とはズレますが、「トーク・トゥ・ハー」は、今まで私が観た映画の中で、見終わって一番悩んだ映画かもしれません。
アルモドバル監督の作品(特に最近の)は、どれも観終わって3日間くらいたっぷり悩むんですが、その中でも「トーク~」は特に。
比べると、蔡監督は、ねじれてはいても、ストレートという気がします(比べる対象じゃない気もしますが)
いつか、かえるさんとアルモドバルバナシもしてみたいです。
「Volver」が来たときにでも(^^)←また悩みそうですが。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-02 12:00
わかば さん♪
悩んだっていうのは興味深いですー。
私は、『トーク・トゥ・ハー』には思い切り感銘を受けまして、その年のベスト1にしています。でも、嫌悪感を拭えなかった女性も結構いたようですし、愚劣な行為を美化している等の批判も納得。それでも、私が感動した事実は変わらないのですが。
蔡監督の世界は、行動がヘンでも根底に純な気持ちがありますよね。アルモドバルは根っこ自体がねじれているというか・・・。方向性は違うけれど、好きな理由はオゾンと似ている位置づけかも。アルモドバルバナシもまたいずれいたしましょうー。
Commented by sabaha at 2006-12-02 21:28
ちょっとだけ、続き。面倒だったらレスはパスしてくださいませ♪
私は、嫌悪感は全くなかったです。これを観る前に、実話で似た話を聞いていて、おもしろーい!と思っていたくらい(美しい女性の遺体を前に、ついついその気になった男性が…したところ、実は仮死状態で生き返ったという話)。
それよりも、ラストなんですよね。ラストが…うーん(悩)。「オールアバウト~」「バッド~」ともに、似た感じが私はありまして、ちょっとこれはキリスト教の精神を学ばないとわからない感覚かも、なんてことも考えました。
蔡監督やオゾン監督は、自分の中ではっきりしているんですが、アルモドバルは常にモヤモヤ。他人の感想を積極的に聞きたい監督さんです。もちろん好きなんですけど。
ねじれ方としては、蔡<オゾン<アルモドバル?
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-04 01:14
わかば さん♪
ラストって、何でしたっけ?舞台を見ていた場面??
とりあえず、トークとオールに関しては、感動いっぱいのラストだった気がします。
キリスト教の精神性が身近ではないためにピンとこない外国映画っていうのは結構あるけれど、アルモドバル作品はそういうのとは違う気がするんですよね。彼はむしろアンチ宗教寄りなんじゃないんですっけ?無神論者のブニュエルに影響を受けているらしいです。まぁ、それも含めて、監督の宗教観を知ることが鍵にはなるとは思いますが・・・。
アルモドバルの昔の作品では、変態指数が高すぎて着いていけないものもあるのですが、トークやオールあたりは私は絶讃してまする。苦手だっていう人も結構いますけどね。オゾンも蔡もそうだけど・・・。私は概ね鬼才監督LOVEです。(笑) 『VOLVER』も楽しみですねー。  
Commented by peridot at 2007-03-02 22:22 x
かえるさ〜ん、TBありがとうございます!
開通しました。よかった〜。
>外国人労働者のラワンの存在も欠かせない。
私も彼の行動が好きです。
マットレスの使い方も興味深いです。
Commented by CaeRu_noix at 2007-03-03 11:53
peridot さん♪
ようやくようやくTBできました。
よかった、よかった。
シャンチーとシャオカンの2人の関係に新しい風を吹き込んだ外国人労働者のラワンの存在はイイですよねー。
マットレスづかいはサイコー。
まもなく一般公開なので嬉しいです。
Commented by シャーロット at 2007-03-30 23:17 x
見てきましたー。リー・カンションが二役とは気がつかなかった。汗
そういうことなら、寝たきりの息子の魂がシャオカンって感じにも見えてきますね。なるほど・・・
なんとなくコミカルな面とデリケートな内面とがバランスよくって、すごく好感が持てました。あのヒカリモノの名称はなんなのでしょう。キレイでしたねー。よく記念品カタログとかに載ってそうな代物だーと思いましたが。笑

台詞がほとんど無くてもなんとなく伝わってくる愛情が優しくて温かかったです。特にラワンには泣かせられちゃいまして。ラストはぐぐぐっときましたよー。はー、記事を書くより先にかえるさんの記事を読んじゃったら書けなくなった。ここに言いたい事が書いてあるしなー。
見られて良かったです。
Commented by CaeRu_noix at 2007-03-31 11:35
シャーロット さん♪
西瓜や楽日は興味をひかなかったようですが、今年はアジア作品にも注目していただき嬉しいです。
おお、二役と気づかなかったなんてリー・カンションは喜ぶでしょう。いわいさんだったかは確か、逆に二役と知らずに観て、ベッドにいる男もリー・カンションだから、夢想シーンや回想シーンということなのかと一瞬戸惑ったそうです。私は事前に二役というのを読み知っていったので、ある意味魂が一つなのねみたいにしっくりと受け止めちゃった。
すごく美しくアートしているのに、コミカルでヘンタイちっくだったりするんですよね。そこに魅了されているのですー。ある意味、キム・ギドクの独創性に通じるものあるかなと。小道具の使い方がオミゴトなところも共通。ヒカリモノをプレゼントされたーい。
私は台詞が少ない方が感じ入りやすかったりもします。ラワンのやきもちはかわいかったですよね。ラストシーンのことは全然想像もつかなくてめちゃめちゃ感動したんだけど、あのショットはフライヤーやポスターの写真に使われちゃっているから、その記憶がある人は感銘が半減するんじゃないかとちょっと残念。
でも、満喫していただき何よりです。レヴュー書いてくださーい。
Commented by シャーロット at 2007-04-02 22:47 x
レヴュー書きました。
実は西瓜も楽日も見ようと思ってたのに、いつの間にか終ってた感じで。
…後回しになっちゃった事が悔やまれるので、気になるものはさっさと見るようにしようと誓いました。
そうそう、ラストシーンはフライヤーで知っていたので確かにかえるさんほどは感銘をうけていないかもしれません。
でもでも、書く前にリー・カンション二役ってこちらを読んで良かったです。なんか引っ掛かりがすぱっと取れて、書いてたらどんどん気持ちが高揚してきちゃっいまして・・・余韻に浸りまくっちゃってますー。
★5格上げ。笑
Commented by CaeRu_noix at 2007-04-03 13:16
シャーロット さん♪
すばらしい。やっぱり素早い。
うむ、ツァイ・ミンリャン作品なんてホントに一部の人しか観なくって、映画ファンを何年もやっている人でも観ない人は観ない系統なのに、シャーロットさんって本当に柔軟ーって思います。ブログ効果なのだったら何よりー。
うう、ラストシーンはそうですよね。残念です。配給会社があの美しいショットを予告や宣伝ポスターに使いたくなる気持ちもよーくわかるけど、映画を最大限に楽しむために隠しておいてほしかったなーって思いました。蛾のシーンの方は写真で見ていても、動いている映像で感動しましたが。
うーん、リー・カンションの二役だということを知らなくても映画のおもしろさはそんなに変わらないと思うんですが、それが二役だからというより、シャンチーが介護している男も他でもないリー・カンションということが大事ではあるかな。誰でもいい俳優が二役というのがポイントじゃなく、リー・カンションが2人いる世界が微笑ましいのですー。
Commented by たかこ at 2007-04-12 09:38 x
やっとツァイミンリャン初めて観て来ました。よかったですぅ~!
冒頭で寝たきりの男のそばにある棚の上の果物柄のシートとラジカセから流れる悠長なモーツァルト、というだけのシーンがしばし流れてましたね。もうこれでのっけからやられました。
こんな感じの流れ方がずっと続いて好みでした。
リー・カンションさんが怪我して介抱されてるとき男が額に冷たい袋みたいなのをズレずに乗せようと懸命になってるだけのシーンも、
シャンチーさんとのマスクでの抱き合い&キスシーンも、
なんか必死で滑稽だけど熱意あるというか、愛情からきてる行為がすごく伝わるし。
でも詳細を読まずに観たので女主人とシャンチーが嫁姑なのかと思ってわけがわからなくなってしまいました。ま、そんな説明は後から知るので十分ですが。
「西瓜」も観に行く気だったのに見送ってしまい、自分のバカバカ。
かえるさん、前々からの情報&きっかけをありがとうございました~
Commented by CaeRu_noix at 2007-04-13 09:55
たかこ さん♪
ご覧いただき嬉しいっす。そして、好感触でよかった♪
ツァイ・ミンリャン作品なんて、誰にでもオススメするわけではないんだけど、たかこさんならば感じ取ってくれるかなーと思って♪
そういえば、本作は、モーツァルト生誕250周年を記念しての総合芸術祭「ニュー・クラウンド・ホープ」の企画で製作されたものだそうです。だから、モーツァルトの曲が使われていたわけなんだけど、そこが功を奏したなんてよかった。モーツァルト音楽とツァイ・ミンリャン作品なんてイメージ的にはそぐわないような感じなのに、しっくりハマっていたんだなーということに私も今さら気づきました。
そうそう、ギャグっぽい滑稽さがおもしろいのですよね。おかしくて微笑ましい。それでいて、当人達は一生懸命なもんだから、そこにある思いに感動してしまったりという奇妙な感銘を味わえます。
なるほど、確かに、一つ屋根の下で暮らしていたら、嫁姑でもおかしくないか。それはそれで奇妙すぎておもしろい??
『西瓜』もまた強烈だけど素晴らしいので、機会あったら観てほしいー。
Commented by Puff at 2007-04-21 11:16 x
あのヒカリモノは、グラスファイバーを利用した小物ですね。
下部にある電池で光を下から出すとあのようにキラキラと光るんです。
安価で売ってますヨ。
500円以下で買えるッス♪
Commented by CaeRu_noix at 2007-04-23 09:34
Puff さん♪
おお、ヒカリモノに詳しいのですね♪
思えば、ああいうライトって、インテリア雑貨屋さんにもありますよね。でも、それだとちょっと高そう。あの手のモノって、お祭りの夜店でも似たようなのがあった気もしますが、赤青緑の光を順番に発するという高度なものは路上では売ってないですよね。マレーシアはすごい。
あと、居酒屋メニューのカクテルに光るやつなどがありました。あれも同じようなヤツが入っていたのかな。
ヒカリはとにかく映画のツボでっす。
関係ないけど、新聞記事のホタルイカ漁の写真にもときめきー
Commented by 現象 at 2007-05-13 22:33 x
あぱかばーる。初ミンリャンでした。
僕は廃墟好きで数年前に廃墟ツアーと称していろいろ探索したんですが、
ちょうどこんな感じの建設途中で廃墟になった的の建物があり、
興奮したのを覚えてます。
なんかこう、デカダンスかつノスタルジックでいいんですよね。
居心地の良さを感じてしまうのは何なんだろ。
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-14 12:32
現象 さん♪
かばー ばいっ
初ツァイ・ミンリャン体験。おめでとうございますー。
ギドクがお好きなら、ミンリャンも試してほしいと思っておりましたー。
クアラルンプールの街の喧騒と対照的なこの廃墟の静けさがすばらしかったですよねー。
廃墟って、何やら魅力的ですよねー。いや、しかし、廃墟ツアーっていうと、ユーレイの出そうな場所を回るイメージ。そういえば、『叫』のあの建物も廃墟感がいい感じでした。やはり日本だと廃墟といえば、ユーレイ出没スポット・・・。
ノスタルジックなmy廃墟がほしいですー。
<< 『ウィンター・ソング』 PageTop トークイベント「ツァイ・ミンリ... >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Beige Shade by Sun&Moon