かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『ウィンター・ソング』
2006年 11月 30日 |
きらびやかなミュージカルに心踊り、恋模様はせつなく。

香港の俳優林見東はミュージカル映画で中国の女優孫納と共演する。



ミュージカルはやぱり最高のエンタメ。華流のミュージカルものなんてほとんど観たことがないと思うんだけど、『西瓜』に続いて、華やかな猥雑でもあるミュージカルものが観られてワクワク。今月は早稲田松竹にて、『ムーラン・ルージュ』や『オール・ザット・ジャズ』や『シカゴ』っていう、myベストなミュージカル映画をスクリーンで観たばかりなので、それらと比べると本作のミュージカル演出は鳥肌が立つほどに興奮を覚えるようなものではなかったけれど。それらを髣髴とさせるようなダンスや演出が見られたのでそれはそれで楽しかった。ムーラン・ルージュっぽかったり、オペラ座の怪人っぽかったり、シカゴっぽかったり。どうせならもっとチャイナな衣装や装飾の比重が高かった方がオリジナルの魅力になったと思うのだけど。サーカスの風景なんかは大好きだし、好みの演出ではあったかな。

映画な映画であるということもとても楽しい。映画の中のストーリーとその主演俳優たちの実際の物語が絡み合って進むというスタイルは魅力的。そして、たびたび挿入される10年前の北京の素朴な風景が、ゴージャスな現代の上海の撮影シーンとはうって変わって、ノスタルジックで胸に染みるのである。金城くんはこっちのメガネ姿のピュアな学生役の時の方がいいなぁ。ジョウ・シュンといえば、『ハリウッド★ホンコン』だよなー。 ピーター・チャンは10年愛が好きなんだなー。自身の経験なのかしら?映画の撮影シーンと現実、過去と現在が、ミュージカルを織り交ぜながら進んでいくので、主人公の恋物語には寄り添いにくいかなと思ったけれど、意外とその要所要所にはせつなく感情移入。回想シーンの北京の思い出が効果的で胸キュン度もなかなか。

総合的にはそれほどに強く心に響く作品ではなかったけど、多重に楽しめるエンタメ世界だったな。ウォン・カーウァイ作品が観たくなっちゃった。アンド酸辣麺が食べたーい

如果・愛 PERHAPS LOVE
2005 香港 公式サイト
監督 ピーター・チャン
出演  金城武、ジョウ・シュン、ジャッキー・チュン、チ・ジニ
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by CaeRu_noix | 2006-11-30 17:07 | CINEMAレヴュー | Trackback(5) | Comments(10)
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Commented by ぼんべい at 2006-11-30 22:23 x
普通に楽しめる出来だったのねー。車で20分のシネコンでやっていたので迷ったのだけど、気になりつつも回避してしまいました。
私はせつない恋物語は苦手な分野なのだけど、香港とか台湾のは素直に観れちゃうことが多いです。
DVDで観よう。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-01 11:27
ぼんべい さん♪
楽しめましたが、バカみたいにたくさん観ている私にとって、とりわけ忘れがたい作品というほどではありませんでしたー。ミュージカルシーンは見ごたえあるので、どうせならスクリーンで観る方がよいとは思いますがー。
私も台湾・香港のラブストーリーは好みなものが多いですー。親近感のあるアジア人の風貌でありながら、異国で字幕入りという距離感がちょうどいいのかしら?
Commented by マダムS at 2006-12-02 18:24 x
早稲田松竹で そんな特集上映やっていたんですか・・ステキ。
劇中劇ではあるけれど、ミュージカルシーンは華やかで楽しかったですね^^
同じく 特に印象に残るって作品ではないけれど、ヒロイン役のジョウ・シュンがいい女優さんだな~と思いましたね・・ちょっとした表情とか、上手いなと・・。 『ハリウッド★ホンコン』は観ていないのですよ~ 観たいリストに入れておきますわ(^^)v
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-02 23:55
マダムS さん♪
そうなんですよ。秋の映画祭ちぇーっくの記事でも書きましたが、早稲田松竹で昨日までの1ヶ月間『プロデューサーズ』『オペラ座の怪人』、『シェルブールの雨傘』『ロバと王女』、『オール・ザット・ジャズ』『シカゴ』、『ムーラン・ルージュ』『レント』、『雨に唄えば』『サウンド・オブ・ミュージック』を週替わりでやってたんですよー。素晴らしすぎ!
というわけで、そのへんと比べちゃったために、やや不利になった本作でしたが、まとまりある完成度などを求めなければ、盛りだくさんなエンタメでしたー。楽しかったですー。
ジョウ・シュンはチャーミングでしたよね。お針子でも印象的でした。勝ち気な頑張りやさんが似合うかも。演技も巧いですよね。いやしかし、『ハリウッド・ホンコン』はブラックで生理的につらい映画なのであまりオススメはしませーん。(笑)
Commented by マダムS at 2006-12-03 07:59 x
おススメ有難うございます!
あっ「中国のお針子」観てなかったんだわ~
「ハリウッド~」はかえるさんがそうおっしゃるならヤメたっと。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-04 01:17
マダムS さん♪
『小さな中国のお針子』の方はオススメですー。(笑)
こちらは是非!こちらもちいと痛いシーンがありましたけど、見ごたえのある作品でした。フレンチテイストな中国映画。
Commented by borderline-kanu at 2006-12-05 01:02
こんばんは。
ミュージカルシーン面白かったです(^^)
ジョウ・シュンが10年間であんなにゴージャスになっていたら、
金城武も諦めつくんじゃないかと思ったけど、ダメっぷりもなかなか
良かったですよ(^^; カヌ
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-05 10:54
カヌ さん♪
ゴージャスで面白かったですよねー。
中華なミュージカルって始めて観たような気がします。
ジョウ・シュンは10年でゴージャスになりましたが、金城くんもスターになって垢抜けたわけですから、それはそれでまた釣り合うと思ったんじゃないですかね? 忘れられないそのせつない思いの描写もよかったですー。
Commented by RIN at 2006-12-10 21:02 x
こんばんは!
コメント&TBバック大幅遅れですみません!
北京金城くんの方がお好みですか?!
私はダメですねえ・・・。じゃあ、上海金城くんが好きか?
と言われると、こっちも好きではないです(苦笑)
まあ、映画はヨカッタと思うんですけど、金城くんは
笑ってる方がいいですよぉー。
ピーター監督、10年愛好きですね。
でも、リアルで10年愛何度もやってたら大変ですよね!
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-11 11:06
RIN さん♪
上海金城くんよりもメガネ男子な北京金城くんが可愛かったと思いますー。北京時代は微笑んだ表情も見られた気がしたし。
でも、なんだかんだいって、私は『恋する惑星』でパイナップル缶を食べている金城くんが一番好きですー。笑ってる方がいいですよねー。『LOVERS』の役なんかにもあまり魅力を感じなかったです。日本のTVドラマもOUT・・・。
私にはそんなに名作に感じられなかったんですが(笑)、台湾金馬奨の監督賞を受賞したんですよね。
ピーター監督、10年愛好きの理由が気になります。私としてはそんなに不自然なお話には思えなかったけど、10年忘れないのは現実的じゃない・・というようなことを書かれている人もいたようなので、そんなあたりも興味深かったですー。
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