かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『父親たちの星条旗』
2006年 12月 12日 |
イーストウッドは偉大。
戦場にはヒーローなんていないけど、ハリウッドにはヒーローがいた。

後に硫黄島陥落のモニュメントとなった、“摺鉢山にアメリカ国旗を掲げる5人の海兵隊員と1人の海軍兵士の写真”の真実・・・



ケン・ローチの『麦の穂をゆらす風』は、反英国映画だと英国のマスコミから批判されたという。エミール・クストリッツァは『アンダーグラウンド』がセルビア寄りだと批判され、引退宣言までするにいたった。戦争映画にはいつもそんな非難がつきものだ。どちら側から見てもバランスよく公平に描かれていると全ての人に感じさせることなんて無理に決まっているのに。一作では無理ならば、二本の映画として、両サイドの物語を作ればいいのだ。ああ、なんて素晴らしいアイディアなんだろう。そんな視点で戦争を描くことに取り組んだクリント・イーストウッド監督のまっすぐな志にうたれる。映画を観る前から、その史上初の試みに大いに感動。

映画の予備知識をもっていなかった私は、オープニング・クレジットでスティーヴン・スピルバーグの名前を見つけ、驚きと共に嬉しさがこみ上げた。『ミュンヘン』という映画を世界に送り出したその人は、アメリカで目を向けるべき真実であるこの星条旗物語の映画化権を取得していたのだ。スピルバーグ&イーストウッド、なんてステキなタッグなんだろう。いつもはマイナー映画志向の私も、アメリカを代表するビッグな2人の映画人の意志によって、このような映画が作られたことに、感嘆せずにはいられない。

そんなふうに物語開始以前から感慨に包まれていたので、年老いたジョン・“ドク”・ブラッドリー(最初はそれが誰かも認識していなかったのだけど)が倒れ、回想される戦場のシークエンスが始まるとともにごく自然に、つらい戦場体験の記憶を抱えたまま生きてきた男達の心の痛みに寄り添った。本作は一般的にはどうやらさほど泣ける映画ではないらしいのだけど、私は年老いた人間の死ぬ間際の回想という語り口には弱く、その空気感に取り込まれて涙の止まらない鑑賞となった。

戦場の過酷さを改めて思い知り、戦地に立つ兵達の精神が擦り切れていく様を追体験する。空調のきいた映画館のシートに座り、スクリーン越しでその銃撃戦を見つめているだけでもその恐ろしさにには凍り付いてしまう。その場で銃弾を浴びながら、前進して行った彼らの恐怖は想像を絶するものだ。あんなふうに味方に撃たれてしまうこともあったのだろう。

そして、命がけの惨たらしい体験をした彼らは帰還後に、戦争資金調達のための国債キャンペーンの広告塔として利用されたという事実を知り、更にいたたまれない思いが募った。身をもって戦争の恐怖と忌々しさを知った彼らは、誰よりも戦争の続行や拡大を望んではいないはずなのに、戦争するための資金集めに借り出されるなんて・・。この世界では何事も先立つものはお金かぁ。3人の若者の気持ちなんて知ったこっちゃないんだよな。だけど、酷すぎる。三者三様の受け止め方が興味深く、とりわけ、センシティヴなアイラの苦悩には胸を締めつけられた。デリカシーのない政府のお偉いさん方にはこれっぽっちも感じ取れないのあろう痛み・・・。戦場だけでは飽き足らず、その後に及んで、青年の人生を奪ってしまうなんてあんまりだ。

21世紀の現在も、メディア操作の恐ろしさに目を向けさせられるニュースは多いけれど、過去の出来事を知り、それが繰り返されて来たことを改めて実感する。テロとの戦いを勇ましく宣言する大統領の姿がTVに映っていたことはそう遠い日のことではなかったはず。メディアコントロールによって、国民感情は方向づけされがちな現実は続いているから、そんなテーマを力強く語ってくれたことは、この時代を描いた他の戦争映画とは違う興味深い視点であった。

それとあわせて、ヒーローはつくられるという言葉には最も心揺さぶられた。私が結構好きだった映画、ソマリア舞台の『ブラックホーク・ダウン』のテーマはヒロイズムであった。人間が英雄に憧れ、英雄になりたいと思うのは、社会的なもの、後天的なものなんだろうか? 勇敢で強く、勝利する者に惹かれるのは本能的なもの? スポーツ界や映画界のカッコいいヒーローをもてはやすのと同じように、人間はごく当たり前に戦士をも英雄視してしまうことが当然になっている。そんな価値観に異議を唱えるかのように明らかになった星条旗の真実には、複雑な思いを感じながらも、このことを追及してくれたことには感銘が走った。シンボリックな栄光の写真の経緯は所詮はそんなもの。

戦場から英雄なんて生まれないんだってことをしっかりと心に刻みたい。

『硫黄島からの手紙』の方が評価は高いようだけど、私は『父親たちの星条旗』の切り口がツボにはまりました。

-cast-
ジョン・“ドク”・ブラッドリー・・・ライアン・フィリップ
レイニー・ギャグノン・・・ジェシー・ブラッドフォード
アイラ・ヘイズ・・・アダム・ビーチ
ラルフ・“イギー”・イグナトウスキー・・・ジェイミー・ベル
マイク・ストランク・・・バリー・ペッパー
ハンク・ハンセン・・・ポール・ウォーカー

父親たちの星条旗 Flags of Our Fathers
 2006 公式サイト
監督 クリント・イーストウッド
原作 ジェームズ・ブラッドリー
脚本 ウィリアム・ブレイス・Jr.、ポール・ハギス
撮影 トム・スターン
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by CaeRu_noix | 2006-12-12 15:43 | CINEMAレヴュー | Trackback(12) | Comments(10)
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Commented by 狗山椀太郎(旧・朱雀門) at 2006-12-13 01:26 x
こんばんは
こちらにもトラックバックさせていただきました。
アイラのエピソードには胸が痛みますね。私も三人の兵士の中ではいっとう印象に残りました。彼の立場に思いをはせれば、どうにもやるせない、どうして自分だけが・・・という心情だと思います。
また、見方を変えて「もし、自分が当時のアメリカ一般市民だったら?」と考えてみることも意義のあることでしょう。たしかに政府やマスメディアのやり口は汚いですが、その汚さにどこまで気付くことができるのか・・・私はTVの扇情的な報道が嫌いなのでほとんど見ないのですが、それでも少なからずメディアの影響を受けていると思います。
また、多くの人は戦争であれスポーツであれ「ヒーロー」を潜在的に求めているように思います。そのあたりをバシッと突いた鋭さをこの作品から感じました。
『硫黄島からの手紙』は、今週末あたりに観る予定です。
Commented by まてぃ at 2006-12-14 00:18 x
こんにちは。
アイラの苦悩には確かに胸をしめつけられました。メディアコントロールや前線ではないところでの戦いといった「硫黄島からの手紙」にはない視点も興味深いものですよね。私は両方とも深い感慨がありました。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-14 00:39
狗山椀太郎 さん♪
アイラのエピソード、というか彼の心情と人生を思うと胸が痛みますよね。(「どうして自分だけが」とは思わなかった気がするけど、「どうしてこんなことになってしまったんだろう」と心痛めたんでしょう)

>もし自分が当時のアメリカ一般市民だったら?と考えてみることも意義ある

何に対しても考えることに意義はあると思いますー。が、自分がその時代その国の一般大衆の1人だったら、メディア操作にのったに違いないと想像する意義はよくわかりません(笑。 自分もきっと同じ穴のムジナだったに違いないとしても、アイラのような犠牲者が出るのもやむおえないというのではないし、そういったものの危険を認識することの方に意義はあるように思います。どちらかといえば学びたい。
勿論、事実の考察をするなら、今も昔も日本もアメリカもしょっちゅうメディアにのせられ流されていることは明らかですよね。
椀太郎さんと物事の考え方はそんなに違わないと思いつつ、コメントの文章からは私とのとらえ方の違いを感じたのでレスしてみましたが、意図を正しくくみ取ってなかったらゴメンナサイ。
星条旗はヒーローを否定していながら、硫黄島の上官は英雄テイストでした。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-14 11:45
まてぃ さん♪
アイラの苦悩が私には感情揺さぶりの肝でした。もっと要領よく、生きていける人もたくさんいるのでしょうが・・・。『硫黄島からの手紙』は日本人としての感慨深さがありましたが、戦争舞台のドラマのつくりとしてはとてもスタンダードだったと思うので、星条旗の着眼点には予想外の面白みを感じたのでした。もちろんどちらも、両方が作られてこその素晴らしさでした。
Commented by マダムS at 2006-12-14 12:02 x
こんちは♪
「~手紙」の方とそれぞれ別の作品として観ても良いし、両作品を一緒に観ても尚更良し、という素晴らしい2部作だったと思います。
取り上げた3人が当時20歳前後のまだまだ処世術も知らない青年たちだったという事で、 余計に醜い大人(政府?)たちの姑息な手段に腹が立ちますよね!
しかも「後は知らん」とばかりの仕打ちには唖然とするばかりです。
あれだけの働きをしたのだからもうちょっと面倒見てしかるべきでしょうに!と言ってるうちにまた怒りがこみ上げてきました。
まったく、アイラに関しては人種の問題まで絡んで、もう悲惨・・可哀相過ぎる。
>戦場から英雄なんて生まれないんだ
「~手紙」の方もしっかりそのメッセージ感じましたよ。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-14 23:12
マダムS さん♪
一作でも充分に素晴らしい映画ですが、二部作ということで、両方観ればより味わい深いですよね。見通して感じるものもありますよね。
国債キャンペーン協力の受け止め方は三者三様でしたが、それぞれに不憫でした。安全な場所にいたお偉方が、過酷な体験をした未来ある若者たちを利用する様には本当に腹が立ちましたよね。そっとしておいてくれー。戦地では優秀な兵士といえなかった彼が、キャンペーンの時は一番はりきっていたことも印象的だったり。
と、彼らを思えばやるせないのですが、これは父親たちの物語であるというのが素晴らしいと思いました。語り継がれ息子達が父親たちの体験をしかと受け止めたというところに希望が感じられますよね。

もちろんどちら側にも英雄は生まれないですが、日本は敗戦国だし、近隣諸国に対しての歴史もあるせいか、現代日本ではそれほどに戦争の英雄をまつりあげる風潮はなかったですよね?が、アメリカでは「戦争の英雄」という表現がまかり通っていますよね。だからこそ、本作では戦争の愚かさのみならずだけでなく、虚像「ヒーロー」についてが鋭く描かれていることに拍手でした。
Commented by mako at 2006-12-15 18:18 x
 わたしもどちらかといえばこちらを見た時のほうがもうちょっと沁みいったかなという感じです。『硫黄島』もこちらもテーマ的には国/お上に抗えない個の悲劇は描かれているのだろうけれど、こちらは中心になる3人の描写が感情的にちくりジワリと来たというか。『硫黄島』を見終わったあとにもう1回『父親〜』がみたいなあと思ってしまいました。
『硫黄島』もそれなりにキライではないしよくきちんと撮ってあると思うのですが、でもわたしもかえるさんがお書きになっていたように、こんなとこにお馬さん連れて来ちゃって(涙)とか、なんかあったら馬肉みんなに食わすのか、バロンー!など真剣に思ってしまった。バロン、好男子でしたけども。…失礼しました。
Commented by sabaha at 2006-12-15 22:42
こんばんは。
「硫黄島~」未見状態でのコメントです(一応お断り)。
へそ曲がりのワタクシとしては、苦手系かと危惧しつつ足を運んでみましたが、これはオッケーでした(なんて、えらそうな言い方すみません)
私も、英雄が作られる過程とその実態、彼らの苦悩という主題がとても面白く、なかなかない切り口だなあ、と感動しました。それを切り口に、本当に言いたいことをちゃんと伝えていると思いました。
「ヒーロー」に関して言えば、私はこの作品を観て、アメリカのショービズ界の演出力に感動しきりでした(笑)。劇中でも「ショービズ」という言葉が使われていましたが、日本はそういう「ぶちあげ」的な演出ヘタですよね(笑)。そういう意味では、あの野球場のセレモニーといい、いやーさすがの演出力だわ!と妙な感動をしてしまいました。そういう華やかな場面の女性コーラスなんかも、アメリカ的に感じました。
しかしその裏側は…。
確かに、心に響くという強さでは、かえるさんのおっしゃるように「麦の穂~」より強いかもしれません。(が、どっちがすきかといわれると「麦~」だったりする複雑な私でした。これに関してはうまく説明できません)
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-16 23:18
makoさん♪
そうですかー。それは嬉しいです。
日本人の大多数は手紙の方に感銘を受けたのかと思いますがー。
手紙は全体的に戦争の悲惨さを感じたけど、誰かに思いきり感情移入なんかはしなかったんですよね。星条旗の3人の心情にはちくりじわりでしたよね。
それから、音楽やカメラも星条旗の方が好みだったんですよね。と思ったら、音楽は手紙の方は息子のオリジナル曲だったんですね。ごめん、父の曲の方がいいやー。ジャズ使いにもしびれ。
馬のシーンは怒り心頭でしたよね! あ、でも、どうやら、硫黄島には最後に1頭残った馬がいたらしいです。わざわざ本島から連れてきたわけでなく、現地の馬だったのでしょうか?? 伊原さんだとストイックな感じなんですが、実際の西氏はかなり派手な人だったみたいですね。バロンという呼び名が似合うような。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-16 23:22
わかばさん♪
どういうのが苦手系なのかはわかりませんが話題の大作にはむしろ不安を感じますよね。イーストウッド作品は観ていないものが多いし、私もよくは知らないのですが、ただ『ミスティック・・』と『ミリオンダラー・・』を観て、そのセンスと実力のほどを思い知ったので、とりあえず信頼は寄せていました。わかばさん的にもオッケーでよかったですー。
「英雄」という主題がとにかくいいですよね。戦争の悲惨さ、兵士の苦悩を描くだけでは終わらないところがさすがだなーと思いました。マイケル・ムーアなどよりもすごくスマートでステキです。「英雄」に斬り込むっていうのは対社会のみならず、ハリウッド映画界に対するものでもあるのでしょうか。
アメリカのショービズ界は圧倒的ですよね。日本はちまちまやらせなら得意ですが。戦場の悲惨さとアメリカのパーティ会場やらの華やかなさとの対比が明確で気持ちよかったです。
私の場合、戦争映画は基本的に好きという形容をしにくいものが多いので、ものさしは感動度です。好きな戦争映画というと何だろう・・・。
イーストウッドよりはローチが好きですが。
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