かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『イカとクジラ』
2006年 12月 15日 |
わかるわかる。大人は判ってくれないけど。
あのイカとクジラのように心の海にユーモアとせつなさがせめぎ合うのだ。

1986年、ブルックリンのパークスロープ。16歳のウォルトと12歳のフランクの作家である両親が離婚することになった。



監督のノア・バームバックは『ライフ・アクアティック』の脚本家でもあり、ウェス・アンダーソンが本作の製作に名前を連ねている。ウェス・アンダーソン系というだけで好感触のオフビートな可笑しさに包まれた家族の物語。笑いの中にせつなさが滲んでくる感じや、登場人物の屈折ぶりやコミカルな挙動は、確かに 『~アクアティック』や『~テネンバウムズ』に似ているんだけど、それらはもうちょっとすっとぼけていてマンガチックにデフォルメされていたのに比べて、ここにある物語は何だかとてもリアルなんだよね。

設定やそのトーンは 『サムサッカー』 にも似ているなと思ったんだけど、私にとっては、ドラマへ引き込むチカラはこちらの方が数段上。やはりそれは、自伝力の強さに基づいているからなのだろうか?両親の離婚という監督自身の経験がベースになっていて、エピソードの全てが現実にあったことではないというけれど、そこに描かれている感情は、紛れもなく実際に体験した「本物」なんだって。全くの虚構だろうが自伝だろうが、そんなことはどちらでもかまわないけれど、体験を踏まえたことによって、センシティブな思いが散りばめられて、これほどにリアリティのある可笑しくもせつない物語を紡がれたことは嬉しいな。

ウディ・アレンの後継者とも評されているのも納得で、シニカルなユーモアが小気味いい。文学・映画ネタも世代のせいか、ウディ・アレン作品の台詞に出てくる固有名詞より身近だし。カフカをカフカ的と言ってしまうウォルトの言動は、見栄っ張りで押し付けがましい父の影響によるものかと思うと、笑えるんだけど不憫にもなってくる。やたらに知識をひけらかしたがる人っているけど、それらも両親の影響だったりするのかなぁ。文学や芸術に造詣の深いインテリな家庭というのはうらやましい気もするけど、こんな独りよがりの父さんはごめんだー。父親としては最悪で、子ども達に同情するところは大きいのだけど、父の欠点もとてもリアルだから憎みきれないんだよね。母への反発で、一生懸命父側に立つウォルトの頑なさにもグッとくる。兄弟が父寄り、母寄りに分かれる構図もおもしろい。
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両親は離婚して、2人の家を交互に行き来しなければならない子ども達。なんて勝手な親なんだろうと思うんだけど、そんな非合理的なことをやろうとするほどに心に余裕のない両親の不安定さも痛々しいのだ。空回りして、子どもの気持ちをちいとも汲み取れない親なんだけど、子どもは子どもなりに、鬱憤を感じながらも妥協しつつ毎日をやり過ごしていく。家庭問題に起因する不安感と情緒不安定ぶりに大いに共感できるから、ウォルトがピンク・フロイドの曲を自作だと発表してしまったことも、フランクの飲酒や壁なすりつけ行為も、ひねた言動や反抗の数々は、笑えるのにせつなく胸をしめつける。この混沌とした思いがたまらない。

誰も彼も欠点だらけで、相手の立場への配慮が足りなくて、おとなげない行為にあふれている。でも、やれやれと思いはしても、非難して突き放す気にはなれない。それぞれの気持ちがわかってしまうんだよね。ダメダメの渦に巻き込まれているばかりじゃダメダメなんだけど、もうそのダメダメ感傷に浸っちゃうことすら気持ちいいほどに愛おしい。事故にあっても尚、『勝手にしやがれ』の台詞を言ってしまう父の姿は呆れることを通り越してほほえましいのだ。父が車にひかれる時のシークエンスのハラハラ高揚感はすばらしかったな。

父の肩を持ち、浮気を繰り返す母には反発していたウォルトがカウンセリングを受けて、母との思い出を語った、「イカとクジラ」のことが言葉になるシーンにも心うたれた。ママと観に行った『ロビン・フッド』の映画。そして、自然史博物館にあったダイオウイカとマッコウクジラが戦っている巨大模型が怖くてちゃんと見ることができなかったことを、これまでにないほどに素直に、その当時の優しい時間を思い出しながら語ったウォルト。16歳なりに現状を受け入れて、クールに親と向き合ってはいるけれど、本当は傷だらけなんだよね。

でも、仕方ない。誰かが僕らを救い出してくれるわけじゃない。大人の不甲斐なさをも受け止めて、親もただの人間、男と女に過ぎないんだ。イカとクジラを見つめることができるようになったウォルトの一歩に温かな気持ちになる。心くすぐるステキな物語。

-cast-
バーナード・バークマン・・・ジェフ・ダニエルズ
ジョーン・バークマン・・・ローラ・リニー
ウォルト・バークマン・・・ジェシー・アイゼンバーグ
フランク・バークマン・・・オーウェン・クライン
アイヴァン・・・ウィリアム・ボールドウィン
リリー・・・アンナ・パキン

イカとクジラ The Squid and The Whale
 2005  公式サイト
監督.脚本 ノア・バームバック
製作 ウェス・アンダーソン
撮影 ロバート・ヨーマン
音楽 ディーン・ウェアハム、ブリッタ・フィリップス
 (新宿武蔵野館)
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by CaeRu_noix | 2006-12-15 13:26 | CINEMAレヴュー | Trackback(41) | Comments(42)
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両親離婚で気持ちバラバラ、大人になれない親と子供の文系家族ムービー『イカとクジラ』12月2日公開。子供たちだけじゃなく、大人もフクザツにひねくれてく気持ちと、そんな一筋縄じゃいかない家族の愛情を、婉曲的に描くのだ〜。 ソニー・ピクチャーズ - イカとクジラ タイトルは、ウォルトン君の子供の頃の思い出から。タイトル同様、映画もビミョ〜なヘンテコ。離婚騒動でキッズたちの行動はバランスを欠き、当の親は親で、そんな子供に困惑するけど、夫婦仲は回復しない。そんな家族内アンバランスを、斜に構えたセリフたっ...... more
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タイトル : 『イカとクジラ』
ずっと、うずうずしながら公開を心待ちにしてた「イカとクジラ」。 公開初日の今日、... more
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タイトル : 『イカとクジラ』〜あさってラリー〜
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タイトル : イカとクジラ
The Squid and the Whale 突然離婚を宣言した両親とその事態に直面する息子たち。変わり者揃いの一家の悲喜劇、もろインディーズ作風まっしぐら。優しい眼差しに満ちたダメダメ家族のお話。 インテリ作家の両親なのに、理想の親とはほど遠く。子供たちより自分たち...... more
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タイトル : ■〔映画鑑賞メモVol.15〕『イカとクジラ』(2005..
―& デヴィッド・リンチ監督最新作“Inland Empire”(2006)の予告編登場 こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。 さて、12月17日・日曜日、ここ東京は朝から晴天で、家の中でも外出中にあっても過ごし易い一日でした。 忙しないばかりの師走真っ只中ですが、昨日、今日で片付いたことが有ります。 まぁ、一つはXマス・ディナーの予約なのですが、今年のイヴは日曜という事もあって予約の埋まり具合が例年よりも早いようですね。わが家も良いタイミングで予約を取れ、まずは...... more
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タイトル : 【イカとクジラ】
<<あらすじ>> 1986年 ブルックリン かつて人気作家で今はスランプ中の父 人気雑誌に作家として華々しいデビューをかざった母 16歳と12歳の息子 そんな家族に大きな転機が・・・ 父と母が突然の離婚宣言 兄弟は、今日はパパの日・・明日はママの日と 父と母の家を行ったり来たりの日々。。 親の離婚で家族が抱えるそれぞれの問題が浮き彫りに・・ ここに出てくる父親も母親もインテリで頭がいいのだろうけど、なんだか変。 父は熱っぽい子供に「卓球やろう!」と誘ったり、 息子のGFとお茶しても代金は...... more
Tracked from とにかく、映画好きなもので。 at 2006-12-21 00:46
タイトル : イカとクジラ
 離婚した両親に振り回される兄弟の姿、ダメなオヤジと浮気を繰り返す母親、思わずコミカルで風刺の効いた演出に本当に笑って良いのか困ってしまう。  家族を描いた作品は、映画の永遠のテーマとも言えるだろう。それは1986年のブルックリンにある一....... more
Tracked from ロコログ♪ at 2006-12-30 16:14
タイトル : 「イカとクジラ」
なおみちゃんと一緒に新宿武蔵野館にて映画「イカとクジラ」を観ました。このタイトル... more
Tracked from スムーズ at 2006-12-30 23:30
タイトル : ジャン=ポール・ベルモンドのモノマネも悲しい程スベる。
●イカとクジラ/ノア・バームバック監督(2005) 監督は「ライフ・アクアティ... more
Tracked from 映画通の部屋 at 2006-12-30 23:59
タイトル : イカとクジラ
「イカとクジラ」 THE SQUID AND THE WHALE/製作:2005... more
Tracked from 狐の穴にて at 2007-01-01 22:17
タイトル : 『イカとクジラ』
2006年のアカデミー賞のオリジナル脚本賞にノミネートされていて、そのタイトルが気になった。だって、『イカとクジラ』だもの。自然ドキュメンタリィみたいな不思議なタイトル。... more
Tracked from 【映画がはねたら、都バス.. at 2007-01-07 14:28
タイトル : 「イカとクジラ」:勝島バス停付近の会話
{/hiyo_en2/}船がいっぱい繋留されてるけど、汚い東京湾でも魚なんて採れるのかしら? {/kaeru_en4/}結構採れるぜ。アナゴにシャコにアオヤギ、アサリ、メゴチ、スズキ・・・。 {/hiyo_en2/}でも、さすがにイカとかクジラとかは採れないわよね。 {/kaeru_en4/}それは、魚じゃないんじゃないないのか? {/hiyo_en2/}イカとクジラの格闘なんて言われても、ピンとこないわよね。 {/kaeru_en4/}だから、あまり気乗りせずに観たんだけど、身につまされるところも...... more
Tracked from Gingham Notes at 2007-01-10 23:55
タイトル : 『イカとクジラ』
いつもギリギリで観る事が多い映画。『イカとクジラ』は公開した週に観に行きました。予告では飄々とした印象を持ったけど、もっと淡々と現実的でした。公開したばかりという事もあり、小さい映画館とはいえほぼ満員。あちこちから笑い声が聞こえてきました。だけど自分の思い描いていたものと少しギャップがあって、笑いが起こるシーンもシニカルで悲しく映りました。このぽつんと残された感じは、映画のトーンにだんだんと合っていったように思います。 1986年のブルックリンが舞台。 父親はむかし有名な作家でいまはスランプ中、母...... more
Tracked from 銅版画制作の日々 at 2007-01-30 18:36
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Tracked from 小部屋日記 at 2007-02-25 17:45
タイトル : イカとクジラ
The Squid and the Whale(2005/アメリカ) 【劇場公開】 監督・脚本: ノア・バームバック 出演: ジェフ・ダニエルズ/ローラ・リニー/ジェス・アイゼンバーグ/オーウェン・クライン/ウィリアム・ボールドウィン/ アンナ・パキン 離婚した両親に振り回される子供たちのつら~いお話。 ●ストーリー● かつては人気作家だったが今は落ち目のバーナード(ジェフ・ダニエルズ)と新進気鋭の作家ジョアン(ローラ・リニー)の夫婦、は離婚を決意した。 そのため、2人の子どもで、16歳の...... more
Tracked from 詩はどこにあるか(谷内修.. at 2007-02-28 22:39
タイトル : ノア・バームバック監督「イカとクジラ」
監督 ノア・バームバック 出演 ジェフ・ダニエルズ、ローラ・リニー、ジェス・アイゼンバーグ、オーウェン・クライン  スノッブな味が満載。  映像としては、夫が別居した妻を訪ね、玄関口で会話するシーンにスノッブの特徴がよくあらわれている。夫、妻の顔が会話にあわせてアップになるが、スクリーンの中央に顔が映るわけではない。夫を映しているとき、その左側に通りが映る。奥行きとして、通りと向かいの通りの家が映る。妻の場合はドアから部屋の奥がほんの少し見える。どちらも真っ正面から何かに向き合うというよりも、すこし...... more
Tracked from 俺の明日はどっちだ at 2007-04-05 14:57
タイトル : 「イカとクジラ」 The Squid and the W..
舞台となるのは1986年のブルックリン。16歳の兄ウォルトと12歳の弟フランクの両親は共に作家。しかし父バーナードはかつては脚光を浴びたものの、現在は長くスランプが続いていた。一方の母ジョーンは『ニューヨーカー』誌での華々しいデビューを控えた新進作家。そんなある日、兄弟は突然両親から離婚することを告げられる。そして、兄弟は共同監護という形で父の家と母の家を行ったり来たりの生活が始まる。やがて、弟はストレスから学校で奇行を繰り返すようになり、冷静に受け止めていたかに思われた兄もまた学校で問題を引き起こし...... more
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タイトル : 映画 【イカとクジラ】
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Tracked from とんとん亭 at 2007-08-05 11:15
タイトル : イカとクジラ
「イカとクジラ」 2007年 米 ★★★★☆ 何にも期待しちゃ駄目だ。人生なんてこんなものだ。 家族が崩壊していく様、その直前直後をユーモアを交えながら描く人間ドラマ。 ブルックリン、パークスロープに住むバークマン家。作家やアーティストが多く 住む...... more
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Tracked from サーカスな日々 at 2007-09-17 20:35
タイトル : mini review 07073「イカとクジラ」★★★..
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Commented by ボー・BJ・ジングルズ at 2006-12-15 21:41 x
TBいたしました。
ウディ・アレンの後継というのは、なるほど分かりますね。楽しい話ではないけど、ユーモアがあるところはいいと思いました。
Commented by sabaha at 2006-12-15 22:00
こんばんは。
>やたらに知識をひけらかしたがる人っているけど、それらも両親の影響だったりするのかなぁ
そうだと思います(笑)。私がそうだから(爆)。
観てない映画、読んでない本を、なんとなく観たように語ってるとこあるからな~(苦笑)。うちの親もそういうところあります。だから私は特に共感しちゃいました。「世間の人は見る目ないよね」なーんて言っちゃうような家庭(苦笑)。まあ、マイノリティの強がりだったりもするんですけど(と自分をかばってみたり)。
それにしても、タイトルと、ラストシーンの繋がり具合に、すっかりやられちゃった私です。とにかくディテールがいちいちよかったです。
Commented by Cartouche at 2006-12-15 23:49 x
かえるさん、ご無沙汰しておりました。
よくまとまっていて核心を突いていて、見事な記事ですね。
登場人物とは状況が近いわけではないのに、こんなに気持ちが入ってしまうって何故なんでしょう?
不思議なほどでした。
そしてこれは少年たちをかわいそうがっているわけでもなく、”こんなことから這い上がることも必要だ”とか。”こんなこともあるさ、”くらいの感じ。
その飄々さ加減がたまりませんでした。
Commented by 八ちゃん at 2006-12-16 00:00 x
>カシューナッツでーす。
うはははは~~
そうだった(^^ゞ

ご指摘ありがとうございます。
Commented by charlotte at 2006-12-16 02:07 x
おこんばんはー。
あ、ピーナッツはカシューナッツに訂正しておきました。笑

親という立場と子供という立場の両方への感情移入をしながら見ていた自分でした。私自身も変なアドバイスしちゃうし自己チューでダメダメな母親だし、子供の頃もおもいっきり反抗娘でしたから。
自分にとっての「イカとクジラ」はなんだろうかと、いまだに考えて心の中では葛藤があったりするダメダメさん。苦
ラストはどういう風にもってくるんだろうとちょっとドキドキしましたけど、ウォルト君の何か意味深い表情が印象的でした。
脚本賞とか、実際にそういうことの先入感もあったのかとは思いますが、どこにでもありそうな家族の日常生活みたいなものがすごく身近に感じ取れるという事は、やはりお見事ということなんでしょうかね。
Commented by リーチェン at 2006-12-16 11:54 x
かえるさん、TB&コメントありがとうございます!

本当にいつもうんうんと頷きながら読んでしまうかえるさんのレビュー。
本作に関しても、私はもうすっかりのめりこんで見てましたから(笑)
それだけ、リアルであり、親の離婚という問題に直面したときの兄弟それぞれの心の動きや、親に対する考え方、親が子に与える影響などなど・・・そして親は親で結婚生活を続けられない理由もあったりするわけで、誰が悪いというわけではなく、そんなことに直面した兄弟の心の動きを捉えた一歩引いたところから淡々と描くことで暖かく見守っているような映画ですね。よかったですよ~~~
Commented by ten_years_after at 2006-12-16 15:22 x
TBありがとうございました。
本当に作風が「サムサッカー」に似ていましたね。妙にリアルでしかも面白い作品でした。
Commented by mayumi-68 at 2006-12-16 15:46
こんにちは。こちらからもTBさせていただきました。
大人になっても、親になっても、完璧になんてなれないよなあ・・・と痛感した作品でした。両親の身勝手さに振り回される子供達は可哀想でしたけれど・・・これも大人になるための通過点なのかもしれないですね。
Commented by rabiovsky at 2006-12-16 16:28 x
TB&コメントありがとうございました。
あの父親、ムカつきますよね~(笑)
『勝手にしやがれ』の台詞の時なんか「こいつはダメだ」と
映画ながらに思ってしまいました。ほんとに映画でよかったです。(笑)
ラストのウォルトが自然史博物館へ走るシーンで『マンハッタン』
を思い出しました。
Commented by ok☆chang at 2006-12-16 20:38 x
TBありがとうございました。こちらからもTBさせていただきますね。
「イカとクジラ」良い映画でしたね、今年の私的ベスト3には確実に
入りそうな気がします。
サントラ聴いてはシーンを思い出したりしています。
また、こちらのページに遊びにきますね♪
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-16 23:26
ボー・BJ・ジングルズ さん♪
ありがとうございます。
ウディ・アレン映画みたいな台詞、笑いがありましたよね。今後も期待の監督です。粋なユーモアがあるから、悲しいお話なのに、ほほえんでしまえるんですよね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-16 23:35
わかばさん♪
実証ありがとうございます。そうだったのね。
子どもの頃からそういうのを聞かされていたら自然にうつってしまうものなのですかね。他のことなら、親の嫌なところは真似しないようにしようと、あえて拒絶することもあると思うのですが、親が物知りなことは、子どもから見ても魅力的なのでしょうかー。分別がついてからなら、親から教養を受け継げていいなーって思いますが、ヘンに世間を見下げるようになってしまうのは怖いですね。(笑) いえ、俗物なうちから見たら、あこがれますー。
映画を見る前に、映画の紹介記事で、イカのクジラの正体を知ってしまっていたので、それがちょっと残念でしたが、それでも、カウンセリングのシーンとラストには、きゅーんときました。お見事。そうなんですよ、小ネタ、ディテールがよかった。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-16 23:36
Cartouche さん♪
ありがとうございます。とんでもなーい。
実は本作のレヴューはなかなか書き始められなかったんですよ。あらすじそのものはなんてことはない話だからか・・・。でも、ようやく書き始めたら、心の機微が蘇ってきました。ダメダメちゃんが主人公の物語には、しっかと共感しがちな私なのです。そうなんですよ。私も具体的なところでは、誰とも共通項なんてないんですよ。それなのに、逐一気持ちが入ってしまいました。
やはり監督自身の経験というのがポイントですよね。飄々として救いもないのに少年達への視線に温かさが感じられるというか。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-16 23:42
八ちゃん ♪
カシューナッツっていうのが大切ですよー。(^・^)
でも、ヘーゼルナッツもおしゃれですねー。
Commented by 丞相 at 2006-12-17 16:46 x
こんにちは、TB&コメントありがとうございました。
登場人物はみな欠点を抱えていたのですが、それを愛おしいと
感じさせたことに、監督の力量を感じさせますね。
あのスノッブな父親を憎めないキャラクターにするのはそうできること
ではないと思います。
この監督は、登場人物がリアルな分、ウェス・アンダーソンよりも
広く受けそうな気配もありますね。
Commented by sally at 2006-12-17 22:10 x
かえるさん、TB&コメントありがとうございました♪
私自身も自己中なダメ人間なもので(自分自身のことだけで精一杯って感じ?)こういうお話には愛着が湧いてしまいます。自分だけじゃないんだー、みたいな。
それにしても、タイトルと結びつくラストのシークエンスは素敵でしたー。
「イカとクジラ」って、少年がある日ふと大人へ近づく第1歩をシンボライズしてるのかな。全然映画としては違うんですけど、『ネバーランド』であった"The boy is gone"(だったっけ)という台詞をちょっと思い出しました。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-18 12:02
charlotte さん♪
ピーナッツを鼻に入れるなんて俗物のすることですことよ。あくまでもカシュー!あの場面で起きた笑いは、そういうものを鼻に入れるということ自体を笑った人もいるのかもしれませんが、そんなんを鼻に入れた子どもあえて冷静に「ピーナッツじゃなくてカシュー」と間違いを正すというのが可笑しい場面でした。ドリフ系とは違う笑い。(人生は奇跡の詩はややドリフ系な笑いでしたがー)
charlotte さんも時には子どもの側に感情移入したりしたんですねー。ご自身が母な立場であっても。そうなんですよね。現実の自分の状況とは関係なく、親子どっち側にも気持ちが入ってしまいましたよね。ゆえにハマりましたー。
イカとクジラの格闘は、彼にとっては男と女である父と母の姿に重なって脅威となったということみたいですけど、どっちがイカ?
そして、charlotte さんにとってのイカとクジラとは?
子どもの頃から克服できていないコンプレックスなんかはいまだにあるような気もする私・・。
あらすじはなんてことはないし、いろんな意味で何ら目新しくはないのに、心に響く映画になっているというのはやっぱりオミゴト。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-18 12:02
リーチェン さん♪
ありがとうございますぅ。
のめりこんじゃいましたよねー。風変わりなアメリカ人一家のお話なのに。やはり、リアルという一言に尽きますよね。キャラクタや行動そのものはありふれているわけではないし、身近でもないし、普遍性があるとも言いがたいのだけど、そこにある心情の数々には思い当たるものがあふれていましたよね。親はきちんと子どものことを考えてほしいはずなんだけど、親のいっぱいいっぱいな状態も大いに理解できて、もうしょうがないよなーという感じ。奇行にさえ、せつなくため息が出てしまいまする。未熟者たちをおもしろおかしく描きながらも、すべてを包容するような温かさが感じられましたよね。よかったす。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-18 12:03
ten_years_after さん♪
コメントありがとうございます。
そうなんですよ。『サムサッカー』を観たすぐ後に、本作の予告を観て、なんだか似ているなーと思いました。こちらを観ると、サムサッカーの親指しゃぶりくんは、家族にも恵まれていた幸せ者だった気がしますー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-18 12:03
mayumi さん♪
自分が実際に大人になってみると、子どもの頃に見ていた大人像というのは虚像に過ぎなかったなーと。完璧になれないのは当然のこと、大して成長、進歩はしていないよなーと思うことが多いです。そんなことを大いに感じさせてくれて、痛かったですよね。不憫な子ども達でしたが、それに押しつぶされることなく、自らの力で進んでいくしかないんですよね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-18 12:03
rabiovsky さん♪
父さんの困ったちゃんぶりは救いようがなかったですよね。私は、ムカつくというよりも、苦笑いしつつ呆れました。でも、もうその可笑しさが微笑ましくも感じられ・・。事故ったその時に、映画のラストシーンを演じてしまおうとするところは、映画好きとしては楽しかったです。真剣にならない場面ほどに、ふざけたことをやりたくなってしまうことってありますし・・・。身近にいたら、やっぱり呆れちゃうかもしれませんが。
『マンハッタン』のシーンは憶えていなかったんですが、ここでアレンとD.キートンが雨宿りしたんですね?
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-18 12:03
ok☆chang さん♪
コメントありがとうございます。
よい映画でしたー。さりげないのに味わい深かったです。
おお、ベスト3入りですか! 私は死ぬほど映画を観まくったので、ベスト3入りまではしないんですが、とても気に入りましたよー。
サントラを買われたんですね。時代を感じさせる音楽もよかったですよね。
ゼヒゼヒまた遊びにいらしてくださいー♪
Commented by oh_darling66 at 2006-12-18 21:22
☆CaeRuさん、こんばんは。ご無沙汰しておりました~

先だっては本作でのTBをありがとうございます!
エントリー、味読させて頂きました。

>母への反発で、一生懸命父側に立つウォルトの頑なさにもグッとくる。
>兄弟が父寄り、母寄りに分かれる構図もおもしろい。

もう、視覚的に分かり易いし面白いですよね。ただ、次男・ウォルトがテニス、卓球などのゲームで直ぐかっと為るあたりには、結局は、ゲーム中に熱く為り過ぎる父親の影響を感じますし、長男・ウォルトの異性への気の多さは、何かと反発している母親と実は似ていなくもないように見て取れました。この、ママ組、パパ組の構図が逆になる可能性も、幾つかのシーンで示唆されていたようにも思い起こします。

>…こんな独りよがりの父さんはごめんだー。

まったくですね^^;
自己本位で他者に対して往々にして尊大で…、
ジェフ・ダニエルズはそんな鼻持ちならないバーナード・バークマンというキャラクターに命を与え、同時に、そんなバーナードだって愛すべき人間としての資質を持ったキャラクターではあることを巧まずして観客に伝えていたように僕は思えています。

それではまた!
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-19 09:27
丞相 さん♪
監督の力量をしかと感じました。
ホント、どいつもこいつもダメダメちゃんなんですが、とっても共感する部分多く、愛おしくさえありました。確かに、そうできることではないですよね。うまくやらないと、観客は主人公に呆れて、共感できずに気持ちが離れてしまいますもんね。(丞相 さんが『ゆれる』や『キング&クィーン』が好きじゃないように・・?)
ウェス・アンダーソンはやっぱり広くはうけていないのでしょうか。そうですね。こちらの方がみなさんの支持を得られそうですね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-19 09:35
sally さん♪
愛着がわきましたよねー。これじゃーダメだよなーってわかっちゃいるんだけど、そうそう理想的な人間にはなれないものですー。そんなわけで、共感度は高かったですよね。そういうダメダメ感や心の痛みが、とても繊細にリアルに盛り込まれていたのでもうもう胸キュンでした。「イカとクジラ」の正体を事前に知ってしまっていながらも、それがらみの2つのシークエンスにはとても感動しました。ナイスなモチーフですよね。何かを達成したとか勝ち得たとかいう派手なものじゃなくて、指の間からしか見られなかったものを直視できたっていう、ささやかーなことだからこそジーンとしてしまいますよね。大人への第1歩でした。『ネバーランド』の少年もそうやって、前に一歩進んだのですよね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-19 18:03
ダーリン さん♪
こちらこそー。
なるほど。パパ組・ママ組と分かれてはいるものの、他方の親に似ていたり、影響を受けている部分もあるんですよね。そうそう、卓球の場面は、二人がどんどん熱くなっていくところがおもしろかったですー。いろいろなエピソードを通じて、じわりじわり彼らの人間性・特徴がにじみ出てくるのですよね。確かに、構図が逆になるところも見え隠れしていましたね。
どんなに親にうんざりしようとも反発しようとも、血のつながりやそれまでともに暮らしてきた歴史は子どもたちに大きく影響しているんですね。それを受け入れた上で巣立っていかなくちゃなのかな。

ジェフ・ダニエルズはすばらしかったですね。ホントに、こんな父さんは困るぜって思うんですが、なのに共感してしまう場面もいくつかありました。愛すべき人間ですよね。そんな人間観がこの映画の大きな魅力でした。
Commented by 有閑マダム at 2006-12-20 17:43 x
こんにちは。
先日はコメントとTB有難うございました。
子供にとって親って、良くも悪くもすごく影響も受けるし、その行動で感情を揺さぶられ、そしていつかはそこから脱していくべき存在なんですよね。 その辺の過程がすごくリアルでした。
おや二人の演技も、兄弟の二人の演技もとっても自然でほんとうに家族なのか?と思えてしまうほどでした。
Commented by orange at 2006-12-21 00:45 x
こんばんわ☆コメントお返し大変遅れてしまい・・・ごめんなさい。
愛おしい作品でしたね。
母の理想像が崩れていくウォルトの眼差しがかわいそうだった・・・所詮、父も母も一人の人間で、思いもよらぬ現実を叩きつけられた兄弟はかわいそうですが、何とか成長してしまいそうな強さも感じました。
父もスノッブで、母はとんでもない浮気性なのかもしれないけど、この2人から生まれたという事実にやがて向き合わなければならないという象徴がイカとクジラのシーンに現れていたような気がします。
これからもやっぱりバラバラながら、父も母もそう変わらなさそうですが、絶望的では無く、コミカルさを残すのが良かったですね♪
Commented by kusukusu at 2006-12-21 12:38 x
感想はまだ書いていませんが、見ました。
僕は『ライフ・アクアティック』の方が素頓狂で演出が狂いまくっているので好きなんですが(『イカとクジラ』の方は会話主体という感じだし)、でも『イカとクジラ』はたしかにリアルさがあり、またちょっと違う味わいでしたね。
しかし、本当に勝手な親たちですよね。特に、離婚前から母親は浮気を繰り返していたわけで、兄が反発するのは当然でしょう。しかも、そのことで全然、子どもたちに気を使っていないというのか、開き直ってしまっているし・・。もうちょっと親だったら開き直らずに自分のしていることを子どもに隠そうとぐらいしろよと思ってしまいましたが・・。
兄は思春期ですからある程度、屈折するのは当たり前かもしれませんが、小学生の弟の屈折ぶりはちょっと気になりますね。特に図書館でああいう行為をしたのは、親がやたらと文学的なことを口にして、それが潜在意識に作用して(?)図書館でああいうことをすることになったのかなあ・・なんて思ってしまいました。
でも、ある意味、これぐらいの家庭に育った子ども達は社会に出る前に充分に社会勉強の予行演習を出来て(笑)、たくましい人間に育つかもしれませんけどね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-22 12:25
有閑マダム さん♪
親からの遺伝、影響ってやっぱり多大なんだということをつくづく感じました。私なども中高生の頃は、親とは関係ない世界で生きているんだもーんっていう反抗姿勢をもっていたんですけれど、自分が大人になってから実に多くの親の欠点を受け継いでいることを認識し愕然としてみたり・・・。上手く受け止めて、上手く脱していかなくちゃなんですよねー。
名俳優な親たちはもちろん息子たちの演技も自然ですばらしかったですよね。さすが、ケヴィン・クラインの息子です。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-22 12:25
orange さん♪
のーぷろぶれむです。
多感な時期の男子高校生が母の不貞を知るのはショックですよね。ホントにウォルトは可哀想でした。だから、その薄っぺらい言動や血迷った行動をも笑うに笑えず心が痛くもなったりるんですよね。親も先生も所詮はただの人間なんだと見に沁みて感じるのはもっと大人になってからですよね。やっぱり親はちゃんとしてほしいなぁと思います。でも、ちゃんとできないのもわかる。取り返しのつかないほどに傷ついてしまうことは心配ですが、とりあえずウォルトは何とか一歩前に進んでくれたようですよね。そうそう、ラストの、指の間からしか見られなかったイカクジラを直視することができたことは、脅威的な親たちと対峙することを象徴していましたね。だからこそ、ジーンなのです。
コミカルなのに笑うに笑えない痛みもありつつ、コミカルだからこそ痛さに救いがあるというか、絶妙な味わいでした。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-22 12:30
kusukusu さん♪
映画として単純比較するなら、アンダーソン作品の方がおもしろいかもしれません。イカとクジラは残念ながら巨大ジオラマでしたが、アクアティックには、ラブリーな海洋生物が出てきて、冒険ものの楽しさにも満ちていて。テネンバウムズのキテレツなほどに個性的なキャラも大好きだし。家族をネタにしたという部分は共通なんですが、ジャンルは別ものかな。
アンダーソン作品はいかにも虚構のおもしろさがあり、こちらはコミカルなわりには節々がやけにリアル。場面的にはさほど面白みはないんですが、その表現の繊細さに感じ入ってしまったのでした。
両親の開き直り方には困ったものがありましたよね。親として子どもの気持ちを慮る余裕のなさもあっただろうし、いくらかは、母親失格ながら、ありのままを知ってほしいゆえに浮気の事実を息子に隠さないっていう部分もあったんじゃないかと。弟の方は小さいのでちょっと心配ですよね。なるほど、なすりつけた場所があえて図書館だったのは、文学に対する潜在的な反発心があったからかもしれませんね。
トラウマになってしまう子どももいるかもしれませんが、少なくともこの作者はステキな映画監督に成長したのだから何よりです。
Commented by M&M at 2006-12-26 13:07 x
かえるさん、TB有難うございました。
この映画に見られたユーモアのセンス、良かったですね!
入院中の父親が見舞いに来たウォルトに「ブロンドのナースに朝食を」と頼むのに、彼は病室を出てすぐ出会ったアジア系のナースに頼んでしまう。  その後ちらりとブロンド美人のナースが写るなど(ひそかに拍手したかった!)
以前「ピアノ・レッスン」に出ていたアンナ・パキンが、父親の家に居候する色気あるお姉さん役で出演、見ごとな成長振りにビックリ!  友人に言われなければ気付かなかったです。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-28 00:28
M&M さん♪
コメントありがとうございます。
センスのよい作品でしたよね。ユーモアもペーソスも。
そうそう、ブロンド美人ナースとは正反対という感じのナースに頼んだシーンはテンポもよくって傑作でしたよねー。母への反抗心のあまり父の言うことは聞きがちだったウォルトが少しだけ変わったようにも感じられるほほえましさも同時にありました。絶妙。
アンナ・パキンは最近の映画にたまに出てますよね。でも、私も、夏に「ピアノ・レッスン」を再見したこともあり、改めて注目してしまいました。
次男役オーウェンくんがケビン・クラインとフィービー・ケイツの息子っていうのもビックリ。
Commented by いわい at 2007-01-01 22:16 x
こんにちはー。
絶妙なリアル感が好みでした。
わたしも、「イカとクジラ」という風変わりなタイトルが、言葉として出てきた時にハッとしました。
そして、ラストのシークエンスに続いてタイトルが出てくるタイミング。
ジワジワと後から滲みてくる、味のある映画でした。
Commented by CaeRu_noix at 2007-01-03 00:41
いわいさん♪
絶妙にリアルでしたよねー。
本作は私にしては珍しく予備知識をいろいろ入れてしまい、台詞の中の「イカとクジラ」にハッとすることはできなかったんですが、その語りにはやはりとても感動。キーワードの織り込み方が素晴しいですよね。
そこで心動かされたからこそ、ラストにもまたジーンとしてしまうんですよね。じわじわ味わい深いですー。スルメー
Commented by アイマック at 2007-02-25 18:49 x
こんばんは!
TBさせていただきました。
私のところでは今頃公開です^^
奇妙なタイトルにつられてみちゃいましたが、
家族の会話や行動がなかなかおもしろかったです!

うまく感想がかけませんでしたが、ほどほどのところがいいのかな。
親の不甲斐なさを受け止めたウォルトは、一歩大人になりましたね!
Commented by CaeRu_noix at 2007-02-27 18:57
アイマック さん♪
去年のアカデミー賞脚本賞ノミネート作品でしたね。
謎めいたタイトルですよねー。私はこないだ『モーツァルトとクジラ』を観ましたが、どちらも本物のクジラは出てこないわけでー。
この主人公の彼らの性格や行動はかなり極端で笑えたし、会話も絶妙で興味深かったですよね。ディテールがとてもよかったです。
そうやって、ウォルトのささやかな一歩を踏み出したんですよね。
Commented by ミチ at 2007-04-05 22:38 x
こんばんは♪
TBをありがとうございました。
いやいや困ったチャンの家族でしたが、突き放す気にはなれませんでした。
だれもが少なからずこういう面を持っているし、完全な家族なんてきっとどこにもないのではないかしら。
我が家もファミリーテニスをするのですが、この映画の家族みたいに弱点を狙って嫌がられたりはしませんよ(笑)
『モーツアルトとクジラ』もタイトル的に気になっています。
見れるかなぁ~。
Commented by CaeRu_noix at 2007-04-06 11:21
ミチ さん♪
困ったちゃんファミリーでしたよねぇ。
子どもの立場からみると、ちょっと不憫にもなりますが、親なんてこんなもんかなという気もしました。そうですね。完璧な家族なんてないのかもしれません。
おお、ミチさんふぁみりーはテニスをなさるんですね。ハイソな香り。
本気でスポーツをしたら、いつもと違う家族との接し方が、見え隠れしたりするものでしょうか。
『モーツアルトとクジラ』もいい感じの響きですよね。
愛のなんちゃらとか、恋のなんちゃらとかいう邦題は嫌いですが、動物の名前や食べ物の名前のタイトルにはやたら惹かれますー
Commented by myums at 2007-07-05 00:39
私もこの映画、「サムサッカー」のトーンと似てるなって思いました。でも、断然コッチの方がいい!
私の両親もケンカばっかりしてて離婚したから、この映画の子供と自分がオーバーラップするところいっぱいありました。それって、この映画がリアルな感情を描いてるってことですよねー。それだけにグっときた。監督の自伝的映画だったとは知りませんでした。監督も両親が離婚したとき私と同じように感じてたんだろうなあ。
この監督さんの映画だと思うんですけど、「Rushmore」(邦題がわからない。ごめんなさい・・・)を最近見ました。こっちはもっとコミカルで、マンガっぽくておもしろかったですよ!マリーアントワネットでルイ役やってた人が、主人公でかなりエキセントリックな少年やってます。ビル・マーレイもいつもの屈折した演技でプププッと笑わせてくれます!おすすめです!
Commented by CaeRu_noix at 2007-07-05 12:40
myums さん♪
ですよね、ですよね。
サムサッッカーに似てますよね。でもでも、こっちの方が断然よかったですよねー♪
ああ、そうなんですか。myums さん自身も彼らと同じような体験をされていたのですね。それは共感するところも多かったでしょう。ヘンにコミカルに描かれたりもしているのに、エピソードとそこにある感情はホントにリアルでした。沁みる、沁みる。
「Rushmore」は、ウェス・アンダーソン監督作の『天才マックスの世界』ですねー。たっくさんのクラブ活動が描写されるところなんかが面白かった記憶があります。ジェイソン・シュワルツマンはやっぱりコメディキャラですよねー。私はロイヤルテネンバウムズが好きです。ウェス・アンダーソン組の笑いはイイですよね!
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