かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『あるいは裏切りという名の犬』
2006年 12月 26日 |
フランス俳優のシブさにしびれつつも、つくり手の意図どおりに見られなかった・・・

シテ島オルフェーヴル河岸36番地にあるパリ警視庁。BRI(探索出動班)所属のレオ・ヴリンクス警視、BRB(強盗鎮圧班)所属のドニ・クラン警視という、次期長官候補の二人の警視がいた。



元警官という経歴をもつ監督が、80年代の「ロワゾー事件」と呼ばれる警察のスキャンダルを基にして描いたフレンチ・フィルム・ノワール。実事件をベースに元警官が撮っただけのことはあって、警察の内部事情にはリアリティが感じられて、スリリングな緊張感がみなぎる。それでいて、脚本は練り込まれていて、重なる事件と徐々に見えてくるそこにある確執と因縁、重苦しい多重構造の物語に引き込まれてしまうのだ。

フランスの名優2人がかつては親友だったという次期長官候補のライバル同士の警視に扮しているというだけで魅力的。数年前に 『メルシィ!人生』というコミカルな映画で競演していたことが嘘みたい。ハードボイルドな男達のいぶし銀のシブさはにため息。レザーのコートを着た刑事たちが揃っている姿は圧巻。いくつもの困難をくぐり抜けてきて、社会の暗部を知り尽くし、状況によっては悪に手を染めることも厭わない、一筋縄ではいかない男たちのドラマにしびれるのだ。

いやしかし、物語展開はとてもおもしろかったんだけど、2人が1人の女性を奪い合ったことで仲違いをしたという過去に気がつかなかった私・・・。(寝てた?) 映画の説明を読むと、レオが正義の男で、ドニが腹黒い男だという役どころがきちんと決まっていたらしいんだけど、私はなかなかそういうふうに見ることができなかった。初めは、レオが善い警官というふうには見えず、どっちもどっちに感じられた。むしろ、ドニの方がまっすぐな志をもっているようにも感じられて、あまりレオに心寄り沿うことはなかったんだよな。だから、ストーリー展開は客観的に楽しめたものの、彼らにピタッと感情移入して、手に汗握るという感じではなかった。オートゥイユが正義側に見えないなんて、『隠された記憶』の印象のせいか・・・。悪者だと突き放せないほどにドパルデューは素晴らしかったし。オートゥイユは今回はそれほどいいとは思わなかったな。この時のセザール賞の主演男優賞はマチュー・アマルリックだもん。

ロバート・デ・ニーロとジョージ・クルーニー主演でハリウッドリメイクされるというけれど、この互角ライバルの雰囲気は醸し出せないだろうな。クルーニーは若いじゃん。デ・ニーロなら、パチーノかな。で、監督はマイケル・マンで、それだと『ヒート』になっちゃうか・・・。デ・ニーロとドパルデューは『1900年』で競演していたんじゃないか。この2人っていうのもまた観てみたい。
それはともかく、主役の2人以外の俳優陣もそれぞれの大人の男の味があった。 エディ役のダニエル・デュヴァルがよかったな。シリアン役の人には見覚えがあると思ったら、私の好きなシグフリードの『サンサーラ』なんかに出てた彼じゃん。

軽快なアクション刑事ものとは大違いのフィルム・ノワールな雰囲気はなかなかよかったけれど、それほど好みでもなかったかな。音楽が好きじゃなかったので、それが耳障りで浸りきれない部分もあったし。演出面はうなるほどではなかった。物語は地味ながら、去年観た 『ブルー・レクイエム』 の方がそのフレンチ・ノワール感の徹底ぶりにググッと心をつかまれたもの。もっともっと重苦しく緊迫した感じを醸し出してほしかった。ジョニー・トーみたいに。 或いは ジャック・オーディアール作品のようなクールな演出が見たかった。というわけで、面白かったけれど、個人的にはさほどハマらずー。

36 QUAI DES ORFEVRES
2004 フランス  公式サイト
監督.脚本 オリヴィエ・マルシャル
脚本 フランク・マンクーゾ、ジュリアン・ラプノー

-cast-
レオ・ヴリンクス警視・・・ダニエル・オートゥイユ
ドニ・クラン警視・・・ジェラール・ドパルデュー
カミーユ・ヴリンクス・・・ヴァレリア・ゴリノ
ロベール・マンシーニ・・・アンドレ・デュソリエ
ユゴー・シリアン・・・ロシュディ・ゼム
エディ・ヴァランス・・・ダニエル・デュヴァル
マヌー・ベルリネール・・・ミレーヌ・ドモンジョ

(銀座テアトルシネマ)
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by CaeRu_noix | 2006-12-26 07:47 | CINEMAレヴュー | Trackback(21) | Comments(26)
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タイトル : あるいは裏切りという名の犬
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監督 オリヴィエ・マルシャル 出演 ダニエル・オートゥイユ 、ジェラール・ドパルデュー 、アンドレ・デュソリエ 、ヴァレリア・ゴリノ 、ロシュディ・ゼム 、ダニエル・デュヴァル  フランス映画を見ていて一番奇妙に感じるのは距離感である。役者と役の距離感、役者と役者の距離感が、べっりとくっついている感じがする。映画なのにストーリーではなく、常に役者そのものを見ている感じがつきまとう。役者の肉体が必要以上に役を乗り越えて前面に出てくる。  ダニエル・オートゥイユとジェラール・ドパルデューはともに鼻と目...... more
Tracked from 夫婦でシネマ at 2007-02-19 17:22
タイトル : あるいは裏切りという名の犬
「ブルー・レクイエム」に続く、フレンチアクションの佳編。... more
Tracked from Brilliant Da.. at 2007-03-08 10:16
タイトル : 『あるいは裏切りという名の犬』
昨年暮れに東京でしか公開されていず、皆さんの評判がすこぶる良いのに観に行けずに残念に思っていたら、地元の小さな映画館に流れて来ましてようやく鑑賞出来ました♪ 邦題が何かと話題になりますが、これ!いいんじゃないでしょうかー!! 『あるいは裏切りという名の犬..... more
Commented by pezhetairoi at 2006-12-26 19:57
ドニのほうは権力志向・仕事がすべてな感じで、レオのほうは正義の人と言うより義理人情に篤い人と言った方がよいような気がしました。その辺が、最後、二人の明暗を分けたような気がします。
Commented by mar_cinema at 2006-12-27 09:10
かえるさん、おはようございます。
個人的には、めちゃくちゃなレオより、ドニ派です(笑)
ドニって、とっても人間臭いよなって感じたので、
もう少し、焦点を当てても良かったんじゃないかって思ってます。
しかし、ドニって、裏切りの行動をしたのかな・・・って疑問。
まぁ、警察官通しで告発するのを裏切りって言えば、そうなのかもしれませんが・・・
Commented by borderline-kanu at 2006-12-27 23:18
こんばんは。
あんまりフランス映画観ないけど、大阪に来たら行きたいです。
でも、おすぎが絶賛してたらしいので、微妙かも(^^; カヌ
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-28 00:35
pezhetairoi さん♪
「仲間からの信頼厚く、正義を信じるレオ・ヴリンクス」というフレーズが映画の紹介に使われているので、一応レオは正義の人という区分でもあるみたいなんですが、私にはそういうふうにはとれなかったんですよね。確かに、ドニと比べて、レオは仲間を大切にする人ではありましたね。実際は、権力を手に入れるためにはむしろコネクション的な人間関係も軽視できないはずだと思うのですけれど・・・。うーん、それで明暗がわかれるとしたら、エディの悲劇は何のせいだったのでしょう?って思ってみたり・・・。
Commented by charlotte at 2006-12-28 01:47 x
こちらにもお邪魔しますー。
あー、音楽ダメでしたか~やっぱりあくしょんものはオケがうるさいですかね~。
確かに過去描写はイマイチ明確ではなかったし、レオも影がかかったような人物にも見えますしね。ドニとの仲たがいで意地になってるのはあなたかい?って思ったりもしましたし。私はドニの方ばかり気になってました。
「ブルー・レクイエム」ですか・・・。メモメモ。見てみたくなりました。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-28 10:37
mar さん♪
どちらか一方に強く共感したり肩を持つということもなかったんですが、ワルなところも含めて魅力を感じたのは私もドニの方でしたー。何しろ読み誤って、序盤はレオが胡散臭い人に思えてしまったし・・。どちらも人間臭い面はあったんでしょうけど、ドニの方が興味をそそるキャラクターでしたよね。ライバルとして描くなら、確かにドニ側ももうちょっと見せてほしかったですね。
邦題の意味もよくわかりませーん。ドニが汚い手をつかってレオをはめたことが裏切り?犯罪という悪に立ち向かう警察も実は限りなく悪に近いところにいるんだけど、それでも仲間を裏切ることはしないものであり、それを犯したドニは罪深いということなのでしょうかね。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-28 10:37
カヌさん♪
フランス映画は男性向けテイストのものが少ないですよね。でもこれは、犯罪にあふれたサスペンスフルな男のドラマですので、なかなか楽しめるんじゃないかと思いますー。確かに、おすぎが絶賛するとゲンナリしますよねー。
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-28 10:38
charlotte さん♪
音楽はかなりダメでした。それでなかなか入り込めなかったような気もします。アクションを盛り上げるというよりは、別方向に叙情的に響いていたような印象が・・・。
まぁ、過去描写そのものをくっきりハッキリ描く必要はないとは思います。昔は友人だったとか、1人の女性を取り合ったという肝心のエピソードに気づかなかった私がいけないんですー。でも、過去の多くが明らかでなくてもいいんだけど、それぞれの人物像が浮き彫りになるような効果的な描写がもっとほしかったかも。レオキャラを掴めなかった私でした。ドニの方が気になるキャラでしたよね。
『ブルー・レクイエム』は警察でもない、現金輸送車のガードマンの仕事をする地味な男が主人公なのです。だからこその暗さがよかった、こちらもハリウッドがリメイク権を取得しているもよう。
Commented by Puff at 2006-12-28 17:48 x
ドモドモ-♪
そうそう、「メルシィ!人生」ですよ!笑
あの時とは180度違う役柄ですものね。
(・・・ちなみに、ワタクシ、初回プレゼントでスバラシイものを頂きましたぜ♪)

ワタクシ的には、渋いデカさんたちにクラクラ来たので、なかなか楽しめたのでありますがー
>どっちもどっちに感じられた
同感ですーーー!
一つ一つ拾い上げて行くと、どちらにも正はあるし負もあるんですよね。
レオに関して言えば、最後の電話は自分の手を汚さず・・・とも受け取れますものね。
ドニは強引なところもあるけれど正当な行為もあったはず。
どちらが正義とか悪とかにハッキリ区別出来ないなあ、と思った次第です。
ところで、リメイクなんですけど、ワタクシもアル・パチーノが適役なのではないかと思いますー
彼だったら、このリメイクに賛成かも。
最近の彼は、生活にちょっと疲れた、影のあるデカ役と言うか、人生を滲ませた役がいいですよねー
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-29 10:32
Puff さん♪
『メルシィ!人生』は笑って泣ける魅力的な映画でしたよねー。ふっふっふ、私もいただきましたよ、サ○ミオリジナル! あれは確かその日の先着何十名かに配られたので初回でなくてもGETできたのです。
デカさんたちのシブさは格別でしたよね。私も楽しめる/楽しめないでいったら、楽しめたのですが、期待したほどに気に入った感は残りませんでした。物語展開を楽しみながらも、その音楽は違うんだよなーとか、そういう撮り方じゃつまんないんだよなーとかツッコんでいる部分もあったりして・・・。
一応2人のキャラが分担されていたようですが、一つ一つの行為を追っていくと、どっちもどっちでしたよね。その曖昧さがよかったですよね。が、それでビミョウにミスリード・・・。
こういった役にふさわしいハリウッド大御所俳優のことをあまり知らない私ゆえ、デ・ニーロときたら、パチーノしか思い浮かばないんですけど、ご賛同いただき安心。ハリウッドでやるとノワールっぷりが台無しになりがちなので、マイアミさえも暗ーく描写したマイケル・マンなんです。それしか思い浮かばん。という芸のない選出ですが、パチーノにはやっぱり影のあるデカ役は似合いそうですよね。
Commented by margot2005 at 2007-01-07 22:00
今頃ですが...ヴォナネでございます!
この作品は私的にお気に入りにはいりますわ。
Commented by CaeRu_noix at 2007-01-08 02:26
margot さん♪
2006年のmargot さんベストに入っていましたねー。
これはかなり好評ですよねー。
でも、私には演出が好みじゃなかったんですー。
Commented by 風情♪ at 2007-01-13 11:01 x
こんにちは♪

体調不良の中、観に行ったのが間違いでした・・・。
前半、寝たり覚めたりの繰り返しでしっかりと
ストーリーを把握できずだたんですが薬が効い
てきた後は、解らないなりにオモシロく観れた
感じです。
寝不足&体調不良のときは劇場に足を運ばない
ほうがイイですな・・・r(^^;)

遅ればせながら明けましてオメデトウです。
今年も、この風情♪を見捨てずに仲良くしてやってくださいね。
ヨロシクお願いします。
Commented by CaeRu_noix at 2007-01-13 11:20
風情 さん♪
体調は大切ですよねー。でもでも、時間を有効活用したいあまり、万全でなくても劇場に足を運んでしまう気持ちはわかります。私は寝てはいないと思うんですが、断続的に眠い状態で観たような。そんなこともあり、演出が好みじゃなかったこともあり、世間の評判ほどには楽しめませんでしたー。後半集中した風情さんの方が満喫したかも・・・。映画を100%楽しむために、くれぐれも体調管理やスケジュール調整には気をつけたいものですよねー。うん、それを今年の抱負にしよう・・・。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
Commented by 隣の評論家 at 2007-01-15 21:42 x
おおおおお!かえるさん、私も、面白かったんだけど、何か違う気が~ と思ったのです。ドニって、そんなに悪い奴? 全編を通してドニ寄りの鑑賞だったので、日本での宣伝の仕方にぴったりとハマレませんでした。『裏切り』とか『犬』とか、タイトルもなんか違ーうとか思ったので。楽しんだのですが、記事は個性的かもー とドキドキしてたのです。そんな事もなかったかしら。
ドパルデューさん、素晴らしかったですね。
オープニングでオートゥイユさんがすすり泣いていると、どうしても『隠された記憶』が頭をよぎります。
Commented by CaeRu_noix at 2007-01-16 12:35
隣の評論家 さん♪
おおおおお。そうなんですよ、キャラクタの役回りがいまひとつ的確につかめませんでした。『隠された記憶』のイメージのせいか、オートゥイユは腹黒い嫌な奴に違いないと思いながら観ておりまして・・・。孤高のドニのキリリとした表情にとても惹かれたりしまして。結局のところ、大いに楽しんだとはいえない感想になりました・・・。警察からみの2人の男の闘いのドラマだったら、『インファナル・アフェア』くらいの際立った対照性がある方がおもしろいよなーなんて思いながら・・。
邦題は、インパクトはあるけど、意味不明だし、ちょっと違うような気がしますよねー。フランスびいきの私としては、中途半端にハリウッドテイストなのがナンだったかも。
Commented by beat+half at 2007-01-17 13:25 x
かえるさんこんにちは。
いや、期待していなかっただけにけっこうはまりました。私の解釈ではオートュイユは「腹黒い」しドニも「孤高」な理由があるんですよ。TBさせて頂きましたのでよろしくお願いします。
ダニエル・デュヴァルもいいですよね。「僕を葬る」にも出てましたっけ。あと、シリアン役のひと「愛する者は列車に乗れ」が印象深いです。
Commented by sheknows at 2007-01-17 21:23
お久しぶり、に、お邪魔します。
正義のレオ、野心家のドニという分かり易い構図ではなく、どちらにも違う種類の影があり、痛みがある。白黒はっきりしないが故の渋みだったかな、と思いました。主演の二人がまた、その辺り、しっかり押さえていて良いな〜、と。
そうそう、「ブルー・レクイエム」、小生も思い出しました。
Commented by CaeRu_noix at 2007-01-18 11:00
beat+half さん♪
私は逆に、フレンチノワールっぷりに期待してしまっていたのがいけませんでした。ハリウッドっぽい演出が残念でしたが、一般的にはそれがむしろほどよかったのが大評判ですよね。東京では初めは1館での上映だったんですが、人気によって上映館が増えるようです。女性にもなかなか好評ですが、男性はやはり大いにハマるみたいですね。
この手のものは、「解釈」をする映画とは思っていなかった私ですが、beat+halfさん的には、「解釈」があるんですね。本音を言えば、観てから1ヶ月近く経ちさほど気に入らなかったこの映画のことはもうどうでもいい私なんですが(笑)、お願いされた以上はその解釈を拝読させていただきますねー。
オートュイユとドパルデューはもちろん素晴らしかったんですが、見飽きてしまっているためか、他の人に目がいきました。ダニエル・デュヴァルの醸し出すものがよかった。『愛する者よ列車に乗れ』の彼はもはや記憶にないんですが、映画は大好きです。
Commented by CaeRu_noix at 2007-01-18 11:00
sheknows さん♪
そうですね。わかりやすい構図じゃなかったのが魅力だったんでしょうね。映画の紹介文は気にしなくていいってことですね。んー、「そうですね」としかいえません。お久しぶりなのにすみませんが、本作に関してはあまり熱心に語ることはないですー。
というわけで、『ブルー・レクイエム』をご覧になっているということの方が私は嬉しいです。現金輸送車襲撃のエピソードという部分でも思い出しましたよね。うーん、私はああいう感じに、鬱蒼としたトーンで演出される方が好みでした。そんなノワールものがまた観たいー
Commented by beat+half at 2007-01-18 21:42 x
かえるさん、たびたび今晩は。
「ブルーレクイエム」、本当に息苦しくなるほどの復讐の念が伝わってきましたね。オディアールでは「天使が隣で眠る夜」が好きです。こちらも復讐ものですが、とても情感を揺さぶられます。「あるいは~」はちょっと別のところで感じたのでした。例えば、キタノ作品に近いと思います。
Commented by CaeRu_noix at 2007-01-19 11:28
beat+half さん♪
たびたびありがとうございます。
本作のよさに共感できずにスミマセーン。キタノ作品の感銘に通じる感じ?
私は本家本元のフレンチ・フィルム・ノワールを知らないので、求めるタッチは近頃のそういうものになってしまうんです。『ブルーレクイエム』は地味さがよかった。
オディアール作品の雰囲気も大好きです。『天使が隣で眠る夜』もよかったですよねー。
一応女子な私はこういうジャンルに格別なこだわりはないのですが、その分好みが限られてしまうみたいです。
Commented by 現象 at 2007-01-20 02:43 x
主役はもちろんのこと脇役も良かったですね。
ダニエル・デュヴァルの哀愁ったらないし、
ジャン・ベッケルの映画で何度か見た人もいるし。
男臭、しかも相当ツンとくる映画だったと思います。
シテ島がどこにあるのか分からないんですが、
ちょっと行ってみたくなりました。
なんかもう印象としてはオッサンホルモン出まくりの島っぽい。
ぼんぼやーじ。
Commented by CaeRu_noix at 2007-01-20 12:50
現象 さん♪
わき役たちもそれぞれに味わいがありましたよねー。
おフランスのオヤジたちが広く注目されていて嬉しいです。
どこかで観た人たちがいっぱい出てくるのはなんだか嬉しく。
女性の出番はほとんどなく、ノワールものと噂されながら、ファム・ファタールな女もいなかったわけだけど、徹底した男臭さがよかったですよね。オヤジ臭もフレンチフレーバー。ぼんぼおやじ。
シテ島はノートル・ダム寺院のあるところですよね。あんな観光スポットに警視庁があるというのもなんだか不思議ですー。
Commented by マダムS at 2007-03-08 10:25 x
やっと今頃地元で観る事が出来ましたァ~
あ、やっぱりかえるさんも音楽がちょっとうるさく感じました?私もです。 それから、>製作者側の意図がそのまま伝わっていない?点ですが、同行した友人は前知識をまったく入れずに観た一人なんですが、やはり「え?あの奥さんを取り合った仲なの!?」と、気づかなかった様子。 色んな点で”言われなければわからない”ことも多かったですよねぇ。私もドニの最後の台詞の真意がわからないー実は。。(恥)
とは言え、なかなか面白いフレンチ・ノワールでした。
そうでしたか!その年はマチューさんが受賞でしたのね?♪
Commented by CaeRu_noix at 2007-03-09 10:15
マダムS さん♪
おお、まだまだ上映中だったんですねー。
音楽はうるさかったです。もっと控えめな方が好みでした。
そして、ストーリーもわかりにくかったですよね。説明過剰でない方が本来は好みなんですが、そのへんの描写はもうちょっとハッキリやってくれてもよかったですよね。そこをしっかり掴めないとこの2人のせめぎ合いにハラハラドキドキもできないんですもん。最後の台詞のことなんてもうすっかり忘れている私です。
いえ、これは、フレンチ・ノワールと呼べないような気がするんです。むしろ、『真夜中のピアニスト』の空気感の方がノワールテイスト♪
これもそういえば、去年のフランス映画祭で上映されたんですよねー。今年のサプライズ上映作は何なのでしょー。ところで、ベルッチとテデスキは来日キャンセルみたいですねー。ザンネーン。
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