かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
latchodrom.exblog.jp
(映画を見るのにいそがしくてブログはもう)
Top
『フィレーネのキライなこと』
2007年 02月 20日 |
お下劣さが楽しいエネルギッシュなオランダ映画。

「ソーリー(ごめんなさい)」という言葉を、言うのも聞くのも嫌いな勝気なフィレーネは、恋人マックスに会いにオランダからNYへ旅立つ。



これまたポップなガーリームービーなのかと思ったら、かなりかなりアグレッシブ。淑女にはほど遠く奥ゆかしさの欠片もないオランダ娘がニューヨークへ行く。ソーリーという言葉をどうしても口にすることができないのに、お下品な放送禁止用語は次から次へと。
台詞も映像も納得のR-18わーるど。いやしかし、それがあんまりいやらしくないんだよね。あまりにもあっけらかんと明るく炸裂するシモトーク。もう楽しんじゃうしかありません。

フィレーネったら、とびきり強気なわがまま女。和を重んじる日本のみなさんには、主人公に共感できないー、着いていけないーと引いてしまう人もいそうなこの映画。だけど、なんだか憎めないフィレーネ。困ったちゃんではあるけれど、その徹底したパワーにはちょっと感心してしまう。バカ女だけど、その元気さがとりあえず面白い。映画の主人公がカメラ目線で語ったりするのは、珍しい演出ではないけど、随所に見えるそんな遊びの数々楽しいのだ。天井突き抜けて、宇宙までいっちゃうのには笑えた。お盛んなママのベッドも面白すぎ。

暴力的で強烈なフィレーネキャラであっても、恋する乙女ゴコロは万国共通。嫉妬したり、落ち込んだり、ときめいたりの気持ちの揺れには共感してしまうのだ。横暴フィレーネにマックスはちともったいないと思ったりしたけど、ラブラブ・ハッピー気分には嬉しくなってしまうのだ。

オランダ人って、こんなに開けっぴろげでパワフルなの?フィレーネには反面教師としたい部分もありつつ、その明るいポジティブマインドは見習うべきところがあるかも。妥協せずに自ら切り開き人生を謳歌しているんだもの。まぁホントはそんな真剣に考えるようなものではなくて、胸キュンポイントもありつつの、ノリノリ悪ノリパワーがとにかく痛快で楽しい映画なのだ。

フィレーネのキライなこと
PHILEINE ZEGT SORRY / Phileine says sorry
2003 オランダ  公式サイト
監督.脚本 ロバート・ジャン・ウェスディック
出演 キム・ファン・コーテン、ミヒル・ハウスマン、タラ・エルダース
(シネセゾン渋谷)
.
[PR]
by CaeRu_noix | 2007-02-20 13:00 | CINEMAレヴュー | Trackback(4) | Comments(2)
トラックバックURL : http://latchodrom.exblog.jp/tb/4786426
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from CHEAP THRILL at 2007-03-13 20:36
タイトル : 真・映画日記(2)『フィレーネのキライなこと』
*体調が悪いため映画の感想のみ。 オランダ発のラブ・コメディ。 主人公のフィレーネはとにかくやっかいな女の子。 「ごめんなさい」と言うのを言うのも聞くのもイヤダ。 自分の思い通りにいかないとすぐに機嫌をそこねる。 そんな女の子の彼氏になった役者志望のマックスは演劇の勉強のためにニューヨークへ。 フィレーネもあとから合流するが、 彼が参加する過激な演出の「ロミオとジュリエット」の練習を見て、 女優と絡む彼氏に激怒する……。 全体的な映画の演出はいかにも今時のヨーロッパ・...... more
Tracked from ヨーロッパ映画を観よう! at 2007-08-01 01:01
タイトル : 「フィレーネのキライなこと」
「Phileine zegt sorry」...aka「Phileine Says Sorry 」2003 オランダ/USA 今年の1月に日本で公開されたオランダ発のラヴ・コメディ。 確か?渋谷で公開されていて、観に行きたかったのだが行けずで...DVDとなって観る事が出来た。 いややはりシアターで観たかったなぁの大胆で素敵な作品。 ヒロイン、フィレーネにキム・ファン・コーテン。フィレーネの恋人マックスにミヒル・ホイスマン。監督はロバート・ヤン・ウェストダイク。 オランダ、アムステル...... more
Tracked from Sweet* Days** at 2007-09-17 07:23
タイトル : 『フィレーネのキライなこと』
   監督ロバート・ダン・ウェストダイク  CAST:キム・ファン・コーテン、ミヒル・ホイスマン 他    謝ることが大嫌いで勝ち気なフィレーネ(キム・ファン・コーテン)  は、マックス(ミヒル・ホイスマン)と恋に落ちる。  ある日マックスが演技の勉強...... more
Tracked from ジフルブログは映画・音楽.. at 2007-11-15 01:15
タイトル : フィレーネのキライなこと@我流映画評論
今回紹介する映画は、等ブログでは紹介するのが、めずらしいオランダ映画のラブコメディ作品の『フィレーネのキライなこと』です。 まずは映画のストーリーから・・・ キュートだけどキレやすいフィレーネは、恋も長続きしない。 そんな彼女が優しくてハンサムなマックスとあっという間に恋に落ち、彼との甘い毎日が始まる。 しかし、喜びもつかの間、俳優を志すマックスは演技の勉強にNYに行くと言い出す。 強がって彼を見送るフィレーネだが、母親の言葉に勇気付けられ、NYを訪ねる。 しかし、NYでのフィ...... more
Commented by margot2005 at 2007-08-01 01:03
ゔぉんそわ!
これシアターで観たかったです!
オランダ人のあのエネルギーには参りました。
まぁ全てのオランダ人があぁではないとは思いますが...
フィレーネのみならず、ママもエネルギッシュですごかったですわ。
Commented by CaeRu_noix at 2007-08-01 11:19
margot さん♪
これ、レイトだったので、劇場鑑賞者は少なかったみたいなんですけど、スタイリッシュで凝った映像だったので、スクリーンで観てよかったです。でも、当時は語らえるお仲間がいなかったのでした。margot さんに観てもらえて嬉しいですー。
エネルギーに圧倒されて笑えました。オランダ人って結構こういう気質なんでしょうかね。「ブラックブック」の主人公もすんごいバイタリティがあったし。
<< 『キムチを売る女』 PageTop 『あなたになら言える秘密のこと』 >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Beige Shade by Sun&Moon