かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『カンバセーションズ』
2007年 02月 28日 |
分割画面も効果的に響く、男と女のラブゲーム?

マンハッタンのクラシックなホテル。ウエディング・パーティの行われているバンケット・ルームで会話をする男と女。



スクリーンが縦に二分割され、左右それぞれのフレームに異なるカットが映し出される。左に男、右に女。同じ場面を別の位置から映しだしていたり。画面を分割して別のものを映すというスタイル自体は目新しくはないと感じたけれど、多くはそういう手法を部分的に使うだけ。本作のように、ずっとずっとこの二分割=デュアル・フレームで通すというのは斬新といえば斬新。

斬新ではあるけれど、それは映画が映画たる所以の素晴らしき映像世界を台無しにしているんじゃないかとも思った。横長ワイドなスクリーンいっぱいに広がるショットが"映画"の魅力でもあるというのに。芸術的なカメラワークがあっても、これではそれを完全に感じ取れないのじゃないかな。というよりも、画面を分割して映すとなると、カメラワークそのものに凝ることなんてしないんだろうな。編集ありきの作品になるのかな。

と、初めはそのスタイルに半信半疑だったのだけど、みるみるうちにそこにある会話劇に引き込まれていった。初めはてっきり2人の男女は初対面なのかと思っていて、花嫁のことを悪く言ったりする気やすさが謎だった。そして、2人の関係がだんだんと明かされていくごとに、それまでの会話のシニカルさにニヤリとさせられる。洒落た会話そのものに引っ張られながら、2人の過去と現在と少し先の未来に興味津々。

同じ場面で別の角度や位置から撮ったモノを2つのフレームに映し出すだけなら、さほど面白みを感じはしなかっただろうけど、画面の片方に過去のシーンが登場した時にはキュンときちゃった。ああ、これならば、映画的魅力に満ちたデュアル・フレームといえると思う。通常の映画のように回想シーンが挿入されるというカタチではなくて、現在の男と女の姿を追うのと同時進行で、もう一方のフレームから観客はその2人の過去を知る。それは、ただその事実を知るというだけじゃなくて、観客の私も2人の若かりし頃の思い出を共有して、なつかしくもせつない気持ちになってしまうのだ。

感情が見え隠れしながらも、ポーカーフェイスで大人の駆け引きをする男女。そんな2人も出逢った頃は初々しくて楽しそうで幸せそう・・・。時間の流れの非情さを目の当たりにしてしまう。主演の2人に風貌の似ている男女をちゃんと見つけてキャスティングしたところがよかった。その2つの時代がしっくりと重なり合って、複雑な思いをもたらすのだった。再会した2人の会話劇ということで、『ビフォア・サンセット』的なものを感じて気持ちが入ったのだけど、こちらの2人の場合はステキな思い出として完結しているんじゃなくて、痛みを伴っているんだろうな。

カンバセーションズという複数形。重なるいくつもの会話は、まるで地続きのものではなく、気まぐれに、予想外に、別人が織りなすものように存在する。原題は、「Conversations with Other Women」 主体は男性で、今も昔もその思いを掴みきることができない多様な表情を見せる女というものが、それらの会話の相手だったのだ。見終わって、この映画を振り返った時、その原題に納得してしまう。ロマンチックな再会をして、ロマンチックに触れ合っても、男と女には温度差がある。なんてリアルなんだろう。彼女の一つの台詞が、左右の画面で異なるトーン、別の表情で発せられるシーンにもハッとした。その二面性もリアルであり、その表現手法が映画的にステキなんだもの。

興味深くて、心揺さぶられる大人のための物語。

カンバセーションズ CONVERSATIONS WITH OTHER WOMEN
2005 公式サイト
監督:ハンス・カノーザ
脚本:ガブリエル・ゼヴィン 撮影:スティーヴ・イェドリン
音楽:スター・パロディ/ジェフ・エデン・フェア
出演:ヘレナ・ボナム=カーター、アーロン・エッカート、ノラ・ザヘットナー、エリック・アイデム
(シネスイッチ銀座)
.
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by CaeRu_noix | 2007-02-28 23:55 | CINEMAレヴュー | Trackback(21) | Comments(20)
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Commented by 八ちゃん at 2007-03-01 22:26 x
こんばんは〜。いつもありがとうございます!家着いたらこちらからもTBさせていただきます!
めちゃおしゃれ!な映画でした。ハイセンスな八ちゃんにぴったりです(嘘)
画面や会話はすごく現実的なのに、雰囲気はとってもロマンチック!大人の恋愛映画でした〜。
Commented by シャーロット at 2007-03-01 22:47 x
こちらにもお邪魔します。
原題は知りませんでした。そういう事だったのですね。
過去と現在の二人が温度差あり、男女でまた微妙に温度差あり、とっても現実的でしたので、自分にも重なりました。笑
洒落た会話劇でドキドキしながらも見入ってしまいました。
ラストはニ分割ではないのも、二人の温度差がなくなった?ようにも思えましたが・・・。んー、元の生活にちゃんと戻っていけそうかしら・・・?!
Commented by acine at 2007-03-02 07:16
かえるさん おはようございます。 そうなんですよ~。あのニ分割
効果的のように見えて、見にくかったけど、段々二人に引き込まれて
いくので、まぁいいかな・・・と。
そうそう!若い二人が容貌似てた(文句言うと、若アーロンの方がちょい
美形?若へレナちょっとケイティ・ホームズ風?)のもよかったですね。
二人の関係が、え~?もしや?、え?そうだったの!と段々と見てる側
にともわかってくる展開も面白かったです。
そして達者な出ずっぱり演技を見せた役者二人にも乾杯!
Commented by CaeRu_noix at 2007-03-02 23:33
八ちゃん♪
おお、外からわざわざコメントしてくださっていたんですね。それはそれはありがとうございます。
ヨーロッパ風味のおっされーな映画でしたね。ハイセンスな八ちゃんにぴったりですとも。上っ面だけのおしゃれ映画じゃなく、そこに辛辣なリアリティがあるからこそ、引き込まれてしまうんですよね。オトナ男と女のオトナのためのステキな映画でした。
Commented by CaeRu_noix at 2007-03-03 11:53
シャーロット さん♪
原題はそういう意味深なものだったのですー。
過去と現在の変化、そして、男と女の差異という二つの比較ポイントがこの演出によって、響いてくるのがおもしろかったですよねー。重なったというのは、シャーロットさんは結婚後にそういう昔の男体験がおありとか?(笑) いやいや、そういう意味での経験はともかく、そういう男女の温度差はずいぶんとリアルに感じられましたよね。そうそう、女ってそういう生き物だよねーと思ってしまう終盤でした。
ラストが分割映像じゃなくなったのはむしろアイロニカルな感じでしたが、途中にも二分割じゃなくなったシーンがありましたよね?その時は思いがシンクロしたんだなーって感じました。
元の生活には戻るでしょう。でも時々思い出に浸っちゃって、近い再開を望んじゃうのかも・・。
Commented by CaeRu_noix at 2007-03-03 11:53
acine さん♪
見にくいとか疲れるという感想もあったみたいですね。
前の方の席だったら結構しんどいかな。
でもでも、2人の会話が進むたびにこ手法にハマっていきましたよねー。
似ている俳優を使ったのはよかったですよね。アーロンの役の若い頃の俳優は今の彼よりずいぶんと爽やかさんでしたよね。自由人的で弁護士タイプにはとても見えなかった。そうそう、彼女の方はケイティ・ホームズ似でした。
私はてっきり初対面の2人かと思っていたので、過去がだんだん紐解かれていく過程が同じくとてもおもしろかったです。
こんなに粋なオトナ映画が成功したのは、アーロンとヘレナの魅力、演技力あってのことですよね。ぶらぼー
Commented by リーチェン at 2007-03-05 16:25 x
かえるさん、TB&コメントありがとう~~~

両方の表情を真正面から同時に捉えるなんて、普通考えたら無理な話だもんね。演じている方はずっと映されているから気が抜けなくて大変だろうけど(笑)、相手が言う言葉を聞いたときの表情の変化とか、細かいところが、言葉にならない言葉やおたがいが考えている過去に対する気持ちのギャップなどをうんだりして面白かったです。

見終わって改めて、映画のキャッチコピーがよくできてるなと思いました(笑)
Commented by めかぶ at 2007-03-05 20:55 x
かえるさん、おひさしぶりっすー。ネット復帰っすー。
旅先からのメールもありがとねー。社会ともネットとも隔絶状態だったから世間から取り残されてるみたいでちょっとビビリモードだったのよー。(笑)

で、復帰第一弾コメントはこれにしました。去年は「ルイーズに訪れた恋は・・・」で大人の恋にどっぷり嵌りましたが今年もその傾向が・・・。
この二人がせつなくて愛しくて。2回も観てしまった。
“男はズルいロマンチスト、女は罪なリアリスト”ってコピー。
そうかもしれないけど、いや、女だってロマンチストになれる!と言いたい自分がいます。
この二人の設定と同じ年齢の私。「ルイーズ」の時もそうだったのよね。そうか、大人の女たる年齢なのね。ふむ。
最近大人の女の生き方、恋の映画が増えましたね。また今年も嵌りそうです。(笑)
Commented by rubicone at 2007-03-05 23:57 x
かえるさん、こんばんは~!
TB&コメントありがとうございます!

そうでした、そうでした!過去の二人と現在の二人がとっても似ていたので、見ていて二人の間に流れた時間の長さが自然に伝わってきましたものねー。(あんまり違ってたら、私は混乱しちゃったと思う)
しかし、二人の会話だけでつないで、しかも表情もずっと見られるなんて、考えたらすごい作品ですよね~!大人のラブストーリーを満喫しました!!
Commented by CaeRu_noix at 2007-03-06 12:58
リーチェン さん♪
そうなんですよ。向き合っている2人の表情をまったく同時に見ることなんて、通常の映画ではできないですからね。そういうのをカメラの切り返しで捉えることが本来の映画の面白さではあるとは思うのだけど、左右二分割で同時に映すというこのスタイルも刺激的でしたよねー。そうそう、そのおかげでカメラの2人の姿の捉え方がかなり密で、その分、ちょっとした表情や挙動から、多くの感情の動きが伝わってきましたよね。会話劇でありながら、言葉以外から表現されるものがまたよかったですよねー。語らずして、過去が見えてくるところもため息もの。
そうそうそう、"男はズルいロマンチスト、女は罪なリアリスト"って稀にみる的を射た名コピー!
Commented by CaeRu_noix at 2007-03-06 14:04
めかぶ さん♪
お待ちしておりました。ネット開通おめでとうございますー。
社会生活とネット生活と同時に離れてしまったら確かに心細いし不安になりますよね。ウラシマタロウジョウタイ。ゆっくりペースを取り戻してくださいー。あ、昨日の掲示板のめかぶさんのカキコ、上半分しか読んでませんでした。後で下半分に気づいたのですが、たいへんだったのですねー。お疲れ様です。
これ、掲示板では誰も話題にしてなかったですよね。少なくともアーロンのことを記事にしていためかぶさんなら観ているはずだよなーって思っていたその矢先に、タイミングよくめかぶさんが現れてくれたので嬉しかったわ。

女だって究極のロマンチストなんですよー。でもオトナのオンナは学習してしまっているんですよね。流されないほどに悟ってしまっていたのです。そして、男は場当たり的なロマンチストだし。
そうそうそう、大人の女の年齢なんです。ヘレナってもっともっと上のイメージだったかも。そういえば、確かに、大人の女の生き方、恋の映画は増えたかも。じゃんじゃんハマってくださーい。
あ、『ルイーズに訪れた恋は・・・』も最近DVDリリースされましたよね。こちらを観るのも楽しみですー。
Commented by CaeRu_noix at 2007-03-06 14:04
rubicone さん♪
若い頃の2人が似ている俳優だったのはナイスでしたよねー。同じ俳優が両方をやると、その片方がその年齢には見えない不自然さがあったりするし、年齢があっていても容貌が違いすぎるのでは同一人物と思えず冷めてしまいますものね。確かにこの場合は、説明がないわけだから、似てないことに冷めてしまうんじゃなく、同じ2人の過去の場面だと観客が気づかない恐れもありますね。いいキャスティングでした。(そういえば、邦画の『好きだ、』で宮崎あおいの17年後を永作が演じるというのもなかなかイメージあってました。)
めいっぱい2人の細やかな演技を堪能できましたよね。極上の大人のラブストーリーでしたー
Commented by とらねこ at 2007-03-09 03:20 x
こんばんは、かえるさん♪
TBレス&コメント、ありがとうございました~
>オトナのオンナは学習してしまっているんですよね。流されないほどに悟ってしまっていたのです。そして、男は場当たり的なロマンチストだし
本当にその通りですよね!
この会話劇の中に沁み込む、ロマンとリアリティのはざまが何か気持ちがよく、苦味と甘みがあって、とても素敵な作品でしたね。
でもでも私はやっぱり『ビフォア・サンセット』の方がう~んと好きです~^^;
ハッと現実に引き戻されるこの映画と、フレンチ・シャンソンで退場する映画・・・
Commented by CaeRu_noix at 2007-03-09 13:05
とらねこ さん♪
苦味と甘みの両方が感じられるのがよかったですよねー。そして、スパイシー。とっても現実的で痛々しくもなるんだけど、ロマンティックさも終始漂っているんですよね。舞台はいたってシンプルなのに、濃厚な味わいでした。
いやー、比べてしまったら、私も『ビフォア・サンセット』の方がうーんと好きですよー。ビフォアはオールタイムのmyベストに入るけど、これはそこまではいかないです。『ビフォア・サンセット』はデュアルフレームじゃなくても、鑑賞者の脳裏に、「ビフォア・サンライズ」の場面が浮かぶというマジカルな映画ですよねー。ニーナ・シモンの「Just in Time 」は最高ー
Commented by sally at 2007-03-10 16:01 x
かえるさん、やっぱりビフォア・サンライズ&サンセット思い出しますよね^^
この映画を観た中でかなりの%がそう思ったんぢゃ・・・。
そして映像表現について、『ルールズ・オブ・アトラクション』の二分割統合シーンに反応して頂いて嬉しかったですー。何気に好きな映画なのですよね、あれ。他にも逆回転やら色々やってましたけど・・・。
原題のother womenについての解釈、なるほど!
女には様々な顔があるのですよね。
Commented by CaeRu_noix at 2007-03-11 23:47
sally さん♪
男と女の会話劇、再会とくりゃー、思い出さずにはいられません。ビフォア・サンセットの方がときめきロマンチック度は高かったですけど、こちらは大人の駆け引きぶりが面白かったです。
『ルールズ・オブ・アトラクション』は私も気に入っているんですよー。せつない青春映画でしたよねー。遊びのきいた編集のものって全般的に好きなんですよねー。キップのナンパ旅行の早送り編集部分も好きでした。(『パリ、ジュテーム』のトム・ティクヴァ作品でそれを思い出しちゃった。)あの主人公の女の子かわいかったのに、その後あまり見かけなかったんだけど、ホリディに出ているみたいです。
ヘレナが同じ台詞を二種の表情、トーンで言うカットが左右に映った時に、other womenを感じました。解釈はいろいろにできると思いますが。
とにかく、そうなんです。様々な顔をもつのですー。
Commented by みつこ at 2007-03-15 23:27 x
こんにちは。
この2分割画面、好き嫌いの分かれるところかと思いますが、アタシは効果的でよかったと思ってます。
以前、「女は付き合った男たちを縦に並べ、男は付き合った女たちを横に並べる」という言葉をきいたことがあるのですが、ふむふむ、納得です。

皆さんのコメントで挙げられていた、ビフォア・サンライズ&サンセットは観たことがないのですが、とても気になってきました。
Commented by CaeRu_noix at 2007-03-16 10:43
みつこ さん♪
2分割でずっと通すというのは映画としては疑問もあるのですが、これはこれで効果的に感じられましたよね。おもしろい試みだったと思いますー。
おおお、なるほど。縦に並べる女、横に並べる男ですか。そうかもしれませんね。鋭い表現ですねー。
ビフォア・サンライズ=恋人たちの距離(ディスタンス)&サンセットはしゃれた会話で紡がれるロマンチック・ストーリーですよー。大のお気に入りです。是非ご覧くださいー。
Commented by minori at 2008-03-23 19:49 x
こんばんわ、かえるさん。分割に一瞬戸惑いましたが蓋をあけてみれば小粋な会話劇で、かえるさんも↑でおっしゃっていますが、恋人たちの距離のような、どちらかといえば9年後のビフォア・サンセットのようなステキな映画でしたね。そっか、かえるさんはサンセットのがお好みですか。考え方もしっかりしてて足元がしっかりしてた感じがしますよね、サンライズに比べて。私はどっちも好きですがどちらかと言われれば夢見るサンライズのほうが好きだったりします。あ、そうそう、縦に並べるのと横に並べるやつ、言い換えると『女は恋が終るたびに角を曲がるから振り返っても過去はないけど、男は一本道で歩くから振り返れば過去がある』らしいですね。なるほど、と思いました。ええ。
今日は別口ブログからTBしますねー。
Commented by CaeRu_noix at 2008-03-25 23:42
minori さん♪
小粋でした。おしゃれな会話劇。
DVDで観るのと、スクリーンで観るのとでは、この二分割画面から受ける感じが多少違うかもしれないなぁって思ったりしたのだけど、どうでしょうー?
ビフォアはもちろんどっちも好きだけど、サンライズはリアルタイムで観たわけじゃなかったのに比べ、サンセットは映画館で観て、パーフェクトな感銘のあった2005年のベスト1作品だったのでした。サンライズをふまえた上で、サンセットは味わい深いという映画的な重層効果もポイントだしー。
確かに、minoriちゃんにはサンライズの方が似合いまする。
縦と横の件は、そういうことなのかー。男女の心理の違いというのもまた面白く。
おお、minoriちゃんはいっぱいブログをお持ちなのねー。ソンケー
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