かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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オルセー美術館展
2007年 03月 31日 |
東京都美術館で開催中の「オルセー美術館展 ― 19世紀 芸術家たちの楽園」へ行ってみました。



いや、本当は行きたくなかった。いつも言っているけど、日本の美術館って、作品数の割に入館料高いし、人気のあるものはべらぼうに混んでいて、絵を見に来たんだか、人の頭を見に来たんだか、わからないような状況に陥りがちなんだもの。上野でやるものは特にそう。いつぞやのMoMA展なんて長蛇の列ができていましたもん。印象派あたりなんて混むに決まっているよねぇー、、って思ったんだけど。

桜咲く上野公園をてくてく歩き、いざ東京都美術館へ。
うー、やっぱり混んでました。休日は避けたのに、驚くべき人混みが・・・。
何でこんなに?!もうすぐ終了だから?春休みだから?
日本人って、やっぱり印象派が好きだから?なんでー?

と、混雑ぶりにガックリしつつも、お目にかかれて嬉しい芸術作品に会えました。人の頭を視界に入れずに一枚の絵をじっくり鑑賞するのはまず無理だったけど。でも、隙間をねらって、目を引いたものについては、立ち止まってじっくり。興味をひかないものは、早足鑑賞。よろしいんじゃないでしょうか。

目玉作品その1はゴッホの「アルルのゴッホの寝室」でしょか。
これは美術の教科書で見なれていたものであるけれど、10代の頃はあまりゴッホの絵を素晴らしいとは感じなかったわけで。大人になって、美術館巡りをして多くの絵画に馴染んだ後に、こういった作品を現物で見ると、ああやっぱりいいなぁ、好きだなぁと思うわけです。その色彩に魅せられるのです。これって、耳を切った後に描いたものなんだー。

チケットの写真にもなっていてもう一つの目玉であるらしい、マネの「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」もステキでした。衣装は黒だし、彼女の表情も笑未満なのに、とても優しくやわらかい光を放っているように感じられて、じゅてーむ、モリゾ。

ルノワールの「絵筆を持つクロード・モネ」にもドラマを感じます。私は風景や静物の方が好きなので、人物画にはそれほどにはときめかないのだけど、そのクロードの姿には目を留めてしまうのでした。

そして、ギュスターヴ・モローの「ガラテア」もハッとさせられる魅惑的な作品で、キラキラした輝きをウットリと眺めずにはいられません。
そして、今まであまり注目したことのなかったルドンの絵も面白いなーと今回思いました。

メインは絵画だけれども、彫刻彫像作品もあって、あまりじっくりとは見られなかったんですが、ジュルジュ・ラコンブのベッドの木枠シリーズは気に入りました。誕生や愛をテーマにした力強い浮き彫り。

それからですね!その名前を知らなかったのに心惹かれたのは、フランソワ・ガラの作品。
「芸術家の室内」という鉛筆、インク、水彩による三連作。
思想や音楽のリズムを建築物として描くなんていうステキなことをやっているんだって。
存在感を放つ油彩画が続く中、その神秘的なやわらかな水彩画にはときめきます。描かれた建築物の細部をじっくりと見つめてしまうんです。本当に絵なのにリズムや音楽を感じるような気がするというか・・・。
検索しても、フランソワ・ガラについてのデータは得られなかったけれど、同じようにこの人の作品に惹かれた美術展来館者の声をいくつも発見。
日本人は徹底的に有名なものばっかり追う傾向が強いけど、こういう風に知らなかったステキな作品に出逢えることは嬉しいのですよね。
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ご多分に洩れず、モネが大好きなのだけど、今回は「ルーアン大聖堂」を見られて感動。でも、事前に作品チェックなどはしなかったので、出品数はこんな程度かぁという思いもあった。はい、そして、4月7日から、国立新美術館で開かれるモネ大回顧展に行かずにはいられなくなるのですね。すいれーん。

とそんな感じで、混雑による劣悪鑑賞環境にはうんざりなのですが、作品のそのものはとても見ごたえのある内容だと思いました。

ねぇ、ゴーギャンはいつからゴーガンになったの?
ハルクはホーガン。
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by CaeRu_noix | 2007-03-31 07:48 | Art.Stage.Book | Trackback | Comments(2)
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Commented by きおっきー at 2007-03-31 16:14 x
ゴーギャンがゴーガンになってたとは知らなかった!

それはともあれ、オルセー、私も気になりつつ行ってなかったのでレポを興味深く読みました! かれこれ、、、13年前(!マジで??ビビるわ~)、卒業旅行でヨーロッパに行った時、オルセーも行きました。ルーブルさんが観光客をひきつけていたおかげか(ってルーブルも行ったけど)、オルセーはすいてました。でも「日本人好み」な作品は確かにオルセーの方が多かった気がする。

もうじき終わっちゃうのかーいけるかな、いけるかな、、、
Commented by CaeRu_noix at 2007-04-01 22:42
きおっきーさん♪
そそそうなんです。びっくり。当たり前のようにゴーガンと表記されていました。モジリアニもモディリアーニになったりしていたし。ごーぎゃんの方がいかにも芸術家っぽくっていいのにー。
おお、きおっきーさんはオルセーに行かれているんですね。いいなー。私の卒業旅行の時は、ルーブルの後にオルセーを目指した友人もいたんですが、私と別の友人は、近場のオランジェリーで妥協してしまいました。ルーブルは見るべき名作が多いけど、個人的には印象派の方が好きかなぁ。その時は美術館の時代区分なんかも意識していなかったんだけど・・。
お時間とれましたら、是非おでかけくださいー。混んでるけどねー。
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