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『クロッシング・ザ・ブリッジ サウンド・オブ・イスタンブール』
2007年 04月 11日 |
生きる音楽、交差する音楽、それは架け橋。

「宗教は?」って、聞かれて「音楽」って答えた 『愛より強い旅』 のザノのことを思い出した。それなんだよ。



去年の映画生活の大きな収穫の一つは、ファティ・アキン監督の 『愛より強く』『太陽に恋して』 に出逢えたこと。1973年生まれのその若手監督の手腕と才能には大興奮しちゃったもの。音楽の使い方もすこぶるセンスよくて、長年温めてきたこの企画を実現させることができたのも必然。トルコ系ドイツ人ファティ・アキンが、自らのルーツのある国トルコに渡り、イスタンブールの多彩な音楽シーンに迫るなんて、それはもう思いきりエキサイティング!

音楽ドキュメンタリーっていうのは何しろ音楽を聴くことができるから、どれもそれなりに楽しめるし興味深いのだけど、物語がない分それほどに大きな感動を与えてくれるものは少ないのだよね。ところが、そこはさすがのファティ・アキン!音楽ドキュメンタリーにこんなに心揺さぶられるのは久しぶり。『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』や『SUPER 8』 なみにガツンときたお気に入りの1本に。

オルタナ・エキゾって何だ? よくわかんないんだけど、とにかくトニー・ガトリフの音楽映画なんかが大好きな私は、民族色の見えるワールドミュージックには血が騒いじゃう。エキゾチック大好き。それにしても、イスタンブールの街でこんなにも、バラエティに富んだ音楽が、個性的なミュージシャンたちがパワフルに弾けているなんて知らなかった。以前行ったトルコではベリーダンスショーを見ただけだったもの。いつのまにやらこんなに多彩で熱い音楽シーンがイスタンブールで展開していたとは。西洋と東洋が混じり合った文化の魅力は音楽の世界でもこの上なく発揮されているんだなー。

次々と登場するアーティストの姿、エネルギッシュな歌と音楽が、興味深くって、聴きごたえがあって、釘付けになったまま興奮のるつぼ。思えば、多くの音楽ドキュは、一ミュージシャンを追ったり、一つの音楽のジャンルやレーベルをテーマにしているものがほとんどだから、1本の映画の中でそれほどに多種多様な音楽に次々と出逢うということはないんだよね。それがここでは、伝統民謡あり、パンクあり、ラップあり、ジプシー音楽ありと、変化に富んで高揚感が持続。伝統的なものも大切にし、一方ではルーツの異なるものを融合させたりして、耐えず柔軟に新しいスタイルも生み出されている。ああ、音楽は生き物なんだなーってことをリアルに実感するの。

アレンジされて形を変えていく音楽、一見異質なものを合わせた音楽っていうのは本当におもしろい。ガトリフの『ベンゴ』の、トマティートがつま弾くフラメンコギターとスーフィーとの融合などにもオープニングから圧倒されたものだけど。イスラム神秘主義のスーフィーとクラブサウンドをミックスさせちゃうメルジャン・デデもすごい。くるくる回りたいー。私が先日 新オリエント楽派のLIVEでその音色を聴いたトルコの楽器サズをエレクトリック化してかき鳴らしちゃうババズーラもパワフルだ。そこにこのドキュメンタリーのナビゲーター、ハッケもジョイントして行われる、ボスポラス海峡に浮かぶフェリーの甲板上でのセッションは最高。
d0029596_23142427.jpg

そして、ストリートで演奏するシヤシヤベンドを映し出すカメラにゾクッときた。広場の彼らを照らす夕陽がステキだよー。空から一望するイスタンブールの街の俯瞰ショットも橋の上からのボスポラス海峡の眺めも、いかにもアンダーグラウンドっていう感じの猥雑な夜のストリートも、思いを語るミュージシャンのクローズアップも、全てが生命力を感じさせる魅力的な映像なのだ。アキンの演出はやっぱりいいよ。音楽ばかりでなく、表現することに情熱を注ぐミュージシャンの彼らの語る言葉の一つ一つも心に響き、反骨精神やそういう本気の思いがあるからこそ、胸をうつ音楽が生まれるだなってことを感じる。

音楽は沸き立つものなんだ。とにかく熱い、ヤミツキになるサウンド!
飛んでイスタンブゥルー♪のメロディを思い出している場合じゃなかった・・・
当たるも八卦、アレキサンダー・ハッケ~。大当たりっ


オリジナル・サウンドトラック/Victor
サラーム海上氏のライナーノーツ/Victor

Baba Zula(ババズーラ)
Orient Expressions(オリエント・エクスプレッションズ)
Duman(デュマン)
Replikas(レプリカス)
Erkin Koray(エルキン・コライ)
Ceza(ジェザ)
Mercan Dede(メルジャン・デデ)
Selim Sesler(セリム・セスレル)
Brenna MacCrimmon(ブレンナ・マクリモン)
Siyasiyabend(シヤシヤベンド)
Aynur(アイヌール)
Orhan Gencebay(オルハン・ゲンジェバイ)
Muzeyyen Senar(ミュゼィイェン・セナール)
Sezen Aksu(セゼン・アクス)
and Alexander Hacke(アレキサンダー・ハッケ)

CROSSING THE BRIDGE (the sound of istanbul)
2005 ドイツ/トルコ 公式サイト
監督:ファティ・アキン
撮影:エルヴェ・デュー
編集:アンドリュー・バード
 (シアターN渋谷) 

クロッシング・ザ・ブリッジ ~サウンド・オブ・イスタンブール~


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by CaeRu_noix | 2007-04-11 00:01 | CINEMAレヴュー | Trackback(8) | Comments(14)
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タイトル : クロッシング・ザ・ブリッジ
           *公式サイト 2005年/トルコ・ドイツ/92分 原題:CROSSING THE BRIDGE The Sound 監督:ファティ・アキン 出演:アレキサンダー・ハッケ、ババズーラ、メルシャン・デデ他 トルコを舞台とする『魅惑の音楽ロードムービー』(チラシより)で、監督は「愛より強く」のファティ・アキン{/kirakira/}! パワフル&エネルギッシュな音楽のシャワーを一杯に浴びて満足した作品、その名もずば~り♪「クロッシング・ザ・ブリッジ/~サウンド・オブ・イスタンブール...... more
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Commented by rubicone at 2007-04-12 00:52 x
これを観た日は、サン・ジャックへの道との2本立てて・・・もうもう、テンション上がりっぱなし~!!の激しい一日となりました。
音楽の持つ、根源的な力というか、音楽との距離の近さを感じて恐ろしいくらいでした。特に、「声」~!!
かえるさんが、「愛より強い旅」でザノが言っていた言葉、私も一番強く感じていた言葉だったので、何だかえらく感激してしまいました!!うるうるるるる・・・!
素晴らしい作品でした♪
Commented by CaeRu_noix at 2007-04-12 14:46
rubicone さん♪
おお、それはテンション上がりますねー。
そうなんですよ。音楽の根源的なパワー/魅力というものをこれでもかっというほどに感じましたよねー。音楽映画なんて、たくさん観てきたというのに、とても新しい発見をしちゃったようなインパクト。心揺さぶられましたよねー。
この映画で体感する音楽、登場するミュージシャンの魂には、ザノの言葉が当てはまりますよね♪そのへんに共感してもらえて嬉しいでっす!うるるる~。素晴らしかったですよねー。
Commented by リーチェン at 2007-04-13 17:06 x
ほんとガツンと音楽ドキュメンタリーですよね!

この作品が作りたかったのか・・・と感慨深く見ていました。アンダーグラウンドのミュージシャンから、国民的な人気を誇るディーバまで幅広い音楽が詰まっていて、本当にソウルフル!「サンジャック~」も近日中に見たいと思ってます。ほんと、音楽って素晴らしいですね♪
Commented by CaeRu_noix at 2007-04-14 12:45
リーチェン さん♪
ガッツンガッツンです。
音楽ドキュメンタリー史上のmyベスト5には入れたいです♪
リーチェンさんのレヴューを改めて読んで、アキン監督は以前からこの企画をやりたかったんだという思いをなぞりました。(そのことをコメントしようと思ったら、前にもうしてました。w) 『愛より強く』なんかの成功があって、本作の実現にいたったというのはとても嬉しい流れです。
そうなんですよ。バラエティに富んだミュージシャンの姿を見られたのが本当に楽しかった。
「サンジャック~」も楽しんでくださーい。
Commented by シャーロット at 2007-04-14 16:09 x
わお、こちらは熱いコメントで盛り上がってますね♪
ガツッ!と私もつかまれました。
当初はもっと見るのは後になるのかもと思っていたのですが、最近ダンスものをよく見ていたせいか音楽とダンスが絡むものが妙に気になっちゃっいまして。いやー、もうホントに見て良かったと思いましたよ。凝り固まってる私の耳が魅惑の音楽満載のこの作品には激しく反応しちゃいました。こういう作品を待っていたのかもです。サントラ、ヘビーローテーション。もし購入されてなければいつでもお貸ししますよん。
上の画像のシーンはホントに素敵でしたよね。
どのミュージシャンも音楽と共に生きるって感じがビシバシ伝わってきて見惚れ、聞き惚れました。
音楽に関係する場にいながら私は表現者ではないので登場するミュージシャン達が心底羨ましいです。湧き出る思いが生きる証みたいに感じますよ。私もくるくるまわりたーい。あ、ダンスも踊ってみたいこのごろ。笑
気持ち的にはまた見に行きたいのですが。もう今週から激しく見たいものがたくさんでぇ。。。やはり音楽ものは何をおいてもさっさと見ようと決めましたです。
Commented by CaeRu_noix at 2007-04-15 11:19
シャーロット さん♪
熱いです!掴まれますよね、ガッツリと。
ダンスと音楽、そういえば絡んでいましたね。スーフィダンス。
私はいわゆるミュージカル映画では、歌よりダンスを重視しているんですよ。せっかく映像なんだから、目を楽しませてほしいという気持ちが強い。
なのに、音楽映画にはとても惹かれてしまうから不思議。ドラマのバックに流れる演出ツールの音楽っていうんじゃなく、音楽そのものが主役だとこんなにもそれに釘付けになってしまう。音楽ドキュメンタリーって、実に不思議なジャンルです。でも、退屈なものもありますので、何よりも優先すべきとは一概にはいえないかも?しかし、これは必見。ご覧いただいてよかった。
そう、本気で音楽と向き合っている人の姿がフィーチャーされるから、のめり込まずにはいられないんですよね。そのミュージシャンを前から知っているわけでもないのに、魅了されまくり。単に表現者といっても、彼らのようにその業界でポジションを獲得できるのは一握りでしょうから、本気ならばそれでOKということでもないのだろうけど、登場したミュージシャンたちは注目に値するだけあって、実に素晴らしいパワーを持っていましたよねー。
Commented by とらねこ at 2007-04-29 12:54 x
おお、かえるさんが、この映画にハマっていらしたのですね。
私ってば最近、少しヤル気を無くし気味で、なかなか記事をUPできません。そのために、かえるさんが盛り上がっていらした頃から少し外してしまい、とても残念に思います・・・すみません。

『愛より強く』で、河岸での演奏する映像と、同じ音楽が使われていたのですが、この曲が、とっても欲しくなってしまい、サントラまで買ってしまいました。
もう、この曲を聞いただけで、9割がた心を持っていかれましたもの!

『愛より強く』も、とっても心をグワシと掴まれる、すごい映画でしたよね。これは見て良かったです。
シアターNは客席の並び方が嫌いなのですが、行かざるを得ません。
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-01 01:16
とらねこ さん♪
ハマりました。興奮しました。しびれましたー。
そうですかー。いつも精力的にブログ活動をしているように見えるとらねこさんでもやる気が失われたりしていたのですね。それでも、しっかり間引かずに?ちゃんと書いているから素晴らしいー。これもしかりと記事にしていただいて嬉しいです。自分が気に入っている映画については時期がずれようがいつでもノープロブレム。(例えば、自分がそれほど気に入らなかった映画のずっと前の記事などに、熱いコメントをされても同じテンションでレスはできないかなとは思うが)
とらねこさんもサントラを買われたのねー。エキゾチックな音楽ってなぜか心に響きますよねー。西洋の楽器では出せない音もあるそうで、魅惑的。
そうそうそう、『愛より強く』もサイコーでした。去年のGW前の封切り作品で、ジャームッシュ作品なんかに比べると観た人は少な目だったけど、21世紀の重要な映画の1本です!(大袈裟?)シアターNは劇場の設備環境的にはイマイチですが、上映作品は侮れませんよねー
Commented by ふぇあるーざ at 2007-05-04 11:00 x
昨日観ましたー
蛇イチゴの後に(笑)

多種多様 なのに 大きな根っこがひとかぶ。
彼らにすっかりさらわれてしまいました。

来年の春アキン欠乏症になったらどうしよう、シアターNさん?

アレキサンダー・ハッケのお宿(Le Grand Hotel Du Londra? 自信なし)って、まさしくジャイトとシベルの再会の場所ではないですか?
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-06 21:46
ふぇあるーざ さん♪
やっぱりアキン監督はやってくれましたよねー
はい、さらわれます!飛んでイスタンブールぅぅじゃなくて、さらわれてイスタンブールですわ。って、庄野真代の歌なんて、ふぇあるーざさんはご存じないでしょうがっ。
アキンはカンヌ映画祭のコンペに出品するんですよね。それが評判をよべば、来年公開作品にまた会えるかなーって思うのですが、どうでしょうー。シアターNさーん。

おお、ホテルに気づきましたか。スバラシイ。私は全然気づかなかったんですが、「working title -annex-」のわかばさんが愛より強く再見レヴュー記事にてそれに言及してくれました。「Grand hotel De Londres」、ジャイトとシベルの再会のお宿にハッケがお泊まりなんて心憎いですよねー。
Commented by 狗山椀太郎 at 2007-05-20 23:00 x
こんばんは。
トルコ系ドイツ人の監督さんだったのですね・・・。
前2作の音楽も印象的とのこと、ちょっと興味が湧いてきました。
私も音楽好きですけれど、音楽ドキュメンタリーになると退屈してしまうことが多くて『ブエナ・ビスタ〜』を見たときも半分寝ていました(苦笑)。でも、本作は割と演奏シーンに時間を割いていたこと、それから紹介される音楽が変化に富んでいたのは良かったですよね。
私はババズーラの哀愁グルーヴに惚れました。スーフィズムの旋舞は『イブラヒムおじさんとコーランの花』を思い出しました。ウニ頭の人はちょっと怖かったけれど。まさに音楽が「生き物」に感じられました。いつもこんな新鮮な気持ちで音楽に接したいものです。とても楽しいひとときを過ごせませした。
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-21 20:02
狗山椀太郎 さん♪
そうなんです。監督自身はハンブルクで生まれ育った2世ですが、生粋のトルコ人の血筋じゃないかな?『太陽に恋して』にちょっと出演もしていたんですが、トルコなお顔立ちでした。ルーツの国の音楽にせまるっていうアプローチもまたステキですよね。
前作の『愛より強く』でも、トルコの伝統的な音楽がおもしろい使われ方をしていたので是非ご覧くださーい。
そうそう、音楽ドキュメンタリーって、興味深くてついイロイロ観てしまうんだけど、退屈なものも結構ありますよね。たくさん観てきた中で、本作はベスト3入りは確実と豪語できる素晴らしくエキサイティングな一作でした。変化に富んだ音楽に求心力がありましたよね。
イブラハムおじさんはスーフィ教でしたよね。イスラムだけどお酒を飲んでもOKなのがいいです。神秘的なスーフィの存在は結構好きです。ルルーシュの『しあわせ』でも注目。
椀太郎さんも生きる音楽を実感できるプレイを楽しんでくださーい。
Commented by y at 2007-06-09 13:25 x
かえるさん、お久しぶりです。「約束の旅路(Va, vis et deviens!)」の東京での上映は終了してしまったのですね。

アキン(Akinは、トルコ語の発音では、アクンに近いのじゃないかと思うけれど…)監督の映画を見ると、やはりハンブルク出身のトルコ系の友達のことを思い出してしまいます。元気でいるだろうか。

「Crossing the bridge」では、クルド人の女性歌手がクルド語で歌う場面が、特に強く印象に残っています。アレクサンダー・ハッケとは、昨年の大阪ヨーロッパ映画祭の際、すこしだけ、言葉を交わしたのですが、にこにこと、とてもフレンドリーな方でした。「Im Juli」や「Gegen die Wand」も、選曲のセンスの良さが光っていましたが、邦題で損をしている感じ。

「Grand Hotel de Londres」は、「Gegen die Wand」DVDのコメンタリーによると、監督がいつも利用している宿だとか。今度、イスタンブールに行くときは、泊まってみようと思います。(日本版DVDの制作会社は、日本語字幕を作るのが面倒くさくて、コメンタリーを削除してしまった???)
Commented by CaeRu_noix at 2007-06-11 09:57
y さん♪
お久しぶりです。
『約束の旅路』は6/1で終了しました。また文芸坐などでかかるといいのですが。それから地方でも多くで上映されるとよいです。東京ではそれまで岩波ホールに行ったことのなかった人も観に行かれたようでよかったです。

そうなんですか。アキン監督と呼んで定着していますが、本当はアクンという音に近いんですね。外国語の人名等を最初に日本でカタカナ表記する人には本来の音に忠実にやってほしいなと常々思っています。
ハンブルク出身のトルコ系のご友人がいらっしゃるのですか。やはりドイツはトルコ系の方が多いですね。愛より強くのジャイトのように不遇に苦しむ人もいるのだろうけれど、アキン監督のようにその地で活躍する人もいることが嬉しいです。

昨年の大阪ヨーロッパ映画祭にはわざわざでかけたいほどでした。監督は来日しなくて残念でしたが、そういえばハッケが来てくれたんですよね。言葉を交わされたなんていいですね。

アキン作品はとにかく音楽センスがいいですよね。そうなんです。何でもかんでも愛だの恋だのつければいいという安直な邦題がちょっと残念です。

あのホテルは監督がいつも利用しているホテルなんですね。覚えておこう。
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