かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『ホリデイ』
2007年 04月 18日 |
王道。お話はありえないけど、ジュードにメロメロ。



うーん、すごい。
『イン・ハー・シューズ』 なんかを観た時に、ハリウッド製の女子映画も変わってきたのかなぁなんて思ったりしたんだけど、いや何も変わっちゃいない。一点の曇りもない圧倒的なロマコメは健在なのだねー。こんなにあり得ないお話、出来過ぎの展開で、胸キュンラブストーリーを作り上げちゃう手腕はすごいかも。

だって、その脚本が優れているなんて、微塵も思わないもの。ありえないよ、できすぎだよ、呟かずにいられなかった箇所は多数。だけど、興ざめして心が離れちゃうってことはなくって、2組のカップルの行く末をおもしろく見守ってしまうのだ。

好感をもてるキャラクターはケイト・ウィンスレットの方。キャメロン・ディアスの方はそのものは共感度が高いわけじゃないんだけど、何しろお相手がジュード・ロウですから、主人公の気持ちになりきって疑似体験するには極上ー。

というか、このジュードは反則でしょう!非の打ち所がないなんてさ。そのキャラクター設定は一見リアルっぽいけど、その実は「白馬の王子様」を登場させているのと同じような気がするなぁ。罪作りだー。ジュードのルックスだったら、『クローサー』とか『アルフィー』みたいないい加減野郎である方が現実的だよね。だけど、そんなリアリティには目もくれず、ロマコメは女子に幸福感を提供するのが役目なのだと、徹底的にハッピーにロマンチックに突っ走るー。ジュード・ロウのような色男の務めはあくまでも女子のハートをとろけさせることなのねぇぇ。1本。

というわけで、楽しめましたし、幸せな気分になれました。好き嫌いでいうと、脚本も演出もあんまり好みではなかったんだけどね・・・。

クローズアップの多すぎるのが気になった。例えば、顔の一部分を僅かに震わせて感情表現をするというような繊細な演技のシーンなんかだったら、顔のアップで撮ってみるっていうのもわかるんだけど・・・。言葉を発するたびに、体を揺らし、目がくるくる、眉毛を上げ下げ、皺が浮かんだり、口がへの字になったり、そんなに喜怒哀楽を激しく表現するところは、そんなに寄って撮る必要はないんじゃないかなぁとたびたび思った。演技派のスターが主人公だからそれが見どころなのかしら?それとも、DVD化したものをTV画面で観る人たちに合わせたカメラなのかなぁ。

それからやっぱり、あまりにも出来過ぎ・都合よすぎなお話も丸ごとOKとは言い切れず。ホーム・エクスチェンジの実状は知らないけど、見ず知らずの人と住居を交換するなんてもっと慎重になるものだと思う。契約書のようなものは交わさないのかしらん?いくらなんでもアメリカとイギリスの距離で「明日から」っていうのはあり得ないでしょうー。12月って航空券はサラリと取れるもの?会社勤めの記者アイリスはそんなに唐突に長期休暇を取れるもの?鍵の受け渡しはどこでどうやったの。そういうのを相談しているだけでも明日になっちゃうってばー。

主演の4人はみんな悩めるステキな人たちで、元パートナーは(どうしてアイリスとアマンダが彼らを好きだったのかというのも不自然なほどに)クッキリハッキリ嫌なヤツっていう人物造形、善玉悪玉役割分担が明確なのがいかにも過ぎるしね。エドワード・バーンズをそれだけの役にしちゃうなんてもったいなーい。

と気になったことを挙げたらキリがないのでやめておきます。はい。

あ、一つだけ質問。彼の娘は、それぞれにケイタイ電話をもっているんですかね?下の子はかなりちっこかったのに。

それでもやはり、映画絡みの小ネタシリーズは楽しかったかな。元有名脚本家アーサーのオススメ映画や、ジャック・ブラックの小ネタにワクワク。そうそう、モリコーネは『ミッション』が最高だよねー。アマンダのつくっていた予告も面白かったなぁ。

母国語の通用する外国があるっていいな。

-cast-
アマンダ・・・キャメロン・ディアス
アイリス・・・ケイト・ウィンスレット
グラハム・・・ジュード・ロウ
マイルズ・・・ジャック・ブラック
アーサー・・・イーライ・ウォラック
イーサン・・・エドワード・バーンズ
ジャスパー・・・ルーファス・シーウェル

THE HOLIDAY 2006  公式サイト
監督.脚本ナンシー・マイヤーズ
音楽ハンス・ジマー
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by CaeRu_noix | 2007-04-18 23:58 | CINEMAレヴュー | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from ☆彡映画鑑賞日記☆彡 at 2008-07-17 20:50
タイトル : ホリデイ
 『人生に一度だけ、誰にでも運命の休暇がある』  コチラの「ホリデイ」は、「恋愛適齢期」のナンシー・メイヤーズ監督の3/24公開になる最新ロマンティック・コメディなのですが、試写会で観て来ちゃいましたぁ〜♪  恋に破れたアマンダ(キャメロン・ディアス)とア....... more
Commented by 哀生龍 at 2007-04-19 06:06 x
おや?TB無しなのには、何かワケが??
>好き嫌いでいうと、脚本も演出もあんまり好みではなかったんだけどね・・・
同じく(苦笑)
ジュードのアップ多用にも、胸焼けが・・・
アーサーやマイルズのようなキャラがいなかったら、哀生龍にとっては少々辛い作品になっていました。
ツッコミどころ満載なのは、それはそれで楽しめたんですけどねぇ~(^^ゞ

>アマンダのつくっていた予告
凄く気になりました!
ジェームズ・フランコ主演で、本当にあの作品を撮ってたら見てみたい!!
と言うか、“予告編って外注に出すものなんだ・・・”と、改めて思ってしまいました。
Commented by CaeRu_noix at 2007-04-19 15:40
哀生龍 さん♪
とらっくばっく受付もホリディ中?
哀生龍さんの好みじゃないのは納得ですが、どう見てもロマコメなこれを観に行かれたこと自体が意外ー
アップの多用はうんざりでしたが、ジュードのならOKです。(笑) 
マイルズの映画ネタは楽しかったですが、その実、キャラクターそのものはさほど魅力的でもない気がしました・・・。典型的なおもしろくて優しい人っつーだけでしたよね??まぁ、ジャック・ブラックだから新鮮なんですがー。楽しかったんだけど、こんな安直な物語でよいのかしらんという思いもありましたー。
あの予告の本編が観たいですよね。あんな楽しげな仕事して、あんな豪邸に住めるなんてぇぇ。
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