かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『こわれゆく世界の中で』 Breaking and Entering
2007年 04月 28日 |
音楽と映像と心情とウィットに富んだ台詞たちが美しくクロスする

ロンドンのキングス・クロス再開発地区でそのプロジェクトを担う建築家ウィルは、恋人リヴと彼女の娘ビーと暮らしていた。



ポスターなどを見ると、三角関係のメロドラマかと思ってしまうけど、アンソニー・ミンゲラのオリジナル脚本作品がシンプルな男と女のドラマであるはずがない。恋愛の物語だったら話はもっと簡単なのだ。これは人と人の物語であり、家族の物語。1人の男と母である2人の女性の物語。男女関係の比重がそれほど高くなかったのがちょうどよく、ほぼ陶酔。とても好みの作品。

キングス・クロス再開発地区の建築家のWill と恋人Liv だなんて、活力あふれる前向きな意味合いの言葉。そんなイメージとは裏腹に、彼らの暮らす町、彼らの暮らす部屋、彼らの紡ぐ時間は深い悲しみの色を帯びていた。建築家っていうのは、何かを新たに造りだすポジティヴなイメージのお仕事ではるけれど、何かをつくり出す時には、必ずまず壊されて棄てられるものがあるんだよね。都市開発、再開発っていう言葉も前向きでメリットだけが感じられるような印象を持つけれど、そこにあったものを取り壊し一掃するということを同時に行う力ずくの業。この世界では、何かがつくられるために、いかに多くのものが壊されているのだろうか。

もちろん都市の一画が荒れて廃れていくのを見過ごすわけにはいかないから、そうやって街づくりがされていくのは必然なのだろうけど。だけど、街の個性を台無しにする下北沢の再開発計画なんて進めてほしくはないし、例えば北京オリンピックのために中国の昔ながらの路地"胡同"が取り壊されて行くことなどはとても残念に思う。アンソニー・ミンゲラがロンドンのキングス・クロス再開発地区を舞台にしたのは、具体的にどういう思いを抱いてのことなのか手に取るようにはわからなかったけれど、この世界のそんな状況が絡み合って、人と人の物語も重層的に響いてくる味わい深いドラマであった。文字通りクロスするのだね。台詞の多くがとても印象的で意味深で、美しい音楽に身を任せながら、言葉達に思いを馳せるのも心地よく。

主役の三人の存在感は確かなものであるのはもちろん、他の俳優達もとてもよかった。ウィルの同僚サンディは 『銀河ヒッチハイク・ガイド』に出ていた人なのね。彼と清掃員の彼女のエピソードはよかったな。ウィルの車に乗り込む娼婦は、あの『ディパーテッド』に出てた彼女なのね。こっちの方が何十倍もいいじゃない。この娼婦オアーナとウィルの会話もとてもおもしろい。浄化なんて冗談じゃない。闇があるから光があるんだっていう彼女の物事のとらえ方には共感。それから、リヴと娘ビーとアミラの息子ミロもいい。彼女の体操する姿と、彼の軽やかな身のこなしでの侵入と逃走シーンには見入ってしまう。寂しい雰囲気が蔓延する映画だから、10代の子どもの躍動感が印象深いのだ。そんな彼らを護りたい、まっすぐに育てたいと思う母親たちが思い悩むのは当然のこと。

SweetSixteenのミロが彼のオフィスに侵入して始まるドラマ。これが、Breaking and Entering?ハイソなウィルと、貧しいミロたち親子は普通に暮らしていたら、接点をもつことはなかったのに。『善き人のためのソナタ』を思い出したのだけど、ミロがPCのデータの写真を見て、盗難の被害者個人の姿に感情移入するというくだりが面白かった。壊して侵入するなんていう物騒な方法であれ、人と人が同じ目の位置で互いを認めるってことは大切なことなんだな。大規模な建築に携わるウィルが、衣服の補修によって日銭を稼ぐアミラに出会う。

皆がそれぞれに傷ついて悲しみの色を帯びているのだけどそのグレイッシュな雰囲気がたまらなくいい。さすがのミンゲラ&ガブリエル・ヤレドコンビ。映像と音楽に魅せられて、彼らの悲しみに引き込まれていった。この感傷的な空気、哀愁の色味は、『あなたになら言える秘密のこと』の主人公達が醸し出すものと似ている気がした。と、感じてすぐに、その土地の名前にも共通点を見出す。ボスニアというのにはちょっと弱い私は、ビノシュ扮する母アミラの気持ちにグッと寄り添ってしまった。命がけで祖国を脱出し、異国で生活することに精一杯の状況で、息子が悪い仲間の誘いでよからぬことをしているといったら、簡単に恋愛に走ったりはしないと思うのだよね。だから、激写シーンに納得して、その気丈さにむしろ心うたれたな。

アミラの過酷な人生を知った後では、ウィルの行動はちょっと浅はかで甘えているように思えたけど、それが男というもの姿でもあるのかな。場当たり的な癒しを求めての浮気ならば、母ではない女を選ぶと思うのだけど、理性でコントロールできなくなるほどに彼女に惹かれたということ?救いたい、守ってあげたいという気持ち?そういう情愛への展開そのものは、そういうものかなぁって思ったけれど、ウィルのもどかしさには共感。ちょっとナルシスト的な思いやりと行動にも。自分だけが入ることのできないれないリヴとビーのいる輪は輪ではなかったという言葉もせつない。ウィルはそれを認めて、愛する人との関係は、大規模再開発するよりも繕うことが大切だと感じたのかな。

-cast-
ウィル・・・ジュード・ロウ
アミラ・・・ジュリエット・ビノシュ
リヴ・・・ロビン・ライト・ペン
サンディ・・・マーティン・フリーマン
ブルーノ刑事・・・レイ・ウィンストン
オアーナ・・・ヴェラ・ファーミガ
ミロ(ミルサド)・・・ラフィ・ガヴロン
ビー・・・ポピー・ロジャース

こわれゆく世界の中で BREAKING AND ENTERING
2006 イギリス/米 公式サイト
監督.脚本 アンソニー・ミンゲラ
撮影 ブノワ・ドゥローム
プロダクションデザインアレックス・マクダウェル
音楽 ガブリエル・ヤレド、UNDERWORLD
 (渋谷 Bunkamura ルシネマ)
.
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by CaeRu_noix | 2007-04-28 20:48 | CINEMAレヴュー | Trackback(26) | Comments(16)
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タイトル : こわれゆく世界の中で
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タイトル : こわれゆく世界の中で
 『イングリッシュ・ペイシェント』や『コールド マウンテン』に続く作品としては、公開規模がやや小ぶりなのが少し気になり、一抹の不安を感じましたが、とにかくもアンソニー・ミンゲラの新作ということで映画館... more
Tracked from knockin' on .. at 2007-06-09 23:47
タイトル : こわれゆく世界の中で
Breaking and Entering 今あるものを壊して、その先に入っていくこと。ある時点で立ち止まってしまった人生のしがらみを解き放っていく。 長年の恋人と彼女の娘と暮らすウィルは、ボスニア移民の未亡人アミラと出会う。全編ガラスのような脆さを感じさせる透明感あ...... more
Tracked from とんとん亭 at 2007-10-23 18:56
タイトル : こわれゆく世界の中で
「こわれゆく世界の中で」 2007年 英 ★★★★☆ 何だか、どんよりと暗い世界観。 主要人物は、どの人も孤独を抱え、愛に飢え、どこかで人生を諦めている。 主人公のウィル(ロウ)は、10年連れ添った内縁の妻リヴ(ベン)との仲が 冷え切ったもので、...... more
Tracked from パピ子と一緒にケ・セ・ラ.. at 2007-10-23 23:09
タイトル : こわれゆく世界の中で(DVD)
現代のロンドンを舞台に描かれるのは、二人の対照的な女性の間で真実の愛を求めて、もがく一人の男の“心の旅” ロンドンのキングス・クロス再開発地区。そのプロジェクトを担う建築家ウィルは、ドキュメンタリー映像作家で美しい恋人リヴと、彼女の娘ビーと一緒に10年....... more
Tracked from to Heart at 2007-10-30 01:08
タイトル : こわれゆく世界の中で
  人はあやまちをくりかえす       切ないほどに求めるものがあるから アンソニー・ミンゲラ監督の描く、愛を求めてもがく3人の男女のラブストーリー。 原題 BREAKING AND ENTERING 製作年度 2006年 製作国・地域 イギリス/アメリカ 上映時間 119分 監督 アンソニー・ミンゲラ 出演 ジュード・ロウ/ジュリエット・ビノシュ/ロビン・ライト・ペン/マーティン・フリーマン/レイ・ウィンストン/ヴェラ・ファーミガ 治安の悪いロンドンのキングス・クロスで、...... more
Tracked from Sweet* Days** at 2007-11-01 19:56
タイトル : 『こわれゆく世界の中で』
こわれゆく世界の中で(2007/09/19)ジュード・ロウ.ジュリエット・ビノシュ.ロビン・ライト・ペン.マーティン・フリーマン.レイ・ウィンストン.ヴェラ・ファーミガ.ラフィ・ガヴロン.ポピー・ロジャース.ジュリエット・スティーヴンソン商品詳細を見る監督:アンソニー・ミ...... more
Tracked from 真紅のthinkingd.. at 2007-11-25 19:19
タイトル : 傷を抱え、共に生きる〜『こわれゆく世界の中で』
 BREAKING AND ENTERING  ロンドンの再開発プロジェクトを請け負う建築家のウィル(ジュード・ロウ)は、 キングス・クロス地区に新しいオフィスを構えるが、2度も強盗に入られてしまう。 私生活では10年来の同棲相手リヴ(ロビン・ライト・ペン)と、その娘...... more
Tracked from ひらりん的映画ブログ at 2008-03-26 02:21
タイトル : 「こわれゆく世界の中で」
「マイ・ブルーベリー・ナイツ」のジュード・ロウ繋がりで1本。 原題は「BREAKING AND ENTERING」=法律用語で「家宅侵入罪」という意味らしいぞ。 ... more
Tracked from ☆彡映画鑑賞日記☆彡 at 2008-06-15 20:06
タイトル : こわれゆく世界の中で
 『愛をこわす―― それは、真実の愛へと至る、唯一の方法。』  コチラの「こわれゆく世界の中で」は、2人の対照的な女性の間で揺れ動く男性をジュード・ロウが演じるPG-12指定のラブ・サスペンスです。  「ベオウルフ 呪われし勇者」でも、書いたけどこの映画でもや...... more
Commented by 八ちゃん at 2007-04-30 20:14 x
こんばんは〜
そう言えばシャーロットさんのところ読みました。頭に浮かんだ点数をとっさに答えたんだけど、ぴあの評価から言ったらめちゃくちゃ辛口じゃないですかっ!ちと恥ずかしかったです。
トラコメありがとうございました〜☆
Commented by st at 2007-05-01 00:25 x
今の状態を打破して、新しい世界に入っていくってことじゃないですかね
こわれゆくはブレイキングしかいってないような気が

それにしても子供役の息子と娘がキーとなる話ですね
ジャンピングマンは誰かに似てるんですが?はて?

イタリア映画祭
モレッティが・・
個人的に気になるのがわが人生最良の敵
一本でも言いから見たいなあ

カビリア
トリノ映画博物館が復元したらしいです♪(-_-;ウーンやっぱり行ってみたい!
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-01 13:13
八ちゃん♪
掲載おめでとうございますー。
そうそう、75点という数字を見た時は、キビしい点だなーって思いましたよ。
まぁ、30点や50点の人もいるみたいだから、良識的な範疇だと思いますが、平均点の高さからするとやや辛いともいえるでしょか??
でも逆に、気軽に100点をつける人が多いのもどうかと思いますぅ。参考にならんー
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-01 13:13
st さん♪
邦題は例によって、原題の意味を尊重していないですよね。
Breaking and Entering というのは"不法侵入"の意味らしいですー。
そんな犯罪を指す言葉が、人と人との関係性にも作用をもたらすものとして使われているようでその重層的なテーマ性に惹かれます。
壊して侵入するというのは物騒だけど、ウィルがリヴとビーの輪の中に入れない、それは輪じゃなくて檻だったという言葉を思うと、無理に壊して入り込むことも時には必要なのかなと思えてしまいます。
そういう感じで私は、Breaking は本来破壊のマイナスイメージのものだけど、時にはプラスに作用すると物語を通して、にわかに感じたのですが、stさんはストレートに、ポジティヴにとらえたのですねー。なるほど、日本語にはもともと「打破」なんていう前向きな表現があるんですよね。目から鱗。(Entering の方は侵入という意味さえ考えなければもともといいイメージの言葉だったけど、Breaking そうではなかったので)
メロメロドラマ一辺倒じゃなくてよかったです。子どもがよかったですよね。
ジャンピングマン?

イタリア映画祭は是非足を運んでくださいー。トリノも行きたいー
Commented by シャーロット at 2007-05-01 17:12 x
こんにちは。
1日は伊映画祭?それとも映画の日で新作鑑賞かしら?それともお仕事かしら。。。
私は連日何本も見てお疲れモードですぅ。さすがに5日まではちょっと出かけられず。イタリアーモードしばしお休み@カビリア楽しみにしてますが、多分疲れきってるかもですよ;
ところで
不法侵入。邦題とこんなにも意味合いが違うのねと思いつつ。
私は人の心に入り込む難しさをまず感じてしまったので、思いっきり後ろ向き。苦笑
ものを壊すとか打破するとか、まずこちらの視点が私には欠落していたようで興味深く読ませていただきました。
それと母親目線でどうしても見ちゃうので、どちらかというと二人の女性の、母と女の間の壁?の方に目線があっちゃいました;
子供達の身軽なジャンピングに感化されてぴょんぴょんしたくなり。笑
ビノシュも負けじと挑む姿もお茶目だったりして。
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-02 19:11
シャーロット さん♪
1日はしゅっきんびなので、帰りにしねこん鑑賞。
つめこみ鑑賞お疲れ様でしたー。朝日ホールで4本はしんどいですよね。しっかり休んで、5日にははじけてください。私もきっとオツカレモードから抜け出せないような・・。5日はカビリアの前のカイマーノの観るので。
英語の語彙数や慣用句の知識なんて少ない私なので、不法侵入という意味も後で知ったんですけどね。壊れると入るが何で現在進行形なんだろう?とか初歩的なことに躓いてました。
ミンゲラ作品はわりといつもテーマが複数混在している感じなので、ディテールや台詞の一つ一つに注目してみたくなるのですー。メロドラマそのものはそんなに陶酔するほどではなかったけど。
そうですよね。母の物語であるところがやっぱり一番の心に染みるポイントでした。二人の母のそれぞれの格闘がせつなく胸をうちました。母の状態が不安定だったら、すっと女にはなれませんよね?ウィルったら、そこをわかってくれよってカンジでした。二人の子どもの軽やかさが子どもらしさを象徴していて感動的ですらあり。ビノシュ母の姿はけなげでしたよね。シャーロットさんもどんどん跳ねたり回ったりしちゃってくださーい。
Commented by きらら at 2007-05-05 12:05 x
こんにちは♪
この映画雰囲気すごくよかったですよねー。
タイトルは原題の方がはるかにいいし、分かりやすい。
しかし、、、いまかえるさんのレビュー読んでてふと思ったけど、、、ふつー仕事のPCって絶対にパスワードかけたり暗号化したりって絶対に見れないよねぇ、、、なんてどうでもいいこと考えちゃいました。
そっか、「キングス・クロス」という地名もまた映画の内容とくろすしていたのですね。。。とってもステキな映画だったなー♪
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-06 22:22
きらら さん♪
雰囲気が最高に気に入りました。現代のロンドンの街がこんなに情感いっぱいに映し出されるなんて。音楽もそんなに自己主張が強くはなくゆっくり心に沁みる感じでよかったです。
PCは、仕事の大切なデータの入ったものならパスワードはかけますよね。データを使うというんではなくて、ハードの方が目的だったから使えたのかな? 家族の写真データなんかはあえてパスワードなんてかけていなくて、取り出せたのかもしれません。そのへんは謎。個人でやっている建築家さんはそんなにPCのセキュリティには気合を入れていないものかもしれません。
「キングス・クロス」ってステキな響きですよね。ロンドンというと街の真ん中の記憶しかない私ですが、こんな場所があったんですねー。全ての固有名詞が意味深に感じられたような。
Commented by jester at 2007-05-12 06:52 x
おはようございます。おじゃまいたします~

>ウィルの車に乗り込む娼婦は、あの『ディパーテッド』に出てた彼女なのね。

ええ~~!そうだったのね!(←今頃気がついてる) う~~ん、こっちのほうがずっと良かったですよね!

>大規模な建築に携わるウィルが、衣服の補修によって日銭を稼ぐアミラに出会う。

おお!さすがはかえるさんですね!眼の付け所が鋭い・・・確かに、この二人、対照的なことをやってるんですね~
その辺がウィルがアミラに惹かれた一端なのかな。ウィルはもしかして、Breakingすることに少し戸惑いがあるのかもしれませんね。だからアミラがちまちまとrepairしているのに、無意識に惹かれたのかも。

う~ん、また味わいが深くなりました! 感謝!!
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-12 12:34
jester さん♪
そーなんですよ。娼婦の彼女、私も鑑賞時には気づかなかったのですが、後で知ってびっくり。ディパの時は2人の主役に愛されるヒロインとしては魅力がなさ過ぎ、ミスキャストだわって思えましたが、こちらはいい味を出していましたよねぇ。わき役の存在感もすごくよかった作品でした。
いやいやいや、とにかく、主人公ウィルの職業が街の再開発をする建築家であるという設定がとっても興味深くて、そこらへんの設定とタイトルの意味などをからめてあれこれ考えてしまったのです。感覚的には、ウィルがアミラにそんなにハマった気持ちが手に取るようにはわからなかったんだけど、そんな心理もあったのかもしれませんよね。治すより買い換えたほうが安くすむ環境にいる私も、ちまちまとrepairなアミラにグッときちゃいましたわ。味わいが深ーい。
Commented by ラクサナ at 2007-05-29 15:04 x
ご無沙汰してま~す!
TB有難うございました。
なかなか感想アップできなくて、忘れた頃に・・・です。(笑;)
楽しめた作品ではありますが、私的にはそれほどポジティブにはなれない感じもありました。
それぞれのキャストが絶妙でしたが、ウィルの中にある普通の男の部分、優しさの中にある自分でも判らないような嫌な部分が、最初から最期まで鼻につく感じ・・彼がアミラに惹かれたのも判らんでもないけど、何だかなぁ~あのラストは!?っと思うのですが・・・辛口なのか判ってないのか私?(笑;)
でも都市開発というテーマを、ミンゲラ監督は、やっぱり人間のそんな部分を通して丁寧に描くんだな・・っと、感心もしたりして。^^

Commented by CaeRu_noix at 2007-05-31 12:28
ラクサナさん♪
お待ちしておりましたー。
ポジティブ、ネガティブでいったら、確かにそんなにポジティブにはなれなかったかもしれません。むしろ、哀しみの色味がお気に入りポイントだったりして・・・・。
ウィルのキャラクターはどうも共感しづらい部分がありましたよね。その心の動きは手に取るようにはわからなかったし、ちょっと困った男でした・・・。リヴとのつき合いに倦怠を感じていたら、アミラタイプには惹かれない気がするんですよね。でも、ミンゲラ的には男ってそういうものってことなんでしょうかー。まぁ2人は10年つき合ってきているので、モトサヤ再生は順当かなと思えましたが、別段感動的でもなかったですよね・・・。
まぁとにかく、恋愛パート以外がとても気に入ったので私はOKですー。
ミンゲラ作品の多重なテーマ性とその雰囲気はステキですよね。とりあえず。
Commented by at 2007-06-05 13:07 x
TBありがとうございました。自分の感想には書き忘れたのですが
少年が ロウの家族の写真を見いってるシーンは
私も心に残りました。
「個」を大事にする 尊ぶことが 平和を守ることに
つながるように思います。
ところで ウィルの心境についてですが
私は 彼の気持ちが 理解できました。
母と娘のつながりの中に 入れない疎外感を
ピノシェからも感じ
彼女なら 自分を理解してもらえる・・と思ったのではないでしょうか?
場当たり的な 浮気という感情ではなかったと思いますよ。
ピノシェにしては 迷惑なことだと思うけれど
やはり 癒されたかったんだと思います。

こちらからもTBさせて頂きます。よろしくお願いします。
Commented by CaeRu_noix at 2007-06-05 17:49
猫さん♪
コメント、ありがとうございます。
盗人ミロ少年が、盗んだPCの画像データからパソコンの持ち主の人間性や暮らしを垣間見るというシーンは映画的にステキでしたよねー。
そうなんですよねぇ。何事においても皆が各個人を見つめて尊ぶことがまず大事ですよね。一括りにして、ただのカモだと思ったり、敵対心をもったり、差別したりすることなく、自分と人間だということをまず感じられるようにしたいものです。
ウィルの気持ちについてはですね。私も理解することはできたんですよ。どうしても惹かれるものがあったんだろうなぁと思えました。ウィルの方は浮気心じゃなかったというのはわかります。私の場合は、わかるわからないでいったら、わからなくはないけれど、そういものかなぁという半信半疑な感じで、ウィルのせつなさにどっぷりと感情移入するまではいかなかったんですよ。猫さんはウィルの心情にしっくりと共感できたのですね。
Commented by sally at 2007-06-10 00:02 x
かえるさん、こんばんは☆
ヨーロッパはすでに夏でしたー。急激な気温変化のせいかちょっと風邪引いて帰って来たっぽいし・・・とほほ。
この作品、ミンゲラ作品の中ではいちばん気に入りました♪
音楽と映像、とても透明感があってうっとり。
それでいてたまに妙な笑いどころがあったりと・・・ウィルはなかなか面白い奴でしたよね。
新しいものを作り上げるために、一度壊さなければいけない、というのを人間関係になぞらえている視点が興味深かったです。でも結構淡々と観てましたが(笑)そうそう、恋愛に偏りすぎてないところが良かった。
Commented by CaeRu_noix at 2007-06-11 10:58
sally さん♪
ヨーロッパは夏でしたかー。日本はこれから梅雨だっていうのに。
初夏のヨーロッパは日がながくてわくわくしますよね。
ウィーンには二度行ったけど、ロンドンへは卒業旅行の一度きり。
キングス・クロスってどのへんなのか見当もつきません。
おお、一番気に入りましたかー。私もかなり本作はお気に入りなんですが、ミンゲラ作品の中での一番はやっぱり『イングリッシュ・ペイシェント』かなぁ。これは実は初見時はそれほどでもなかったんですが、いつぞやに再見してエラく心を揺さぶられました。砂漠好きなもので。
ウィルのウィットは楽しかったですよねー。全体的にはしんみりしっとりした空気が流れているんだけど、しゃれたユーモアが散りばめられていてよかったです。メロメロドラマよりも小ネタ・ディテールが愛おしかったのでした。
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