かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『バベル』
2007年 05月 02日 |
おもしろかった。ハラハラと目が離せない。



オクタビオー!
あの『アモーレス・ぺロス』コンビが帰ってきた!
ガエルくんのスペイン語は久々で嬉しい。
陽気なラテン男、ワイルドガエルくんに会えてわくわく。
行きはよいよい帰りは怖い・・・んだけど、メキシコパートは息抜きの楽しさがあったなぁ。
そして、サンチャゴーはいずこへー?

と本作では、そんな彼らの母国メキシコは複数の舞台の中の一つ。そして、アメリカ-メキシコ国境の物語を導いていくのは、日出づる国と日の没する地の王国で紡がれる物語。複数のドラマが交錯するというプロットでお馴染みのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ&ギジェルモ・アリアガ作品だけど、今回は遠く離れたモロッコ、日本、アメリカ-メキシコと3ヶ所4ヶ国での物語が絡み合うというのだからビッグ・スケール!豪華に感じられるからいいっていうんじゃなくて、地球/世界を見つめて作品をつくるという姿勢に嬉しくなるのだ。それも旧約聖書のバベルの塔がモチーフだなんて。~神は人間の思い上がりを戒めるために、一つであった人類の言語をいくつにも分けて混乱させた。~

通じない言語というものがエピソードに盛り込まれるのは当然だけど、音声言語でコミュニケーションができない聾の主人公の物語を一つとしているのは見事だなぁ。アカデミー賞ノミネートされた菊地凛子の熱演は胸をうつ。これまで抱いていた手話の動作の静かなイメージが覆されて、女子高生たちの弾むようにアグレッシヴな手話と訴えかけるようなまっすぐな瞳に圧倒された。チエコのエキセントリックな大胆行動も、彼女の孤独感や失望感、もどかしさ、徐々に明らかになる母親の悲劇による心の不安定さを思うと、ごく自然でとてもせつないものなのだ。少し気恥ずかしさも覚える日本パートだったけど、青春期の少女の心の慟哭がひしひしと伝わってくる印象深いものだった。アモペロ的かな。

ブラピ&ケイト扮するアメリカ人夫婦は、ベルトルッチの『シェルタリング・スカイ』を観ていないのかな?観ていたら、モロッコは夫婦関係の修復にふさわしい場所じゃないって思うはずなのに。娯楽映画ばかり観ているアメリカ人?それはともかく、どんな事情があるにせよ、小さい子どもを置いて、海外旅行に出かける夫婦って結構いるの?1泊2日の国内旅行くらいならわかるけど、モロッコ旅行は日数を要するでしょうに。という疑問は、物語設定が不自然だというよりは、監督と脚本家がここで描きたいアメリカ人の姿がそれなのだなという、目線の手厳しさを意識することになる。非常事態とはいえ、彼らの態度は傲慢だ。観光客に過ぎない人間が何でそんなに偉そうなんだ。そんなアメリカ人の傲慢さで、妻の妹が乳母の立場を思いやらずに子守を押しつけたままということになり、別の悲劇を生んでしまう。自分に子どもが大切なのと同じでメキシコ人の乳母も息子の結婚式が大切なのに。

銃撃があったら、まずはテロだと騒ぎ立てられてしまうくだりもシニカルで面白い。そして、国家と国家の間の手続きがまずあって、それがスムーズにいかなければ人間の命が救われないこともありえるかもしれないということにゾッとする。こうやって、言語が分かたれ、国境で隔てられた人類の世界では、あるべき意思疎通がなされずに、大切なことが見失われているんだよな。国の対応やメディアの報道は滑稽にも描かれていたけれど、不便な田舎の小さな村の家屋では、命の危険にさらされながらも人間らしい温かなやり取りがされたのだった。会話が直接通じなくても助け合うことはできるし。共通言語をもっていても心を通わせられなかった夫婦だって絆を取り戻すことができる。この夫婦にいまだかつてそういうシチュエーションはなかったんじゃないかと思うけど、オシッコをさせてあげるところは感動的だったな。

乳母アメリアは不憫でならなかった。国境はメキシコからアメリカに入る方ばかりがとても厳重だなんて。警察官の高圧的な姿勢も印象的。不法入国を防ぐのが仕事なのはわかるけど、あまりにも偏見に満ちた無礼な対応。アメリアは軽率で愚かな行動をとってしまったとはいえ、これで強制送還されてしまうなんてあまりにも不運。そんなふうにシビアに、メキシコ国境にまつわる悲劇が描かれるのも、イニャリトゥ&アリアガ作品らしいということかな。ボーダーというテーマとしては、同じアリアガ脚本の『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』の方が手応えがあったかな。感情に訴えかける作品という意味では、アモペロの方がやっぱり好きだなと思うし。

私は以前から、ボーダーをテーマにした映画に関心があって、国や人種、宗教間の境界について、それを取っ払うような人の交流についてを描いたものが大好きなのだった。だから、そういった題材を多重に扱った本作ももちろんとても楽しめる作品であった。その反面、いつも追っかけているテーマゆえに目新しさはあまりなく、本作で描かれているものに特別に大きな感銘があったわけではなかった。テーマの深さに心うたれるというんではなく、緊張感いっぱいに引き込まれるおもしろさがポイントだったかな。終盤に、それぞれの舞台のテーマがもっと折り重なるように迫ってきたら、最高だったのだが。

「境界を形成するものは、言語、文化、人種、宗教ではなく、私たちの中にある」

バベル BABEL 2006  公式サイト
監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本 ギジェルモ・アリアガ
撮影 ロドリゴ・プリエト
音楽 グスターボ・サンタオラヤ
出演
 ブラッド・ピット(リチャード)、ケイト・ブランシェット(スーザン)、ガエル・ガルシア・ベルナル(サンチャゴ)、役所広司(ヤスジロー)、菊地凛子(チエコ)、二階堂智(ケンジ)、アドリアナ・バラーザ(アメリア)、エル・ファニング(デビー)、ネイサン・ギャンブル(マイク)、ブブケ・アイト・エル・カイド(ユセフ)、サイード・タルカーニ(アフメッド)、ムスタファ・ラシディ(アブドゥラ)、アブデルカデール・バラ(ハッサン)、マイケル・ペーニャ
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by CaeRu_noix | 2007-05-02 08:52 | CINEMAレヴュー | Trackback(35) | Comments(22)
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タイトル : バベル
 アメリカ  ドラマ  監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ  出演:ブラッド・ピット      ケイト・ブランシェット      ガエル・ガルシア・ベルナル      役所広司 モロッコ。険しい山間部を走る一台のバス。そこに乗り合わせた一組のア ...... more
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タイトル : 映画「バベル」
2007年31本目の劇場鑑賞です。公開当日レイトショーで観ました。「アモーレス・ペロス」「21グラム」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作品。旧約聖書の“バベルの塔”をモチーフに描き出す衝撃のヒューマン・ドラマ。モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本、そ...... more
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タイトル : アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ「バベル」
バベル 2006アメリカ 監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 脚本:ギジェルモ・アリアガ 音楽:グスターボ・サンタオラヤ 出演:ブラッド・ピット(リチャード)ケイト・ブランシェット(スーザン)ガエル・ガルシア・ベルナル(サンチャゴ)アドリアナ・バラーザ(アメリア)エル・ファニング(デビー)ネイサン・ギャンブル(マイク)役所広司(ヤスジロー)菊地凛子(チエコ) うまく説明できないけれど、観ていて早く家に帰りたいと思ったよ。子供をうっちゃって高い金払ってこんなところで映画を観ている自分は...... more
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タイトル : *バベル*
{{{   ***STORY***                  2006年  アメリカ 壊れかけた夫婦の絆を取り戻すために旅をしているアメリカ人夫婦のリチャードとスーザン。バスで山道を走行中、どこからか放たれた銃弾が、スーザンの肩を撃ち抜く。なんとか医者のいる村までたどり着くが、応急処置がやっと。彼は英語がなかなか通じない村の住人たち、対応が遅いアメリカ政府に苛立ちを露わにするが…。同じころ、東京に住む聴覚に障害を持った女子高生のチエコは、満たされない日々にいら立ちを感じていた…。}}}...... more
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タイトル : バベル
製作年:2006年 製作国:フランス、アメリカ、メキシコ 監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 脚本:ギジェルモ・アリアガ 音楽:グスタボ・サンタオラージャ 出演:ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット ガエル・ガルシア・ベルナル 菊地凛子 ジャパ....... more
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タイトル : ★★★★☆「バベル」ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェ..
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タイトル : バベル
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Tracked from 好きな映画だけ見ていたい at 2007-05-07 22:47
タイトル : バベル◆コミュニケーションの本質に迫る力作
    「バベル」 (2006年・メキシコ)   監督・製作・原案:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ   脚本・原案:ギジェルモ・アリアガ   出演:ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット/アドリアナ・バラッサ      ガエル・ガルシア・ベルナル/役所広司/菊地凛子 深いところに響く映画だった。心を鷲づかみにされたというより、ずっしりと重いものがみぞおちあたりに下りてきて、それはこれから長い時間をかけて反芻されるべきものだという気がする。モロッコ、メキシコ、日本という異なる3つの舞台で進...... more
Tracked from 真紅のthinkingd.. at 2007-05-08 15:12
タイトル : 厳かで壮大な物語〜『バベル』
 BABEL  *内容に触れています*  予告編が終わり、暗闇と静寂が戻ったスクリーンから風の音が聴こえてくる。 「あ!『ブロークバック・マウンテン』だ・・」 その次に聴こえるのはアコギの音では なく、乾... more
Tracked from コラムニスト宣言 at 2007-05-08 20:09
タイトル : 映画『バベル』
 映画『バベル』は、「交通」することの困難と可能性を描いた秀作である。  ここに言う「交通」とは、身体や乗り物が移動すること、あるいは、心と心と通わせあうこと。文字どおり「交わり通じ合う」ことの総称である。  モロッコを旅していた米国人夫婦(ブラッド・ピット&ケイト・ブランシェット)の乗ったバスに、子供が悪戯に放った銃弾が撃ち込まれる。弾は妻の肩に命中し、バス内はパニックに陥る。海外での自国人救助に米国大使館は手間取る。救援ヘリは、モロッコ政府の飛行許可を取るのに難儀し、観光バスは待ちきれず二...... more
Tracked from さくらの映画スイッチ at 2007-05-09 01:33
タイトル : バベル
あたしは 思ったより 楽しめました ^^    モロッコ> モロッコ人の三人の子供の父親が「この恥さらしどもが!!」 モ... more
Tracked from 辛口だけれど映画が好きです at 2007-05-09 05:56
タイトル : バベル
注! 同じ記事がわたしの別ブログLeidende Fruchtにも載っています。バベル(2006年/仏・米・メキシコ/アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督/公式サイト)「伝わらない」をテーマに、複数の物語が同時進...... more
Tracked from JUNeK-CINEMA.. at 2007-05-09 07:25
タイトル : バベル
好きな俳優さんである、ケイト・ブランシェットとガエル・ガルシア・ベルナルが出ること、そして(ネタばれしないように頑張ってたけど)いろいろ話題になってましたから、それなりに期待して見ました。(←やっぱりこれがいけないのか・・・) おととしのアカデミーをとっ..... more
Tracked from Brilliant Da.. at 2007-05-09 23:51
タイトル : 『バベル』
(原題:BABEL) 2006年/メキシコ 監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 脚本:ギジェルモ・アリアガ「アモーレス・ペロス」「21グラム」 音楽:グスターボ・サンタオラヤ「モーターサイクル・ダイアリース」 出演:ブラッド・ピット、ケイトブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナル、アドリアナ・バラッザ、エル・ファニング、役所広司、菊地凛子、二階堂智 ゴールデン・グロー..... more
Tracked from 映画でココロの筋トレ at 2007-05-10 01:28
タイトル : バベル(アメリカ)
菊地凛子さんがスゴイらしい。。。ということで「バベル」を観ました。 ( → 公式HP  ) 出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナル、役所広司、菊地凛子 上映時間:143分  モロッコを旅行中のアメリカ人夫婦の... more
Tracked from まてぃの徒然映画+雑記 at 2007-05-11 00:32
タイトル : バベル BABEL
言葉では通じ合えない人たちの物語。アカデミー作品賞には納得です。モロッコ、北米、日本でおこる一連の物語。いずれも言葉は通じても心が通じ合わない者同士の物語。子供をシッターのアメリアに預け、夫婦で海外旅行に出るブラピ夫婦。でも妻の顔は晴れない。しかも旅の...... more
Tracked from -☆ EL JARDIN.. at 2007-05-12 11:03
タイトル : 「バベル」
人間は愚かな生き物に過ぎないが、愛によって日々救われている。モロッコ、メキシコ(サンディエゴ)、日本。ひとつの事件に使われた銃でつながる3本の物語。普段気づく気づかないに係わらず存在している壁。それはたとえば言葉であり、国境であり、時には人間関係の場合...... more
Tracked from Days of Book.. at 2007-05-13 18:58
タイトル : 『バベル』
『バベル』は米・メキシコ国境、モロッコ、そして東京が舞台になっている。ところで... more
Tracked from the borderla.. at 2007-05-15 00:26
タイトル : 「バベル」
ジクソーパズル欲しさに前売券買いました(^^; 「21グラム」は、登場人物みんな不幸な作品だったので、ある程度覚悟はしていたのですが、これも重い作品ですね。日本が舞台でアカデミーにもノミネートされたから大きな劇場で公開されてるけど、内容的にはミニシアター向けです。菊池凛子さん目当てで気軽な気持ちで観にいくと、痛い目合いますよ。  【ネタバレです】 ↓ブラピの目の下のシワが気になった。 モロッコ、日本、アメリカ、メキシコとどうのように物語が繋がるのかと思えば、一丁のライフルだけで日本を入れ...... more
Tracked from 映画通の部屋 at 2007-05-19 18:52
タイトル : バベル
「バベル」 BABEL/製作:2006年、アメリカ 143分 PG-12指定 監... more
Tracked from 銅版画制作の日々 at 2007-05-21 10:39
タイトル : BABEL 人間は皆、何処かで繋がっているのだ!
  言葉が通じない。心も伝わらない。思いはどこにも届かない。 なるほど遥昔は、言葉はひとつだったんだ人間は神に近づこうとして、天まで届く塔を建てようとしたから、神の怒りをかうことに・・・・。そのおかげで、言葉は乱され、世界はバラバラになってしまった。ーーこれは旧約聖書の創世記に記されたバベルという街の物語なのです。 21世紀の今も、地球全体がその“バベル”なのかもしれない。世界のあちらこちらで争いは絶えないたとえ、言葉が通じても、隣人や親子でさえ心を通わす事はない。本当にそうです急速な発展で、...... more
Tracked from 自主映画制作工房Stud.. at 2007-05-30 18:10
タイトル : バベル [監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ]
【個人的評価 ■■■■■□】(6段階評価 ■□□□□□:最悪、■■■■■■:最高) イニャリトゥとアリアガにスター・ウォーズ6部作を再編集してほしい。... more
Tracked from よしなしごと at 2007-06-10 00:49
タイトル : 話題作 バベル 観てきました。
 公開前はいろいろな意味で評判だったけれど、いざふたを開けると反応は微妙な映画、バベルを見てきました。... more
Tracked from 別館ヒガシ日記 at 2008-03-31 21:12
タイトル : バベル&ガンバは東京Vに勝ち今季の初勝利
バベルはWOWOWで先月の中旬に録画していたのを鑑賞したけども 全体的に悪くは無いし理解は出来るが微妙な感じでスッキリしないね 内容はモロッコ&&の3カ国オムニバスをが繋ぐ感じだけど モロッコは兄弟&被害者の夫婦では被害者夫婦の子供達だったけど はを渡した父... more
Tracked from ☆彡映画鑑賞日記☆彡 at 2008-06-06 19:57
タイトル : バベル
 『私たちは、いまだ、つながることができずにいる―。 届け、心。』  コチラの「バベル」は、旧約聖書の"バベルの塔"をモチーフに、モロッコで放たれた一発の銃弾が世界中に影響を及ぼす様を描いている4/28公開になったPG-12指定のヒューマン・ドラマなのですが、早速...... more
Commented by 風情♪ at 2007-05-02 11:57 x
こんにちは♪

公開前、あまり評判もよろしくない印象を受けてたんで
かなり冷めた姿勢で観に行ったんですが、いざフタを開
けてみりゃズシリと胸に響く、イイ作品でした。
日本のエピでの刑事役の二階堂智って初めて見るんです
がかなり存在感があって今後の活躍が楽しみな俳優さん
になりそうです♪ (゚▽゚)v
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-03 00:00
風情さん♪
評判はよくなかったんですっけ??
私としては、監督と脚本家とガエルくーんの名前でずいぶん前から楽しみにしていました。だけど確かに、菊池さんオスカーノミニーにより日本で話題沸騰しちゃって、ちょっとさめてしまった部分は私もありましたー。
盛りだくさんでズシリと重いテーマでしたよねぇ。
二階堂さんはよかったですよねー。もちろん私も初めて見ましたが、誰かに似ているようそこらにいそうなタイプの方ですよね。演技はよかったと思うんですが、雰囲気的にちょっと昭和の刑事ドラマのワンシーンに見えてしまった私・・・。
Commented by かのん at 2007-05-03 00:01 x
TB、コメントありがとうございました。
なんだかんだ言っても日本で絶対描けそうにない内容だったと思います。そもそもマジョリティやマイノリティという認識自体がとても希薄な国家構成ですもんね。日本の作品では腫れ物のように扱われることの多い障害者像にこれだけ深く斬り込めるのも外国の監督ならではな気がしました。当初はチエコ役もその予定だったらしですが友人役に聴覚障害者本人を起用するという事だって日本ではほとんど実現してない事ですから、それだけでも私はこの作品に深い意味を感じました。
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-03 00:37
かのんさん♪
確かに、日本では描けないものでしたね。日本人全体がそういったことに関心が薄いから、そういったテーマで映画が作られることもまずないだろうし。そんな日本舞台のパートを、人種や言語についてではなく、障害をもつ主人公の物語にしたのは的確なグッド・アイディアだったとつくづく感じました。そうなんですよね。日本では腫れ物にさわるように取り扱いますよね。障害者が主人公というとお涙頂戴ヒューマンドラマと相場が決まっているような印象です。私が日本パートでもっとも感動したのは、渇望するチエコがちょっと救われた終盤ではなく、聾者の女子高生がこんなふうに元気に描かれているんだーっていうのを見た序盤でした。彼女たちには聞こえないバレーボールの試合会場の喧騒が忘れられないです。
本当に意義深い作品だと思います。
Commented by manimani at 2007-05-03 11:49 x
こんにちは。TBさせていただきました。
ああ、「シェルタリング・スカイ」!なにかひっかかると思ったらあれでしたね。
モロッコチームはなかなかよい雰囲気を出していたと思いますね。ムラの人々がわらわら走るところとか。問題の子供たちもブラピたちを超えてしまいそうな演技力でしたね。

ではまた。
Commented by Cartouche at 2007-05-03 12:10 x
こんにちは。私も実際のボーダーと人間の心のの中のボーダーについて以前から興味があります。ここでもメキシコに行った子供たちのなんと生き生きして楽しそうなこと!!彼らにはもちろんボーダーはありませんでした。そして日本のシーンを聾唖者で持ってきたところも見事!!
Commented by さち at 2007-05-03 16:40 x
アモペロ、21gほどの衝撃は受けませんでしたが、言いたいことはきっちり伝わってくる映画で、私は気に入りました。
これ、めずらしく、「届け、心」というキャッチコピーが効いていたと思います。
今度は、イニャリトゥ監督の別ジャンルの映画が観てみたいかな。
ひとつの物語とがっつり向き合ったら、どんな作品を作るのかなーなんて思っています。

全然関係ありませんが、生キム・ロッシ様(笑)体験、めちゃめちゃうらやましーっ!
Commented by とんちゃん at 2007-05-03 16:47 x
こんにちは~♪
かえるさんも絶賛で嬉しい~★
言葉の壁、宗教の壁だけでなく、国境の壁・・・心の壁などがテーマなのでしょうね。
アモーレス・ぺロスは、未見なので早速借りて観なきゃ^^
歯科医、マスクしてなかったでしょ?(笑)
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-04 00:23
manimani さん♪
モロッコといえば、「シェルタリング・スカイ」ですよねー。
そうですね、モロッコチームはよかったです。ドラマの核になっていたのは日本パートやアメリカ人夫婦のエピソードでしたが、肌触りでいいとモロッコの人たちの世界が一番好きでした。(って、レヴューで触れてないんですが・・・)羊飼いというだけでツボ。ほとんど素人さんだなんて信じられないほどにみな素晴らしかったですよねー。モロッコの路地も撮ってほしかったな。
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-04 00:23
Cartouche さん♪
ボーダーというテーマは興味深いですよねー。
私たちはどうして内側と外側を分ける習性ができてしまったんだろう・・・。
メキシコの結婚式のシーンも楽しくて大好きでした。東京の、点滅ライトがチカチカの真っ暗な屋内のクラブで踊るのと対照的で、その場にいる人はみんなで楽しもうぜな青空の下のダンスが爽快。こちらなら、映像を直視しても気分が悪くなったりしませんねー。
障害者に対する偏見という切り口もナイスでしたよね。パンツ脱いじゃう作戦はボーダーを取っ払う手段の一つだったわけで。
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-04 00:35
さち さん♪
アモペロほどにグッときた作品ではなかったけれど、満喫できました。
おお、「届け、心」というキャッチコピーが付いていたのね。知らなかった。いえ、聞いたことはあるような気もするんだけど、宣伝も予告も見ない私なので。
そのコピーの主語はチエコのイメージですかね。なかなかフィットするフレーズかも。
そうですねー。今度はちょっと違うアプローチのイニャリトゥ監督作品を観てみたいですー。メキシコでお願いしたいー。

ふっふっふ。生キム・ロッシ様、いいでしょー。サイン会などには行っていないけど、ステージの挨拶は前の方の席でバッチリ拝みましたわよ。
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-04 00:44
とんちゃん♪
いやー、ぜっさんというほどではないんですけれど、楽しめましたです。
ボーダーといえばまず国境線ですよね。国が分けられていることで、その外側の人を差別してしまう。そして、全ては結局のところ、心の壁の問題ということになるんでしょうね。
えええ、アモペロは必見ですよん!ガエルくんの衝撃のデビュー作♪
おくたびおー!
巷ではマスクをしないのは、キスOKの合図だったのかなぁぁ・・・
Commented by 真紅 at 2007-05-08 15:19 x
かえるさま、こんにちは。TBさせて下さいね。
『アモーレス・ペロス』私は未見なんです~うう~~観たい!!
ブラピとケイト夫妻の妹、レイチェルって人が冷たかったですね。
アメリカって子ども預けて海外旅行とか、普通なんでしょうか?
とは言え素晴らしい作品だと思ったので、できればもう一回観たいなと思っています。
ではでは!
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-08 23:32
真紅 さん♪
アモペロは是非ー。撮影に音楽もお馴染みの名コンビですよー。
そうなんですよ。レイチェルは酷かったですよねー。リチャードぶらぴがせっかく息子の結婚式に行けってアメリアに言ってくれたのにー。レイチェルと姉夫妻はあまり仲がよくなかったんでしょうか・・・。
アメリカ人は日本人よりは子どもを預けて出かける人は多そうですが、いくらなんでも夫婦のモロッコ旅行のために・・・っていうのは尋常ではないですよねぇぇ。夫婦でセレブ俳優のブラピ&アンジー夫妻は子どもを置いて海外ロケに行ったりするのかなぁ、そういうセルフぱろでぃみたいなものかなぁなんて一瞬思ったりもしました・・・。
と腑に落ちない点もありましたが、テーマは深く見ごたえありでした。
2度目も楽しんできてくださいー。
Commented by マダムS at 2007-05-09 23:59 x
こんばんは~。トラコメ有難う~♪
最後の写真はどちらの風景ですか?かえるさんが行ったとこ?もしかしてモロッコですか?
ああ、、「シェリタリング・スカイ」もモロッコでしたねーそう言えば! 夫婦関係の修復にふさわしい場所じゃなかったですよねぇ。。(^^;)
メキシコの乳母さんのパンダ顔は忘れられなくなりました~一番可哀想だった。。 
そうなんですよね、せっかく良いテーマなんだけれども最近こういった作品が続いちゃったので、そういった作品群を蹴散らすほどの強さは足りなかったかもと思います。
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-10 11:57
マダムS さん♪
写真はモロッコですぅ。デジカメデビューした海外旅行先でした。
私がモロッコに惹かれたのって、『シェリタリング・スカイ』の風景に魅せられたことが大きかったです。エキゾチックで魅力的ですけど、夫婦関係修復のために行くような場所じゃあないですよね。食べ物もあまりバリエーションがなかったし。そういう旅なら周遊旅行ではなく滞在型が無難かと。リゾートに行きなさーい。
『バベル』では、エルフードなんて地名が出てきてなつかしく。ベルベル人ー

メキシコの乳母は本当に可哀想でしたよね。世話している子どもを連れて越境しちゃうのは非常識だなんてみんな言うけど、置いていくよりは連れて行こうと判断したのは仕方ないことだと思いました。
個人的には心揺さぶり度はそれほどでもなかったです。でも、こういうテーマの作品は単館ものでは珍しくもないけれど、拡大上映系話題作にはないタイプなので、意義深いものであったとは思いますー。
Commented by まてぃ at 2007-05-11 00:49 x
こんにちは。
自分も熱中して観てしまいました。菊池凛子の熱演には助演女優賞ノミネートも納得!でしたよね。でもメキシコの結婚式の場面が一番楽しかったりして。またモロッコの兄弟の物語も印象的でした。
ボーダーですか。深いテーマですよね。あんまり意識したことはなかったなぁ。そんなテーマに関心があるかえるさんに脱帽。
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-11 12:33
まてぃ さん♪
夢中になってしまうおもしろさがありましたよねー。
映画を観て、無名の日本人女優がアカデミー賞ノミネートされた理由が納得できました。体当たりの熱い演技でしたね。
モロッコの羊飼い一家やメキシコの結婚式の風景だとかは意外と味わい深かったですよね。アメリカ人夫婦パートや東京との対比されることで意味が深まるような。
日本人な日常においてはいわゆるボーダーを意識することは少ないかもしれませんね。だけど、島国日本人は、無意識で当然のように厚い壁、深い溝をつくっていることも多い気がします。いや、関心があるだけで、悟っているわけでも何でもないので、引き続き研究中ー。
Commented by borderline-kanu at 2007-05-15 00:49
こんばんは~
メキシコパートが一番興味深かったです。アメリアが窮地に陥るのが、予想されるだけに、結婚式のはしゃぎ様が、微笑ましく思えなかったんですよね。それにしても愚かかもしれないけど、自分の息子の結婚式に出ないことのほうが絶対に後悔すると思いますもんね。 カヌ
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-15 17:54
カヌ さん♪
メキシコパートもおもしろかったですよねー。やっぱりラテンな監督はメキシコを活き活きと撮ってくれるなぁと。しかし、カヌさんは窮地を予期していたんですね。私は先読みはしなかったんですけど、それでも何となく、祭りの賑わいの中に不穏な空気が見え隠れしていたような感じで、予想はしないながらもハラハラ不安感をもっていたかも。サンチャゴー。本人が反省する必要はあっても、アメリアを責める必要はよその私たちにはないと思うんですよね。人間は愚かなんですぅぅ。
Commented by となひょう at 2007-05-19 18:59 x
『バベル』の記事だけ何故だかTBが上手く送信できなかったんですが、こちらには上手く送れたようです。ココログは、もうアウトです!!!

なかなか興味深かったのですが、イニャリトゥ作品として考えると、私も『アモーレス・ペロス』の方が好きです。とことん暗く描くのであれば、『21g』の方が好きな気もするし。

本作のガエル君は、ラテン魂発揮という印象でしたね。母国語を活き活きと発していたように見えたというか。『恋愛睡眠のすすめ』とは全くの別人でした~♪
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-21 12:49
となひょう さん♪
とらばありがとうございます。こちらとそちらはTBの相性は悪くないですよね。
アモペロはとにかくやっぱり最高にイイです。私はあんまり『21g』は好きっていう感じではないんですよね。時間軸入れ替えが複雑だった分、おもしろかく観られたけれど心の奥深いところまで響くものではなかったというか。バベルもどちらかというと、ジャストで心に響くというよりは、やや理性的に興味深く見ごたえあったという感触なのでした。テーマそのものはすごく好みだったんだけど、メルキアデスほどの直接的な感銘はなかったんです。イニャリトゥ作品って、ユーモアがあまりないのが寂しいのかな。
胸を打つパートは日本のチエコとアメリカ人夫妻のパートだったのに、メキシコとモロッコの物語がもっと観たいと思った私でした。サンチャゴー
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