かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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「イタリア映画祭2007」
2007年 05月 07日 |
4月28日~5月5日有楽町朝日ホールにて開催されたイタリア映画祭2007の鑑賞メモ。



いけめんゲスト、キム・ロッシ・スチュアートの姿を拝むことで幕あけた今年のイタリア映画祭!
結局のところ、私の熱意はこちらよりも、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」でタラフ・ドゥ・ハイドゥークスの演奏を聴くことの方に向かってしまったのですが、鑑賞したイタリア映画もそれぞれにおもしろかったです。

・短編

『ニュース』 News
2006年/4分 監督:ウルスラ・フェラーラ

アートなアニメーション作品。去年もこの監督の作品を観たのだけど、食い入るように見つめてしまう凝縮された4分間の斬新なアートを提供してくれます。イラストが動くっていう感触がおもしろい。ワイセツなものもアート作品の中では何とも芸術的。

『私です』
2006年/21分 監督:セルジョ・カステッリット

・長編

『犯罪小説』 Romanzo criminale
2005 監督:ミケーレ・プラチド
不良少年たちの一味が成長してローマの裏社会を仕切るギャングとなり、次々と犯罪に手を染める・・・70~90年代にかけてイタリアで実際に起こった事件を絡め、チンピラたちのはかない夢物語を描き出す。キム・ロッシ・スチュアート、ステファノ・アッコルシ、ジャスミン・トリンカなど豪華キャストに注目。

ギャングものとしての演出がイマヒトツだったけれど、『夜よこんにちは』などを観ていたおかげで、実際の事件と絡めるというあたりが興味深かった。


『家族の友人』 L'amico di famiglia
2006 監督:パオロ・ソレンティーノ
高利貸しの老人ジェレミアは、容姿も性格も酷いうえに吝嗇で計算高く、借り手の生活に否応なく立ち入る。しかし自分では、金に困った「家族の友人」として、善良で社会に貢献しているものと信じて疑わない。その彼に、しがない夫婦が美しい娘の結婚資金を借りたことから、物語はまったく予想外の方向へ向かう。この作品で軽妙さとアイロニー、異様さと喜劇性を極限までつきつめた鬼才ソレンティーノは、現代のアントニオーニとも評された。

これは新鮮なおもしろさがありました。映像の切り取り方、演出がすこぶる好みでした。監督が鬼才と呼ばれるのも納得。極悪なのに愛嬌満点の主演俳優の味わいある存在感もスバラシイ。


『カイマーノ』 Il caimano
2006 監督:ナンニ・モレッティ
総選挙の行われた2006年に放ち、議論を巻き起こした渾身の一作。公私共に行き詰まったプロデューサー(シルヴィオ・オルランド)の元に、監督を志す新人(ジャスミン・トリンカ)が脚本を持ち込む。を糾弾する内容のその映画を、ある勘違いから製作する羽目に陥るが、案の定問題が続発し・・・

首相を糾弾する映画を作る監督の悪戦苦闘をコミカルに描くという構造で、間接的なカタチをとっているので途中までは気楽にコメディとして楽しんだ。だけど、独創的な手法でもって、やはりしっかりとベルルスコーニ首相の揶揄・批判しているんだとわかって、なるほど渾身の一作だということに感動。去年の4/9総選挙前の3/24にイタリア公開された本作はどのような影響を与えたのだろう?ベルルスコーニの敗北に一役買ったのかな。


『新世界』 Nuovomondo
2006 監督:エマヌエーレ・クリアレーゼ
20世紀初頭にシチリアのアグリジェントから移民船でアメリカに向かう一家族を中心に、その希望と絶望をタヴィアーニ兄弟の初期作品を思わせる幻想的タッチで描く。昨年のヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を得て、本年アカデミー賞のイタリア代表となった。一家に近づく謎のイギリス貴族の娘を演じるシャルロット・ゲンズブールにも注目。

確かに、幻想シーンも含めて、タヴィアーニ兄弟的に格調高い美しい映像。好みのタイプでした。アメリカへの移民船旅ものというと、これまでは『タイタニック』だとか『海の上のピアニスト』だったのだけど、そのイメージを覆す庶民の苦難のリアリティにしびれました。リアルテイストなんだけど、やっぱり幻想的にも感じられる質感がすこぶるいい。


『結婚演出家』 Il regista di matrimoni
2006 監督:マルコ・ベロッキオ
娘が熱心なカトリック教徒と結婚したのをきっかけに創作の危機を迎えた映画監督は、逃げるようにシチリアに行く。そこで出会った奇妙な貴族から、その娘の結婚式をフィルムに撮るよう依頼される。『ポケットの中の握りこぶし』 (1965)以来、現代における宗教の問題を追及するベロッキオならではの力作。監督を演じるセルジョ・カステッリットと貴族を演じるサミ・フレーの競演も見もの。

映画監督が主人公の物語というのはおもしろいんだけど、それなら、『カイマーノ』の方が楽しみどころが多かったかな。っていうか、途中睡魔に襲われて、主旨が掴めませんでした。ひょっとして、ちゃんと覚醒して観ても、主旨が掴みにくかったのかなと思われるタイプ?宗教の問題?


『星なき夜に』 La stella che non c'e
2006 監督:ジャンニ・アメリオ
鉄鋼工場のエンジニアであるヴィンチェンツォは、中国に輸出した部品に重大な欠陥を見つける。言葉も地理も分からないまま機械を探して中国を縦断する彼の目には、文化や生活の違いが次々と飛び込んで来る。無謀だがひたむきでどこか憎めない主人公を、セルジョ・カステッリットが好演。名撮影監督ルカ・ビガッツィが丹念にとらえた現代中国の姿にも注目。

ロードムービーの名手アメリオ監督、今度の舞台は中国。イタリア人が中国を見つめる図というのは初めてかも。寂しげな広大な風景に気持ちが重なる感じがとてもいい。目的や結果なんて二の次なところがいいんです。心に沁みるオデッセイア。


『カビリア』  Cabiria [染色(一部彩色)版]
1914年 監督:ジョヴァンニ・パストローネ
昨年、監督のマーチン・スコセッシが音頭を取って、トリノ映画博物館が復元したイタリア無声映画史の金字塔と言われる作品。紀元前3世紀のローマとカルタゴの戦争を描いた壮大な歴史叙事詩で、当時世界中でヒットし、アメリカのグリフィスなどに大きな影響を与えた。
ステファノ・マッカーニョのピアノ演奏つき。

長くて辛かったけれど、見ごたえのある素晴らしいスペクタクル映像。チュニジアの風景は大好きなので、わくわく楽しめました。でも、楽しんだ度よりも辛かった度の方が高かったかも・・・。こういうのって本当はカラーで観たい衣装や風景なのですが。染色は味わいあったけど、紫や赤は使わない方がよいと私は思いました。それからピアノ演奏もうるさく感じられたので、もうちょっと控えめな音楽の方がよかったな。


眠気によって、満喫しきれなかったものもありましたが、軒並み楽しめました。
お気に入り度が高かったのは、『新世界』、『家族の友人』、『星なき夜に』 あたりかな。

タラフのステージのために、前売り券を買っていた『ヴィットリオ広場のオーケストラ』鑑賞を断念しちゃったのですが、これ来年一般公開してくれるらしい。いやーよかった。劇場で観たい音楽ドキュメンタリーですもん。ラッキー。

プレミア上映された『それでも生きる子供たちへ』などの公開も楽しみ。
『ミルコのひかり』もよかったそうだし。
『マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶』に向けて、マストロヤンニ出演作鑑賞でもしようかな。ほんの一握りしか観ていないもの・・・。

『カビリア』を観たので、『イントレランス』を観よう。そして、『グッドモーニング・バビロン!』をー。
映画を巡る冒険は続く。

カビリア前後、お世話になりました。
しかーし、飲み放題ワインはいけませんね・・・。
.
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by CaeRu_noix | 2007-05-07 01:26 | CINEMAレヴュー | Trackback(6) | Comments(16)
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Commented by pezhetairoi at 2007-05-07 02:09
おひさしぶりです。「カビリア」前後に飲み放題でワインを飲んだんですか?それでも3時間見ていられるってのはすごいですね。サイレント映画で3時間、しかもあの環境でというのはかなりきつかったです。個人的には、かなり貴重な体験ができたと言うことでよしとしようかなと。
Commented by st at 2007-05-07 02:30 x
カビリア見たんですね!

アルキメデスとハンニバル見ました?
あれは印象的です

あとセット!
これはグッドモーニングバビロンでも建築現場が出て
イントレランスはこれに影響されたんですよね
この二本はおすすめですw

ナンニモレッティ見ようと思ったんですが
寝過ごしました・・

ではでは

Commented by CaeRu_noix at 2007-05-07 12:00
pezhetairoi さん♪
おひさしぶりです。カビリア行かれたのですね。
いえ、飲み放題のワインはカビリア後ですー。カビリア前はビールの小瓶程。
あの椅子で3時間はかなりつらかったですよねー。。私はその前にタラフのステージを二度聴いて、東京駅から有楽町ホールまで走ったりと、ずいぶん体力を使った後だったので、苦痛の3時間でしたよ・・・。そうですね。修行みたいなもんですね。貴重な体験をしたということでよし。
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-07 12:00
st さん♪
観ましたよ。壮大でした。
アルキメデスとハンニバル見ました。
でも、登場人物はあんまり把握できなかったですー。笑

私は『グッドモーニング・バビロン!』が観たかったんだけど、その前に『イントレランス』を観なくちゃと保留にしていたんですよ。カビリア鑑賞をして、俄然『イントレランス』を観る気がわきましたー。映画な映画は観なくちゃですよね。

あら、モレッティ、残念でした。
11時始まりは結構つらいですよねー。
Commented by シャーロット at 2007-05-07 13:29 x
こちらもお疲れ様でしたー。
そうです、ワイン飲み放題はいけません;笑
天気が良かったし音楽も堪能されていたようだからビールは美味しかったでしょうね♪
鑑賞が同じだった作品で好みというと、やはり「家族の友人」ですね~。
監督の他の作品はどんなもんだか、とっても見てみたくなりました。
カビリア・・・実はもっと思いきり笑いたかったシーンもあったのですけど、どうも疲れていたのでのりきれなかったのが悔しい。笑
まあ一番楽しかったのは終った後でして。私は修行がたりませぬ・・・ははは。
Commented by umikarahajimaru at 2007-05-07 20:53 x
こんばんは。
今年の収穫は、ジャスミン・トリンカですかねえ。サイン会の列ができてたみたいでしたけど、次の回が気になったので私は並びませんでしたが(涙)。
キム・ロッシの監督作『気ままに生きて』もよかったですね~。そちらは鑑賞予定にはなかったのでしょうか。
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-08 17:24
シャーロット さん♪
社交辞令でなく心底おつかれさまでした~。
自制心のない人間は飲み放題は禁物なのにー。
昼間の野外ビールはおいしかったです。休む間もなく移動した後だったので。
『家族の友人』は斬新でよかったですよねー。イタリア映画祭で観る映画って印象が似たり寄ったりのものが多かった中、これは一味違っておもしろかった。『カイマーノ』もうなりました。カビリアは朦朧としながら観ていたので、笑うどころではなかったですー。私はカビリアのドタバタ場面よりカイマーノの方が笑えたかな。
でもカビリア後はおかげさまで楽しかったですー。ぐらっしあす。記憶が・・・
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-08 17:24
umikarahajimaru さん♪
ジャスミン・トリンカ、収穫でしたかー。
可愛かったですよね。『犯罪小説』の時はただのありがちなヒロイン役に見えたんですが、『カイマーノ』ではまるで違うキャラクタを演じ分けていたので感心しました。
『気ままに生きて』 は観られませんでした。キム・ロッシがゲストで来てくれるだけでもすばらしいのかもしれないけど、モレッティやアメリオがやってくるってことはあり得ないんでしょうかね。
Commented by マダムS at 2007-05-10 00:22 x
短編もご覧になったんですね
セルジオ・カステリットの「私です」は運良くネットで観れましたが、こういうの好きですー 「星なき夜に」も観たかった。
Commented by マダムS at 2007-05-10 00:27 x
うーむ、受付られない「キーワード」ってなんだろう?
半分に分けてコメントしてみます。。
やはり「イントレ~」と「グッド~」は観なくちゃ!ですよね!?  
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-10 11:59
マダムS さん♪
短編つきは2つありましたー。
セルジオ・カステリットは監督としてのセンスもなかなかですよね。
私は長編の『赤いアモーレ』がかなりよかったと思っています。
そして、彼の主演作品を二つも観てしまいましたよ。ロードムービーはごまんとあるけれど、「星なき夜に」のようなイタリア人が旅する中国っていうのは新鮮でした。スクリーンで観られてよかったですー。
『イントレランス』はたぶん必見です。これも劇場で観たいっす。
タヴィアーニ兄弟作品も好きなのですよー。
ああ、禁止ワードに引っかかりました?すみません。「どうが」かな。
トラックバックスパムによくある単語は禁止ワードにしています。
「情報」、「案内」なども時々。
Commented by sabaha at 2007-05-12 21:36
こんばんは。
多数鑑賞お疲れ様でした。私は公開予定ナシ作品は「新世界」一本のみでしたが、アタリで嬉しかったです。この作風はクセになりそうですよね。
「ヴィットリオ広場~」はとても観たかったので、公開決まったなら嬉しいです~。ていうか、最近音楽ドキュメンタリーは流行りなのでしょうかか??いや、いいんですけど。あと「家族の友人」も結構泣く泣く断念したのですが。日本公開って雰囲気はないですか?ないですか、ないでしょうね(笑)。
Commented at 2007-05-12 21:39
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by CaeRu_noix at 2007-05-14 11:11
わかば さん♪
朝日ホールの長丁場はホントにお疲れ様ですよねー。
これはさすがヴェネチア銀獅子賞だけのことはありましたねぇ。
観てよかったスバラシイ作品でした。それも個性派で何ともクセになる作風でしたよね。
『ヴィットリオ広場~』の一般公開は激しく嬉しいです。音楽ドキュメンタリーっていうのは常に作られ続けているとは思いますが、クロッシングに続いて、多様な民族の音楽が融合する音楽ドキュがお目見えというところに、一つの傾向が感じられますよね。
『家族の友人』も一般公開してほしいですね。カンヌのコンペ作品だったもの。今回の映画祭で家族とカイマーノと去年のカンヌコンペものを二つ観られたことも嬉しく。
去年のカンヌといえば、ヴィットリオ広場上映予定のイメージフォーラムにて、ガトリフの『トランシルヴァニア』の公開も決まったらしいです。わーい。
Commented by y at 2007-06-09 15:11 x
かえるさん

「ヴィットリオ広場のオーケストラ」

運良く、生演奏を聴く機会がありました。映画の東京での公開は来年の1月ごろになるそうですが、ミュージシャンたちを、一ヶ月間くらい、日本に呼んで、映画の上演後、コンサートを開くという計画があるそうです。実現すると良いですね。

「新世界」

100年前の出来事と、今日の出来事が、重ねて語られているようで、面白かったです。

100年前、極貧の「旧世界」イタリアの人々は、「新世界」アメリカに、苦難を重ねて移民していったのに、今日、イタリアの人々の一部は、「旧世界」北アフリカや東欧から、「新世界」イタリアへ、人々が船などで押し寄せるのを、軽蔑的に見ているというのは、皮肉ですね。

昨年のヴェネツィア映画祭では、金獅子賞の有力候補だったのですが、審査員7人の内、4人は「長江哀歌」を支持し、3人は「新世界」を支持し、結局、4対3の多数決で、金獅子賞は「長江哀歌」に与えられたそうです。「長江哀歌」は見ていないのですが、審査員たちの判断は、正しかったのでしょうか?
Commented by CaeRu_noix at 2007-06-11 11:53
y さん♪
ヴィットリオ広場のオーケストラの生演奏、うらやましいです。
私もこの時ばかりは、生演奏LIVEの魅力に引っ張られてしまい、このドキュメンタリー映画鑑賞の機会をあきらめて、タラフ・ドゥ・ハイドゥークスの演奏を聴きに行ったのでした。かしこまっていないLIVEというのは楽しいです。
どうせならこのオーケストラの演奏も生で聴いてみたいです。その企画が実現したら嬉しいですね。

『新世界』はそうか、純粋なその時代のアメリカへの移民の物語ではなくて、今日の出来事が重ねて語られているのですね。私はあまりそういうふうには見なかったかもしれません。イタリアへの移民についてが描かれたものというと、去年観た『13歳の夏に僕は生まれた』がとてもよかったのです。そういった今日の状況と、この当時の移民を照らし合わせるとより感慨深いですね。受賞も納得。
でも実は、4対3で金獅子賞を『長江哀歌』に譲ったのですね。それは興味深いです。
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