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「配給:ケイブルホーグ」の鑑賞メモ
2008年 06月 01日 |
5月3日~30日のシネマヴェーラ渋谷の「配給:ケイブルホーグ」にて観たものメモ。



配給:ケイブルホーグ/INTRO

今回の特集上映で自分が観たものがどうのってことよりも、こんなに素晴らしいセレクトをしていた配給会社がなくなっていたことに今さら、愕然としてしまうのであります・・・。
このたびのシネマヴェーラ渋谷の特集の情報によって、そういう配給会社があったことを初めてちゃんと認識したような・・・。

そして、「海から始まる!?」さんの記事のおかげで、その配給会社ケイブルホーグが2005年に倒産していたことと、どんなに貴重な個性派作品を日本に配給してくれていたのかを知ることができました。
配給作品の一覧を眺めているだけで幸せな気分になれると同時に、深い喪失感に襲われるのであります。
『ラッチョ・ドローム』もありがとうー。
ルネ・ラルー観たいなぁ。カレル・ゼマンも大好きです。
みんな貴方のおかげだったのですねぇ~。

私が鑑賞したものはちょっと邪道ですみません。
『ワイルド・パンチ』 観たかったなー。

ケイブルホーグ全配給作品/シネマ茶屋すぷろけっと

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・『狩人の夜』 (1955)
監督:チャールズ・ロートン
主演:ロバート・ミッチャム、リリアン・ギッシュ、シェリー・ウィンタース、イヴリン・ヴァーデン、ピーター・グレイヴス、ジェームズ・グリーソン、ビリー・チャピン、サリー・ジェーン・ブルース
LOVE…HATE…。名優チャールズ・ロートンが監督を手がけた唯一の作品。福音伝道師に化けた殺人鬼ハリーは、刑務所で知り合った死刑囚が警察に連行される前に子供に大金を預けたことを知り、その家族に接近する。子供は小舟で川を下り逃げ出すが…。不安のみなぎる魔術的な映像で、多くの映画人を熱狂させた伝説の一本。

・『恐怖省』 (1944)
監督:フリッツ・ラング
主演:レイ・ミランド、マージョリー・レイノルズ、カール・エスモンド、ダン・デュリエ、アラン・ネイピア、アースキン・サンフォード
精神病院から退院したニールは、たまたま慈善バザーの占い師の予言を聞く。そこで言われた通りにケーキの重さ当てゲームに勝ってから、彼の身辺で奇妙な事件が勃発し始めた。その背後に潜む恐ろしい陰謀とは?…。怪しげな盲目男、面妖な降霊会…謎が謎を呼ぶ魅惑のサスペンス!

・『外套と短剣』 (1946)
監督:フリッツ・ラング
主演:ゲイリー・クーパー、リリー・パルマー、ロバート・アルダ、ウラジミール・ソコロフ
米物理学者ジェスパー教授は、同じ物理学者でファシストのために原爆研究に従事させられているポルタ博士を助け出すため、イタリアへ潜入。レジスタンスの女性闘士と博士を探しているうちに二人は恋に落ちるが…。既に現実の世界で問題になり始めていた原爆を採り上げたが、それに深く係わる最後の場面はカットされた。

・『怪物の花嫁』 (1955)
監督:エドワード・D・ウッド・Jr.
主演:ベラ・ルゴシ、トー・ジョンソン、ロレッタ・キング、トニー・マッコイ、ハーヴェイ・B・ダン、G・ベックワー、ポール・マルコ
森の中の一軒家でヴォーノフ博士と大男の助手・ロボがある実験を繰り返していた。それは放射線によって人間を巨大化させ、「超人」を作ることであった。ある日、女性記者のジャネットがこの一軒家に迷い込んでしまい…。巨大化する実物のタコ、ワニとの死闘も、編集テクニックを駆使した結果、なんとも味わい深い映像となっている。

・『ガラスの墓標』 (1969)
監督:ピエール・コラルニック
主演:セルジュ・ゲンズブール、ジェーン・バーキン、パウル・ニコラス、クルト・ユルゲンス、ガブリエル・フェルゼッティ
麻薬組織のボスをつけ狙うロシア人の殺し屋セルジュは返り討ちに遭って負傷するが、朦朧とする彼を助けた大使令嬢ジェーンと、やがて恋に落ちる。弟分のポールはセルジュの負傷を聞いて駆けつける。中年男と若い男、そしてひとりの女が出会い…。官能と虚無に彩られた刹那的な愛を描く犯罪映画。

・『美しき冒険旅行』 (1971)
監督:ニコラス・ローグ 主演:ジェニー・アガター、リュシアン・ジョン、デヴィッド・ガルピリル、ジョン・メイロン、ロバート・マクダーラ、ピート・カーヴァー
父の自殺のためオーストラリアの広大な原野に取り残されてしまった、都会育ちの姉と弟。やがて一人の原住民の少年に出会い、三人は不毛の砂丘を歩き続ける。自然の美しさと厳しさ、野生と文明、齟齬と戸惑いを包含した放浪のたどり着く先は…。一糸まとわぬ姿で泳ぐ少女の面影も忘れがたいニコラス・ローグの名編。

・『注目すべき人々との出会い』 (1979)
監督:ピーター・ブルック
主演:ドラガン・マクシモヴィク、テレンス・スタンプ、ウォーレン・ミッチェル、コリン・ブレイクリー
幼い頃から超自然的な現象に心惹かれたグルジェフ。機関車整備工として働くが、なぜ自分がここに存在するかを捜し求めるため、放浪の旅へでる。やがて同じ志をもつ者たちと出会う。ラストの神秘的なダンスの数々は圧巻。神秘思想家・グルジェフの自叙伝をもとに描かれる壮大な冒険譚。

・『フィッツカラルド』 (1982)
監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
主演:クラウス・キンスキー 、クラウディア・カルディナーレ 、ホセ・レーゴイ 、ポール・ヒッチャー
19世紀末の南米ペルー。エンリコ・カールソーのオペラに感動したフィッツカラルドは、アマゾン川の上流にオペラハウスを建てようと決意する。そのための資金源として、ジャングルの奥地にゴム園を造ろうとするのだが…。巨大な山を船が越える場面はいっさいのCG、合成なしに実際に撮影したもので、ドキュメンタリーとしての一面も持ち合わせた、見るものを圧倒する一本。

・『デス&コンパス』 ( 1996 )
監督:アレックス・コックス
主演:ピーター・ボイル、ミゲル・サンドヴァル、クリストファー・エクルストン、ペドロ・アルメンダリス・Jr
「第一の文字は語られた」。現場のタイプライターに残された謎のメッセージ。犯罪が蔓延する近未来のメガロポリスでユダヤ人の大学教授が殺され、ランロット警部は第一発見者であるユダヤ系新聞の記者ズンズを尋問する…。アレックス・コックス自らホルヘ・ルイス・ボルヘスの短篇小説を脚色したSFミステリー。
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by CaeRu_noix | 2008-06-01 00:01 | CINEMAレヴュー | Trackback | Comments(2)
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Commented by SGA屋伍一 at 2008-06-16 20:09 x
こちらにも失礼します

>『狩人の夜』

これ原作読んだことあります。トパーズプレスだったかな? 「百年の物語」と銘打たれたシリーズの一冊で出ていまして、解説には「サイコスリラーのさきがけ」と紹介されていたような
まだ実家のどこかに転がってるかもな

悪役のおいちゃんの不気味さも相当なものでしたが、それよりも印象に残ってるのは、あてどもなくさまよう幼い兄妹があまりにも哀れだったことと、彼らがようやく真の庇護者にめぐりあえた時の安堵感ですね。その辺はかなりウルウルきましたです


Commented by CaeRu_noix at 2008-06-17 01:09
SGA屋伍一 さん♪
こちらを発見していただきありがとうございまー。
これって、古いページを再利用したもので、最新RSSで読み込まれないので、なかなか存在に気付いてもらいにくい記事だったんですよ。w

狩人の夜って、原作ものだったのですねー。何も知らずに何やら貴重な作品っぽいからというだけで観に行ってました。
なるほどねー。それでようやくわかりました。
映画の紹介に、多くの映画人を熱狂させた・・・と書いてあったのですが、それはどういうことで熱狂したのだろう?と手に取るようにはわからなかったんですが、「サイコスリラーのさきがけ」ということでなら納得です。
サイコな悪役の登場する映画をたくさん観てしまっている21世紀の私は、その怖さに熱狂するまではいかなかったのだけど、以前ならもっともっとゾゾゾっとするものだったに違いありませぬ。
そうなんです。悪役の人はいかにもな感じだったんですが、子どもたちの恐怖には心寄り添いドキドキしましたよ。彼らにはトラウマになりますよね。
おばあさんのおうちにたどり着けてホントによかったです。
子どもの冒険ものというのもまた普遍的なのですね。LOVE、HATE!
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