かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『雲南の少女 ルオマの初恋』
2007年 07月 09日 |
美しい自然、清らかな少女に、心洗われる。

中国・雲南省の少数民族、ハニ族の少女ルオマの物語。



自然に囲まれた地で伝統的な暮らしを続ける少数民族ハニ族の姿が興味深い。おばあさんと暮らす少女ルオマは路上で焼きトウモロコシを売っていた。この村を離れて町で近代的な暮らしをする友人もいたりするのだけど、主人公のルオマは素朴に暮らしている。そんな無垢なルオマが、昆明の町から来ていたカメラマンのアミンに出逢う。

d0029596_3381231.jpg何も知らない田舎の素朴で純情な少女が都会からやって来た男に新しい世界を教えられて恋心を抱くというのは王道パターンなのだけど、そんなベタさは承知の上のこと。ルオマの気持ちに微笑んだり、ハラハラするのだった。予想通りのシンプルな物語なのだけど、この雄大な風景とルオマのまっすぐな瞳に、清々しさを感じて素直に見守ってしまう。

重い荷物を高いところに運ぶのも、この村では担いで歩いて運ぶものであって、町から戻ってきた友人が、町ならエレベーターで運ぶのにって言う。その時から、ルオマはエレベーターに興味を持ち、乗ってみたいとアミンにもその夢を話す。うーん、なんて可愛いのだろう。好きな人と2人で一緒に乗りたい乗り物って、いろんなパターンがあると思うんだけど、エレベーターだなんてね。

何よりも見たかった「棚田」の雄大な風景にもウットリ。
さまざまな形の水田が海抜144mから2000mもの高地に階段状に広がっていて圧巻。
田植えの儀式の歌もおもしろかったな。美しい風景と伝統をまもってほしいな。

WHEN RUOMA WAS SEVENTEEN
中国 2002
監督 チアン・チアルイ
脚本 モン・チアソン
撮影 マー・トンロン
出演 リー・ミン(ルオマ)、ヤン・チーカン(アミン)、シュー・リンユエン(ルオシア)
 (東京都写真美術館)
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by CaeRu_noix | 2007-07-09 23:59 | CINEMAレヴュー | Trackback(3) | Comments(0)
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Tracked from しぇんて的風来坊ブログ at 2007-08-20 22:12
タイトル : 雲南の少女 ルオマの初恋
中国の西南部の省、雲南には多くの少数民族が住み、これはハニ族の話。 民族の文化を保っており、また風景が美しい地域として有名なところ。 この映画でも特に棚田の絶景の美しさと主人公ルオマの民族衣装・髪飾り・無垢な微笑による愛くるしさで、観ているだけで癒される映像。ここではそんな雲南に押し寄せてくる観光客、ちょっと中途半端で情けないカメラマン(男優さんには悪いが、コヤツにひっかかるてゆうのも・・・)が織り成す、近代化で失われるものの反対の純真さのルオマの、ちょっとした成長物語。 特にテレビなど...... more
Tracked from 俺の明日はどっちだ at 2007-09-19 19:34
タイトル : 「雲南の少女 ルオマの初恋」 WHEN RUOMA ..
大まかに言ってしまえば、雲南省の南部に暮らす17歳の少女が出会う都会の青年との淡い恋と悲しい別れという話なんだけど、話そのものよりまずいろんなシーンで登場する二千年の歴史を持つという、えも言われぬほど美しい棚田に思わずため息。 そしてそこで暮らす少数民族であるハニ族の人々の生活ぶりが、決してストーリー進行を妨げることなくさりげなく取り込まれているのだけど、田植え祭りや結婚間近の花嫁を祝う宴での人々のその豊かな表情がとても印象的。 主人公ルオマを演じた李敏(リー・ミン)は実際にハニ族の普通の女子...... more
Tracked from サーカスな日々 at 2008-11-23 16:29
タイトル : mini review 08335「雲南の少女 ルオマの..
昔ながらの暮らしが残る素朴な村で、つつましく生きる少女が、都会から来た青年に恋心を抱く切ない初恋物語。世界自然遺産にも認定された雲南省の豊かな自然を背景に、少数民族の少女と漢民族の青年の淡い心の交流を描く。撮影当時16歳でヒロインに抜擢された美少女リー・ミンが、素朴な少女の純情を体当たりで演じている。青年以外は現地のハニ族の人々で撮影され、彼らの日常の生活や雄大な自然の風景に魅了される。[もっと詳しく] もっとも空に近い村。ルオマはいつまで笑顔を持ち続けられるだろうか。 少し前、長崎の大村湾を国...... more
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