かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『スターダスト』
2007年 11月 21日 |
魔女に海賊、ユニコーン、ファンタジーワールドは楽しいなっ。



『キングダム/見えざる敵』も『インベージョン』も『グッド・シェパード』も劇場鑑賞意欲がまるでわかなかったんだけど、やっぱり夢いっぱいのファンタジー世界は劇場体験しなくっちゃなのだ。
シリーズものでその世界観にやや飽きてしまっていたハリポタの不死鳥の騎士団などよりも、初めましてなこちらの世界の方が楽しめたってカンジ。

ファンタジーにも多様な設定のものがあると思うけど、私は空間移動を伴う冒険物語が好きなんだよね。ウォール村から壁の向こう側にある未知なる魔法の国「ストームホールド」の広がりが感じられるのがよかったな。ファンタジーならではの、縦横無尽な浮遊感にワクワク。主人公トリスタンは冒険の旅を通じて、成長していくのだ。うん、好きなパターン。

毎度のことながら、いただけなかったのはうるさすぎるシンフォニックな音楽。大作にはこういう仰々しい音楽をつけなくちゃいけないという決まりがあるの?こういう音楽が映画のスケール感を増しているとお思い?他の人にはそういう効果があるのかもしれないけど、私にとってはワクワク感を半減させるものでした。

ちょっと残念だったことその2は、ヒロインのキャスティングでしょう。クレア・デインズがもう一つ魅力的じゃないんだよね。だって、彼女は星ですよ、流れ星。もっとチャーミングで、でも何だか神秘的な神々しさがあるーって感じの女優を探してほしかった。ジュリエットの頃ならともかく。でも、青年トリスタンに扮するチャーリー・コックスくんの方は、初めに登場した時はさえない主人公だなーって思ったんだけど、ちゃんと物語の展開どおりに、だんだんカッコよく男らしくなっていくから不思議。後半の長髪に白いコート姿がいいんだなぁ。笑顔が可愛いんだなー。

そして、助演陣は申し分なく素晴らしかった。本作の魅力は愉快なキャラたちの活躍によるところが大きいのだけど、それを最大限に活かす名優の怪演。ミシェル・ファイファーは『ヘア・スプレー』でも弾ける嫌味キャラぶりが決まっていたけど、こちらではそれ以上に強烈な魔女役が見事な存在感。若さに執着する醜い魔女を迫力いっぱいに演じる女優魂がステキ。トランス・ヴェスタイトなキャプテン・シェイクスピアに扮するデ・ニーロのそのお姿もまた感動的ですらあり。そういうことをよくやるコメディアンな俳優じゃなくて重鎮デ・ニーロなんですもん。キャプテンを慕う威勢のいい船員たちもよかったなぁ。王位を狙う王子達の中で一番惹きつけるものがあったセプティマスは案の定、最後まで残ってくれたし。

ヒロインは星で、魔女やら海賊達やらが出てくるというそれだけでもう嬉しいのだけど、ところどころに散りばめられた笑いで楽しい気分が持続。王位継承を狙う兄弟たちが殺し合っての、やられた者たちの幽霊状態な待機室がとても楽しかったなぁ。魔女の魔法で、旅のお供に青年がヤギにかえられたり、はたまたヤギが人間にかえられたりした時の可笑しさも印象的。動物があれこれ登場するところが好みだったな。魔女の占いの動物づかいもブラックでよろし。そして、もっとも見惚れてしまったのはユニコーンの美しさ。いつもは芦毛より栗毛や鹿毛のお馬ちゃんの風貌が好きな私なのに、このユニコーンちゃんの白馬たる美しさにはクラッとしちゃった。ユニコーンに会いたーい。星になりたーい。

子ども向けのゆるゆるファンタジーかと思いきや、かなり満足。ナルニアなんかより断然、楽しかったと思う。パイレーツ・オブ・カリビアンの1なんかもこういう楽しさがあったはず。星が王妃になるのもまぁよかろうー。

ニール・ゲイマンといえば、『ミラーマスク』 が観たーい。
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by CaeRu_noix | 2007-11-21 00:10 | CINEMAレヴュー | Trackback(4) | Comments(4)
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Tracked from I am invinci.. at 2007-11-21 07:15
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Commented by 哀生龍 at 2007-11-21 07:23 x
>もっとチャーミングで、でも何だか神秘的な神々しさがあるーって感じの女優
かえるさんとは逆に、「落ちてみれば、綺麗だけど特別な魔法とか使えるでもないただのオネエチャン? これじゃ“星に願いを”は叶えられそうにないなぁ~」と、神々しさの無さが逆に笑えて嬉しかったりしました(笑)

>助演陣は申し分なく素晴らしかった
本当に素晴らしかった!!
だからこそ余計に“普通の青年”がファンタジーの世界に入り込んでしまった、と言う雰囲気が感じられて、わくわく気分が盛り上がりました♪
Commented by CaeRu_noix at 2007-11-21 16:16
哀生龍 さん♪
流れ星が落ちたら、ただのオネエチャンなのは面白かったですよねー。
あえて飾らないサバサバタイプのヒロインにしたかったのかな。
にしても、もうちっと魅力的な女子がよかったなぁって残念でした。
キャラクター造形そのものは好感触でした。ってか、そんなに特徴があったわけでもないか・・・。
トリスタンの普通っぷりもよかったですね。でも、ちゃんと後半はかっこよかったし。
ファンタジーって、その世界で出会うものたちの個性がポイントなんですよね。
わくわく楽しいヒトトキでした。
ティム・バートンが「不思議な国のアリス」を映画化するというニュースもうれしく♪
Commented by となひょう at 2007-11-23 19:27 x
とんとご無沙汰してしまいました。
かえるさん、TB&コメントありがとうございますー
おおおっ、テンプレートが変わっているのですね。
遅い、遅過ぎる・・・?
って感じで、ちょいと長居させて頂こうっと。

さすが、かえるさん。
「ユニコーン」の文字が冒頭に!
あんなに賢いキャラクターなんだから、もっと見たかったです。
私もユニコーンに会いたいですー

>パイレーツ・オブ・カリビアンの1なんかもこういう楽しさがあったはず。

何か妙に共感してしまいましたです。
1で止めとけば良かったのに。
という訳で、3は劇場に足を運ばずでした。
Commented by CaeRu_noix at 2007-11-24 01:10
となひょうさん♪
ご無沙汰でしたかね。
かぶる作品がほとんどなかったですもんね。
スキンはつい最近、かえましたー。一昨日くらいです。
何よりも大事なユニコーンですよ。
ファンタジーの魅力を集約する素晴らしい存在でしたわん。
『ドッジボール』だったか、登場人物の女子がユニコーン・フリークだった設定などもツボでした。関係ないけど。
あと、ペガサスも好きなんですよねー。ミノタウルスはこわい。
私もパイレーツ3は観ておりませんが、本作の愉快でイキのいい海賊たちの姿を見て、こういう奴らが好きなんだよなーと思い起こしたのでした。
ベオウルフはちょっと怖い系のファンタジーなのでしょか?
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