かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『4分間のピアニスト』 Vier Minuten
2007年 11月 22日 |
ギャップが際だたせるもの。孤高の美。

刑務所で受刑者たちにピアノを教えるクリューガーは、類い希なる才能の持ち主ジェニーに出会う。



小脇に抱えては持ち運べない楽器、ピアノ。それは、音響設備の整った音楽ホールのステージやスタジオや学校や家庭という、それ相応の場所に置かれている。それが当たり前の光景だった。だから、時に映画に登場する、当たり前にふさわしい場所ではないところで奏でられるピアノの存在には妙に惹かれてしまうのだ。砂浜のピアノや戦場の廃墟にあるピアノの旋律にとてつもない感動を覚えたように。

鉄格子が張りめぐらされた刑務所に置かれたピアノ、そこで奏でられる音楽は美しく鮮烈に胸をうつ。そこが安穏たる場所ではないからこそ、ピアノが不似合いな世界であるからこそ、神々しさをもつほどにその音色は崇高に響き渡る。そして、クラシック音楽を嗜んできたお上品な女性が優雅に弾くのでもない、犯罪者として服役している粗暴なジェニーがその荒ぶる気持ちをぶつけるように鍵盤を叩くから圧倒されるのだ。不似合いな相反するものだからこそ、映画的な感動があるの。

もう1人の主人公は、モーリッツ・ブライプトロイの母が扮するピアノを教えるクリューガー。モーリッツの母親にしては随分と老けているなぁと思ったら、80歳のクリューガーを60過ぎの女優が老けメイクで演じていたのだった。親子揃って演技派。80歳の老女が歩く様は颯爽とはしていなくて、少し前かがみでトボトボと歩む姿には侘しさを感じてしまう。けれど、そんな思いをはねつけるかのように、彼女は気丈で凛としている一本筋の通ったピアノ教師であった。心に深い傷を残すような辛い過去と表裏一体の甘美な思い出を持つ孤独な老女は、もはやもう何も信じてはいない、信じるものはただ美しい芸術だけ。

そんなふうに心を閉ざした頑固バアサンが1人の天才ピアニストに出逢ったからといって、優しいおばあちゃんに生まれ変わったりはしない。むしろその出逢いは、彼女の神経をよりすり減らすものだった。感動ドラマなのかと思っていた観客の私にとっても、胸の痛くなるような場面の続く、心休まらない刑務所物語であった。素晴らしいピアノの才能を持っているけれど、刑務所の中でも凶暴な野獣のようなジェニーは、ピアノを弾く指が軽やかに動くのと同じように、体も瞬発力に富んでいて、感情の荒ぶるままに自身も他者も容赦なく傷つける。いがみ合う看守や別の受刑者の嫌がらせや喧嘩のシーンはとても痛々しくて、どうしてそこまで傷つけ合い、自暴自棄になるのだろうかとやるせないのだった。

心痛い場面が多く、クリューガーとジェニーの間にもなかなか温かな関係性は育まれない。だけど、それゆえにリアリティがあるし、ずっとピリピリとした緊張感を持ち続けてしまうからこそ、その張りつめた糸がゆるむ瞬間が格別にステキなんだよね。そう、ギャップがあるほどにドラマは魅力的。何もかもにウンザリしているかのようなジェニーがピアノを弾くことをこんなにも愛していることを知って、心震える。ひたすら頑ななクリューガーの、才能ある教え子として接するばかりだったジェニーへの向き合い方に、変化が見て取れることにふと嬉しくなってしまう。

女教師が下品だと軽蔑したジェニーの即興的な現代音楽の演奏シーンはエキサイティングで感動的。もともとクラシックファンではない私はいわゆる古典の名曲よりも弾むJAZZピアノが好みなので、予告で聴いたジャジーな音に心躍り、とても興味をもった。途中、先生に止められるのが残念なほどに、もっとその激情のピアノを聴いていたかったな。予告で流れていなかったら、より新鮮な感銘があったのに、と少し残念。手錠をしたままの演奏が大いなる見せ場になりすぎたせいか、4分演奏の方はそれほどに惹かれなかったことも残念。

それでも、囚われた者が限られた4分間に、閉ざした心を解放させて魂を込めて演奏するシーンは極上。シックな黒のワンピースをまとっても、演奏はあくまでもジェニーらしくやり遂げる。それでいて、しっかりと教師には大いなる敬意をはらって丁寧にお辞儀。それはもうクリューガーの気持ちになって感激。現実が過酷なほどに、音楽も人と人の魂の共鳴も純粋に気高く美しい。
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by CaeRu_noix | 2007-11-22 23:28 | CINEMAレヴュー | Trackback(25) | Comments(22)
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タイトル : 映画 『4分間のピアニスト』
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Tracked from 晴れたらソファで何を見ようか at 2008-02-24 22:02
タイトル : 『4分間のピアニスト』
ピアノと音楽でしか自分を表現できない囚人と、音楽に人生を捧げた女性教師のむき出しの魂がぶつかりあい、次第に共鳴していくのだが。。。予想外のラスト。正直呆気に取られてしまった。ラストの演奏シーンはすごいとしか言いようがない。まるで心臓を鷲掴みにされている...... more
Tracked from 愛情いっぱい!家族ブロ! at 2008-03-30 10:04
タイトル : 4分間のピアニスト
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Commented by シャーロット at 2007-11-23 17:34 x
ぐーてん。。。あ、雰囲気が変わってる~

>そう、ギャップがあるほどにドラマは魅力的

刑務所って設定もすごいですよね。戦場に船上に海辺に・・・そうそう、そういう場所で弾かれるからいいんですよね~
見る前はこんな音楽を持ってくるとは思ってませんでした。私的にも4分間の演奏のような音楽自体(前衛的な音楽)は、何度か耳にしてるので衝撃とまではいかなかったのですが、でも内容からするとどてもドラマティックですよね。音楽そのものは理解不能;ですけど感動しました。
強引に脱獄して出場権があったのかわからないし、エントリーされていたとしても登録外の曲を弾いてるわけですから、普通ならもっとブーイングされそうな観客の雰囲気も感じてしまったんですが・・・大喝采なんて~。
個人的には手錠をかけて弾いたあの曲を披露して欲しかったなあ・・・なんてね;
ピアノに対するひた向きさとかって、普段のジェニーからするととてもギャップがあるからこそ、感じられて心つかまれるんですねー。うんうん。
真面目でないようで本当は真面目で素直ですものね。それがなかなか周囲に伝わらない事ももどかしかったです。
Commented by となひょう at 2007-11-23 19:38 x
こちらにもー。
私は、鑑賞直後よりも購入したサントラCDを聴きつつ色々な方のレビューを読んでからの方が本作への思い入れが強くなりました。
そんな風に、いつまでも余韻の残る映画に出逢えるのは嬉しい限りです。

>現実が過酷なほどに、音楽も人と人の魂の共鳴も純粋に気高く美しい。

おおお、確かに仰る通りぃ~
最後の4分間の演奏の場面になるまでに、余りにも色々な展開がありましたね。ピアノ演奏に心を掴まれたのと同時に、何だかホッとしてしまいました。
Commented by jester at 2007-11-23 20:16 x
かえるさん、こんにちは!
素敵なレビュー、ありがとうございました。

ピアノ・レッスン、戦場のピアニストや、イングシッリュペイシェント、などなど確かに、普通じゃない状況にあるピアノって印象深いですよね。

この映画もほんとに印象的でした。
安易に心が交流しないで少しずつ近づいていくところがまた良かったです!
現代クラシックは聞いていてつらくなることが多くてどちらかというと苦手でしたが、いろいろ聞いてみたいなと思いました。

Commented by margot2005 at 2007-11-23 22:36
こんばんは!
モーリッツのママの婆さんぶりはホントすごかったですねぇ!
ラストの演奏の後のお辞儀はsoooooooooナイスでしたわ。
Commented by CaeRu_noix at 2007-11-24 00:56
シャーロット さん♪
枯れましたー
刑務所ものって、映画には結構多くて好きな舞台の一つかも。
で、ピアノ映画も多いですよね。でも、たぶん刑務所プラスピアノというパターンはないはずで、そこがナイスな取り合わせでしたよね。(刑務所でミュージカルをーっていうのはあったけど。)
予備知識がない時は、弾くのは当然クラシックだろうと思っていたけど、予告でこういうタイプのものも弾くと知ってしまいました。予告は見ない主義の私なのに、音楽は聞こえちゃうんだもん。
お、音楽の専門家のシャーロットさん的には音楽は理解するもの?それは意外。理解というなら、私はクラシックの方が理解度低いかも。前衛的過ぎてハチャメチャなのは聴き苦しそうだけど、ジェニーが弾いてたくらいのものならゴキゲンなナンバーってカンジでしたわん。
最後のコンクールの演奏シーンは、警察が辿り着くタイミングが丁度よすぎることなどもデキスギな感じがしてしまいました。コンサートじゃなく、コンクールだから拍手喝采だったんでしょうか?
ジェニーは何故にあんなに凶暴になってしまったのかは謎ですが、先生とピアノに出逢えてよかった。
Commented by とらねこ at 2007-11-24 02:38 x
かえるさん、こんばんは。コメントありがとうございました。
ジェニーはあんな風にしか生きられなくて、だけどピアノの才能だけはあるんだなあ・・・という。あっさりと予定調和が訪れず、ハードに突き進む感じが、意外にしっくり来ました。
クリューガーさんは、ジェニーに一方的に教えるわけでもなく、魂のかかわりになってくる姿が良かったです。
Commented by CaeRu_noix at 2007-11-25 01:49
となひょう さん♪
おお、こちらもサントラ購入されたのですねー。
私は今年は、『ショートバス』のくらいしか買ってないかも。
観ている時には楽しいけどすぐに忘れちゃうようなタイプより、余韻の残る映画には魅力がありますよねー。
ピアノものにしては珍しく、バイオレンスな部分も多かったりして、となひょうさんの気持ちも釘付けになったことと思いますー。
ホントに、予想外に心休まらないドラマ運びだったからこそ、ピアノの旋律がやけに澄み渡る美しさをもって響いたのでした。
私はホッとする場面なんてなかった気がするんですが、でも最後は4分間の演奏ができてよかったなぁとしみじみ思いましたー。
Commented by CaeRu_noix at 2007-11-25 01:49
jester さん♪
ありがとうございます。
楽器というのは一にも二にも音を生むためのものだというのに、映画の要素としては、そのビジュアル、たたずまいも大いにドラマチックなんですよねー。
廃墟にあるピアノってすごくステキですよね。だから、刑務所のものも。
観る前は、教師と服役囚の温かな交流を描いたドラマだと思っていたので、2人がなかなか心を通わせないことにドキドキしてしまいましたが、そんな生き方をしてきた2人なんですよね。少しずつ・・・なのがよかったですよね。ダンスシーンはよかったなぁ。
現代音楽は強烈なのもありそうですが、劇中に登場したものはエキサイティングで魅力的でしたよね。
Commented by CaeRu_noix at 2007-11-25 01:52
margot さん♪
モーリッツのママ、高齢出産だったのねーって、初めは思っていました。(笑)
お辞儀というのは儀礼的なものになりがちだけど、ジェニーのは心からのものでしたよね。
Commented by CaeRu_noix at 2007-11-25 02:01
とらねこ さん♪
あんなふうにしか生きられないって、ずっと痛々しくてやるせなかったです。
その才能と情熱をまっすぐに活かせたら、塀の中で暮らすことなんてなかったかもしれないのに・・・。と歯がゆい思いを抱きつつも、ジェニーはジェニーであって、その状況を見守るのみでした。しっくり来ていたと思います。ハードさが魅力でした。
クリューガーは、初めはジェニーに言うことを聞かせようという姿勢だったのに、強要はできない服従はしない相手だとわかり、ごくごく自然に向き合って少しずつ変化したという感じがよかったですよねー。
Commented by きーさく at 2007-11-26 00:34 x
はじめまして。TBありがとうございます。
私は最初の登場時は気の弱そうな善人風だった看守のミュッツエがジェニーに暴行を受け、復帰したときに変わってしまったのが印象に残りました。
で、やっぱりピアノも良かったです。あの物語の最後に4分間の演奏は強烈でした。
Commented by CaeRu_noix at 2007-11-26 01:43
きーさく さん♪
はじめまして。コメントありがとうございます。
看守の存在もポイントでしたよね。ジェニーがあらわれる前は、クリューガーと近い位置にいた看守は、最初からジェニーに敵対心のようなものをもっていたみたいですよね。にしても、半殺しにされてしまえば、憎悪があふれるのも当然ですよね。2人が同じ空間にいるととてもハラハラさせられました。
そんな人間模様でドキドキ感が高まる中、ピアノ演奏で一気に心洗われるという見事なつくりでした。
素晴らしい4分でしたねー。
Commented by 八ちゃん at 2007-12-10 21:59 x
ご無沙汰です。


これ、モロ、ツボでした。面白かったです。

サントラ買っちゃった~。
前衛的な現代音楽が好きなので、あのラストはたまらなかったです。
Commented by CaeRu_noix at 2007-12-11 07:07
八ちゃん ♪
ごぶさたでした。さう゛ぁ?
もろつぼでしたが。それはよかったですねー。
誰かさんの影響でか、ピアノものとは相性ばっちりですねー。
おお、サントラいいなー。前衛的なのがお好みですかー。
私はジャズピアノが一番好きかも。
Commented by latifa at 2007-12-21 16:51 x
かえるさん、こんばんは。
私もジャズピアノの処で震えが来ました~。
曲的には、ラストの4分間のより、あのジャズピアノの方が好きかも・・・^^

ちょっと早いですが、もしかしたら、この後、あんまり31日まで記事を書けない様な気がするので・・。先に言っておきます^^
今年は色々お世話になりました♪来年も、かえるさん、よろしくお願いします(^O^)
Commented by CaeRu_noix at 2007-12-21 21:23
latifa さん♪
あのジャズっぽい情熱的な演奏にはゾクゾクしましたよねー。
そうなんです。かの4分間よりも、途中の刑務所内演奏の方が私は気に入りましたよー。
ピアニストものというとクラシックが定番ですが、こういう曲を弾く映画もじゃんじゃん出てきてほしいかも。
おおお、ご挨拶、ありがとうございます。
こちらこそ、お世話になりました。
また来年もよろしくお願いしますー。
私も今年のベストなどを考えなくちゃー
Commented by カオリ at 2008-01-06 10:33 x
かえるさんこんにちは。やっと観てきました。
ギャップ、まさにそうですね。人間の負の感情が渦巻いていたのも、音楽と言うものの存在を際立たせるためだったのかな、と思いました。
私も、「低俗な音楽」のほうに興味があります。ラスト4分間よりも、あの予告編で流れていた音楽、もっと聞いていたかった。
Commented by CaeRu_noix at 2008-01-07 00:54
カオリさん♪
あ、名前を呼んでいただいた♪
音楽の混じりけのない崇高な力には驚かされました。
観る前にイメージしていた感動ものとは毛色が違っていたけれど、確かに、その渦巻く負の感情が、ピアノ演奏のシーンを際だたせていましたね。
予告編の演奏がやっぱりサイコーよかったですよねー
Commented by しゅぺる&こぼる at 2008-03-30 10:02 x
かえるさん、こんにちは!
この作品はわたしもツボでした♪
中盤のジェニーの演奏、それに気が付くクリューガーのシーンは素晴らしかった!あとラストのまとめかたとか・・・
ドイツ映画はほんと琴線にふれるものが多いですね。
クリューガーとジェニーの本気のぶつかりあいもすごかった。
ほんとに殴っちゃうなんてね婆さんなのに・・・(驚)
でもあまりにも大会に出るのでないのってひっぱりすぎな感もありましたが、そんな荒削りなところも魅力に感じてしまいます。
Commented by CaeRu_noix at 2008-04-02 15:09
しゅぺる&こぼる さん♪
お気に召されてよかったですー。
そうホント、中盤のジェニーの演奏はすばらしかったです。
久しぶりにまた聴きたくなりました。
エンディングのその4分間っていうのもまた緊張感と感動が入り混じるエクセレントなものでしたよねー。
予想していたよりもはるかにハードでビターな味わいでした。
ジェニーのようなキャラがちょっとなつかしいです。
ドイツ映画は骨太な秀作そろいですよねー。
今年もまたそんな秀作に出会いたいですー。
Commented by めかぶ at 2009-07-05 11:50 x
1年以上経ってからの鑑賞になりますかね?
俳優優先で作品を選ぶからこういうのを見逃して失敗するのが俳優主義の最大の弱点。ぎゃーっ!劇場で観たかったーっ!
更に、そんなに音楽に嗜好も強くないし、知識も無いのでまったくのスルーでした。しょぼーん。
今年の上半期、劇場・おうち観を合わせても最大の衝撃を受けたかもしれん。
なんかうまく言えないんだけど、凄い映画でしたわ。話も凄いしキャラクターも凄いし意外性も凄い。
ドイツ映画って根底に流れるものが重厚。でものれる時とのれない時があってどれもOKってワケにもいかないんだけど、久々にキました。
Commented by CaeRu_noix at 2009-07-05 23:17
めかぶ さん♪
そんなに感銘を受けていただけたとは嬉しいです。
劇場鑑賞ものよりもおうち鑑賞の本作が鮮烈だったとはー
わたし的には音楽ものは劇場体験必須♪
うむ、確かに、クレッチマンが出ているわけでもない、女性主人公のドイツ映画をめかぶさんが観なかったのは不思議じゃないけれど、ドイツ映画は侮れませんよー。
というか、英はともかくそれ以外の欧映画の日本公開数って、ほんとに少ないですから、配給されるものはある程度のレベルであるケースが多いんですよねぇ。
ピアニストものも少なくはないけど、多くはクラシックなので、こういう音楽もまた素晴らしくイイですよねー。
こういう主人公って、アメリカ映画には絶対登場しない感じで、ホント意外性にあふれていて衝撃的でしたよね。

実は私は、『愛を読むひと』を観た時に、『4分間~』のような衝撃を求めている自分を意識しました。
私の中のハンナのイメージは、ジェニーとクリューガーにかぶるようなものがあったんですよ。
こういう感触が私にとっての「朗読者」だったのに、あの映画は英国調文芸ものテイストになっていてざんねーん。
ジェニーの彼女は『バーダー・マインホフ』にも出ているのね。
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