かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『妄想少女オタク系』 キャハハッ
2008年 01月 18日 |
萌えてるあの娘に胸キューン。新感覚青春グラフィティー。

学校一のモテ男千葉の親友阿部は、ボーイズラブが大好きな浅井留美のことを好きになるが・・・。
月刊「コミックハイ!」で連載中の漫画の実写映画化作品。



まぶぜたろうさんがよいっていうから観に行ってしまいました。
まるでノーチェックだったし、大体普通の映画ファンは、このタイトル・この内容にはあまり惹かれないよね・・・。筋金入りなイメージだもの。コミックハイなんて知らないし、マンガが原作だってことも全然知らなかった。たぶんこれを観に行く人の多くは、原作マンガファンや出演俳優のファンなワカモノなんじゃないでしょうか。R指定映画を観に行くのは全然照れないのに、これを観に行く自分は何者だと思われているんだろうとちょっと恥ずかしかったりもした。いえ、ワタクシは別段、ヤオイ萌えではありませぬ。でも、妄想少女という言葉にはちと親近感を覚えるなー。

同性愛者を描いた映画はいっぱいあるし、そういえば、『おこげ』なんてのもあったよね。でも、ボーイズラブ好きの腐女子ちゃんが主人公の青春ものなんて初めて見た。ありふれていない関係性、複雑な思いの交錯が新鮮でおもしろーい。男に直接的な恋愛感情はもてないのに、親友同士の千葉君と阿部君ができていると勝手に思い込んで、ウットリしてしまう浅井さん。大半の女子は、自分を主人公にしてステキな男子との恋愛を夢見るはずなんだけど、彼女の世界の中でロマンスをうむのはあくまでも男子同士なのね。熱くその思いを語る浅井さんのその姿は、あまりにも独りよがりで笑えもするんだけど、そのひたむきな姿が可愛くて、ほほえましくもあって。どんな路線であろうと、やっぱり青春ものっていいなーっの渦に巻き込まれてしまうのだった。

浅井さんに意地悪をした松井さんは実は・・・ということが明らかになる美術室での2人の会話のシークエンスはそりゃあもう感動的。その趣味が思いきりオタク系であれ何であれ、こんなふうに意気投合して会話が弾むのって、ステキじゃない。その高揚が気持ちよくて、嗚呼、青春。女子というのは大概、周りで流行っていることを友達と一緒に追っかけてみたりするものだけど、浅井さんは周囲なんて気にせずにわが道を進んで、自分の世界を輝かせているんだもの。素晴らしいじゃないですか。あの頃の思いが蘇って彼女たちに共感・共鳴するというよりは、大人として彼女達の楽しげな姿を遠くから眺めて、感極まっちゃうカンジ。だって、本当に楽しそうなんだもん。ボーイズラブを妄想し、千葉君と阿部君のからみを見て極上の笑みを浮かべる浅井さんを眺めて、観客の私もハッピーな気分に満たされるの。萌えゴコロは宝物。

マイナー邦画侮れじ。

★★★★
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by CaeRu_noix | 2008-01-18 01:40 | CINEMAレヴュー | Trackback(4) | Comments(6)
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Tracked from 地球が回ればフィルムも回る at 2008-01-18 21:33
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Commented by kusukusu at 2008-01-18 21:22 x
>女子というのは大概、周りで流行っていることを友達と一緒に追っかけてみたりするものだけど、浅井さんは周囲なんて気にせずにわが道を進んで、自分の世界を輝かせているんだもの。素晴らしいじゃないですか。

そうなんですよね、これってわけがわからない話だなあ・・と思って見始めたんですが、実はなんとも清々しい青春もので。やっぱり浅井さんが堂々と我が道、オタク道(笑)をいっているのが清々しいんですかね。松井さんのほうはちょっとひねくれた子なんだけど、浅井さんが堂々としているのに感化されたのか、自分もカミングアウトして友達になっちゃうんですね。
いや、千葉君と阿部君の男の子たちもいつの間にか、感化されてしまったみたいな感じがするし。というか、なんの障害もなく高校生同士が結ばれていちゃつくなんて面白くもなんともないわけだから、「腐女子」という障害があるからこそ、面白いんですが。やっぱり恋愛ものは障害がないと盛り上がらない。相思相愛の恋愛ものほど、つまらないものはありません(笑)。
しかし、千葉君がやけに腐女子に詳しいのであれれと思っていたら、実は・・というのもおかしかった。
Commented by CaeRu_noix at 2008-01-19 21:26
kusukusu さん♪
清々しい青春ものでしたねー。
予備知識ゼロで観たのですが、私としてはわけがわからない話などではなかったので、kusukusu さんがレヴューの中でしきりにわからないと書かれていたのがむしろ不思議でした。男性は感覚的にそういう気持ちはとらえにくいんでしょうかね。
最初、松井さんはギャル系のルックスなのに、アニメキャラっぽしゃべり方をするから違和感を感じたのですよ。ナチュラルな女子高生っぽくないなーって思って。そしたら、そういう過去をもったギャルだったということで納得。高校生の趣味って、まわりで流行っているか、市民権を得ているかって、すごく重要なんですよね。(大人でもいくらかはそうだし。)だから、松井さんの変身もよくわかるし、それでも、浅井さんに出逢って、仮面をはずすことができたというのはホントに感動的。我が道をゆく女子高生の友情もので、下妻物語も思い出したんですが、あちらは正反対の趣味の2人でした。
高校生の普通の恋愛ドラマなんてあえて観たいと思わないので、こういう特殊な関係を描いてくれると嬉しくなっちゃいます。私は全然恋愛という軸では見ていなかったので、それが障害だとも思わなかったかも。
Commented by たかこ at 2008-01-24 21:53 x
キャハハ~
わたしもお2人がご覧になったとのことで気になり、会のおかげで決意を新たにつられて鑑賞してきました~
ギャル系の松井さんの話し方、わたしも少し気になりました。そしたら浅井さんと同じ趣味だったのですね。
変な褒め方してるのにお互い喜んでましたね♪「こんなに可愛くて、腹黒くて、オタクなんて最高」みたいなこと。
Commented by CaeRu_noix at 2008-01-25 20:35
たかこ さん♪
キャハハハ~
まさかまさかコレをご覧になったとはー。
すごい人気作品って感じ!
そうそう、マッツンのしゃべりはちゃんと伏線になっていたんですねー。
2人の友情の芽生えにはそりゃーもう感動しましたよ。
相手の腹黒さを口にできて、仲良くなれるなんてそれはステキだわ。
妙な誉め合い方のあの盛り上がりも楽しかったかも。
Commented by とらねこ at 2008-01-26 16:46 x
アハハ、かえるさんがこれをご覧になるのが少し恥ずかしい、というところに笑ってしまいました!私もタイトルで引いてしまっているんですが・・・
腐女子でもないし・・・と思ってるんですが、腐女子の隠れ因子は自分にはありそうで。それにヲタクじゃないしなあ。と思ってなかなか勇気が出ずにおります(笑)
妄想少女ぶりと言われるとやはり心動くものはあるのですが♪
Commented by CaeRu_noix at 2008-01-27 01:10
とらねこさん♪
わはは。だって、ホントに恥ずかしかったんですもん。
映画館に入る時にそわそわするなんて、近年まずなかったですから。
正直いって、このタイトルの映画を見ようとは思いませんよねー。
でも、これがなかなか見ごたえのある感動青春ものでありました。
低予算ゆえか映像はちょっとチープな感じだったけど、チープ感が学園ものにあっていたともいえるし。
上映はもう終わっちゃったかもしれませんが、いつか試しに見てほしいー。
私もねぇ、ヤオイ好きではなかったんですが、最近はその思いをわかってきたかも・・・。初見時はそれほどでもなかった、『ブエノスアイレス』が大好きになり、『ぼくを葬る』にもハマったりして。
とらねこさんにもきっと隠れ因子がありますぞよ。
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