かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
2008年 01月 24日 |
ごちそうさまっ。

ロンドン、フリート街で床屋を営んでいた連続殺人鬼スウィーニー・トッドの物語。



ティム・バートンが自らの手で映画化することを切望していたというブロードウェイ・ミュージカル。18世紀のロンドンに実在したとも言われている伝説の人物、スウィーニー・トッドの物語は、小説として発表されたのが最初で、150年以上も前に初上演され、何度も小説や演劇や映画の題材になっているそう。10年程前に製作された映画もあったよね。映画を観てはいないけど、おいしそうなパイの並ぶ写真のちらしを持っていて、私にとってスウィーニー・トッドというのは、殺人者ではなくて、その完成品のパイのイメージだったの。この語り継がれる伝説の物語は、独自のスタイルでいくらでも脚色できそうなものだけど、バートンはあくまでも、スティーヴン・ソンドハイムの音楽、ミュージカルにこだわったのだね。

ジョニー・デップ扮する主人公が理髪師なんていうと、『シザーハンズ』を思い出さずにはいられないんだけど、そんなファンタジックな雰囲気には遠くて、『スリーピー・ホロウ』に通じるようなダークな世界。そして、こちらのジョニーは、理髪師の看板を掲げている割に、ちいとも散髪はしてくれやしない。活躍するのはハサミではなくて、とことんカミソリ。理髪師じゃなくて、髭剃り師と名乗りなさーい、なんてことを思ったりしたのだけど、結局はヒゲも剃らないのだから、まぁどっちだっていいか。やっぱりここは、ハサミなどではなくて、切れ味のいいカミソリが活躍するからこそ、猟奇的な身の毛もよだつ世界になっているわけで。彩度を落としたモノクロームに程近い映像の中、血の赤だけが鮮やかに踊る。血しぶきのビジュアルがおぞましいというよりは、鋭利な剃刀が皮膚を切り付ける瞬間が恐くて、ゾゾゾッとしてしまうのよね。同時に、さすがのバートン!よくぞ、こんなに残酷な画を哀愁とブラックユーモアを交えて、芸術性高く美しく映像化してくれたものだとカンゲキしている自分もいるんだけど、生理的には後ずさりしている自分もいて、複雑な気分でドキドキワクワク。

本気のホラー映画にもなりうる題材、映像なんだけど、ワクワクせずにはいられないのはやっぱりミュージカルだからだよね。本当を言うと、私の好みは踊りまくるミュージカルであって、歌がメインの歌いっぱなし系はちょっと苦手。静寂をくれよーと息苦しくなってしまうの。歌ものにしても、ノリノリになれちゃうポップでノーテンキな音楽の方が好きで、短調のもの悲しいメロディがずっと続くのはそんなに好みではないのだよね。だから、『オペラ座の怪人』もあまり好きではなかった私。でもね、シューマカーには思い入れはなくても、バートン世界にはやっぱり魅了されちゃうの。おいおい、ジョニーが歌っているよーっていうことだけで、充分に感慨深かったりするのに、そのうち、ヘレナとの掛け合いが始まって、美しいメロディにのった台詞の小気味よさにはグッと心を掴まれてしまう。好みのタイプの曲調ではないんだけど、やっぱり素晴らしい音楽だなぁって聴き入ってしまうの。ものすごく恐ろしい行為を淡々と続けながら、憂いを帯びつつもほとんど真顔という感じの表情で歌う二人の姿がたまらなくエクセレント。みんな歌が上手いなー。

パイのイメージを強く持っていた私としては、パイ作り工程ももっとじっくり見せてほしかったんだけど、舞台ミュージカルにない部分は望んでも仕方ないか。そんな感じで、もっとこういう画も見たかったという個人的な勝手な要望はいくつかあったものの、本作の美術の完成度にはほぼ満足。ロンドンの街もステキだったし、肉挽きマシンのある階下もいい雰囲気だったし、バーバー・フロアから血みどろの死体がドサッと落ちる描写なんかは、映画ならではの空間使用がなされていてお見事。と、ダークさこそがバートンの魅力と思いつつ、なんだかんだいって私は、明るいポップな世界に高揚しちゃう体質なので、海辺の家で暮らしたいと歌うラヴェット夫人の妄想シークエンスが一番のお気に入り。やっぱりカラフルな方が好きなのかな、私は。まぁ、それはそれとして、ジョニーとヘレナという黄金のコンビによって、おどろおどろしきバートン・ワールドが映像化されたことは申し分なし。

★★★★
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by CaeRu_noix | 2008-01-24 20:21 | CINEMAレヴュー | Trackback(22) | Comments(18)
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Commented by 哀生龍 at 2008-01-24 21:25 x
>美しいメロディにのった台詞の小気味よさにはグッと心を掴まれてしまう
ヘレナとの掛け合いは、XXのパイはどうとか、○○のパイはどうとかって歌うのが好きです♪
さらに、アラン・リックマンとのデュエットが聞けたことが、嬉しくて嬉しくて・・・

>おどろおどろしきバートン・ワールド
美しくておどろおどろしくて、ホラーなのにニヤリと笑いたくなるような世界は、バートン・ワールドの魅力ですねぇ~
Commented by CaeRu_noix at 2008-01-25 20:31
哀生龍 さん♪
リズミカルに掛け合いをするところはホントに楽しかったですよねー。
ずいぶん強烈ブラックな内容なのに、滑らかにサラリと歌ってくれました。
手では作業をしながら、あんなふうに歌えちゃうなんて素晴らしい。
そうそう、ジョニーとリックマンのデュエットシーンもシチュエーションがサイコーで、痛快に聴きごたえありましたねー。
ホラーとしても充分にいけそうなグロさの中から笑いを醸し出してくれるバートンはさすがですー。
Commented by シャーロット at 2008-01-25 22:27 x
こんばんはー。
そうそう、ちっとも散髪シーンがなかったですよねぇ。
床屋といえば剃刀なのか・・・と、ヘレナが隠しておいた銀の剃刀セットを出した時はうなりましたです;
・・・そして、そうやっぱりダンスシーンがないミュージカルというのも物足りなかったりもしてました;まあ、でも「オペラ座の怪人」にはまった私ですから(笑)映像とは全然違う美しい音楽があったからこそ観る事が出来たかなあという感じです。あ、でも最近は「300」とかも見てるし、意外と平気になってきたのかもしれない;笑
パイがぐちゃっとしていかにも不味そうな感じとか、ゴキブリがごそごそ這い回るところなんて、「パフューム」なども思い出し。。。
そういえばシネコンに久々に行きまして。本作は意外にうるさく感じなかったんですよ。舞台風味なところと映画的な臨場感がバランスよく感じられた気がします。
Commented by swallow tail at 2008-01-27 00:21 x
かえるさん、こんばんは。
最近、すごく寒いですね。
肩をすぼめて歩いているので肩がこるし、背中も張っちゃって(苦笑)

>バーバー・フロアから血みどろの死体がドサッと落ちる描写なんかは、映画ならではの空間使用
おお、そうですね!
たしかにこのシーンは舞台では難しい・・・

この作品、皆さんの評価が高くて、
普通と評価してしまったスワロは少々気後れしています・・・
スワロはかえるさんとは逆で、短調で悲しい旋律がすごく好きで
『オペラ座の怪人』は自分の中で一番リピートしている映画です(照)
この作品も同じ系統なんですけど・・・
残念っ!

チャリチョコも ビッグ・フィッシュも楽しめなかったスワロ。
バートン監督とは相性が悪いかもしれません。

Commented by 真紅 at 2008-01-27 00:51 x
かえるさま、こんにちはー。
皆さんハマリ役で素晴らしかったですね。ジョニーって不思議な役者さんだな・・・と思います。
そもそも何故こんなに人気があるんだろう?
素敵なのはわかるんだけど、こんなに大衆ウケするっていうのがわからないんです。
この映画R-15なのに、シネコンで2スクリーンでしたし・・・。
「当たり役」を持ってるからでしょうか。何でも演じられてファンにもやさしくて。
オーリーはラジー賞にノミネートされてたのに、ジョニーはこれでオスカーいっとく?くらいの勢いですね。
これからも健康で、たくさん演じてほしいです!
ではでは、また来ます。
Commented by CaeRu_noix at 2008-01-27 00:58
シャーロットさん♪
床屋はひげ剃りより散髪ですよね?!
苦手めなメロディでしたが、掛け合いやハモリで歌の細かいバリエーションが楽しめたのがよかったかな。オペラ座の楽曲もそりゃあもう素晴らしいんですが、何度もあのサビが繰り返されたのでちと飽きたような・・
平気になったというのは、グロい描写のこと?
300はゴツイ武器の戦士の戦いなので、引くこともなかったけど、これは、無防備な客の首に、剃刀の歯がザクッとはいる瞬間が生理的にゾゾーっと。
パフュームは躍動感のある屋外のシーンが多かったから、映像世界がより好みでしたが、これは屋内シーンと俳優のアップが多く、映像萌えポイントが少なかったかな。
私はバートンに多くを期待しすぎなんでしょか。もっと度肝を抜くような何かもほしかったなって。よかったけど、ずっと心に残るタイプではなかった。
ちとジュネ&キャロが恋しくなり。
myシネコンは相変わらずうるさいですが、こういう音楽は交響曲よりか大部いいかもしれませんね。
でも、別のシネコンで観たジェシー・ジェームズの音楽と静寂の中の自然音にしびれて間もない頃だったんで、やっぱりちとうるさく感じられー
Commented by CaeRu_noix at 2008-01-27 10:46
スワロ さん♪
寒いですよねー。私はいつも小走りです。
やはり本作はみなに好評のようですねー。
やー、私も四つ星程度には楽しめたのですが、鬼才監督作品には大きな期待をしてしまうためか、期待値未満だったりもしました。
映画ならではの演出があんまりなかったような感じ。舞台を見てないのにナンですが、元の舞台ミュージカルに忠実に映像化していった印象でした。
スワロさんが書かれていたように、脚色が足りなかったんじゃないのかなぁと・・・。ソンドハイムに敬意を払ってのことなのかもしれませんが、個人的にはもっと炸裂してほしかったですー。
おお、スワロさんもオペラ座ファンなのですねー。
私はアップテンポでポップなミュージカルが好きという安直な人間です。近年のミュージカル作品でいったら、『ムーランルージュ』がサイコーに好きという、音楽よりもダンスと演出重視派なのでした。
そんな私は本作よりもチャリチョコLOVEです♪
Commented by CaeRu_noix at 2008-01-27 10:47
真紅 さん♪
ジョニー・デップはすっばらしい俳優ですよね。
いやー、こんなに広く人気があるっていうのも、私には納得です。
素顔はあんなにシブくてカッコいいのに、おちゃらけた海賊とかウォンカとかをいきいきと演じちゃうんですもの。世界的にブレイクするには、多くの人が見る作品に出て、世の注目を浴びる機会が必要だったというだけで、大人気俳優になる資質は前からあったと思います。いい感じに歳を重ねたというのもありますしねー。個人的には、カルトなジョニーがこんなにメジャーな人気者になっちゃって寂しいなーと思っている私でもありますが、その人気は大いに納得するものだし、今後の活躍にも期待ですよね。
Commented by 風情♪ at 2008-01-27 14:12 x
こんにちは♪

>鋭利な剃刀が皮膚を切り付ける瞬間が恐くて、ゾゾゾッとしてし
 まうのよね。
実はボク自身これなんですよね~。床屋で顔はさほどでもないん
ですがうなじあたりに剃刀やバリカンをあてがわれるとゾクゾクして
くるんですよ~。
まぁそれはさておき、>好みは踊りまくるミュージカル
ボクと逆かも知れません。本作のようなダークで歌が
少なめな方がシックリ来て好きかもです♪ r(^^;)
Commented by kenko at 2008-01-28 10:45 x
こんにちは!

確かに理髪師とかいってるわりに全く髪は切ってませんでしたね・・・かえるさんに言われて今初めて気がつきました(笑)
あちらではおひげを剃るテクニックの方が大事なのかしら。

私もどちらかというとミュージカルは歌って踊りまくり系の方が好みで、
今回はぶっちゃけそんなに気に入る曲はなかったのですが、
ジョニーやヘレナやアランリックマンの歌にありがたく聴き惚れた感じ。
んでやっぱりダークなバートン世界に満足しつつ、ヘレナのカラフルな妄想シーンが一番好きだったりします♪


Commented by CaeRu_noix at 2008-01-28 14:57
風情さん♪
うなじにカミソリって、ホントに怖いですよねぇ。
『エクステ』の美容師に耳を切られちゃうシーンもかなり怖かったけど、カミソリがノドモトっていうのは身震いしちゃいます。
視覚的にも恐ろしいんですが、触覚的にもゾッとするんですねー。
バートン的なダークは大好きなんですが、ナイトメアー・ビフォア・クリスマス的にブラックとポップが入り交じる方がもっと好きな私でした。
本作のしっとり歌ミュージカルは皆に好評ですねー。
Commented by CaeRu_noix at 2008-01-28 14:58
kenko さん♪
ふふふ、共感ありがとうございます。
何故、みんなそこに疑問をもたないのかしらと寂しかったです。(笑)
カリスマ美容師ぶりも見せてくれよー。
まぁ、この時代はブラウンやフィリップスの高性能電気シェーバーとかがなかったですから、ひげ剃りも理髪師の腕の見せ所だったのかもしれませんねー。
おお、kenkoさんも歌って踊りまくり系ミュージカルがお好みとは嬉しいです。
で、そうなの。ヘレナの妄想はサイコーにウキウキしちゃいましたー
Commented by minori at 2008-01-29 21:18 x
こっちでもこんばんわん。

そうそう、カリスマ美容師ではなかったですよねー。髭剃りは家族連れてきた人は無事だったから彼もまた評判を広めたりしたんですかねー。無意識な殺人幇助ですなー(笑)あのダークな世界がとっても似合うジョニー。フロムヘルばりの時代設定は私のお好みでした。ブラックだったけど嫌いになれない不思議ワールドがお見事でした。本物(ミュージカル)はどーなんだろうー。
Commented by CaeRu_noix at 2008-01-31 07:27
minori さん♪
カリスマ美容師じゃないのはまぁいいとして、そんなにこの時代のロンドン男性にとって、ひげ剃りというのは大切なものだったのかというところが気になります。どんなにパーフェクトな剃り方であろうとも、ヒゲなんて翌日にすぐ伸びてくるわけで・・・。たった1日のスッキリ感を求めてきた人たちが、ああやって犠牲になってしまったのですかねぇ?
床屋つながりでシザーハンズ、ダーク・ファンタジーな雰囲気的にはスリーピー・ホロウを思い出しましたが、都市伝説+時代舞台設定にはフロムヘルに通じるものがありましたね。ホント、ジョニーはこういうのがピッタリはまるのだな。
ホラー度ではなくて、ブラック度がもっと高くてもよかったかも。
Commented by SGA屋伍一 at 2008-02-01 23:00 x
こんばんはです
なにかの評論でバートン氏のことを「悪趣味を気取っているのだけど、どうしても趣味の良さが出てしまう人」とありました。なるほど。血しぶきは飛んでも内臓とかは見せないあたりはやっぱりいい子ちゃんですよね。機械からアレがウニュウニュ出てくるシーンでは「やっぱ普通に悪趣味だろ」と思ったりもしましたが(笑)

バートン氏については、舞台美術によく凝るひとだなーという印象です。彼の映画って大体「閉じられた世界」を描いていることが多いですが、舞台という限定空間を意識してるからなんでしょうかね

ラヴぇっト夫人の妄想シーンはわたしも好きなところです。というか、あれを予告編で観て鑑賞することにしました(笑) 血飛沫と暗闇に彩られたこの映画の中で、唯一あそこだけが明るいパートで。そして居心地悪そうにしてるミスターTの図がおかしくてたまりませんでした

Commented by CaeRu_noix at 2008-02-03 08:53
SGA屋伍一さん♪
確かに、バートンは悪趣味というのとちょっと違うような気がします。おぼっちゃま風味のオタクなんですよね。趣味がいいというか、お行儀のよさをどこかに感じちゃうのでした。
機械からアレがウニュウニュ出てくるシーンだって、人肉と思うとかなりグロいんですけど、普通に肉屋にあるものと同じだから、ビジュアルインパクトはさほどでもなかったし。死体が挽肉になるまでの工程をもっと表すべきじゃないかなと思ったりしました。いや、そういうのは苦手なんだけど。でも、物足りないと思ったのでー。
私は予告は観ない主義なので、ラヴェット夫人の妄想パートのようなカラー映像があるとは知らず、本編では思いきりワクワクすることができましたー。妄想の中のジョニデもサイコーでしたね。
Commented by シリキ at 2008-02-13 17:36 x
やっとこさ、観れました。うーん、期待しすぎたのか私にはちょっと肩すかしだったかな?きっとジョニデと対称的な善行青年に魅力が感じられなかったせいかしら?あの青年にイラッとしてしまったのです...テンポやイマジネーションの点でも前作『チョコレート工場』の方が勝っていると思いました。

などとちょっと評価厳しくなりましたが、後半のジョニデの孤独な復讐鬼の表情、ヘレナの熱演、芸達者な子役少年など見所は沢山だし、あのモノトーンの陰鬱なロンドンの街の描写なども素晴らしかったです!
唯一かえるさんもご指摘の海辺の妄想シーンが終わってみればよりいっそう哀れをさそいますよね。
ほんとにどこまでもツキがない不幸なジョニデ一家。
娘さんと青年は再会できたのかしら?

勿論、単純にスリラー映画のくくりでみても後半は怖かったー。とくにあのヘレナの最後は衝撃的で夢に出そうです...
Commented by CaeRu_noix at 2008-02-14 07:49
シリキ さん♪
肩透かしでしたかー。
でも、そうなんですよね。バートン、ジョニーの黄金コンビでこの題材というと、異様に期待してしまいますから、私としても期待したほどではなかったなぁという感じでした。もっと弾けてほしかったというか、演出に工夫を見せてほしかった。だから、私にとってもチャリチョコの方が上です。
でも、そう、本当にこの2人の存在、演技はさすがでしたよねー。ヘレナというと、去年観た「カンバセーションズ」の普通の女性の役柄も印象も残っていたから、そのギャップに感嘆。あんなに怖い顔ってなかなかできませんよね。わたし的にはカメラワークがもうヒトコエな感じだったんですが、美術は素晴らしかったですよね。もっと屋外描写が多かったら嬉しかったかも。ロンドンの町の雰囲気はよかったですよねー。
物語内容も全然知らなかったので、サスペンスとしても大いに楽しめましたよね。ブラックユーモアにあふれつつも、本気で身震いしちゃったりもする怖いオハナシでしたー。大いにホラーでしたね。
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