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『ぜんぶ、フィデルのせい』 La Faute à Fidel
2008年 01月 31日 |
チャーミングな主人公、センスあふれる作品。楽しくポップなのに、テーマにはしみじみ。

1970年代初頭のパリ。、カトリックのお嬢様学校に通う9歳のアンナの、弁護士のパパ、雑誌記者のママ、弟の家族に変化が訪れる。



監督は、社会派監督コスタ=ガヴラスの娘なのだってね。だから、ただの可愛い子ども映画と思いきや、タイトルのフィデルはキューバのカストロ議長のことだったりして、社会派視点が盛り込まれ、激動の70代の出来事が背景となっているのも納得。それでいて決して、社会派作品というのではなく、熱く主張がされるわけではなく、気軽に楽しめるほほえましい物語になっていた。女性監督らしさにもあふれていて、カラフルなファッションのおしゃれさや、9歳の少女というあどけない生き物の活き活きしたキュートさに心掴まれる。初の長編映画というのに、映画作りのツボを心得ているなぁと感じられる巧みでセンスのよい作品。思ったほどにはガツンと感動するドラマというんでもなかったんだけど、お気に入り度は高し。

フィデルがタイトルに使われるくらいだから、カストロ議長ネタが関係してくるのかと思ったらそうでもなかった。ただ、アンナの家のお手伝いさんがキューバ人で、見舞われた不遇についてを何でも、フィデルのせいだというのが彼女の口癖だったのだ。身近にいる大人がそう言っていたら、それを小さな子どもが鵜呑みにしちゃうのも当然だよね。両親が共産主義に傾倒して、彼女の生活が激変した以後、そのお手伝いさんフェロメナのように、アンナがその望まない変化についてを、何でも○○のせい!とふくれっ面をする様が面白い。自分も子どもの頃は、嫌なことがあるとそれを誰かのせいだといって不満の矛先にしたりしていたので、その感情には共感できるし、アンナの場合はそれが私の経験とは違って、政治的な要素に影響されているところが興味深くもある。

カストロネタはほとんどなかったものの、アンナの父親はスペイン出身で、スペインやチリの情勢にまつわるエピソードが盛り込まれていた。父コスタ・ガヴラスの『ミッシング』は未見なのだけど、去年のスペイン・ラテンアメリカ映画祭にて、1973年舞台のチリ映画『マチュカ』を鑑賞したので、アンナの親たちがアジェンデ政権のために奮闘するという過程にもすんなりと関心をもつことができた。彼らが共産主義に走る原因でもあった、父の母国スペインのフランコ独裁政権の圧政についても、『サルバドールの朝』のおかげで状況が理解しやすかった。(その死刑反対のシーンはサルバドール?) アンナにしてみたら、以前の豊かな暮らしの方がずっと魅力的で、狭い住居に引っ越して、ひげ面のアカのムサい男たちが出入りするようになったことには不満タラタラなものだから、キョーサン主義な人たちは滑稽にも描かれている。それでいて、皆でオレンジを分け合うというシーンに顕れているように、活動する人たちの思いにも共感を示しているよう。そういった思想、活動に対して、クールにニュートラルにというのではなく、もっと近くから柔軟にあたたかな視点で見つめている感じがとてもいいのだ。

ぬるま湯ニッポンで半径数メートルの世界で子ども時代を送ってきた私としては、自分が今ある程度の知識と経験をもった大人であるからといって、9歳の少女アンナを見下ろすことはできないんだよね。アンナがたった9歳で体験した気づきは、私が大人になってから学び知ったことだったりするんだもん。自分が嫌な思いをすることを避けるのに精一杯だった自分の子ども時代を思うにつけ、この世界には多様な価値観が存在するということを肌で実感したアンナは素晴らしく大人。ヒゲの男たちも面と向かって見たら、案外と感じの悪い奴らではないし、オレンジを分け合うことも何だかステキなのだって。世の中はめまぐるしく変わり、昨日まで正しいと思っていたことが今日覆される。正しさなんてものは二の次でいい。ただ、物事を両面から多方向からとらえることは大切だと思うし、ものの見方は人に押しつけられるものではなく、自分の中でじっくり養っていけばいいんだよね。コミカルにポップに描かれた子ども映画の中でそんなことをしみじみ感じさせてくれるのが秀逸。ラブリー。

★★★★☆
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by CaeRu_noix | 2008-01-31 07:25 | CINEMAレヴュー | Trackback(21) | Comments(15)
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あらすじ1970代のパリ。弁護士の父(ステファノ・アコルシ)と雑誌記者の母(ジュリー・ドパルデュー)を持つアンナ(ニナ・ケルヴェル)は名門のカトリックスクールに通うお嬢様。しかし、スペインで反政府活動を行っていた伯父の死をきっかけに父と母は社会的良心に...... more
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タイトル : 【DVD】ぜんぶ、フィデルのせい
▼状況 レンタルDVDにて ▼動機 TSUTAYAオンラインのジャケット借り ▼感想 「教育」の恐ろしさ ▼満足度 ★★★★★☆☆ なかなか ▼あらすじ 1970年代のパリ。弁護士の父(ステファノ・アコルシ)と雑誌記者の母(ジュリー・ドパルデュー)を持つアンナ(ニナ・ケルヴェル)は、名門のカトリックスクールに通うお嬢様。しかし、スペインで反政府活動を行っていた伯父の死をきっかけに、父と母は社会的良心に目覚め、アンナと幼い弟を残してチリへ旅立ってしまう。 ▼コメント TSUTA...... more
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Commented by Nyaggy at 2008-01-31 13:02 x
かえるさん、こんにちは。
カストロは直接関係ありませんでしたね(笑)
アンナが周りの大人たちから色々吸収しつつ、成長していく姿が
とてもステキでした~。
フランコ独裁に反対するデモ行進のところでは、私も、もしかして
サルバドールのことかな?…と。
本当のところはどうなのか分かりませんが、そう思うと感慨深いです。
Commented by CaeRu_noix at 2008-02-01 07:38
Nyaggy さん♪
カストロねたはちいとも重要じゃなかったですよね。
予習をかねて、『コマンダンテ』を観ようかと思ったんですが、無理に観なくてよかった。(笑)
それよりか、私たちにとっては、『サルバドールの朝』を鑑賞していたことに意味がありましたよねー。
五月革命の勢いがサルバドールたちの組織にも関係していたように、こちらでもまた国境を越えての影響があったんですよね。
死刑に反対するデモだったから、時期的にもあれはまさにサルバドールのためのものじゃないかと思えましたよね。
私も、きっとそうだ!と思って感無量でしたー。
Commented by マダムS at 2008-02-02 10:33 x
コメント有難うございましたー! 
”富の公平分配”もオレンジにたとえると解りやすいですよね~そんな子供並みの頭の私も大人になって映画を沢山観るようになって知ったことは山ほど。。「ミッシング」はおススメですよ!最初反目し合ってた義父と嫁が行方不明になった夫を一緒に捜索する中で信じられないような光景を目にすることに・・ これは随分昔に観たんですけど私の社会派ドラマ体験の最初かも。これが今回の「フィデル~」と同じ監督だっただなんて! 
「サルバトール」は観損ねました!DVDで観なくちゃですね。
カストロはガエル君の「モーターサイクル~」ついでに観た「チェ・ゲバラ&カストロ」が解りやすかったですよん♪
真っ赤な壁紙がステキだったり、お手伝いさんが変る度に食事がその国の料理になったりとか、さすがに女性監督らしい細かい気配りが良かったですね。
Commented by マダムS at 2008-02-02 19:30 x
↑ いや~ん訂正!
同じ監督じゃなくて「親子」でしたね(^^;)
ミッシングの「義父と嫁」が一緒に捜索する中で「次第に心通わせて行き」がすっぽり抜けてました~(^^;)
Commented by JT at 2008-02-03 05:13 x
思っていたより、ほほえましい作品でしたね。
アンナを演じた ニナ・ケルヴェル ちゃんがとっても自然だったので、
映画の世界にすんなり入れました。
それと、かえるさんがおっしゃるように、
アンナのファッションには相当気を使ってみたいで、
キリっとした彼女にあう配色のセンスの良さが光ってました。
引っ越した先の玄関が赤かったり、
室内にさりげなく、飾られた絵なんかもコミュニュストの家庭らしい演出が施されてました♪
Commented by CaeRu_noix at 2008-02-03 09:23
マダムS さん♪
ムサいヒゲの男たちとアンナちゃんがお話するシーンはハートウォーミングでしたよねー。庭付きのきれいなお家で優雅に暮らしていた彼女が、オレンジを分け合うべく、狭い住いに移ったことをわかってくれたのでしょうか。自分のほしい物が手に入ることの方が大事、と9歳の頃の私はたぶん思っていたので、9歳にしてそんなことに思いを巡らすアンナちゃんの経験はある意味ステキだなぁと思いましたです。
『ミッシング』よかったですかー。 『ミュージックボックス』なども見ようと思いつつ、父作品は未見のままでしたー。観てみたいです。コンスタンタンって名前がいいですよね。そういえば、いつだったかのフランス映画祭の団長でいらっしゃってましたよね。そして、今年はベルリン映画祭の審査員長。
カストロさんそのものにはそんなに興味はないんだけど、ゲバラとの交友ものは観たいかも。というか、ガエルくんを観なくちゃ。(笑) オリヴァー・ストーンのコマンダンテも観たいとは思っていたのでした。
そうそう、お手伝いさんが変わる毎に料理も変わる描写は楽しかった。
ギリシャ人はやっぱりムサカを作るんですね。
ツッコむ前に訂正されましたー。w
Commented by CaeRu_noix at 2008-02-03 09:33
JT さん♪
ほほえましくてラブリーな作品でした。
予告を観た時も確かにそういうイメージだったのだけど、フィデルとはカストロ議長のことだと知り、予告はああ作ったものの、本当は骨太な社会派作品なのかも・・とも思ったんですよね。
でも、社会派テイストはそんなに強くはなく、ほどよい織り交ぜ方で、気楽に楽しめる物語でしたねー。
そして、そう、インテリア、ファッション、小物がすごくおしゃれでセンスよかったですよね。ふくれっ面でも、やたらに可愛いいアンナちゃんでした。弟くんもめちゃめちゃ可愛かったし。
あ、何の絵が飾られていたんですっけ?
Commented by mchouette at 2008-02-03 11:08
かえるさん、TBとメッセージありがとうございました。
やはり、これはアンナちゃんの魅力に参りましたわ。それから、子供の気持をとってもよく分かっている監督のセンスですね。わたしは、アンナが怒って弟の手を引張ってずんずん歩くとこ、ああい演出って、とっても上手いって思った。あの弟君の可愛いこと!
Commented by ぺろんぱ at 2008-02-03 12:39 x
こんにちは。
私もやっと昨日観て来ました。

「真理」って一つじゃなくて、観方を変えれば変えた数だけ、そこに真理があるのだなと思いました。
だから、アンナちゃんがその中から自分自身の真理を見つければいいのだ、と。

私も実はもうちょっとカストロネタがあるのかと思っていました。
けれどそういう、全てひっくるめた“キョーサン主義”ってことが「9歳の女の子の目線」ってことなのでしょうかね。

アンナちゃんに学ぶことの多かった作品でした。
Commented by CaeRu_noix at 2008-02-04 22:23
シュエット さん♪
去年は少年が主人公の映画にお気に入りが多かったんですが、アンナちゃんは今年の子ども映画の筆頭少女です。
むくれた顔があんなにチャーミングだなんて。
やっぱり子ども主人公の映画は女性監督におまかせというカンジですね。
はいはい、弟の手を引いて、歩いていくシーンはカメラワーク的にもワクワクするものでしたし、アンナちゃんのてんぱった感情が映画的に実に見事に表現されていましたよね。
ホントに映画を心得ているなぁと思えましたー。
Commented by CaeRu_noix at 2008-02-04 22:24
ぺろんぱ さん♪
「真理」なんていうものはないのかもしれませんね。
ホント、物事は見方によって、とらえ方によって、全く違ってくるものだし。何が正しいとか価値があるとかは、社会的な状況によって変わったり、相対的なものであったり。
そういう認識をもちながら、自分なりに、よりよいと思われることを突き詰めていく、、というカンジかなぁと思います。
9歳にして、悟りへの1歩を踏み出したアンナちゃんは、他の人よりも回り道せずに、そこに近づけるのかもしれませんね。
子どもが捉えた範囲内でのみ"キョーサン主義"に言及したのは、むしろ聡明なやり方だなぁと思えました。
アンナちゃんと一緒に学んじゃいましたよねー。
Commented by sally at 2008-02-16 23:59 x
かえるさん、こんばんはー。
寒い日が続きますねー。今までになく夜は足が冷えてしょうがないこの頃です。
この作品。らぶりーでした。
特にアンナつんのファッションは好みのデザインばかりでかなりチェック入っちゃいました♪
何が正しい、ってことを主張せず、子供のまっさらな目線で描いているところが良かったです。不平不満を隠さずも、自分なりに自分の信じる道を見つけていくんだろうな、って思えました。
Commented by CaeRu_noix at 2008-02-18 00:42
sally さん♪
寒いですねー。
昼間は春が近づいていることを感じる日もあるんですが、日が落ちるとやっぱり相変わらずすごく寒いー。
本作は、恵比寿ガーデンシネマらしいと思える可愛い作品でしたよねー。
(カドカワになってから、邦画の上映が増えたりだとか、ガーシネらしさが近頃薄まった気がするので。)
アンナちゃんのファッションもう1回じっくり観たいです。ホントにセンスのいい着こなしの数々でしたよね。子どもはどんな子でも可愛いけど、金髪少女にはかないませーんって思っちゃったかな。
何が正しいんだろう?どうして今はその正しさを確信できるの?って、疑問として提示されているのが素晴らしかったですよね。気軽に観られるのに、テーマは核心をついているっていう感じでお見事でした。
Commented by SGA屋伍一 at 2008-06-08 23:34 x
ども。とりあえず濡れ衣を着せられたカストロ氏がお気の毒でした

アンナがひいてしまったオヒゲさんたちですが、「子供だから」といってバカにせず、きちんと自分たちの思想について説明していたのは好感が持てました。現実の問題もこうやって話しあいでカタがつけば苦労はしないのだけど

あと「柱のーきーずはー おととーしーのー」というアレ、おフランスでもやるんですねー。意外でした

ほかに好きなシーンはアンナがパパの実家を訪ねるあたりと、ラストカットです
Commented by CaeRu_noix at 2008-06-10 00:12
SGA屋伍一 さん♪
カストロ1番ゲバラは2番♪
カストロ氏は同情しようも何も、全然出てこなかったしー。
そういえば、『夜になるまえに』は、ホントにフィデルのせい!って感じでした。
キョーサン主義の根っこの部分にある、みんなで分け合おうなところはよい考え方だとも思うんですが、結局みんな権力を手にすると、傲慢な弾圧者になってしまいますからねぇぇ。

そうそう、子どもにもちゃんと向き合ってくれるオヒゲさんたちはいいお兄ちゃんどもでしたよねー。大人たちがみんなこういう姿勢をもってればいいのに。
話し合いだけでは何事も簡単にはいかないかもしれませんが、だから武力行使っていうのもやっぱり違うでしょうって思うし。どうしたらいいんでしょうー。

ラストカットは素晴らしかったですよねー。まなざしが温かい。
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