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『ヒトラーの贋札』  Die Fälscher
2008年 02月 10日 |
葛藤し、彼は如何にして生き続けたか。確かな手ごたえの感動作。

第二次世界大戦下、ザクセンハウゼン強制収容所で、選ばれたユダヤ人に贋札づくりの指令が下された。



ナチスの暴虐、強制収容所のユダヤ人の悲劇を描いた映画はあまりにもたくさんあるものだから、その歴史的事実が重いからといって、何でもかんでも心に響くわけではない。でも、本作は、その題材の国家による史上最大の贋札事件「ベルンハルト作戦」のことをまるで知らなかったこともあって興味深かったし、アカデミー賞外国語映画部門にノミネートされたことも納得の素晴らしい感動作であった。物語展開は面白く緊張感に満ちていて、リアルな人間の葛藤が描かれていることに強く心揺さぶられるのだ。追いつめられた過酷な状況下、不条理の中で、悔しさとやるせなさに胸を締めつけられながら、人間が生き抜いていくその底力を息を飲んで見守る。戦場のピアニストを観た時のように心は凍り付き、やがて溶かされる。音楽づかいも好みで、演出力も見事。

原作者のスロバキア生まれのユダヤ人アドルフ・ブルガー氏は印刷技術者で、多くのユダヤ人の命を救ったカトリックの洗礼証明書偽造によって、収容所送りになった。妻がアウシュビッツのビルケナウで虐殺されるが、彼自身は皮肉にも、捕まるキッカケであった印刷技術が買われて生きながらえることになる。氏はそんな凄絶な体験をして、それを風化させないようにこの体験を綴って出版し、ドイツで講演などもしているそうだ。体験者が伝えようとしたものがベースになっているからこそ、真摯に訴えかけてくるのだな。でも、そんな思いを抱いたのは、あくまでも鑑賞後のリサーチによるものであって、映画本編鑑賞時には、誰が実在の人物なのかなんて知らずにいた。映画の主人公は、『青い棘』で印象的だったアウグスト・ディール演じる理想主義のブルガーではなくて、現実主義のサリーことサロモン・ソロヴィッチだった。

絵描きの技能を活かして、偽造パスポートなんかを作ってカタギともいえない素性のサリーだったのだけど、そんな彼もまたその能力が買われて、収容所内で大作戦のリーダー的立場をまかされる。観客の私は、サリーの身に巻き起こる出来事を見つめながら、その極限状況を疑似体験し、彼の不運の中の幸運に安堵したり、ハラハラと葛藤に苦悩を重ねるのだった。そう、葛藤がテーマとなっていることが本作の大いなる魅力。激動の非常時、世の動向を知るよしもなく、先のことが全く見えないという状況下、命がけの土壇場で、完全無欠の正しい選択なんてものはありはしないと思うのだよね。反抗して直ぐさま射殺されるよりは、とにもかくにも生きながらえる可能性を優先するだろう。でも、自分の行為が、より多くの犠牲や惨劇を生む可能性もはらむとしたらどうすべきなのだろうか。選択には必ずしも明らかな結果が付いてくるものではない時、人間はどう行動できるのか、自分ならどうするだろうと、考えさせられて目が離せない。

最初は世渡り上手なドライな現実主義にも見えたサリーなのだけど、彼は同胞思いなのが共感を呼ぶんだよね。偽造パスポートも沢山作ってきたし、贋札を作れという指令にも従う彼だけど、その仕事の進行を妨げて意見が対立するブルガーのことを見放したりはしないし、病気のコーリャを救おうとする。このような何がどうなるかわからない崖っぷちの状況下では、ブルガーの主張するように団結して抗うことで道が開けるとも思えないから、私はサリーの状況判断が賢明だと感じたな。妥協をしながらも、全てを諦めて流されているわけじゃなく、超人的に善人ではないのだけど、持ち合わせた周到さによって、手の届く範囲でささやかに挌闘しているところが胸をうつの。歴史の1ページを振り返りながら、また改めてナチスの蛮行を憎みつつ、極限状態での人間の強さと温かさに感動を覚えるのだった。

「不運な人ね」とカジノで出逢った女は言った。あんなに大金を短時間ですってしまうなんてと。だけど、観客は知っている。サリーがどれほどに幸運であったのかを。その男は、数百万人が虐殺された強制収容所に入れられて生き延びることができたのだ。貨幣の価値なんて絶対的なものじゃないし、作ることだってできちゃうのさ。でも、命は一つなのだから。

★★★★☆
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by CaeRu_noix | 2008-02-10 18:47 | CINEMAレヴュー | Trackback(35) | Comments(20)
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タイトル : ヒトラーの贋札
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タイトル : ヒトラーの贋札
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Tracked from 黄昏ミニヨン想録堂 at 2008-08-08 00:25
タイトル : ヒトラーの贋札
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Tracked from 千の天使がバスケットボー.. at 2008-09-21 13:45
タイトル : 『ヒトラーの贋札』
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Tracked from 気ままな映画生活 at 2008-09-23 22:35
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Tracked from サムソン・H・トマトマス.. at 2008-10-13 02:41
タイトル : ヒトラーの贋札
    = 『ヒトラーの贋札』  (2007) = 1936年、ベルリン。 パスポートや紙幣など、偽造のプロとして身を立てていたサロモン(カール・マルコヴィックス)は、ある日、犯罪捜査局に捕らえられる。 サロモンは、犯罪者の送られる刑務所ではなく、ユダヤ人を対象としているマウトハウゼン強制収容所に収監される・・。 {{{: 製作国/ドイツ : オーストリア  Falscher, Die  (96分) 監督: ステファン・ルツォヴィツキー 製作: ヨゼフ...... more
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タイトル : 『ヒトラーの贋札』'07・独・オーストリア
あらすじ第二次世界大戦中のドイツ。ユダヤ人強制収容所の一画に、各地から集められた職人たちが働く秘密工場があった。パスポートや紙幣の偽造で逮捕されたサリーは、そこでかつて自分を逮捕したヘルツォークが、大量の贋ポンド紙幣をばら撒き、イギリス経済を混乱させる...... more
Tracked from 映画、言いたい放題! at 2009-01-09 01:10
タイトル : ヒトラーの贋札
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Tracked from 茸茶の想い ∞ ~祇園精.. at 2009-02-08 15:58
タイトル : 映画「ヒトラーの贋札」
原題:Die Falscher 原作は「THE DEVIL`S WORKSHOP(ヒトラーの贋札 悪魔の工房)」、悪魔のワークショップというのが、なんだか的を得ているようで、主人公も善人じゃない~ 実際にオーストリア・トプリッツ湖から大量のポンド紙幣が見つかったという。それが1959年のこ... more
Tracked from ★☆ひらりん的映画ブログ☆★ at 2009-02-21 03:32
タイトル : 「ヒトラーの贋札」
そろそろ本家アカデミー賞も発表になるので、 昨年の受賞作品を観てみる事に。 本作はオスカーの外国語映画賞受賞作。... more
Tracked from おきらく楽天 映画生活 at 2009-08-14 21:39
タイトル : 『ヒトラーの贋札』を観たぞ〜!
『ヒトラーの贋札』を観ました国家による史上最大の贋札(がんさつ)事件と言われる、“ベルンハルト作戦”を題材にしたヒューマンドラマです>>『ヒトラーの贋札』関連原題: DIEFALSCHER    THECOUNTERFEITERジャンル: ドラマ/サスペンス/戦争上映時間: 96分...... more
Tracked from ノルウェー暮らし・イン・.. at 2010-11-11 03:05
タイトル : 「ヒトラーの贋札」ゆかりの地をたずねて
ゆかりの地・・・・・と言うには抵抗のある場所、アウシュビッツ。 本当は「シンドラーのリスト」を見てから、旅に出たかったんだけど、手元にDVDがなく、今回は「ヒトラーの贋札」をチョイス。 正義と命の狭間で揺れる、極限状態の男たちの生き様を見た。... more
Commented by n1p at 2008-02-10 18:47
わたしも見ましたよ。

はじめまして(;^。^A

キーワード辿って
遊びにきてしまいました。
よろしくお願いいたします。

私はブログ初心者ですが、
よろしくお願いいたします。
m(__)m
Commented by となひょう at 2008-02-11 12:12 x
かえるさん、こんにちはぁぁぁ。

>その歴史的事実が重いからといって、何でもかんでも心に響くわけではない。

そうですね、仰る通りだと思いますー
この作品は、過剰に涙腺を刺激する演出とは違ったと思いますが。
だからこそ、歴史に埋もれた事実を思って、色々なことを考えさせられました。
そうは言いながらも、鑑賞時は気づけなかった描写もあったりなんかして。
再度見ると、また更に気づく描写がありそうな気がしています。
ドイツ映画って素晴らしいですねー
アカデミー賞にはオーストリア映画としてノミネートされてますが、浅野さん主演の映画よりコチラの方を応援していたりしますー
Commented by CaeRu_noix at 2008-02-11 23:36
n1p さん♪
はじめまして。いらっしゃいませー。
ご覧になりましたか。今年の必見映画ですよね。
ブログは今年始められたんですね。がんばってくださいー。
こちらはほとんど映画のことばっかりなんですが、また何かご覧になったら遊びに来てくださいましー。
Commented by CaeRu_noix at 2008-02-12 22:05
となひょう さん♪
ナチスものって、見過ぎてしまっているので、ややハードルが高めになりがちなんですが、これは文句なしのおもしろさと感動がありましたー。
演出は過剰ではなかったし、でも抑えめというんでもなく、ストレートに力強く心に響きました。選択を迫られるごとに、さぁ、彼らはどうすべきか、さぁさぁどうするどうする~!と追いつめられ、じっくり熟考というんではなく、スリラーテイストに考えさせられました。
むむ、気づけないようなわかりにくい描写がありましたか??
ドイツ映画の戦争、社会派ものは骨太な素晴らしいものが多いですよね。
ま、これはオーストリア映画としてのポジションゆえのエンタメ性があったと私は思っているのですが。
本作の素晴らしさには太鼓判を押しつつ、応援するなら、私は、『Mongol』の方かな。(笑)浅野っちにも羽ばたいてほしいし、 セルゲイ・ボドロフ監督も大好きなんですよー。
Commented by jester at 2008-02-14 11:52 x
かえるさん、お邪魔します♪

>リアルな人間の葛藤が描かれていることに強く心揺さぶられるのだ。

いままで小ずるく生きてきたサリーが、ユダヤ人のために、って考え出すところ、でも自分の命も大事なところの葛藤がよかったですよね。

わたしもホロコーストは結構たくさん見ていて、「もういいかな」なんて思いはじめてましたが、これは見てよかったです♪
Commented by CaeRu_noix at 2008-02-16 00:29
jester さん♪
主人公が画に描いたような善良な人間じゃないところがむしろよかったですよねー。
狡猾に世渡りをしてきた男が崖っぷちの奮闘で見せてくれる人間味にグググっと心うたれたのでありました。
単純に、ナチスの残虐性やユダヤ人の悲劇を描いたものにはもはやあまり惹かれないのですが、こういうテーマのものなら大歓迎です。
ダテにアカデミー賞ノミネートされてないっていう秀作でした!
Commented by kossy at 2008-02-25 23:28 x
面白かったです。
最後に自分のツキをわざと捨て去るかのようなポーカーと無謀なルーレット。
自分たちだけ生き延びてしまって・・・と、虐殺された同胞への思いが感じられました(実際には偽札と作り続けたようですが)。
アカデミー賞授賞式を見終わってすぐに映画館へと急ぎました~
Commented by ミチ at 2008-02-26 08:39 x
こんにちは♪
かえるさんのところへもTBが少ないってことは、見ている人がやっぱり少ないのかなぁ。
外国語映画賞も取ったし、DVDなどで鑑賞する人が増えるといいですね。
私もナチス物は必ず見たくなるのですが、これはまた題材が新鮮で面白かったです。
原案本はブルガーさんは映画では脇役に回っていましたよね。
サリーとブルガーの対比がよく表れるためには、サリーが主役でよかったのかなと思いました。
タンゴの調べがなんとも哀愁を帯びていて冒頭とラストが粋でしたね。
Commented by シャーロット at 2008-02-26 12:47 x
祝 アカデミー賞外国語映画賞受賞ですねー。
私はさっきまでドイツ映画だとばかり思い込んでいました;関係者の皆様ごめんなさいー;
・・・ってこれは実在の人物の体験からきてるお話だったのですね。とっても緊張してみてました。職人というところを自分に重ねて見ていたり、窮地に立たされた時の事を本当に考えさせられたりなんかして。
サリーが同胞思いなところにもグッときて、なんだか彼がとてもカッコよく見えてしまったりしました。アウグスト・ディールも印象的でしたが、見てる最中はどうしても彼の名前が思い出せなくて、青い棘の人という事もどうも忘れていて。それほどにいつもならアウグスト派であろう私が(イケメンズに注目するというミーハー目線;)、サロモン・ソロヴィッチに入れ込んで見ていたのでした;
私もタンゴのシーンが凄く好きです♪
Commented by CaeRu_noix at 2008-02-27 09:11
kossy さん♪
面白かったですよねー。
そうですね、カジノでのサリーの振る舞いは、運なんていうものを冷笑しているような感じでした。過酷な体験をし、自分は生き延びたということに対する複雑な思いが感じられましたよねー。イキな冒頭&ラストでした。
おおお、受賞したから観に行かれたんですかー。素早すぎー。
受賞によって、多くの方がご覧になってくれるとよいです。
Commented by CaeRu_noix at 2008-02-27 10:45
ミチ さん♪
封切り直後に観たわけじゃなかったというのもありますが、確かに観ている人はそんなに多くないかもしれません。
世の中はやっぱりエンタメ映画の方が動員数は多いようで、ナチスものっていかにも重そうだから、観に行く人は限られるみたいですね。でも、このたびのアカデミー賞により観に行こうと思う人は増えるに違いありませんー。
史実をもとにした社会派作品というのは私も好きで、とりわけナチスものが観たいわけでもないんだけど、作られる映画の本数が多いから必然的に鑑賞数も多くなりますよね。そんな中で新たなる物語を知り得て収穫でした。
そうですね。原作本の著者を主役にせずに物語るというやり方もよかったです。
収容所が主な舞台の映画なのに、序盤の映像は美しい風景で、そのへんのセンスから釘付けでした。
Commented by CaeRu_noix at 2008-02-27 10:46
シャーロット さん♪
おめでとうです!
私も最初にこの映画のことを知った時は、ドイツ映画だと思いましたよ。
でも、アカデミー賞ノミネート関連の情報で、本作はオーストリアの代表だと知って、自分が鑑賞した後にチェックして、メインのキャスト・スタッフはオーストリアの人だとわかりました。どっちかというとそういう立ち位置で描かれている映画だと私は捉えました。純ドイツ映画だともっと批判的な目線が色濃くシリアスタッチになりがちなので。
私はこの日は、「28週後」とのハシゴだったので、全く別次元ながら連続で、自分だったらどう行動できるかという、窮地のハラドキを体験しましたー。
アウグスト・ディールの名前なんて、思い出せないというか憶えてないですけど、顔は憶えておりましたよ。
私としては、どちらに肩入れするというんでもなく、その価値観のぶつかり合いこそが見どころでしたー。
アルゼンチンに移住したユダヤ人も結構いると他の映画や小説で知りましたが、サリーのような人が斡旋していたからなのですよね。タンゴー
Commented by 真紅 at 2008-03-03 09:47 x
かえるさま、こんにちは。
オスカー受賞の報を知り、慌てて観に行きましたが、観逃さなくてよかったです。
とてもいい作品でしたね。感動しました。
私も、とってもサリーに肩入れして観てしまいました。
彼、滅茶苦茶カッコよかったな~。たった一つの命の重みがわかっていたのですよね。
理想主義なブルガーには、ちょっとハラハラさせられてしまいました。
これも一つの戦争映画だと思いますが、ホント尽きないですね、戦争映画って。。
ではでは、また来ます~。
Commented by CaeRu_noix at 2008-03-05 12:53
真紅さん♪
ご覧いただけてよかったです。
この題材の映画は見ごたえのあるものが多いですが、これまた一風変わった切り口の秀逸な作品でした。
サリーは決して完全無欠のヒーローじゃないんですが、だからこそ心寄り添ってしまいましたよね。そして、ブルガーの思いもわかるし。と相反する両者が描かれていたから大いなる見ごたえがあったんですよね。
何でもありな戦時下は本当に恐ろしいですが、いわゆる戦争映画のアプローチが多様であることは素晴らしいかなと。
Commented by swallow tail at 2008-03-10 01:21 x
かえるさ~ん、こんばんは。
だんだん春めいてきましたね~。
自転車で映画館へ行くのも苦じゃなくなってきましたよ(笑)

この作品、しみじみと見てよかったと思える作品でした。
ものすごい感動作でもエンターテイメントでもないけれども、
悲しみの中にちょっとした温かさがあるのがなんとも言えない後味で。
サリーが不思議な魅力のある人物でしたよね。
寡黙だけれども人情味にあふれていて素敵な作品でした。
Commented by CaeRu_noix at 2008-03-11 07:36
swallow tail さん♪
春めいてきましたねー。日が長くなりました。
朝晩はまだちょっと寒いですが、もう早くあたたかくなってほしいー。
そうですね。自転車でも冷たい空気が刺さるようには感じない温度かも?
私はかれこれ自転車に乗らない生活をしているのでわからないのだけど、明日は馬には乗りますがー。

そうそう、ご覧になれてよかったです。アカデミー賞さまさま。
ハリウッド映画を基準に考えると確かに、「ものすごいエンターテイメントでもない」といえるんですが、ナチス/収容所ものの中では、わたし的には本作はかなりエンタメ度が高かった印象だし、かなりの感動作でありましたよー。
そう、痛み・哀しさとユーモアや温かさの両方感じられて味わい深かったですよねー。
厭世的でこずるいようで、ここぞという時は正義と情を発揮させるサリーの人間味がポイントですよね。
こういう男が主人公だったから、ちょっと個性的な物語に仕上っていた感じ。
Commented at 2010-02-09 01:47 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by CaeRu_noix at 2010-02-10 11:44
レゲエパンチさん♪
ありがとうございます。
こちらこそ光栄です。
アカデミー賞外国語賞部門受賞作でしたね。
今年は何だろう。

レゲエパンチって、仙台のバーで生まれたカクテルの名前なんですね。
ピーチリキュールのウーロン茶割りか。試してみたいです。
Commented by ノルウェーまだ~む at 2010-11-11 03:27 x
かえるさん、こんばんは☆
アウシュビッツへ行ってきました。
この映画は行く前に見たのだけど、帰ってからレビューを書く手が重たくなってしまったわ。
私が見てきたのは、偽札工場の壁の向こう側。
サリーは本当に幸運だったのか、海を見つめる背中は、寂しく見えました。
Commented by CaeRu_noix at 2010-11-12 02:04
ノルウェーまだ~む さん♪
おお、アウシュビッツに行かれたのですか。
ポーランドは行ってみたい国なので羨ましいですー。
クラクフなどを訪れたいのですが、その際にはアウシュビッツにもと。
博物館は体験型になっているという話を前に聞き、観光気分ではいられなそうですが興味深いですー。

幸運??
って私の書いたものかと気づき、二年半以上前に書いたものを終りの方少し読みました。
その表現はあくまでも「不運な人ね」という台詞に対する解釈ですかね。
誰もがまともな人間扱いされず、いたずらに生命を奪われた人とどうにか生き延びた人がいた中、戦争の終わりまで生命をつなぐことができた彼はその中では「運の悪い人」ではなかったと思うのです。
もちろん、部外者が「それ、ラッキーな方じゃん」ということでなく、全てにおいてあってはいけないことなんですけれどね。
誰もこんな目には合わない方がよかったのはもちろんですが、その事の起こりと成り行きが変えられないなら、生き延びる人がいるほどによかったと思えるので。
って、ずっと前に観た映画について、お門違いなことをいってたらスミマセン。
そう確か、哀愁漂う、ちょいと粋な感じのラストシーンでした。
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