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『4ヶ月、3週と2日』 4 Luni, 3 Saptamani si 2 Zile
2008年 03月 22日 |
傷痕。

1987年のルーマニア、チャウシェスク独裁政権末期、女子大生のオティリアは、ルームメート、ガビツァの違法中絶を手助けする。



これは、4ヶ月と3週と2日という期間が描かれているのではなく、長い長い1日の物語だった。去年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した時に、本作のあらすじを知り、ヘヴィーな題材のドラマであることは承知の上だったけれど、たった1日を描いている映画というのは予想外だったな。ほんの1日の出来事が、徹底したリアリティをもって描かれている。そして、私たち観客は、主人公オティリアの過酷な1日を共に体験することになる。ダルデンヌ兄弟ばりにドキドキの臨場感、ミヒャエル・ハネケばりにヒリヒリの緊迫感に圧倒されるのだ。

チャウシェスク独裁政権下のルーマニアがどのような社会だったのかを具体的に知らなかったけれど、他の共産主義の国、独裁政権下の国と同様に、自由がなく抑圧されたものであることがうかがえて、不穏な思いと息苦しさにとらわれる。ルーマニア人というのは本当は、イタリア人的に陽気でおしゃべり好きな国民性を持つというのに、この時代の人々からは明るさなんてものが感じられないの。同じ頃、日本はバブルで沸き立っていたというのにね。そんな社会背景を興味深く見つめながらも、国や世代や環境の違いから傍観してしまうことなんてなく、オティリアに心寄り添って、スリリングな1日を味わったのだった。

資本主義社会では、リラックスできるプライベート空間を提供してくれるホテルなのに、そこにホスピタリティの欠片もないことにまず驚かされる。ブカレストのホテルで予約が入っていないという事態に遭遇して、冷たくあしらわれた自分の経験はまた別次元の話。外国人観光客としてはフロントにパスポートを預けることは当然だけど、自国民でもそういったことが義務付けられているのだね。そのホテルにいつ誰が泊まったかを把握されているなんて・・・。と序盤から、スムーズに事は運ばずに、状況は把握しきれないながらも、ハラドキの連続。

人工中絶禁止というと、カトリックの宗教的理由が一番に思い浮かぶし、『ぜんぶ、フィデルのせい』では、アンチ・カトリックの立場で共産主義思想に傾倒している両親が、同時に人工妊娠中絶の合法化のための運動をしていたのが印象的だった。でも、ルーマニアの独裁政権下では、共産主義の中に人工妊娠中絶禁止があったのだね。労働力確保のために国民を増やしたい、だから出産奨励で中絶は禁止だなんて、おぞましきゼンタイ主義。本質的な是非はともかく、望まない妊娠が存在する以上、法律で禁止すれば、非合法な闇ルートで危険にそれが行われることになるのだ。ジョン・アーヴィングの「サイダーハウス・ルール」にとても心うたれた私としては、それが非合法のものである世の中がよいとは思えないのだよね。

そして、ここには、「サイダーハウス・ルール」のように、その非合法の行為を慈愛の心、正義感をもって行い、社会の弱者を救ってくれるラーチ先生はいないの。ガビツァの依頼を請け負ってホテルの部屋にやって来た男の下劣さは衝撃的だった。この男と彼女たちが対峙したホテルの一室の場面は、最も心凍り付いたスリルと恐怖の時間だった。なんて酷い男なんだろうと怒りを覚えながらも、彼の屁理屈はある意味筋が通ってもいるから、またゾッとしてしまう。確かに、犯罪者になる危険を冒しているのだから、闇ならではの見返りがあってこそなのだろう。その見返りの要求には倫理もへったくれもないんだけど、彼の言う信用が大事だという主張そのものは理にかなっている。そうやって取引をする人間が興味深くもある。そういう側面は、キョーサン主義社会であろうが、自由民主主義社会であろうが変わらないかもしれないなぁと。とにかく、計算高い悪辣なこの男にとても嫌悪感を感じたから、私はより彼女たちを応援せずにはいられなくなった。

それでいて、これは彼女たちに共感できないという人が多そうだなとも思った。案の定、ガビツァに対して、苛立ちや怒りを覚えたという人は多いみたい。私は、オティリアが直面した崖っぷち状況に心凍りついていっぱいいっぱいだったので、そんなにガビツァに腹立たしさは感じなかったんだよね。もちろん彼女は、本当に困ったちゃんなオバカさんだとは思うし、それは自業自得でもあるのだけど、今その瞬間、体の中にあやしい装置を入れて、危険と背中合わせで不安の中にいる友達をそれ以上追い込んでも仕方ないと思ったし。彼女の非を責めるよりも、とにかくこの1日を無事に終わらせて解放されることに全力を尽くしたいという感じ。だから、私としては、オティリアの行動が理解できないとも感じなかった。実際に、自分が彼女と同じような行動をとれるかといったら、しない可能性が高い気がするけど、あの局面において、この計画を無事に遂行できるかが、彼女を救えるかが自分にかかっているという時、思い切りのいい彼女が、潔く覚悟を決めた衝動を不自然には感じなかったな。ラスト、コーションの暗殺のために愛人になりましょう作戦の方が私には理解できなかったような・・・。

それほどに厚い友情で結ばれていたわけでもないのだろうけど、共犯者となったオティリア。母親のバースデーパーティに招かれて、彼氏の家を訪問した場面も印象的。彼女がさっきまでどれほどに辛い思いをしていたのかなんて誰も知る由もないとはいえ、大人たちのおしゃべりはあまりも軽薄に響く。そんな長いシーンまでもワンカットで撮られていて、その場にいる苦痛をも彼女と同じように感じるのだ。彼氏は彼氏なりに誠実な思いをもっているのは事実なのだろうけれど、その時のオティリアにとっては、頼りない虚ろなものに感じられてしまうのだよね。あんな体験がなければ、楽しい一時を過ごせたのかもしれないのだけれど、もはや世界は昨日とは違う色をしていて、過保護な甘ったれな彼に、寄りかかることなんてできなくなってしまったのだろう。目の前の彼にはわかり得ないそんな心情がやるせない。

場面描写が説明的でないために、むしろグイグイと引き込まれてしまった。楽しい気持ちにさせられることは片時もないけれど、私には主人公の心情がしっくりときたので、見ごたえのある作品であった。感動の人情劇場などは用意されない徹底ぶりがむしろ秀逸。純粋なルーマニア映画は観た覚えがほとんどなく、ルーマニア人によって描かれたチャウシェスク独裁政権下のドラマを観るのももちろん初めて。そういった意味からも意義深く、手ごたえのある一作だったな。場面を反芻して、また考えさせられる。鑑賞中はハラハラと不快な気分にさせられたけれど、現在は自由に映画を作ることのできる環境に身をおく作り手の思いがそこにあるから、それほどに嫌な思いを引きずることもなくて、ルーマニア映画の躍進が嬉しいかな。

★★★★
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by CaeRu_noix | 2008-03-22 23:57 | CINEMAレヴュー | Trackback(25) | Comments(23)
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タイトル : 4ヶ月、3週と2日
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Tracked from 虎党 団塊ジュニア の .. at 2009-02-03 19:53
タイトル : 『4ヶ月、3週と2日』'07・ルーマニア
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Tracked from 茸茶の想い ∞ ~祇園精.. at 2009-03-22 19:05
タイトル : 映画「4ヶ月、3週と2日」
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Commented by moto at 2008-03-23 20:46 x
オティリアの感情を理解する上での解説が伺えてとても有意義でした。
ありがとうございます。
やはり女性ならではのシチュエーションだと思うんですよね。
男同士ではあんな友人、殺されないと分かっていても助けないと思う僕は薄情者でしょうか?(笑)

TB頂いていきます♪
Commented by シャーロット at 2008-03-24 13:36 x
こにちは。
今でも思い出すとどよーんとするんですよ;笑
そうですねー、ハネケみたいな空気感を感じました。
あの医者?の男性が計算高いところに妙に私も反応したのですが;彼女達を応援したくなったというかえるさんとは逆で、むしろこの男性の言い分がよくわかるなーと思ってしまった為か彼女達の行為はどうも事態を重くみず浅はかに思えてしまったようです。彼に嫌悪感をそれほど感じなかった私・・・やっぱり計算高いかも;笑えない。
でも、あの状況下、きっとオティリアにとっては予想外の展開ばかりだったと思うんですよね。ホントにハラハラしながら色んな思いをしていたと。
でもたとえ思いつきであろうが状況を瞬時に把握してパッと決断しなくちゃいけなかったのですから、もうその決断力はある意味感心しましたです。本来なら体は食べ物を欲求するくらいへとへとに疲れているはずなのに…でも何もいらないから、、、っていう気持ちはすごくわかる。それに対してガビツァはきっと安心感と開放感がもうすでにあったのでしょうね。私は自分の事を思い出しちゃったから余計にすぐにオティリアの食欲が沸くことを祈りましたです;
Commented by CaeRu_noix at 2008-03-25 23:54
moto さん♪
ありがとうございます。
理解できないと思う人は少なくはないみたいですね。
同じ行動はとれないとしても、ガッツリ共感はできないとしても、そんなにも理解しにくいものだとは思っていなかった私・・・。
基本的には、女同士の友情の方が希薄なんだろうと思うのですが、ああいった状況で助け合えるのはやっぱり女同士ということになりますよね。
豊かな現代日本人的には、なかなかこういう状況に置かれた自分をリアルに想像はしがたいのだけど、目の前で困っている友人を見殺しにするって、逆により大きな苦悩をうみそうな気もしたりして、私としては直接的な情のあつさよりも、罪悪感を背負えないっていうところなのかも??
Commented by CaeRu_noix at 2008-03-26 00:11
シャーロット さん♪
どよーんの覚悟をしていた私は、あんまりどよーんとはしませんでした。(笑)
でも、観ている時はとにかくドキドキハラハラし、心凍り付いたし、今反芻してはアレコレまた考えさせられるのでした。
そうか、あのヤミ医者には、普通はそんなに反感をもたないんですかね?そういえば、ガビツァを非難する感想は複数見かけたけれど、ヤミ医者野郎に言及していた人はあんまりいなかったかも。私も彼の言い分はホント、ごもっともだと感じましたよ。でも、そういう正論をたてに、強気で振る舞い、最後はお金プラスαをしっかりごちそうさましちゃうところは嫌悪の対象でした。そもそも闇行為なのですから、やっていいことと悪いこともないんですが、一応医療にたずさわる人間が、立場の弱いモノにつけ込むという構図はやはり不快なのです。彼のような野郎でも救世主であることには変わりないのだけど・・・。
で、どよーんな終わり方をイメージしていたので、思いのほか解放感を感じたラストだったりもしました。このことはトラウマになるに違いないけど、強い彼女なら何とか振り切ってきれたらいいなぁと。
Commented by umikarahajimaru at 2008-03-27 20:30 x
こんばんは。
フィルムセンターで5月に開催されるEUフィルムデーズ2008でムンジウ監督の前作が上映されますよ!邦題は『西欧』ですって。上映が小ホールなのがちょっと……ですが。他の作品も面白そう!
Commented by rivarisaia at 2008-03-27 23:16
こんにちは。コメントするのは初めてですが、実は以前からちょくちょく拝見しておりまして、こちらにもTBを送りました。

ところで私は、ガビツァは勝手だな〜とは思うものの、まあ仕方ないか、という気持ちです。彼女よりも私はあの医者にむかついて、もうアイツのことは忘れたいので、自分のエントリにもあまり登場させなかったくらいです(苦笑)。確かに言ってることはもっともなんですど、結局何を要求してるわけ?と思ったら、さんざん正論吐いといてそれかよ!と怒りが...。

オティリアとガビツァの間には、友情とはまた別の、特殊な状況下における連帯感のようなものがあるのかもしれませんね。オティリアが、自分が妊娠したらガビツァを頼る、と言ったときに、そう感じました。

ラストシーンでは、悪夢から一気に現実に引き戻されたかのように感じて、気が抜けました。
Commented by CaeRu_noix at 2008-03-27 23:23
umikarahajimaru さん♪
耳寄りなお知らせをありがとうございます。
EUフィルムデーズ2008のラインナップが発表になっていたのですね。
ちらりちらり見ましたが、とっても魅力的な作品たちですねー。
ムンジウ監督作も含め、できるだけたくさん観たいですー。
Commented by CaeRu_noix at 2008-03-28 22:51
rivarisaia さん♪
コメントありがとうございます。
まぁ、そうなんですかー。前からご訪問いただいていたなんて嬉しいですー。今後ともよろしくお願いします。
そうなんですよ。ガビツァは確かに困ったコでしたが、ああいう女の子は日本にもいっぱいいると思うですけどね。自分のことなんだから、もっと責任をもって、積極的に賢く立ち回るべき、という意見ももっともなんですけど、彼女だって苦悩と恐怖の渦中にいたわけなのだし・・・って。
あのヤミ医者男は腹立たしいヤツでしたよね!私は愚かな一個人よりも、権力や立場を利用して快楽や利益を得ようとする人に怒りを感じてしまう方なので、そう言っていただけるととっても嬉しいですー。
そうですね。2人の間には同胞な連帯意識がりましたよね。自由な民主主義社会ならうまれないようなつながり。バスの切符を見ず知らずの人からもらっていたシーンも象徴的で。
Commented by mchouette at 2008-03-31 09:15
かえるさん、おはようございます。週末から大阪でも公開。緊張感に引っ張られラストまで画面にひきつけられ、そして、あの無言のラストシーン。そこからどれだけの感情が読み取れたことか!これはスクリーンで観てほしい作品ですね。東欧映画って、こんな風に内面に切り込んだ作品が多いのも、やはり精神的な抑圧にあったから、さらに研ぎ澄まされるんでしょうね。
Commented by CaeRu_noix at 2008-04-02 15:16
シュエットさん♪
カンヌのパルムドール作品ですから大注目ですよねー。
ホントにドキドキハラハラ、痛くやるせなくも緊迫感が持続しましたよね。
ラストではオティリアがカメラの方に視線を送るのですよね。
観客に問いかけているようで面白いです。
そう、こういうのはおうちでくつろぎながら傍観しちゃったら意味がない作品だと思います。
ノーカントリーよりもこういう怖さの方が引き込まれ続ける私でした。
東欧の映画っていうのはなかなか観る機会が少ないですが、人々が抑圧され、複雑な歴史をたどってきた国ほどに、鋭くて秀逸なものが生まれるんだなーってことを実感しますよね。
Commented by リュカ at 2008-04-07 23:13 x
こんばんは。TBありがとうございました。
たしかにダルデンヌ兄弟とハネケを彷彿とさせられました。
あのヒリヒリ感がたまりません。
医師に関しては、もう本当に思い出したくないほどにその下劣な仕打ちに打ちのめされました…。ラーチ先生もヴェラ・ドレイクもいない世界。
自分たちでどうにかするしかなかったあんなに若い二人の女性の姿に釘付けでした。
かえるさんのしっかりとしたレビューを読んで、また色々思い出し、考えさせられました。
Commented by CaeRu_noix at 2008-04-08 23:10
リュカ さん♪
訪問ありがとうございます。
ダルデンヌ兄弟、ハネケ、にご賛同嬉しいです。
ヒリヒリ痛みを感じる冷たいシビアさなんですが、その徹底したところにすぐれたものを感じますよね。
ハラハラと気をもむことは多かったですが、とりわけあの闇医者と対するシーンは緊迫した恐怖に包まれました。あんな下劣なやり方をする男にすがるしかないというのがとても苦しく・・・。
ヴェラも必要以上の同情などは見せなかったけど、彼女は見返りなんて少しも求めていなかったんですもんね。
親の世代に助けを求めることもなく、自分たちで何とかしようとした二人の姿には本当に胸を締め付けられましたね。
ありがとうございます。私もまだ時々ふと、この映画のことを思い出すのでした。
Commented by mar_cinema at 2008-04-11 20:53
かえるさん、お久しぶりです(笑)
医者は、ID忘れてるし、ナイフ盗まれてるし、住居も判明している事から、
小物が辿る行く末なんて、それなりの物だろうって感じた事もあって、
あんまり、嫌悪感ないんですよね・・・

それより、全て主人公に依存していたクラスメイトが・・・(苦笑)
Commented by CaeRu_noix at 2008-04-12 14:44
mar さん♪
たいへんお久しぶりですー。
お元気でしたかー??
闇医者に嫌悪感がないというのはそれ以上にガビツァ(クラスメイトなのかどうかは知らないけど(笑)とりあえずルームメート♪)にイライラさせられる思いが強かったということなんでしょうかね?
>小物が辿る行く末なんて、それなりの物だろうって感じた事もあって、あんまり、嫌悪感ない
っていう論理?はすみませんが私にはちょっと意味がわからないのですが・・・。
まぁ、あの闇医者のような存在は、なんだかんだいって必要なものだったし、彼は正論を吐いているし、ある意味理にかなった行動をしているので、その行為を仕方ないと思うしかない感じでした。裁くことはできない。だからこそせめて、無責任な一鑑賞者に過ぎない私は、彼を生理的に嫌悪することくらいはしたいと思うのですよ・・・。でも、我がジコセキニンの国では、ガビツァにムカつくっていう方が主流なのかなぁと、興味深いのでした。
望まない妊娠をした主人公の友人が可哀想な同情に値するタイプという設定じゃなかったのが私にはむしろ面白いと思えるドラマでしたー。
Commented by 真紅 at 2008-04-16 16:47 x
かえるさま、こんにちは。遅まきながら観てきました。
確かに、ハネケ並みのハラドキサスペンスは感じましたね。
でもハネケ先生みたいな「俺は頭いいだろ!キミたちわかるかな~?フフフ」みたいな底意地の悪さはなかったですね。
『サイダーハウス・ルール』私も大好きです!アーヴィングの勇気に感動した覚えがあります。
中絶反対の過激派に殺されるかもしれないのに・・・。

観ている間は物凄く気分が悪かったのですが、落ち着いて考えてみるといろんなことがわかる物語だと思いました。
闇医者ベベ、すんごい長セリフでしたね。俳優の技量も並じゃない映画でした。
ではでは、またです~。
Commented by CaeRu_noix at 2008-04-17 23:13
真紅 さん♪
映像の質感とその緊迫感で、ハネケ作品を思い出しました。
でもそうですね。こちらには、ハネケみたいな意地悪さや挑戦的な姿勢はないですよね。観客を戸惑わせ問いかけるようなところはあったけど、誠実につくっているという感じでした。(いえ、ハネケだって、誠実に作っていると思いますが。) やっぱり監督自身がその社会の体験者ですから、上からの目線で問題提起というのとは違うんですよね。
『サイダーハウス・ルール』は映画の方はそれほどでもなかったのだけど、原作の方には大きく心揺さぶられたのでした。読んだ時はそんなことは思わなかったけど、こういった内容の小説を発表するのって勇気がいるんですかね??だとしたら、ゾッとしますぅ。表現の自由が~。
でも、そういえば、トッド・ソロンズの『おわらない物語 アビバの場合』の着想のきっかけが、中絶医を殺して逮捕された男のニュースだったんでした・・・。怖い怖い。
多くのことを考えさせられる味わいのある秀作でしたよね。
ワンシーンワンカットというのは俳優の台詞も必然的に長くなりますよね。それをこなしつつ、崖っぷちの恐怖感を抱かせるのだからすごい。
Commented by とらねこ at 2008-05-05 12:39 x
かえるさん、こんばんは。
とある男性の方の感想で、「これは妊娠中絶を描いているようで、実はルーマニア人によって描かれたチャウシェスク独裁政権の圧制について描いている」と言うTBをいただきました。
なんですって?そんなに簡単に記号を読み変えて見る程度のテーマなのか?
自分は男女の溝にビックリしました。
男性にとっては身を入れて見ることのできないテーマなのでしょうか?

人工妊娠中絶に関しては、ここ20年で随分と考え方が変わってきたもので、その宗教や文化から禁止していた国は昔は多かったと聞きました。
不妊治療や代理出産などに関しても含めるなら、この分野の考え方の変遷には劇的な変化があると言えるのではないかと考えたりします。
このテーマを象徴として読み変えてゆく行為そのものが間違っていると言うつもりはありませんが、
そんなに簡単に脇に寄せられるべきテーマとは自分には思えなかったので、
この映画の表現していたあの男女間に横たわる、深い溝について、
余計に実感できた次第でした。
Commented by CaeRu_noix at 2008-05-07 09:28
とらねこ さん♪
監督は確かにチャウシェスク政権下のことが描きたかったというのはあるでしょうね。インタビュー記事の「これはそういう時代だったんだ」という言葉が印象的。
でもそれは、後でなるほどそうかと思ったことに過ぎず、映画と向き合っている時には私にも、国や社会情勢は二の次のものでした。それは自分が、彼女たちと同じ女だからなのかなぁ。でもね、当事者の彼女があまりにも同情に値しないキャラだったためか、男性のみならず、女性の感想にも結構、遠巻きに眺めてテーマに寄り添おうとしていない姿勢が見受けられたことが、私は残念でした。だから私は、男性がそうなのは当然と諦めてしまっていたかも・・
とにかく私は、オティリアが彼氏に対して、「私が妊娠したらどうする?ガビツァに助けてもらうわ」って言う心情には共感しちゃいました。無責任な男たちの一員である彼氏よりも、バカな友人が同志だと感じられる体験をした彼女に。

人工妊娠中絶はけしからんと運動する団体がいる同じ地球上で、お金のための子殺しや代理出産があったりして。生命倫理の問題ってホント興味深いですよね。なんて考え始めちゃうと、女の立場は関係なく、私も客観視態勢に切り替わり・・。
Commented by mimia at 2008-05-16 12:31 x
女は「子供を生む機械」じゃないんだ~って思わず叫びそうでしたね。オティリアに心奪われていたので私もガピツァを責める気には全くなれませんでした。

>ルーマニア人によって描かれたチャウシェスク独裁政権下のドラマを観るのももちろん初めて。

そういえば私もそうかもしれません。他国作品のドキュメンタリーは見ても…。だったらよけい私たちは歴史の重みを受け取らなくちゃいけないんじゃないのかな~。
Commented by CaeRu_noix at 2008-05-18 11:19
mimia さん♪
キョーサン主義って理念上は、民が主役で、皆の幸福が追求されるものであるはずなのに、実際は真逆で、まさに産むキカイ扱い・・・。
結局、そういう体制に対する嫌悪感、より強い立場の者、弱い者の気持ちを慮れない者達への反発が最も強く起こってしまったので、主役の彼女たちを疑問視する余地なんて少しもありませんでした。
ガピツァタイプの女の子なんて結構いっぱいいるんじゃないかと思うし。
こういう友人関係の元祖は私にとっては、キャンディ・キャンディとアニーだったかもしれませんー。

ルーマニアはロケに使われることは多いのだけど、純ルーマニア映画ってまだまだ少ないですよね。
それが、ベルリンの壁の頃の東ドイツの物語が映画になるように、これからこういう風に自国の歴史を見つめたルーマニア映画にまた出会える機会があるのかもしれませんね。
描かれた時代は違うけど、『カリフォルニア・ドリーミン』がすごくよかったです。
Commented by moviepad at 2008-12-22 20:09 x
かえるさん、こんばんわ

>大人たちのおしゃべりはあまりも軽薄に響く。

この場面の描写は一番のお気に入りです。
気の進まない集まりに義理で参加しなければならないことがある。
そういうときに限って個人的に気がかりなことが控えているというのはよくあること。そんな状況にあってはもう、本当に"ムンクの叫び"状態。こんなくだらないことどーでもいい。早く帰らせろ!って感じです(笑)

>人々が抑圧され、複雑な歴史をたどってきた国ほどに、鋭くて秀逸なものが生まれるんだなーってことを実感しますよね。
「善き人のためのソナタ」と同じ状況ですよね。「善き人~」と違って敵・秘密警察はほとんど出てこない。
ジョーズみたいな存在です。

>場面描写が説明的でないために、むしろグイグイと引き込まれてしまった。

本当は説明が必要な物語なのに、それがないから逆にサスペンスとか不可解さみたいなものがいっそう浮き彫りになっている。いい意味で映画らしい作品で最後まで全く飽きずに観ることができました。というわけで「4ヶ月、3週と2日」今年のNo.1です!
Commented by CaeRu_noix at 2008-12-24 01:19
moviepad さん♪
わざわざコメントありがとうございますー。
ベスト1に輝いて嬉しいですよ。
どんどん印象が薄くなっていく映画も多い中、本作は今なお色褪せていないです。
カンヌ映画祭もmoviepad さんもお目が高いです。

そうそう、彼のおうちでの食卓のシーンは秀逸でしたよねー。
苛立ちと表に出せない彼女に同化せずにはいられませんでした。
あの時間があって、無意識的に友人への連帯意識が強まったのかな。

なるほど。本作の中の圧政は「ジョーズ」みたいな描かれ方ですね。
直接姿を見せないからこそ、余計に恐怖感を覚えるのですよね。
サスペンスで引き込んでいくというところもうまかった。
心温まるストーリーではないけれど、満足感を覚える映画でありました。

今年のカンヌのパルムドール作品も配給が決まったようで嬉しいし。
アナマリア・マリンカの活躍にも期待したいですー。
ジュリー・デルピー作品にも出るなんて嬉しいー
Commented by 幸福実現党がんばれ at 2009-08-21 12:18 x

 新興保守党員の一人として私は社会主義が大嫌いだ。もちろん、チャウシェスクなど論外だ。だが、妊娠中絶の違法化だけは正しい政策だ。人口増加(日本では3憶人)に貢献するのは全世界の女性の義務だぞ。私たち反日教組、反社会主義の本流は決して妊娠中絶を肯定するようなことはしないぞ。

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