かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『ミスト』
2008年 05月 20日 |
キリキリマイ。

メイン州西部の田舎町を嵐が襲った翌日、デイヴィッドは息子ビリーと隣人とスーパーマーケットへ行くと・・・。



スティーヴン・キング原作の映画といったら、『ショーシャンクの空に』や『スタンド・バイ・ミー』が一番に思い浮かぶのだけど、本当はホラーの巨匠なのだよね。ホラー映画を見ることは、私の心に栄養を与えてはくれないので、そっち寄りの作品ならば、観なくてもいいかなぁとも思ったのだけど、他でもない黄金コンビのフランク・ダラボン監督作品だし、何やら評判もいいようなので、見逃すことはできず。

そして、これは評判通りの面白さだったね。ハラハラドキドキ、心掴まれたまま衝撃のエンディングを迎えることになった感じ。ハリウッド作品のホラー、スリラー、パニックものというと、不安を煽る音楽や大音響と凝った編集によって、観客を驚かせ、怖がらせるという手法が主流のように思うけど、本作は自然さとリアリティを重んじているところが素晴らしい。序盤のスーパーマーケット内の人々のざわめきから臨場感満点。そんな演出によって、スリリングな時間が楽しめちゃった。

でも、クリーチャーの登場には一瞬ちょっと冷めた。姿を見せられると子ども騙しのB級な味わいが広がっちゃうんだよね。個人的には、虫のような姿をしているものがほとんどだったのが残念。これ、最初はてっきり、化学物質が原因で、生物に異変が起きて、巨大化しちゃったとかいう話なのかと思ったの。でも実際は、あちら側?の奴ららしいので、ならば、常日頃馴染みのある虫の姿をしているんじゃなくて、こんなの今だかつて見たことないぜーっていう奇妙なクリーチャーを登場させてほしかったなぁ。原作小説の場合は、言葉によって読者にその生き物の姿かたちをイメージさせなくちゃいけないから、その描写では現実の昆虫を表わしているのは当然だと思う。でも、怖ろしきクリーチャーを映像化するならば、原作通りじゃなくてもいいと思ったんだよね。ミミックがあるから、虫型なのはちょっとつまらなかったな。蛸ちっくなものの方が観たかったな。メイン州の海沿いならば、ロブスターとかね。

しかーし、この物語の中で本当に怖いのは、外から襲いかかるクリーチャーではなく、追い詰められた人間たちの狂気なのである。っていうアプローチもさほど珍しくはないけれど、何かが出るホラー映画よりも心理スリラーの方が好きな私にとっては好都合な方向性。人々の行動には、100%リアルに感じられない部分もあったけれど、とても興味深く見られたかな。こういった状況に陥ったら、必ず誰かがリーダーの働きをするのだろうけど、誰のリーダーシップに従うかということが命運を分けるのだよね。宗教かぶれ女が預言者として信頼を勝ち得てしまうという展開は、日本人の自分には強い説得力があったとは言えないけど、マーシャ・ゲイハーデンの演技が素晴らしいのでよしとしよう。

メジャー映画の嫌いなところは、どんなに危険な状況にあっても、主人公だけはとても運がよく生き延びること。大体、この主人公のパパは画家という設定らしいのに、何であんなにたくましく勇敢で機敏で運動神経がよくって危機一髪の幸運マンなの。せっかく人間の集団心理のリアルな恐ろしさに迫っているのに、エンタメアクションテイストなのは惜しいなぁって感じ。それに比べて、やっぱり『28週後』の主人公の扱いは最高に面白かったなぁって。と、そんなことを不満に思っていた私だったので、ラストには衝撃。自分の心が見透かされたかのような捻りに唸り。まさかこんな風に終わるとは。驚嘆し、寂寥感に包まれつつも、満足な終幕。震撼のラストというコピーにガッカリしない映画って本当に少ないもの。

途中から、全身を火傷した人が撃ってくれという場面があったり、罪悪感で首をつる人がいたり、生贄を捧げようと狂信者は言い出したりと、助け合い助かることよりも、死に向かおうとする人が頻出し過ぎな印象があったんだよね。そして、極めつけに、あんなにサバイバルヒーローだった主人公までも最後には迷わずそういう選択をするものだから、少し違和感があったの。結局のところ、ラストの衝撃の意味を確かなものにするために、人間たちはその方向に向かう必要があったのだなぁと後に納得。と、ラストシーンには大いに震撼したのだけど、今振り返ると持って行き方が少し強引な感じもしたり。人が人を裁くべきじゃないということを言いたいがために?

そんなふうに、個人的には引っ掛かる部分もあったのだけど、とにかくそのラストのインパクトはお見事で、大いに見ごたえのあるものだったな。『28週後』の方が全般的にはツボだったけどね。人間は傲慢な振る舞いを反省せねばなりませぬ。その罰が虫地獄っていうのは理不尽だけどね。軍のマッチポンプみたいな所もやるせなく。ディヴィッドはこの先神にすがるのかもしれない・・・。

★★★
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by CaeRu_noix | 2008-05-20 08:06 | CINEMAレヴュー | Trackback(8) | Comments(14)
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Commented by swallow tail at 2008-05-20 23:35 x
かえるさん、こんばんは。

この作品、なかなか好評ですね。
スワロは予告編を見た限りでは、蛸足なんかが出てきて
『ドリームキャッチャー』と同じようなものかと思っていましたが
いい意味で裏切られました!

確かに、ミセス・カーモディによる洗脳は
日本人のわたし達から見たらニセモノっぽく見えてしまう節もありますね。
スワロもものすごく胡散臭さを感じました。
でも日本でも新興宗教にのめりこんでしまう人、
そしてありえないような行動を起こしてしまう人もいることを考えると
彼女の異様な部分はあながちフィクションとも言いがたいのだろうと感じました。
Commented by CaeRu_noix at 2008-05-21 23:31
swallow tail さん♪
好評ですねー。
みんな意外な結末っていうのが好きなんだなーって。

ドリーム~は観てないのですよ。
私の観ているキング原作映画は、ショーシャンク、スタンドバイミー、シャイニング、ミザリー、黙秘、グリーンマイル、アトランティスのこころ。
B級ホラーっぽい感じのものはたぶん見たことないのです。
本作もダラボンじゃなかったら観なかっただろうし、シャイニングもキューブリックじゃなかったら観てないでしょう。

ミセス・カーモディの人物造形はOKだったのですよ。
私にとって自然に感じられなかったのは、周囲の動向でした。預言者な彼女の言葉を信頼していく運びは理解できるんだけど、彼女を100%のリーダーにして全面的に従おうとする取り巻きがあんなに大勢出現するものかなって。
日本人とは違うアメリカ人の宗教観、信仰心のそのものはわかるのだけど、いくらパニくっているからって、コロっと信者になって、生贄をー!と子どもを捕まえようとするなんて、私にとってはややB級ノリでしたのです。
でも、ゲイハーデンの演技があまりにもうまいせいで、皆魔法にかかったようにまるめこまれたのかも、って思えますね。
Commented by kenko at 2008-05-22 01:59 x
かえるさん、こんばんは♪

そうそう、主人公のデヴィッドって画家だった。そういえば。
彼の描いてた絵が、なんだか意味深なものだったので、
伏線のひとつなのかな?って最初は思ったんだけど、
あんまり・・・てゆーか全然かんけーなかったですよね。。。
それよりも恐ろしかったり衝撃的だったりすることがありすぎて、
そんなことすっかり忘れてました。

もうちょっと救いのあるありがちなラストでも
そこそこ満足したとは思うんですが、
意外な結末ってやっぱり快感です。。。

ロブスターですか(笑)
なんかエビボクサーを思い出しました。
Commented by 真紅 at 2008-05-23 13:42 x
かえるさん、こんにちはー。
私も普段はホラーって観ないのですが、監督さんに惹かれて観てみました。
結構評判がいいですね。あのラストに怒っている人がいるのでは?と思ったのですが。
『クローバーフィールド』みたいに全滅するっていうオチなのかな、と思っていたらホント、裏をかかれたと言うか・・・。
思いつきませんよね、あのラストは。フツーは。
デイヴィッドが筆より重いものは持たないアーティストなのに、強すぎるのは笑ってしまいましたね。
しかし彼、あの後どうするんだろうな。。
ではでは、またですー。
Commented by CaeRu_noix at 2008-05-24 01:02
kenko さん♪
画家さんでしたよねぇ。
そんなことを忘れちゃうくらいあの場で最も運動神経のいい強い男でござんした。
粉川氏によりますと、彼が描いていたのは、イーストウッドの『荒野の用心棒』だそう。なんか、意味深ですよねー。無法者もカウボーイもあんな虫さんたちには太刀打ちできないでしょうが・・・。
結局銃で戦うのみだったのが良くも悪くも印象的でした。銃社会アメリカだから、一丁の銃があったわけだけど、日本ならどうなるのでしょう。奴らと戦う時も、自○する時も、銃以外の方法でってことになりますかね。

意外な結末って快感ですよね。
こんなに悲劇的な結末なのに、満足感でいっぱいになる自分ってどうなんだろう・・って思うほどに。

えびボクサーは案外と真面目にいい映画でしたよねー。
えびボクサーなら虫さんたちとがんばって戦ってくれそうー
Commented by まぶぜ at 2008-05-24 04:10 x
どうでもいいことだけど、なんつうか、私マターな映画なもんで、ちょっと一言。

あれは「荒野の用心棒」ではなくて、同じくキングの「ダークタワー」シリーズの主人公、ガンスリンガーを描いたものだと思うす。楽屋落ちすね。

あの「意外な結末」はよく考えた、という意味で感心しました。原作の結末では今の観客には物足りないかもしれない、そこで…、という感じ。しかも原作よりもバッドエンディング。その志やよし。でも、う〜ん、全然怖くないってのが、ダラボンだな、と。これで本気で怖かったら、メジャーでは撮れないだろう、というか。
Commented by CaeRu_noix at 2008-05-26 01:16
真紅 さん♪
ホラーは見ない仲間ですね。(笑)
怖い思いをすることが何故娯楽になるのか、ちょいと謎なのです。
美術的な見どころのあるゴシックホラーなんかは観たくなっちゃうんだけど。

驚嘆のラスト、といわれても大概は予想がついちゃうんですが、これはホント、思いつきませんでしたよね。終わって振り返れば、伏線だらけだったことに気づくのですが。

ディヴィッドったら、普段どんだけ体鍛えてんねんって思うほど、スペシャルに運動神経抜群でしたよね。腕力、瞬発力、持久力すべてにおいて。ハリウッドアクション系はたまにしか観ない私はそういうのがすごく気になるんですけど、そこに言及している人はあまりいないですよね。ブルース・ウィリスほどじゃないから普通に感じられるのでしょか。まぁ、不屈に強かったからラストの衝撃もより大きかったのでしょうけど。
ディヴィッドは画家から小説家に転向して、贖罪の物語を執筆することでしょう。
Commented by CaeRu_noix at 2008-05-26 01:24
まぶぜ さん♪
どうでもよくないでっす。耳寄りな情報ありがとうございます。
なるほどー。粉川氏は、「荒野の用心棒」のポスターを書いているということはその時代の物語なのか?いや、ケイタイも登場していたし・・・と混乱していたもようです。それで解決。楽屋オチかー。いつか映画化されることになるのでしょうか。
キングは私マターではないので、なーんも知らないんですが、「ダークタワー」シリーズというやつはキングのライフワーク作品なんですね。私が唯一読んだことのある「アトランティスのこころ」に出てきた現実っぽくない部分も実はそういうのに関係していたのだと今知りました。
ミスト世界もそこに関わっていましたもんね。
そうそう、本作の原作では映画には向いていないような抽象的な結末になっているらしいですね。こちらのオチはキングも認めているそうで。
せっかくラストは衝撃的だったのに、中盤は身も凍る怖さじゃあなかったのは確かに残念。本気で怖い版もちょっと観てみたいですー。
Commented by SGA屋伍一 at 2008-06-04 20:59 x
おばんです

中盤のムシさんが怖くないという話ですが、ダラボンさんは羽虫フェチなので、出さずにはいられなかったんだと思います(笑)
あと彼は「狭いところに閉じ込められる」お話が好きですね

観終わったあと、ついつい考えてしまいました
「あそこにあんな女がいなけりゃ・・・」
「あそこであんな約束をしなけりゃ・・・」
「あのときあんなモノ拾いにいかなけりゃ・・・」


多少は強引ではありましたが、そんな詰め将棋というか追い込み漁のような脚本が、二重の意味で「憎い」映画でした
Commented by CaeRu_noix at 2008-06-06 23:31
SGA屋伍一 さん♪
ばんおー。
いやいや、虫が怖くないということではなく、
せっかくこういうホラーを映像化するのだから、ただの巨大虫じゃなく、いまだかつて見たことのないようなオリジナルデザインのクリーチャーを登場させてほしかったなぁというのが私の希望でした。
ギレルモ・デル・トロみたいにさー。
でも、羽虫ふぇちならば仕方ありませんね。
私なら、ウサギの耳でメガネをかけたろくろっ首な半透明の半漁人とかを登場させるさ。

>「あそこにあんな女がいなけりゃ・・」
カーモディさんって、スーパーにショッピングに行かなそうなタイプに見えますよね?
>「あそこであんな約束をしなけりゃ・・」
「殺させないで」なんて子どもらしくない不自然なお願い言葉だと思ったんですよ。「パパ、ボクを守ってね」でいいはずなのに、なんで?と思ったら・・・

というわけで、わたし的にはやや強引な脚本だったので、さほど心憎さは感じなかったんですが、やはりオチのつけ方はお見事でしたね。
偶然の重なりで、運命が皮肉に展開する物語ってとにかく面白いですよねー。
キング小説もたまには読もうかなーという気になりましたー
Commented by となひょう at 2008-06-08 00:08 x
わぁぁぁぁ、かえるさん。
ご覧になっていたのですねぇぇぇ。
と、思わずお邪魔します。
もう話題が古くなってしまいましたが、このラストには本当に驚いてしまいました。後味が悪いのに、いつまでも気になるタイプの作品でした。
マーシャ・ゲイ・ハーデンにはビックリしましたね。
私は原作を読んだ時は、もっとおばあさんだとイメージしてました。
でも、イメージと違うとぶーたれることはなかったです。
寧ろ感服いたしました。
確かに、宗教かぶれ女についていきたいとは思わないですね。
日本人にはピンとこない説得かもしれないです。
Commented by めかぶ at 2008-06-08 21:00 x
>震撼のラストというコピーにガッカリしない映画って本当に少ないもの。
ほんとだよねー。何度そのコピーに「またかよー」って思わされたことでしょか。ほとんど信用しなくなってたし、そんなコピーがついた映画を観たはずが、後で「どんな結末だったっけ?」と、思い出せないくらい印象薄いものもあったりして(笑)。
でもこれは忘れないな。
でもこれは、あまりに後味が悪くてもう二度と観ることはないと思うの。
作品の出来として悪くないし嫌いじゃないんだけどね。
またあのラストを観て、あの気分になりたくないの。

>ディヴィッドはこの先神にすがるのかもしれない・・・。
かえるさんの最後の一言。ちょっとキテしまいました。
うーん、深いな。そう考えると痛いなー、皮肉だなー。
ダラボンは侮れんー。
Commented by CaeRu_noix at 2008-06-09 00:43
となひょう さん♪
キングものは基本的には私の担当ではないのですが、これは観に行ってしまいました。
本当に愕然としてしまうお見事なラストでありましたよねー。
こういうのを10年以上前に観ていたら、後味の悪さに立ち直れなかったかもしれないんですが、今の映画見過ぎれんたろうな私にとっては、ニヤリと痛快なオチでさえありました。上手い!って拍手。
カーモディさんは原作ではもうちっとおばあさんっぽい感じなんですね。
マーシャ・ゲイ・ハーデンは年齢不詳の魔女的な凄みがありましたよね。
ラスト以外は原作に忠実だったりするんでしょうか?
キングの宗教観にちょっと興味がわいたのでした。
右にならえなジコセキニン好きの日本人はこういう状況に陥ったら、かなりの修羅場になりそうです・・・
Commented by CaeRu_noix at 2008-06-10 00:01
めかぶ さん♪
ラストの衝撃をウリにしたコピーって本当に多いですよね。
だまされるとかだまされないとかいう表現を使ったものも多いし。
そして、ほとんどのものが大したオチじゃなかったりするんですよねぇぇ。
その点ホントこれは歴史に残る(って大袈裟)驚嘆のラストでありましたよね。
でも、個人的には賞を与えたいほどではないかもです。意外性、衝撃性だけというのはわたし的には大絶賛じゃないかもで、私の記憶に残る名ラストな映画というと、『アパートメント』みたいなやつとかドラマチックなものだったりします。『愛と死の間で』なんかも面白かったなー。
この手のものって、昔観た映画の方が印象に残っているんですよね。
今はもはやエンタメ寄りなものは消耗品っていう感じなのです。
もちろん再見する予定はナッシングです。後味が悪いから二度と観たくないわけではなくて、こういうのは私にとっては二の次な映画かなーってことで。

彼の今後、、、平静では暮らせないでしょうね。
カウンセリングなどを受けるよりも教会に向かいそうな気がするんですよね。
性悪ダラボンは彼の未来図をどんなふうに描いているのでしょうー。
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