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『パリ、恋人たちの2日間』 2 days in paris
2008年 05月 30日 |
パリジェンヌはコメディエンヌ。
セリーヌのネコの名前はCHEだったけど、今度のマリオンのおでぶになったネコの名前はジャン=リュックだなんてね。

つき合って2年になるNYに住むインテリアデザイナーのジャックとフォトグラファーのマリオンは、ヴェネチア旅行の帰りに彼女の故郷パリに立ち寄る。



『ビフォア・サンセット』は、2005年のmyベスト1映画。そして、基本的にフランス女優贔屓の私だけど、ジュリー・デルピーは最も好きな女優かもしれない。出演作で印象深いのは『トリコロール 白の愛』かな。主演じゃないのに主役カップルよりも目を引いたギャロとのカップリングの『GO!GO!L.A.』のジュリーも魅力的だったな。若い頃から、ゴダール作品や『汚れた血』に出演するも、活躍の場はフランス映画界にとどまらず。リンクレーターの『ビフォア・サンライズ』&『ビフォア・サンセット』でのセリーヌ役は、知的でキュートで等身大という感じで最高にステキだった。その時は、シンガーソングライターの姿まで披露してくれて、その多岐に渡るアーティストぶりにも惚れぼれしたもの。そしてこのたびは、監督作が日本公開。

クレバーでセンスよくって、その多彩な才能を賞賛すると同時に、可愛さあまって嫉妬心さえ覚えそうになるのだけど、そんな斜めな思いがすぐさま引っ込んでしまうのは、本作ではジュリーがとこんとん笑いを追求しているからなのだ。パリを舞台にしたフランス女とアメリカ男の会話劇だなんて、ビフォア・サンセットに近いイメージを抱くのだけど、こちらはロマンチックにせつない感傷はごくごく抑えられていて、軽快にクスクス笑いの渦に巻き込まれていく物語。俳優が監督と主演を兼ねる時は決まって、ヒーロー/ヒロインたる魅力の演出に精を出してしまうのが常。ところが、ジュリーときたら、盟友イーサン・ホークが若かりし頃のせつない恋心を感傷的に描いているのとは対照的に、ナルシシズムをはねつけるがごとく、酸いも甘いも噛み分けた大人の女ならでは切り口で、愉快痛快なコメディタッチで男と女の曲がり角を描いたのだった。

本作が"ウディ・アレン"というワードで評されていたことは知っていたけれど、その言葉はてっきり、ウィットに富んだ会話劇で展開する恋愛コメディな作風に冠されているのだと思っていた。でも、それだけじゃなくて、まさに監督主演のジュリー・デルピーがウディ・アレンそのもののように、自らが身を挺して、シニカルな思考や軽率な行動によって笑われる主人公になっていたわけだ。というわけで、パリジェンヌなウディ・アレンというフレーズになるほど、納得。劇中で、マリオンとジャックの会話の応酬を眺めていると、思わずアレンの顔が浮かんできちゃったもの。

更に、御見それしてしまうのは、自らが主演する女性の書いた脚本だというのに、下ネタのオンパレードだっていうこと。そりゃあ大人の女ですもの。ましてやマリオンはアーティストなのだから、冒険心にもあふれているのね?それにしても、見目麗しいパリジェンヌの口からポンポン飛び出すシモトークによって生み出される笑いというのは何だか新鮮なものがあって、よくぞよくぞと可笑しいったらありゃしない。ウディ・アレンの映画を観ると、英語台詞の全てを耳で聴き取れたなら、その面白さは倍増するのじゃないかと思うことが何度かあったのだけど、本作鑑賞中にはそんな思いは起こらなかった。笑いのツボを心得たリズミカルな字幕だったと思ったのだけど、それも納得の松浦美奈さんの仕事。弾む言葉たちの魅力が最大限に発揮されているのが嬉しいよね。ソーセージっていうのは共通表現なのね。

そう、マリオンの奔放なキャラは親譲りなのねってことを知り得ていく過程はとびきり面白かった。ジュリー・デルピーは最も好きな女優のTOPなんてことを言う割に、彼女の両親が俳優だということを知りもしなかったのだけど。ジュリーの女優デビューは両親との共演作品で、そして30年近い時を経て、娘の監督主演映画に、両親がそのままのパパ、ママ役で出演しちゃうなんて、ええ話じゃないか。このパパとママのキャラクターが愛嬌満点で大好き。ジャックの目が点になるカルチャーギャップ体験の数々は大きな楽しみどころだったけど、中でもジャックがパパ、ママと絡むシーンが最も可笑しくってお気に入り。

どうせ、おでぶになるのなら、ビッグマックと1リットルのコーラでじゃなくて、ウサギ料理とワインで肥えるフランス人になりたいもの。圧倒される個性的な人々の姿の中に、フランス的な濃厚な魅力がいっぱい。アメリカとフランスの文化や国民性の違いを眺めるのもまた楽しいの。市販されている薬の種類の違いですら興味深くて、ジャックの神経症気味な言動・挙動が笑えちゃう。そんなわけで最初はね、典型的なアメリカ人気質のジャックをそんなにいい彼氏だとは思っていなかった私。だけど、次から次へとカルチャーショックを受けて、トホホの深みにはまっていく、ジャックのコミカルな姿は憎めないもので、いたいけな彼が可愛くさえ思えてきて、何だかんだ言っても今この人が大切な人なんだっていうマリオンの思いにバッチリと共鳴してしまうの。さんざん軽妙にコメディを演出した後に、ロマンチック気分を思い起こさせてくれるのが心憎い。『ビフォア・サンセット』と同じ感触がもたらされ、最後には切なく身につまされるほどに共感。

共感は、枝葉末節に至るまで。女は男の4倍トイレットペーパーを使うんだって。私も時々自分の消費するテッシュやトイレットペーパーの量に気が滅入りそうになるし、落ち込む出来事があると、でもこれはアフリカの子どもたちの苦しみに比べたらほんの些細なことだから、なんて思考で自分を慰めようとすることがあったりするものだから、マリオンの発想に親近感。笑いの小道具として、ジョージ・ブッシュという名前が吐かれるところもいいよね。声高に批判的なのでもないサラリとしたところがね。そんなふうに政治的なネタも話に絡んだり、下ネタが炸裂したり、ふざけたことを真面目に議論してみたり、話題とユーモアが多彩で多岐に渡っているから、説教臭いともくだらないとも思うことなく、隅々まで楽しめちゃうのだった。
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by CaeRu_noix | 2008-05-30 00:21 | CINEMAレヴュー | Trackback(23) | Comments(18)
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This isn't Paris. This is hell. 先日観たイーサン・ホークの作品に続いてタイミングよく上映されたジュリー・デルピー監督/脚本/製作/編集/音楽/&主演のチャーミングでキュートでシニカルでリアルなロマンティック・コメディ。 簡単に言えばこの映画、少々倦怠気味のアメリカ人とフランス人のカップルがヴェネチアへの旅行の帰りに愛猫(その名もジャン=リュック!)をピックアップするために立ち寄ったパリでの二日間の出来事を描いているんだけど、いかにもフランスといったある意味自虐ネタや...... more
Tracked from Mani_Mani at 2009-09-01 00:58
タイトル : 「パリ、恋人たちの2日間」ジュリー・デルピー
パリ、恋人たちの2日間 [DVD]ワーナー・ホーム・ビデオこのアイテムの詳細を見る パリ、恋人たちの2日間 2 DAYS IN PARIS 2007フランス/ドイツ 監督:ジュリー・デルピー 製作:クリストフ・マゾディエ、ジュリー・デルピー、ティエリー・ポトク 脚本:ジュリー・デルピー 編集:ジュリー・デルピー 音楽:ジュリー・デルピー 出演:ジュリー・デルピー、アダム・ゴールドバーグ、ダニエル・ブリュール、マリー・ピレ、アルベール・デルピー 他 才媛ジュリーの製作監督脚本音楽主演作(笑)まる...... more
Tracked from 虎党 団塊ジュニア の .. at 2009-10-17 23:38
タイトル : 『パリ、恋人たちの2日間』'07・仏・独
あらすじフォトグラファーのマリオンとインテリアデザイナーのジャックは付き合って2年。ベネチア旅行の帰りに、パリの彼女の実家に立ち寄るが・・・。感想女ウディ・アレン誕生!?『ビフォア・サンセット』で、アカデミー賞脚色賞にノミネートされたジュリー・デルピー...... more
Commented by シャーロット at 2008-05-30 02:02 x
おお、「ビフォア・サンセット」が2005年ベスト1とはー。
私はもっと遅れてDVDで観てまして;「トリコロール 白の愛」もDVDで;
ゴダールな名前を愛猫につけるなんてねー。可愛くって可笑しくって。
そうそう、こういう会話劇って翻訳者も仕事のしがいがあるのかしらー。日本語に訳すのも流行り言葉も考慮しなくちゃならんだろうし、大変だと思います;凄く楽しい台詞回しになっていたと思います。
ママ、パパも凄く個性的でサイコー♪で、最初はマリオンより上手に見えたジャックが段々とヘナヘナになっていく様子がこれまた面白いというか可哀相ですよねえ;;
でも別れ話も喧嘩せずに冷静でいられる様子は大人じゃーんと思ったりして。笑 そして、ラストは結局相手を想ってる姿が見られて、大人だなーと又思った私;
一筋縄ではいかない大人の恋愛をユーモアたっぷりに魅せてくれた、その才能に感激しちゃいました。
Commented by CaeRu_noix at 2008-05-31 20:43
シャーロット さん♪
「ビフォア・サンライズ」の方は私も映画館で観たわけじゃないんですが、レンタルVIDEOでナニゲなく観てハマりまして、「サンセット」は待ち焦がれた1作だったのでした。
堂々NO1作品なのに、劇場鑑賞したのがブログを始める前だったがために、レヴューは書いていないんですよね。
イーサンとジュリーの監督作品を観た勢いで書けるかしらん。

ネコにジャン・リュックって名前がついているなんて、サイコーですよね。
ネコをジャン・リュックとかジャン・ジャックとかジャン・ピエールって呼びたいー。
日本だったら、ヤスジロウ?

松浦さん字幕はグッドでした。訳もそうだし、入るタイミングがよかったので、笑うべきところでちゃんと笑えた感じ。
あ、でも唯一残念点、ダヴィンチコード・ツアーのことが訳されていた記憶がないんですが・・。暗号なんちゃら団体となってなかった?

ジャックはヘタレていく様は愛嬌がありましたよね。おバカなところを含めてカワイイ奴でした。
で、マリオンの終盤の本音モノローグも大人リアルな思考でござりました。
面白おかしく語りつつ、でも本質をついているってあたりに心は鷲掴みされー。
大人過ぎて参りましたわん。
Commented by rose_chocolat at 2008-05-31 21:50 x
こんばんは。コメントありがとうございました。

確かに下ネタいっぱい、でも、単なるセックス・コメディではなくて、ちゃんとそれが恋愛の本質にまでつながっていっちゃうのはさすがだなあと感じました。
この前に『噂のアゲメンに恋をした!』をちょうど観ていたので、アメリカとフランスの恋愛コメディの違いについてもよーくわかりました(笑

フランス人って本当に愛を大切にしていて、だからこそ自分に正直な部分があって可愛いなって思います。
個人が自立しているからこそできることですね。
Commented by CaeRu_noix at 2008-06-01 00:58
rose_chocolat さん♪
こちらこそ、ありがとうございます。
こんなに女子が気軽く、FellaFellaと連発する映画も珍しいなぁと・・・。(笑)
英語表現だと感覚が違うのでしょうか。フランス人ならではなのでしょうかー。
でも、そうなんです。中学生男子やオヤジが喜んで使うシモネッタとは全然違うんですよね。ブリジョンなんかの感覚ともまた違うし。
とことんおちゃらけながらも、セックスも含めて、恋愛について、男と女の関係性について、切実なテーマに迫っていくところがお見事でしたよね。
シナリオがほしくなっちゃうくらいの名言の数々でしたし。
わはは。アゲメンとはまるで映画の作り方が違うのでしょうね。ハリウッド・ロマコメも良質なものもありますが、浅くて安直なものも多いですからね・・・。
フランス人って、日本人から見ると、手ごわい国民性って感じなんですが、あこがれる部分もいっぱいです。
自分を抑えるのが美徳な国もありますが、正直に生きるってステキですよね。
Commented by margot2005 at 2008-06-01 01:01
ゔぉんそわ!こちらこそご無沙汰でございます。
この映画は楽しみにしておりまして、期待以上の盛り上がりで、久方ぶりにシアター全員で笑った映画でありました。
大人な恋人のためのラヴ・ドラマでもあったかと思います。
ラスト二人のダンスは素敵でしたわ。
来日してTV出演のデルピーは“映画のように奔放ではなく、恋愛には慎重なの...”のようなコメントしていたのを思い出しました。
熟女ジュリー・デルピーさん素敵でしたわね。
Commented by えい at 2008-06-01 10:52 x
こんにちは。
猫の名前がジャン=リュックにまずニヤリでした。
その昔、巻き毛モルモットに
ジャン=クロードと名付けようとしながら、
土壇場でジョルジュにしたことを思い出しました。

それぞれ、ジャン=クロード・ブリアリ、
ジョルジュ・ムスタキからきています。
ジョルジュにしたのは、顎の辺りのふさふさぶりがそっくりだったから。
あらら、関係ないことばかりかいてしまいました。(汗)
Commented by CaeRu_noix at 2008-06-01 22:26
margot さん♪
どうもですー。
イタリア映画祭記事の方はは時機を逃しちゃったのですが、パリな映画には絡んでみましたー。
ジュリー・デルピーLOVEなので私も楽しみにしていましたー。
でもこんなに笑える系だとは予想外ー
margot さんは恵比寿でご覧になったのでしょうか?
私は新宿だったんですが、小さい方のシアターだったためか、残念ながら会場が一体となった大きな笑いは起こらなかったような・・・。
自分がウケているところで周囲が無反応だと寂しいんですよね。
その逆のパターンも普段は多いのですが、本作は私のつぼな笑いでしたー。
30代の大人ならではの恋愛模様は真理に迫っていましたよね。笑えるだけじゃなく、身につまされるものがあったりして。
私もチラリとジュリーのインタビュー記事を読みましたが、男女関係には懐疑的な部分もあるようなコメントでございました。
それゆえなお興味深い女性ですわ。
Commented by CaeRu_noix at 2008-06-01 22:36
えい さん♪
ジャン=リュックにニヤリですよねー。小躍りしたいほど。
そういえば、ジャックはゴダールっぽいサングラスをセレクトしたわけですが、マリオンのメガネはこれまたウディ・アレン風だったかもって思いました。

巻き毛モルモットって、めちゃめちゃラブリーですねー♪
巻き毛が可愛いパンパネラねずみのことを思い出しました。
モルモットちゃんにミュージシャンにちなんだ名前をつけるなんてステキです。
ジョルジュ・ムスタキの画像を検索してみましたが、立派なアゴひげの持ち主ですねぇ。
ネーミングは楽しいです。
私はロシアっぽい名前をつけたいなぁ。
Commented by かのん at 2008-06-01 23:10 x
私が観たとき、年配のお客さんが多かったと思うのですが皆さんちょっと戸惑っていたように思います。下ネタバトルトークにウケていたのは私を含めて一部でしたけど、楽しく笑わせて頂きました。とても面白かったデス。
Commented by CaeRu_noix at 2008-06-02 00:25
かのんさん♪
おお、そうですか。かのんさんはチネチッタでご覧でしたでしょうか??
確かにちょいと年配のご婦人方だと戸惑ってしまうネタかもしれませんね。
映画に登場するシモネッタって、やっぱり圧倒的に男性主体のものが多いから、女優ジュリー・デルピーが自ら書いた脚本で、こんなバトルしちゃっているのが斬新に微笑ましくも痛快なのでした。
面白かったですよねー。楽しく笑えて何よりでした♪
Commented by リーチェン at 2008-06-05 22:36 x
私も最初は神経質な彼氏!と思ってたけど、最後はすごく寛大な人に見えたよ~(笑)

そして、あのお父さんとお母さんは本当のお父さんとお母さんだったとは驚き!いい親子だなぁ~~~親子トークも相当笑わせてもらったし、さりげなく国際的な関心事にも触れてみたり、ただのドタバタラブコメではないところがやっぱり好きです。

ダニエル君も出てたしね!ちょっと不思議な役どころだったけど・・・
Commented by CaeRu_noix at 2008-06-06 23:45
リーチェン さん♪
ジャックってば、最初は好感度低かったですよねー。
カビくさいだとか細かいことにうるさ過ぎー。
で、その後も特に彼のキャラの印象は別に変らないのに、最後にはいい彼氏じゃん!って思っちゃったので不思議なもの。
お似合いの2人かもーって思えました。
そして、ご両親のキャラはサイコーでしたよね。地なんだろうか・・・。
インテリな話題とシモネッタを同じテンションでトークするってめったにないタイプのロマコメだと思うし。クレバーだなって。
そう、ダニエル・ブリュールの役どころもあやしくてよかったですよねー。
ぷち革命家役に馴染みある彼だからまたぴったりで。
リンクレーターが撮った「ファーストフード・ネイション」があったせいか、FF店攻撃っていうエピソードもらしいなーって思ったりして。
ああ、楽しかった。
Commented by sally at 2008-06-26 00:14 x
かえるさん、こんばんは☆
別に意図したわけでもなく山通りに続いてのパリ映画でした^^
私は恵比寿で観たんですけど、かなりのウケ方でしたよー。
外国人の方もいたような・・・?
よくアートの世界(映画も)でもアメリカで評価されないものが
フランスではすごく評価されて、逆輸出?みたいなことも
起こりますよね。やっぱり求めるものが違うのかなあなんて
思いますが、変に小難しくならず(ジュリーはインテリっぽいので)
コメディに仕立てたところに逆にジュリーのセンスの良さを感じたし、楽しめましたー。
私的にはジム・モリソンネタがかなりツボ^^
Commented by CaeRu_noix at 2008-06-26 00:53
sally さん♪
パリな映画特集でしたのねー。私も3日後くらいに観たのですよ。
笑えるポイントには似ている要素もありつつ、大違いでもあり。
これは恵比寿で見るのがよかったかもしれませんねー。
スケジューリングの都合上、新宿に甘じてしまった私・・・。
序盤でクスクス笑えるところも周囲の席の反応がなく、寂しかったのでした・・。
フランスとアメリカの文化、人の精神性の違いって、いくらかはわかっていたと思うのですが、こうやって具体的に上げられると実におもしろいですよねー。
そうそう、アメリカ人って、そうだよねー。フランス人ってやつはーと楽しめました。
個人的にはフランス的なものが大好きなので、このアプローチにもばっちりハマれてしまいました。
政治ネタさえもおちゃらけの一環みたいな感じで語られて、気取りのないところがよかったですよね。
ホント、徹底したコメディというのがスバラシイと思うのです。
感動ドラマをつくろうとするよりもむしろカッコイイなぁって。
ジム・モリソンネタは彼が好きな理由で笑えて、その後ではさらに、ママともゆかりの深い人だったという膨らみまであってサイコーでした。
Commented by とらねこ at 2008-06-26 23:26 x
こんばんは、かえるさん。
おや、随分と大絶賛でいらっしゃいますね!
そうですね、私が見た回でも、劇場全体に笑いが起こっていて、雰囲気がとっても良かったです。
公開されて大分経ってたはずの週末で、特に割引もない日なのに、結構入ってましたし。

なんだか、この一作を見るだけで、ジュリー・デルピーのいろいろな面を知ったような気すらしました。
こういうところが、確かにウッディ・アレンテイストだったのかなーと思いました。
私も『トリコロール~』でジュリー・デルピーを初めて見ました。
Commented by CaeRu_noix at 2008-06-28 00:59
とらねこ さん♪
大絶賛でっす。おもしろかったですもん。
いえ、もちろん、ビフォア・サンセットなんかの味わいには及びませんけれど、そういう路線では仕掛けなかったところがむしろ賢いなっぁと。
笑いを前面に出したところが見事でした。
みんなで笑って和やかな劇場なんていいですねー。
イーサンの方のは結構すいていた気がするんですが、こちらは好評なのですね。口コミ効果だったりするのかなぁ。何よりです。
今まで知らなかったジュリーの一面を知ってしまいましたよね。
いえ、マリオン=まんまジュリーっていうことでもないと思うのですけど、こういう脚本が書けちゃうということは、多くの体験や思いが投影しているのかなって思いますよね。
わたし的には自分をおとして笑いをとるのがウディ風味でした。
トリコロール的にシリアスな彼女もまた観たいー
Commented by マダムS at 2008-12-27 12:12 x
コンニチワ! プチご無沙汰でした。
ロマン君の『パリ』ご覧になったかなーなんてお邪魔してみたんですが、今頃ですがこちらに。。 DVD鑑賞したので。
ほぉお~ あの両親は本当のジュリーのご両親さまでしたか! あの彼氏を交えての会話は最高に面白かったですね~ 年代が近い私には思い切りツボでした。
「ビフォア~」2本は私も大好きな作品。 ジュリーも好きです。

いつの間にか「旅行記』書かれていたんですね~お正月にゆっくり読ませて頂きますね♪ 
また来年もどうぞよろしく!
Commented by CaeRu_noix at 2008-12-28 19:24
マダムS さん♪
ごぶさたコメントめるしーです。
『パリ』はフランス映画祭で観たのですが、もう1回観ちゃうかもー。

こちらもパリものですね。
去年も今年も映画でパリの街を満喫できて嬉しいですー。
あんど、マダムは現実のパリも!
そうそう、ジュリーのご両親も俳優さんをやっていたとは私もこの時初めて知りました。
あの会話の気まずさはサイコーに面白かったですよねぇ。
ジュリーの脚本は細部までなんて面白いんだと思っていた私ゆえ、同じ年代のゾエさんの綴った恋愛ストーリーはどうも凡庸に感じてしまったのです。すみませんー。
「ビフォア」は殿堂入りしておりまする。
ジュリー・デルピーの次回監督作は、ウィリアム・ハートやダニエル・ブリュールやアナマリア・マリンカ共演でこれまた興味深く。

アンコールワット旅行記はささっと仕上げました。
時間が経つとどんどん書けなくなっちゃうので・・・。
ご覧頂けたら嬉しいでーす。
お正月はゆっくりできるのでしょうか?
来年もよろしくお願いします。
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