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タイ式★ 『シチズン・ドッグ』とアピチャッポン・ウィーラセタクン
2008年 07月 04日 |
タイ式シネマパラダイス@シネマート六本木の鑑賞メモ



タイ映画史上最高の製作費が投じられたというアユタヤ王朝のキング・ナレスワンなども観たかったのだけど、やっぱり今回のお目当ては、鬼才アピチャッポン・ウィーラセタクン!!それから、『怪盗ブラック・タイガー』の監督の新作も、見るからに美術的に好みだったので必見でした。好みのものを厳選したので、大いに堪能。


『シチズン・ドッグ』
監督・脚本 ウィシット・サーサナティアン
田舎からバンコクへ出てきた青年ポッドは、転職した職場でジンと出会う。

カラフルでポップなんだけどレトロ風味の作り込んだアート映像はやっぱりとーっても好みのものだった。ブラックタイガーよりもこっちが好きかも。何しろこちらは、タイ版アメリというのが宣伝文句になっているくらいだもの。いえ、最初はむしろ、『恋愛睡眠のすすめ』の妄想好きなうじうじガエルくんのことを思い出した。でも、そういえば私は、恋愛睡眠を観た時に、アメリを思い出したわけなので、結局似ているテイストだってことね。独特の色づかい、アートに表現された妄想世界ってやっぱり楽しい。キャラクターはみんなへんてこで小ネタも面白いったらありゃしない。ばあちゃんも最高。おもしろラブリー。これって、一般公開してもいいと思うんだけどな。
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--アピチャッポン・ウィーラセタクン作品--

『真昼の不思議な物体』(2000)
様々な人物たちが想像力で語る「足の悪い少年と家庭教師の話」が生み出す世界。監督の名を世界に知らしめた長編デビュー作。

『ブリスフリー・ユアーズ』(2002)
不法就労者の青年を主人公にタイ人女性との共生を独創的な語り口で描いた作品。カンヌ映画祭 ある視点部門グランプリを受賞。

『アイアン・プッシーの大冒険』(2003)
アーティスト マイケル・シャオワナーサイとの共同監督で作り上げた、女装の麗人が歌い、踊るモンドな西部劇ミュージカル。

『トロピカル・マラディ』(2004)
愛し合う青年の日常を捉えた前半と奇怪な展開となる後半が織り成す、様々な解釈可能な不思議な感触の作品。カンヌ映画祭 審査員賞を受賞。


鬼才バンザイ。浮遊感満点。アピチャッポン様のアタマん中を覗けて満足でした。ミュージカルもやっていたのね。根底には通じるものはあるんだけど、作風は意外と多彩。ドキュメンタリーのようなナチュラルな描写なのに、つき抜けちゃうところが面白いです。突飛さを感じながらも、同時にその流れ方、飛び方に共鳴出来ちゃう感じ。表裏一体な感じとか、自然と溶け合っちゃう感じとか、とてつもなく好きです。言葉では表しがたい感覚なんだけど、アジア人として惹かれるというか何というか。やはり作家性だよねー。

タイ映画はよいよー。
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by CaeRu_noix | 2008-07-04 23:59 | CINEMAレヴュー | Trackback | Comments(0)
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