かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
latchodrom.exblog.jp
(映画を見るのにいそがしくてブログはもう)
Top
ゲキ×シネ 「SHIRO」
2008年 07月 10日 |
劇団☆新感線のロックミュージカルを臨場感いっぱいに映像体験。
天草四郎と島原の乱の史実をモチーフにした物語が独創的なミュージカルに。



ゲキ×シネ。演劇×シネマ。
映画館の迫力あるスクリーンと音響で、手軽に舞台ミュージカルが楽しめちゃう。

劇団☆新感線って、人気があるということは知っていた。ちょっとだけ気になったことはあった。が、そもそも、舞台演劇系には、あまり興味のない私。お芝居を見るなら、映画の方が好きだしね。そして、生の舞台を見るならば、お芝居よりもミュージカルが観たい派なの。にしても、日本のミュージカルには関心は低め。ロンドンやニューヨークでお墨付きの作品ならともかく、TVでも見るような人たちも出演するミーハー路線な日本オリジナルもののチケットを、取ってみようなんて機会は結局今までなかったのだった。でも、お手軽な映像体験なら、試してみるのもいいかなーって。

ハリウッド製ミュージカル映画が、普通に1000~1800円で観られるのに比べると、まぁ若干高いかなぁという気もするだけど、音響もいいし、いいシーンをいい角度からバッチリ眺められるから、よい席が取れなかった時の生ステージ鑑賞よりも、ひょっとしてお得感はあるかも。終いには、映像だからリーズナブルにいいポジションから観ることができたという恩恵を忘れて、やっぱり生舞台を体験したいとさえ思ったり。日本語で歌われるのってちょっと苦手、って序盤では思っていたクセに、しっかりとその熱いステージに心掴まれたってカンジ。

上川隆也がこんなに歌が上手いとは知らなかった。さりげなくアイメークがされたお顔が見目麗しくってかなりときめいちゃっりしちゃったり。中川晃教は、鼻の穴が目立つので、歌う顔を大スクリーンにクローズアップにするのはあんまり・・・って思ってしまったんだけど、その歌唱力は素晴らしいよね。前に、宮本亜門演出のミュージカル「キャンディード」で中川君の生ウタを聴いたことはあったのだけど、その時よりも今回のロックな曲調にのせた歌声の方がよりよかったな。哀愁を感じる美声で聴きほれてしまう。高橋由美子も上手いのね。顔が丸かったので彼女だと確信するまでに時間がかかったが。初っ端から、杏子さんのハスキーボイスを聴けたのも嬉しく。役者やタレントのことはあんまり知らないのだけど、多方面にわたっての豪華出演者という感じなのかな。

そもそもこういう翻案、オリジナルな演出は大好きなの。バズ・ラーマンのロミジュリ系というか、時代ものを現代風に遊び心いっぱいにアレンジしたものがね。教科書に載っているような歴史上の人物が大胆に生まれ変わって、ロックを熱唱だもの、これは楽しいよね。ストーリーだけでも十分に楽しめそうな感じなのに、エキサイティングに音楽が鳴り響くから、長さも感じずに、終始ワクワク。ソロも大合唱もそれぞれに聴きごたえあって、終盤は感動で胸がいっぱいに。衣装のひとつひとつもユニークだし、見ごたえのあるパフォーマンスもあったし。こういう演劇ではお約束のお笑いの方も充実していて。多様な楽しみどころにあふれたゴージャスなエンタメだったな。おためしあれー。

前の時は、バルト9で都合のいい日のチケットが取れずに見送ったのだけど、今回は川崎チネチッタでラクラク鑑賞。ガラガラ過ぎてちょっともったいない気がするほどに。東京ではまた9月に、丸の内TOEI2で上映されるらしい。クドカンのメタルマクベスも観てみたいー。

公式サイト
作: 中島かずき
演出:いのうえひでのり
---
三代将軍徳川家光の世。九州の天草・島原では、重税と度重なる飢饉に苦しむ農民たちが、苦しみながらもキリシタン信仰を続けていた。
天草と島原には2人のSHIROHがいた。一人は、キリシタン大名の家臣の長男、島原の益田四郎時貞(上川隆也)。 もう一人は、人の心を操るような素晴しい歌声をもつ天草のシロー(中川晃教)。
[PR]
by CaeRu_noix | 2008-07-10 22:52 | CINEMAレヴュー | Trackback(1) | Comments(4)
トラックバックURL : http://latchodrom.exblog.jp/tb/8254801
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from the borderla.. at 2008-07-11 00:42
タイトル : 「SHIROH」
<ゲキ×シネ>第3弾!劇団☆新感線のロック・ミュージカルをカメラ十数台使って、臨場感たっぷりに映像として見せてくれます。ストーリーは公式サイトで。 チケット発売しているのに気づかず出遅れてしまったから、土日には取れず、最終日11月23日(水)に辛うじてゲット。でも前から3列目で首痛かった(^^; 土日だけでも2回上映にしてくれたらいいのにって思う。 ミュージカルは私もヨメさんも苦手なんだけど、進むにつれ、すっかり魅了されてた(^^) 一生懸命な2人のシロー(中川晃教、上川隆也)よりも肩の力...... more
Commented by borderline-kanu at 2008-07-11 01:04
こんばんは。
観たのはだいぶ前なんですが、トラバします。
私はどちらかというとミュージカルより芝居の方が好きなんですが、
中川晃教の歌声はぴったりはまってましたね!
個人的にはお約束のお笑いの方が好きなんですが(^^; カヌ
Commented by kusukusu at 2008-07-11 01:43 x
こんばんは。あれだけ本数を見ててここまで見ているとはさすが!
ゲキ×シネは、僕も以前に、『髑髏城の七人 〜アカドクロ』というのを見たことがあるんですが、独特の臨場感に興味をひかれるところはあったのだけど、でもこういうのを映画館で見るのはなんか、違うな−という違和感も感じました。で、その後、ゲキ×シネは結局、見にいっていませんが。でも芝居を見に行くのは高いので
(映画を何本、見れるかとつい計算してしまう。結局、映画のほうに興味があるんでしょうね・・)、だけど、どういうことをやっているのか、覗いてみたい程度に興味を持っているという場合は、ゲキ×シネで見るのが手ごろなのかもしれませんね。映画とはまた異なるパワーを感じました。あと観客が拍手しているところとかまで写っているのが妙に面白かった・・。
Commented by CaeRu_noix at 2008-07-12 11:12
カヌ さん♪
ありがとうございます。
そうそう、カヌさんのプッシュがあったから、ぜひ観てみようと思っていたのですよ。
前回の時は行ける日のチケットがとれずに断念しましたが、今回は目標会場を変更したおかげでヨユーでした。
ミュージカルは苦手派でしたっけ?
私はステージだとか大画面で見るなら、絶対音楽やダンスを楽しみたいんですよねー。
が、ミュージカルの日本語の歌詞の歌はちょっと苦手なんですよ。滑稽に響くから。
でもでも、これはロック調のものが多かったので、自然に聴けました。
中川晃教の歌声はよかったですねぇ。
ノーマルな舞台演劇の場合なら、観る人より作り手が楽しいんじゃないかと思ったりして・・・。
やはりお笑いも必須ですよねー。
Commented by CaeRu_noix at 2008-07-12 11:16
kusukusu さん♪
これはシネコンでやっていたので新作映画とまとめて観ましたよ。
1本目の映画が終わる時刻と、このゲキシネが始まる時刻がほとんど同じという強引なスケジューリングでしたが・・・。
それよりも、kusukusu さんが劇団☆新感線ものをご覧になっていたとはヒジョーに意外です。w
そうですね。なんか、違うなーという思いは確かにありました。スクリーンの中のお客さんが大熱狂しているのに、こちら側の自分のいる空間はシーンとしていて、すごく寂しいものがありました。臨場感は確かに感じるんだけど、LIVEならではの一体感というのはもちろんありませんからね。外側にいる自分をヒシヒシと感じるのでした・・・。
どうせなら、同じ内容でいいから、映画用に別口で撮影して、もっと凝った編集の仕方をしてみて、一つの作品にしてほしいと思いました。
でもそう、同じお金と手間ヒマをかけるなら、私は劇団四季を観に行く方を選ぶと思うし、名作ミュージカル映画を何本も観られる方が個人的には幸せかなと。
が、あくまでも手軽に味わえるということで、この企画の意義はありますよね。
<< 7月12日の公開映画ちぇーっくなど PageTop 『ぐるりのこと。』 >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Beige Shade by Sun&Moon