かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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「青春のロシア・アヴァンギャルド」展
2008年 08月 17日 |
Bunkamuraザ・ミュージアムの「青春のロシア・アヴァンギャルド」展に駆け込みました。



私が首都圏で一番最初に訪れたのはたぶん、この「ザ・ミュージアム」でやっていた"シャガール展"だったんじゃないかと思い出すのです。
若者の街渋谷で(って、その当時は私もワカモノだったけど、、)喧騒を逃れて、静かに絵画を眺めるというのは、とても優雅な気分になれたものでした。

そんなわけで、まずはシャガールの作品から始まっているのが嬉しい。
ロシアの画家の名前なんてほとんど思い浮かばないけれど、一にも二にもシャガールは大好き。

1999年に開館したモスクワ市近代美術館は、20世紀前半に花開いた“ロシア・アヴァンギャルド”の中心的な役割を果たした画家たちの作品を所蔵する美術館なのだそう。そんなモスクワ市近代美術館の所蔵作品が日本で初めてまとめて紹介されている本美術展なのですって。

革命後にパリからロシアの生まれ故郷に戻ったマルク・シャガール、そして、カジミール・マレーヴィチ、ナターリヤ・ゴンチャローヴァ、ミハイル・ラリオーノフ、ワシーリー・カンディンスキー、アレクサンドラ・エクステル。

それから、ずっと前に、よしださんがそのタイトルを紹介してくれたことで、私も4年ほど前にVIDEOで鑑賞した映画『ピロスマニ』(69)で描かれていたその画家の作品も大きく取り上げられていたことが嬉しかったのです。一昨年も、『火の馬』の併映でパラジャーノフの短編『ピロスマニのアラベスク』を鑑賞する機会に恵まれたのですが、これまた感性にうったえるステキな映像作品で、グルジア生まれの画家ピロスマニへの興味も増したのでした。
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そんな映画の中で見覚えのあったニコ・ピロスマニの絵画を目にすることができたのは感慨深いものでした。その画家の孤独な人生に思いを馳せずにはいられなくて、それ以上の有名画家の作品を鑑賞するよりも味わい深かったりしました。その構図やタッチも好みのもので。ピロスマニ作品コーナーだけが、壁が黄色だったのだけど、これが絵の藍色の空と絶妙なコントラストになっていて、絵が映える感じでよかったのです。

Ⅰ-1 西洋の影響とネオ・プリミティヴ
Ⅰ-2 見出された画家ピロスマニ
Ⅱ   マレーヴィチと抽象の展開
Ⅲ   1920年代以降の絵画

マティスらのフォーヴィズムの影響、ピカソらのキュビズムの影響。ゴーギャンに影響を受けて、立ち上がったネオ・プリミティヴィズム。その要素の一つ一つが元々自分の好みのものであったりして、総じて、ロシア・アヴァンギャルドの流れにある作品は好きなタイプという感じで、魅力を感じるものが多くありました。抽象的なものの方がビビビっとくるものがあったりして、好きなのです。

ロシアは偉大な芸術の国だったのに、スターリンのばか。


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by CaeRu_noix | 2008-08-17 23:58 | Art.Stage.Book | Trackback(1) | Comments(4)
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Tracked from la Casa del .. at 2008-08-18 23:59
タイトル : 『青春のロシア・アヴァンギャルド』展
                    〜モスクワ市近代美術館所蔵;シャガールからマレーヴィチまで〜             『青春のロシア・アヴァンギャルド』展 会期:2008年6月21日(土)−8月17日(日) 開催期間中無休 開館時間:10:00−19:00(入館は18:30まで)毎週金・土曜日21:00まで(入館は20:30まで) 毎日うんざりする暑さの中、都内に出たついでに友人からチケットをもらっていたBunkamuraザ・ミュージアム で開催中の『青春のロシア・アヴァンギャルド』展を...... more
Commented by rubicone at 2008-08-18 23:56 x
いつも通るたびに気にはなっていた美術館なのですが私はこの展覧会が「Bunkamuraザ・ミュージアム」デビューだったかも、です。
しかし、思いきって入場したこの展覧会は素晴らしく、そして充実していて大満足~!!カンディンスキーの具象画に巡り会うとは、またシャガールも見慣れた作品群とは全く違う表情を見せているようで驚きでした。でも、初めて見る画家の作品の魅力的なことに全く参りました!!一々足を止めて、しげしげ見入ってしまいました。すごいなぁ、魅力的だなあって。
ほんとに、ロシア革命って何だったのだろう、これがなかったらどうなっていたんだろう、とつくづく思ってしまいますよね~!
Commented by CaeRu_noix at 2008-08-19 01:37
rubicone さん♪
ザ・ミュージアム、初体験おめでとうございますー。
空間的にもボリューム的にもハイレベルの美術館とは言えない感じなのですが、ついでにサラリと立ち寄れるのが魅力なのでした。
それだけのために上野の美術館などに行くのは結構億劫で・・・。
そうそう、1Fのギャラリーでやっていた「グラハム・クラーク」展の作品も気に入ったのでした。充実感もUP。
そして、このアヴァンギャルド展も素晴らしかったですよねー。私、カンディンスキーがロシアの出身だと、ちゃんと認識していなかったかもです。名前はいかにもスラヴっぽいのに。
そうなんですよ。初めて知る名前の、美術の教科書にはでてこないような画家の作品が意外にも魅力的だったりするんですよね。ニッポン人はとかく、超有名画家の美術展ばかりにこぞって押しかけるけど、自分の感性にびびっとくる作品は、必ずしも有名なものばかりじゃないんですよね。そういう発見、出会いがとても嬉しいのでした。

スターリンのやりくちといったら、『翌日戦争が始まった』という映画のことなどを思い出し。
たかだか半世紀程度の己の利得のために、人類の宝物の芸術を殺さないでーって叫びたくなります。
Commented by とらねこ at 2008-08-21 08:26 x
おはよーございます、かえるさんっ

アナタガワタシニクレタモノ
しゃがーるミタイナアオイヨル

というジッタリン・ジンの曲を聞いて以来、シャガールの名が気になって、図書室でシャガールを調べたのを思い出します。

ところで、私も行ったことありますよー。シャガール展。私もシャガール大好きです!
ザ・ミュージアム、企画が面白い時もあって、それがいいんですよね。
コチラと迷って上野を選んでしまった私がなんなんですが‥
Commented by CaeRu_noix at 2008-08-21 21:22
とらねこさん♪
しゃがーらしゃがーりしゃがーれ
キリンガサカダチシタピアス
シャガールみたいな青い夜をもらいたーい。
私の行ったシャガールのシャガール展は、ジッタリンジンの歌よりも前だったような気がしますー。
ジッタリンジンのその歌は友達がカラオケで歌っていて知ったのでした。
数少ない私にも歌える曲でした。(メロディが単純だからーw)
おお、とらねこさんもシャガールがお好きとは嬉しいですー。
でもでも、上野へ行ってしまったのですねぇぇ。ww ふぇるめーる?
ザミュージアムのでは、この後のミレイ展も気になりますー。
秋にはミロス・フォアマンのゴヤな映画が公開されるけど、同時に美術展も企画されたりしないかなぁー。
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