かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『881 歌え!パパイヤ』
2008年 08月 25日 |
ただショーを見せてくれればオッケー。

ゲータイ(歌台)の歌手になることが夢だったリトル・パパイヤとビッグ・パパイヤの2人はパパイヤ・シスターズを結成する。



シンガポール映画というのは、ほとんど観たことがない。『フォーエバー・フィーバー』をVIDEOで観たくらいかな。実際にシンガポールに行ったこともないので、未知の国の文化を垣間見ることができて楽しかったな。いやしかし、こういうハチャメチャな映画が、自国で大ヒットしたというのはスゴイというか不思議というか。

旧暦の7月、先祖の霊を楽しませるためにシンガポールの国内500ヶ所以上で開催される歌謡ショー、ゲータイ(歌台)。夏祭りイベントという感じなんだけど、もとは伝統的なものでありながら、形式ばったところはなくエキサイティングに突っ走っていくから面白い。そんな派手な歌謡ショーのビジュアルに音楽映画というのが楽しみにしていたポイント。でも、いわゆる「歌謡」な曲調って、独特のリズムなんだよね。音楽映画はメタルでもクラシックでも何でもOKと思っていたけど、この古めかしいド歌謡曲はさすがにちょっと好みじゃないかもっていう感じだった。ライバルのドリアン・シスターズの歌は、テクノアレンジされていたので、そっちの方がノリノリで楽しめたな。

ギャグのテンポにもイマひとつノリきれず。こういうおバカさは嫌いじゃないんだけど、自然におかしさに引き込まれるってことはなくて、ここは笑うところなのか何なのか、戸惑ってしまう場面やネタが時々あった。それと、マネージャー的存在のおばちゃんの台詞の字幕が関西弁になっていたのがいただけず。あのおばちゃんの声の感じや話し方は、決して関西弁が適切だとは思えないのに・・・。その違和感のある関西弁訳で、更に笑えなさがアップしちゃったのが不満。関西弁って、耳で聞く分にはそのテンポがいいのだけど、読むのは不向きで、ちとイラつくものなのかもしれないなぁ。というわけで、笑えないどころか時々不快感におそわれ・・・。これって、映画の作り手のせいじゃないのにね。

中盤はやや置いてきぼりだったけど、クライマックスの歌謡バトルはとっても見ごたえアリで楽しめた。弾けるエンタメ。小林幸子の紅白歌合戦出演時の衣装を参考にしたとかしないとかいう羽飾り系満載のゴージャスにド派手なステージ衣装が次から次へと登場。胸からビームな演出だとか何でもアリな弾け方が楽しいったら。中盤はまったり目だったその歌も、バトルのシーンでは華やかさが感じられ。ようやく賑やかショーではエンタメを満喫。

なんかビミョウな映画だったなぁという思いは残るのだけど、クライマックスのショーバトルにエンタメな見ごたえがあったのでよし。
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by CaeRu_noix | 2008-08-25 01:25 | CINEMAレヴュー | Trackback(2) | Comments(4)
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Tracked from 龍眼日記 Longan.. at 2008-08-28 21:34
タイトル : 881 歌え!パパイヤ
注)ネタバレしてます。 シンガポールで旧暦の7月に死者の霊を楽しませるために行われるゲータイ(歌台)。 子供の頃からゲータイの歌手になることが夢だったビッグ・パパイヤ(ヤオ・ヤンヤン)と リトル・パパイヤ(ミンディー・オン)はある年のゲータイで出会い、 義理の姉妹の契りを交わしパパイヤ・シスターズを結成。 お針子のリンおばさん(リウ・リンリン)と息子のグアン(チー・ウーユー)の 協力のもと2人はゲータイの人気歌手となる。 それをおもしろく思わないドリアン・シスターズが出現して歌謡バト...... more
Tracked from レザボアCATs at 2008-09-03 11:10
タイトル : 114●881 歌え!パパイヤ
シンガポール映画って、すごく珍しい!とそれだけで見に行った作品。これ、シンガポール映画で、本国では、去年'07年で10人に一人が見ているという、大ヒット作らしいと聞いて、思わず期待してしまったのでした。音楽映画好きだし。... more
Commented by sabunori at 2008-08-28 22:01
かえるさん、にいはお〜ん。
歌謡曲調の曲、かなーり気に入ったわたしめでございます。(笑)
リンおばさんのセリフを関西弁にしたのはしゃべっている言葉が北京語ではなく
福建語だったから、そのへんを出したくて関西弁にしたんでしょうねー。
次回シンガポールに行く時はゲータイの時期にあわせて行くことに決定!です。
Commented by CaeRu_noix at 2008-08-30 09:15
sabunori さん♪
おお、音楽的にも楽しめましたかー。それはよかった。
私はちょっとダメだったんですが、テクノヴァージョンの方は気に入りましたよー。
シンガポールのことはほとんど知らなくて、多民族国家というのは知っていたけれど、このたびもらった冊子に目を通して、中国系が7割強と知り、フムフムと思いました。
で、中国系では、北京語が普通語である中で、この作品はほとんど初の福建語映画ということで、そのへんも注目に値するところだったんですね!
というわけで、福建語をしゃべっていたおばちゃんの台詞が関西弁字幕になっているというのは、よいアイディアなのかとと理解はできたんですが、感覚的にはどうも受け付けず、わたし的にはOUTな試みでした・・・。残念。

ホント、シンガポールに行くならば、ゲータイの季節がいいなぁって私も思いましたー。
最近、職場でお土産のマーライオンチョコが配られた時も、この映画のことに思いをはせました。
アジア独特のパワーっていいですよねー。
Commented by とらねこ at 2008-09-03 11:08 x
おはよーございます、かえるさん★
ドリアン・シスターズの方が面白かったですね!
途中、なんでこんなに戦っているのか、分からなくなってしまったかな(笑)
観客を思いっきり置いてけぼりにした感じがあったのですが、それはそれ、シンガポールの人達はものすごく喜んでいたんでしょうか。
私は、なんだか、チラシをチラ見しただけで、これを見るのを決めてしまいましたw
でも、映画ファンやってて、ハズレを恐れるなんて、片手落ちですよね!負けないゾ~!
Commented by CaeRu_noix at 2008-09-04 22:56
とらねこさん♪
ドリアン・シスターズのステージの方がエキサイティングでしたよねー。
確かに、何であそこまで熾烈な争いをしていたのかはわからない。
そういう歌合戦なんでしたっけ?何かを賭けていた??
物語展開はいろんな意味で謎だらけでしたー。
そうそう、これが自国で大ヒットというのが非常に不思議で・・・。
ということは当然、しんがぽーるの皆さんは、笑いにも泣きにも歌にもちゃーんと着いていったということなんでしょうかー。すげー。
香港映画の盛りだくさんエンタメに近いノリがあるなぁって思うけど、物語だけを切り取ったらもっと支離滅裂かもー。
どっと疲れちゃう部分もありましたが、わたし的にはとにかく対決シーンの派手さがおもしろかったのでよしとしていますー。
評判がイマイチだったとしても、珍しいシンガポール映画で音楽ものときたら、観に行かなくちゃ気のすまなかった私ですしー。
こんな珍味もよい経験です、きっと! 目からビーム出しとけー
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