かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
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『落下の王国』 The Fall
2008年 09月 23日 |
物語は続く。冒険は続く。落ちても落ちても。

1915年のアメリカ、映画の撮影中に落馬して脚に大怪我をしたスタントマンのロイは入院する病院で、木から落ちて腕を骨折した5歳の少女アレクサンドリアと出会う。



ターセムといえば、多くのCMを手がけ、ジェニロペ主演の『ザ・セル』で、妖しく幻想的な映像美を見せてくれたクリエイター。牛が輪切りになる映像は忘れられない。あのターセムが、自らの資金で、撮影に4年をかけて、13の世界遺産を含む世界24カ国を回って撮りたいものを撮ったなんて素晴らしい。その映像をスクリーンで観られるというだけでこの上なくワクワク。

TVのドキュメンタリー番組や写真によって、この地球上には広大な美しい風景がたくさん存在することを知り、いつか旅行にでかけてこの目で見てみたいと思うのだけど、それを実現することはままならないもの。それをターセムがやってくれて、スクリーンサイズで届けてくれるのだから嬉しくなっちゃうよね。こんなことをやる人は他にいないでしょう。身近で撮れない美しい風景はCGで描く方のも一般的な今の映画製作事情だから、そこまでして映像美にこだわったターセムの稀有な試みには感嘆。そう、偽物じゃなくて、本物を見たいの。映画はロケーションありきだよね。

映像は圧巻だけど、物語がちっとも面白くない映画であることも危惧していたんだけど、現実パートの雰囲気もいい感じで、子役の女の子の無邪気さが、トレイラーで見た印象よりも数段よくて、思いのほか物語世界も気に入っちゃった。映像が主役の映画でありながら、「物語」についての映画であるというのはすこぶる好みなんだよね。『DUST ダスト』よろしく、主人公の創作で語られる物語が映像化されるのって好きなのだ。何しろ、5歳の女の子相手に語られる即興のお話なので、その活劇のストーリーはシンプルなものなのだけど、なんてことはない作り話が壮大にビジュアル展開される映画的アプローチに魅了されてしまうの。物語は変貌していくのだ。

どこかで見たことのあるような画なんだけど、象の水中スイミングにはクラクラしちゃった。楽しみにしていた映像は、主に砂漠の風景や建物だったのだけど、そればかりじゃなくて水にまつわる映像もあまりにもステキ。フィジーの孤島にも湖上の宮殿にうっとり。この地球にはこんな絶景があるのかということに驚き、自分が訪れたことのある場所を目にしても心踊る。出身国だからか、インドの場面が多かったのも嬉しかったな。変奏される異国情緒にときめくばかり。北京五輪開会式典のコスチュームも手がけた石岡瑛子さんの衣装も空想の冒険物語にふさわしい美しいインパクトがあって、キャラクターをより魅力的にしてくれた。

「落下の王国」という邦題はイメージを変えてしまうけれど、「The Fall」という切り口にもまたグッとくるものがあった。「アリスは落ちながら」という短編小説と「重力ピエロ」のことをふと思い出しながら。現実世界においては、重力には抗えない私たち。オレンジの木から落ちた少女が落馬したスタントマンと出会う。重力の作用のまま、身体の落下によって、肉体は傷つき、同時に精神も深く落ちていってしまうのだった。だけど、一つの出会いによって、ささやかな出来事の積み重ねによって、物語の構築によって、人は心を重力から解放できるのだよね。そんなことも感じられる希望の物語。

そして、最後に映し出されたチャップリンやキートンなんかのつぎはぎサイレント映画の素晴らしさにも大いに感銘。CM界のイマドキクリエイターの作品は、古き良き映画などとは対極のイメージだったというのにね。カラフルな衣装を見にまとった戦士たちの活劇をクリアな映像でさんざん目に焼き付けた後で、独特のリズムをもったモノクロームの古いフィルムが映し出されるというのは、落差の効果もあって、微笑ましくてすこぶるステキだった。こうやって映画というものが作られ続けてきたのだなぁ、スタントマンたちは昔からこんな風に体当たりでがんばっていたのだなぁ、映画を楽しむ人々の姿も普遍的なんだよなぁってことに胸がいっぱいになるの。
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by CaeRu_noix | 2008-09-23 11:02 | CINEMAレヴュー | Trackback(15) | Comments(20)
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Commented by とらねこ at 2008-09-23 15:09 x
こんにちは、かえるさん♪

>だけど、一つの出会いによって、ささやかな出来事の積み重ねによって、物語の構築によって、人は心を重力から解放できるのだよね

さすがの一言ですね。圧巻です。
こういう一言を、批評家は用意しなければいけない。

私はこの物語、おそらくそれほど好きでない人も多いだろうけど、自分には結構お気に入りになりました。
いつかTBしますね!
Commented by CaeRu_noix at 2008-09-24 14:47
とらねこさん♪
てしぇっきゅるえでりむ。
そうこういう一言を用意してほしい。常に用意したいー。w
午前中に書くと、わりと頭がクリアでよいです。

そう、これって、毎度おなじみの、「ストーリーに深みがない」とか言う感想が出てしまいそうなタイプですよね。
でも、私はとても気に入ったし、深く落ちてきましたよー。
とらねこさん的にも、イマイチとかではなくてよかったですー。
レヴューお待ちしていますー
Commented by tomozo at 2008-09-26 11:09 x
私、すっごくこの映画気に入っているんです〜。
子供に語る夢物語だから、確かにお話しに深みがないけど、
それを補ってなお力強い映像の力に
ノックアウトされました〜。

子供が子供らしいのもポイント高いですね。

そして最後の「サンキューサンキュー」にやられました。
この監督の映画への愛が感じられますよね〜。
Commented by CaeRu_noix at 2008-09-27 22:32
tomozo さん♪
わーい、嬉しいです。私も期待どおりに気に入りましたよん。
そうなの。ちっちゃな子ども相手に即興でつくったお話なのだから、シンプルで当然なんですよね。だって、彼は小説家じゃなくて、スタントマンなんだもの。
だけど、そんなインスタントな物語が本物の絶景の映像によって、何倍ものスケールで広がっていく感じがそれはそれはそれはよかったです。
クラクラしちゃう映像美でしたー。
このアレクサンドリアちゃんはハリウッドのこまっしゃくれ子役とは違ったナチュラルな可愛さがありましたよね。
ホント、ラストは感動で胸がいっぱいになりました。
スタイルだけじゃない。映画愛にきゅーん。
Commented by ゆるり at 2008-09-28 20:34 x
かえるさん、こんばんは。

ターセムさんは映画を愛してるんですねぇ。
サイレント映画を見るといつも淀川長治さんを思い出すんですが、
淀川さんにもこの作品を観て語って欲しかったなと思いました。
それくらいよかったヾ(〃▽〃)ノ

それから、普段どちらかというと音をうるさく感じてしまう方なんですが、
この映画での音楽の使い方にはググッときましたよ。

そういえば、象の泳ぐシーンは「アース」でも出てきましたが、
そこに物語が絡むとワクワク感が全然違うのねぇ〜と、認識。
Commented by CaeRu_noix at 2008-09-29 20:14
ゆるりさん♪
よかったですよねー。
ターセムさんがこんなに映画を愛している人だとは初めて知りました。
CMやPVの映像クリエイターのやっていることって、ある意味では、歴史ある映画というものをボートクしているような部分がなきにしもあらずかなぁなんてことを思ったりもするんですが、こうやって、既存の作品・フィルムそのものにオマージュを捧げているのをみると、嬉しくなっちゃいますね。
ヨドチョウさんは、この映画を気に入ってくれるかは微妙な感じもしますが、ヨドチョウさんにあのフィルムの解説をしてほしいですねー。
何の映画が映し出されているのか知りたいよー。

そうですね。私もハリウッド大作でお馴染みの交響曲な映画音楽はうるさくて大嫌いなんですよ。現代活劇にオーケストラ使うのはやめれーっていつも思います。その点、本作の音楽はよかったですよねぇ。センスが感じられ、心地よかったっす。

そっか、象はアースでも泳いでましたっけ? あれは物語がなかったですよね。同じ自然ドキュメンタリでも、「皇帝ペンギン」や「北極のナヌー」なんかは物語性があって好きだったんだけど。景色ばかりでなく、動物が登場するのは、そりゃもう嬉しくてー。
Commented by シャーロット at 2008-09-29 20:22 x
こばは♪
スタントマンのインスタントなお話、結構聞き入ってしまえました。
素晴らしい映像美にクラクラしますよね。そうそう、ホンモノが見たい!
かえるさんはいくつか訪れた事があるのでしょうね。

それにホンモノのアクションが昔の映画にはちゃんと息づいていたんですよね。チャップリンの映画も出てくるなんて夢にも思わず・・・もうストンと落ちましたです。真面目にこんな映画を待ってましたよ~。
それと象って泳げるんだぁなんて正直驚いて;
あの海の透明度にもクラクラ。私の知らない世界はまだまだたくさんあるんだな・・・映画でたくさんそんな世界を体感しました。
Commented by CaeRu_noix at 2008-09-30 07:26
シャーロット さん♪
ロイの即興物語は魅力的でしたよね。
これもしかしたら、耳で聞くだけだったらそんなには聞き入ることができなかったかもしれないんだけど、何しろ映画の観客の私たちには、本物の地球の絶景がスクリーンで見られちゃうのだから、物語世界に引き込まれずにはいられないー。
映画を見た後、ロケ地が気になって仕方なかったです。公式サイトに結構のっていたから嬉しかったし。

そう、ナミビアなどにはもちろん行ったことはないけれど、インドでは訪れたことのある建物が映ってすごく嬉しかったですー。ファティプール・シクリとか。
ラストのモノクロフィルムは本当に感動的でしたよね。今だって、スタントマンさんは体を張ってがんばっていることは変わりないけど、昔はCG処理なんかができなかった分、危険に体当たりすることも多かったのかもしれませんよね。
フィジーの青い海にはクラックラでしたよね。CMで見るのとは違う迫力で。

コッポラ蝶の方で、ルーマニア女優アレクサンドラ・マリア・ララの話をしていたんだけど、こちらの少女もルーマニアのコで、役名が似ているアレクサンドリアな偶然。
Commented by SGA屋伍一 at 2008-10-03 21:22 x
「落下」とは「重力の束縛」でありますか。なるほど(ぽむ)
確かにお話を語りながら「だってどうしてもこういう風になっちゃうんだもん。仕方ないんだもん」と涙目で訴えるロイくんは、いろいろ束縛されてるというか、「融通の利かんやっちゃなあ」と思いました

いろいろ出てくる世界の風景では、終盤出てくる階段だらけの建物と、悪の本拠地にされてた青い家がいっぱい並んでる町が特に気に入りました

この世にはまだまだわたしたちの知らない絶景がたくさんあるのですね
Commented by CaeRu_noix at 2008-10-04 22:35
SGA屋伍一 さん♪
重力に抗いたいと思って生きているんです、私は、たぶん。
だからというか、なんというか、空を飛ぶシーンなんて無性に好きだし。
それは物質的なことだけでなく、精神的にもってことですよね。
落ちることも舞うこともそんなに大きくは違わないかもー。(違うか。)なるぽん。
ロイくんはだって、もうスタント仕事はできないどころか、歩けない体になったんですよね。失恋がセットでそんな状態になったら、ウジウジ融通の利かない奴であるのもしょうがないかなぁと。潜水服が蝶の夢を見る悟りにはまだたどりついていなかったんですよね。

階段だらけのところはトレーラーで注目してました。すごくいいデザインですよねー。tomozoさんに教えてもらったんですが、あれはbaoriとかいう階段式の井戸なんですって。ここに行ってみたいよーって思いました。インドのどのへんかなぁ。青い家の街もステキでしたね。
この美しい地球を破壊するようなことはするんじゃなーいって思いますよねぇ。
あの世にもきっとあなたの知らない絶景があることでしょうー。
Commented by ぺろんぱ at 2008-10-05 17:04 x
こんにちは。

私も観てまいりました。これは「やっぱりスクリーンで観るべし!」の作品でしたね。
しかし意外にも現実世界の物語に心打たれるものが大いにあり、これからもターセム監督にはCM作りと併行して(^_^;)数年に一度はこんな長編をプレゼントして欲しいなと思いました。

タイトルに付いては、私も原題と邦題の変化に(いい意味で)心を引くものがありました。観念的か叙情的に彩ったものか、の違いを感じたのですが・・・。

私も象が泳ぐシーンには観惚れました。(*^_^*)
故・水野さんじゃないですけど「映画っていもんだなぁ~」ってあらためて感じた作品です。
Commented by CaeRu_noix at 2008-10-06 01:25
ぺろんぱ さん♪
べしべし。これは劇場鑑賞しないなら、もはや観ないでくれって感じですー。
そうなんですよ。南アで撮影したという原題パートの病院内のシーンが思いのほかすてきなものでしたよねー。筋書き通りにアメリカでロケしたなら、おそらくこういう雰囲気を醸し出すことはできなかったんじゃないかと思えるような独特の質感がありましましたし、彼らの病院生活の物語もそれはもう心惹かれるものでした。
そうそう、ターセムさんには、また時には私財を投げうって?スタジオは撮りたがらないような素晴らしき映画を手がけてほしいですー。CMでじゃんじゃん稼いで、映画づくりにつぎ込んでくれー。
邦題というものは、かねがね映画のテーマを無視した宣伝作用重視で日本語感がセンスないものが多いのですが、これはまぁ、気持はわかるって感じの邦題ですよね。Fallそのものに対するアプローチが好きな渡井ではありますが。
象スイミングにはクラックラでしたよねぇ。ほぼペーパーダイバーな私がいつか潜りに行きたいスポットはパラオとモルジブでしたが、フィジーにもとりあえず行かなくちゃーって思いました。象連れでー。
映画の可能性にわくわくするばかりですよねー。
Commented by 狗山椀太郎 at 2008-11-05 00:05 x
こんばんは。
私は高いところから落っこちる夢をよく見るもので、この『落下〜』と邦題のついた映画を見るのは、実のところややコワゴワな気分でもありました。でも、観て良かった。映像はもちろんのこと音楽も良かった。仏映画『アレックス』とは全然違う雰囲気ではあるものの、ベートーヴェンの交響曲7番がどどーんと流れてきたときは嬉しくなりました。
まあ「ストーリーに深みがない」とか言う感想もアリかと思いますが、私にとっては深みとかストーリーの内容とかはこの際どうでもよくて、とりあえず「見た目のインパクト・面白さ」で突っ切ったエンターテイメント性を買いたいと思います。
Commented by CaeRu_noix at 2008-11-05 10:21
狗山椀太郎 さん♪
落ちる夢って、見ますよねー。
実際問題、高いところから落ちることはとても危険だけど、でも私は落下そのものにはとても魅力を感じます。地面に叩きつけられたその瞬間とその後が恐ろしいだけで、そこに至る前の落下にはむしろ恋い焦がれているかも。スカイダイビングはやってみたいんですよねー。
本作のロケーションは素晴らしくて、映像は本当に見ごたえありましたよね。そうそう、音楽もとてもよかったです。幻想的に響きました。ベートーヴェンづかいはエクセレントでしたよね。同じようなオリジナル交響曲などを使うのよりも断然かっこいいっす。
「ストーリーに深みがない」という言い方、私はかなり嫌いです。面白くなかったって言えばいいじゃんね。深さに言及するなら、深みが足りないのは、鑑賞者のうちにあるものじゃないのかなぁと思いますのですよ。深みを感じるか否かは受け手の感受性、思考力次第かと。映画の深みというのは、必ずしも脚本上のプロットでのみ表現されるものではないと思いまし。テーマの深みというのはにじみ出てくるものだと思うんですよね。
なんてことを思いつつ、ポイントはどこであれ、椀太郎さんも本作を楽しめて何よりでした。
Commented by Minita at 2008-11-13 17:40 x
かえるさん、こんにちは~!
遅ればせながらみました!やっぱり大好きな作品でしたよ。
映像の美しさと、アレクサンドリアのすきっぱにやられましたね~。
「象が泳ぐ映像」といえば、グレゴリー・コルベール展でもモノクロの
フィルムを見て、本当に美しくて感動したのを思い出しました。

かえるさんがおっしゃるとおり、
カラフルな映像と最後のモノクロの古いフィルムの落差が
たまらなくよかったです。
映画っていいなあ~とあらためて余韻に浸ってしまった・・・・。
Commented by CaeRu_noix at 2008-11-14 23:02
Minita さん♪
祝劇場鑑賞。気に入ってもらえてよかった、よかった。
本当はバルト9で観たかった。余裕があったら、私ももう一回観に行きたかったほどでした。
すきっぱがまた可愛かったですよねー。よくぞこんなナチュラルに可愛い子を見つけてきたなぁと。
おお、グレゴリー・コルベール展、行きたかったです。そこでもそういう映像があったのですか。ゾウの写真があったのは憶えていますが。
でっかい陸の動物のゾウが泳いじゃう姿が、スクリーンいっぱいに映し出されるってすんごく感動的ですよねー。
そうなの。さんざんクリアな美しい風景を見た後に、古びたフィルムが回るのは、何ともいえない趣がありましたよね。ウマいなぁ、ヤラれたなぁって。

あ、私が『レッドクリフ』のCGな風景映像にゲンナリしちゃうのは、こういう本物映像の魅力を知っているからに違いありませーん。w
Commented by kimion20002000 at 2009-05-29 13:20 x
TBありがとう。あの象の泳ぐシーンも彼は以前、CMで撮影していて、土地勘があったみたいですね。この監督は、映画の世界で張り合おうと言うことより、自分の昔からのこだわりを、映画の世界で遊んだ、という感じかしらね。
Commented by CaeRu_noix at 2009-05-31 10:55
kimion さん♪
ターセムはCM撮影の際にロケして観てきた世界のすばらしき風景をこの映画に収めまくってくれたんですよね。映画の道一本できた映画監督から見たら邪道な道なのかもしれないけれど、そういう経験をもったターセムがいてくれたおかげでこういう映画がつくられたことがとてもうれしいです。実経験と資金力の薄いビンボー映画作家にはこういうロケの敢行は不可能でしょうけど、CMっていうのは映画よりTV番組制作より資金が豊潤なものであったらしいですから(不景気な今はまた変化しているのでしょうけど)CM上がりばんざーいです。
Commented by margalin at 2009-06-01 18:21 x
TBのお返し、ありがとうございました。
ウチのTB第一号でして、大変嬉しかったです。

「落下」というメインテーマ、「物語を語る」というサブテーマ、それらを彩るCGなしの贅沢な実写風景、と‥‥どれもクリエーターなら一度はやってみたい、センス溢れる映画でしたね。
おまけにカティンカ・アンタルーとリー・ペイス という(無名ならではの)最強の主演コンビ!
サイレント映画のオンパレードも感動でした。本当に、ターセム監督には感謝!です。
(劇場で観られなかったのが、改めて口惜しいです)

「物語」についての映画…『DUSTダスト』はかえるさんのレビューを読むまで忘れてました。
確かにあちらも話の途中で兵隊の数が変わったりして、似たような面白さがありましたね。
興味深いテーマだなぁと関心していたのを思い出します。
Commented by CaeRu_noix at 2009-06-02 01:08
margalin さん♪
こちらこそ、コメントありがとうございますー。
おお、TB第一号とは光栄です。
TBって、同じブログから年中飛んでくるのは、いちいち返すのが面倒で省略しちゃうこともしばしばあるのですが、このたびは見覚えのないブログ名だったのでお返しをしてみた次第なのですが、それはよかったです。

以前から、そして最近もしょっちゅう言っているんですが、私は小説を映画化する等の企画があまり好きではないんですよね。にストーリーテリングの緻密さなんかは小説世界にまかせればよいじゃないと思うのです・・・。やはり映画はまずは映像で勝負ですよねー。こういう監督が純粋にやりたいことを追求した独自スタイルの映画は本当にいいなって思います。CM風だって、PV風だって、オリジナル作品は二番煎じものよりいいじゃないかって思えます。DVDがほしくなってきたー

『DUST』も興味深く素晴らしい映画でしたよねー。物語内物語って、小説でも映画でも本当に面白い手法で、もはや珍しくもないんだけど、感じ入ることも多い普遍的なテーマですよね。人間は物語なしで生きていけないのでしょうね。
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